JP2575344B2 - 粉末敷延装置 - Google Patents
粉末敷延装置Info
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- JP2575344B2 JP2575344B2 JP3208646A JP20864691A JP2575344B2 JP 2575344 B2 JP2575344 B2 JP 2575344B2 JP 3208646 A JP3208646 A JP 3208646A JP 20864691 A JP20864691 A JP 20864691A JP 2575344 B2 JP2575344 B2 JP 2575344B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J8/00—Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes
- B01J8/0015—Feeding of the particles in the reactor; Evacuation of the particles out of the reactor
-
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- B01J8/003—Feeding of the particles in the reactor; Evacuation of the particles out of the reactor in a downward flow
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は棚板上にアルミナ等の
粉末を敷き延べる装置に関する。
粉末を敷き延べる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミックス発泡体、例えば図7(A)に
示す泡ガラス製品106は、ガラス質鉱物を主材とする
原料中に含有させた発泡剤を発泡させることによって製
造する。
示す泡ガラス製品106は、ガラス質鉱物を主材とする
原料中に含有させた発泡剤を発泡させることによって製
造する。
【0003】この泡ガラス製品106の製造方法とし
て、特に成形型を用いず、発泡剤を含有する原料を製品
と相似形状の塊状成形体に予め成形しておき、これを棚
板上に載せて加熱炉内で加熱・発泡させて、その発泡膨
張体をそのまま泡ガラス製品とする方法が考えられてい
る。
て、特に成形型を用いず、発泡剤を含有する原料を製品
と相似形状の塊状成形体に予め成形しておき、これを棚
板上に載せて加熱炉内で加熱・発泡させて、その発泡膨
張体をそのまま泡ガラス製品とする方法が考えられてい
る。
【0004】ところでこの方法の場合、塊状成形体を直
接棚板上に載せてそのまま発泡・膨張させると、膨張の
過程で成形体が不規則な変形を生じ、所望形状の泡ガラ
ス製品が得られない問題がある。
接棚板上に載せてそのまま発泡・膨張させると、膨張の
過程で成形体が不規則な変形を生じ、所望形状の泡ガラ
ス製品が得られない問題がある。
【0005】そこでこのような方法で泡ガラス製品を製
造する場合、図7(B)に示しているように棚板100上
にアルミナ粉末104を敷き延べてその上に塊状成形体
102を載せるようにし、その状態で成形体102を加
熱して発泡させることが考えられている。
造する場合、図7(B)に示しているように棚板100上
にアルミナ粉末104を敷き延べてその上に塊状成形体
102を載せるようにし、その状態で成形体102を加
熱して発泡させることが考えられている。
【0006】このように棚板100と塊状成形体102
との間にアルミナ粉末104を介在させておけば、成形
体102を発泡させたときアルミナ粉末104の転がり
潤滑作用で成形体102が円滑に膨張でき、従って成形
体102と棚板100との間の接触抵抗に基づく不均等
な膨張変形を防止できるからである。
との間にアルミナ粉末104を介在させておけば、成形
体102を発泡させたときアルミナ粉末104の転がり
潤滑作用で成形体102が円滑に膨張でき、従って成形
体102と棚板100との間の接触抵抗に基づく不均等
な膨張変形を防止できるからである。
【0007】ところで、このアルミナ粉末104を棚板
100上に敷き延べる作業を作業者がいちいち手作業で
行う場合には生産能率の点で問題があるのみならず、棚
板100への粉末の敷延量や、敷延厚みが棚板100各
部で、更には各棚板100ごとにばらつくのを避けられ
ない。
100上に敷き延べる作業を作業者がいちいち手作業で
行う場合には生産能率の点で問題があるのみならず、棚
板100への粉末の敷延量や、敷延厚みが棚板100各
部で、更には各棚板100ごとにばらつくのを避けられ
ない。
【0008】而してこのようなばらつきが生ずれば、粉
末上に発泡性成形体102を載せて発泡・膨張させたと
き、粉末の転がり潤滑作用が不均等となる。従って成形
体が膨張・変形する際の下面の摺動抵抗が不均等となっ
て、これが製品の形状,寸法精度を低下させる原因とな
る。
末上に発泡性成形体102を載せて発泡・膨張させたと
き、粉末の転がり潤滑作用が不均等となる。従って成形
体が膨張・変形する際の下面の摺動抵抗が不均等となっ
て、これが製品の形状,寸法精度を低下させる原因とな
る。
【0009】そこで本出願人は先の実用新案登録願(実
開平2−78533号)において、棚板上への粉末供給
を機械的,自動的に行うとともに、これを棚板上に一様
に敷き延べるための装置を提案した。
開平2−78533号)において、棚板上への粉末供給
を機械的,自動的に行うとともに、これを棚板上に一様
に敷き延べるための装置を提案した。
【0010】図8はその一例を示している。図示のよう
にこの装置は、ホッパー108内部に投入されたアルミ
ナ粉末104をホッパー108下端のスリット状開口1
10より棚板100上に供給し、そしてスクレーパ11
2によりこれを掻きならすようにしている。
にこの装置は、ホッパー108内部に投入されたアルミ
ナ粉末104をホッパー108下端のスリット状開口1
10より棚板100上に供給し、そしてスクレーパ11
2によりこれを掻きならすようにしている。
【0011】ここで供給口110は棚板100の上面よ
り微少距離上方に位置させられており、ホッパー108
内部の粉末を棚板100の前進につれて棚板100上面
と開口110との間の距離に対応した量で棚板100上
に連続的に供給し、そしてスクレーパ112によって所
定の厚みに敷き延べるようになっている。
り微少距離上方に位置させられており、ホッパー108
内部の粉末を棚板100の前進につれて棚板100上面
と開口110との間の距離に対応した量で棚板100上
に連続的に供給し、そしてスクレーパ112によって所
定の厚みに敷き延べるようになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの装置の場
合、アルミナ粉末104の粒子が大きい場合にはこれを
良好に棚板上に敷き並べることができるものの、アルミ
ナ粉末104の粒子が小さい場合、円滑に粉末の敷延べ
を行うことが困難である問題がある。
合、アルミナ粉末104の粒子が大きい場合にはこれを
良好に棚板上に敷き並べることができるものの、アルミ
ナ粉末104の粒子が小さい場合、円滑に粉末の敷延べ
を行うことが困難である問題がある。
【0013】粉末粒子が小さい場合には粉末の流動性が
著しく高くなるため、スリット状開口100を開放状態
としておくと棚板100の進行の如何に拘らずホッパー
108内部の粉末がその開口110より流出して広がっ
てしまい、棚板100上への粉末の供給量の制御が効か
なくなってしまうのである。
著しく高くなるため、スリット状開口100を開放状態
としておくと棚板100の進行の如何に拘らずホッパー
108内部の粉末がその開口110より流出して広がっ
てしまい、棚板100上への粉末の供給量の制御が効か
なくなってしまうのである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の装置はこのよう
な課題を解決するために案出されたものであり、その要
旨は、セラミックス成形体を棚板の上面に載せるに際し
てそれらの間にアルミナ等粉末を介在させるべく該棚板
の上面に該粉末を敷き延べる装置にして、(イ)連続的
に搬送される該棚板の搬送路上所定位置において下向き
に配設され、投入された前記粉末を収容するとともに下
端側の吐出口より該粉末を吐出するホッパーと、(ロ)
該吐出口を開閉する蓋体と、(ハ)連続的に移動する前
記棚板の前端又は先行する棚板の後端を検知し、該棚板
の前端が所定位置に到ったところで前記蓋体を開かせて
前記粉末を吐出させるとともに、一定時間後速やかに該
蓋体を閉鎖して一枚の棚板に必要な量の粉末を一度に該
棚板の前端側上面に供給させる蓋体開閉手段と、(ニ)
該棚板上に吐出された粉末を該棚板の進行につれて掻き
ならし、該棚板の面上に略一様の厚みで敷きならす掻き
ならし手段とを含むことにある。
な課題を解決するために案出されたものであり、その要
旨は、セラミックス成形体を棚板の上面に載せるに際し
てそれらの間にアルミナ等粉末を介在させるべく該棚板
の上面に該粉末を敷き延べる装置にして、(イ)連続的
に搬送される該棚板の搬送路上所定位置において下向き
に配設され、投入された前記粉末を収容するとともに下
端側の吐出口より該粉末を吐出するホッパーと、(ロ)
該吐出口を開閉する蓋体と、(ハ)連続的に移動する前
記棚板の前端又は先行する棚板の後端を検知し、該棚板
の前端が所定位置に到ったところで前記蓋体を開かせて
前記粉末を吐出させるとともに、一定時間後速やかに該
蓋体を閉鎖して一枚の棚板に必要な量の粉末を一度に該
棚板の前端側上面に供給させる蓋体開閉手段と、(ニ)
該棚板上に吐出された粉末を該棚板の進行につれて掻き
ならし、該棚板の面上に略一様の厚みで敷きならす掻き
ならし手段とを含むことにある。
【0015】
【作用及び発明の効果】このように本発明の装置はホッ
パー下端側の吐出口に蓋体を設ける一方、この蓋体を蓋
体開閉手段によって開閉させるようにし、且つ蓋体を棚
板の進行と同期して開閉し、一枚の棚板に必要な量だけ
の粉末を一度に棚板上に供給するようにしたものであ
る。
パー下端側の吐出口に蓋体を設ける一方、この蓋体を蓋
体開閉手段によって開閉させるようにし、且つ蓋体を棚
板の進行と同期して開閉し、一枚の棚板に必要な量だけ
の粉末を一度に棚板上に供給するようにしたものであ
る。
【0016】本発明の装置は、蓋体の開閉によって棚板
上に粉末を供給するものであるから、粉末の供給量が過
剰とならず、棚板の1枚1枚に必要な適正量だけの粉末
を供給でき、また掻きならし手段によってこれを一様な
厚みに敷き並べることができる。
上に粉末を供給するものであるから、粉末の供給量が過
剰とならず、棚板の1枚1枚に必要な適正量だけの粉末
を供給でき、また掻きならし手段によってこれを一様な
厚みに敷き並べることができる。
【0017】また蓋体の開閉は棚板の移動と同期して行
われるため、棚板前端が所定位置、例えばホッパーの吐
出口にさしかかったときに自動的に且つタイミング良く
棚板に対して粉末供給を行うことができる。
われるため、棚板前端が所定位置、例えばホッパーの吐
出口にさしかかったときに自動的に且つタイミング良く
棚板に対して粉末供給を行うことができる。
【0018】本発明においては、上記蓋体開閉手段を、
(イ)前記棚板の前端及び/又は先行する棚板の後端に形
成されている上方への突出部と、(ロ)前記蓋体側に設け
られ、前記棚板前端の突出部又は先行する棚板後端の突
出部の通過時に該突出部に係合する係合部とを含み、そ
れら突出部と係合部との係合作用により該棚板の移動力
によって前記蓋体を開かせるとともに、該突出部の通過
後の係合解除によって蓋体を閉鎖させるように成すこと
ができる。
(イ)前記棚板の前端及び/又は先行する棚板の後端に形
成されている上方への突出部と、(ロ)前記蓋体側に設け
られ、前記棚板前端の突出部又は先行する棚板後端の突
出部の通過時に該突出部に係合する係合部とを含み、そ
れら突出部と係合部との係合作用により該棚板の移動力
によって前記蓋体を開かせるとともに、該突出部の通過
後の係合解除によって蓋体を閉鎖させるように成すこと
ができる。
【0019】このようにすれば、蓋開閉手段を簡単な構
成とすることができ、且つ棚板の移動を確実に検知して
タイミング良く蓋体を開閉させることができる。
成とすることができ、且つ棚板の移動を確実に検知して
タイミング良く蓋体を開閉させることができる。
【0020】本発明においては、更に、前記蓋体の開閉
時に前記吐出口よりホッパー内部に入り込んだエアを外
部に逃がすためのエア抜通路をホッパー内部に設けるこ
とができる。
時に前記吐出口よりホッパー内部に入り込んだエアを外
部に逃がすためのエア抜通路をホッパー内部に設けるこ
とができる。
【0021】このようにすれば、ホッパー内部にエアが
入り込んで粉末と混在するのを防止することができ、従
って蓋体を開閉して粉末を吐出させたとき、エアの混入
により供給量にムラが生じるのを防止することができ
る。
入り込んで粉末と混在するのを防止することができ、従
って蓋体を開閉して粉末を吐出させたとき、エアの混入
により供給量にムラが生じるのを防止することができ
る。
【0022】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において10は矩形状の棚板であって、
互いに前後端が当接した状態で所定のコンベヤによって
図中左方向に前進移動させられる。
説明する。図1において10は矩形状の棚板であって、
互いに前後端が当接した状態で所定のコンベヤによって
図中左方向に前進移動させられる。
【0023】これら棚板10には、その四周辺にリブ状
の突出部12が形成されている。
の突出部12が形成されている。
【0024】14は粉末敷延装置におけるホッパーであ
って、内部にアルミナ粉末16が収容されるようになっ
ている。尚ここでアルミナ粉末16は粒径が50μm程
度の微細なもので、流動性に富んでいる。
って、内部にアルミナ粉末16が収容されるようになっ
ている。尚ここでアルミナ粉末16は粒径が50μm程
度の微細なもので、流動性に富んでいる。
【0025】ホッパー14は、図2に示しているように
下端部位に棚板10の進行方向と直角方向に延びる吐出
口18を有しており、この吐出口18が蓋体20にて開
閉されるようになっている。
下端部位に棚板10の進行方向と直角方向に延びる吐出
口18を有しており、この吐出口18が蓋体20にて開
閉されるようになっている。
【0026】このホッパー14の内部には、隔板22が
配設されており、この隔板22によってエア抜通路24
が区画形成されている。
配設されており、この隔板22によってエア抜通路24
が区画形成されている。
【0027】ホッパー14の前壁部26の内面26a
は、そのほぼ上側半分が下側に進むにつれて後方に迫り
出すように傾斜させられており、この傾斜面の下端にお
いて第一の狭幅部28を形成している。
は、そのほぼ上側半分が下側に進むにつれて後方に迫り
出すように傾斜させられており、この傾斜面の下端にお
いて第一の狭幅部28を形成している。
【0028】ホッパー14内部には、この狭幅部28に
続く下側に第一の拡幅部30が形成されており、更にそ
の下側において、斜めに延びる上記隔板22の下端によ
り第二の狭幅部32とその下側において第二の拡幅部3
4が形成されている。
続く下側に第一の拡幅部30が形成されており、更にそ
の下側において、斜めに延びる上記隔板22の下端によ
り第二の狭幅部32とその下側において第二の拡幅部3
4が形成されている。
【0029】上記蓋体20は、その左右両側に配置され
た側板36によって保持されており、これら側板36と
ともに軸38の回りに開閉回動させられるようになって
いる。
た側板36によって保持されており、これら側板36と
ともに軸38の回りに開閉回動させられるようになって
いる。
【0030】この側板36にはスプリング40の一端が
係止され、スプリング40により蓋体20が常時閉方向
に付勢されている。
係止され、スプリング40により蓋体20が常時閉方向
に付勢されている。
【0031】各側板36の下端には、第一及び第二の係
合ローラ42,44が設けられている。これら係合ロー
ラ42,44は棚板10における前端,後端の突出部1
2aに係合して、具体的には棚板10の進行によりこれ
ら突出部12aの上に乗り上がることによって蓋体20
を開作動させるもので、各係合ローラ42,44はそれ
らの中心が前後方向に一定距離離隔させられている。
合ローラ42,44が設けられている。これら係合ロー
ラ42,44は棚板10における前端,後端の突出部1
2aに係合して、具体的には棚板10の進行によりこれ
ら突出部12aの上に乗り上がることによって蓋体20
を開作動させるもので、各係合ローラ42,44はそれ
らの中心が前後方向に一定距離離隔させられている。
【0032】図1に示しているようにホッパー14の前
側には、下端が波状に形成された掻きならし板46が配
置され、この掻きならし板46が保持板48により保持
されている。
側には、下端が波状に形成された掻きならし板46が配
置され、この掻きならし板46が保持板48により保持
されている。
【0033】保持板48には図3にも示しているように
ロッド50が接続されており、このロッド50の上端部
が、フレ−ム52より横方向に延び出した支持ロッド5
4に対して相対回動可能に連結されている。
ロッド50が接続されており、このロッド50の上端部
が、フレ−ム52より横方向に延び出した支持ロッド5
4に対して相対回動可能に連結されている。
【0034】保持板48及び掻きならし板46は、それ
らの自重によって図1中反時計方向に回動付勢され、且
つその回動端がストッパプレート47への当接により規
定されるようになっている。
らの自重によって図1中反時計方向に回動付勢され、且
つその回動端がストッパプレート47への当接により規
定されるようになっている。
【0035】掻きならし板46の両側端には、ゴム片5
6が設けられている。これらゴム片56は、図5(A)に
も示しているように棚板10の上面両側端部に当接し、
同部分に供給されたアルミナ粉末を除去するとともに、
掻きならし板46の下端を微少距離棚板10上に浮かせ
るように作用する。
6が設けられている。これらゴム片56は、図5(A)に
も示しているように棚板10の上面両側端部に当接し、
同部分に供給されたアルミナ粉末を除去するとともに、
掻きならし板46の下端を微少距離棚板10上に浮かせ
るように作用する。
【0036】次にこの装置の作用を説明する。ホッパー
14内部にアルミナ粉末16を収容した状態で、棚板1
0をそれらの前後端が当接した状態で図1及び図6(A)
中左方向に連続的に移動させる。
14内部にアルミナ粉末16を収容した状態で、棚板1
0をそれらの前後端が当接した状態で図1及び図6(A)
中左方向に連続的に移動させる。
【0037】するとその過程で図6(B)に示しているよ
うに蓋体20を保持している側板36の下端の第一係合
ローラ42が棚板10の後端の突出部12aに係合し、
棚板10の引き続く前進移動につれてかかる係合ローラ
42がこの突出部12aの上に乗り上がる。このとき蓋
体20が図2中軸38の回りに反時計方向に回動し、ホ
ッパー14下端の吐出口18を開放する。
うに蓋体20を保持している側板36の下端の第一係合
ローラ42が棚板10の後端の突出部12aに係合し、
棚板10の引き続く前進移動につれてかかる係合ローラ
42がこの突出部12aの上に乗り上がる。このとき蓋
体20が図2中軸38の回りに反時計方向に回動し、ホ
ッパー14下端の吐出口18を開放する。
【0038】これによりホッパー14の内部のアルミナ
粉末16が吐出口18より吐出される。
粉末16が吐出口18より吐出される。
【0039】棚板10が更に前進移動すると、第一係合
ローラ42は棚板10後端の突出部12aから後続の棚
板10の前端の突出部12aの上に乗り移り、更にこの
前端の突出部12aから離脱する。
ローラ42は棚板10後端の突出部12aから後続の棚
板10の前端の突出部12aの上に乗り移り、更にこの
前端の突出部12aから離脱する。
【0040】このとき前側にある第二係合ローラ44
は、図6(C)に示しているように棚板10後端の突出部
12a又は後続する棚板10前端の突出部12aの上に
乗り上がった状態にあり、蓋体20は引き続き開放状態
に保持される。
は、図6(C)に示しているように棚板10後端の突出部
12a又は後続する棚板10前端の突出部12aの上に
乗り上がった状態にあり、蓋体20は引き続き開放状態
に保持される。
【0041】そして棚板10の更なる前進により第二係
合ローラ44が後続する棚板10の前端の突出部12a
から離脱すると、ここにおいてスプリング40の付勢力
により蓋体20が吐出口18を閉じ、アルミナ粉末16
の供給を停止させる。
合ローラ44が後続する棚板10の前端の突出部12a
から離脱すると、ここにおいてスプリング40の付勢力
により蓋体20が吐出口18を閉じ、アルミナ粉末16
の供給を停止させる。
【0042】即ちこの例では棚板10の前端がホッパー
14下端を通過する一定時間だけ吐出口18が開かれ、
一定量のアルミナ粉末16が棚板10上に供給される。
14下端を通過する一定時間だけ吐出口18が開かれ、
一定量のアルミナ粉末16が棚板10上に供給される。
【0043】尚蓋体20の開放時間は、第一係合ローラ
42と第二係合ローラ44との間隔調整により、或いは
第三,第四の係合ローラを設けることにより、適宜にコ
ントロールすることが可能である。
42と第二係合ローラ44との間隔調整により、或いは
第三,第四の係合ローラを設けることにより、適宜にコ
ントロールすることが可能である。
【0044】さて棚板10上に一定量のアルミナ粉末1
6が供給された後、棚板10が引き続き前進移動する
と、図6(D)に示しているように棚板10上に落された
アルミナ粉末16が掻きならし板46によって一様な厚
みに掻きならされ、棚板10の面上に敷き延べられる
((E),(F)参照)。
6が供給された後、棚板10が引き続き前進移動する
と、図6(D)に示しているように棚板10上に落された
アルミナ粉末16が掻きならし板46によって一様な厚
みに掻きならされ、棚板10の面上に敷き延べられる
((E),(F)参照)。
【0045】尚、この例では掻きならし板46の下端が
波状に形成されており、これに応じてアルミナ粉末16
は図5に示しているように棚板10上において波状に敷
き延べられる。
波状に形成されており、これに応じてアルミナ粉末16
は図5に示しているように棚板10上において波状に敷
き延べられる。
【0046】ここでアルミナ粉末16を波状に敷き延べ
るようにしているのは次の理由による。即ち本例の如く
粒子径の小さい極めて流動性の高いアルミナ粉末16の
場合、その上にセラミック成形体58(図5(B)参照)
を載せたとき、このセラミック成形体58の裏面と棚板
10上面との間に挾まれたエアが逃げる際にそのエアの
流れにより、せっかく奇麗に敷き延べたアルミナ粉末1
6が掻き乱されてしまう。
るようにしているのは次の理由による。即ち本例の如く
粒子径の小さい極めて流動性の高いアルミナ粉末16の
場合、その上にセラミック成形体58(図5(B)参照)
を載せたとき、このセラミック成形体58の裏面と棚板
10上面との間に挾まれたエアが逃げる際にそのエアの
流れにより、せっかく奇麗に敷き延べたアルミナ粉末1
6が掻き乱されてしまう。
【0047】そこでアルミナ粉末16を波状に敷き並べ
ることによって、図5(B)に示しているようにエアの
逃げ道(波の谷の部分)を確保し、これによりエアをス
ムーズに排出させて、エアの急激且つ不規則な流動によ
りアルミナ粉末16が乱されるのを防止するようにして
いるのである。
ることによって、図5(B)に示しているようにエアの
逃げ道(波の谷の部分)を確保し、これによりエアをス
ムーズに排出させて、エアの急激且つ不規則な流動によ
りアルミナ粉末16が乱されるのを防止するようにして
いるのである。
【0048】本例の装置においては、アルミナ粉末16
を棚板10上に過剰供給することなく、一枚の棚板10
ごとに必要な量だけ供給してこれを敷き並べることがで
きる特長を有する。
を棚板10上に過剰供給することなく、一枚の棚板10
ごとに必要な量だけ供給してこれを敷き並べることがで
きる特長を有する。
【0049】尚粒径の小さいアルミナ粉末16の場合、
ホッパー14内部においてアルミナ粉末16が上側から
の圧力により圧縮され、所謂棚吊り現象を生じ易い。
ホッパー14内部においてアルミナ粉末16が上側から
の圧力により圧縮され、所謂棚吊り現象を生じ易い。
【0050】本例の装置によればこのような棚吊り現象
が有効に回避される。ホッパー14内部において第一及
び第二の拡幅部30,34が形成されており、これらの
存在によりアルミナ粉末16に圧縮力が作用するのが効
果的に防止されるからである。
が有効に回避される。ホッパー14内部において第一及
び第二の拡幅部30,34が形成されており、これらの
存在によりアルミナ粉末16に圧縮力が作用するのが効
果的に防止されるからである。
【0051】本例の装置においては、蓋体20の閉鎖時
にかかる蓋体20がスプリング40の付勢力によって勢
い良く閉じられる。このときエアがホッパー14内部に
入り込む恐れがある。
にかかる蓋体20がスプリング40の付勢力によって勢
い良く閉じられる。このときエアがホッパー14内部に
入り込む恐れがある。
【0052】而してエアがホッパー14内に入り込んで
アルミナ粉末16とともに混在すると、次に吐出口18
を開いてアルミナ粉末16を吐出口18から吐出させた
とき、その吐出量が不安定となり、ひいては棚板10上
にアルミナ粉末16を敷き延べたときムラを生じるよう
になる。
アルミナ粉末16とともに混在すると、次に吐出口18
を開いてアルミナ粉末16を吐出口18から吐出させた
とき、その吐出量が不安定となり、ひいては棚板10上
にアルミナ粉末16を敷き延べたときムラを生じるよう
になる。
【0053】しかるに本例の装置においては、図4に示
しているようにホッパー14内部にエア抜通路24が形
成されていて、ホッパー14内部に入り込んだエアが外
部に円滑に逃がされるため、こうした不具合を生じな
い。
しているようにホッパー14内部にエア抜通路24が形
成されていて、ホッパー14内部に入り込んだエアが外
部に円滑に逃がされるため、こうした不具合を生じな
い。
【0054】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明は他の耐火材粉末を棚板上
に敷き並べるに際して適用することも可能であるなど、
その主旨を逸脱しない範囲において、当業者の知識に基
づき様々な変更を加えた形態で構成可能である。
くまで一例示であり、本発明は他の耐火材粉末を棚板上
に敷き並べるに際して適用することも可能であるなど、
その主旨を逸脱しない範囲において、当業者の知識に基
づき様々な変更を加えた形態で構成可能である。
【図1】本発明の一実施例である粉末敷延装置の斜視図
である。
である。
【図2】同じ粉末敷延装置の要部断面図である。
【図3】同じ粉末敷延装置の粉末掻きならし部の説明図
である。
である。
【図4】同じ粉末敷延装置のホッパーの断面図である。
【図5】同じ粉末敷延装置の粉末掻きならし部の作用説
明図である。
明図である。
【図6】同じ粉末敷延装置の作用説明図である。
【図7】本発明の背景説明のための説明図である。
【図8】本願の先願に係る粉末敷延装置の一例を示す説
明図である。
明図である。
10 棚板 12 突出部 14 ホッパー 16 アルミナ粉末 18 吐出口 24 エア抜通路 36 側板 38 軸 40 スプリング 42 第一係合ローラ 44 第二係合ローラ 46 掻きならし板 58 セラミック成形体
Claims (3)
- 【請求項1】 セラミックス成形体を棚板の上面に載せ
るに際してそれらの間にアルミナ等粉末を介在させるべ
く該棚板の上面に該粉末を敷き延べる装置にして連続的
に搬送される該棚板の搬送路上所定位置において下向き
に配設され、投入された前記粉末を収容するとともに下
端側の吐出口より該粉末を吐出するホッパーと該吐出口
を開閉する蓋体と連続的に移動する前記棚板の前端又は
先行する棚板の後端を検知し、該棚板の前端が所定位置
に到ったところで前記蓋体を開かせて前記粉末を吐出さ
せるとともに、一定時間後速やかに該蓋体を閉鎖して一
枚の棚板に必要な量の粉末を一度に該棚板の前端側上面
に供給させる蓋体開閉手段と該棚板上に吐出された粉末
を該棚板の進行につれて掻きならし、該棚板の面上に略
一様の厚みで敷きならす掻きならし手段とを含むことを
特徴とする粉末敷延装置。 - 【請求項2】 請求項1の粉末敷延装置において、前記
蓋体開閉手段が、(イ)前記棚板の前端及び/又は先行す
る棚板の後端に形成されている上方への突出部と、(ロ)
前記蓋体側に設けられ、前記棚板前端の突出部又は先行
する棚板後端の突出部の通過時に該突出部に係合する係
合部とを含み、それら突出部と係合部との係合作用によ
り該棚板の移動力によって前記蓋体を開かせるととも
に、該突出部の通過後の係合解除によって該蓋体を閉鎖
させるように成されていることを特徴とする粉末敷延装
置。 - 【請求項3】 請求項1又は2の粉末敷延装置におい
て、前記蓋体の開閉時に前記吐出口より前記ホッパー内
部に入り込んだエアを外部に逃がすためのエア抜通路が
該ホッパー内部に設けられていることを特徴とする粉末
敷延装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3208646A JP2575344B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 粉末敷延装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3208646A JP2575344B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 粉末敷延装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0524936A JPH0524936A (ja) | 1993-02-02 |
JP2575344B2 true JP2575344B2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=16559695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3208646A Expired - Lifetime JP2575344B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 粉末敷延装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2575344B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BG67063B1 (bg) * | 2015-04-09 | 2020-04-30 | „Принт Каст“ Оод | Метод и система за послойно изграждане на тримерни модели от прахообра зен материал |
-
1991
- 1991-07-25 JP JP3208646A patent/JP2575344B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0524936A (ja) | 1993-02-02 |
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