JP2582131Y2 - 美顔用マスク - Google Patents

美顔用マスク

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JP2582131Y2
JP2582131Y2 JP1993006537U JP653793U JP2582131Y2 JP 2582131 Y2 JP2582131 Y2 JP 2582131Y2 JP 1993006537 U JP1993006537 U JP 1993006537U JP 653793 U JP653793 U JP 653793U JP 2582131 Y2 JP2582131 Y2 JP 2582131Y2
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konjac
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facial
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久雄 岩本
一郎 小林
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鐘紡株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、顔を覆うように顔面に
当てて用いる美顔用マスクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、顔の皮膚に潤いや艶を付与す
る効果を奏する美容用品のひとつとして、美顔用マスク
が使用されている。この美顔用マスクは、一般に人面形
状を呈し、顔全体を覆うように顔面に当てて使用される
ものであって、その素材としては、可撓性を有する不織
布、繊維布等が用いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のように不織布や
繊維布を用いた美顔用マスクは、その素材自体が美顔効
果を奏するものではないため、使用前に別途準備した化
粧水や化粧クリーム等の化粧料を塗布して使用すること
が必要とされている。また、美顔用マスクは、一般に睡
眠時間等を利用して長時間にわたって使用することによ
りその効果を発揮するものであり、就寝時に長時間使用
していると顔が熱ってくることを免れず、熟睡が妨げら
れるという問題を有していた。
【0004】そこで、このような問題を解決し、気持ち
良く美顔処理を実施することのできる美顔用マスクとし
て、実開昭59−48325号公報において、冷感効果
を付与した美顔用マスクが提案されている。しかしなが
ら、この美顔用マスクは、冷感効果を得るためにわざわ
ざ冷却剤を個別に収容しなければならないものであり、
使い勝手が悪く、また使用感も劣り実用的なものとはい
えなかった。
【0005】本考案は、このような事情に鑑みなされた
もので、美顔用マスクの素材自体が美顔効果を奏し、且
つ冷却剤等を使用することなく冷感効果を得ることがで
き、快適に効果的な美顔処理を実施することを可能とす
る美顔用マスクの提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案の美顔用マスクは次のような構成をとる。
即ち、こんにゃく原料を凝固剤で凝固した後、凍結し解
凍することにより得られるスポンジ状こんにゃく、また
は編織布、網状繊維物、不織布の群から選択された一種
以上のシート状物の少なくとも片面に、こんにゃく原料
を凝固剤で凝固した後、凍結し解凍することにより得ら
れるスポンジ状こんにゃくを固着したスポンジ状こんに
ゃく複合体を、少なくとも目、鼻、及び口に対応する部
分に開口部A、開口部B、及び開口部Cを設けて略人面
形状に形成してなることを特徴とするものである。
【0007】上記の構成をとる美顔用マスクは、スポン
ジ状こんにゃくシート、または編織布、網状繊維物、不
織布の群から選択された一種以上のシート状物の少なく
とも片面にスポンジ状こんにゃくを固着したスポンジ状
こんにゃく複合シートを、少なくとも目、鼻、及び口に
対応する部分に開口部を有するように略人面形状に裁断
加工することによって得ることができる。
【0008】そして、上記美顔用マスクを構成するスポ
ンジ状こんにゃくシートは、例えば次のようにして得る
ことができる。即ち、こんにゃく原料、水または温湯、
及びこんにゃく用凝固剤(水酸化カルシウム、炭酸ソー
ダ等)からなるペースト状混練物を、加熱凝固または室
温凝固した後、一旦凍結状態にして水とこんにゃく成分
とを分離させ、次いで解凍することにより得られるもの
である。
【0009】また、上記美顔用マスクを構成するスポン
ジ状こんにゃく複合シートは、例えば次のようにして得
ることができる。即ち、上記ペースト状混練物を、編織
布、網状繊維物、不織布の群から選択された一種以上の
シート状物に含浸または塗布して加熱凝固または室温凝
固し、次いで一旦凍結状態にした後解凍することによ
り、上記シート状物とスポンジ状こんにゃくとが少なく
とも一部で互いに入り込んだ状態で強固に固着されたス
ポンジ状こんにゃく複合シートが得られるのである。
【0010】このように構成された美顔用マスクは、密
封包装等を施し含水状態を保持した形で提供すれば、密
封包装等を開封して取り出すだけですぐに快適な美顔処
理を実施することのできるものである。また、これを乾
燥状態で提供しても、使用者が使用前に水等に浸漬する
だけで即座に理想的な含水状態を復元し、使用に供する
ことのできるものである。
【0011】そして、この美顔用マスクを顔面に当てる
ことによって、スポンジ状こんにゃくが吸着作用を奏
し、皮膚表面の老廃物や有害物質を自然に除去すること
ができる。また、こんにゃくの成分である多糖類のグル
コマンナンと水分が皮膚に潤いと艶を与えるため、化粧
水等を含浸させることなくこれ自体で充分な美顔効果を
得ることができる。更に、水分の気化熱とこんにゃく特
有の表面平滑性及び弾力性によって冷感が得られ、顔面
に熱り等を感じることなく爽快な気分で美顔処理を施す
ことが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0013】図1は、本考案の美顔用マスクの一実施例
を示す正面図である。この美顔用マスク(1)は、スポ
ンジ状こんにゃく(2)と木綿布(ガーゼ)(6)とか
らなるスポンジ状こんにゃく複合体(26)をその素材
とし、厚みが1mm〜10mmで、目、鼻、及び口に対応す
る部分にそれぞれ開口部A(3)、B(4)、及びC
(5)を穿設して略人面形状に形成されている。そし
て、この美顔用マスク(1)は、スポンジ状こんにゃく
の飽和水分量である約20重量%の水を含水した状態に
保持されている。
【0014】図2は、図1におけるA−A線断面図を部
分拡大して示したものである。この図に示すように、上
記スポンジ状こんにゃく複合体(26)は、木綿布(ガ
ーゼ)(6)の片面にスポンジ状こんにゃく(2)を固
着してなるものである。同図において、(6a)は木綿
布(6)の経糸を示し、(6b)は緯糸を示している。
このように、木綿布(6)の繊維組織が若干粗く空隙が
存在するため、スポンジ状こんにゃく(2)が木綿布
(6)の繊維組織内部から表面に現出するところまで浸
透し、両者が互いに強固に固着されるのである。そし
て、上記の美顔用マスク(1)を使用する際には、スポ
ンジ状こんにゃく(2)が全面に現出した面(図2にお
ける下面)が顔の皮膚に当たるようにする。
【0015】また、この美顔用マスク(1)は、密封包
装を施すことにより、上記のようにスポンジ状こんにゃ
くの飽和水分量である約20重量%の水を含水した状態
に保持することができる。
【0016】尚、上記の実施例においては、美顔用マス
ク(1)の素材として、スポンジ状こんにゃく複合体
(26)を用いた例を挙げたが、これは、強度を向上さ
せて耐久性のある美顔用マスクが得ることを目的とした
場合であり、使用態様によってそれほど耐久性を必要と
せず、例えば使い捨て用のものとするのであれば、スポ
ンジ状こんにゃくのみを単独で用いるようにしてもよ
い。
【0017】また、スポンジ状こんにゃく複合体を得る
にあたって用いるシート状物も、特に上記実施例の木綿
布に限定されるものではない。即ち、上記木綿布の代わ
りに、その他の編織布、網状繊維物、不織布の群から選
択された一種以上のシート状物を使用することができ
る。そして、その繊維材質としては、各種天然繊維、合
成繊維、或いはそれらの混紡繊維布、交織繊維布を使用
してもよい。
【0018】そして、上記スポンジ状こんにゃく、また
はスポンジ状こんにゃく複合体の中には、必要に応じ
て、美顔効果を補助する薬剤、防腐剤、防菌剤、着色
剤、補強剤、改質剤等を適宜添加することもできる。
【0019】
【考案の効果】以上のように、本考案の美顔用マスクに
よれば、これを顔面に当てるだけで、素材として用いる
スポンジ状こんにゃくの吸着作用が奏され、顔の皮膚表
面の老廃物、有害物質等を確実に吸着除去することが可
能となる。また、本考案の美顔用マスクは、こんにゃく
の成分である多糖類のグルコマンナンと水分によって皮
膚に潤いと艶を与えるとともに、スポンジ状こんにゃく
に含まれる水分の気化熱とこんにゃく特有の表面平滑性
及び弾力によって冷感効果を奏するものであって、顔に
熱り等を感じることなく爽快な気分で効果的な美顔処理
を実施することができる極めて実用的なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の美顔用マスクの一実施例を示す正面図
である。
【図2】図1におけるA−A線断面の拡大図である。
【符号の説明】
1 美顔用マスク 2 スポンジ状こんにゃく 3、4、5 開口部 6 木綿布(ガーゼ) 6a 経糸 6b 緯糸 26 スポンジ状こんにゃく複合体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−301805(JP,A) 特開 昭57−95905(JP,A) 特開 平3−224573(JP,A) 特開 昭59−146560(JP,A) 実開 昭63−196616(JP,U) 実開 昭63−189117(JP,U) 実開 昭53−23659(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A45D 44/22 A61K 7/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 こんにゃく原料を凝固剤で凝固した後、
    凍結し解凍することにより得られるスポンジ状こんにゃ
    く(2)、または編織布、網状繊維物、不織布の群から
    選択された一種以上のシート状物(6)の少なくとも片
    面に、こんにゃく原料を凝固剤で凝固した後、凍結し解
    凍することにより得られるスポンジ状こんにゃく(2)
    を固着したスポンジ状こんにゃく複合体(26)を、少
    なくとも目、鼻、及び口に対応する部分に開口部A
    (3)、開口部B(4)、及び開口部C(5)を設けて
    略人面形状に形成してなることを特徴とする美顔用マス
    ク。
JP1993006537U 1993-01-30 1993-01-30 美顔用マスク Expired - Fee Related JP2582131Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5323659U (ja) * 1976-08-05 1978-02-28
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