JP2579229B2 - 土砂の空気圧送方法 - Google Patents

土砂の空気圧送方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、圧縮空気で管路内の土砂を圧送する土砂運
搬用管路の複数管路を1つにまとめて土砂を効率良く圧
送する土砂の空気圧送方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、土砂を水と共に浚渫ポンプなどで吸引し、管路
により目的地まで運搬する方法が浚渫工事などにおいて
広く使用されている。
この場合、管路の径は、土砂が水と共に流れるのに必
要な流速が得られる大きさに決定されており、その結
果、複数のポンプからの管路を途中で一本の管路にまと
めて土砂を運搬しようとする場合、一本にまとめられた
管路の径は、複数のポンプを運転した時の流速を考慮し
て決定される。そこで、第4−A図に示す径D1の管路1
にそれぞれのポンプを有した土砂運搬管路の2系列を、
第4−B図に示す上記径D1よりも大きな径D2を有する一
本の管路2にまとめた場合、2本の管路1の一台のポン
プを休止し、一台のポンプのみを運転した時に、一本に
まとめた管路2内での流速V2が第4−A図の管路V1より
小さくなり、土砂Sが運搬できなくなるという問題があ
った。
一方、本発明者らは、管路内の土砂を圧縮空気を使っ
た混気圧送により圧送することに着目し種々実験を重ね
た結果、第2−A図に示す管路3内の土砂Sに対し矢印
Aで示す圧縮空気で圧送を行なった場合、まず第2−A
図の管路3の下部に土砂Sが堆積し、圧縮空気Aが管路
3の上部を流れている状態から、第2−B図のごとく、
堆積した土砂Sの上部が波立ってきて、次に、第2−C
図のごとく土砂Sが管路3内をふさぎ、栓をした状態と
なり、その結果、土砂Sが圧縮空気Aにより管路3内を
圧送され、さらに、再び第2−A図の状態にもどって、
第2−B図及び第2−C図に示す現象が生じ、それを繰
り返すことになり、これにより土砂Sの圧送が可能とな
ることを確認した。
従って、圧縮空気Aにより土砂Sが圧送される場合に
は、圧縮空気Aの圧力が一定で第3−A図の管路1の径
D1が第3−B図の管路2の径D2へ、D1<D2のごとく変化
しても、土砂Sが管路1,2内に栓をした状態が起きる間
隔がH1からH2へH1<H2のように大きくなるだけで、土砂
Sを運搬することが可能であることが判明した。
以上のことから、圧縮空気で管路内の土砂を圧送する
複数の圧送管路を一本の圧送管路にまとめ、一本にまと
めた管路の径を複数の圧送管路内に圧送する土砂の流量
に応じて決定すれば、例えば2本の圧送管路の内の一方
を運転し、他方を休止した場合でも、土砂の運搬が可能
となることに着目してなされたのが本発明である。
〔発明の解決しようとする課題〕
複数の管路を一つの管路に接続して土砂を空気圧送す
る場合に、夫々の管路からの土砂の圧送を夫々の管路ご
とに別々に制御して効率的な圧送を行う土砂の空気圧送
方法を得ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
複数の圧送管路を1本の圧送管路に接続して土砂を圧
送するに際し、複数の圧送管路の各管径より、これに接
続する一本の圧送管路の管径を大きくし、複数の各圧送
管路には土砂圧送用のポンプを取付け、その前方に圧力
計と仕切弁を連動するように取付け、さらに複数の各圧
送管路に圧縮空気供給管を接続し、その圧縮空気供給管
にも圧力計と、それと連動する仕切弁を設けて各圧送管
路内の圧力を検知して仕切弁を開閉し、土砂の逆流を防
止したり、土砂を圧送するようにした土砂の空気圧送方
法からなる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の実施例を説明するが、第
1図は本発明の土砂の空気圧送方法を適用して土砂の運
搬作業を行なう一実施例の圧送管路の配置図である。
まず、第1図において、浚渫した土砂Sを投入するホ
ッパー5を上部に有するスクリュコンベア6の端部に渦
巻ポンプ等のポンプ7を加圧翼車として連結し、スクリ
ュコンベア6及びポンプ7を駆動する発電機8を接続し
ている。
次に、ポンプ7に管径D1の圧送管路11を連結し、各圧
送管路11に圧力計15と、これと連動する仕切弁9を取付
け、圧送管路11にはさらに、圧縮空気供給管10を連結
し、この圧縮空気供給管10にも圧力計15と、これと連動
する仕切弁9を取付け、圧縮空気供給管10の他端にはコ
ンプレッサ13を接続する。圧縮空気供給管10の仕切弁の
前方に圧縮空気供給管10内の圧力を検知する圧力計15を
配置し、圧縮空気供給管10内の圧力が所定の値になった
時に仕切弁9が、自動的に開閉するように、圧力計15と
仕切弁9を連動させている。
圧縮空気供給管10内の圧縮空気Aで管路11内の土砂S
を圧送する圧送管路11を複数、例えば本実施例では2系
列設け、これら複数の管径D1の圧送管路11を管径D2の一
本の圧送管路12にまとめている。
ここで、圧送管路12の管径D2は、複数の圧送管路11を
運転した時の流量に応じてD1<D2のごとく、より大きく
決定し、そして圧送管路12にも、必要によっては仕切弁
9及び圧力計15付の圧縮空気供給管10を介してコンプレ
ッサ13を接続する。
以上のごとく、複数の圧送管路11を一本の圧送管路12
にまとめた空気圧送管路により土砂Sの圧送を行なう
と、前記第2−A図から第2−C図までに示す状態で土
砂Sが圧送管路11内で送られるが、土砂Sが圧送管路11
に栓をした状態になり、管路内の圧力が上昇しても、圧
力計15で管路内の圧力を検知することにより圧送管路11
に設けた仕切弁9が閉じ、土砂の供給を停止し、土砂S
を運搬する方向に圧縮空気Aの圧力が作用し、その圧送
管路11には他の圧送管路11から圧送された土砂が逆流し
ないようにするだけでなく、土砂の栓が抜けるまで圧縮
空気Aを詰まった土砂に作用させる。
また、二つの圧送管路11,11のうち、一方から供給す
る土砂が少なくなった場合には、その圧送管路11側のポ
ンプP1を停止することによりポンプP1の無駄な運転を防
ぐことができる。勿論この場合も前述の理由から他の圧
送管路11からの土砂が逆流することがない。
さらに、一方の圧送管路11が休止して、他方の圧送管
路11のみを運転した場合でも、圧縮空気供給管10には圧
力計15と仕切弁9が配置されているので、土砂Sが圧縮
空気供給管10内へ侵入することはない。
なお、複数の管径D1の圧送管路11が合流する前に、各
圧送管路11に圧力計15と仕切弁9を配置してもよく、こ
の場合には圧縮空気供給管10の圧力計15と仕切弁9は設
けなくてもよい。
本実施例では、管内の圧力を検出するのに圧力計を用
いているが、圧力センサー等の他の圧力検出手段を使用
することもできる。また、弁として仕切弁を用いている
が、電磁弁等の他の弁を使用することもできる。
〔発明の効果〕
以上に説明したごとく、本発明の土砂の空気圧送方法
によれば、複数の圧送管路からの土砂を一本の圧送管路
にまとめても円滑に土砂を圧送により運搬できるので、
管路の設備費及び設置作業費が少なくてすみ、経済的で
あるという効果がある。
また本発明の顕著な効果は次のとおりである。
(1) 複数の圧送管路を一本の圧送管路に送る場合
に、複数の圧送管路のうちの一つでも土砂が詰まった場
合には、その詰まった圧送管路の土砂の供給を自動的に
停止させ、かつ自動的に土砂の詰まりを除去するための
圧縮空気の供給を続けることができる。
(2) 複数の圧送管路で、土砂の供給が減少した管路
があった場合には、容易かつ自由にその圧送管路のポン
プを停止することができ、動力の節減を図ることができ
る。
(3) 複数の独立して駆動するポンプを全て運転して
も、一本にまとめた管路の管径が大きいので、土砂はス
ムースに圧送されると共に、複数の独立して駆動するポ
ンプのうちの一台または複数台を停止しても、停止して
いる管路内の圧力を検知して弁が閉じるので、土砂は停
止しているポンプ内へは逆流せずに管径の大きい一本の
管路内を圧送することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の土砂の空気圧送方法を適用して土砂の
運搬作業を行なう一実施例の圧送管路の配置図、第2−
A図、第2−B図及び第2−C図は圧縮空気で管路内を
土砂が圧送される状況を説明する一連の説明図、第3−
A図及び第3−B図は第2−C図における圧力一定で管
径の異なる場合の説明図、第4−A図及び第4−B図は
従来の管路内を土砂が水と共に運搬される場合の説明図
である。 7……ポンプ、9……仕切弁、10……圧縮空気供給管、
11,12……圧送管路、15……圧力計、A……圧縮空気、D
1,D2……管径、S……土砂。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の圧送管路を1本の圧送管路に接続し
    て土砂を圧送するに際し、複数の圧送管路の各管径よ
    り、これに接続する一本の圧送管路の管径を大きくし、
    複数の各圧送管路には土砂圧送用のポンプを取付け、そ
    の前方に圧力計と仕切弁を連動するように取付け、さら
    に複数の各圧送管路に圧縮空気供給管を接続し、その圧
    縮空気供給管にも圧力計と、それと連動する仕切弁を設
    けて各圧送管路内の圧力を検知して仕切弁を開閉し、土
    砂の逆流を防止したり、土砂を圧送するようにした土砂
    の空気圧送方法。
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