JP2579558Y2 - 印鑑ケース - Google Patents

印鑑ケース

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JP2579558Y2
JP2579558Y2 JP1991099316U JP9931691U JP2579558Y2 JP 2579558 Y2 JP2579558 Y2 JP 2579558Y2 JP 1991099316 U JP1991099316 U JP 1991099316U JP 9931691 U JP9931691 U JP 9931691U JP 2579558 Y2 JP2579558 Y2 JP 2579558Y2
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inner cylinder
lid
seal
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cylinder
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JP1991099316U
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JPH0541844U (ja
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隆史 磯田
規 高力
治人 白石
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内部に保持した印鑑の
印面を遮蔽し且つ開放する蓋体を備えた印鑑ケースに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ケース本体に係合した蓋体の係合
を外したときに蓋体がスプリングの力で回動して開くよ
うになしたものが実公平2−23415号公報によって
公知であるが、これは蓋体を閉じる場合にスプリングに
抗して蓋体を復帰させる必要があるので操作が煩わしい
という不満がある。次に、蓋体に捩り杆を取付けて印鑑
を出没させるときに捩り杆を回動させて蓋体を開閉する
ようにしたものが実公昭53−44487号公報によっ
て公知であり、又、アームを利用して蓋体を開閉自在と
したものが実公昭53−44489号公報によって公知
であり、更に、蓋体に設けた斜めの窓孔に突子を嵌入し
て窓孔内で突子を移動させることにより蓋体を開閉自在
としたものが実公昭53−44488号公報により公知
であるが、これらは蓋体の開閉動作が滑らかでなく操作
感が良くないという不満がある
【0003】
【考案が解決しょうとする課題】本考案は、蓋体の開閉
操作が煩わしくなく、且つ蓋体の開閉動作が滑らかで操
作感の良好な印鑑ケースを提供することを目的とするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の印鑑ケースは、印鑑1の印面2を下端に露
出させるように印鑑1を保持する内筒3を、下端部及び
一側面を開口した外筒4の内部に上下方向に摺動自在に
収納し、且つ通常の状態で印面2が外筒4の下端開口部
5より所要量上方に位置するようにスプリング6で内筒
3を上方へ付勢状態とし、外筒4の側面開口部7におい
て外筒4の内外に出没可能な蓋体8を外筒4の側面部に
回動自在に取付け、蓋体8の回動取付部19に歯部9を
設けると共に、内筒3の下端側面部に上記の歯部9と互
いに噛合して、内筒3の下降に際し印面2の下方位置を
開放するように蓋体8を外筒外へ回転させ、且つ内筒3
の上昇に際し印面2の下方位置を遮蔽するように蓋体8
を外筒内へ回転させる歯部10を設け、又、蓋体8が外
筒外へ回転したときに内筒3の一部10が蓋体8の歯部
9から外れて噛合状態を解消するようになすと共に、そ
の内筒3の歯部10が蓋体8の歯部9から外れた状態で
更に内筒3が下降して内筒3が保持した印鑑1の印面2
が外筒4の下端開口から突出した状態になるまで、その
内筒3の歯部10より上方の側面に接触して蓋体8の外
筒内への回転を阻止するストッパー部26を蓋体8の取
付部19における歯部9の後方位置に設けて成るもので
ある。
【0005】ここで、内筒3によって保持する印鑑1
は、市販の印鑑をそのまま利用して装着してもよいし、
又は専用の部品として製造した印鑑を組み付けてもよ
い。
【0006】次に、印鑑1の構造としては、捺印の都度
朱肉を印面2に付着させる一般的な構造のものでもよい
し、又は、無数の連続気孔を有する多孔性印材に予めイ
ンクを含浸させて朱肉を不要とした構造のものでもよ
い。
【0007】尚、朱肉を印面2に付着させる構造の印鑑
1とした場合は、蓋体8に朱肉パッド22を一体的に取
付けて、蓋体8が印面2を遮蔽しているときにその朱肉
パッド22が印面2に接触するようになすことが好まし
い。
【0008】
【作用】まず、非使用時の通常の状態ではスプリング6
の力によって内筒3が外筒4に対し上昇しているので、
蓋体8は外筒内に没入して印鑑1の印面2を遮蔽してい
る。次に、内筒3を下方へ加圧して内筒3を外筒4に対
し下降させると、蓋体8が外筒外へ回転して印面2の下
方位置が開放され、内筒3をそのまま下降させると、印
面2が外筒4の下端開口部5から突出して捺印が可能と
なる。内筒3への加圧を解除するとスプリング6の力で
内筒3が外筒4に対し上昇して蓋体8が外筒内へ回転し
印面2を遮蔽する。従って、蓋体8を開閉させるには、
内筒3を下方へ加圧し、その後にその加圧を解除するだ
けで済むので操作が極めて簡便化する。そして、蓋体8
の開閉に要する力は、蓋体8に設けた歯部9と、これに
噛合するように内筒3に設けた歯部10とによって確実
に且つロス無く伝達されるので、蓋体8の開閉動作が滑
らかになって操作感が向上する。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づき実施例について詳説す
る。まず図1乃至図4は第1実施例を示したものであ
る。外筒4は図1及び図2に示したように側面の一部に
平坦部11を有する筒状で、図3及び図4に示すように
上下両端が開口し、下端部には拡大径部12を有してい
る。外筒4はその下端開口部5の他に、拡大径部12に
おける平坦部11に側面開口部7を設けている。次に、
図3及び図4に示すように、外筒4の内部に上下方向に
摺動自在に収納した内筒3は、上下端を開口して側面の
一部に外筒4と同様に平坦部を有し、上記の外筒4より
も長くて、その上端を外筒4の上端より上方へ突出して
いる。内筒3の内部には市販の印鑑1を収納して、印鑑
1の下端印面2を内筒3の下端より僅かに突出させてい
る。尚、印鑑1は内筒3の内部に取付けた板ばね13に
よって内筒3の内面に圧接され落下しないように固定さ
れている。印鑑1は内筒3に対し脱着自在であり交換も
可能である。内筒3の上端には尾栓14が螺着され、尾
栓14の内面に突設したボス部15が印鑑1の上端面に
接触している。外筒4の上端から突出した内筒3の上半
外周部には、外筒4の上端と尾栓14の下端との間に介
在するようにスプリング6が取付けられ、尾栓14及び
内筒3はスプリング6によって上方へ付勢されており、
図4に示す非使用時において印鑑1の印面2は外筒4の
下端開口部5よりも上方の拡大径部12の上端より僅か
に高い位置まで上昇している。尾栓14及び内筒3の上
半部の周囲にはカバー16が被せられ、カバー16の内
部に形成したリブ17の下端が尾栓14の上面に当接し
ている。従って、内筒3を下降させるときはカバー16
を下方へ押圧することになる。カバー16の下端部は図
4に示す非使用時において外筒4の上端部を僅かに被覆
している。一方、外筒4の拡大径部12の平坦部11に
設けた側面開口部7には蓋体8を配して、蓋体8の側面
板部18の上端に設けた円板状の取付部19をピン20
によって外筒4の側面部に回動自在に取付けている。蓋
体8は側面板部18に対し垂直方向に突設した遮蔽板部
21を有し、遮蔽板部21の上面に朱肉パッド22を取
付けている。尚、内筒3に保持する印鑑1がインクを含
浸した多孔性印材から成るものであれば、勿論朱肉パッ
ド22は不要である。蓋体8の取付部19の内側の側面
には歯部9を設け、又、この歯部9と互いに噛合可能な
歯部10を内筒3の下端側面部に設けている。図4に示
すように非使用状態では、蓋体8の歯部9と内筒3の歯
部10が噛合した状態を保ち、蓋体8の側面板部18が
外筒4の平坦部11と同一平面上に位置し、遮蔽板部2
1は完全に外筒内に入って外筒4の軸方向に対し垂直方
向の姿勢を保って朱肉パッド22を印鑑1の印面2に接
触させている。この状態でカバー16を下方へ押圧する
と、内筒3が外筒4に対し下降して、その際に内筒3の
歯部10が蓋体8の取付部19を回転させ、蓋体8の遮
蔽板部21が外筒4の側面開口部7から外部へ突出す
る。従って、印面2の下方が開放されて内筒3は更に下
降可能となり、図3に示すように印面2が外筒4の下端
開口部5より僅かに突出して捺印が可能となる。なお、
蓋体8が外筒外へ回転したときに内筒3の歯部10が蓋
体8の歯部9から外れて噛合状態を解消するようになす
と共に、その内筒3の歯部10が蓋体8の歯部9から外
れた状態で更に内筒3が下降して内筒3が保持した印鑑
1の印面2が外筒4の下端開口から突出した状態になる
まで、その内筒3の歯部10より上方の側面に接触して
蓋体8の外筒内への回転を阻止するストッパー部26を
蓋体8の取付部19における歯部9の後方位置に設けて
いる。捺印終了後にカバー16に対する押圧を解除する
と、スプリング6の力により内筒3が上昇し、再び内筒
3の歯部10と蓋体8の歯部9が噛合して、蓋体8は逆
方向に回転して遮蔽板部21が側面開口部7から外筒内
へ入り印面2を遮蔽して再び図4の状態に復元する。
【0010】次に、図5及び図6は第2実施例を示した
ものである。これは上記第1実施例における尾栓14に
ネジ穴23を設け、該ネジ穴23に調節部材24のネジ
軸25を螺着し、ネジ軸25の下端を印鑑1の頂端面に
当接させた構造を有するものである。その他の構造は上
記第1実施例と同一である。調節部材24を回動させる
ことによりネジ穴23に対しネジ軸25を上下させて、
内筒3の下端からの印面2の突出量を調節可能にしたも
のである。尚、上記の第1実施例において尾栓14を内
筒3に対し軸方向に所要量移動自在とすれば、尾栓14
のボス部15が印鑑1の頂端面に当接しているので同様
に印面2の突出量を調節可能となる。
【0011】
【考案の効果】本考案は叙上の通りであり、内筒3を下
降させる押圧操作とその解除によって蓋体8を開閉でき
るので操作が極めて簡便であり、また内筒3に設けた歯
部10と蓋体8に設けた歯部9の組合せによって操作時
に加えられる力がロスなく確実に蓋体8に伝えられるの
で蓋体8の開閉動作が上記公知例に比べて格段に滑らか
になって操作感が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の印面を開放した状態の斜視図であ
る。
【図2】第1実施例の印面を遮蔽した状態の斜視図であ
る。
【図3】図1のA−A線の断面図である。
【図4】図2のB−B線の断面図である。
【図5】第2実施例の印面を遮蔽した状態の断面図であ
る。
【図6】第2実施例の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 印鑑 2 印面 3 内筒 4 外筒 5 下端開口部 6 スプリング 7 側面開口部 8 蓋体 9 歯部 10 歯部 11 平坦部 12 拡大径部 13 板ばね 14 尾栓 15 ボス部 16 カバー 17 リブ 18 側面板部 19 取付部 20 ピン 21 遮蔽板部 22 朱肉パッ
ド 23 ネジ穴 24 調節部材 25 ネジ軸 26 ストッパ
ー部
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭50−154007(JP,U) 実開 昭62−13663(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41K 1/02 B41K 1/50 B41K 1/58

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印鑑1の印面2を下端に露出させるよう
    に印鑑1を保持する内筒3を、下端部及び一側面を開口
    した外筒4の内部に上下方向に摺動自在に収納し、且つ
    通常の状態で印面2が外筒4の下端開口部5より所要量
    上方に位置するようにスプリング6で内筒3を上方へ付
    勢状態とし、外筒4の側面開口部7において外筒4の内
    外に出没可能な蓋体8を外筒4の側面部に回動自在に取
    付け、蓋体8の回動取付部19に歯部9を設けると共
    に、内筒3の下端側面部に上記の歯部9と互いに噛合し
    て、内筒3の下降に際し印面2の下方位置を開放するよ
    うに蓋体8を外筒外へ回転させ、且つ内筒3の上昇に際
    し印面2の下方位置を遮蔽するように蓋体8を外筒内へ
    回転させる歯部10を設け、又、蓋体8が外筒外へ回転
    したときに内筒3の歯部10が蓋体8の歯部9から外れ
    て噛合状態を解消するようになすと共に、その内筒3の
    歯部10が蓋体8の歯部9から外れた状態で更に内筒3
    が下降して内筒3が保持した印鑑1の印面2が外筒4の
    下端開口から突出した状態になるまで、その内筒3の歯
    部10より上方の側面に接触して蓋体8の外筒内への回
    転を阻止するストッパー部26を蓋体8の取付部19に
    おける歯部9の後方位置に設けて成る印鑑ケース。
JP1991099316U 1991-11-05 1991-11-05 印鑑ケース Expired - Lifetime JP2579558Y2 (ja)

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JPH0541844U JPH0541844U (ja) 1993-06-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5344488Y2 (ja) * 1974-06-06 1978-10-25
JPS6213663U (ja) * 1985-07-09 1987-01-27

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JPH0541844U (ja) 1993-06-08

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