JP2575873Y2 - 液体貯留容器の押圧補助具 - Google Patents

液体貯留容器の押圧補助具

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JP2575873Y2
JP2575873Y2 JP1992006052U JP605292U JP2575873Y2 JP 2575873 Y2 JP2575873 Y2 JP 2575873Y2 JP 1992006052 U JP1992006052 U JP 1992006052U JP 605292 U JP605292 U JP 605292U JP 2575873 Y2 JP2575873 Y2 JP 2575873Y2
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JP
Japan
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pressing
container
liquid storage
storage container
plate
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JP1992006052U
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JPH0558141U (ja
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田 佳 彦 樽
田 淳 広
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Kawasumi Laboratories Inc
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Kawasumi Laboratories Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各成分に分離された液
体(血液)を収納した液体貯留容器(以下「容器」)を
両側から挾んで、中の液体を各成分毎に分取する際に使
用される押圧補助具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】押圧補助具21、31、41として、例
えば図7から図9の示すように容器と対向する面が平坦
な固定板23、43と可動板22、32、33、42よ
り構成されるものが使用されていた。図7はV型の押圧
補助具21で容器26の下部を押圧して、容器26の上
部から液体成分を分離していた。
【0003】図8は、∧型の押圧補助具31で、容器3
6の上部を押圧して、該容器36の上部から液体成分を
分離していた。図9は平行押圧方式の押圧補助具41
で、容器46を片面から均等に押圧して、容器46の上
部から液体を分離するものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
押圧補助具21、31、41では、可撓性容器を使用し
た場合は、例えば血液等の粘度の高い液体を各成分に分
離する際に、図10に示すように容器26の出口付近2
7に粘着性の高い成分(例えば、バフィーコート、赤血
球)が残留して、各成分に分離するのが困難であった。
そこで本考案者は以上の課題を解決するために鋭意検討
を重ねた結果、次の考案に到達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、液体貯留容器
6を押圧する可動板2と固定板3とからなり、前記可動
板2は、液体貯留容器6と対向する面に押圧補助板4を
装着し 前記押圧補助板4は三角形状に形成され、可動
板2の上両側部に液体貯留容器6の上端部及び液体貯留
容器6の上端部に装着されたチューブ7をはさんで、そ
れぞれの底辺の延長線の交点0を基準として、それぞれ
の底辺のなす角度θを60゜から160゜の角度となる
ように対向して二枚配置され、液体貯留容器6の上端部
との接触面を上部から下部へかつ外側から内側へ向かっ
て傾斜する斜面に形成した液体貯留容器6の押圧補助具
1を提供する。
【0006】
【作用】容器の上部から排出される液体成分の流速を一
定化させることができるので、液体は界面を乱すことな
く容器の外へ向ってスムーズに流れる。
【0007】
【実施例】図1は、本考案の押圧補助具1の概略図を示
す。図2は図1の左側面図で、図3は図1の平面図であ
る。押圧補助具1は、容器6を両側面から押圧する可動
板2と固定板3とから構成され、可動板2の容器6の上
端部と対向する面には、押圧補助板4が装着されてい
る。
【0008】押圧補助板4は、前記可動板2の上両端部
に2枚装着されている。押圧補助板4は、三角形状に形
成され、底辺の延長線の交点0を基準として、それぞれ
の底辺のなす角度θが60゜〜160゜の角度となるよ
うに対向させて配置されている。また押圧補助板4の容
器6の上端部と接触する面(容器上部押圧面5)は、容
器上端部の分離すべき血液成分の界面を乱すことなく、
チューブ7を経て排出することができるように斜面に形
成されている。この斜面は、押圧補助板4の上部から下
へかつ外側から内側へ向って傾斜するように形成され
ている。
【0009】前記角度θは、60゜以下にすると容器
内に収容された血液成分の中央部の流速が速くなり、例
えば中央部で界面部のバフィーコート層がくずれ下層の
赤血球が先にチューブ7を経て容器6外に排出され、先
に他の容器に貯留された血漿中に赤血球が混入する率が
高くなり、血漿製剤として不良になるので好ましくない
(図4、図5参照)。また角度θを160゜以上に形成
すると容器6内に収容された血液成分の左右両端の流速
が速くなり、両端からバフィーコート層がくずれ、下層
の赤血球がやはり先に排出され、先に他の容器に貯留さ
れた血漿中に赤血球が混入する率が高くなり、血漿製剤
として不良になるので好ましくない(図4、図5参
照)。このような事情により可動板2の底辺のなす角度
θは60゜〜160゜に形成するのが良い。
【0010】なお、押圧補助板4は、可動板2の下部に
装着することができる。この時チューブ7は容器6の下
側に装着され、容器6の下側から赤血球、界面部の順で
排出されることになる。
【0011】次に、押圧補助具1の使用方法について説
明する。供血者より血液を採取した容器を遠心分離処理
し、中の血液を血漿8(上層)、界面部9(バフィーコ
ート層)、赤血球10(下層)に分離した後、容器6
を、押圧補助具1の固定板3と可動板2の間に配置す
る。可動板2を容器6方向へ押圧すると容器6の上部
は、可動板2の押圧補助板4に押圧され、図6に示すよ
うに血漿8(上層)は、容器6の出口に向かって流れが
スムーズになり、界面部9(バフィーコート層)をみだ
すことなくチューブ7を経て容器6外へ排出され、他の
成分(バフィーコート層、赤血球)の混入がほとんどな
い状態で採取することができた。界面部9(バフィーコ
ート層)も同様に赤血球10から分離することができ
た。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように本考案の押圧補助具
1は、容器6内の血液成分を押圧して容器6外へ排出
して採取する際、血液成分の流速を一定化させることが
できるので、押圧開始から押圧終了まで血液成分の界面
の乱れがなく、血漿成分を純枠に採取することができ
る。このため純度の高い血漿成分を量的に多く分離確保
することができる。血漿中への白血球の混入が少いの
で、輪血副作用の発症軽減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の押圧補助具の概略図
【図2】図1の左側面図
【図3】図1の平面図
【図4】血漿中への赤血球混入率(M)と押圧補助板の
角度θの関係を示すグラフ
【図5】血漿製剤の状態と押圧補助板の角度θとの関係
を示すグラフ
【図6】本考案の押圧補助具の使用状態図
【図7】従来の押圧補助具の概略図
【図8】従来の押圧補助具の概略図
【図9】従来の押圧補助具の概略図
【図10】従来の押圧補助具の使用状態図
【符号の説明】 1 押圧補助具 2 可動板 3 固定板 4 押圧補助板 5 容器の上部押圧面 6 液体貯留容器 7 チューブ 8 血漿 9 界面部(バフィーコート層) 10 赤血球

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体貯留容器6を押圧する可動板2と固定
    板3とからなり、前記可動板2は、液体貯留容器6と対
    向する面に押圧補助板4を装着し 前記押圧補助板4は三角形状に形成され、可動板2の上
    両側部に液体貯留容器6の上端部及び液体貯留容器6の
    上端部に装着されたチューブ7をはさんで、それぞれの
    底辺の延長線の交点0を基準として、それぞれの底辺の
    なす角度θを60゜から160゜の角度となるように対
    向して二枚配置され、液体貯留容器6の上端部との接触
    面を上部から下部へかつ外側から内側へ向かって傾斜す
    る斜面に形成した、 ことを特徴とする液体貯留容器6の
    押圧補助具1。
JP1992006052U 1992-01-20 1992-01-20 液体貯留容器の押圧補助具 Expired - Lifetime JP2575873Y2 (ja)

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JPH0558141U JPH0558141U (ja) 1993-08-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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BE1004698A3 (nl) * 1991-03-12 1993-01-12 Terumo Europ Nv Inrichting voor het scheiden van vloeistoffen.

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JPH0558141U (ja) 1993-08-03

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