JP2579662B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2579662B2
JP2579662B2 JP4733388A JP4733388A JP2579662B2 JP 2579662 B2 JP2579662 B2 JP 2579662B2 JP 4733388 A JP4733388 A JP 4733388A JP 4733388 A JP4733388 A JP 4733388A JP 2579662 B2 JP2579662 B2 JP 2579662B2
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典子 馬場
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、2値もしくは多値で表現された所望画像
の記録をレーザを用いて行う、新規な画像記録装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
近年レーザを用いて画像記録を行う方法及び装置が精
力的に開発されており、多数の特許が出願されている。
その中で、例えば特開昭61−291184号公報に開示された
ものが注目される。
第4図は前記公報に開示されたレーザ記録方法の構成
の概要を示したものである。図中、101は支持体、102は
発熱層、103はロイコ染料層、104は顕色剤含有受容層、
105は受容ベース、100は所定のビーム径に集光され、画
像信号に応じて強度変調されたレーザ光であり、支持体
101と発熱層102,染料層103で転写シート300を形成し、
受容層104と受容ベース105とで受容シート400を形成し
ている。
次に動作について説明する。画像信号に応じて光強度
変調され、所定のビーム径に集光されたレーザ光100は
透明フィルムの支持体101を通過して発熱層102を照射す
る。このレーザ光のエネルギーに応じて、発熱層102は
光吸収発熱をする。この発熱で、ロイコ染料層103の染
料が受容シートの顕色剤含有受容層104に転移する。こ
の染料と顕色剤が反応して発色し、像を形成する。この
動作を連続的に実行して二次元の記録画像を得る。
これが発色動作の概要であり、他にレーザ光の走査手
段,レーザ光の変調手段,変調する画像信号のメモリ手
段,転写シートと受容シートの圧接手段あるいは走行手
段,および各手段の同期化制御手段などで装置が構成さ
れている。なおこれらの装置の詳細は、特開昭51−8949
号,特開昭62−128277号,特開昭62−159973号,特開昭
62−108669号などの公報に開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のレーザを用いた画像記録法は以上のように構成
されており、熱の発生をレーザのエネルギーに全面的に
依存している。このため、高価な大出力レーザを使用し
なければならないという問題点があった。例えば前記公
報<レーザ記録方法>に記載されている0.5Wのレーザ出
力値はコンパクト・ディスク再生装置等で使用されてい
る最も汎用的な半導体レーザの出力値5mWに対して、100
倍もの大出力であり、高価という経済面の他に短寿命と
いう技術的な問題点もある。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、低出力のレーザで記録が可能となり、安価
で長寿命な半導体レーザを使用できるレーザを用いた画
像記録装置を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る画像記録装置は、レーザ光で実現でき
る、被照射物の熱発生効果に感応する薄膜抵抗体を支持
体に形成し、該薄膜抵抗に電力を供給する電極を備えた
ヘッドに、画像に応じて光強度変調したレーザ光を照射
して薄膜抵抗体の抵抗値を変化させ、変化した抵抗値に
応じた発熱によって記録を行うように構成したものであ
る。
〔作用〕
この発明における薄膜抵抗体は温度によってその抵抗
値が変化する温度感応性物質を部分的もしくは全面的に
使用しており、この薄膜抵抗体の発熱制御手段としてレ
ーザ光を使用しているので、低出力のレーザ光で画像記
録が可能となる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
1図は本発明の一実施例によるレーザを用いた画像記録
装置の概要を示す断面図であり、図中の1はガラス支持
体であり、レーザ光の集光機能をもたせるために棒状と
している。2はガラス支持体1の上に形成した薄膜抵抗
体、3aと3bは図示しない電圧源に接続された第1,第2の
電極、200はヘッドであり、前記ガラス支持体1、薄膜
抵抗体2および電極3a,3bから構成されている。また4
は受容ベース105上に塗布した感熱染料層である。
次に動作について説明する。図示しないレーザ光発生
手段により発生された画像信号に応じて光強度変調され
た所定ビーム径のレーザ光100はガラス支持体1を通過
して薄膜抵抗体2を照射する。このレーザ光による熱発
生効果に感応して照射部の抵抗値がスポット状で低下す
る。このとき、第1,第2の電極3a,3bで電圧Vを薄膜抵
抗体2に印加しており、照射部の周辺を含めた合成抵抗
値をrとすれば、P=V2/rの電力に比例したスポット状
の熱を発生する。この熱は照射ビームの概略中心に集中
し、受容ベース105に塗布した感熱染料層4に伝導され
て熱量に応じた濃度で発色する。この場合でも、従来と
同様に受容ベース105は例えばプラテンなどを使用し
て、ガラス支持体1に所定の圧力で圧接して熱利用効率
の向上を図る。
このような動作を図示しないレーザ走査手段,紙走行
手段などの従来のプリンタ関連技術を結合して実施すれ
ば所望の記録画像を得ることができる。
第2図はガラス支持体1の正面図である。図のように
薄膜抵抗体2はガラス支持体1の上に均一に有効記録幅
分だけ形成され、電極3aと電極3bも薄膜抵抗2に電圧V
を一様に印加するように形成されている。
従って、被変調レーザ光で薄膜抵抗体2の中央部(図
中の部)を所定速度で走査すれば1ラインの記録が可
能なる。
なお、薄膜抵抗体2は全体としてRの抵抗値であれば
P=V2/Rの電力によって一様な発熱をするので、ヘッド
の与熱手段として使用することができる。但し、温度で
抵抗値が変化するので、電圧Vを変えて一定温度で保つ
ように制御する手段が必要である。
第3図はフル・カラー記録を実現する場合の実施例で
あり、同図(a)はその側面図、同図(b)は一般的に
使用するインク・フィルム例を示したものである。図に
おいて、11はフィルムなどの支持体101に塗布された感
熱性の昇華染料、12は表面に特殊処理を施した受像紙で
あり、他は第1図の実施例に示したものと同一である。
昇華染料11は同図(b)のようにイエロー11aとマゼン
タ11bとシアン11cの3基本色からなり、これらの順に面
順次に印刷されている。
これの発色も第1図の実施例と同様であり、画像に応
じて光強度変調された所定ビーム径のレーザ光100がガ
ラス支持体1を通過して薄膜抵抗体2を照射する。その
温度変化に感応して照射部の抵抗値が低下する。この低
下した抵抗値によってV2/r(r:照射後の合成抵抗値)の
電極消費によって発熱が発生する。この熱がインクの支
持体101に伝達されて別の面に塗布した昇華染料11を受
像紙12に熱転写する。この熱転写をインク毎に順次3回
実施してフル・カラー記録を行う。
次に薄膜抵抗体2について説明する。薄膜抵抗体2が
レーザ光の熱発生効果に感応しない物質であれば従来の
実施例と同様であり、大出力のレーザを必要とする。本
発明は、感応物質を部分的もしくは全面的に採用するこ
とが前提である。レーザ光の熱発生効果に感応する物質
には温度敏感性負(正)特性抵抗体(一般的にサーミス
タ,ポジスタなどの商品名を有する低抗体)がある。こ
れら物質の概要は、一般的なエレクトロニクス材料関係
書に記されている通りであり、その抵抗値は半導体の特
性に近似しており、温度の2乗で変化する。つまり、少
しの温度上昇で急激にその抵抗値が変化し、発熱の促進
が可能になる。少しの温度上昇あるいは光量増加による
発熱はレーザ光のビーム径を拡大してエネルギー密度を
低下させても目的を達成できる長所があり、1画素の面
積が100μm以上の汎用的な記録においては特に効果
がある。
なお、薄膜抵抗体2はレーザ光を効率よく熱に変換す
る物質カーボン・ブラック等や不感応な通常の物質(サ
ーマル・ヘッドなどに使用されるSiO2,NiCrなど)およ
び感応性物質などを通常の抵抗体に局所的にドーピング
するかあるいは積層して形成すればよい。この決定要因
には電圧Vの大きさ(10V以下が望ましい),長期安定
度(酸化などにより劣化しないもの),耐熱寿命(1万
枚以上の記録が可能なもの),製造の容易さ,コスト,
動作速度,合成抵抗値,人体への安全性などがあり、最
適な形状や配合あるいは物質を選択すればよい。
次に階調数について説明する。1画素の記録時間を一
定とした場合、階調は光強度によって決まる。この光強
度はレーザの駆動電流によって連続的に変えることがで
きる。つまり、連続的な階調特性が得られる。
また、解像性はこれを制約する要因がレーザのビーム
径だけであり、容易に写真なみの解像度が得られる。
なお、上記実施例ではガラス支持体1として丸棒を用
いた場合についてのみ説明したが、これ以外の形状であ
ってもよい。また材質もガラスに限られるものではな
く、透明プラスチック(高耐熱性が必要)などの物質で
もよい。
また、感熱記録方式あるいは昇華染料熱転写方式以外
のワックス形熱転写方式あるいは他の感熱性記録方式な
どへの適用も可能である。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、レーザ光を透過
し、かつ集光する支持体の上に、レーザ光による発熱に
感応して抵抗値が変化する薄膜抵抗体と該抵抗体に記録
発熱用の電力を供給する手段を付加したので、記録に必
要な熱は薄膜低抗体で生成し、レーザ光は発熱制御に利
用する構成としたので、装置の小型化を図れるととも
に、大出力レーザを必要とせず、安価で解像性と階調性
に優れ、しかもカラーとモノクロ記録が可能なレーザを
用いた画像記録装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は感熱記録紙の記録に適用した本発明を一実施例
を示す図、第2図は第1図の熱発生部の概要を示す正面
図、第3図は昇華染料熱転写に適用した本発明の他の実
施例を示す図、第4図は従来のレーザを用いた画像記録
法を示す図である。 図中、1はガラス支持体、2は薄膜抵抗体、3a及び3bは
電極、4は感熱染料層、11は昇華染料、12は受像紙、10
0はレーザ光、101はフィルム支持体、102は発熱層、103
はロイコ染料層、104は顕色剤含有受容層、105は受容ベ
ース(紙)、200はヘッド、300は転写シート、400は受
容シートである。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−42254(JP,A) 特開 昭58−38177(JP,A) 特開 昭54−157627(JP,A) 特開 昭61−244563(JP,A) 特開 昭59−33193(JP,A) 特開 昭62−128768(JP,A) 特開 昭64−11849(JP,A) 特開 昭64−47561(JP,A) 実開 昭62−185042(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光を使用して画像の記録を行う装置
    において、 レーザ光を透過し、かつ集光する支持体と該支持体上に
    形成した温度に感応する薄膜抵抗体と該薄膜抵抗体に電
    圧を供給する電極とからなるヘッドと、 前記薄膜抵抗体の発熱制御のためのレーザ光を発生する
    手段とを備え、 画像信号に応じて前記レーザ光の光強度を変調し、 該被変調レーザ光を所定のビーム径に集光して所定速度
    で走査し、 該被集光ビームにより前記薄膜抵抗体をスポット照射し
    て照射部の抵抗値を低下させ、 別途供給した電圧と低下した抵抗値とでスポット状の発
    熱を実施し、 該発熱によってモノクローム記録もしくはカラー記録を
    行うことを特徴とする画像記録装置。
JP4733388A 1988-02-29 1988-02-29 画像記録装置 Expired - Lifetime JP2579662B2 (ja)

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DE3906086A DE3906086A1 (de) 1988-02-29 1989-02-27 Laserdrucker
US07/317,284 US4959663A (en) 1988-02-29 1989-02-28 Image recording device
US07/530,748 US5045866A (en) 1988-02-29 1990-07-06 Image printing device

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JPS62199337A (ja) * 1986-02-27 1987-09-03 Sekisui Chem Co Ltd 平板状物体の保持装置

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