JP2577264B2 - 塗料洗浄用組成物 - Google Patents
塗料洗浄用組成物Info
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- JP2577264B2 JP2577264B2 JP2077016A JP7701690A JP2577264B2 JP 2577264 B2 JP2577264 B2 JP 2577264B2 JP 2077016 A JP2077016 A JP 2077016A JP 7701690 A JP7701690 A JP 7701690A JP 2577264 B2 JP2577264 B2 JP 2577264B2
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- JP
- Japan
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- paint
- water
- cleaning composition
- based paint
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D7/00—Compositions of detergents based essentially on non-surface-active compounds
- C11D7/50—Solvents
- C11D7/5004—Organic solvents
- C11D7/5022—Organic solvents containing oxygen
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、共通の塗布ヘッドを用いて水性塗料と溶剤
型塗料とを塗布する際の塗料の切替時に塗料配管を洗浄
すべく用いられる塗料洗浄用組成物に関する。
型塗料とを塗布する際の塗料の切替時に塗料配管を洗浄
すべく用いられる塗料洗浄用組成物に関する。
(従来の技術) 従来、共通の塗布ヘッドを用い、色替え時に塗布ヘッ
ドに連なる塗料配管を洗浄液で洗浄し、複数色の塗料を
塗布ヘッドから選択的に塗布して色替え塗装を行なうよ
うにしたものは知られている。この色替えは一般に水性
塗料同士又は溶剤型塗料同士の色替えであり、色替え時
の洗浄は、特開昭53-99206号公報で知られる水性塗料専
用の洗浄液又は溶剤型塗料専用の洗浄液即ちシンナーを
用いて行なっている。
ドに連なる塗料配管を洗浄液で洗浄し、複数色の塗料を
塗布ヘッドから選択的に塗布して色替え塗装を行なうよ
うにしたものは知られている。この色替えは一般に水性
塗料同士又は溶剤型塗料同士の色替えであり、色替え時
の洗浄は、特開昭53-99206号公報で知られる水性塗料専
用の洗浄液又は溶剤型塗料専用の洗浄液即ちシンナーを
用いて行なっている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、最近は水性塗料と溶剤型塗料とを共通の塗
布ヘッドで塗布する試みがなされており、この場合塗料
切換時に、水性塗料又は溶剤型塗料専用の洗浄液を用い
て洗浄を行なったのでは、洗浄後に塗布した塗膜にハジ
キが発生したり、塗料自体がゲル状になってしまう不具
合を生ずる。
布ヘッドで塗布する試みがなされており、この場合塗料
切換時に、水性塗料又は溶剤型塗料専用の洗浄液を用い
て洗浄を行なったのでは、洗浄後に塗布した塗膜にハジ
キが発生したり、塗料自体がゲル状になってしまう不具
合を生ずる。
本発明は、以上の点に鑑み、水性塗料と溶剤型塗料と
の切換えに際しての塗料配管の洗浄に好適な洗浄用組成
物を提供することをその目的としている。
の切換えに際しての塗料配管の洗浄に好適な洗浄用組成
物を提供することをその目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本発明の洗浄用組成物は、脱
イオン水とエチレングリコールモノアルキルエーテルと
アルコールの三成分を、脱イオン水20重量%以下、エチ
レングリコールモノアルキルエーテル(以下セロソルブ
と記す)50〜30重量%、アルコール30〜50重量%を満足
する混合比で混合して成るものとした。
イオン水とエチレングリコールモノアルキルエーテルと
アルコールの三成分を、脱イオン水20重量%以下、エチ
レングリコールモノアルキルエーテル(以下セロソルブ
と記す)50〜30重量%、アルコール30〜50重量%を満足
する混合比で混合して成るものとした。
(作用) 水性塗料から溶剤型塗料への切換時は、塗料配管に
水、本発明洗浄用組成物、シンナーを順に流し、溶剤型
塗料から水性塗料への切換時は、塗料配管にシンナー、
本発明洗浄用組成物、水の順に流す。
水、本発明洗浄用組成物、シンナーを順に流し、溶剤型
塗料から水性塗料への切換時は、塗料配管にシンナー、
本発明洗浄用組成物、水の順に流す。
セロソルブとアルコールは、水とシンナーとの両者に
親和性を持ち、従って溶剤型塗料への切換時に、水に続
いて洗浄用組成物を流すと、管路内に残留する水がセロ
ソルブとアルコールに溶込むようにして押流され、次に
管路内に残留する洗浄用組成物がシンナーで押流され、
管路内に残留する水滴が溶剤型塗料に混入して塗装不良
を起すことはなく、又水性塗料への切換時も、最初に流
すシンナーが洗浄用組成物に溶込んで押流され、水性塗
料へのシンナーの混入による塗装不良を生じない。
親和性を持ち、従って溶剤型塗料への切換時に、水に続
いて洗浄用組成物を流すと、管路内に残留する水がセロ
ソルブとアルコールに溶込むようにして押流され、次に
管路内に残留する洗浄用組成物がシンナーで押流され、
管路内に残留する水滴が溶剤型塗料に混入して塗装不良
を起すことはなく、又水性塗料への切換時も、最初に流
すシンナーが洗浄用組成物に溶込んで押流され、水性塗
料へのシンナーの混入による塗装不良を生じない。
セロソルブには、アルキルの種類に応じメチルセロソ
ルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等がある
が、臭気や引火点の問題からブチルセロソルブが良い。
セロソルブは、溶解力は強いが、蒸発速度が速いため溶
解力が持続せず、これを補うためアルコールを併用す
る。
ルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等がある
が、臭気や引火点の問題からブチルセロソルブが良い。
セロソルブは、溶解力は強いが、蒸発速度が速いため溶
解力が持続せず、これを補うためアルコールを併用す
る。
アルコールとしては、メタノール、エタノール、ブタ
ノール、プロピルアルコール等を用いても良いが、臭気
等の問題からイソプロピルアルコールが最適である。
ノール、プロピルアルコール等を用いても良いが、臭気
等の問題からイソプロピルアルコールが最適である。
脱イオン水に代えて上水を用いても短期的には問題無
いが、長期的には水性塗料のゲル化と配管内残留のおそ
れがあり、脱イオン水を用いることが望ましい。
いが、長期的には水性塗料のゲル化と配管内残留のおそ
れがあり、脱イオン水を用いることが望ましい。
脱イオン水の混合量を大きくすると、シンナーの溶解
度が低下し、そのため脱イオン水は20重量%以下とし
た。
度が低下し、そのため脱イオン水は20重量%以下とし
た。
(実施例) 脱イオン水とブチルセロソルブとイソプロピルアルコ
ールとの混合割合を変えた種々の洗浄用組成物を調製
し、夫々の洗浄用組成物に対してのシンナー(大伸化学
Z-80-C)の溶解度を調べるため、洗浄用組成物を300ml
のビーカーに200ml入れて静置し、シンナーを上からス
ポイトで一滴(約0.5ml)滴下して目視により拡散時間
を測定し、又洗浄用組成物に対するシンナーの溶解限界
を測定した。
ールとの混合割合を変えた種々の洗浄用組成物を調製
し、夫々の洗浄用組成物に対してのシンナー(大伸化学
Z-80-C)の溶解度を調べるため、洗浄用組成物を300ml
のビーカーに200ml入れて静置し、シンナーを上からス
ポイトで一滴(約0.5ml)滴下して目視により拡散時間
を測定し、又洗浄用組成物に対するシンナーの溶解限界
を測定した。
その結果は、下表に示す通りであり、脱イオン水の混
合量が20重量%以下のとき、優れた溶解度特性が得られ
ることが判明した。
合量が20重量%以下のとき、優れた溶解度特性が得られ
ることが判明した。
試験例1 溶剤型塗料から水性塗料への切換時、塗料配管を先ず
上記シンナーで10秒程度洗浄し、次に上記No.4の洗浄用
組成物で10秒程度洗浄し、最後に脱イオン水で10秒程度
洗浄してから水性塗料を塗料配管に導入して塗装を行な
ったところ、塗膜にハジキ等の欠陥は発生しなかった。
上記シンナーで10秒程度洗浄し、次に上記No.4の洗浄用
組成物で10秒程度洗浄し、最後に脱イオン水で10秒程度
洗浄してから水性塗料を塗料配管に導入して塗装を行な
ったところ、塗膜にハジキ等の欠陥は発生しなかった。
試験例2 水性塗料から溶剤型塗料への切換時、塗料配管を試験
例1とは逆に脱イオン水、洗浄用組成物、シンナーの順
で夫々10秒宛洗浄し、その後溶剤型塗料を塗料配管に導
入して塗装を行なった。この場合にも塗膜にハジキ等の
欠陥は発生しなかた。
例1とは逆に脱イオン水、洗浄用組成物、シンナーの順
で夫々10秒宛洗浄し、その後溶剤型塗料を塗料配管に導
入して塗装を行なった。この場合にも塗膜にハジキ等の
欠陥は発生しなかた。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明の洗浄用組成
物は、水性塗料から溶剤型塗料への切換時又は溶剤型塗
料から水性塗料への切換時、塗料配管を水又はシンナー
が該配管に残留しないように洗浄でき、而も溶解力の強
いセロソルブと溶解力の持続性を持つアルコールとを併
用することで洗浄効果が高められ、切換後の塗装塗膜に
ハジキ等の欠陥を生じない効果を有する。
物は、水性塗料から溶剤型塗料への切換時又は溶剤型塗
料から水性塗料への切換時、塗料配管を水又はシンナー
が該配管に残留しないように洗浄でき、而も溶解力の強
いセロソルブと溶解力の持続性を持つアルコールとを併
用することで洗浄効果が高められ、切換後の塗装塗膜に
ハジキ等の欠陥を生じない効果を有する。
Claims (1)
- 【請求項1】脱イオン水とエチレングリコールモノアル
キルエーテルとアルコールの三成分から成り、混合比が
脱イオン水20重量%以下、エチレングリコールモノアル
キルエーテル30〜50重量%、アルコール30〜50重量%を
満足することを特徴とする塗料洗浄用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2077016A JP2577264B2 (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | 塗料洗浄用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2077016A JP2577264B2 (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | 塗料洗浄用組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03277697A JPH03277697A (ja) | 1991-12-09 |
JP2577264B2 true JP2577264B2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=13621961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2077016A Expired - Fee Related JP2577264B2 (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | 塗料洗浄用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2577264B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5334256A (en) * | 1993-06-02 | 1994-08-02 | Howe Charles R | Paint stripping composition |
US5643860A (en) * | 1994-05-06 | 1997-07-01 | Comstar International, Inc. | Cleaning composition for pipes and coils of a refrigeration system |
-
1990
- 1990-03-28 JP JP2077016A patent/JP2577264B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03277697A (ja) | 1991-12-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071107 Year of fee payment: 11 |
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