JP2579504Y2 - 冷房機能付き遠赤外線放射暖房機 - Google Patents

冷房機能付き遠赤外線放射暖房機

Info

Publication number
JP2579504Y2
JP2579504Y2 JP5103592U JP5103592U JP2579504Y2 JP 2579504 Y2 JP2579504 Y2 JP 2579504Y2 JP 5103592 U JP5103592 U JP 5103592U JP 5103592 U JP5103592 U JP 5103592U JP 2579504 Y2 JP2579504 Y2 JP 2579504Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooler
far
case body
blow
infrared radiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5103592U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH064516U (ja
Inventor
隆生 大野
和光 平石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NISSEI OVAL CO., LTD.
Original Assignee
NISSEI OVAL CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NISSEI OVAL CO., LTD. filed Critical NISSEI OVAL CO., LTD.
Priority to JP5103592U priority Critical patent/JP2579504Y2/ja
Publication of JPH064516U publication Critical patent/JPH064516U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2579504Y2 publication Critical patent/JP2579504Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、熱放射管から放射され
る放射熱(遠赤外線)によって室内を暖房する遠赤外線
放射暖房機の技術分野で利用されるものであって、具体
的には、冷房機能を具備した遠赤外線放射暖房機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】燃焼器に白灯油を給油してこれを燃焼さ
せ、この燃焼ガスを熱放射管に導くことによって、熱放
射管から放射される輻射熱(放射熱)によって暖房を行
う遠赤外線放射暖房機には、その用途によって各種構造
のものが存在し、特に、工場とか体育館と云った広い施
設用としては、下向きに開口した反射ケース体の内部に
放射管を配管し、この反射ケース体を天井に吊下げて使
用する天吊り型遠赤外線放射暖房機が広く利用されてい
る。
【0003】一方、工場とか体育館等の施設には上述し
た暖房機に加えて、暑さ対策としてクーラーが取付けら
れ、特に工場用としては冷気を集中的に吐出すことがで
きる天吊型のスポットクーラーが多く使用されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従って、上記の遠赤外
線放射暖房機とスポットクーラーを備えた工場とか施設
では、天井にこれ等暖房機とスポットクーラーの双方が
別々に吊下げられ、加えて、クーラー用のダクトも配管
されるから、天井が非常に乱雑に成って体裁を悪くし、
作業環境の低下を招くと共に、これ等双方の吊下作業を
別々に行わなくてはならないから、作業の煩雑化と高コ
スト化を招く問題があり、更に、天井から吊下げられる
ものが多い分、地震等による落下の危険性が高まる問題
があった。
【0005】そこで本考案の技術的課題は、遠赤外線放
射暖房機とクーラーの双方を、簡単に且つ体裁良く天井
に取付けて、作業環境と安全性の向上を図ることであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本考案で講じた手段は以下の如くである。下
向きに開口した反射ケース体の内部に燃焼ガスの熱放射
管を配管して、この熱放射管から放射される遠赤外線を
下方に向けて照射することによって、室内を暖房するよ
うに構成した遠赤外線放射暖房機に於いて、
【0007】(1) 上記反射ケース体の少くとも一端
部又は両端部に、反射ケース体と同じ断面形状を成すク
ーラー室を連設し、このクーラー室にはダクトを介して
クーラーユニットから送られて来る冷気を下方に向けて
吹出すフレキシブルタイプの吹出筒を突設すると共に、
上記クーラー室の内部には上記の吹出筒を往復又は回転
運動させる作動装置を取付けること。
【0008】(2) 上記反射ケース体の少くとも一端
部又は両端部に、反射ケース体と同じ断面形状を成すク
ーラー室を連設して、このクーラー室にはフレキシブル
タイプの吹出筒を突設すると共に、上記クーラー室の内
部には上記の吹出筒に冷気を供給して吹出させるクーラ
ーユニットと、吹出筒を往復又は回転運動させる作動装
置を取付けること。
【0009】
【作用】上記の手段は以下の如く作用する。 上記(1)の手段によれば、遠赤外線放射暖房機の
一端又は両端にクーラー室を連設し、而かも、このクー
ラー室を暖房機の反射ケース体と同じ断面形状に形成し
て一体感を高めたから、遠赤外線放射暖房機とクーラー
を一体的に整然と工場等の天井に吊下げて、天井部の体
裁と作業環境の向上を図ることができると共に、暖房機
を取付ければクーラーも一緒に取付けることができるか
ら、取付作業の簡略化とコストダウンを図り、且つ、地
震等に対する安全性も高めることができ、更に、作動装
置とフレキシブルな吹出筒の使用によって、冷気を所定
の部所に集中的に送って快適な冷房を可能にすることが
できる。
【0010】 上記(2)の手段は、上記で述べた
作用に加えて、特に、反射ケース体の一端又は両端に連
設したクーラー室の内部にクーラーユニットを収容した
ため、このクーラー室と室内又は室外に設置したクーラ
ーユニット(冷房機)の間を結ぶ冷房用ダクトの配管が
不要になるから、このダクト配管が無くなった分、天井
面をスッキリさせて室内の体裁と作業環境(生活環境)
の向上を図り、且つ、取付作業の簡略化とコストダウン
を可能にすることができる。以上の如くであるから、上
記の手段によって上述した技術的課題を解決して、前記
従来の技術の問題点を解消することができる。
【0011】
【実施例】以下に、上述した本考案に係る冷房機能付き
遠赤外線放射暖房機の好適な実施例を添付した図面と共
に詳細に説明する。図1は本考案を底面側から見た斜視
図で、図2はその平面図、図3はルーバーを一部省略し
て示したその底面図を示すものであって、これ等の図面
に於いて、符号1で示したのは下向きに開口した形状の
反射ケース体であって、2はこの反射ケース体1の一端
面に連設したバーナーカバー室、3,3は反射ケース体
1の他端面とバーナーカバー室2の外端面に連設したク
ーラー室で、これ等バーナーカバー室2とクーラー室
3,3はいずれも反射ケース体1と同じ断面形状、即
ち、図示の場合は底面側を末広がりにした略台形状に形
成されていて、外観的には一体形状を成している。
【0012】また、1aは上記反射ケース体1の底面口
に取付けたメタル製のルーバーで、このルーバー1aで
覆われた熱放射室の内部に図3に示すように熱放射管8
が配管されている。尚、図3に於いて7はこの熱放射管
8の根端部7aに接続した燃焼装置(バーナー)、8a
は排気筒であって、燃焼装置7は燃焼用の吸気孔2a…
を設けたバーナーカバー室2内に取付けられている。
【0013】次に、4,4は各クーラー室3,3の底面
に下向きに突設したフレキシブル構造の吐出筒であっ
て、自由に屈曲でき、且つ、その屈曲状態を維持できる
ように構成したこれ等の吐出筒4,4は、上記クーラー
室3,3の内部に取付けた作動装置9,9によって夫々
反射ケース体1の長手方向に往復運動したり、或は、回
転運動するように構成されている。
【0014】図4は上記の吐出筒4を往復運動する作動
装置9の内部構造を示した断面図であって、図中、9
a,9aは作動装置9をクーラー室3内に固定するブラ
ケット、10は作動装置9の上面に突設した接続筒で、
これには図1に示した冷気用ダクト6の供給口6aが接
続されていて、クーラーユニット(図示せず)からダク
ト6を通して送られて来る冷気を作動装置9内を通して
吐出筒4から室内に向けて吐出すことができるように構
成されている。
【0015】同じく図4に於いて、16は作動装置9の
底面に開口した取付口11に軸12を用いて回動自在に
取付けた作動筒で、この作動筒16の外端口にはゴム製
の蛇腹筒13、ブラケット14並びに固定ボルト14a
…によって上述した吐出筒4が連設され、また、その内
端口には固定片16aが取付けられていて、ピン15a
によってこの固定片16aに連結した作動レバー15の
先端部に、モータ17Mによって回転される回動レバー
17の先端部がピン15bを用いて回動自在に連結され
ている。
【0016】従って、モータ17Mが回転して回動レバ
ー17が作動レバー15を上下に回動すると、作動筒1
6が軸12を支点にして前後に往復回動するため、この
作動筒16に取付けた吐出筒4を反射ケース体1の長手
方向に沿って図5に示す如く前後に往復運動し、ダクト
6を通して送られて来る冷気をこの往復運動する吐出筒
4から吐出して冷房する仕組に成っているが、上記図4
に示したオートスインガー式作動装置9の構造は実施の
一例であって、これに代えて吐出筒4を回転運動するオ
ートローター式の作動装置を使用する場合もある。
【0017】また、図6は本考案の第2実施例を示した
ものであって、ここでは上述した左右のクーラー室3,
3の内部に夫々クーラーユニット20,20と作動装置
9,9を取付けて、これ等クーラーユニット20,20
か直接冷気を吐出筒4,4に送って冷房する仕組に成っ
ており、従って、この実施例によれば図1に示した冷気
用ダクト6の配管を不要にすることができる。
【0018】本考案に係る冷房機能付き遠赤外線放射暖
房機は以上述べた如き構成であるから、使用に当っては
本考案を左右の取付用アングル5,5を用いて天井面に
吊下げるか、或は、天井面とか壁面等に取付け、暖房時
には燃焼装置7を作動して熱放射管8に燃焼ガスを送っ
て熱を放射させれば、反射ケース体1の下側を広範囲に
亘って暖房することができ、また、冷房時には室内又は
室外のクーラーユニットを運転して冷気をダクト6と作
動装置9を通して吐出筒4から吐出させるか、又は、ク
ーラー室3,3内に取付けたクーラーユニット20,2
0を運転して直接冷気を吐出筒4から吐出させれば、反
射ケース体1の下側を集中的に冷房することができる。
【0019】更に本考案では、上記の吐出筒4を屈曲自
在なフレキシブルタイプと成し、更に、この吐出筒4自
身を作動装置9によって往復又は回転運動するようにし
たため、吐出筒4の屈曲角度を調節することによって冷
気を希望する部所に集中的に、而かも、間欠的に吐出さ
せることができるため、快適な冷房を実現することがで
きる。
【0020】尚、図示した実施例ではクーラー室3,3
を反射ケース体1の両側部に設けているが、これは実施
の一例であって、クーラー室3を反射ケース体1のいず
れか一方の端面にのみ連設する場合もある。
【0021】
【考案の効果】本考案に係る冷房機能付き遠赤外線放射
暖房機は以上述べた如くであって、遠赤外線放射暖房機
とクーラーとを一体的に天井面等に吊下げたり取付けた
りすることができるから、これ等暖房機とクーラーを別
々に吊下げたり取付けたりしていた従来の場合に比較し
て、天井部を整理整頓して作業環境及び生活環境を著し
く向上することができ、加えて、暖房機とクーラーを一
緒に取付けることができるため、取付作業の手間を省略
して取付コストの低減を図る経済性も発揮できるもので
あって、遠赤外線を利用して優れた暖房効果を発揮でき
る点、並びに、往復又は回転運動し、且つ、屈曲自在な
吐出筒を用いて目的とする部所に集中的に、又、間欠的
に冷気を吐出して快適な冷房を実現できる点と相俟っ
て、各種工場とか体育館等の施設に実施して頗る実用性
の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る冷房機能付き遠赤外線放射暖房機
を下から見た斜視図である。
【図2】同じく本考案の平面図である。
【図3】同じく本考案のルーバーを一部省略して示した
底面図である。
【図4】作動装置の内部を拡大して示した断面図であ
る。
【図5】作動装置が吐出筒を往復運動している状態を示
した正面図である。
【図6】本考案の第2実施例を示した平面図である。
【符号の説明】
1 反射ケース体 3 クーラー室 4 吐出筒 6 ダクト 7 燃焼装置 8 熱放射管 9 作動装置 20 クーラーユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 1/00 346

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下向きに開口した反射ケース体の内部に
    燃焼ガスの熱放射管を配管して、この熱放射管から放射
    される遠赤外線を下方に向けて照射することによって、
    室内を暖房するように構成した遠赤外線放射暖房機に於
    いて、 上記反射ケース体の少くとも一端部又は両端部に、反射
    ケース体と同じ断面形状を成すクーラー室を連設し、こ
    のクーラー室にはダクトを介してクーラーユニットから
    送られて来る冷気を下方に向けて吹出すフレキシブルタ
    イプの吹出筒を突設すると共に、上記クーラー室の内部
    には上記の吹出筒を往復又は回転運動させる作動装置を
    取付けたことを特徴とする冷房機能付き遠赤外線放射暖
    房機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した遠赤外線放射暖房機
    に於いて、 上記反射ケース体の少くとも一端部又は両端部に、反射
    ケース体と同じ断面形状を成すクーラー室を連設して、
    このクーラー室にはフレキシブルタイプの吹出筒を突設
    すると共に、上記クーラー室の内部には上記の吹出筒に
    冷気を供給して吹出させるクーラーユニットと、吹出筒
    を往復又は回転運動させる作動装置を取付けたことを特
    徴とする冷房機能付き遠赤外線放射暖房機。
JP5103592U 1992-06-26 1992-06-26 冷房機能付き遠赤外線放射暖房機 Expired - Lifetime JP2579504Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5103592U JP2579504Y2 (ja) 1992-06-26 1992-06-26 冷房機能付き遠赤外線放射暖房機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5103592U JP2579504Y2 (ja) 1992-06-26 1992-06-26 冷房機能付き遠赤外線放射暖房機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH064516U JPH064516U (ja) 1994-01-21
JP2579504Y2 true JP2579504Y2 (ja) 1998-08-27

Family

ID=12875552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5103592U Expired - Lifetime JP2579504Y2 (ja) 1992-06-26 1992-06-26 冷房機能付き遠赤外線放射暖房機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2579504Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7068609B2 (ja) * 2018-05-31 2022-05-17 株式会社富士通ゼネラル 天井埋込型空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH064516U (ja) 1994-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4448111A (en) Variable venturi, variable volume, air induction input for an air conditioning system
JP2579504Y2 (ja) 冷房機能付き遠赤外線放射暖房機
US6921329B2 (en) Air-distribution cap for a convector
JP2007506930A (ja) 夏及び冬両方において適切な温度で少なくとも1つの空気の流れを生成する加熱及び空調デバイス
JPH0278834A (ja) 輻射機能付空気調和機
RU2262641C2 (ru) Воздухораспределительный колпачок для конвектора
JPS6354538A (ja) 天井設置形空気調和機
JPS6335299Y2 (ja)
KR20200093155A (ko) 투시창 구비형 실외기-갤러리창 연결조립체
JPH0742056Y2 (ja) 屋根裏部屋用空調装置
KR20050012409A (ko) 환기 일체형 공조 시스템
JP2003148758A (ja) 空気調和装置
CN216409124U (zh) 一种空调器
JP3011802U (ja) 省エネ給排気煙突
JP3295924B2 (ja) 温風機構付放射形暖房機
JPH0752481Y2 (ja) 遠赤外線放射暖房機
KR200273775Y1 (ko) 공기 조화기
JPH0542927U (ja) 空調装置
JP2000146216A (ja) 空気調和機
KR200277352Y1 (ko) 공기 조화기
US20050194002A1 (en) Adjustable air bypass system for heating appliance
KR200241660Y1 (ko) 전열교환기의 덕트 연결용 챔버 케이스
KR200333695Y1 (ko) 룸에어컨의 수직 블레이드 조절장치
KR200245704Y1 (ko) 에어콘의실외기
JPH0363444A (ja) 空気調和機