JP3138485U - ゴルフクラブヘッド - Google Patents
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Abstract
【課題】ゴルフクラブヘッドの飛距離及び衝撃吸収性を維持したままで、重心の偏りを改善する。
【解決手段】その前面が開口11となった中空形ヘッド本体1と、打球面として前記開口を遮蔽するように前記開口内に取り付けられたフェース板2とからなっているゴルフクラブヘッドにおいて、前記フェース板は、反発係数の大きい金属材からなる上、その正面にスイートスポット211が特定された板本体21と、前記板本体における背面の、前記スイートスポットと対称する部分に敷設されていて、前記スイートスポットにあたるゴルフボールの衝撃力を弾性的に吸収する衝撃吸収材212とからなっている。
【選択図】図1
【解決手段】その前面が開口11となった中空形ヘッド本体1と、打球面として前記開口を遮蔽するように前記開口内に取り付けられたフェース板2とからなっているゴルフクラブヘッドにおいて、前記フェース板は、反発係数の大きい金属材からなる上、その正面にスイートスポット211が特定された板本体21と、前記板本体における背面の、前記スイートスポットと対称する部分に敷設されていて、前記スイートスポットにあたるゴルフボールの衝撃力を弾性的に吸収する衝撃吸収材212とからなっている。
【選択図】図1
Description
本考案は、ゴルフクラブヘッドに関し、特に、そのフェース板が軽量である上、衝撃吸収性も良いゴルフクラブヘッドに関する。
中空形ゴルフクラブヘッドの一例として、図3に示すようなウッド型ゴルフクラブヘッドが挙げられる。このゴルフクラブヘッドは、主として、図示のように、その前面が開口31となった中空形ヘッド本体3と、打球面として開口31を遮蔽するように開口31内に取り付けられたフェース板4とからなっているが、最近、フェース板4は、更に、反発係数の大きい金属材からなった板本体41と、板本体41の背面に敷設されている衝撃吸収材42とから構成されるようになっている。
このようなゴルフクラブヘッドによると、ボールの飛距離が増大するばかりでなく、打球面にあたるボールの衝撃力を吸収することもできる。
しかし、このようなゴルフクラブヘッドは、前記のように、そのフェース板4の背面に衝撃吸収材42が全面的に敷設されているので、ゴルフクラブヘッドの重心が従来のものよりフェース板4の方に近寄っていて、打球時の感覚及び安定性に悪影響を与える。
前記欠点に鑑みて、本考案は、ゴルフクラブヘッドの、前記のような飛距離及び衝撃吸収性を維持したままで、前記のような重心のフェース板への偏りを改善しようとすることを目的とする。
前記目的を達成するために、本考案は、その前面が開口となった中空形ヘッド本体と、打球面として前記開口を遮蔽するように前記開口内に取り付けられたフェース板とからなっているゴルフクラブヘッドにおいて、前記フェース板は、反発係数の大きい金属材からなる上、その正面にスイートスポットが特定された板本体と、前記板本体における背面の、前記スイートスポットと対称する部分に敷設されていて前記スイートスポットにあたるゴルフボールの衝撃力を弾性的に吸収する衝撃吸収材とからなっているものを提供する。
前記金属材としては、チタン合金材が挙げられる。
また、前記衝撃吸収材として、前記スイートスポットと対称する形全体が同一の材料から構成されても良いが、いくつかの部分からなり且つ異なる材料から組み合わせてなっても良い。また、スイートスポットの形状は円形でもいいし、場合によっては楕円形、非円形でも良い。そして、衝撃吸収材の形状はスイートスポットの形状によるが、全面的な板体、閉ループ状の板体、全面的な板体、または背面に窪みが形成してある板体などが挙げられる。
また、前記衝撃吸収材として、前記スイートスポットと対称する形全体が同一の材料から構成されても良いが、いくつかの部分からなり且つ異なる材料から組み合わせてなっても良い。また、スイートスポットの形状は円形でもいいし、場合によっては楕円形、非円形でも良い。そして、衝撃吸収材の形状はスイートスポットの形状によるが、全面的な板体、閉ループ状の板体、全面的な板体、または背面に窪みが形成してある板体などが挙げられる。
そして、前記材料として、炭素繊維材が挙げられるが、他にシリカゲル、ゴム、熱可塑性ポリウレタン(TPU)及び柔軟性金属なども挙げられ、これらの材料は、炭素繊維材と併用されると弾性調整材ともなる。衝撃吸収材は、全面的な板体となれば、炭素繊維材が推薦される。閉ループ状、例えば円環状の板体、または、背面に窪みが形成してある板体となれば、同じく炭素繊維材が推薦されるが、円環内の円形部分または窪み内にはシリカゲルなどが弾性調整材として充填されたら、ゴルフクラブヘッドの弾性が最適の範囲内に制御されやすい。
前記構成によるゴルフクラブヘッドは、衝撃吸収材が板本体の背面全面でなく、前記スイートスポットと対称する部分にしか敷設されていないので、衝撃吸収のために添加された材料が従来より遥かに少なく、重心が従来例ほどフェース板の方に近寄っていない。即ち、本考案は、従来の、重心がフェース板の方に偏るという欠点を大きく改善することができる。
以下、本考案に関するゴルフクラブヘッドの好適な実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、図中、似ている部分には、同一の参照符号を付する。
図1及び図2に示すように、本考案の実施形態のゴルフクラブヘッドは、主としてヘッド本体1と、フェース板2とからなっている。ヘッド本体1は、その前面が開口11となっている中空形のものであり、フェース板2は、打球面として開口11を遮蔽するように開口11内に取り付けられているものである。
図面を詳しくみると、フェース板2は、反発係数の大きいチタン合金材からなる上、その正面にスイートスポット211が特定された板本体21と、板本体21における背面の、スイートスポット211と対称する部分に敷設されていてスイートスポット211にあたるゴルフボールの衝撃力を弾性的に吸収する炭素繊維製の衝撃吸収材212とからなっている。ここで、板本体21と衝撃吸収材212とは、粘着剤で互いに粘着され固定されている。
図面をもっと詳しくみると、この実施例におけるスイートスポット211は円形のものであるが、衝撃吸収材212は、主として、板本体21における背面の、スイートスポット211と対称する部分の周縁内に敷設されて円環状となっているものである。円環状内の円形部分には、また、弾性調整材213が充填・固定されている。この弾性調整材213は第2の衝撃吸収材ともなっているが、衝撃吸収材212と合わせてゴルフクラブヘッドの弾性を調整する役割をもしている。
さらに、この実施例における弾性調整材213は、シリカゲルが使用されている。ここで、衝撃吸収材212と弾性調整材213とは粘着剤で互いに粘着され固定されている。
前記構成による本考案ゴルフクラブヘッドは、反発係数の大きい板本体によって、従来のような飛距離を維持し、衝撃吸収材212と弾性調整材213とによって、従来のような衝撃吸収性を維持することができる。
なお、その板本体の背面に衝撃吸収材が前記スイートスポットと対称する部分にしか敷設されていないので、ゴルフクラブヘッドの重心が従来ほどフェース板の方に近寄っておらず、従来のような重心のフェース板への偏りという欠点を大きく改善することができる。
本考案は、その精神及び必須の特徴事項から逸脱することなく他のやり方で実施することができる。従って、本明細書に記載した好ましい実施例は例示的なものであり、限定的なものではない。
叙上のように、本考案のゴルフクラブヘッドは、その板本体の背面に衝撃吸収材が前記スイートスポットと対称する部分にしか敷設されていないので、ゴルフクラブヘッドの重心が従来ほどフェース板の方に近寄っておらず、従来のような重心のフェース板への偏りを大きく改善することができる。打球時の感覚及び安定性に悪影響を与えない。
1 ヘッド本体
2 フェース板
11 開口
21 板本体
211 スイートスポット
212 衝撃吸収材
213 弾性調整材(衝撃吸収材ともなる)
2 フェース板
11 開口
21 板本体
211 スイートスポット
212 衝撃吸収材
213 弾性調整材(衝撃吸収材ともなる)
Claims (5)
- その前面が開口となった中空形ヘッド本体と、打球面として前記開口を遮蔽するように前記開口内に取り付けられたフェース板とからなっているゴルフクラブヘッドにおいて、
前記フェース板は、
反発係数の大きい金属材からなる上、その正面にスイートスポットが特定された板本体と、
前記板本体における背面の、前記スイートスポットと対称する部分に敷設されていて前記スイートスポットにあたるゴルフボールの衝撃力を弾性的に吸収する衝撃吸収材とからなっていることを特徴とするゴルフクラブヘッド。 - その前面が開口となった中空形ヘッド本体と、打球面として前記開口を遮蔽するように前記開口内に取り付けられたフェース板とからなっているゴルフクラブヘッドにおいて、
前記フェース板は、
反発係数の大きいチタン合金材からなる上、その正面にスイートスポットが特定された板本体と、
前記板本体における背面の、前記スイートスポットと対称する部分に敷設されていて前記スイートスポットにあたるゴルフボールの衝撃力を弾性的に吸収する炭素繊維製の衝撃吸収材とからなっていることを特徴とするゴルフクラブヘッド。 - その前面が開口となった中空形ヘッド本体と、打球面として前記開口を遮蔽するように前記開口内に取り付けられたフェース板とからなっているゴルフクラブヘッドにおいて、
前記フェース板は、
反発係数の大きいチタン合金材からなる上、その正面にスイートスポットが特定された板本体と、
前記板本体における背面の、前記スイートスポットと対称する部分の周縁内に沿って閉ループ状となるように敷設されていて前記スイートスポットにあたるゴルフボールの衝撃力を弾性的に吸収する炭素繊維製の衝撃吸収材と、
前記衝撃吸収材のループ内に充填・固定されている弾性調整材とからなっていることを特徴とするゴルフクラブヘッド。 - 前記弾性調整材として、シリカゲル、ゴム、熱可塑性ポリウレタン(TPU)及び柔軟性金属から選れたものが使用されたことを特徴とする請求項3に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記スイートスポットは円形となり、前記閉ループ状は円環状となっていることを特徴とする請求項3に記載のゴルフクラブヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007008097U JP3138485U (ja) | 2007-10-22 | 2007-10-22 | ゴルフクラブヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007008097U JP3138485U (ja) | 2007-10-22 | 2007-10-22 | ゴルフクラブヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3138485U true JP3138485U (ja) | 2008-01-10 |
Family
ID=43288780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007008097U Expired - Fee Related JP3138485U (ja) | 2007-10-22 | 2007-10-22 | ゴルフクラブヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3138485U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7433636B2 (ja) | 2020-02-12 | 2024-02-20 | 株式会社 ロア・ジャパン | ゴルフクラブヘッド及びゴルフクラブヘッドの製造方法 |
-
2007
- 2007-10-22 JP JP2007008097U patent/JP3138485U/ja not_active Expired - Fee Related
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