JP2577857Y2 - 法面における法肩部および法尻部の防草パネル - Google Patents

法面における法肩部および法尻部の防草パネル

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JP2577857Y2 JP1992080026U JP8002692U JP2577857Y2 JP 2577857 Y2 JP2577857 Y2 JP 2577857Y2 JP 1992080026 U JP1992080026 U JP 1992080026U JP 8002692 U JP8002692 U JP 8002692U JP 2577857 Y2 JP2577857 Y2 JP 2577857Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は法面における法肩部お
よび法尻部に不用意に沿って草が生えるのを阻止する法
面における法肩部および法尻部の防草パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば法面の土留めを行うのに、
草を植生することにより、その法面を形成する切土、客
土等の形成土を根固めしてその崩落を防ぎ、土留めを行
う方法が行われている。
【0003】また、法面に隣接して車道等が略平行して
造設されている場合に、道路の傍らに位置する法面の土
留めを確実に行うほか、法面と車道との境界を明瞭に
し、草が法面の法肩部または法尻部を乗越えて道路側に
生えるのを阻止するために使用されるものとしてコンク
リート製の防草パネルが使用されていた。
【0004】この防草パネルは例えば図13および図1
4に示すように、コンクリート製のパネル本体Pを道路
側に位置する法面Hの法肩部H1 または法尻部H2 に沿
って連続して多数、並設したり、または隣接するパネル
本体Pの略対向する端縁を僅かな寸法の重合部を介して
連続して敷設するものである。しかもこのパネル本体
P,P相互間の間隙を目地材Mによって埋込むことによ
り、法肩部H1 または法尻部H2 の形成土K′の崩落を
連続して敷設されるパネル本体Pによって防止するとと
もに、草Gが法肩部H1 または法尻部H2 を乗り越えて
道路D側に生えるのを阻止するのに使用するものであっ
た。そして重量も大きく取扱にくかった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】法面に草を植生して形
成土を根固めすることにより、法面の土の崩落を防止す
るという上記従来の方法は、特に法面の法肩部や法尻部
に生えて来る余分な草の除草を行い、維持、管理するた
めに多くの労力や費用がかかっていた。
【0006】また図13および図14に示すように、防
草パネルを法面Hの法肩部H1 、または法尻部H2 に沿
って敷設する上記従来の防草パネルは、パネル本体Pを
ただ単に突合わしたり、または隣接するパネル本体P,
Pの略対向する端縁に図示のように僅かな寸法l3 の重
合部を介してパネル本体P,Pを連続して敷設した状態
で、しかもパネル本体P,P相互の間隙を目地材Mによ
って埋込むことにより傾斜を有する法面Hの法肩部H1
または法尻部H2 を覆うものである。従ってこの目地材
Mが風雨にさらされて風化したり、また夏期、冬期の温
度差等を受けて法面Hの形成土K′による地盤が弱くな
って崩落し易くなると、パネル本体P,P自体が法面H
の傾斜に伴って敷設個所からずり落ちることがあった。
【0007】また、パネル本体P,Pが法面Hに対して
ずり落ち現象を生ずると、構造的に弱いパネル本体P,
P相互の結合個所(目地材Mの敷設個所)に亀裂を生ず
ることがあった。そしてこの亀裂個所から植物の生育に
必要な太陽光や雨水等が侵入するので、草Gが生えて景
観を損ねていた。さらにこの亀裂個所が大きく広がる
と、パネル本体P相互の結合力が一層、弱まり、コンク
リート構造物としての多数のパネル本体Pが全体的に崩
落し、構造的に脆弱になっていた。
【0008】しかも施工には多くの労力と費用とを必要
としていた。
【0009】そこで本考案は、風雨にさらされたり、夏
期または冬期の温度差によっても法面の傾斜に対してパ
ネル本体がずり落ちるのを確実に阻止してパネル本体を
所定位置に敷設し、また隣接するパネル本体相互のずれ
動きによってその間に亀裂を生じて結合力が弱まること
がなく簡単且つ確実に敷設し、さらには多大な労力を要
さず工事費も安価に施工できる法面における法肩部およ
び法尻部の防草パネルを提供することを目的とする。
【0010】
【考案が解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するためになされたものであり、コンクリートにて成型
されるパネル本体の裏面の上縁または下縁に夫々法面の
法肩部と法尻部とにおける形成土内の夫々に係止可能に
なる係止リブを複数個設け、前記パネル本体を前記法面
の法肩部または法尻部に沿って隣接して並設し、法肩部
の上面にはコンクリートを打設するという手段を採用し
た。
【0011】
【作用】パネル本体相互の対向端に設けた葺合わせ部を
重合してパネル本体相互を結合することにより法面の法
肩部または法尻部に沿って多数のパネル本体を連続して
敷設する。そしてパネル本体の裏面に設けた複数個の係
止リブを法面の形成土内に係止することにより法面から
パネル本体がずれ落ちるのを防止する。
【0012】
【実施例】以下本考案の一実施例を図1乃至図6に従っ
て説明する。1はグラスファイバー(GRC)、金属繊維等
の繊維強化入りのコンクリートにて例えば図2に示すよ
うに表面略正方形に成型するか、または表面略矩形に成
型されるパネル本体であり、このパネル本体1の裏面の
上下縁には横長の第1の係止リブ2と、第2の係止リブ
3とが形成される。この実施例においてパネル本体1の
大きさは、図2に示すように人力によって運搬し、取扱
易い大きさ、例えば縦の長さLが略1000mm程度、ま
た横の長さLが略1000mm程度に形成され、軽量化さ
れて26Kg/ 枚程度である。
【0013】図1、図4に示すようにこの第1の係止リ
ブ2と、第2の係止リブ3とは法面Hの法肩部H1 また
は法尻部H2 における形成土4内に係止可能に埋設され
ることにより、法面Hの法肩部H1 または法尻部H2
沿って連続して敷設される多数のパネル本体1のずれ落
ちを防止するが、それぞれ第1の係止リブ2の奥行長さ
1 と、第2の係止リブ3の奥行長さl2 とは法面Hの
形成土4内に充分に埋込まれることによりパネル本体1
のずれ落ちを阻止するのに充分な長さである。
【0014】このうち第1の係止リブ2の奥行長さl1
は図4および図6に示すようにパネル本体1を法面Hの
法肩部H1 に沿って連続して並設する場合に、法面Hの
形成土4内に係入されてパネル本体1のずれ落ちを防止
するほか、法肩部H1 に打設するコンクリートKの型枠
として利用することもできるように、略90mm程度と長
く形成される。また第2の係止リブ3の奥行長さl2
略50mm程度である(図5参照)。
【0015】また前記第2の係止リブ3は、後記ネット
5の上縁部5aを前記パネル本体1の下方部の下面に挿
入してパネル本体1に取付けるために、パネル本体1の
下縁部1aから例えば50mm程度上方に設けられる。
【0016】2aは前記第1の係止リブ2の上方部に適
宜複数個、設けた取付孔であり、この取付孔2aにはア
ンカー部品6が取付けられる。このアンカー部品6は図
1および図4に示すように法面Hの形成土4内に係入さ
れるか、または法肩部H1 に打設するコンクリートK内
に係入してコンクリートKの養生、固化後にパネル本体
Pの法面Hからのずれ落ちを防止するように線条材を取
付孔2a,2a内に挿通して先端部をフック形状に折曲
げることにより形成される。
【0017】1bはパネル本体1の左右の側縁に数個、
設けたネジ挿通孔であり、このネジ挿通孔1bは後記葺
合わせ板7に設けたネジ挿通孔7aと重合可能になるこ
とにより後記止ネジ9を挿通するようになっている(図
3参照)。
【0018】7は前記法面Hの法肩部H1 または法尻部
2 に沿って多数、並設するパネル本体1相互間の裏面
に重合し、そのパネル本体1相互間の継目8を覆い隠す
ように取付けられる略帯状の葺合わせ板であり、この葺
合わせ板7には隣接するパネル本体1の左右の側縁に設
けた複数個のネジ挿通孔1bに重合するネジ挿通孔7a
が設けられている。
【0019】図1および図3に示すように、9は隣接す
るパネル本体1,1相互を葺合わせ板7を介して結合す
るために、前記ネジ挿通孔1b,7a内に座金10を介
して挿通される止ネジである。11はこの止ネジ9に螺
合されるナット材であり、このナット材11は雌ネジ部
11aと、該雌ネジ部11aの上面に金属帯状体を略逆
三角形に折曲した緩衝部11bとによって形成される。
そして緩衝部11bの上面に前記葺合わせ板7が弾性的
に当接可能になることにより、止ネジ9に対するナット
材11の緩みを防止する。
【0020】図3において12は隣接する前記パネル本
体1,1の裏面と、前記葺合わせ板7の表面との間に介
在される略帯状のシール材であり、このシール材12と
しては例えばゴム板、柔軟性を有するプラスチック板が
使用される。
【0021】図1および図4において5は前記法面Hの
形成土4を被覆するために必要に応じて前記パネル本体
1に取付けられるネットであり、このネット5はその上
縁部5aを挟み代としての前記パネル本体1の下方部の
下面に挿入し、次いでパネル本体1の下縁に設けた数個
の取付孔1c内に止ピン13を打込み、その先端部13
aを折曲することにより、ネット5をパネル本体1の下
縁部1aに取付ける。
【0022】前記取付孔1cは不使用時にはその内部に
薄肉部を僅かに残して形成されているが、敷設現場にお
いて必要時に開設するノック・アウト方式に形成され
る。
【0023】14は法面Hに隣接して形成される道路で
ある。またGは草である。
【0024】本考案の一実施例は以上のような構成から
なり、パネル本体1を法面Hの法肩部H1 または法尻部
2 に沿って敷設し、施工工事を行うのには、先ずパネ
ル本体1の裏面に設けた第1の係止リブ2と、第2の係
止リブ3とを法面Hの形成土4内に埋設する。次いで隣
接して並設されるパネル本体1,1相互間の裏面に葺合
わせ板7を重合する。そして隣接するパネル本体1,1
の略対向する側縁に設けたネジ挿通孔1bを葺合わせ板
7のネジ挿通孔7aに重合する。そして隣接するパネル
本体1,1の対向する側縁に設けたネジ挿通孔1bおよ
び葺合わせ板7のネジ挿通孔7a内に止ネジ9を座金1
0を介して挿通し、該止ネジ9のネジ部9aにナット材
11を螺合し、緊締することにより、葺合わせ板7を介
してパネル本体1,1相互を結合する(図1乃至図3参
照)。図ではパネル本体1は横1例に連続して敷設され
ているが、複数列の敷設も可能である。
【0025】そして、パネル本体1の裏面に数個に設け
た第1の係止リブ2と、第2の係止リブ3とが法面Hの
傾斜する形成土4内に埋込まれるので、各パネル本体1
は法面Hに係止され、法面Hの傾斜面からずれ落ちるの
が防止される(図4参照)。
【0026】この時、パネル本体1が法面Hの法肩部H
1 に沿って敷設される場合に、パネル本体1の上側の裏
面に設けた第1の係止リブ2は、コンクリートKを敷設
現場にて打設することにより、法肩部H1 の上面にコン
クリート構造物を成型する型材として利用できる。従っ
て法肩部H1 の上面に沿って敷設する格別な成形型を製
作しなくても済むので、型代および型枠の敷設に要する
手間を省略できる。
【0027】またパネル本体1の上縁部には線条体によ
り形成されたフック状のアンカー部品6が複数個、装着
されているので、このアンカー部品6の先端部を法面H
の形成土4内に埋込むか、または法肩部H1 の上面に沿
って形成されるコンクリート構造物内に埋込むことによ
り、パネル本体1の裏面に設けた第1、第2の係止リブ
2,3の係止と協同してパネル本体1が法面Hからずれ
落ちるのを確実に防止できる。この際、フック状のアン
カー部品6をコンクリート構造物内に配筋する鉄筋Tや
アンカー・ピン等に係止すれば、法面Hに対応するパネ
ル本体1のずり落ちは一層、堅牢に防止される。
【0028】また法面Hの法肩部H1 や法尻部H2 に沿
って連続して敷設される隣接するパネル本体1,1相互
間の裏面には葺合わせ板7が重合して取付けられるの
で、図13および図14に示すように目地材Mを隣接す
るパネル本体P,P相互間に詰め込む従来の防草パネル
とは異なり、葺合わせ板7を介して隣接するパネル本体
1,1相互を結合し、しかもパネル本体1,1間の結合
力を一層高めることができるとともに全体的にコンクリ
ート構造物として構造的な強度を増す。そして葺合わせ
板7によって隣接するパネル本体1,1の間は覆われ、
表面から見た場合に隙間が生じない。
【0029】この際、葺合わせ板7はパネル本体1の左
右の側縁に止ネジ9を挿入し、ナット材11を止ネジ9
に螺合することにより、ネジ止めされるので、図6に示
すように法面Hが道路14の曲率R1 ,R2 に沿って形
成されていたり、または法面H自体に凹凸面や起伏面が
形成されている場合に、止ネジ9に対するナット材11
の螺進度を加減して調節することにより隣接するパネル
本体1相互を道路14の曲率R1 ,R2 または法面Hの
傾斜面の凹凸度に沿う曲率や起伏にて連続して敷設でき
る。
【0030】しかも図3に示すように、ナット材11の
上方には金属帯体を逆三角形に折曲することにより形成
した緩衝部11bが形成されて葺合わせ板7の裏面に弾
力的に押付けられているのと、隣接するパネル本体1,
1と、葺合わせ板7との間にはゴム板やプラスチック板
等の弾性材料によりなるシール材12,12が介在され
ているのとから、自動車の走行時における振動や地震の
振動が加わることによってナット材11が止ネジ9のネ
ジ部9aから螺退して緩むのが防止される。
【0031】このように法面Hの傾斜面からパネル本体
1がずれ落ちるのが第1、第2の係止リブ2,3によっ
て防止されるので、風雨にさらされて風化したり、夏期
または冬期の温度差の影響を受けても道路14に隣接し
て形成される法面Hの法肩部H1 や法尻部H2 に沿って
連続して敷設される多数のパネル本体1,1相互間には
従来の防草パネルのように隣接するパネル本体1相互間
に亀裂が生ずる余地がなく、パネル本体1,1相互間の
結合力が弱まることはない。
【0032】このようにして法面Hの法肩部H1 または
法尻部H2 に沿って連続してパネル本体1を連続して敷
設されることにより土留めが行えるとともに不用意に草
Gが道路14側等に生えるのが防止され、道路14を運
転する自動車の運転者の視界を草Gが遮り、視界の確保
が行なえる。さらにはタバコの投げ捨てによる防火対策
にもなる。
【0033】しかも図2および図3に示すように、隣接
するパネル本体1,1相互間の裏面には略帯状の葺合わ
せ板7が重合して間隙は完全に塞がれているので、日光
や雨水がパネル本体1,1相互間の隙間から侵入するの
を阻害し、草Gの育成を確実に防止する。
【0034】また図1に示すようにパネル本体1を法面
Hの法肩部H1 に連続して敷設する場合に、パネル本体
1の下方部にネット5を取付けることもできる。これに
はパネル本体1の下方部の下面にネット5の上縁部5a
を差込み、その後止ピン13をパネル本体1の下縁に設
けたノック・アウト式の取付孔1c内に挿通してその先
端部13aを折曲することによりネット5に係止してパ
ネル本体1にネット5を取付ける。こうして、法面Hに
おける形成土4の雨水等の洗掘がネット5によって防止
され、土留めが確実に行える。
【0035】図7乃至図9は本考案の第2実施例を示
し、この実施例においては葺合わせ板部7′を1つのパ
ネル本体1′の一側(右側)に該パネル本体1′の厚み
mに相当する段差をつけて形成し、この葺合わせ板部
7′に隣接する他のパネル本体1′の対向端側の一側を
スポンジゴムの如き弾性材20を介して重合の上、この
対向する葺合わせ板部7′と他のパネル本体1′の他側
縁との重合部分に可撓性を有する略コ字状の保持部品2
1を嵌合して挾持することにより隣接するパネル本体
1′,1′相互を連続して結合するものであり、図1乃
至図6に示すように止ネジ9とナット材11とを使用し
て隣接するパネル本体1,1相互の結合をはかる前記第
1実施例に較べてパネル本体1′相互の結合操作を簡易
化し、部品点数を削減たものである。
【0036】さらに図10乃至図12は本考案の第3実
施例を示したものであり、この実施例においてはパネル
本体1″の一側に葺合わせ板部7″を形成する点は前記
第2実施例と同様であるが、パネル本体1″の他側には
隣接する他のパネル本体1″の葺合わせ板部7″を収容
する葺合わせ凹部7″aを形成し、この葺合わせ板部
7″と、葺合わせ凹部7″aとにはインサート・ナット
30,30を埋設し、さらに前記インサート・ナット3
0,30の外側(前後)にはバンド板32,32を配設
してボルト33をインサート・ナット30,30に螺入
してネジ止めすることにより、バンド板30を介して隣
接するパネル本体1″,1″の接合端相互の結合をはか
るものである。
【0037】上記各実施例においてはパネル本体1,
1′,1″の裏面に形成して法面Hの形成土4内に係止
される係止リブが、第1の係止リブ2と、第2の係止リ
ブ3とに限って説明したが、係止リブの設置個数はこれ
に限ることはなく、パネル本体1,1′,1″の大き
さ、重量の大小に応じて増減変更は自由に行え、法面H
に対するパネル本体1,1′,1″のずれ落ちを確実に
防止する。
【0038】また前記各実施例においてはパネル本体
1,1′,1″の裏面には横長の係止リブ2,3のみを
設けてパネル本体1,1′,1″の法面Hに対するずれ
落ちを防止するようにしているが、パネル本体1,
1′,1″の裏面には横長の係止リブ2,3を設置する
のに限らず、縦長の係止リブを適宜位置に適宜個数、設
けることにより、パネル本体1,1′,1″が法面Hの
縦方向へのずれ落ちを防止するとともに横方向へ取付位
置が位置ずれるのを阻止することもできる。
【0039】
【考案の効果】以上のように本考案は、風雨にさらされ
たり、夏期または冬期の温度差の影響を受けても法面の
傾斜に対してパネル本体がずれ落ちるのを確実に阻止で
き、しかもパネル本体を所定位置に敷設して連続してパ
ネル本体相互を結合できるとともにパネル本体相互のず
れ動きによってその間に亀裂を生じて結合力が弱まるこ
とがない。また施工は簡単且つ確実に行え、さらには工
事費も安価になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す斜面図である。
【図2】同じくパネル本体相互の結合状態を示す平面図
である。
【図3】同じくパネル本体相互の結合状態を示す拡大断
面図である。
【図4】同じく道路に隣接する法面にパネル本体を敷設
した状態の断面図である。
【図5】本実施例を構成するパネル本体を示す断面図で
ある。
【図6】同じく道路の曲率に沿って道路に隣接する法面
にパネル本体を敷設した状態を示す平面図である。
【図7】本考案の第2実施例のパネル本体を示す平面図
である。
【図8】同じくパネル本体相互を結合した状態を示す斜
面図である。
【図9】同じくパネル本体相互の結合状態を示す拡大断
面図である。
【図10】本考案の第3実施例のパネル本体を示す平面
図である。
【図11】同じく横断面図である。
【図12】同じく隣接するパネル本体相互の結合状態を
示す側面図である。
【図13】法面に対する従来の防草パネルの敷設状態を
示した斜面図である。
【図14】同じく隣接するパネル本体相互の結合状態の
一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 パネル本体 1′ パネル本体 1″ パネル本体 2 係止リブ 3 係止リブ 4 形成土 5 ネット 5a 上縁部 6 アンカー部品 7 葺合わせ板 7′ 葺合わせ板部 7″ 葺合わせ板部 8 継目 9 止ネジ 11 ナット材 14 道路 G 草 H 法面 H1 法肩部 H2 法尻部

Claims (7)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートにて成型されるパネル本体
    の裏面の上縁または下縁に法面の法肩部と法尻部とにお
    ける形成土内の夫々に係止可能になる係止リブを複数個
    設け、前記パネル本体を前記法面の法肩部または法尻部
    に沿って隣接して並設し、法肩部の上面にはコンクリー
    トを打設することを特徴とした法面における法肩部およ
    び法尻部の防草パネル。
  2. 【請求項2】 前記パネル本体が繊維強化入りのコンク
    リートによって成型されることを特徴とした請求項1に
    記載の法面における法肩部または法尻部の防草パネル。
  3. 【請求項3】 前記パネル本体には適宜位置に法面の形
    成土内に係止されるアンカー部品を複数個、設けたこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の法面にお
    ける法肩部および法尻部の防草パネル。
  4. 【請求項4】 隣接する前記パネル本体相互間の対向端
    に重合可能な葺合わせ部を形成したことを特徴とする請
    求項1に記載の法面における法肩部および法尻部の防草
    パネル。
  5. 【請求項5】 前記葺合わせ部は、前記パネル本体相互
    が隣接する裏面に重合する略帯状の葺合わせ板を介して
    隣接するパネル本体相互を結合することを特徴とする請
    求項4に記載の法面における法肩部および法尻部の防草
    パネル。
  6. 【請求項6】 前記葺合わせ部は、パネル本体の一側に
    形成される葺合わせ板部を隣接するパネル本体の他側に
    重合し、該葺合わせ部の重合部分を可撓性を有する保持
    部品によって挟持することを特徴とした請求項4に記載
    の法面における法肩部および法尻部の防草パネル。
  7. 【請求項7】 前記葺合わせ部は、パネル本体の一側に
    前記葺合わせ板部を形成し、該パネル本体の他側には隣
    接する他のパネル本体の前記葺合わせ板部を収納する葺
    合わせ凹部を形成し、前記葺合わせ板部と該葺合わせ凹
    部とにはインサート・ナットを埋設し、前記葺合わせ板
    部と前記葺合わせ凹部の外側に配設するバンド板を介し
    て前記インサート・ナットにボルトを螺入することによ
    り隣接する前記パネル本体相互を結合することを特徴と
    した請求項4に記載の法面における法肩部および法尻部
    の防草パネル。
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