JP2578436B2 - 焼却灰の溶融処理方法 - Google Patents
焼却灰の溶融処理方法Info
- Publication number
- JP2578436B2 JP2578436B2 JP62214018A JP21401887A JP2578436B2 JP 2578436 B2 JP2578436 B2 JP 2578436B2 JP 62214018 A JP62214018 A JP 62214018A JP 21401887 A JP21401887 A JP 21401887A JP 2578436 B2 JP2578436 B2 JP 2578436B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coke
- melting
- incinerated ash
- granular
- briquette
- Prior art date
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- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば都市ゴミや石炭等の固体可燃物の焼
却灰をコークスにより加熱溶融して処理する方法に関す
るものである。
却灰をコークスにより加熱溶融して処理する方法に関す
るものである。
(従来の技術) 都市ゴミや石炭等の固体可燃物の焼却灰の溶融処理方
法として、焼却灰をセメントや水等のバインダーで固化
してブリケットとし、これをコークスと供に竪型溶融炉
等で溶融処理する方法が従来から行われている。
法として、焼却灰をセメントや水等のバインダーで固化
してブリケットとし、これをコークスと供に竪型溶融炉
等で溶融処理する方法が従来から行われている。
(発明が解決しようとする課題) このような従来の溶融処理方法において加熱源として
使用し得るコークスは、例えば20〜100mm程度の塊コー
クスであって、価格が高く、例えば1〜5mm程度の安価
な粉粒状コークスは使用することができない。
使用し得るコークスは、例えば20〜100mm程度の塊コー
クスであって、価格が高く、例えば1〜5mm程度の安価
な粉粒状コークスは使用することができない。
これは、もし粉粒状コークスを使用すると、炉内の
コークスベッド中の空隙率が小さくなって炉内圧が高く
なり、従って送風ブロワーの吐出圧を上げなければなら
ない、コークス粒子が流動層を形成すると、炉を安定
に操業できない、流動層を形成しない場合において
も、粉粒状コークスが炉内で飛散する等々の不具合を生
じるからである。
コークスベッド中の空隙率が小さくなって炉内圧が高く
なり、従って送風ブロワーの吐出圧を上げなければなら
ない、コークス粒子が流動層を形成すると、炉を安定
に操業できない、流動層を形成しない場合において
も、粉粒状コークスが炉内で飛散する等々の不具合を生
じるからである。
本発明は以上の点に鑑みて創案されたもので、即ち、
焼却灰の溶融処理に際して、安価な粉粒状コークスを加
熱源として使用し得るようにすることを目的とするもの
である。
焼却灰の溶融処理に際して、安価な粉粒状コークスを加
熱源として使用し得るようにすることを目的とするもの
である。
(課題を解決するための手段) 上述した目的を達成するために、本発明では、焼却灰
をブリケットにして溶融炉に装入し、塊コークスの燃焼
により加熱溶融して処理する方法において、前記ブリケ
ットに予め粉粒状コークスを含有させ、塊コークスと共
に燃焼させて焼却灰の加熱溶融に供するようにした。
をブリケットにして溶融炉に装入し、塊コークスの燃焼
により加熱溶融して処理する方法において、前記ブリケ
ットに予め粉粒状コークスを含有させ、塊コークスと共
に燃焼させて焼却灰の加熱溶融に供するようにした。
(作用) 本発明では、粉粒状コークスを含有させたブリケット
1を、例えば図に示すような竪型溶融炉2に装入して、
炉2内の塊コークス3の燃焼により加熱溶融するのであ
るが、この際、ブリケット1内に含有している粉粒状コ
ークスも燃焼して焼却灰の加熱溶融に供される。
1を、例えば図に示すような竪型溶融炉2に装入して、
炉2内の塊コークス3の燃焼により加熱溶融するのであ
るが、この際、ブリケット1内に含有している粉粒状コ
ークスも燃焼して焼却灰の加熱溶融に供される。
従って、その分だけ塊コークス3の量を低減すること
ができる。
ができる。
そして、粉粒状コークスはブリケット1内に含有させ
た状態で供給するので、コークスベッドの空隙率を小さ
くしたり、流動層を形成したりすることもなく、また飛
散することもない。
た状態で供給するので、コークスベッドの空隙率を小さ
くしたり、流動層を形成したりすることもなく、また飛
散することもない。
(実施例) 焼却灰100に対して、重量比100:10:8の割合で、夫々5
mm以下の粉粒状コークスとセメントを加え、これに適量
の水を加えて固化して45mm×30mm×20mmのブリケットを
作り、これを20〜50mmの塊コークスと共に溶融した。
mm以下の粉粒状コークスとセメントを加え、これに適量
の水を加えて固化して45mm×30mm×20mmのブリケットを
作り、これを20〜50mmの塊コークスと共に溶融した。
焼却灰100を溶融するのに要した塊コークスは重量比
で100:10であり、これは粉粒状コークスを含有していな
い従来のブリケットの場合に必要な量の約半分であっ
た。
で100:10であり、これは粉粒状コークスを含有していな
い従来のブリケットの場合に必要な量の約半分であっ
た。
(発明の効果) 本発明は以上のとおり、焼却灰をブリケットにして溶
融炉に装入し、塊コークスの燃焼により加熱溶融して処
理する方法において、前記ブリケットに予め粉粒状コー
クスを含有させ、塊コークスと共に燃焼させて燃焼灰の
加熱溶融に供するようにしたので、焼却灰の溶融に必要
な塊コークスの量をブリケットに含まれる粉粒状コーク
スの量だけ低減することができ、塊コークスと粉粒状コ
ークスの大きな価格差により、ランニングコストを大き
く低減し得るという効果がある。
融炉に装入し、塊コークスの燃焼により加熱溶融して処
理する方法において、前記ブリケットに予め粉粒状コー
クスを含有させ、塊コークスと共に燃焼させて燃焼灰の
加熱溶融に供するようにしたので、焼却灰の溶融に必要
な塊コークスの量をブリケットに含まれる粉粒状コーク
スの量だけ低減することができ、塊コークスと粉粒状コ
ークスの大きな価格差により、ランニングコストを大き
く低減し得るという効果がある。
そして粉粒状コークスはブリケットに含有した状態で
供給するのであるから、コークスベッド中の空隙率を小
さくしたり、流動層を形成したり、あるいは飛散したり
という操業上の不都合も発生しないという効果がある。
供給するのであるから、コークスベッド中の空隙率を小
さくしたり、流動層を形成したり、あるいは飛散したり
という操業上の不都合も発生しないという効果がある。
図は本発明を実施する竪型溶融炉の一例を示すものであ
る。 符号1……ブリケット、2……竪型溶融炉、3……塊コ
ークス。
る。 符号1……ブリケット、2……竪型溶融炉、3……塊コ
ークス。
Claims (1)
- 【請求項1】焼却灰をブリケットにして溶融炉に装入
し、塊コークスの燃焼により加熱溶融して処理する方法
において、前記ブリケットに予め粉粒状コークスを含有
させ、塊コークスと共に燃焼させて焼却灰の加熱溶融に
供することを特徴とする焼却灰の溶融処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62214018A JP2578436B2 (ja) | 1987-08-27 | 1987-08-27 | 焼却灰の溶融処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62214018A JP2578436B2 (ja) | 1987-08-27 | 1987-08-27 | 焼却灰の溶融処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6456184A JPS6456184A (en) | 1989-03-03 |
JP2578436B2 true JP2578436B2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=16648911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62214018A Expired - Lifetime JP2578436B2 (ja) | 1987-08-27 | 1987-08-27 | 焼却灰の溶融処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2578436B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006234209A (ja) * | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | 焼却灰の処理方法 |
JP2009057775A (ja) * | 2007-09-03 | 2009-03-19 | Kazuhiro Tomura | 融雪装置 |
JP2019019346A (ja) * | 2017-07-12 | 2019-02-07 | Dowaエコシステム株式会社 | 焼却灰からの貴金属回収方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5317987B2 (ja) * | 1972-11-27 | 1978-06-12 | ||
JPS50145310A (ja) * | 1974-05-14 | 1975-11-21 | ||
JPS5210805A (en) * | 1975-07-15 | 1977-01-27 | Musashi Koki Kk | A process of recovering metals in treatment residue such as incinerati on ashes and industrial waste liquids |
JPS5566987A (en) * | 1978-11-16 | 1980-05-20 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Method of briquetting powdery coke |
JPS6099921A (ja) * | 1983-11-02 | 1985-06-03 | Tokyo Gas Co Ltd | 焼却灰の溶融処理方法 |
JPS6119757A (ja) * | 1984-07-04 | 1986-01-28 | Osaka Gas Co Ltd | クロム鉱滓からフエロクロムを製造する方法 |
JPS61101439A (ja) * | 1984-10-22 | 1986-05-20 | 日本鋼管株式会社 | 焼却灰造粒物の軽量化方法 |
-
1987
- 1987-08-27 JP JP62214018A patent/JP2578436B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6456184A (en) | 1989-03-03 |
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