JP2577046B2 - 燃料噴射弁のスワラー - Google Patents

燃料噴射弁のスワラー

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JP2577046B2 JP63131564A JP13156488A JP2577046B2 JP 2577046 B2 JP2577046 B2 JP 2577046B2 JP 63131564 A JP63131564 A JP 63131564A JP 13156488 A JP13156488 A JP 13156488A JP 2577046 B2 JP2577046 B2 JP 2577046B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車用の、ガソリンなどの燃料を噴射す
るための燃料噴射弁のスワラーに係り、特に、噴射され
た燃料の微細化を指向した燃料噴射弁のスワラーに関す
るものである。
[従来の技術] 従来の燃料噴射弁は、ノズルと、このノズル内に設け
られ、噴射量を調整するボールバルブと、このボールバ
ルブと前記ノズル先端との間に設けられ、燃料の噴霧に
回転を与えるスワールオリフイスと、このスワールオリ
フイスと前記ノズル先端との間に設けられ、前記噴霧を
案内する微細穴を備え、前記ノズル内に圧入された燃料
が回転しながら霧状に噴霧されるようになっていた。
なお、この種の燃料噴射弁として関連するものには、
たとえば、特開昭60−35169号公報がある。
[発明が解決しようとする課題] 上記した従来の燃料噴射弁とその問題点を、第4図を
用いてさらに詳細に説明する。
第4図は、従来の燃料噴射弁の一例を示す要部断面図
である。
この第4図において、燃料は、ボールバルブ7とノズ
ル9との隙間を抜けてから、スワールオリフイス10の、
斜めに有けられた微細穴10aにより旋回運動を与えられ
たのち、このスワールオリフイス10の内壁へ衝突して霧
化する。なお、8はストッパである。
このような従来技術では、噴霧された燃料(噴霧状の
燃料、以下噴霧燃料という)の平均粒径を100μm以下
に微粒化することができず、低温時のエンジン始動性が
良くないという問題点があった。また前記スワールオリ
フイス10の複数個の微細穴10aは、その配置上から、放
電加工により1個ずつ加工する必要があり、生産性が悪
く月産数万セットのスワールオリフイスを製造するに
は、多くの設備,治工具の設置が余儀なくされ、生産合
理化上の多大な隘路になっていた。
本発明は、上記した従来技術の問題点を解決して、噴
霧燃料の粒径を微粒化(たとえば、100μm以下)する
ことができ、かつ生産性に優れた燃料噴射弁を提供する
ことを、その目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明に係る燃料噴射弁
のスワラーの構成は、燃料の噴射量を調整することがで
き、先端にボールバルブを取付けたプランジャロッド
と、前記ボールバルブを摺動可能に嵌入することができ
る貫通穴を中心部に穿設し、この貫通穴に通じる複数本
の微細溝を設け、燃料に旋回運動を与えるスワラーと、
噴射量調整した燃料を噴出する噴射口を穿設し、この噴
射口の入口側に前記プランジャロッドとボールバルブが
当接するシート面を形成するとともに、前記噴射口と同
心に形成した内筒面に前記スワラーを固定するようにし
たノズルとを有する燃料噴射弁において、前記スワラー
は、プランジャロッドの軸方向から見たとき、角を切欠
いてなる4個の切欠部を有する近似正方形状をなし、前
記スワラーのノズルシート面側の端面を前記ノズルの前
記ノズルシート面と当接せしめた状態で、前記切欠部に
より前記ノズルの内筒面へ固定したものであり、前記ス
ワラーに設けた微細溝は、ノズルシート面側の端面上
に、外縁から該スワラー中心部の前記貫通穴の穴縁へ到
る、前記貫通穴の中心と偏心した直線形状のものであ
り、かつ、前記スワラーを、超耐熱性プラスチック製の
スワラーにしたものである。
ここで、超耐熱製プラスチックを、熱変形温度(負荷
18.6kgf/cm2)200℃以上の特性を有する熱可塑性プラス
チックもしくは熱硬化性プラスチックにしたものであ
る。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る燃料
噴射弁のスワラーの他の構成は、燃料の噴射量を調整す
ることができ、先端にボールバルブを取付けたプランジ
ャロッドと、前記ボールバルブを摺動可能に嵌入するこ
とができる貫通穴を中心部に穿設し、この貫通穴に通じ
る複数本の微細溝を設け、燃料に旋回運動を与えるスワ
ラーと、噴射量調整した燃料を噴出する噴射口を穿設
し、この噴射口の入口側に前記プランジャロッドのボー
ルバルブが当接するシート面を形成するとともに、前記
噴射口と同心に形成した内筒面に前記スワラーを固定す
るようにしたノズルとを有する燃料噴射弁において、前
記スワラーは、プランジャロッドの軸方向から見たと
き、角を切欠いてなる4個の切欠部を有する近似正方形
状をなし、前記スワラーのノズルシート面側の端面を前
記ノズルの前記ノズルシート面と当接せしめた状態で、
前記切欠部により前記ノズルの内筒面へ固定したもので
あり、前記スワラーに設けた微細溝は、ノズルシート面
側の端面上に、外縁から該スワラー中心部の前記貫通穴
の穴縁を到る、前記貫通穴の中心と偏心した直線形状の
ものであり、かつ、前記スワラーを、セラミック製のス
ワラーにしたものである。
さらに、上記目的を達成するために、本発明に係る燃
料噴射弁のスワラーのさらに他の構成は、燃料の噴射量
を調整することができ、先端にボールバルブを取付けた
プランジャロッドと、前記ボールバルブを摺動可能に嵌
入することができる貫通穴を中心部に穿設し、この貫通
穴に通じる複数本の微細溝を設け、燃料に旋回運動を与
えるスワラーと、噴射量調整した燃料を噴出する噴射口
を穿設し、この噴射口の入口側に前記プランジャロッド
のボールバルブが当接するシート面を形成するととも
に、前記噴射口と同心に形成した内筒面に前記スワラー
を固定するようにしたノズルとを有する燃料噴射弁にお
いて、前記スワラーは、プランジャロッドの軸方向から
見たとき、角を切欠いてなる4個の切欠部を有する近似
正方形状をなし、前記スワラーのノズルシート面側の端
面を前記ノズルの前記ノズルシート面と当接せしめた状
態で、前記切欠部により前記ノズルの内筒面へ固定した
ものであり、前記スワラーに設けた微細溝は、ノズルシ
ート面側の端面上に、外縁から該スワラー中心部の前記
貫通穴の穴縁へ到る曲線形状の微細溝で、前記穴縁にお
ける溝接線が前記貫通穴の中心を通らないように形成し
たものである。
[作用] スワラーの形状についていえば、そのノズルシート面
側の端面上に、貫通穴の中心と偏心した、複数本の直線
形状の微細溝が穿設されているので、この微細溝を通過
した燃料は、ボールバルブと衝突したとき旋回運動を行
ない、従来のスワールオリフイスの微細穴で与えられる
よりも大きい旋回エネルギが与えられる。したがって、
この燃料がノズルの内壁へ衝突して霧化したとき、この
噴霧燃料の粒径は100μm以下に微粒化する。さらに、
微細溝を曲線形状にすることにより、燃料の旋回運動へ
の移行が滑らかになるため、ボールバルブ衝突面でのエ
ネルギ損失が小さくなり、より一層の微粒化が達成され
る。
スワラーの材料についていえば、ガソリンなどの燃料
が数10m/sの高速度で噴射され、これが10年以上の長期
にわたって使用されることを考慮すれば、次の表1およ
び表2に示す試験内容を合格する必要がある。
本発明者らの研究によれば、超耐熱性プラスチックが
これらの試験内容に合格するものであり、特に、熱変形
温度(負荷18.6kgf/cm2)200℃以上の特性を有する熱可
塑性プラスチックもしくは熱硬化性プラスチックが優れ
ている。これ以外にも、セラミック,焼結合金が前記試
験内容に合格する。
これらの材料製によれば、熱可塑性プラスチツクもし
くは熱硬化性プラスチックのものは、射出もしくは移送
成形により、セラミックのものは、射出成形したのち焼
成することにより、それぞれ容易に製造することができ
るので、生産性に優れている。
[実施例] 以下、本発明を実施例によって説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る燃料噴射弁のスワ
ラーを組込んだ自動車用燃料噴射弁の一例を示す要部断
面図、第2図は、第1図におけるスワラーの詳細を示す
斜視図である。
この自動車用燃料噴射弁は、燃料に旋回運動を与える
スワラー2(詳細後述)と、その燃料の噴射量を調整す
ることができる、先端にボールバルブ3を取付けたプラ
ンジャロッド1と、噴射量調整した燃料を噴出する噴射
口4aを穿設し、この噴射口4aの入口側に前記プランジャ
ロッド1のボールバルブ3が当接するシート面4bを形成
するとともに、前記噴射口4aと同心に形成した内筒面4c
に前記スワラー2を固定するようにしたノズル4とを有
するものである。
前記スワラー2は、プランジャロッド1の軸方向から
見たとき、角を切欠いてなる4個の切欠部kを有する近
似正方形状をなし、その中心部に、ボールバルブ3を摺
動可能に嵌入することができる貫通穴2cを穿設したもの
である。さらに、ノズルシート面側の端面2d上に、外縁
から前記貫通穴2cの穴縁へ到る曲線形状の微細溝で、前
記穴縁における溝接線が前記貫通穴2cの中心を通らない
ような曲線形状の微細溝2a(微細後述)を4本穿設して
なるものである。このスワラー2は、全芳香族ポリエス
テルを使用して、射出成形により賦形してなるものであ
る。
なお、5は、プランジャロッド1のストッパである。
前記微細溝2aの寸法は、溝幅0.5mm、深さ0.5mm、偏心
量(=貫通穴2c縁における溝接線へ、穴中心から降ろし
た垂線の足の長さ)0.5mmである。
そして、このスワラー2が、ノズルシート面側の端面
2dをノズル4の前記ノズルシート面側と当接した状態
で、切欠部kによりノズル4の内筒面4cへ固定されてい
る。
このようにして構成した燃料噴射弁の動作を説明す
る。
第1図において、上方から圧入された燃料は、プラン
ジャロッド1の上下方向へ開閉運動にともない、間欠的
に、ノズル4の内筒面4cとスワラー2との間を通り抜け
たのち、スワラー2の曲線形状の微細溝2aを外縁側から
内縁側へ流れ、ボールバルブ3に衝突して旋回運動を開
始する。これにより、燃料へ旋回エネルギが与えられ、
ボールバルブ3とノズル4との間の狭い隙間を経由し、
ノズル4の内壁へ衝突して微細化し、その粒径が平均80
μmの噴霧燃料となり、噴射口4aから霧状になって噴射
される。
以上説明した実施例によれば、噴射された噴霧燃料の
粒径を従来の約1/2の平均径80μmに微粒化できるの
で、自動車の低温始動性が著しく向上する。例えば、外
気温度が0℃以下の寒冷地において、エンジンの始動が
1回の操作で可能であるという顕著な効果がある。
また、スワラー2は、全芳香族ポリエステル製であ
り、射出成形により容易に成形できるので、従来の放電
加工法で加工されるスワールオリフイスに比べて、加工
プロセスが大幅に簡易化され、加工工数は従来の1/5〜1
/10に低減できる、という効果もある。
次に、他の実施例を説明する。
第3図は、本発明の他の実施例に係る燃料噴射弁のス
ワラーを示す斜視図である。この第3図において、第2
図と同一符号を付したものは同一部分である。
このスワラー2Aは、ノズルシート面側の端面2d上に、
外縁から貫通穴2cの穴縁へ到る、この貫通穴2cと偏心し
た直線形状の微細溝2bを4本穿設してなるものである。
この微細溝2bの寸法は、溝幅0.5mm、深さ0.5mm、偏心量
0.5mmである。材料は全芳香族ポリエステルである。
このように構成したスワラー2Aを、前記スワラー2の
代りに組込んだ燃料噴射弁も、前記実施例と同様の効果
を奏するものであり、また、微細溝2bが直線形状をなし
ているので、スワラー2Aの成形がさらに容易になるとい
う利点がある。
なお、前記各実施例においては、スワラーの材料とし
て全芳香族ポリエステルを使用したが、これに限るもの
ではなく、熱変形温度(負荷18.6kgf/cm2)200℃以上の
特性を有するものであればよい。これを満足するものと
して、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK),ポリエー
テルサルホン(PES),ポリエーテルイミド(PEI),ポ
リアミドイミド(PAI),ポリイミド(PI),液晶ポリ
マー(LCP)などの熱可塑性プラスチック、エポキシも
しくはフエノール樹脂などの熱硬化性パラスチック、ア
ルミナ(Al2O3)系などのセラミック、および鉄系など
の焼結合金を挙げることができ、何れを使用してもよ
い。
さらに、微細溝の寸法が、幅0.1〜2.0mm,深さ0.1〜2.
0mm,偏心量0.1〜2.0mmで、その本数が2〜10本であれ
ば、前記各実施例におけると同様に、噴霧燃料の粒径を
100μm以下に微粒化することができるものである。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように本発明によれば、噴霧燃料
の粒径を微粒化(たとえば、100μm以下)にすること
ができ、かつ生産性に優れた燃料噴射弁を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係る燃料噴射弁のスワラ
ーを組込んだ自動車用燃料噴射弁の一例を示す要部断面
図、第2図は、第1図におけるスワラーの詳細を示す斜
視図、第3図は、本発明の他の実施例に係る燃料噴射弁
のスワラーを示す斜視図、第4図は、従来の燃料噴射弁
の一例を示す要部断面図である。 1……プランジャロッド、2,2A……スワラー、2a……曲
線形状の微細溝、2b……直線形状の微細溝、2c……貫通
穴、2d……ノズルシート面側の端面、3……ボールバル
ブ、4……ノズル、4a……噴射口、4……シート面、4c
……内筒面、k……切欠部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桝田 正美 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 久保田 栄一 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会 社日立製作所佐和工場内 (56)参考文献 特開 平1−159460(JP,A) 特開 平1−92568(JP,A) 特開 昭61−232378(JP,A) 特開 平1−100366(JP,A) 実開 昭56−156457(JP,U)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料の噴射量を調整することができ、先端
    にボールバルブを取付けたプランジャロッドと、前記ボ
    ールバルブを摺動可能に嵌入することができる貫通穴を
    中心部に穿設し、この貫通穴に通じる複数本の微細溝を
    設け、燃料に旋回運動を与えるスワラーと、噴射量調整
    した燃料を噴射する噴射口を穿設し、この噴射口の入口
    側に前記プランジャロッドのボールバルブが当接するシ
    ート面を形成するとともに、前記噴射口と同心に形成し
    た内筒面に前記スワラーを固定するようにしたノズルと
    を有する燃料噴射弁において、 前記スワラーを、プランジャロッドの軸方向から見たと
    き、角を切欠いてなる4個の切欠部を有する近似正方形
    状をなし、前記スワラーのノズルシート面側の端面を前
    記ノズルの前記ノズルシート面と当接せしめた状態で、
    前記切欠部により前記ノズルの内筒面へ固定したもので
    あり、 前記スワラーに設けた微細溝は、ノズルシート面側の端
    面上に、外縁から該スワラー中心部の前記貫通穴の穴縁
    へ到る、前記貫通穴の中心と偏心した直線形状のもので
    あり、 かつ、前記スワラーを、超耐熱性プラスチック製のスワ
    ラーにしたことを特徴とする燃料噴射弁のスワラー。
  2. 【請求項2】超耐熱性プラスチックを、熱変形温度(負
    荷18.6kgf/cm2)200℃以上の特性を有する熱可塑性プラ
    スチックもしくは熱硬化性プラスチックにしたことを特
    徴とする請求項1記載の燃料噴射弁のスワラー。
  3. 【請求項3】熱可塑性プラスチックを、全芳香族ポリエ
    ステル,ポリエーテルエーテルケトン(PEEK),ポリエ
    ーテルサルホン(PES),ポリエーテルイミド(PEI),
    ポリアミドイミド(PAI),ポリイミド(PI),液晶ポ
    リマー(LCP)のいずれかにしたことを特徴とする請求
    項2記載の燃料噴射弁のスワラー。
  4. 【請求項4】熱硬化性プラスチックを、エポキシもしく
    はフエノール樹脂にしたことを特徴とする請求項2記載
    の燃料噴射弁のスワラー。
  5. 【請求項5】燃料の噴射量を調整することができ、先端
    にボールバルブを取付けたプランジャロッドと、前記ボ
    ールバルブを摺動可能に嵌入することができる貫通穴を
    中心部に穿設し、この貫通穴に通じる複数本の微細溝を
    設け、燃料に旋回運動を与えるスワラーと、噴射量調整
    した燃料を噴射する噴射口を穿設し、この噴射口の入口
    側に前記プランジャロッドのボールバルブが当接するシ
    ート面を形成するとともに、前記噴射口と同心に形成し
    た内筒面に前記スワラーを固定するようにしたノズルと
    を有する燃料噴射弁において、 前記スワラーは、プランジャロッドの軸方向から見たと
    き、角を切欠いてなる4個の切欠部を有する近似正方形
    状をなし、前記スワラーのノズルシート面側の端面を前
    記ノズルの前記ノズルシート面と当接せしめた状態で、
    前記切欠部により前記ノズルの内筒面へ固定したもので
    あり、 前記スワラーに設けた微細溝は、ノズルシート面側の端
    面上に、外縁から該スワラー中心部の前記貫通穴の穴縁
    へ到る、前記貫通穴の中心と偏心した直線形状のもので
    あり、 かつ、前記スワラーを、セラミック製のスワラーにした
    ことを特徴とする燃料噴射弁のスワラー。
  6. 【請求項6】燃料の噴射量を調整することができ、先端
    にボールバルブを取付けたプランジャロッドと、前記ボ
    ールバルブを摺動可能に嵌入することができる貫通穴を
    中心部に穿設し、この貫通穴に通じる複数本の微細溝を
    設け、燃料に旋回運動を与えるスワラーと、噴射量調整
    した燃料を噴出する噴射口を穿設し、この噴射口の入口
    側に前記プランジャロッドのボールバルブが当接するシ
    ート面を形成するとともに、前記噴射口と同心に形成し
    た内筒面に前記スワラーを固定するようにしたノズルと
    を有する燃料噴射弁において、 前記スワラーは、プランジャロッドの軸方向から見たと
    き、角を切欠いてなる4個の切欠部を有する近似正方形
    状をなし、前記スワラーのノズルシート面側の端面を前
    記ノズルの前記ノズルシート面と当接せしめた状態で、
    前記切欠部により前記ノズルの内筒面へ固定したもので
    あり、 前記スワラーに設けた微細溝は、ノズルシート面側の端
    面上に、外縁から該スワラー中心部の前記貫通穴の穴縁
    へ到る曲線形状の微細溝で、前記穴縁における溝接線が
    前記貫通穴の中心を通らないように形成したものである
    ことを特徴とする燃料噴射弁のスワラー。
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