JP2580317B2 - 複数操舵体の同期操舵装置 - Google Patents
複数操舵体の同期操舵装置Info
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- JP2580317B2 JP2580317B2 JP1035022A JP3502289A JP2580317B2 JP 2580317 B2 JP2580317 B2 JP 2580317B2 JP 1035022 A JP1035022 A JP 1035022A JP 3502289 A JP3502289 A JP 3502289A JP 2580317 B2 JP2580317 B2 JP 2580317B2
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- Japan
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- steering
- ball screw
- screw shaft
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はミサイルの方向姿勢制御装置等に適用する操
舵装置に関する。
舵装置に関する。
従来、ミサイルの方向姿勢制御装置等でたとえば操舵
翼とジェットベーンの複数の軸を駆動する場合、第3図
に示すように、操舵翼1、ジェットベーン2に各直結さ
れたアーム3を揺動させる各ボールスクリュウナット4
を、各サーボモータ5に直結したボールスクリュウねじ
軸6で往復動させて行なうか、或は第4図に示すよう
に、操舵翼1とジェットベーン2とをリンク10で連結
し、操舵翼1に直結されたアーム3を1個のサーボモー
タ5に直結したボールスクリュウねじ軸6とボールスク
リュウナット4で揺動させて行なっていた。
翼とジェットベーンの複数の軸を駆動する場合、第3図
に示すように、操舵翼1、ジェットベーン2に各直結さ
れたアーム3を揺動させる各ボールスクリュウナット4
を、各サーボモータ5に直結したボールスクリュウねじ
軸6で往復動させて行なうか、或は第4図に示すよう
に、操舵翼1とジェットベーン2とをリンク10で連結
し、操舵翼1に直結されたアーム3を1個のサーボモー
タ5に直結したボールスクリュウねじ軸6とボールスク
リュウナット4で揺動させて行なっていた。
上記従来の操舵装置には解決すべき次の不具合があっ
た。
た。
(1)複数の駆動源を配置するため、大きなスペースが
必要である。
必要である。
(2)リンク装置のロッド等の間隙によるヒステリシ
ス、即ち遊びの不感帯が発生する。
ス、即ち遊びの不感帯が発生する。
本発明は上記課題の解決手段として、1個の駆動モー
タで回転駆動されるボールスクリュウねじ軸と、同ねじ
軸に螺合され同ねじ軸の回転により同ねじ軸に沿って移
動する複数のボールスクリュウナットと、回動自在に支
持される複数の操舵体と、同操舵体の回動軸と上記ボー
ルスクリュウナットとを各々連結する複数のアームと、
よりなることを特徴とする複数操舵体の同期操舵装置を
提供しようとするものである。
タで回転駆動されるボールスクリュウねじ軸と、同ねじ
軸に螺合され同ねじ軸の回転により同ねじ軸に沿って移
動する複数のボールスクリュウナットと、回動自在に支
持される複数の操舵体と、同操舵体の回動軸と上記ボー
ルスクリュウナットとを各々連結する複数のアームと、
よりなることを特徴とする複数操舵体の同期操舵装置を
提供しようとするものである。
本発明は上記のように構成されるので次の作用を有す
る。
る。
即ち、ボールスクリュウねじ軸に操舵体を複数、ボー
ルスクリュウナットを介して連結し、1個の駆動モータ
で回転駆動するので、複数の駆動モータを必要とした従
来例に較べ、必要スペースを小さくできる。また、1本
のねじ軸で複数の操舵体を駆動するので完全に同期性が
保たれる。
ルスクリュウナットを介して連結し、1個の駆動モータ
で回転駆動するので、複数の駆動モータを必要とした従
来例に較べ、必要スペースを小さくできる。また、1本
のねじ軸で複数の操舵体を駆動するので完全に同期性が
保たれる。
本発明の一実施例を第1図により説明する。第1図は
ロケットモータ9に設けられた同期操舵装置を示すもの
で、図において、操舵翼1及びジェットベーン2の軸は
ベアリング7,8に支持されアーム3と直結されている。
アーム3はボールスクリュウナット4を介して、ボール
スクリュウねじ軸6と結合されている。また、ボールス
クリュウねじ軸6はサーボモータ5のシャフトと結合さ
れている。サーボモータ5を回転させることにより、ボ
ールスクリュウねじ軸6が回転し、ボールスクリュウナ
ット4は、アーム3により回転制限されているため、図
示の矢印ア,イの方向へ直進運動を行う。これによりア
ーム3が図示の矢印ウ,エの方向へ揺動し、操舵翼1及
びジェットベーン2を駆動する。又、操舵翼1とジェッ
トベーン2の揺動角度、方向はボールスクリュウねじリ
ード量、即ち、ボールスクリュウナット4、ボールスク
リュウねじ軸6のねじリード量及びアーム3の長さを変
えることにより必要な値を得られる。
ロケットモータ9に設けられた同期操舵装置を示すもの
で、図において、操舵翼1及びジェットベーン2の軸は
ベアリング7,8に支持されアーム3と直結されている。
アーム3はボールスクリュウナット4を介して、ボール
スクリュウねじ軸6と結合されている。また、ボールス
クリュウねじ軸6はサーボモータ5のシャフトと結合さ
れている。サーボモータ5を回転させることにより、ボ
ールスクリュウねじ軸6が回転し、ボールスクリュウナ
ット4は、アーム3により回転制限されているため、図
示の矢印ア,イの方向へ直進運動を行う。これによりア
ーム3が図示の矢印ウ,エの方向へ揺動し、操舵翼1及
びジェットベーン2を駆動する。又、操舵翼1とジェッ
トベーン2の揺動角度、方向はボールスクリュウねじリ
ード量、即ち、ボールスクリュウナット4、ボールスク
リュウねじ軸6のねじリード量及びアーム3の長さを変
えることにより必要な値を得られる。
以上は1個のサーボモータ5に対し、その両側にボー
ルスクリュウねじ軸6を突出させた、いわば両ロッド方
式であるが、第2図に示すように片方へサーボモータ5
を設置し、片側へのみ突出させたボールスクリュウねじ
軸6で、併設されたアーム3、ボールスクリュウナット
4を駆動する方式としても勿論、同じ結果が得られる。
ルスクリュウねじ軸6を突出させた、いわば両ロッド方
式であるが、第2図に示すように片方へサーボモータ5
を設置し、片側へのみ突出させたボールスクリュウねじ
軸6で、併設されたアーム3、ボールスクリュウナット
4を駆動する方式としても勿論、同じ結果が得られる。
以上の通り、本実施例によれば1個のサーボモータ5
で操舵翼1及びジェットベーン2を同時に駆動できるの
で小さいスペースで目的を達することができる。また、
従来のようにリンクを必要としないので、ロッド等のピ
ン結合部等の間隙が遊び、即ちヒステリシスを生じて同
期性を損ねるという不具合も解消し、望ましい同期操舵
装置が得られる。
で操舵翼1及びジェットベーン2を同時に駆動できるの
で小さいスペースで目的を達することができる。また、
従来のようにリンクを必要としないので、ロッド等のピ
ン結合部等の間隙が遊び、即ちヒステリシスを生じて同
期性を損ねるという不具合も解消し、望ましい同期操舵
装置が得られる。
上記実施例では軸を有する操舵体に操舵翼とジェット
ベーンを用いたが、操舵体は操舵翼とジェッドベーンに
限定されるものではない。また、その個数も2個に限定
されるものではない。ボールスクリュウナット(ボール
ナット)の数も操舵体の数に応じて増減してもよい。
ベーンを用いたが、操舵体は操舵翼とジェッドベーンに
限定されるものではない。また、その個数も2個に限定
されるものではない。ボールスクリュウナット(ボール
ナット)の数も操舵体の数に応じて増減してもよい。
本発明は上記のように構成されるので次の効果を有す
る。
る。
(1)省スペース、コンパクト化が図れる。
(2)不感帯を少なくし、応答性が向上できる。
(3)駆動用モータが一つとなり、価格低減ができる。
第1図は本発明の一実施例の図で、(a)は平面図、
(b)は(a)のb−b矢視断面図、(c)は(a)の
c−c矢視断面図、第2図は本発明の別の実施例の側面
図、第3図は一従来例の側面図、第4図は別の従来例の
側面図である。 1……操舵翼, 2……ジェットベーン, 3……アーム, 4……ボールスクリュウナット(ボールナット), 5……サーボモータ, 6……ボールスクリュウねじ軸, 7,8……ベアリング, 9……ロケットモータ, 10……リンク。
(b)は(a)のb−b矢視断面図、(c)は(a)の
c−c矢視断面図、第2図は本発明の別の実施例の側面
図、第3図は一従来例の側面図、第4図は別の従来例の
側面図である。 1……操舵翼, 2……ジェットベーン, 3……アーム, 4……ボールスクリュウナット(ボールナット), 5……サーボモータ, 6……ボールスクリュウねじ軸, 7,8……ベアリング, 9……ロケットモータ, 10……リンク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−217199(JP,A) 実開 平1−74499(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】1個の駆動モータで回転駆動されるボール
スクリュウねじ軸と、同ねじ軸に螺合され同ねじ軸の回
転により同ねじ軸に沿って移動する複数のボールスクリ
ュウナットと、回動自在に支持される複数の操舵体と、
同操舵体の回動軸と、上記ボールスクリュウナットとを
各々連結する複数のアームと、よりなることを特徴とす
る複数操舵体の同期操舵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1035022A JP2580317B2 (ja) | 1989-02-16 | 1989-02-16 | 複数操舵体の同期操舵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1035022A JP2580317B2 (ja) | 1989-02-16 | 1989-02-16 | 複数操舵体の同期操舵装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02217799A JPH02217799A (ja) | 1990-08-30 |
JP2580317B2 true JP2580317B2 (ja) | 1997-02-12 |
Family
ID=12430435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1035022A Expired - Fee Related JP2580317B2 (ja) | 1989-02-16 | 1989-02-16 | 複数操舵体の同期操舵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580317B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6827310B1 (en) * | 2003-09-22 | 2004-12-07 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy | Apparatus and method for fin actuation in a portable missile |
JP4514021B2 (ja) * | 2003-12-11 | 2010-07-28 | Ntn株式会社 | ボールねじアクチュエータ |
JP6629679B2 (ja) * | 2016-06-16 | 2020-01-15 | 株式会社京三製作所 | 転落防止装置 |
US20190127047A1 (en) * | 2017-10-30 | 2019-05-02 | Airbus Operations Gmbh | Carriage for supporting and guiding a flap and airfoil flap system for use in an aircraft |
-
1989
- 1989-02-16 JP JP1035022A patent/JP2580317B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02217799A (ja) | 1990-08-30 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |