JP2577581Y2 - ゴルフ用パタークラブヘッド - Google Patents
ゴルフ用パタークラブヘッドInfo
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- JP2577581Y2 JP2577581Y2 JP1993025893U JP2589393U JP2577581Y2 JP 2577581 Y2 JP2577581 Y2 JP 2577581Y2 JP 1993025893 U JP1993025893 U JP 1993025893U JP 2589393 U JP2589393 U JP 2589393U JP 2577581 Y2 JP2577581 Y2 JP 2577581Y2
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- Japan
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- head
- ball
- club head
- hitting
- golf
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、ゴルフ用パタークラブ
ヘッドに関するものであり、詳しくは、ヘッドの打球部
の改良に関する。
ヘッドに関するものであり、詳しくは、ヘッドの打球部
の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】ゴルフプレーの中でも、パットは心理的
な要素を含めて微妙なフィーリングが要求され、パッテ
イングは、ヘッドを錘としシャフトを振り子の腕として
自然に振ってボールを打球するのが最も理想的なパッテ
イングであるとされており、転動距離の調節はシャフト
の振幅により調節するもので、パット時の力の強弱によ
り転動距離を調節するとミスパットになりやすいといわ
れている。そこでこのパッティングに用いるパタークラ
ブは、ヘッドやシャフトやグリップに種々特徴あるもの
が提供されている。特に、ヘッドは材質的には鉄やステ
ンレスやアルミニウム合金やこれらを組み合わせたもの
が使用されており、中には貴金属を用いたものがありこ
れらの素材を、鍛造成形や鋳造成形や切削成形等の成形
方法を用いて形成している。そして、ゴルフボールを打
つ打球部はヘッド本体の素材の他、プラスチックや瑪瑙
や翡翠等を組み合わせたものなども提供されており、更
には、打球部に弾性材を設けたり、ガットを張設した
り、音叉状のスリットを形成する等の工夫が施されてい
る。
な要素を含めて微妙なフィーリングが要求され、パッテ
イングは、ヘッドを錘としシャフトを振り子の腕として
自然に振ってボールを打球するのが最も理想的なパッテ
イングであるとされており、転動距離の調節はシャフト
の振幅により調節するもので、パット時の力の強弱によ
り転動距離を調節するとミスパットになりやすいといわ
れている。そこでこのパッティングに用いるパタークラ
ブは、ヘッドやシャフトやグリップに種々特徴あるもの
が提供されている。特に、ヘッドは材質的には鉄やステ
ンレスやアルミニウム合金やこれらを組み合わせたもの
が使用されており、中には貴金属を用いたものがありこ
れらの素材を、鍛造成形や鋳造成形や切削成形等の成形
方法を用いて形成している。そして、ゴルフボールを打
つ打球部はヘッド本体の素材の他、プラスチックや瑪瑙
や翡翠等を組み合わせたものなども提供されており、更
には、打球部に弾性材を設けたり、ガットを張設した
り、音叉状のスリットを形成する等の工夫が施されてい
る。
【０００３】その一例を示すと、実公平２−３８７８４
号考案「ゴルフクラブのパターヘッド」は、パターヘッ
ドのフエース画材にセラミックスを用い、更に、該パタ
ーヘッドのトウ及びヒールに重量体を収納して、ヘッド
の重心廻りの慣性モーメントを増大し、セラミックスイ
ンサートによってボールをヒットする際に於ける反撥力
を増大させボールの転動を良好にする考案である。又、
実公昭５１−２２７５６号考案「ゴルフ用パツター」
は、ヘッドの打球面に窪みを形成しその上面にタングス
テンを主成分とする超硬質合金製で表面を鏡面状態に加
工した打球板を設け、超硬質合金の貴重性と相まって快
音を伴う打球フィーリングを向上せしめる考案である。
又、実公昭６０−４５３１号考案「ゴルフ用パター」
は、打球面にガットを張設して打球の方向性と距離のコ
ントロールがしやすいようにした考案である。実開平３
−８０７５５号考案「クッションパター」は、ヘッドの
打面に凹部を形成し、裏側にゴムを貼った金属プレート
状のインサートを、ヘッドの凹部に取付ける際に、ヘッ
ドとの合わせ目にゴムパッキンを装着して、パッテング
におけるインパクトの衝撃を柔らげボールの初速を弱め
ることで、距離の力加減や方向性の調整をし易くした考
案である。 実開昭６３−１２４９６６号考案「スピンの
出るパター」は、ヘッド本体の金属と異なる薄い金属プ
レートの表面にゴム又は樹脂を接着し、ヘッド本体から
離して打面に装着し、インパクトの衝撃を薄い金属プレ
ートで弱めて、ボールの初速をゆるやかにするととも
に、金属プレートの表面のゴム又は樹脂でボールにスピ
ンがかかり、方向性が良く距離感の調整をし易くした考
案である。 実開平１−１３３９６４号考案「パターヘッ
ド」は、硬度、材質、構造の異な る３枚のゴムプレート
を重ね合せ一体化したゴム打面を台形とし、パターヘッ
ドの打面に凹部を形成しゴム打面を嵌着適合して、最も
硬い表面のゴムプレートでさわやかな打球音を発し、少
し柔らかい２枚目のゴムプレートでインパクトの衝撃を
柔らげ、最も柔らかい３枚目のゴムプレートに設けた整
然と並んだ凸起でボールを反発するとともに、表面のゴ
ムプレートでボールにスピンがかかり、方向性が良く距
離感の調整をし易くした考案である。
号考案「ゴルフクラブのパターヘッド」は、パターヘッ
ドのフエース画材にセラミックスを用い、更に、該パタ
ーヘッドのトウ及びヒールに重量体を収納して、ヘッド
の重心廻りの慣性モーメントを増大し、セラミックスイ
ンサートによってボールをヒットする際に於ける反撥力
を増大させボールの転動を良好にする考案である。又、
実公昭５１−２２７５６号考案「ゴルフ用パツター」
は、ヘッドの打球面に窪みを形成しその上面にタングス
テンを主成分とする超硬質合金製で表面を鏡面状態に加
工した打球板を設け、超硬質合金の貴重性と相まって快
音を伴う打球フィーリングを向上せしめる考案である。
又、実公昭６０−４５３１号考案「ゴルフ用パター」
は、打球面にガットを張設して打球の方向性と距離のコ
ントロールがしやすいようにした考案である。実開平３
−８０７５５号考案「クッションパター」は、ヘッドの
打面に凹部を形成し、裏側にゴムを貼った金属プレート
状のインサートを、ヘッドの凹部に取付ける際に、ヘッ
ドとの合わせ目にゴムパッキンを装着して、パッテング
におけるインパクトの衝撃を柔らげボールの初速を弱め
ることで、距離の力加減や方向性の調整をし易くした考
案である。 実開昭６３−１２４９６６号考案「スピンの
出るパター」は、ヘッド本体の金属と異なる薄い金属プ
レートの表面にゴム又は樹脂を接着し、ヘッド本体から
離して打面に装着し、インパクトの衝撃を薄い金属プレ
ートで弱めて、ボールの初速をゆるやかにするととも
に、金属プレートの表面のゴム又は樹脂でボールにスピ
ンがかかり、方向性が良く距離感の調整をし易くした考
案である。 実開平１−１３３９６４号考案「パターヘッ
ド」は、硬度、材質、構造の異な る３枚のゴムプレート
を重ね合せ一体化したゴム打面を台形とし、パターヘッ
ドの打面に凹部を形成しゴム打面を嵌着適合して、最も
硬い表面のゴムプレートでさわやかな打球音を発し、少
し柔らかい２枚目のゴムプレートでインパクトの衝撃を
柔らげ、最も柔らかい３枚目のゴムプレートに設けた整
然と並んだ凸起でボールを反発するとともに、表面のゴ
ムプレートでボールにスピンがかかり、方向性が良く距
離感の調整をし易くした考案である。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前者の、実
公平２−３８７８４号考案は、セラミックスのフエース
面材の材質が硬いため反発性能は優れているが反面ボー
ルの玉離れが早くなりコントロールがし難いという欠点
があった。又、実公昭５１−２２７５６号考案は、上記
実公平２−３８７８４号考案と同様に、タングステンを
主成分とした超硬質合金製で表面を鏡面加工した打球板
は材質が硬いため反発性能は優れているが反面ボールの
玉離れが早くなりコントロールがし難いという欠点があ
った。又、実公昭６０−４５３１号考案は、使用の反復
によって打球面に張施したガットの張力が伸びて反発力
が変化してボールの回転方向や転動距離が変化するとい
う欠点があった。実開平３−８０７５５号考案および実
開昭６３−１２４９６６号考案は、インパクトの衝撃を
吸収することで、距離の力加減や方向性の調整をし易く
するという効果はあるが、ボールの衝撃エネルギーを有
効に反発エネルギーに変換するという効果はない。 実開
平１−１３３９６４号考案は、表面から順次柔らかくな
る３枚のゴムプレートで、インパクトの衝撃吸収と反発
をする効果が開示されているが、反発はゴムプレートの
凸起が変形し復元する力によるもので、ボールの衝撃エ
ネルギーを効率的に反発エネルギーに変換するものでは
ない。
公平２−３８７８４号考案は、セラミックスのフエース
面材の材質が硬いため反発性能は優れているが反面ボー
ルの玉離れが早くなりコントロールがし難いという欠点
があった。又、実公昭５１−２２７５６号考案は、上記
実公平２−３８７８４号考案と同様に、タングステンを
主成分とした超硬質合金製で表面を鏡面加工した打球板
は材質が硬いため反発性能は優れているが反面ボールの
玉離れが早くなりコントロールがし難いという欠点があ
った。又、実公昭６０−４５３１号考案は、使用の反復
によって打球面に張施したガットの張力が伸びて反発力
が変化してボールの回転方向や転動距離が変化するとい
う欠点があった。実開平３−８０７５５号考案および実
開昭６３−１２４９６６号考案は、インパクトの衝撃を
吸収することで、距離の力加減や方向性の調整をし易く
するという効果はあるが、ボールの衝撃エネルギーを有
効に反発エネルギーに変換するという効果はない。 実開
平１−１３３９６４号考案は、表面から順次柔らかくな
る３枚のゴムプレートで、インパクトの衝撃吸収と反発
をする効果が開示されているが、反発はゴムプレートの
凸起が変形し復元する力によるもので、ボールの衝撃エ
ネルギーを効率的に反発エネルギーに変換するものでは
ない。
【０００５】パット時のボールの方向性を良くするため
には、ボールとヘッドとの接触時間を長くすることが必
要であり、少ない力においてもボールの転動距離を長く
するためにはヘッド自体に反発性を付与することが望ま
しいといわれている。又、打球時の衝撃がヘッド本体に
影響することの少ないものが望まれている。
には、ボールとヘッドとの接触時間を長くすることが必
要であり、少ない力においてもボールの転動距離を長く
するためにはヘッド自体に反発性を付与することが望ま
しいといわれている。又、打球時の衝撃がヘッド本体に
影響することの少ないものが望まれている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案のゴルフ用パター
クラブヘッドは、前記課題を解決するために、ヘッド本
体の打球面に、衝撃吸収性を有する部材と、高反発性を
有する部材を組み合わせて設け、ボールと接触する表面
には金属や合成樹脂等の薄板材から成る硬質の表面材を
設けることにより、パット時のボールの方向性を良くす
るとともに、ボールの転動距離を長くするものである。
クラブヘッドは、前記課題を解決するために、ヘッド本
体の打球面に、衝撃吸収性を有する部材と、高反発性を
有する部材を組み合わせて設け、ボールと接触する表面
には金属や合成樹脂等の薄板材から成る硬質の表面材を
設けることにより、パット時のボールの方向性を良くす
るとともに、ボールの転動距離を長くするものである。
【０００７】
【作用】先ず、高反発性部材をヘッド本体側に配置し衝
撃吸収性部材を表面材側に配置した場合、ヘッドで打球
されたボールの一次衝撃エネルギーは、硬質の表面材に
より平面状に表面材の裏面に設けた衝撃吸収性部材に伝
達され、二次衝撃エネルギーとして吸収蓄積される。次
に、この吸収蓄積された二次衝撃エネルギーは、前記高
反発性部材の表面に到達すると同時に表面材方向に強く
反発される。従って、ボールは極めて小さい力でスムー
ズに転動すると共にボールが表面材と接触している時間
は長くなりシャフトの振輻方向即ちヘッドの振幅方向に
順応し方向性が安定するという作用を奏する。
撃吸収性部材を表面材側に配置した場合、ヘッドで打球
されたボールの一次衝撃エネルギーは、硬質の表面材に
より平面状に表面材の裏面に設けた衝撃吸収性部材に伝
達され、二次衝撃エネルギーとして吸収蓄積される。次
に、この吸収蓄積された二次衝撃エネルギーは、前記高
反発性部材の表面に到達すると同時に表面材方向に強く
反発される。従って、ボールは極めて小さい力でスムー
ズに転動すると共にボールが表面材と接触している時間
は長くなりシャフトの振輻方向即ちヘッドの振幅方向に
順応し方向性が安定するという作用を奏する。
【０００８】次に、衝撃吸収性部材をヘッド本体側に配
置し高反発性部材を表面材側に配置した場合、ヘッドで
打球されたボールの一次衝撃エネルギーは、硬質の表面
材により平面状に表面材の裏面に設けた高反発性部材に
伝達され、二次衝撃エネルギーとして高反発性部材の表
面で強く反発されるが、その衝撃エネルギーの一部がヘ
ッド本体側にも伝達される。しかし、前記高反発性部材
の裏面に設けた衝撃吸収性部材で該衝撃エネルギーを吸
収して衝撃がヘッド本体に伝達するのを予防し、ヘッド
のストローク方向を安定せしめる作用を奏する。
置し高反発性部材を表面材側に配置した場合、ヘッドで
打球されたボールの一次衝撃エネルギーは、硬質の表面
材により平面状に表面材の裏面に設けた高反発性部材に
伝達され、二次衝撃エネルギーとして高反発性部材の表
面で強く反発されるが、その衝撃エネルギーの一部がヘ
ッド本体側にも伝達される。しかし、前記高反発性部材
の裏面に設けた衝撃吸収性部材で該衝撃エネルギーを吸
収して衝撃がヘッド本体に伝達するのを予防し、ヘッド
のストローク方向を安定せしめる作用を奏する。
【０００９】
【実施例】以下実施例について説明する。図１は本考案
のゴルフ用パタークラブヘッドの構成を示す斜視図で、
高反発性部材をヘッド本体側に配置し衝撃吸収性部材を
表面材側に配置した場合を示すもので、以下該実施例に
ついて説明する。（衝撃吸収性部材をヘッド本体側に配
置し高反発性部材を表面材側に配置した場合の図面は省
略する。）
のゴルフ用パタークラブヘッドの構成を示す斜視図で、
高反発性部材をヘッド本体側に配置し衝撃吸収性部材を
表面材側に配置した場合を示すもので、以下該実施例に
ついて説明する。（衝撃吸収性部材をヘッド本体側に配
置し高反発性部材を表面材側に配置した場合の図面は省
略する。）
【００１０】鉄やステンレスやアルミニウム合金やこれ
らを組み合わせた素材を、鍛造成形や鋳造成形や切削成
形等の成形方法を用いてヘッド本体２を形成する。次
に、該ヘッド本体２の打球面部３の表面に、ＪＩＳ反発
弾性７０％以上で、且つＪＩＳ・Ａ硬度２５〜４０の特
性値を有するもので、例えば、高反発弾性エラストマー
アロイでこれらを満足するポリマーは、イソプレンゴム
（ＩＲ）、天然ゴム（ＮＲ）、ブタジェンゴム（ＢＲ）
ウレタンゴム（Ｕ）などで、該高反発性部材５の表面
に、ＪＩＳ反発弾性２０％以下で、且つショアー硬度２
５〜８０の特性値を有するもので、例えば、粘弾性ウレ
タンエラストマー（一例として商品名ソルボセイン）や
ノルボーネンポリマー（一例として商品名ノーレック
ス）などの衝撃吸収性部材４を一体にして形成した打球
面材６を設ける。次に、該打球面材６の表面に、ステン
レス・軟鉄・アルミニウム合金・黄銅等の金属製板材
や、合成樹脂板やセラミック板などの硬質の表面材７を
設けてゴルフ用パタークラブヘッド１を形成する。
らを組み合わせた素材を、鍛造成形や鋳造成形や切削成
形等の成形方法を用いてヘッド本体２を形成する。次
に、該ヘッド本体２の打球面部３の表面に、ＪＩＳ反発
弾性７０％以上で、且つＪＩＳ・Ａ硬度２５〜４０の特
性値を有するもので、例えば、高反発弾性エラストマー
アロイでこれらを満足するポリマーは、イソプレンゴム
（ＩＲ）、天然ゴム（ＮＲ）、ブタジェンゴム（ＢＲ）
ウレタンゴム（Ｕ）などで、該高反発性部材５の表面
に、ＪＩＳ反発弾性２０％以下で、且つショアー硬度２
５〜８０の特性値を有するもので、例えば、粘弾性ウレ
タンエラストマー（一例として商品名ソルボセイン）や
ノルボーネンポリマー（一例として商品名ノーレック
ス）などの衝撃吸収性部材４を一体にして形成した打球
面材６を設ける。次に、該打球面材６の表面に、ステン
レス・軟鉄・アルミニウム合金・黄銅等の金属製板材
や、合成樹脂板やセラミック板などの硬質の表面材７を
設けてゴルフ用パタークラブヘッド１を形成する。
【００１１】前記打球部３に、打球面材６や表面材７を
固着する手段は、接着、螺着、嵌着、かしめ止めなどの
手段を用いて固着するものである。
固着する手段は、接着、螺着、嵌着、かしめ止めなどの
手段を用いて固着するものである。
【００１２】
【考案の効果】本考案ゴルフ用パタークラブヘッドは以
上の構成にしたから以下の効果を有する。先ず、高反発
性部材をヘッド本体側に配置し衝撃吸収性部材を表面材
側に配置した場合をみると、パタークラブヘッドで打球
されたボールの一次衝撃エネルギーは、表面材の裏面に
設けた衝撃吸収性部材によって二次衝撃エネルギーとし
て吸収蓄積され、次に、この吸収蓄積された二次衝撃エ
ネルギーは、前記高反発性部材の表面に到達する。次
に、高反発性部材め表面に到達した二次衝撃エネルギー
は高反発性部材によって表面材方向に強く反発されるか
ら、打球されたボールは極めて小さい力でスムーズに転
動すると共にボールが表面材と接触している時間は長く
なりシャフトの振輻方向即ちヘッドの振幅方向に順応し
方向性が安定するという効果がある。
上の構成にしたから以下の効果を有する。先ず、高反発
性部材をヘッド本体側に配置し衝撃吸収性部材を表面材
側に配置した場合をみると、パタークラブヘッドで打球
されたボールの一次衝撃エネルギーは、表面材の裏面に
設けた衝撃吸収性部材によって二次衝撃エネルギーとし
て吸収蓄積され、次に、この吸収蓄積された二次衝撃エ
ネルギーは、前記高反発性部材の表面に到達する。次
に、高反発性部材め表面に到達した二次衝撃エネルギー
は高反発性部材によって表面材方向に強く反発されるか
ら、打球されたボールは極めて小さい力でスムーズに転
動すると共にボールが表面材と接触している時間は長く
なりシャフトの振輻方向即ちヘッドの振幅方向に順応し
方向性が安定するという効果がある。
【００１３】又、衝撃吸収性部材をヘッド本体側に配置
し高反発性部材を表面材側に配置した場合をみると、パ
タークラブヘッドで打球されたボールの一次衝撃エネル
ギーは、表面材の裏面に設けた高反発性部材の表面で二
次衝撃エネルギーとして強く反発されその衝撃エネルギ
ーの一部がヘッド本体側に伝達されるが、前記高反発性
部材の裏面に設けた衝撃吸収性部材で該衝撃エネルギー
を吸収して衝撃がヘッド本体に伝達するのを予防し、ヘ
ッドのストロークの方向性を安定せしめる効果がある。
し高反発性部材を表面材側に配置した場合をみると、パ
タークラブヘッドで打球されたボールの一次衝撃エネル
ギーは、表面材の裏面に設けた高反発性部材の表面で二
次衝撃エネルギーとして強く反発されその衝撃エネルギ
ーの一部がヘッド本体側に伝達されるが、前記高反発性
部材の裏面に設けた衝撃吸収性部材で該衝撃エネルギー
を吸収して衝撃がヘッド本体に伝達するのを予防し、ヘ
ッドのストロークの方向性を安定せしめる効果がある。
【００１４】従って、前記実公平２−３８７８４号、実
公昭５１−２２７５６号、実公昭６０−４５３１号、実
開平３−８０７５５号、実開昭６３−１２４９６６号、
実開平１−１３３９６４号の各考案と対比すると、以下
のような効果の差異がある。実公平２−３８７８４号、
実公昭５１−２２７５６号考案は、打球されたボールの
衝撃エネルギーを高反発の打球板により反発するだけで
あり、実公昭６０−４５３１号考案はガットにより、実
開平３−８０７５５号考案は衝撃吸収材により、実開昭
６３−１２４９６６号考案は薄い金属プレートにより衝
撃エネルギーを吸収するだけである。また、実開平１−
１３３９６４号考案は、硬さの異なる３層のゴムプレー
トで衝撃エネルギーを吸収し反発するものであるが、硬
さの異なるゴムプレートを３層構造にしたものであり、
反発については３枚目のゴムプレートの凸起の復元力に
よりで反発するものである。
公昭５１−２２７５６号、実公昭６０−４５３１号、実
開平３−８０７５５号、実開昭６３−１２４９６６号、
実開平１−１３３９６４号の各考案と対比すると、以下
のような効果の差異がある。実公平２−３８７８４号、
実公昭５１−２２７５６号考案は、打球されたボールの
衝撃エネルギーを高反発の打球板により反発するだけで
あり、実公昭６０−４５３１号考案はガットにより、実
開平３−８０７５５号考案は衝撃吸収材により、実開昭
６３−１２４９６６号考案は薄い金属プレートにより衝
撃エネルギーを吸収するだけである。また、実開平１−
１３３９６４号考案は、硬さの異なる３層のゴムプレー
トで衝撃エネルギーを吸収し反発するものであるが、硬
さの異なるゴムプレートを３層構造にしたものであり、
反発については３枚目のゴムプレートの凸起の復元力に
よりで反発するものである。
【００１５】一方、本願考案では硬質の表面材の裏面
に、衝撃吸収に優れた部材と高反発性に優れた部材を組
み合わせた打球面材を配置して３層構造にすることで、
前記効 果を奏するものである。中でも反発については、
本願考案の高反発性部材は、衝撃エネルギーが表面に達
すると同時に反射する特性を有する部材であり、実開平
１−１３３９６４号の３枚目のゴムプレートの凸起が変
形し復元する力て反発するものとはその作用を異にし、
より効率的に反発するものである。
に、衝撃吸収に優れた部材と高反発性に優れた部材を組
み合わせた打球面材を配置して３層構造にすることで、
前記効 果を奏するものである。中でも反発については、
本願考案の高反発性部材は、衝撃エネルギーが表面に達
すると同時に反射する特性を有する部材であり、実開平
１−１３３９６４号の３枚目のゴムプレートの凸起が変
形し復元する力て反発するものとはその作用を異にし、
より効率的に反発するものである。
【図１】本考案のゴルフ用パタークラブヘッドの構成を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
１ ゴルフ用パタークラブヘッド ２ ヘッド本体 ３ 打球部 ４ 衝撃吸収性部材 ５ 高反発性部材 ６ 打球面材 ７ 表面材
Claims (3)
- 【請求項１】 ヘッド本体の打球部に、ＪＩＳ反発弾性
２０％以下でショアー硬度２５〜８０の特性値を有する
衝撃吸収性部材と、ＪＩＳ反発弾性７０％以上でＪＩＳ
・Ａ硬度２５〜４０の特性値を有する高反発性部材を組
み合わせた打球面材を設け、該打球面材の表面に硬質の
表面材を設けたことを特徴とするゴルフ用パタークラブ
ヘッド。 - 【請求項２】 前記ヘッド本体の打球部に設けた打球面
材は、衝撃吸収性部材をヘッド本体側に配置し、高反発
性部材を表面材側に配置したことを特徴とする請求項１
記載のゴルフ用パタークラブヘッド。 - 【請求項３】 前記ヘッド本体の打球部に設けた打球面
材は、高反発性部材をヘッド本体側に配置し、衝撃吸収
性部材を表面材側に配置したことを特徴とする請求項１
記載のゴルフ用パタークラブヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993025893U JP2577581Y2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | ゴルフ用パタークラブヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993025893U JP2577581Y2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | ゴルフ用パタークラブヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0677767U JPH0677767U (ja) | 1994-11-01 |
| JP2577581Y2 true JP2577581Y2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=12178477
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993025893U Expired - Lifetime JP2577581Y2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | ゴルフ用パタークラブヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2577581Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5219482B2 (ja) * | 2007-12-07 | 2013-06-26 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフパター用ヘッド及びゴルフパター |
| JP5378039B2 (ja) * | 2008-04-08 | 2013-12-25 | アクシュネット カンパニー | アイアン型ゴルフクラブ |
| JP5324175B2 (ja) * | 2008-09-26 | 2013-10-23 | ブリヂストンスポーツ株式会社 | パターヘッド |
| JP5329209B2 (ja) * | 2008-12-25 | 2013-10-30 | ブリヂストンスポーツ株式会社 | パターヘッド |
| JP5801115B2 (ja) * | 2011-06-28 | 2015-10-28 | ダンロップスポーツ株式会社 | パター型ゴルフクラブヘッド及びパター型ゴルフクラブ |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0380755B2 (ja) * | 1986-08-22 | 1991-12-25 | Tokyo Shibaura Electric Co |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63124966U (ja) * | 1987-02-05 | 1988-08-15 | ||
| JPH01133964U (ja) * | 1988-03-05 | 1989-09-12 | ||
| JP3080755U (ja) * | 2001-03-30 | 2001-10-05 | 學燦 廖 | 多重安全鍵掛け効果の折りたたみ台座 |
-
1993
- 1993-04-19 JP JP1993025893U patent/JP2577581Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0380755B2 (ja) * | 1986-08-22 | 1991-12-25 | Tokyo Shibaura Electric Co |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0677767U (ja) | 1994-11-01 |
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