JP2581530B2 - エマルジョン形成システム及び混合装置 - Google Patents

エマルジョン形成システム及び混合装置

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JP2581530B2
JP2581530B2 JP7061360A JP6136095A JP2581530B2 JP 2581530 B2 JP2581530 B2 JP 2581530B2 JP 7061360 A JP7061360 A JP 7061360A JP 6136095 A JP6136095 A JP 6136095A JP 2581530 B2 JP2581530 B2 JP 2581530B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エマルジョン(乳濁
液)の分野に関し、更に詳しくは、液滴の大きさが小さ
いことと、液滴の大きさが狭い範囲で分布しているこ
と、とを特徴とする分散媒に対する分散相率の高いエマ
ルジョンを連続的に形成する方法並びに装置に関する。
【0002】
【従来の技術】石油産業において、生産時の粘度が高
く、その結果、簡単には流動しない原油の輸送が、しば
しば問題となる。
【0003】このように粘度の高い原油の輸送をスムー
ズに行うために数多くの提案がなされている。例えば、
原油を加熱する、溶媒あるいは未精製の軽油を加える、
原油の回りを環状に水で取りまく、水の中で原油のエマ
ルジョンを形成する、等の方法が考えられている。
【0004】本発明は、水中で原油のエマルジョンを形
成して、従来の輸送形式でも簡単に流動するエマルジョ
ンを得るための方法並びに装置に関する。形成されるエ
マルジョンが、水の分散媒に対する原油即ち炭化水素分
散相の割合が高いほど輸送効率がよい。本発明の対象と
なるこのようなエマルジョンは、高分散相率(HIP
R)エマルジョンとして知られている。
【0005】HIPRエマルジョンを形成するための装
置が幾つか提案されているが、これらの大部分は、例え
ば、米国特許番号第4,934,398号(チノリス
ら)に開示されるように、バッチ方式で処理をするもの
である。当然の事ながら、処理効率を上げるためには、
連続的にエマルジョンを形成することが望ましい。
【0006】ここで、従来のシステムについて説明す
る。図3は、HIPRエマルジョンを形成するための代
表的な従来システムを示す図である。このシステムは、
混合装置10と、固定ミキサ12と、粘性炭化水素分散
相の管路14と、分散媒(水)と乳化剤の管路15と、
を備える。管路14、16は、接続されて、固定ミキサ
12に分散相および分散媒を導入する。分散相および分
散媒は、固定ミキサ12で混合され、混合分散液10を
形成する。形成された混合分散液は、混合装置10に導
入されてエマルジョンを形成し、出口18を通って次の
処理ステップに送られるか、あるいは保存される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の混合装置10
は、例えば、分散媒に分散相を分散させたエマルジョン
を形成するために十分な剪断力を分散液に与えることが
できる周知のポンプである。従来の混合装置10は、通
常、単一の回転混合部材あるいはブレードを持ち、導入
された液体を約10秒間滞留させるだけの大きさを有す
る。上述したように、このような従来装置では、液滴径
の小さなHIPRエマルジョンを形成するために、大き
なエネルギと大量の乳化剤が必要になる。また、従来の
装置では、大きな剪断力がかかると転相が起こる可能性
が高い。しかしながら、従来の混合装置で液滴直径が
7.0ミクロン未満のHIPRエマルジョンを形成する
ためには、大きな剪断力が必要となる。すなわち、この
ような従来の混合装置を用いた場合、所望の大きさの液
滴が形成される前に転相が起こってしまうということが
しばしば見られた。
【0008】また、上述したように、従来の混合装置で
は、流体にほぼ均一な剪断力をかけることができず、液
滴サイズの分布が広くなり、形成されたエマルジョンの
流れ特性に悪影響を与える結果となっていた。
【0009】また、従来提案されている連続処理法で
は、満足の行く結果を得るためには、多量の乳化剤とそ
の混合に費やされる多量のエネルギーが必要であった。
【0010】例えば、米国特許第4,018,426号
(メルツら)には、高分散相率のエマルジョンを連続的
に形成するシステムが開示されている。メルツらのシス
テムでは、エマルジョンを作るのに充分な剪断力を与え
る周知のポンプを用いて、均一に混合された予備分散液
から最終的なHIPRエマルジョンを形成する。しか
し、この従来用いられてきたポンプでは、液体が乳化し
て非ニュートン液体となるに従って、乳濁される流体の
特性が変化し、これが、形成されるフローパターンの変
化を引き起こす。この結果、流体にかかる剪断力が不均
一になり、エマルジョン分散相の液滴の大きさが不均一
になる。液滴の大きさが不均一だと、特に時間経過と共
に、エマルジョンの流れ特性に悪影響を及ぼすことが知
られている。
【0011】更に、比較的小さな液滴のエマルジョンを
形成することが望ましい場合、従来のポンプでは、転相
を起こす可能性のある剪断速度で運転する必要がある。
このように高い剪断速度で転相を避けるためには、大き
な動力と大量の乳化剤が必要になる。
【0012】本発明の主な目的は、従来技術における上
述の課題を解決するためになされたものであり、液滴の
大きさが約1ないし30ミクロンで、且つ、ほぼ均一で
あるような、HIPR油/水のエマルジョンを形成する
システムを提供することにある。
【0013】また、本発明の他の目的は、上記のような
エマルジョンを多量の混合エネルギーや乳化剤を用いる
ことなく、また、転相を起こすことなく形成することに
ある。
【0014】本発明のさらに他の目的は、分散相の液滴
の大きさが7ミクロン未満であるようなエマルジョンを
形成するために用いられるシステムを提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めになされた、本発明の油/水エマルジョンを形成する
方法は、(a)粘性炭化水素、乳化剤、水の混合物を含
むニュートン液体を形成し、(b)前記ニュートン液体
に第一の剪断力をかけて、前記ニュートン液体のかなり
の部分を放射方向に変位させて混合することにより、非
ニュートン液体を形成し、(c)放射方向に変位しなか
った残りのニュートン液体に第二の剪断力をかけて、前
記非ニュートン液体中に前記放射方向に変位しなかった
残りのニュートン液体を混合して、前記HIPRエマル
ジョンを形成する、ステップを備え、前記形成されたH
IPRエマルジョンの液滴の大きさが約1ないし30ミ
クロンであり、また、以下の式により規定される液滴サ
イズ分布(x)が1未満である、x=(D90−D1
0)/D50(ここで、D90は、前記エマルジョンに
含まれる全ての液滴の内、約90容量パーセントの液滴
がその値以下であるような液滴サイズ、D10は、前記
エマルジョンに含まれる全ての液滴の内、約10容量パ
ーセントの液滴がその値以下であるような液滴サイズ、
D50は、前記エマルジョンに含まれる全ての液滴の
内、約50容量パーセントの液滴がその値以下であるよ
うな液滴サイズ)であることを特徴とする。
【0016】前記液体に前記剪断力をかける場合には、
滞留時間が約1ないし5分となるように選択され、ま
た、ニュートン液体の導入口と、HIPRエマルジョン
の取り出し口と、前記混合物に剪断力をかけるための複
数の剪断手段と、を備えたシリンダーを用いることが望
ましい。ここで、前記複数の剪断手段の各々の直径を
d、また、シリンダーの長さと直径を、それぞれ、L,
Dで表すと、前記複数の剪断手段の内、第一剪断手段
は、前記導入口から約1/3L離れた距離に置かれ、ま
た、第二剪断手段は、前記第一剪断手段から、約1.5
dの距離に配置される。シリンダーの直径に対するシリ
ンダーの長さの比(L/D)は約1.5ないし3.0で
あり、シリンダー直径に対する剪断手段の直径の比(d
/D)は約0.35ないし0.45である。
【0017】なお、粘性炭化水素、エマルション化添加
剤、及び水の混合物を含有するニュートン粘性流体を生
成するステップと、前記ニュートン粘性流体に第一剪断
力を加え、これにより、非ニュートン粘性流体が得られ
るように前記ニュートン粘性流体を放射方向に移動させ
て混合するステップと、非放射方向に移動したニュート
ン粘性流体残部に第二剪断力を加えて、前記ニュートン
粘性流体残部を前記非ニュートン粘性流体に混合するこ
とで、約1〜30(μm)の油滴径を有し、D90を前記
エマルジョンの全液滴の約90vol%がその値以下とな
る油滴径、D10を前記エマルジョンの全液滴の約10
vol%がその値以下となる油滴径、D50を前記エマル
ジョンの全液滴約50vol%がその値以下となる油滴径
として、x=(D90−D10)/D50で定義される油
滴分布xが1以下である安定した水中油滴型エマルショ
ンを含有する高内部相比のエマルションを得るステップ
と、を有することを特徴とする高内部相比の水中油滴型
エマルションの形成方法も提供される。
【0018】
【実施例】図1は、本発明に従う混合装置20を示す。
本発明の混合装置20は、例えば、ホ図3に示すような
システムで、従来の混合装置10に置き換えて用いられ
る。混合装置20は、シリンダー22に、導入口24
と、取り出し口26と、剪断力を与える複数の剪断手段
28と、を備える。複数の剪断手段28は、混合物の流
路に沿ってシリンダー22内に直列に配置される。
【0019】シリンダー22は、導入口24が底面30
に位置し、取り出し口26が頂面32に位置するよう
に、ほぼ鉛直方向に配置される。
【0020】剪断手段28は、望ましくは、シリンダー
22の長手方向の軸に沿って、シャフト38上に回転可
能に、且つ、直列に配置される複数のブレード34、3
6を備える。但し、流体に剪断力をかけることができれ
ば、剪断手段28は、周知のどのような構造でもよく、
例えば、羽根、タービン、スパイラルフロー管路等を用
いてもよい。
【0021】導入口24は、好ましくは、シリンダー2
2の長手方向の軸あるいはシャフト38と同心円上に配
置される。このように配置することにより、混合物をブ
レード34の方向に最も効果的に送り出すことができ
る。
【0022】(図1に模式的に示した)周知の駆動手段
40を用いて、回転をブレード34、36に付与する。
駆動手段40は、ブレード34、36に回転を付与し
て、分散されるべき混合物に、約0.1×105ないし
0.1×107Watt・s/m3 の供給動力に対応す
る剪断力を与え、所望の液滴サイズと液滴サイズ分布特
性を有するエマルジョンを形成する。即ち、混合装置の
容量が大きいほど、所望の液滴サイズと分布を得るため
に必要な供給動力が大きくなる。
【0023】シリンダー22は、剪断手段28の大きさ
と位置に連動した幾何学的配置を有し、乳化されるべき
相のチキソトロープ特性あるいは流動学的特性が変化し
ても、シリンダー22内の混合物を充分に混合すること
ができる。次に、この混合装置20を使ったエマルジョ
ン作成プロセスを説明する。まず、実質的にニュートン
液体である水と、炭化水素と、乳化剤の混合物を作成す
る。ここで、ニュートン液体とは、力が加えられるとす
ぐに流動し始め、また、その流速が、加えられた力に直
接比例するような液体を意味する。エマルジョンが形成
されると、混合物には、粘弾性的流体あるいは非ニュー
トン流体の特性が与えられる。即ち、粘度が剪断速度に
依存するようになる。エマルジョンが形成され、導入さ
れたニュートン混合物が非ニュートンエマルジョンに変
化することにより、このような特性変化が起こる。シリ
ンダ形状および剪断手段の配置により、約1から30ミ
クロン、およびより好ましくは約7ミクロンより小さ
い、実質的に均一な内側相(internal pha
se)の液滴サイズを有するHIPRエマルジョンを調
製することができる。図1を更に参照して、本発明のシ
リンダ形状および剪断手段の配置が図示されている。
【0024】本発明によれば、剪断手段28はニュート
ン液体混合物の流路に沿って連続的に位置している。図
1において図示された連続的な位置は、ブレード34,
36の連続的な配置である。動作の際には、第1のブレ
ード34は、シリンダ22の壁に対して入来するニュー
トン液体混合物の実質的な部分を放射方向に移動させ
る。好ましくは、このようにして、全体の混合物の約8
0%が放射方向に移動される。この部分がシリンダ22
の壁にぶつかることで、シリンダ壁において最小の圧力
を生じ、またブレード34の先端においては最大限の圧
力が生じるようになる。この結果、混合される液体の循
環が更に高められる。
【0025】ニュートン液体混合物の放射状に移動され
る部分が剪断力を受け、またブレードにより混合される
ので、乳状にするための相が開始されて、液体の特性が
非ニュートン液体の液体になる。この非ニュートン液体
は、押しやられて反応することがもはやなく、また軸3
8の回りで固定して回転するようになる。
【0026】ブレード34によって放射状に置換されな
かった、残りの非放射状に置換されたニュートン液体
は、特に混合された非ニュートン部分の固定した流れを
考慮して、軸38の上部に流れあるいは上昇する。この
ニュートン液体の、ロッドつまり軸38を上昇する残り
の部分の流れは、「ロッド上昇」液体と呼ばれる。
【0027】この残りの部分は、剪断力を更に受けない
場合には、ブレード34により混合された実質的な部分
として混合されることは全くない。更に、ロッド上昇液
体によって合の全体の効率が減じられる。このようにし
て形成されたエマルジョンは、従って、受容できない液
滴サイズおよび液滴サイズ分布特性を持ち、これは剪断
率を増大させるこによりのみ改良できるものであり、よ
り乳化の必要があり、また相転化の危険性が増大する。
【0028】よって、本発明によれば、ブレード36は
ニュートン液体の残りの非放射状に置換された部分に残
りの部分を非ニュートン液体に混合するために他の剪断
力を受けさせる。ロッド上昇流れは、こうして乳化さ
れ、また所望の特定を備えたエマルションが過度の乳化
あるいは相転化の危険性の増大なしに形成される。ブレ
ード36は更に、固定した流れを取り除きまた混合率を
更に増大するために、固定して回転してい非ニュートン
の実質的な部分を混合する。
【0029】更に図2において、好ましいシリンダ形状
が、剪断手段28つまりブレード34,36の直径
(d)、シリンダ長さ(L)およびシリンダ直径(D)
の適切な比率の点において表現されている。
【0030】シリンダ2は好ましくは、約1.8〜3.
0の間である直径に対する長さの比(L/D)を提供す
るために、その長さおよび直径が選定される。
【0031】ブレード34,36は好ましくは、入口2
4から予め定められた距離で、シリンダ22内に位置さ
れる。第1のブレード34は、入口24からシリンダ2
2の約1/3だけ(L/3)離れて配置される。第2の
ブレード36は、第1のブレード34から、ブレードの
直径の1.5倍(1.5d)の位置に配置される。シリ
ンダ直径に対するブレードの直径の比率(d/D)は、
好ましくは、0.35〜0.45の間であり、より好ま
しくは約0.4である。
【0032】上記したシリンダ22の形状は、シリンダ
22における流れパターンを引き起こし、これは、乳化
された液相の特性の変化に、流体学的あるいは揺変性的
に逆に影響されることがない。ロッド上昇流および固定
した回転のような、シリンダ22内の流れの澱みは回避
され、これにより、混合物に対する非均一な剪断力の適
用が防止され、また双峰のエマルジョン、つまり非均一
な液滴サイズを持ったエマルジョンの形成が防止される シリンダ容量は、シリンダ内における滞留時間が約1〜
5分となるように、混合物の所期の流れ率を考慮して好
ましくは選択される。
【0033】この増大した滞留時間によって、従来技術
のものと比較して、剪断力を予め大きくする必要なし
に、乳化添加剤により、内側相を十分に分散し、また内
側の相の液滴サイズを安定化することができる。
【0034】内側のビスコース炭化水素相及び外側の水
相は、好ましくは、例えば図3に示したような導管1
4,16のような従来技術において公知である流れ導管
手段を通して、混合装置28に供給される。
【0035】乳化添加剤は、好ましくは、陰イオン性、
陽イオン性、または非イオン性の界面活性剤であり、よ
り好ましくは、エチオキシレートされたノニルフェノー
ル(nonylphenol ethoxylate
d)の界面活性剤である。好適な乳化添加剤の一例とし
ては、アルキルフェノール エチオキシレートをベース
とした界面活性剤(INTEVEP,S.A.による登
録商標INTAN−100のようなもの)を97重量%
と、エチレン酸化物の約5ユニットを有してフェノール
フォルムアルデヒド エチオキシレートの3重量%と
の混合物である。
【0036】この乳化添加剤は好ましくは、ビスコース
炭化水素を約300ppm以下含有した外側の水相に、
濃縮の際に加えられる。
【0037】本発明のシステムは、次のように動作す
る。内側のビスコース炭化水素相及び外側の水相並びに
乳化添加剤は、図1の導管14,16のような、それぞ
れの導管により供給されて、好ましくは混合手段12内
において各相の混合物が形成される。
【0038】図1を参照すると、混合物は次に混合装置
20の入口24を通過する。混合物の流れは、シリンダ
22に入り、そこで実質的な部分、好ましくは流れの少
なくとも約80%が、第1のブレード34によってシリ
ンダ22の壁に対して放射状に置換される。シリンダ形
状によって静止したヘッドが提供され、これは流れの循
環を促進し、また剪断力の不均一なストレスの領域の形
成を防止し、これによって、精密な液滴サイズの分布の
提供が補助される。混合が第1のブレード34によって
引き起こされて、粘弾性特性を備えた非ニュートン液体
が形成される。この結果、固定した挙動で軸38の回り
の液体回転が生じ、ニューロン液体の残りの部分が、液
体のロッド上昇型の流れにおいて、軸38を上昇する。
【0039】第2のブレード36は、残りの部分を混合
された非ニュートン部分に混合して実質的な部分の固定
した流れないし回転を取り除くことで、このようなロッ
ド上昇流れを取り除くように動作し、これにより、特に
7.0ミクロンまたはこれより小さい液滴サイズが望ま
れる場合において、改良された混合および所望の特性を
備えたエマルジョンが提供される。
【0040】第2のブレード36はこのようにして、液
滴サイズの非均一性を減じるための補助をし、また、
(D90−D10)/D50により規定される、1より
小さい、精密な液滴サイズの分布(X)が提供される。
【0041】なお、D90は、上記エマルジョンにおけ
る全ての液滴の約90%ないしこれ以下の体積の液滴サ
イズである。
【0042】また、D10は、上記エマルジョンにおけ
る全ての液滴の約10%ないしこれ以下の体積の液滴サ
イズである。
【0043】更に、D50は、上記エマルジョンにおけ
る全ての液滴の約50%ないしこれ以下の体積の液滴サ
イズである。
【0044】図2を参照して、上記した液滴サイズ分布
を更に規定する。y軸は、増大する液滴の直径により分
けられた、全体の液滴ファミリーを示している。よっ
て、D10は、このy軸に沿った10%における液滴の
液滴径に対応している。D50とD90は、同様に、そ
れぞれ50%および90%に対応している。x軸はミク
ロン単位の液滴サイズを示している。図2では液滴サイ
ズ分布因子の一般的な意味を例示したが、実際の液滴サ
イズ値はx軸上には含まれない。よって、上記した液滴
サイズ分布因子は、エマルジョン内に含まれる液滴サイ
ズの均一性を反映したものである。小さな分布因子は精
密な液滴サイズ分布及び実質的に均一な液滴サイズを表
している。
【0045】以下に、従来のシステムと本発明にシステ
ムとを比較した数例を示す。これらの例は、炭化水素含
有水(hydrocarbon−in−water)の
エマルジョンの調合品に基づくものである。使用した炭
化水素は、ベネズエラのOrinoco Beltから
の天然Cerro Negro ビチューメンであり、
60°Fにおいて8.4度のAPI重量(API gr
avity)、並びに下記した表1に示した化学的特性
を有している。
【0046】
【表1】 ビチューメン CNR API比重(60) 8.4 飽和%(TLC/FID) 11.8 芳香族化合物%(TLC/FID) 45.8 樹脂%(TLC/FID) 30.9 アスファルテン率%(TLC/FID) 11.5 酸性度,mgKOH/g(ASTM D−664) 3.07 塩基性窒素量 mg/Kg(SHELL−1468) 1,546.1 総窒素量 mg/Kg(ASTM D−3228) 5,561 硫黄% 3.91 ニッケル(mg/l) 105.9 バナジウム(mg/l) 544.2 使用されている表面活性剤は、97%(重量)のフェノ
ール・エトキシルを主成分とする表面活性化合物で、IN
TEVEP,S.A.社が供給し、INTAN-100TMと命名されたアル
キルと、3%(重量)の、およそ5構成分子の酸化エチ
レンを持つフェノール・ホルムアルデヒド・エトキシル
・レジンからなる化合物である。
【0047】各例の目的は、内相:外相比少なくも85:1
5の、平均サイズ4ミクロン以下の液滴と1以下の液滴
サイズの分布率を得ることである。
【0048】実施例1 上記に記された粘着性炭化水素は水と一次固定ミキサ内
で乳剤化添加物と混合される。
【0049】固定ミキサーにより提供された混合物は次
に、滞留時間10秒の流動率で、現在のダイナミックミ
キサー(トレードマーク:TKK、モデル:PHM、製
造者:日本、大阪、特殊気化(?)工業(株))に送られる。
【0050】この現行の構成で、内相:外相比85:15に
て、得られた最小の液滴サイズは8-10ミクロンであっ
た。温度とエマルジョン化添加物濃度を上げ、内相:外
相比を下げても、所要の液滴サイズが得られる前に転相
が発生した。
【0051】実施例2 本実施例において、米国特許第4,018,426号に記載され
ているように、実施例1の固定ミキサの代わりに予混合
タンクを用い、実質的に均質な一次分散系を周知のダイ
ナミックミキサに供給した。予混合タンクにおいて内相
と外相とを約30分間混合した後、滞留時間10秒で周
知のミキサを通した。内相/外相比85:15としたと
ころ、濃度6000ppmおよび有意な量のエネルギを
印加して粘性炭化水素に乳剤化添加物を添加した場合に
のみ液滴サイズを4ミクロンとすることができた。これ
らテストの結果は下の表2に示されているとおりであ
る。
【0052】
【表2】 試料 界面活性剤 P/Q 飛沫径 (ppm) (ワット・s/m3 ) (ミクロン) 1 2000 1.0×108 8.5 2 4000 1.0×108 5.6 3 6000 1.0×108 5.0 4 6000 1.5×108 3.5 5 8000 1.0×108 3.0 内相/外相比; 85:15 温度;66℃ 実施例3 エマルジョンは実施例1にあるシステムで生成される
が、本発明では、現在のダイナミックミキサを使用する
ために機器を交換する。現在の発明で使用されるミキサ
は以下の寸法となる。D=161mm L=495mm d=60mm H=90
mm 滞留時間=4分。
【0053】このシステムの実験では驚くべき結果が示
さられているが、それはこの非常に小さい液滴のサイズ
が、実施例2よりもはるかに低いエネルギ入力で、3000
ppmのエマルジョン化添加物のみで得ることができたこ
とである。
【0054】内相:外相比率95:5、66℃の温度では、4
ミクロンの液滴は、1.5x106WATT・s/m3で達成された。
これらテストの結果は下の表3に要約されるとおりであ
る。
【0055】
【表3】 試料 界面活性剤 P/Q 飛沫径 (ppm) (ワット・s/m3 ) (ミクロン) 1 3000 0.1×106 7.0 2 3000 1.0×106 4.5 3 3000 1.5×106 4.0 4 3000 2.0×106 3.5 特筆すべきなのは、本発明によって得られた、この改善
された結果は実施例2と米国特許No. 4,018,426にある
ような、プレ・ミキシング・タンクの必要なく得られた
ということである。
【0056】さらに、本特許による処方では生成され
た、1以下の液滴のサイズ分布率は、上記に記したよう
に、エマルジョン全体で、ほぼ統一化された液滴サイズ
を示している。
【0057】この発明に従って調合されたエマルジョン
は粘着性炭化水素の輸送のために優れた代替法である。
エマルジョンがその目的地に到達したら、そのエマルジ
ョンはすでによく知られた手法で分解することができ
る。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
液滴の大きさが約1ないし30ミクロンで、且つ、ほぼ
均一であるような、HIPR油/水のエマルジョンを形
成するシステムが得られる。また、本発明によれば、上
記のようなエマルジョンを多量の混合エネルギーや乳化
剤を用いることなく、また、転相を起こすことなく形成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による混合シリンダを示す概略図であ
る。
【図2】液滴サイズの分布例を示すグラフ図である。
【図3】従来のエマルジョン形成システムを示す概略図
である。
【符号の説明】
10…混合装置 12…固定ミキサ 14、16…管路 22…シリンダ 28…剪断手段 34、36…ブレード
フロントページの続き (72)発明者 マリア ルイーザ ヴェントレスカ ヴェネズエラ,ロス テケス,アプト. 62−ビー,レス.パエツ プラザ.カレ パエツ コン グアイカイピューロ

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油/水HIPRエマルジョンを形成する
    方法において、 粘性炭化水素と乳化添加剤と水との混合物からなるニュ
    ートン液体を形成し、 前記ニュートン液体に相当する部分は非ニュートン液体
    を形成するように放射状に配置されている前記ニュート
    ン液体に第1の剪断力をかけ、 その後非放射状に配置されたままのニュートン液体に第
    2の剪断力をかけて前記非放射状に配置されたままのニ
    ュートン液体を前記非ニュートン液体に混合し、液滴サ
    イズは約1乃至30ミクロンであり、液滴サイズ分配
    (X)は約1以上ではなく、前記液滴サイズ分配は、式
    X=(D90−D10)/D50(ここでD90は液滴
    サイズであって、前記エマルジョンにおいて全液滴の体
    積は約90%かまたはそれ以下の安定油/水エマルジョ
    ンからなる前記HIPRエマルジョンを形成し、D10
    は液滴サイズであって、前記エマルジョンにおいて全液
    滴の体積は約10%かまたはそれ以下)である油/水H
    IPRエマルジョンを形成してD50は液滴サイズであ
    って、前記エマルジョンにおいて全液滴の体積は約50
    %かまたはそれ以下)である油/水HIPRエマルジョ
    ンを形成するように、該装置は前記ニュートン液体に剪
    断力をかける複数の手段からなって前記ニュートン液体
    の流路に沿って連続して配置され、前記複数の剪断手段
    は連続して配置された第1の剪断手段と第2の剪断手段
    とを少なくとも各々1つからなる方法。
  2. 【請求項2】 前記相当部分の剛性流れを防止するよう
    に前記ニュートン液体の前記相当部分に前記第2の剪断
    力をかける工程をさらに含むことを特徴とする請求項2
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 第1の剪断力および第2の剪断力をかけ
    る前記工程はシリンダ内の前記ニュートン液体の滞留時
    間を約1乃至5分とするように選択された体積を有する
    シリンダーにおいて実施されることを特徴とする請求項
    2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記ニュートン液体のための入口と前記
    HIPRエマルジョンのための出口とを有し、長さ
    (L)と直径(D)とを有するシリンダーを選択する工
    程であって、前記第1および第2の剪断手段は各々直径
    (d)を有して、 前記第1の手段は前記入口から約1/3Lの距離に位置
    して、 前記第2の剪断手段は前記第1の剪断手段から約1.5
    dの距離に位置して、 シリンダの長さとシリンダの直径との比率(L/D)は
    約1.5乃至3.0であって、 剪断手段の直径とシリンダの直径との比率(d/D)は
    約0.35乃至0.45であることを特徴とする請求項
    3記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記ニュートン液体を形成する前記工程
    は、前記粘性炭化水素と前記水とを粘性炭化水素と水と
    の体積の比率が約80:20乃至95:5であるように
    混合する工程を含むことを特徴とする請求項1記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 前記ニュートン液体を形成する工程は、
    API重力が60°Fにおいて約5乃至15である粘性
    炭化水素を提供する工程をさらに含むことを特徴とする
    請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記ニュートン液体を形成する工程は、
    濃度が約3000ppmを超えない範囲で前記乳化添加
    剤を前記水に添加する工程を含むことを特徴とする請求
    項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記乳化添加剤を添加する工程は、カチ
    オン、アニオン、非イオン性乳化剤からなるグループか
    ら前記乳化添加剤を選択する工程をさらに含むことを特
    徴とする請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記乳化添加剤を添加する工程は、濃度
    が約3000ppmを超えない範囲でノニルフェノール
    エトキシ海面活性剤を前記水に添加する工程からなるこ
    とを特徴とする請求項7記載の方法。
  10. 【請求項10】 乳化転化剤と水と粘性炭化水素との混
    合物からなるニュートン液体から油/水エマルジョンを
    形成する装置において、 前記ニュートン液体に相当する部分は第1の剪断力がか
    けられ、また前記第1の剪断手段から放射方向に移動さ
    れて非ニュートン液体を形成するように混合されるよう
    に、また非放射方向に移動されたニュートン液体は第1
    の剪断力がかけられて、液滴サイズは約1乃至30ミク
    ロンであり、液滴サイズ分配(X)は約1以上ではな
    く、前記液滴サイズ分配は、式X=(D90−D10)
    /D50(ここでD90は液滴サイズであって、前記エ
    マルジョンにおいて全液滴の体積は約90%かまたはそ
    れ以下の安定油/水エマルジョンからなる前記HIPR
    エマルジョンを形成して、D10は液滴サイズであっ
    て、前記エマルジョンにおいて全液滴の体積は約50%
    かまたはそれ以下)である油/水HIPRエマルジョン
    を形成するように、該装置は前記ニュートン液体に剪断
    力をかける複数の手段からなって前記ニュートン液体の
    流路に沿って連続して配置され、前記複数の剪断手段は
    連続して配置された第1の剪断手段と第2の剪断手段と
    を少なくとも各々1つからなる装置。
  11. 【請求項11】 前記ニュートン液体の入口と前記HI
    PRエマルジョンの出口とを有するシリンダからなり、
    前記複数の剪断手段は前記ニュートン液体の流路に沿っ
    て前記シリンダ内に連続して配置され、前記複数の剪断
    手段は各々直径(d)を有し、前記シリンダは長さ
    (L)と直径(D)とを有し、前記第1の剪断手段は前
    記入口から約1/3Lの距離に配置され、前記第2の剪
    断手段は前記第1の剪断手段から約1.5dの距離に配
    置され、シリンダの長さとシリンダの直径との比率(L
    /D)は約1.5乃至3.0であり剪断手段の直径とシ
    リンダの直径との比率(d/D)は約0.35乃至0.
    45であることを特徴とする請求項10記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記シリンダは前記混合物の流量に対
    応して前記シリンダ内の前記混合物の対流時間が約1乃
    至5分となるように選択される体積を有することを特徴
    とする請求項11記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記複数の剪断手段は前記混合物の前
    記流路に沿って連続して配置される回転可能な複数のブ
    レードからなることを特徴とする請求項11記載の装
    置。
  14. 【請求項14】 前記入口は前記複数のブレードの軸に
    実質的に同心円状に配置されていることを特徴とする請
    求項13記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記シリンダは実質的に垂直に配置さ
    れ、前記入口は前記シリンダの底端部に配置されている
    ことを特徴とする請求項14記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記粘性炭化水素と乳化転化剤と水と
    の混合物を形成する手段をさらに有することを特徴とす
    る請求項10記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記混合物を形成する前記手段は、前
    記粘性炭化水素と前記水とを炭化水素と水との体積が約
    80:20乃至95:5の比率となるように混合する手
    段からなることを特徴とする請求項16記載の装置。
  18. 【請求項18】 粘性炭化水素分散相は60°Fにおい
    て約5乃至15のAPI重力を有し、 水分散媒は、前記分散相と前記分散媒の体積の比率が約
    80:20乃至95:5であり、 乳化添加剤の濃度は約3000ppmを超えない範囲に
    あり、前記エマルジョンは液滴サイズが約1乃至30ミ
    クロンであり液滴サイズ分配(X)は約1以上とならな
    いことを特徴とし、前記液滴サイズ分配は以下の式X=
    (D90−D10)/D50から求められ、ここでD9
    0はは液滴サイズであって、前記エマルジョンにおいて
    全液滴の体積は約90%かまたはそれ以下であり、 D10は液滴サイズであって、前記エマルジョンにおい
    て全液滴の体積は約10%かまたはそれ以下であり、 D50は液滴サイズであって、前記エマルジョンにおい
    て全液滴の体積は約50%かまたはそれ以下であること
    を特徴とする油/水HIPRエマルジョン。
  19. 【請求項19】 前記エマルジョンは連続法によって形
    成されることを特徴とする請求項18記載のエマルジョ
    ン。
  20. 【請求項20】 前記液滴サイズは約7.0ミクロンを
    超えないことを特徴とする請求項18記載のエマルジョ
    ン。
  21. 【請求項21】 前記液滴サイズは約4.0ミクロンを
    超えないことを特徴とする請求項18記載のエマルジョ
    ン。
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