JP2575592B2 - 多色刷り画像文書からカラーを除去する方法及び装置 - Google Patents

多色刷り画像文書からカラーを除去する方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多色刷り画像文書からカ
ラーを除去する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】文字を認識する場合、たとえば、事前印
刷用紙などの冗長なすべての画像情報を排除ないし除去
することが、必須といわないまでも、きわめて有用であ
る。埋め込まれた情報のみを光学式認識プロセスに使用
する。書式の除去を容易とするために、金融業界及び証
券業界は両方とも、赤、緑、黄色、及び青などのデザイ
ン・カラーで印刷されたカラー用紙を使用している。通
常、金融及び小売り業界のマルチフォント文字認識用の
光学式文字読取り装置は、光学式除去カラー・フィルタ
を備えている。これらのフィルタは機械式フィルタ・バ
ンクの光学通路に配置されている。このフィルタ・バン
クを機械的手段によって移動させ、適切なフィルタが光
学通路に配置されるようにする、すなわち、たとえば、
赤、緑、または青のカラー・フィルタが光学通路に配置
されるまで移動させることは周知である。このような光
学式文字読取り機器の操作員は、どの除去カラーを使用
するかを評価するため、まず実際の文書を分析する必要
がある。次いで、光学通路内のスライダを使用して、該
当するカラー・フィルタを手動操作で調節する必要があ
る。したがって、赤色の事前印刷用紙の場合には、赤の
カラー・フィルタが使用される。物理学の法則により、
事前印刷領域のコントラストは大幅に減少するというよ
りも、なくなるが、同じカラー、この例の場合は赤で印
刷及び書き込まれていない埋込み情報は文書では未処理
のまま残される。ほとんどの場合、埋込み情報のコント
ラストは、背景色に関して高くなる。事前印刷用紙に使
用されているカラーに応じて、上述のこの手順を各カラ
ーに対して行う必要がある。
【0003】一時に1色だけが使用される場合には、同
じ効果がカラー・ランプ及びカラー・カメラでも達成さ
れることは周知である。
【0004】たとえば特にユーロチェックなどにおける
ように多色刷りの背景が使用されている場合には、上述
の単純な方法はまったく役に立たない。たとえば、赤の
除去色を使用した場合、赤の線は除去されるが、緑と青
の線は除去されない。青のフィルタの場合、青の線は除
去されるが、赤と緑の線は除去されない。緑のフィルタ
の場合、緑の線は除去されるが、赤と青の線は除去され
ない。したがって、背景が完全に除去されることはな
い。
【0005】書式減算及び空間フィルタ法などの他のタ
イプの書式除去方法がある。書式減算の場合、未記入の
事前印刷用紙の画像が、ある意味で、同じタイプの記入
済みの用紙から取り除かれる。この方法では、マスク・
マッチング法が使用される。この方法は縮小または拡
大、用紙の回転、印刷の公差に関してある程度の感度を
有しており、解像度に対して強い依存性を示す。その結
果、若干の背景が文書に依然残留することになる。
【0006】空間フィルタ法による書式除去において
は、ディジタル画像処理に関する多くの刊行物及び論文
に記載されているように、空間周波数フィルタ、論理フ
ィルタ及び密度フィルタが使用されている。これらのフ
ィルタはある程度の埋込み情報を破壊することなく、情
報のいわゆる侵食を起こすことなく、背景の一部を残し
たり、またいわゆる人工物を残すことなく背景を少なく
することができるが、完全に除去することはできない。
【0007】結論として、単色の事前印刷用紙用の上述
した従来のカラー除去方法は、もっとも効率がよいが、
多色刷りには効果がないといえる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、機械的なフィルタの調節その他の処理を使用す
ることなく、文書に含まれている複数色を効率よく除去
ないし排除する方法及び装置を提供することである。
【0009】この目的ならびにその他の目的は、請求項
の各々に記載する特徴を適用することによって解決され
る。さらに、有利な実施例を下位の請求項に記載する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、カラー
・ピクチャ情報を使用し、次いで、すべての単一の画素
について、すべての色、通常は赤、緑、青の3色のすべ
ての画像信号を分析し、最後に、特別の電子回路または
論理設定によって、文書の背景に関してコントラストが
最低の色の画像信号のみを自動的に選択する。言い換え
れば、文書の背景の画像のカラーに対してコントラスト
が低くなるようにすべての画素を、選べば結果として明
るい信号即ち最大値の信号を選択したことになる。分析
のために、カラー情報を画像のすべての画素に同時にも
たらす。
【0011】この本発明の基本的な解決策によって、背
景からの画素関連色の自動除去ないし排除がもたらされ
る。これは従来技術のようなフィルタの機械的調節を使
用せずに行われる。
【0012】本発明のさらに有利な発展によれば、カラ
ー画像信号には重みが付けられ、2次出力と組み合わさ
れて、画像文書のアーカイブのためのグレイ・スケール
信号を得る。
【0013】
【実施例】図1は本発明の原理を示す略ブロック図であ
る。最大値ファインダ1は3つの入力R、G、Bを有し
ている。これらの入力は他方では赤データ源2、緑デー
タ源3及び青データ源4の出力である。これらのカラー
・データ源2、3、4からの入力データは各単一画素P
ELに関して、最大値ファインダ1に同時に入力され
る。本発明によれば、最大値ファインダ1はこれらの画
素関連データから、画像文書の背景に対してコントラス
トが最低なデータが選択される。換言すれば、画像文書
の背景の画素PELと近似するデータは、背景のカラー
に対して明るい信号であるという点で、最大の画像信号
値を選択することを意味する。このカラー信号は出力線
5へ、特定の画素に対する除去カラー・データとしての
信号DOCとして出力される。
【0014】本発明の好ましい実施例によれば、カラー
・データ2、3、4からの線R、G、Bのカラー・デー
タは加算器6に入力される。加算器6の出力線7上の信
号WCGは、重み付けカラーを加えた後の加算器6から
の重み付けカラー・グレイ・データ出力を示す。これは
目的を達成するために各画素のグレイ値を取得し、した
がって画像文書をアーカイブするために行われる。
【0015】図1の略ブロック図に基づく本発明方法で
は、画像のすべての画素に関して、数種類のカラー・デ
ータが利用可能である。これらのカラー・データは通
常、赤、緑、青の3原色である。すべての単一の画素P
ELに関して、すべてのカラー・データ源の画像信号が
分析される。最後に、すべての画素に関して、最大値を
有するその特定の画素の特定の色が同時に選択される。
換言すれば、その画素の背景に関して、最低のコントラ
ストを有するものということができる。したがって、た
とえば、赤の背景PELの場合、これは赤のデータであ
り、緑の背景PELの場合、緑のデータであり、青の背
景PELの場合、青のデータである。この分析及び選択
の結果が、除去カラー・データ情報DOCである。した
がって、本発明方法は自動除去カラー・フィルタ・スラ
イダと同様な働きをするが、機械的手段は使用しない。
図1の略ブロック図において、明るい、たとえば、白の
PELが暗いPELよりも高いデータ値を有しているも
のとする。これはほとんどすべての最近の画像取込み装
置の場合である。これ以外の場合には、画像データを本
方法によって処理する前に逆転することができる。ある
いは、最大値を最小値と置き換える必要がある。他の想
定はカラー・データR、G、Bがすべて正規化され、白
のBaSO4に対して、3つのカラー・データすべてが
等しくなり、100%に対応し、また黒のキャビティに
対して、0となり、0%に対応するということである。
【0016】ピクチャ関連出力値DOCを一般に次の等
式によって表すことができる
【式1】 DOCij=Max(Rij,Gij,Bij) (1 )
【0017】i番目の行及びj番目のカラムに対する除
去カラー値DOCijはすべての利用可能値Cに対する最
大値である。ほとんどの一般的な場合に、これはn種類
の色であり、すべての画素PELに対してCk=1ナイシ
n,i,jとなる。この一般的な場合に、一般式は次の等式
によって表される。
【式2】 DOCij=Max(C1,i,j,C2,i,j,...,Cn,i,j) (2 )
【0018】除去カラー・データDOCを光学式文字認
識用に使用することが好ましい。線7の出力データWC
Gは重み付きカラー・グレイ・データをもたらす。これ
らのデータは加重平均プロセスの結果である。これは一
般に、次の等式で表すことができる。
【式3】 aBxBij+aGxGij+aRxRij=WCGij (3 )
【0019】係数aB、aG及びaRは異なるカラー・デ
ータR、G、Bに対する異なる重みを示す。これらが1
に等しい場合、WCGは正規化されたカラー値の正規平
均となる。ほとんどの一般的な場合に、n種類の色に対
して、次の等式を使用することができる。
【式4】 a1xC1,ij+a2xC2,ij+...+anxCn,ij=WCGij (4 )
【0020】実用上の用途は次の通りである。たとえ
ば、1つを除き、すべての係数が0に設定されている場
合、図1に示す構成の線7上の信号WCGは正規の単一
のカラー・スキャナのように作用する。たとえば、等式
(3)のaRだけが1に設定されており、係数aG及びa
Bが0に設定されている場合、赤のカラー・データのみ
が使用され、WCGデータは従来の赤色除去カラー・フ
ィルタを備えたスキャナのデータと同様に作用する。W
CGデータはアーカイブ用に使用される。すなわち、走
査された画像データが後に検索及び制御を行うために格
納される。
【0021】図2には、本発明による構成のアナログ・
バージョンが示されている。最大値ファインダ21はダ
イオード22、23及び24を介して、カラー・データ
R、G及びBが入力されるトランジスタ211からなっ
ている。したがって、トランジスタ211の出力212
及び最大値ファインダ21において、カラー値は排他論
理和が取られ、R xor G xor Bで示され
る。AD変換器213によって、線212のアナログ値
は、たとえば、8ビットのグレイ値に変換され、この8
ビット・グレイ値から1ビットの白または黒の信号を形
成する動的クリッピング・レベル・モジュール214に
入力される。グレイ値のクリッピングは動的閾値レベル
によって行われる。現在のグレイ値がこの閾値レベルよ
りも大きい場合には、出力ビットは1(または0)に設
定され、それ以外の場合には、0(または1)に設定さ
れる。動的とは、この閾値レベルが画像に関して、動的
に設定され、背景が現在のPELを空間的に包囲するこ
とを意味する。この信号は線25上の信号DOCであ
る。
【0022】図1と同様に、図2においても、カラー値
R、G、Bが加算器26に入力されることが示されてい
る。カラー値を可変抵抗262、263、264に入力
し、重み付け係数aB、aG、aRを変更する。加算器2
6のアナログ出力260は、たとえば、重み付きカラー
・グレイ・データとして信号WCGを表す線27上の8
ビットの信号を編集するAD変換器265に入力され
る。
【0023】図3に、本発明による構成のディジタル・
バージョンを示す。最大値ファインダ31及び加算器3
6はディジタル・モジュールによって実現される。カラ
ー値R、G、Bは最大値ファインダ31及び加算器36
のそれぞれの入力に対するAD変換器32、33、34
に入力され、aR、aG、aBによって入力に重み付けを
行うことが可能となる。最大値ファインダ31の出力は
動的クリッピング・レベル・モジュール314に入力さ
れ、該モジュールは8ビットのグレイ値からなるディジ
タル・グレイ信号から1ビットの黒または白の信号DO
Cを出力線35にもたらす。加算器36の出力は線37
上の重み付きカラー・グレイ・データである。
【0024】図4に、本発明による構成のさらに他の実
施形態を示す。最大値ファインダ41は基本的に、トラ
ンスピュータ410及び3つのトランスピュータ・リン
ク・アダプタ412、413、414によって実現され
る。これら3つのトランスピュータ・リンク・アダプタ
は3つのトランスピュータ・リンクによってトランスピ
ュータ410に接続されており、4番目のトランスピュ
ータ・リンクは除去カラー値DOCが出力される出力4
5を形成する。カラー値R、G、BはAD変換器42、
43、44に出力される。出力線47に重み付きカラー
・グレイ・データWCGをもたらす加算器46も、トラ
ンスピュータ・テクノロジーによって実現される。トラ
ンスピュータ460はトランスピュータ・リンク・アダ
プタ462、463、464によって、3つのトランス
ピュータ・リンクに接続される。4番目のトランスピュ
ータ・リンクは上述の出力47を形成する。したがっ
て、カラー値R、G、Bはディジタル形式で、並列に、
しかも同期的に、6つのトランスピュータ・リンク・ア
ダプタ412、413、414、及び462、463、
464に入力される。
【0025】最大値ファインダ41内でのトランスピュ
ータ410の働きは、等式(1)及び(2)にしたがっ
て、各単一の画素に対する3つの適用されたカラーの最
大値を求めることであり、また動的閾値分けアルゴリズ
ムを実行して、信号を1ビットの黒または白のデータと
して出力線45に与えることである。トランスピュータ
460を並列に実行して、プロセス全体の速度を上げる
ことができる。このトランスピュータは上述のように、
等式(3)及び(4)にしたがって、カラー・データに
重み付けを行い、これによって、WCGデータをもたら
す。各種のタスクを実行するプログラムがトランスピュ
ータにロードされる。簡略化したバージョンにおいて、
両方のタスクを1つだけのトランスピュータで実行する
こともできる。この場合、最大値発見、動的閾値分け、
ならびにカラーの重み付け及び1つのグレー値への組合
せのタスクを実行する必要がある。
【0026】図5に、本発明による構成の漸進電子実施
形態を示す。漸進実施形態は、すべての色に対する完全
な画像データが電子フレーム・バッファ、あるいはワー
クステーション・コンピュータのRAMまたはディスク
のいずれかで利用できるものと想定している。図5に示
す例は、赤R用のフレーム・バッファ52、緑G用のフ
レーム・バッファ53、青B用のフレーム・バッファ5
4を含んでいる。これらの色は3つのカラー電荷結合素
子(CCD)カメラ502によってフレーム・バッファ
に与えられる。レンズ501はこのカメラの作動を示
す。カラー値はフレーム・バッファ52、53、54か
ら最大値ファインダ51及び加算器56に入力される。
最大値ファインダ51の出力は動的ディジタル閾値分け
装置514に入力され、該装置は動的クリッピングを行
い、線55に除去カラー値DOCを出力する。加算器5
6は重み付けカラー・グレイ・データWCGを線57に
出力する。図5に示すように、タイミング・パルス発生
器500が設けられており、これは線503によって、
同期パルスを3つのカラーCCDカメラ502に与え
る。さらに、線504によって、同期パルスを3つのフ
レーム・バッファ52、53、54に与え、また線50
5によって、同期パルスを加算器56に与える。
【0027】すべての色のフレーム・バッファを格納し
た後、あるいはこの格納プロセスと平行して、上述の最
大値発見、動的閾値分け、及びカラーの重み付けという
3つの機能を互いに同期させて行うことができる。
【0028】図6に、本発明による方法のソフトウェア
による実施形態の略流れ図を示す。同一のカラー画像か
ら同時に取り込まれた赤、青、緑に対する3つの画像デ
ータセットがすべてのn個の列(i=1ないしn)なら
びにm個の行(j=1ないしm)に与えられていること
が前提条件である。これは3つのデータ源602、60
3、604によって与えられる。ステップ60から開始
した後、ステップ61で、各色及び各画素の最大値が、
以下の等式によって求められる。
【式5】DROPi,j=MAX(Ri,j,Gi,j,Bi,j
【0029】結果をデータ・セットDROP(参照符号
610)で示す。このデータ・セットは以降のステップ
で使用される。
【0030】さらに、ステップ62において、各画素及
びすべての色の重み付けカラー・グレイ・データが、次
の等式にしたがって計算される。
【式6】 WCGi,j=aRxRi,j+aGxGi,j+aBxBi,j
【0031】この結果をデータ・セットWCG(参照符
号620)で示す。
【0032】すなわち、これによって、すべての画素、
したがって、画像全体のアーカイブ用の重み付けカラー
・グレイ値WCGがもたらされる。次に、ステップ63
において、入力データ・セットとしてDROP610を
使用して、すべての画素PELに対して動的閾値THR
i,jを計算する。ステップ64において、iが1ないし
nであり、jが1ないしmである場合、値DROPi,j
<THRi,jがすべての画素に対する除去カラーのどの
結果であるかを判断する。もたらされるデータ・セット
DOCを参照符号640で示す。
【0033】上述のように、本発明の作動には、画像の
あらゆる画素に対するすべてのカラー情報を同時に得る
ことが必要である。これは同時方法あるいは時間多重方
法などの数種類の方法によって達成できる。
【0034】同時方法の例は各画素PELに通常は赤
R、緑G及び青Bである原色成分を同時にもたらすカラ
ー・カメラによって与えられる。このようなカメラの主
要な作動構成の例を図7に示す。基本的に、カメラ70
は矢印71で示す入来画像の焦点を第1半透明ミラー7
3に合わせる合焦レンズ系72を含んでいる。反射部分
はミラー75によって再度反射され、たとえば、青のス
トリングを形成する。半透明ミラー73によって反射さ
れない画像71の部分の一部は第2の半透明ミラー74
でミラー76に向かって反射され、たとえば、赤のスト
リングを形成する。半透明ミラー74を通過した部分
は、たとえば、緑のストリングを形成する。たとえば、
青のストリング、緑のストリング、及び赤のストリング
から得られる3つの画像はそれぞれ、対物レンズ系75
1、741、761によって青フィルタ752、または
緑フィルタ742、または赤フィルタ762に合焦され
る。これらのフィルタを通過した画像は、電荷結合素子
技術またはテレビジョン技術のものであるマトリックス
・センサによって検知される。センサ753は、たとえ
ば、出力線754に青の信号Bを出すものであり、セン
サ743は出力線744に緑の信号Gを結像し、センサ
763は出力線764に赤の信号Rを結像する。したが
って、出力に3つの基本色B、G、Rが現れ、他の用途
に使用できる。次いで、信号は、たとえば、それぞれの
カラー源2、3、4から図1の最大値ファインダ1に入
力される。
【0035】すべての単一画素PELに対するカラー情
報を獲得する同時方法の他の例を、図8に示す。図8は
傾斜した3色CCDリニア・イメージ・センサを略示す
る。カラー検出素子は約45゜の傾斜角で傾斜してお
り、すべての3原色の寄与が同じ大きさの領域に一致し
ているほぼ矩形の画素PEL1つにおけるもののような
近似された同時RGB出力をもたらす。このようなセン
サの例は東芝TCD126Cセンサ(CCDリニア・イ
メージ・センサに関するTOSHIBA Data B
ook,1989年、38ページなどに示されている)
である。
【0036】たとえば、図1におけるもののような最大
値ファインダ1にカラー情報を同時にもたらす時間多重
方法には、ある程度実用的に使用できる図9に示すよう
な3線CCDカラー・イメージ・センサがある。この3
線CCDカラー・イメージ・センサ90は3本の平行な
赤用のセンサ線90R、緑用の90G、及び青用の90
Bからなっている。一例として、東芝TCD140C
(TOSHIBA Data Book,1989年、
310ページなどに示されている)がある。このリニア
・アレイの正規の使用時に、3原色の画像のカラー走査
には、たとえば、スタッガCCD線(TOSHIBA
Data Book,1989年、38ページなどに示
されている)などのアナログ・ライン・メモリと走査プ
ロセスを簡単に同期できるので、走査線の間の物理的距
離について何の問題もない。
【0037】しかしながら、この操作を適用できるの
は、給紙ピッチが走査期間と同期している場合だけであ
る。このための同期用の遅延線の使い方を、図10に略
示する。走査対象の用紙は矢印101の方向でプラテン
100に給紙され、走査される点N、M、Lを有してい
る。たとえば、8:1の縮尺率を有する光学手段102
により、これらの点N、M、Lはセンサ線103R、1
03G、103Bが断面図で示されている3線CCDセ
ンサに合焦される。センサ103Rの検知された出力
は、たとえば、出力Rを0または1走査期間の間遅延さ
せる遅延線104Rに入力される。センサ103Gから
の検知カラー値は、たとえば、1または2走査期間の間
入力信号を遅延させ、緑信号Gを出力する遅延線104
Gにおかれる。センサ103Bによって検知されたカラ
ー値は信号を2または3走査期間の間遅延させ、カラー
値Bを出力する遅延線104Bに入力される。したがっ
て、たとえば、第1位置(N)にある点Lは青のセンサ
103Bによって走査されるが、出力は遅延線104B
によって、3走査期間あるいは少なくとも2走査期間の
間遅延させられる。第2位置(M)にある点Lは緑のセ
ンサ103Gによって検知されるが、出力Gは遅延線1
04Gによって、少なくとも1走査期間の間遅延させら
れる。最後に、第3位置(L)にある点Lは赤のセンサ
103Rによって走査されるが、出力は直接使用される
か、あるいは1走査期間後に使用される。したがって、
第3の走査期間の間、本発明での必要に応じて、3つの
カラー信号をすべて利用することができる。図10に示
す例において、用紙上の対象点L、M、Nの距離が、約
300PEL/インチに対応する85μmであり、光学
系102の縮尺率が8:1であり、走査期間ないし線読
取り期間が5メガヘルツのクロック・パルス周波数で2
700フォトダイオードであるとすると、10.5μm
x 10.5μmの中心間距離の東芝TCD 225
0Cに対する矢印101の方向への157mm/秒の給
紙速度によって、同期作動が可能となる。
【0038】本発明による方法及び本方法を実現するた
めのさまざまな実施例を図面に示した。さらに、すべて
の画素にカラー情報を同時にもたらす可能性を示した。
【0039】有利な態様において、上述の本発明は多色
刷り画像文書、特に多色刷り小切手からカラーを除去
し、したがって、これらの文書の光学式文字認識の用意
をすることができる。それ故、すべての埋込み情報に簡
単に集中することができる。本発明の特徴となる重要な
ステップは、すべての画素に対するすべてのカラー情報
が同時に与えられること、すべての画素に関して、すべ
ての提供されているカラーの画像信号が分析されるこ
と、ならびに、最後に、すべての画素に関して、背景に
対するコントラストが最低の、換言すれば、輝度信号で
あるという意味で最大値を有している画像信号が選択さ
れることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の略ブロック図である。
【図2】本発明の特定の実施形態の略ブロック図であ
る。
【図3】本発明の他の実施形態の略ブロック図である。
【図4】トランスピュータに基づく本発明のさらに他の
実施形態の略ブロック図である。
【図5】本発明の漸進電子実施形態の略ブロック図であ
る。
【図6】本発明のソフトウェアによる実施形態の流れ図
である。
【図7】カラー情報を与えるために使用されるセンサ・
カラー・カメラの略図である。
【図8】カラー情報を与えるために使用される傾斜した
3色CCDリニア・イメージ・センサの略図である。
【図9】カラー情報を与えるために使用される3色CC
Dリニア・イメージ・センサの略図である。
【図10】画素関連カラー情報を与えるためのその他の
モードにおける同期化のための遅延線の使用法を示す略
ブロック図である。

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学式文字認識のために多色刷り画像文書
    の処理の用意をすることに使用するのが好ましい、多色
    刷り画像文書、特に小切手などの文書の多色刷り背景か
    らカラーを除去し、主な埋込み情報を残し、希望する対
    象となる情報のみに対する光学式文字認識を実行するの
    を用意する方法において、 a)前記文書の画像のすべての画素PELに関するすべ
    てのカラー情報を同時に与え、 b)すべての前記画素PELに関して、3基本色赤、
    緑、青であることが好ましく、かつ通常であるすべての
    カラーの画像信号を分析し、 c)すべての前記画素PELに関して、前記文書の画像
    の背景のカラーに対してコントラストが最低のカラーの
    画像信号を選択するように、最大値を有する画像信号
    (DOC)を選択するステップからなり、 前記最大値は、画素カラー情報が入力されるもっとも明
    るい(たとえば、白)画素値という意味であることを特
    徴とする カラー除去方法。
  2. 【請求項2】前記文書の画像のすべての画素PELに関
    するすべてのカラー情報を同時に与える前記ステップが
    同時に、あるいは時間多重方法で与える請求項1記載の
    方法。
  3. 【請求項3】上記した同時に与えることが a)各画素に原色成分(赤、緑、青)を同時に与えるカ
    メラ(図7)、または b)傾斜センサ形態によって原色成分(赤、緑、青)の
    ほぼ同時の出力をもたらし、これによって傾斜角が約4
    5゜になる傾斜1線CCDカラー・イメージ・センサ
    (図8)のいずれかを使用して行われる請求項2記載の
    方法。
  4. 【請求項4】前記時間多重方法が3線CCDカラー・イ
    メージ・センサによって行われ、これによって前記の線
    が互いに平行となり、 原色成分(赤、緑、青)を走査し、 これによって、走査プロセスがアナログ・ライン・メモ
    リと文書給送速度の助けを受けて同期される(図9、1
    0)請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】1つの出力の前記カラー画像信号に重みを
    付け、組み合わせて、アーカイブ用に重み付けカラー・
    グレイ信号(WCG)をもたらすステップをさらに含ん
    でいる請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】a)多色刷り文書画像のすべての画素PE
    Lのすべてのカラー情報を同時に与える手段と、 b)すべての前記画素PELのすべての入力カラーの画
    像信号を同時に分析し、前記多色刷り画像文書の背景の
    カラーに対してコントラストが最低のカラーの画像信号
    を選択するように、最大値を有する画像信号(DOC)
    を出力するための最大ファインダ(図1)とを備え、 前記最大値は、画素カラー情報が入力されるもっとも明
    るい(たとえば、白)画素値という意味であることを特
    徴とする 多色刷り画像文書からカラーを除去する装置。
  7. 【請求項7】カラー値が入力され、アーカイブ用に重み
    を付けたカラー・グレイ値(WCG)をもたらすために
    重みを付けられたさまざまなカラー値(aBxB、aG
    G、aRxR)を加算する重み付け加算器(図1)が設
    けられている請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】前記最大値ファインダがダイオード論理回
    路を使用したアナログ回路で実現されるか(図2)、 各カラー入力に対するAD変換器及びカラー値の排他的
    論理和をとることによって最大値を見つけだすための集
    積回路を使用したディジタル技法で実現されている(図
    3)請求項6または7記載の装置。
  9. 【請求項9】前記最大値ファインダまたは重み付け加算
    器、あるいは両方がトランスピュータであることが好ま
    しいプロセッサ・ベースの論理回路で実現され、前記カ
    ラー値がAD変換器及びトランスピュータ・リンク・ア
    ダプタに入力される(図4)請求項6または7記載の装
    置。
  10. 【請求項10】前記最大値ファインダがソフトウェアで
    実現される(図6)請求項6または7記載の装置。
  11. 【請求項11】各画素PELに対する前記カラー値が各
    色について別々なデータ・セットまたはフレーム・バッ
    ファに格納される(図5)請求項6ないし10のいずれ
    か1項に記載の装置。
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