JP2582002B2 - アルミニウム製蓋又は容器の滅菌方法 - Google Patents
アルミニウム製蓋又は容器の滅菌方法Info
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- JP2582002B2 JP2582002B2 JP3103294A JP10329491A JP2582002B2 JP 2582002 B2 JP2582002 B2 JP 2582002B2 JP 3103294 A JP3103294 A JP 3103294A JP 10329491 A JP10329491 A JP 10329491A JP 2582002 B2 JP2582002 B2 JP 2582002B2
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- Japan
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- container
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬品、飲料、食品等
に使用されるアルミニウム製蓋又は容器の滅菌方法に関
するものである。
に使用されるアルミニウム製蓋又は容器の滅菌方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、医薬品、飲料、食品
等に使用されるアルミニウム製蓋又は容器の滅菌方法に
は、エチレンオキサイドガス(以下「EOG」と称す
る)滅菌又はオゾン滅菌等のガス滅菌や、γ線滅菌、消
毒液浸漬滅菌及びオ−トクレ−ブ滅菌などがあった。
等に使用されるアルミニウム製蓋又は容器の滅菌方法に
は、エチレンオキサイドガス(以下「EOG」と称す
る)滅菌又はオゾン滅菌等のガス滅菌や、γ線滅菌、消
毒液浸漬滅菌及びオ−トクレ−ブ滅菌などがあった。
【0003】上記従来のEOG滅菌やオゾン滅菌では、
用いたガスがアルミニウム製蓋又は容器内に僅かなりと
も残留することがあり、その毒性を回避することができ
ない点に課題があった。また、γ線滅菌に関しては、放
射線源の管理・維持が面倒であり、又線源の追加や廃棄
が必要であり、コスト高になる点等に課題があった。さ
らに、上記消毒液浸漬滅菌及びオ−トクレ−ブ滅菌で
は、アルミニウム製蓋又は容器に変色・変質が生じる恐
れがあり、また、アルミニウム製蓋では通常シ−ル材が
一体となっているものが多いので該シ−ル材も変質する
点に課題があった。
用いたガスがアルミニウム製蓋又は容器内に僅かなりと
も残留することがあり、その毒性を回避することができ
ない点に課題があった。また、γ線滅菌に関しては、放
射線源の管理・維持が面倒であり、又線源の追加や廃棄
が必要であり、コスト高になる点等に課題があった。さ
らに、上記消毒液浸漬滅菌及びオ−トクレ−ブ滅菌で
は、アルミニウム製蓋又は容器に変色・変質が生じる恐
れがあり、また、アルミニウム製蓋では通常シ−ル材が
一体となっているものが多いので該シ−ル材も変質する
点に課題があった。
【0004】本発明は、上記従来技術の滅菌方法におけ
る上記の課題に鑑み、これを解消するためになされたも
のであり、確実に滅菌することができ、また、内容成分
に及ぼす影響を防止乃至抑制すると共に、迅速に且つ低
コストで滅菌できるアルミニウム製蓋又は容器の滅菌方
法を提供することにある。そして、本発明が達成しよう
とする直接的かつ具体的課題は、内容物の入っていない
アルミニウム製の蓋又は容器であって、これをダンボー
ル等に梱包した状態で、電子線を照射することにより、
蓋や容器を構成するアルミニウム材を電子線が貫通して
滅菌することができる技術を提供することである。
る上記の課題に鑑み、これを解消するためになされたも
のであり、確実に滅菌することができ、また、内容成分
に及ぼす影響を防止乃至抑制すると共に、迅速に且つ低
コストで滅菌できるアルミニウム製蓋又は容器の滅菌方
法を提供することにある。そして、本発明が達成しよう
とする直接的かつ具体的課題は、内容物の入っていない
アルミニウム製の蓋又は容器であって、これをダンボー
ル等に梱包した状態で、電子線を照射することにより、
蓋や容器を構成するアルミニウム材を電子線が貫通して
滅菌することができる技術を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明によれ
ば、アルミニウム製蓋又は容器に電子線を照射すること
を特徴とする、アルミニウム製蓋又は容器の滅菌方法に
より、上記の課題が解決されると共に、上記の目的が達
成される。すなわち、本発明方法を利用すればアルミニ
ウム製蓋又は容器に場合により付着している雑菌、微生
物等は電子線の照射により死滅し、照射された電子線は
残留せず、且つアルミニウム製蓋又は容器自体の物性面
に与える影響は少ないのである。
ば、アルミニウム製蓋又は容器に電子線を照射すること
を特徴とする、アルミニウム製蓋又は容器の滅菌方法に
より、上記の課題が解決されると共に、上記の目的が達
成される。すなわち、本発明方法を利用すればアルミニ
ウム製蓋又は容器に場合により付着している雑菌、微生
物等は電子線の照射により死滅し、照射された電子線は
残留せず、且つアルミニウム製蓋又は容器自体の物性面
に与える影響は少ないのである。
【0006】本発明において用いるアルミニウム製蓋と
しては、例えば、PP(Pilfer Proof)キャップと略称さ
れるものが使用でき、該PPキャップは、その厚みが0.
20〜0.26mmであり、口径が22mm, 28mm, 29.3mmとなって
いる。上記PPキャップ以外のアルミニウム製蓋でも、
電子線の照射線量及び照射時間を適宣調整することによ
り、その種類・構造を問わず使用できるものである。ま
た、上記アルミニウム製蓋には、通常、密封性を向上さ
せるために合成樹脂又は合成ゴム製等のシ−ル材が施さ
れているが、該シ−ル材が施されたアルミニウム製蓋で
あってもよい。
しては、例えば、PP(Pilfer Proof)キャップと略称さ
れるものが使用でき、該PPキャップは、その厚みが0.
20〜0.26mmであり、口径が22mm, 28mm, 29.3mmとなって
いる。上記PPキャップ以外のアルミニウム製蓋でも、
電子線の照射線量及び照射時間を適宣調整することによ
り、その種類・構造を問わず使用できるものである。ま
た、上記アルミニウム製蓋には、通常、密封性を向上さ
せるために合成樹脂又は合成ゴム製等のシ−ル材が施さ
れているが、該シ−ル材が施されたアルミニウム製蓋で
あってもよい。
【0007】また、本発明において用いるアルミニウム
製容器としては、電子線の照射線量及び照射時間を適宣
調整することにより、その種類・構造を問わず使用でき
るものであり、例えば、スコア缶等に使用される上面開
放形の容器が使用でき、該容器は、通常、厚みが0.2〜
0.5mm、直径40〜65mm、高さ70〜165mmとなっている。
製容器としては、電子線の照射線量及び照射時間を適宣
調整することにより、その種類・構造を問わず使用でき
るものであり、例えば、スコア缶等に使用される上面開
放形の容器が使用でき、該容器は、通常、厚みが0.2〜
0.5mm、直径40〜65mm、高さ70〜165mmとなっている。
【0008】本発明における電子線の照射は、電子線加
速装置によって行われる。該電子線加速装置としては、
高エネルギーの電子線をもたらすものであれば特に限定
されず、例えば、住友重機械工業(株)製のダイナミト
ロン(標章)が使用される。該電子線加速装置は、0.5M
eV〜5MeVまで無段階に加速エネルギーを設定でき、カー
トコンベアで搬送されてくる被処理物に対して上記エネ
ルギーの電子線を照射するようになされているものであ
る。また、アルミニウム製蓋又は容器の滅菌に最適な電
子線の照射線量としては、5kGy〜75kGyが好ましい。75k
Gy以上を照射するとアルミニウム表面のコーテイング
材、塗料、シール材等に変化が起こるので好ましくな
い。また、アルミニウム製蓋又は容器に付着する雑菌、
微生物等が少ない場合には、1kGyの照射でも滅菌が可能
であるが、実際上は5kGy以上照射する必要があった。
速装置によって行われる。該電子線加速装置としては、
高エネルギーの電子線をもたらすものであれば特に限定
されず、例えば、住友重機械工業(株)製のダイナミト
ロン(標章)が使用される。該電子線加速装置は、0.5M
eV〜5MeVまで無段階に加速エネルギーを設定でき、カー
トコンベアで搬送されてくる被処理物に対して上記エネ
ルギーの電子線を照射するようになされているものであ
る。また、アルミニウム製蓋又は容器の滅菌に最適な電
子線の照射線量としては、5kGy〜75kGyが好ましい。75k
Gy以上を照射するとアルミニウム表面のコーテイング
材、塗料、シール材等に変化が起こるので好ましくな
い。また、アルミニウム製蓋又は容器に付着する雑菌、
微生物等が少ない場合には、1kGyの照射でも滅菌が可能
であるが、実際上は5kGy以上照射する必要があった。
【0009】
【実施例】次に、比較試験例としての実施例により本発
明を更に詳細に説明する。比較試験例1 本発明による電子線滅菌アルミニウム製蓋と従来技術に
よるEOG滅菌アルミニウム製蓋とを使用して蓋の性能
及び内容成分に与える影響について試験した。
明を更に詳細に説明する。比較試験例1 本発明による電子線滅菌アルミニウム製蓋と従来技術に
よるEOG滅菌アルミニウム製蓋とを使用して蓋の性能
及び内容成分に与える影響について試験した。
【0010】(1) 滅菌方法 電子線滅菌 アルミニウム製蓋(PPキャップ、口径29.3mm,厚み0.
26mm×1,470個)をダンボール箱に詰め、電子線加速装
置(ダイナミトロン−標章)で、電子線の加速エネルギ
ーを5MeV×10mAに且つカートコンベアの速度を16m/min
に設定してダンボール箱の外側から該箱内のPPキャツ
プに電子線を照射した(先ず正置状態で1回パスさせ、
次いで裏置状態になして1回パスさせた)。電子線の照
射線量はダンボール箱内の辺部のPPキャツプでは11kG
yであり、また、ダンボール箱中心部のPPキャツプで
は18kGyであった。 EOG滅菌 EOG20%及び炭酸ガス80%の混合ガスを調製し、0.35
kg/cm2の圧力条件下に温度35〜50℃で4.5〜5.0時間曝気
してアルミニウム製蓋(PPキャップ)を滅菌し、次い
で、エアレーションを15〜20分間に亘り3回行った。
26mm×1,470個)をダンボール箱に詰め、電子線加速装
置(ダイナミトロン−標章)で、電子線の加速エネルギ
ーを5MeV×10mAに且つカートコンベアの速度を16m/min
に設定してダンボール箱の外側から該箱内のPPキャツ
プに電子線を照射した(先ず正置状態で1回パスさせ、
次いで裏置状態になして1回パスさせた)。電子線の照
射線量はダンボール箱内の辺部のPPキャツプでは11kG
yであり、また、ダンボール箱中心部のPPキャツプで
は18kGyであった。 EOG滅菌 EOG20%及び炭酸ガス80%の混合ガスを調製し、0.35
kg/cm2の圧力条件下に温度35〜50℃で4.5〜5.0時間曝気
してアルミニウム製蓋(PPキャップ)を滅菌し、次い
で、エアレーションを15〜20分間に亘り3回行った。
【0011】(2) 試験方法 上記夫々の滅菌方法における滅菌状態を確認するため下
記に記載の滅菌状態確認試験を行うと共に、上記滅菌方
法により得た電子線滅菌PPキャップとEOG滅菌PP
キャップとを使用して下記に記載の内容成分試験及びP
Pキャップ性能試験を行った。
記に記載の滅菌状態確認試験を行うと共に、上記滅菌方
法により得た電子線滅菌PPキャップとEOG滅菌PP
キャップとを使用して下記に記載の内容成分試験及びP
Pキャップ性能試験を行った。
【0012】滅菌状態確認試験 a)電子線滅菌 ダンボ−ル箱内の辺部及び中心部のPPキャップにBI
テストピ−ス(バチルス プミルス ”B.pumilus”
ATCC27142, 105 spores/枚)をセットし上記電子線
滅菌方法により滅菌処理した後、培養テスト(BIテス
トピ−スを試験管に移し、恒温器内で7日間培養)した
結果、すべて陰性(無菌)であることを確認した。 b)EOG滅菌 上記EOG滅菌方法により得たEOGPPキャップをラ
ンダムに抜取り、無菌水にて洗浄した後、その洗浄水に
ついて日本薬局方・無菌試験法によりテストしたとこ
ろ、陰性(無菌)であることを確認した。
テストピ−ス(バチルス プミルス ”B.pumilus”
ATCC27142, 105 spores/枚)をセットし上記電子線
滅菌方法により滅菌処理した後、培養テスト(BIテス
トピ−スを試験管に移し、恒温器内で7日間培養)した
結果、すべて陰性(無菌)であることを確認した。 b)EOG滅菌 上記EOG滅菌方法により得たEOGPPキャップをラ
ンダムに抜取り、無菌水にて洗浄した後、その洗浄水に
ついて日本薬局方・無菌試験法によりテストしたとこ
ろ、陰性(無菌)であることを確認した。
【0013】内容成分試験及びPPキャップ性能試験 上記夫々の滅菌方法により得た電子線滅菌キャップ及び
EOG滅菌キャップを使用して夫々薬液(滋養強壮剤)
入りガラス瓶を製造した。即ち、薬液(レバンコンク)
をガラス瓶にボトリング後、上記夫々の滅菌PPキャッ
プをガラス瓶に取り付けてパストライザ−処理(97
℃、35分)して滅菌した。次いで、上記夫々の薬液の
内容成分であるTDS、リボフラビン、塩酸ピリドキシ
ン、シアノコバラミン、総窒素、pH、外観性状につい
て調べると共に、当該夫々のPPキャップの開栓トルク
圧、液漏れ及び変色状態について調べた。結果は下記表
1に示されるとおりであった。
EOG滅菌キャップを使用して夫々薬液(滋養強壮剤)
入りガラス瓶を製造した。即ち、薬液(レバンコンク)
をガラス瓶にボトリング後、上記夫々の滅菌PPキャッ
プをガラス瓶に取り付けてパストライザ−処理(97
℃、35分)して滅菌した。次いで、上記夫々の薬液の
内容成分であるTDS、リボフラビン、塩酸ピリドキシ
ン、シアノコバラミン、総窒素、pH、外観性状につい
て調べると共に、当該夫々のPPキャップの開栓トルク
圧、液漏れ及び変色状態について調べた。結果は下記表
1に示されるとおりであった。
【0014】
【表1】
【0015】内容成分試験及び性能試験に関する考察 上記表1の結果から明らかなように、本発明による電子
線滅菌PPキャップと従来技術によるEOG滅菌PPキ
ャップとでは、両者とも内容成分において変化は見られ
ず、性能試験の液漏れテストでは本発明による電子線滅
菌PPキャップの方が良い結果を示した。従って、本発
明によるアルミニウム製蓋の電子線滅菌方法は従来技術
によるEOG滅菌方法と同等以上の滅菌効果を有するこ
とが判明した。
線滅菌PPキャップと従来技術によるEOG滅菌PPキ
ャップとでは、両者とも内容成分において変化は見られ
ず、性能試験の液漏れテストでは本発明による電子線滅
菌PPキャップの方が良い結果を示した。従って、本発
明によるアルミニウム製蓋の電子線滅菌方法は従来技術
によるEOG滅菌方法と同等以上の滅菌効果を有するこ
とが判明した。
【0016】比較試験例2 本発明による電子線滅菌アルミニウム製容器と従来技術
によるEOG滅菌アルミニウム製容器を使用して容器の
滅菌状態を確認する試験を行った。
によるEOG滅菌アルミニウム製容器を使用して容器の
滅菌状態を確認する試験を行った。
【0017】(1) 滅菌方法 電子線滅菌アルミニウム製容器 アルミニウム製容器(厚さ0.5mm、直径65mm、高さ165m
m)をダンボール箱に詰め、電子線加速装置(ダイナミ
トロン−標章)で、電子線の加速エネルギーを5MeV×10
mAに且つカートコンベアの速度を11m/minに設定してダ
ンボール箱の外側から該箱内のアルミニウム製容器に電
子線を照射した(表裏各1回パス)。電子線の照射線量
は、ダンボール箱内の辺部のアルミニウム製容器では2
7.0kGyであり、また、ダンボール箱中心部のアルミニウ
ム製容器では12.0kGyであった。 EOG滅菌アルミニウム製容器 EOG20%及び炭酸ガス80%の混合ガスを調製し、0.35
kg/cm2の圧力条件下、温度35〜50℃で4.5〜5.0時間曝気
してアルミニウム製容器を滅菌し、次いで、エアレーシ
ョンを15〜20分間に亘り3回行った。
m)をダンボール箱に詰め、電子線加速装置(ダイナミ
トロン−標章)で、電子線の加速エネルギーを5MeV×10
mAに且つカートコンベアの速度を11m/minに設定してダ
ンボール箱の外側から該箱内のアルミニウム製容器に電
子線を照射した(表裏各1回パス)。電子線の照射線量
は、ダンボール箱内の辺部のアルミニウム製容器では2
7.0kGyであり、また、ダンボール箱中心部のアルミニウ
ム製容器では12.0kGyであった。 EOG滅菌アルミニウム製容器 EOG20%及び炭酸ガス80%の混合ガスを調製し、0.35
kg/cm2の圧力条件下、温度35〜50℃で4.5〜5.0時間曝気
してアルミニウム製容器を滅菌し、次いで、エアレーシ
ョンを15〜20分間に亘り3回行った。
【0018】(2) 試験方法 上記夫々の滅菌方法における滅菌状態を確認するため下
記に記載の滅菌状態確認試験を行った。 滅菌状態確認試験 a) 電子線滅菌 ダンボ−ル箱を2箱用意し、各箱内の辺部及び中心部の
アルミニウム製容器にBIテストピ−ス(バチルス プ
ミルス ”B.pumilus” ATCC27142,105 spores/
枚)をセットし上記電子線滅菌方法により処理した後、
該アルミニウム製容器を培養テストした結果、下記表2
に示すとおり、すべて陰性(無菌)であることを確認し
た。 b) EOG滅菌 上記EOG滅菌方法によりEOG滅菌したEOGアルミ
ニウム製容器をランダムに抜取り、無菌水にて洗浄した
後、その洗浄水について日本薬局方・無菌試験法により
テストした結果、表2に示すとおり、すべて陰性(無
菌)であることを確認した。
記に記載の滅菌状態確認試験を行った。 滅菌状態確認試験 a) 電子線滅菌 ダンボ−ル箱を2箱用意し、各箱内の辺部及び中心部の
アルミニウム製容器にBIテストピ−ス(バチルス プ
ミルス ”B.pumilus” ATCC27142,105 spores/
枚)をセットし上記電子線滅菌方法により処理した後、
該アルミニウム製容器を培養テストした結果、下記表2
に示すとおり、すべて陰性(無菌)であることを確認し
た。 b) EOG滅菌 上記EOG滅菌方法によりEOG滅菌したEOGアルミ
ニウム製容器をランダムに抜取り、無菌水にて洗浄した
後、その洗浄水について日本薬局方・無菌試験法により
テストした結果、表2に示すとおり、すべて陰性(無
菌)であることを確認した。
【0019】
【表2】
【0020】滅菌状態確認試験総合評価 上記表2の結果から明らかなように本発明によるアルミ
ニウム製容器の電子線滅菌方法は従来技術によるEOG
滅菌方法と同等の滅菌効果を有することが判明した。
ニウム製容器の電子線滅菌方法は従来技術によるEOG
滅菌方法と同等の滅菌効果を有することが判明した。
【0021】
【発明の効果】本発明方法によれば下記に記載の効果が
もたらされる。 (1) 本発明方法により電子線滅菌したアルミニウム製蓋
又は容器を用いた場合、放射線は残留しないので、製品
を高品質に維持できる。 (2) 本発明方法によれば、従来のEOG滅菌及びオゾン
ガスによる滅菌方法と異なり残留物の毒性に関する問題
は生じない。 (3) 従来の加熱、薬液、アルコ−ル等による滅菌方法で
は、アルミニウム製蓋又は容器に変色・変質が生じる恐
れがあるが、本発明方法ではこれらを有効に回避するこ
とができる。 (4) 本発明方法は、滅菌作用をもたらす本体である電子
線は電圧・電流の値を設定することにより管理できるた
め滅菌管理が容易であり、所要時間も従来のγ線滅菌と
比較しても遥かに短く、又γ線照射の場合には照射域を
設定するためのシ−ルド、線源の管理、放射性廃棄物の
処理等の種々の問題があるが、本発明が採用する電子線
照射の場合には照射域の安全管理だけで充分であり、こ
の点と短時間での大量処理を考え併せるとコスト的にも
有利となる。
もたらされる。 (1) 本発明方法により電子線滅菌したアルミニウム製蓋
又は容器を用いた場合、放射線は残留しないので、製品
を高品質に維持できる。 (2) 本発明方法によれば、従来のEOG滅菌及びオゾン
ガスによる滅菌方法と異なり残留物の毒性に関する問題
は生じない。 (3) 従来の加熱、薬液、アルコ−ル等による滅菌方法で
は、アルミニウム製蓋又は容器に変色・変質が生じる恐
れがあるが、本発明方法ではこれらを有効に回避するこ
とができる。 (4) 本発明方法は、滅菌作用をもたらす本体である電子
線は電圧・電流の値を設定することにより管理できるた
め滅菌管理が容易であり、所要時間も従来のγ線滅菌と
比較しても遥かに短く、又γ線照射の場合には照射域を
設定するためのシ−ルド、線源の管理、放射性廃棄物の
処理等の種々の問題があるが、本発明が採用する電子線
照射の場合には照射域の安全管理だけで充分であり、こ
の点と短時間での大量処理を考え併せるとコスト的にも
有利となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 清 東京都豊島区巣鴨二丁目11番1号 日水 製薬株式会社内 (72)発明者 田中 義一 茨城県つくば市緑ケ原四丁目16番地 住 友重機械工業株式会社 電子照射応用開 発センター内 (56)参考文献 特開 平3−29662(JP,A) 特開 昭63−65865(JP,A) 特開 昭61−226050(JP,A) 特開 昭59−15027(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】 厚みが0.2〜0.5mmのアルミニウム
製の蓋又は容器を包装材料に梱包した状態で、5〜75
KGyの照射量の電子線を照射し、前記蓋または容器の
内側および外側を滅菌することを特徴とするアルミニウ
ム製蓋又は容器の滅菌方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3103294A JP2582002B2 (ja) | 1991-04-09 | 1991-04-09 | アルミニウム製蓋又は容器の滅菌方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3103294A JP2582002B2 (ja) | 1991-04-09 | 1991-04-09 | アルミニウム製蓋又は容器の滅菌方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04309356A JPH04309356A (ja) | 1992-10-30 |
| JP2582002B2 true JP2582002B2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=14350261
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3103294A Expired - Lifetime JP2582002B2 (ja) | 1991-04-09 | 1991-04-09 | アルミニウム製蓋又は容器の滅菌方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2582002B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5915027A (ja) * | 1982-07-05 | 1984-01-26 | 東洋製罐株式会社 | 罐詰容器の殺菌方法 |
| US4652763A (en) * | 1985-03-29 | 1987-03-24 | Energy Sciences, Inc. | Electron-beam irradiation sterilization process |
| JPS6365865A (ja) * | 1986-09-05 | 1988-03-24 | エルソルプロダクツ株式会社 | 化粧品等の滅菌処理方法 |
| JP2897775B2 (ja) * | 1989-06-27 | 1999-05-31 | 大阪府 | 高エネルギー電子線照射による実験動物飼料の滅菌方法 |
-
1991
- 1991-04-09 JP JP3103294A patent/JP2582002B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04309356A (ja) | 1992-10-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19940201 |