JPH01264984A - タイル裏面仕上機 - Google Patents

タイル裏面仕上機

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JPH01264984A
JPH01264984A JP9396988A JP9396988A JPH01264984A JP H01264984 A JPH01264984 A JP H01264984A JP 9396988 A JP9396988 A JP 9396988A JP 9396988 A JP9396988 A JP 9396988A JP H01264984 A JPH01264984 A JP H01264984A
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tile
belt
guide
glaze
deglazing
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Takeshi Asano
剛 浅野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はタイル裏面仕上機、特に施釉されたタイルから
、その裏面側辺に沿って付着した釉薬を除去するタイル
裏面仕上機に関する。
[従来の技術] 周知のように、タイルは、成形工程、第1の焼成工程、
施釉工程、第2の焼成工程の4つの工程を経て製造され
る。
前記成形工程では、粉末の原料をプレスし、タイル素地
を製造する。そして、製造されたタイル素地は、第1の
焼成工程において素焼され施釉工程へ送られる。施釉工
程では、素焼されたタイルの表面に釉薬を掛け、また必
要に応じて模様、色などをプリントする。そして、施釉
処理されたタイルは第2の焼成工程において焼成され、
最終製品としてのタイルとなる。
ここで、前記施釉工程において、タイル表面を施釉処理
すると、タイル表面に塗られた釉薬の一部が側面から裏
面側に回り込むことが多い。
特に、第5図に示す幕掛型の施釉装置を用いると、草笛
14から幕のように流れ出す釉薬12内を、タイル10
を矢印方向に通過させるため、幕通過時にタイル10の
前側面から裏面側に多量の釉薬12aが回り込んでしま
う。
第7図には、施釉されたタイル10を裏面側から見た状
態が示されている。同図に示すように、施釉されたタイ
ル10には、その裏面に側辺に沿って釉薬12aが付着
することとなる。
しかし、タイル10の裏面側に釉薬12が回り込むと、
タイル10の品質が劣化し、例えばタイル10を壁面に
取り付ける際の接着力が低下するという問題が発生する
6 また、裏面側に釉薬が回り込んだままタイル10を第2
の焼成工程に向は送り込むと、焼成炉内に設けられた搬
送用ローラに釉薬が付着し、ローラ表面に凹凸ができて
しまい、次に送られてくるタイルが焼成炉内部で蛇行し
てしまうという問題が発生する。
従って、施釉処理されたタイル10の裏面側、特に裏面
前方に付着した釉薬を確実に除去してやることが必要と
される。
このため、従来より第6図に示すようなタイル裏面仕上
機が用いられていた。
このタイル裏面仕上機は、タイル搬送用の丸ベルト16
の側方に釉薬除去用のスポンジ18を設け、給水口20
からこのスポンジ18上に洗浄用の水22を流している
そして、施釉処理か終了した後、丸ベルト16を用いて
搬送されてくるタイル10がこのスポンジ18の設置部
分を通過する際、タイル10の裏面側とスポンジ18と
が擦り合され、裏面側に付着した釉薬10か除去される
そして、除去された釉薬は、給水口20から流れ出す水
22により洗い流される。
しかし、タイル10の裏面は粗面であるため、単にタイ
ル10とスポンジ18とを擦り合せただけでは、その裏
面側に付着した釉薬を充分に除去することはできない。
このため、この裏面仕上機は、ローラ24を用いてタイ
ル10をスポンジ18へ押し付けるよう形成されている
。これにより、タイル10は、裏面側がスポンジ18に
圧着された状態で擦り合され、タイル10の裏面が粗面
であっても、裏面側部に付着した釉薬か良好に除去され
ることとなる。
し発明か解決しようとする問題点] しかし、施釉処理か終了した直後のタイル10は、その
表面に付着した釉薬か充分に乾いていないことか多い、
このため従来の裏面仕上機のように、ローラ24を用い
てタイル表面を押圧すると、その釉面にローラの傷が付
いてしまうという問題があった。
また、前述した従来装置は、釉薬除去用のスポンジ18
に付着した釉薬を水22を流して洗浄しているだけであ
るため、スポンジ18の内部にまで入り込んだ釉薬を除
去できない。従って、スポンジ18を頻繁に取り換えな
ければならず、その度にタイルの製造ラインを停止しな
ければならないため、ラインの生産効率か低下してしま
うという問題があった。 本発明は、このような従来の
課題に鑑みなされたしのであり、その目的は、タイルの
表面に傷を付けることなく、しがち釉薬の除去に使用す
る部材の頻繁な収り換えを必要とすることなく、タイル
裏面に付着した釉薬を良好に除去することができるタイ
ル裏面仕上機を提供することにある。
[問題点を解決するだめの手Vj、] 前記目的を達成するため、本発明は、 搬送されてくる施釉処理されたタイルから、その裏面側
辺に沿って付着した釉薬を除去するタイル裏面仕上機に
おいて、 前記タイルの搬送経路の片側に沿って設置されたガイド
と、 搬送されてくるタイルを載直し、かつタイル搬送経路と
交差するよう設置され、載置したタイルをガイドに押当
てるよう回転駆動される釉薬除去ベルトと、 前記釉薬除去ベルトを洗浄する洗浄手段と、を含み、前
記タイル裏面のガイドと反対側の側辺に沿って付着した
釉薬を釉薬除去ベルトとの摩擦により除去し、しかも分
力でタイルを搬送方向に移動させるするよう形成された
ことを特徴とする。
[作用] 本発明は以上の構成からなり、次にその作用を説明する
まず、施釉処理されたタイルが搬送されてくると、この
タイルは、搬送経路と交差するよう設置された釉薬除去
ベルト上に載置される。
この釉薬除去ベルトは、搬送経路の片側に沿って設置さ
れたガイドにタイルを押し当てるよう回転駆動されてい
る。このため、釉薬除去ベルトの回転駆動力は、ガイド
と直交する方向への分力と、タイル搬送方向への分力と
に二分されることになる。
そして、この釉薬除去ベルト上に載置されたタイルは、
搬送方向に向けた分力により、前記ガイドに沿ってタイ
ル搬送方向へ移動することになる。
ここにおいて、このタイルの移動を助けるよう、タイル
搬送方向に回転駆動されるエンドレスのガイドベルトを
用いて、前記ガイドを形成することが好ましい、このよ
うにすれば、釉薬除去ペルトドにおけるタイル搬送スピ
ードが、その上流側および下流側の工程におけるタイル
搬送スピードと同じになるようエンドレスベルトの回転
駆動速度を調整することができ、このようにすることに
より、搬送されてくるタイルを滞らせることなく裏面仕
上し、ラインの下流側へ供給することができる。
また、前述したように、本発明のタイル裏面仕上機では
、タイルをガイドに押し当てるよう釉薬除去ベルトを回
転駆動する際、タイル搬送方法と直交する方向にも分力
が発生する。しかし、この分力方向へのタイルの移動は
、ガイドにより規制されるため、タイルの裏面側、特に
ガイドと反対側の裏面側が、釉薬除去ベルトにより強制
的に擦られ良好に研磨される。これにより、ガイドと反
対側のタイル裏面に付着した釉薬は良好に除去され裏面
仕上されることになる。
なお、本発明においては、釉薬除去ベルト上にa置され
たタイルのガイド側を、釉薬除去ベルトから浮かす手段
を設けることが好ましい、このようにすることにより、
タイルをガイドに押し当てるよう釉薬除去ベルトを回転
駆動しても、ガイド下部にタイルかもぐり込むのを確実
に防止することができる。
このようにして、本発明によれば、施釉処理されたタイ
ルの表面、すなわち釉面に傷を付けることなくタイルの
裏面仕上を行うことかできる。
また、本発明においては、洗浄手段を用いて釉薬除去ベ
ルトが洗浄されている。従って、タイルの裏面仕上をす
ることにより汚れた釉薬除去ベルトは、この洗浄手段に
より充分に洗浄され、常にきれいな状態に保たれること
になる。
特に、本発明によれば、前記洗浄手段として、常に新た
な水が供給されるよう形成された洗浄槽を設けることが
好ましく、このようにすることにより、釉薬が浸み込ん
だ釉薬除去ベルトが洗浄槽内を通過する間に、その表面
だけでなく内部まできれいに洗浄することができる。
このように、本発明によれば、洗浄手段を用いて釉薬除
去ベルトに付着した釉薬、特に内部に付着した釉薬まで
をも洗浄することができるため、釉薬除去ベルトをきれ
いな状態で長期間使用することができ、部品交換のため
の生産ラインの停止回数を大幅に減らすことかできる。
(実施例] 次に本発明の好適な実施例を図面に基づき説明する。
第1図〜第3図には、本発明に係るタイル裏面仕上機の
好適な実施例が示されている。実施例のタイル裏面仕上
R30は、丸ベルト32a、32bを介して搬送されて
くる施釉処理されたタイルICを裏面仕上した後、丸ベ
ルト34a、34bを介して前述した第2の焼成工程に
向は送り出すよう形成されている。
本発明のタイル裏面仕上機30の第1の特徴は、タイル
搬送経路の片側に沿って設置されたガイド40と、搬送
されてくるタイル10を載置し、かつタイル搬送経路と
角度θで交差するように設置された釉薬除去ベルト50
とを含み、この釉薬除去ベル]・50を、載置させたタ
イルをガイド40に押し当てるよう回転駆動することに
ある。
このようにすることにより、タイル釉薬除去ベルト50
の回転駆動力■は、タイル10をガイド40に押し当て
る分力V2=■Sinθと、タイル10を搬送方向10
0Aに沿って移動させる分力V1=CO3θとに分れて
作用することになる。
従って、丸ベルト32を介して搬送されてくるタイル1
0が釉薬除去ベルト50上に載置さ・れると、タイル1
0の裏面側、特にタイル裏面のガイドと反対側の側辺に
沿った領域200が、分力V2で釉薬除去ベルト50と
擦り合され、この領j犬200に付着した釉薬が確実に
除去されることになる。
そして、タイル10は、前述した分力■1により搬送方
向100aに沿って移動し、裏面仕上された後自動的に
丸ベルト34上に載置されることになる。
このようにして、本発明のタイル裏面什」1機30は、
ローラ等を用いてタイル10を釉薬除去ベルト50に押
し付けることなく、タイル裏面の釉薬除去領J!1l1
200に付着した釉薬を確実に除去し、丸ベルト34に
向は送り込むことができる。
本実施例において、前記ガイド40は、一対のローラ4
2a、42bに掛は渡されたエンドレスのガイドベルト
44を用いて形成されており、前記ローラ42bは、モ
ータ46により反時計方向に回転駆動される。従って、
ガイドベルト44は、釉薬除去ベルト50上に載置され
たタイル10の移動を助けるよう、タイル撮送方向に沿
って回転駆動されることになるため、このガイドベルト
44の回転速度を調整することにより、釉薬除去ベルト
50上におけるタイル10の搬送速度を任意に設定する
ことができる。
従って、釉薬除去ベルト50上におけるタイル10の搬
送速度が、丸ベルト32.34上におけるタイル搬送速
度と同じになるようガイドベルト44の回転速度を’t
J41整すれば、上流側のラインから送られてくるタイ
ルを滞らせることなくタイルの裏面仕上をし、下流側の
ラインへ送り出すことができ、生産ラインの効率を落と
さず出す多量のタイルの連続裏面仕上を行うことができ
る。 また、本実施例において、前記釉薬除去ベルト5
0は、スポンジ製のエンドレスベルトを用いて形成され
ており、タイル搬送方法100Aに対しθ−60”の角
度で交差する方向に回転駆動される。
第2図には、第1図の■−■の概略断面が示されており
、実施例の釉薬除去ベルト50は、枠体36に回動自在
に取り付けられた3個のローラ52.54.56に掛は
渡され、モータ60を用いてローラ54を時計方向に回
転駆動することにより、同図右方向100Bへ回転駆動
されるよう形成されている。
ここにおいて、前記ローラ52.54は、釉薬除去ベル
ト50の上面がほぼ水平となり、しかも丸ベルト32.
34とほぼ同じ高さとなるよう取り付けられており、ま
た残りのローラ56は、両ローラ52.54の中央下部
に位置して取り付けられている。また、前記駆動ローラ
54は、枠体36の外部に設けられたハンドル88を操
作することにより、国中左右方向へ位置のli&調整か
できるよう形成されており、これにより各ローラ52.
54.56に掛は渡された釉薬除去ベルト50のテンシ
ョン調整を行うことができる。
また、この枠体36の上面には、釉薬除去ベルト50の
裏面側と摺動接触するテーブル60が設けられ、釉薬除
去ベルト50にタイル10が載置された際、このタイル
10の重さにより除去ベルト50が下方に撓むことがな
いよう形成されている。
また、実施例の釉薬除去ベルト50はスポンジを用いて
形成されている。このため、釉薬除去ベルト50を回転
駆動しタイル40をガイドベルト44に押し当てるとき
、スポンジの撓みなどにより、ガイドベルト44の下部
へタイル10がもぐり込んでしまうおそれがある。この
ため、実施例においては、板状の浮し具62をタイル搬
送経路に沿って設け、第4図に示すようにタイル10の
ガイドベルト44側の裏面を釉薬除去ベルト50から少
し浮かしている。
また、実施例においては、ガイド40としてエンドレス
のガイドベルト44を用いており、タイル10をこのガ
イドベルト44に押し当てると、ガイドベルト44がこ
の押し付は方向に撓んでしまう、このなめ、実施例では
、第3図に示すようにガイドベルト44の裏面側に、こ
の撓みを防止する側板64をタイル搬送経路に沿って設
けている。これにより、タイル10をガイドベルト44
に押し付けても、ガイドベルト44が撓まないため、ベ
ルト44の駆動方向に沿ってタイル10を良好に搬送す
ることができる。
また、本実施例において前記浮し具62)側板64は略
り字状に一体的に形成されており、図示しない固定手段
を用いて枠体36に取り付は固定されている。
なお、前記浮し具62)側板64は共にタイル10、ガ
イドベルト44が摺動接触するものであるため、摺動抵
抗が小さな材料、例えばステンしスなどを用いて形成す
ることが好ましい。
また、このような浮し具62を設ける場合には、この浮
し具62の長手方向両端部が丸ベルト32.34と同じ
高さとなるよう形成するか、または丸ベルト32a、3
4aを、浮し具62と同じ高さとなるよう形成すること
が好ましい。
また、本実施例においては、側板64の裏面側にもぐり
込みタイル検出装置66が設けられており、何らかの原
因でタイル10がガイドベルト44の下部からもぐり込
んできた場合にこれを確実に検出し、タイル裏面仕上機
30を非常停止するよう形成されている。
また、本発明の第2の特徴は、釉薬除去ベルト50を洗
浄する洗浄手段を設けたことにあり、実施例においては
、この洗浄手段として、第2図に示すように釉薬除去ベ
ルト50の回転駆動経路に洗浄槽70を設けている。
この洗浄11’F70は、釉薬除去ベルト50の下方に
位置するよう枠体36に取り付は固定され、その内部に
溜められた洗浄水Wの中に、ガイドローラ56が浸漬さ
れるよう形成されている。
そして、この洗浄槽70には、給水管72から常に新し
い洗浄水が給水され、また洗浄槽70内の水位が一定と
なるよう、洗浄!70内に蓄えられた水は排水ロア4か
ら排水されている。このように、洗浄槽70内の水を常
に一定の比率で交換しているため、釉薬除去ベルト50
の洗浄を良好に行うことかできる。
さらに、本実施例においては、この釉薬除去ベルト50
の洗浄をより効果的に行うため、第1の絞りローラ76
と第2の絞りローラ82とが設けられている。
前記第1の絞りローラ76は、洗浄槽70の内部に設け
られている。そして、洗浄用の水に浸漬された釉薬除去
ベルト50を、絞り板78との間で絞り込み、釉薬除去
ベルト50の内部にまで入り込んだ釉薬を除去する。ず
なわち、タイル10の裏面処理3行い釉薬が付着した釉
薬除去ベルI・50は、洗浄m70内の水Wに浸漬され
移動する間にその表面に付いた釉薬および内部に染み込
んだ釉薬が除去される。さらにこのローラ76により絞
り込まれることにより、その内部に入り込んだ釉薬がよ
り効果的に除去される。従って、前述した従来装置に比
べ、釉薬除去ベルト50は、その汚れが飛躍的に少なく
なるため、この釉薬除去ベルト50を長期間交換ぜずに
使用することができる。
なお、第2の絞りベルト76は、ハンドル80を操作す
ることにより絞り板78との間隔を任意に調整すること
ができ、これにより、釉薬除去ベルト50に対する絞り
量を最適なものとすることができる。
また、前記第2の絞りローラ82は、ガイドローラ52
と対向するよう設置されている。そして、洗浄槽70内
において水を吸った釉薬除去ベルト50の含水量がAN
値となるよう、この釉薬除去ベルト50の絞り込みを行
う、なお、この第2の絞りローラ82とガイドローラ5
2との間の間隔は、ハンドル84を用いて調節すること
ができ、これにより両ローラ82.52間を通過する釉
薬除去ベルト50の含水量の調整を行うことができる。
このようにして、本実施例によれば、汚れか良好に除去
され、しかも水を適量吸った釉薬除去ベルト50を、タ
イル10の裏面側と擦り合せることができるため、タイ
ル10の裏面側、特にガイドベルト44と反対側の裏面
側辺に沿って付着した釉薬を良好に除去することができ
る。
本実施例は以上の構成からなり、次にその作用を説明す
る。
本実施例の装置は、タイル搬送方向に対して右側裏面側
辺に沿って付着した釉薬を除去するよう形成されている
従って、例えば前記第5図に示ずようなXmけ型の施釉
装置を用いて、タイル10に施釉処理を施した場合には
、このタイル10を90°時計方向に回転させ、裏面側
に釉薬が付着した部分300をタイル搬送方向の右側に
位置させる。そして、このタイル10を丸ベルト32を
介してタイル裏面仕上機30へ向は搬送する。
このようにして、タイル10が搬送されてくると、この
タイル10は進行方向に対し所定角度θ(実施例では6
0°)で交差するよう設置された釉薬除去ベル1−50
上に載置される。
釉薬除去ベルト50は、載置したタイル10をガイドベ
ルト44に押し当てるように回転駆動しているため、そ
の分力V1=Vcosθとガイドベルト44の回転駆動
力とによりタイル10は搬送方向100Aに向って移動
する6本実施例においては、このときの移動速度が、前
記各丸ベルト32.34の搬送速度と等しくなるようガ
イドベルト44の回転駆動力か設定されているなめ、搬
送されてくるタイル10はこの釉薬除去ベルト50」−
においてとどこおることなく、下流側の丸ベル1へ34
へ向は移動していく。
また、このように釉薬除去ベルト50上をタイル10が
移動する際、タイル10は分力V 2 = Vsinθ
によりガイドベルト44に押し当てられる。
このため、その反力−V2でタイル10は、そのの進行
方向右側領域200が、釉薬除去ベルト50に対し強制
的に押し付けられることになる。
従って、本発明によれば、従来ZWのように、タイル1
0をその上面側から例えばローラなどにより下方向に押
圧することなく、タイル10の進行方向右側裏面と釉薬
除去ベルト50とが、搬送方向と交差する方向に所定速
度で擦り合されることになり、その領域200に付着し
た釉薬がタイル10から確実に除去されることになる。
特に、本実施例によれば、第2の絞りローラ82により
含水量が適量に調整されたスポンジ製の釉薬除去ベルト
50をタイル10の裏面側に擦り合せている。このため
、タイル10の裏面から釉薬をより確実に除去すること
ができる。
さらに、本実施例によれば、浮し具62を用いてタイル
10のガイド側裏面を釉薬除去ベル1へ50から少し浮
した状態で、タイル10をガイドベルト44に押し付け
ている。このようにすることにより、タイル10がガイ
ドベルト下部にもぐり込むのを防止できるばかりでなく
、タイル10の進行方向右側裏面を、回転駆動される釉
薬除去ベルト50に対し所定の角度をもって押し付ける
ことができる。このため、第4図において点線200で
示される釉薬除去領域をスポンジ製の釉薬除去ベルト5
0と確実に密着させながら擦り合すことかでき、この領
域200からの釉薬の除去をさらに確実に行うことがで
きる。
また、本実施例によれば、何らかの原因で、タイル10
が〃イドベルト44の下部に仮にもぐり込んでも、この
ことは検出装’1164により確実に検出され、タイル
裏面仕上機30が緊急停止制御される。このため、この
ような事故による装置自体の損傷や、タイル10の破損
を未然に防止することができる。
また、第2図に示すように、タイル10の裏面側から釉
薬を除去した釉薬除去ベルト50は、洗浄槽70内を通
過する間にその表面に付着した釉薬および内部に入り込
んだ釉薬か除去される。さらに、この洗浄!70内に設
けられた第1の絞りローラ76により、ベルト50の内
部に入り込んだ釉薬がより効果的に絞り出される。この
ため、釉薬除去ベルト50は、この洗浄WI70内を通
過することにより、その表面および内部に浸み込んだ釉
薬が充分に除去されることになる。
また、このような釉薬除去ベルト50の洗浄に用いられ
る水Wは、當に一定の割合で交換されているため、洗浄
槽70内には常にきれいな水が蓄えられ、この面からも
釉薬除去ベルト50の洗浄をより良好に行うことが可能
となる。
このように、本実施例によれば、釉薬除去ベルト50を
長期間使用してもその汚れが少ないため、釉薬除去ベル
ト50を長い期間に亘って使用することができる。従っ
て、この釉薬除去ベルト50の交換のために、頻繁にラ
インを止める必要がなく、この面からもライン全体の生
産効率を高めることができる。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
本発明の要旨の範囲内で各種の変形実施が可能である。
例えば、前記実施例においては、搬送方向に対し右側に
位置する裏面側辺の釉薬を除去する場合を例に取り説明
したが、本発明はこれに限らず、タイル10の搬送方向
に対し左側の裏面側辺に沿って付着した釉薬を除去する
ようタイル裏面仕上機を形成することもできる。この場
合には、装置全体を、前記実施例の装置とタイル搬送方
向100Aに対し左右対称に形成すれば良い6また、こ
のように形成されたタイル裏面仕」1機を前記実施例の
タイル裏面仕上機と直列に設置することにより、搬送さ
れてくるタイルの左側の裏面側辺に沿って付着した釉薬
と、右側の裏面側辺に沿って付着した釉薬の除去を、タ
イル10自体の向きを変えることなく行うことかできる
また、前記実施例に記載されたタイル裏面仕上機を用い
て、例えばタイル10の裏面側各辺に沿って付着した釉
薬を全部除去しようとする場合には、前記実施例のタイ
ル裏面仕上機を4台直列に接続し、タイル10が各タイ
ル裏面仕上機を通過するごとにタイル10自体を90″
回甲云してやれば良い。
また、前記実施例においては、タイル浮し具62を板状
に形成した場合を例に取り説明したが、この浮し具62
は、タイル10のガイド側裏面を釉薬除去ベルト50か
ら少し浮すことができる構造であればどのようなi造で
あっても良く、例えば所定の直径の丸棒をガイドベルト
44に沿って取り付けても良い。
また、本実施例においては、ガイド40としてエンドレ
スのガイドベルト44を用いた場合を例に取り説明した
が、本発明はこれに限らす、固定型のガイドを用いても
良い。
この場合には、ガイド40に押し当てられたタイル10
が、その搬送方向に沿って上下方向にずれることなく、
かつ良好にスライドするようその形状および材質に注意
を払う必要があり、例えばガイド・10にタイル搬送方
向に沿ってタイル移動溝を形成し、またガイド40をス
テンレスなどの滑り易い材質を用いて形成すれば良い。
また、本実施例においては、洗浄手段として洗浄格70
を用いた場合を例に取り説明しなか、本発明はこれに[
異らず、例えば釉薬除去ベルト50に向は洗浄液を所定
圧力で吹き付けるよう形成することもできる。
また、前記実施例においては、釉薬除去ベルト50をス
ポンジ材を用いて形成した場合を例に取り説明したか、
本発明はこれに限らず必要に応じて他の材料3mいるこ
ともできる。
[発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、施釉処理された
タイルの裏面に傷を付けることなく、タイル裏面の側辺
に沿って付着した釉薬を良好に除去することかできる。
さらに、本発明によれば、釉薬を除去する部品、特にタ
イル裏面から釉薬を除去する釉薬除去ベルトを長期間使
用することができるため、部品交換に要する費用を低減
することができると共に、部品交換のために生産ライン
を停止する回数を大幅に減らし、ラインの生産効率を高
めることができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るタイル、裏面仕上機の好適な実施
例を示す平面説明図、 第2図は第1図の■−■断面説明図、 第3図は第1図、第2図に示すタイル裏面仕上機の要部
を斜め上方から見た説明図、 第4図は釉薬除去ベルト上に載置されたタイルを前方か
ら見た説明図、 第5図は幕掛は型の施釉装置の一例を示す説明図、 第6図は従来のタイル裏面仕上機の一例を示す説明図、 第7図には、釉薬が回り込んだタイル裏面の説明図であ
る。 10 ・・・ タイル 30 ・・・ タイル裏面仕上機 40 ・・・ ガイド 44 ・・・ ガイドベルト 50 ・・・ 釉薬除去ベルト 62 ・・・ 浮し具 70 ・・・ 洗浄槽 200 ・・・ 釉薬除去領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)搬送されてくる施釉処理されたタイルから、その
    裏面側辺に沿つて付着した釉薬を除去するタイル裏面仕
    上機において、 前記タイルの搬送経路の片側に沿つて設置されたガイド
    と、 搬送されてくるタイルを載置し、かつタイル搬送経路と
    交差するよう設置され、載置したタイルをガイドに押当
    てるよう回転駆動される釉薬除去ベルトと、 前記釉薬除去ベルトを洗浄する洗浄手段と、を含み、前
    記タイル裏面のガイドと反対側の側辺に沿って付着した
    釉薬を釉薬除去ベルトとの摩擦により除去し、しかも分
    力でタイルを搬送方向に移動させるするよう形成された
    ことを特徴とするタイル裏面仕上機。
  2. (2)特許請求の範囲(1)記載の装置において、前記
    ガイドは、釉薬除去ベルト上に載置されたタイルの移動
    を助けるよう、タイル搬送方向に回転駆動されるエンド
    レスのガイドベルトを用いて形成されたことを特徴とす
    るタイル裏面仕上機。
  3. (3)特許請求の範囲(1)、(2)のいずれかに記載
    の装置において、 タイルのガイド側を釉薬除去ベルトから浮かす手段を設
    け、ガイド下部へのタイルのもぐりこみを防止すること
    を特徴とするタイル裏面仕上機。
  4. (4)特許請求の範囲(1)〜(3)のいずれかに記載
    の装置において、 前記洗浄手段は、釉薬除去ベルトの回転駆動経路に設け
    られた洗浄槽として形成されたことを特徴とするタイル
    裏面仕上機。
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