JP2574962B2 - 血小板減少症の処置方法及びそれに対し有用な医薬組成物 - Google Patents

血小板減少症の処置方法及びそれに対し有用な医薬組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般に、有効量の白血病阻害因子(LIF)
及び/又はその誘導体及び所望により1又はそれ以上の
他のサイトカインとの組合せの投与による哺乳動物にお
ける血小板減少症の処置の方法及び、それに有効な医薬
組成物に関する。
白血病阻害因子(LIF)は精製され(1,2)そして、分
化を誘導するその能力の基にクローン化され(3)、そ
して、MIマウス骨髄性白血病細胞系のクローン原性(cl
onogenecity)を抑制する(国際特許出願番号PCT/AU88/
00093参照)。LIFは、特にコロニー刺激因子と協同して
作用したときヒトHL60及びU937細胞に類似の効果を有す
る(4)。慣用の半流動培養においてLIFは、連続造血
細胞系DAI.1a(6)及びmyC−形質転換マウス胎児肝臓
細胞からの赤色細胞系の増殖を刺激するけれども正常な
ネズミの造血細胞に体するコロニー刺激活性はない。
LIFについてのレセプターは単核球マクロファージ
(7)、並びに骨芽細胞、胎盤及び肝臓細胞(8)を含
む幾つかの非造血細胞に存在する。LIFは作用の顕著な
変化を有することが示される。それは骨組織からカルシ
ウムを放出し(9)、正常胎児性幹細胞における自然の
分化を防ぐ因子であり(10,11)、DAI.1a(6)細胞増
殖を刺激する分子であり、肝臓細胞を刺激して急性期蛋
白を生成し(12,13)、そして、リポ蛋白リパーゼイン
ヒビターである(14)。
最初の研究で、高LIFレベルの結果が、LIF生成Fbc−P
I細胞が植えつけられたマウスに測定された(国際特許
出願番号PCT/U90/00092;15,16)。かかるマウスは、体
重損失の致死症候群、補償の脾及び肝臓髄外造血を伴う
骨硬化、好中球白血球増加、膵炎、骨格筋肉、心臓及び
肝臓での石灰化、肝臓壊死及び線維症、胸線萎縮、副腎
皮質変化並びに精子形成及び黄体形成の不全を発達させ
た。
植えつけられたモデルは、もしかすると植えつけられ
たFDC−PI細胞の存在によるコンプレックスである。本
発明は、精製された組換えネズミLIFをマウスに注入す
ることによりこの複雑度に打ち勝つことを試みる実験か
ら生れ、注入されたLIFからどんな変化が誘導されたか
を測定する。とりわけ血液成分、骨髄、脾及び腹腔細胞
成分、骨髄及び脾における巨核球及び前駆細胞成分での
変化が分析され、LIFが巨核球及び/又はそれらの前駆
細胞の形成のレベルで促進、刺激及び/又は増加を起こ
し血小板の増加に至ることが驚くべきことに発見され
た。従って、本発明は、幾つかの急性感染症、アナフィ
ラキシーショック、ある種の出血性疾患、(化学又は放
射線療法の結果としての)貧血、血小板−作用欠損病、
慢性肝臓障害及び腎障害に起きる血小板減少症の処置に
有益であろう。
従って本発明の一局面は哺乳動物における血小板減少
の処置法に係り、方法は、該哺乳動物に有効量の白血病
阻害因子(LIF)を、巨核球及び/又はそれらの前駆体
の形成のレベルを促進し、刺激し及び/又は増加し、及
び/又は血小板のレベルを増加するに十分な時間及び条
件下に投与することを含む。
他の実施態様では、LIFは、1又はそれ以上の他のサ
イトカインと同時に又は連続的に投与される。
本発明の他の局面は、哺乳動物における血小板減少症
を処置するための医薬組成物に向けられ、該組成物は、
1又はそれ以上の他のサイトカイン及び1又はそれ以上
の製薬上許容しうる担体及び/又は希釈剤との組合せで
LIFを含む。
本発明のさらに他の局面は、LIFのみの、又は1又は
それ以上のサイトカイン及び/又はそれらの誘導体との
組合せでの、巨核球及び/又はその前駆体及び/又は哺
乳動物における血小板の形成のレベルを促進し、刺激し
及び/又は増加することによる血小板減少症を処置する
ための医薬の製造のための、使用に関する。
好ましい実施態様では、哺乳動物はヒト又は家畜類動
物であり、ヒト、ネズミ及び/又は家畜動物LIFが用い
られる。さらに好ましい他のサイトカインはインターロ
イキン3(IL−3)、トロンボポイエチン及び/又はイ
ンターロイキン6(IL−6)を含む。最も好ましい他の
サイトカインはIL−3である。いかなる例でも、好まし
い他のサイトカインは、ヒト、ネズミ及び/又は家畜動
物起源である。
本発明はマウス又はサルにおけるLIFの効果に関して
記載される。これは、しかしながら、本発明が全ての哺
乳動物における、そして特にヒト及び家畜動物における
LIFの効果に拡がることの理解と共になされる。従っ
て、マウス又はサルでのLIFの効果を本明細書中で引用
することにより、哺乳動物、特にヒト及び家畜動物での
LIFの効果にも適用しうることを意味する。
1実施態様において、ヒト、ネズミ又は、家畜動物LI
Fが用いられるが本発明は本明細書中に記載された望ま
しい活性を有する全ての哺乳動物LIFに及ぶ。
用語「血小板減少症」は本明細書においては、巨核球
及び/又はそれらの前駆体及び/又は血小板のレベルに
影響する哺乳動物で条件を示すのに用いられる。従っ
て、血小板減少症の処置は、巨核球及び/又はそれらの
前駆体及び/又は血小板の増加に影響するに十分な時間
及び条件下に、有効量のLIFの投与により、巨核球及び
/又はそれらの前駆細胞の形成のレベルを促進し、刺激
し、及び/又は増加することに、及び/又は、哺乳動物
における血小板のレベルを増加することに、行なわれ
る。血小板減少症は、疾病条件に続いて起きるか外傷又
は治療から生じ、本発明は血小板減少症の1又はそれ以
上の原因に限定されない。典型的には、血小板減少症
は、幾つかの急性感染症、アナフィラキシーショック、
ある種の出血性疾患、化学又は放射線療法の結果とし
て、貧血、血小板−作用欠損疾病、慢性肝臓障害及び腎
障害に起きる。
本発明は、又、予防治療に及び、それによってLIF及
び所望により1又はそれ以上のサイトカインが投与さ
れ、血小板減少症発展の可能性を予防又は減少する。
静脈内に注射されたLIFが非常に短い血清半減期であ
ることにより、腹腔内ルートがマウス内で高められた血
清LIFレベルの維持期間を確実にするのに、より実行可
能であることを示した。しかしながら、投与の他のルー
トも本発明の範囲からはずれることなく可能であり
(例、静脈内、筋肉内、及び皮下)、全てのかかるルー
トが含まれる。LIF−生成細胞が植えつけられた、放射
線照射されたマウスは103単位/mlまでの血清レベルに達
し、あるものは器管が14日内に変化した(15,16)。注
射されたLIFのインビボ効果を実証する試みに選ばれた
最初の計画は、2μg 1日3回14日で、これは各注射後
数時間LIFレベル103単位/ml以上に達する。遭遇した極
端な副作用は、これらが有毒であったことを示唆する。
本発明に導く作業にみられる予期しない、且つ予期でき
ない変化、例えば血小板レベルでのそれらは、初めに認
識されず、全てのマウスがこれらの変化を分析されたわ
けではない。
本発明に従ってLIFの、単独又は1又はそれ以上の他
のサイトカインとの組合せでの注射により、前駆細胞の
明らかな上昇が脾中に誘導され、これは巨核球前駆体で
の上昇を含むことが見出された。前駆細胞変化は、天然
好中球、単核球又は好酸球で観察しうるほど増加しない
が、その変化は巨核球メンバーでの上昇、続く血液血小
板レベルでの上昇と関連している。巨核球及びLIFによ
り誘導された血小板増加の大きさは、単独又は1又はそ
れ以上の他のサイトカインとの組合せで、巨核急及び/
又はそれらの前駆細胞及び/又は血小板のレベルを増加
することにより血小板減少症を処置するためのLIFの潜
在性臨床使用を示すIL−3(18)、トロンボポイエチン
(19)又はIL−6のみ(20,21)により誘導されたそれ
らと等しいかそれらより大である。それゆえに、LIFの
減少した用量が、依然として、行動の変化又は体又は胸
線重量損害により評価されたように毒性効果なしに巨核
球及血小板レベルで変化を誘導しうることは興味があ
る。特に有効な組合せはLIFとIL−3である。
LIFが、末分別マウス骨髄細胞又は精製前駆細胞の慣
用半流動培養においてコロニー刺激活性を有しないよう
である(ヒルトン・ディジェイ,ニコラ・エヌエイ及び
メトコーフ・ディ、末発表データ)一方、本発明は巨核
球がLIF受容体を表現することを証明する。本発明を活
性のモードの後の1理論に限定することを意図するもの
ではないが、巨核球及び血小板形成でのLIFの刺激効果
は幾つかの他の因子との関連した直接効果を表わす。LI
Fは血小板レベルでの上昇前に巨核球前駆細胞及び巨核
球での上昇を誘導し、血小板で観察された上昇は巨核球
の増加した形成に基づくものであり、単に存在する巨核
球から血小板が遊離されたことによるのではないことを
示唆する。さらに明細書に記載された前駆細胞レベル、
巨核球形成及び血小板レベルでの注射されたLIFの効果
は、正常造血細胞インビボでのLIFの明らかな不活性と
対照適である。他の可能性は、LIFが幾つかの他の巨核
球刺激因子の生成に相互に作用するかそれを誘導しうる
ことでありうる。
従って、本発明は哺乳動物における血小板減少症を処
置する方法を意図し、その方法は、該哺乳動物に有効量
のLIFを単独又は1又はそれ以上の他のサイトカインと
の組合せで巨核球及び/又はそれらの前駆体及び/又は
血小板の数を増加するに十分な時間及び条件下に投与す
ることを含む。
好ましい哺乳動物はヒト又は家畜動物であるが本発明
はそれに限定されない。さらに投与のルートは好ましく
は腹腔内、静脈内、筋肉内又は皮下投与(例、注射)に
よるが、他のルートも、ここで意図された方法にごくわ
ずかの修飾で同様に適用しうる。LIFの有効量は、哺乳
動物及び処置される条件による。例えばマウスでは、巨
核球の度数は、脾中、3〜14日、1日2μg LIFで1−
3回腹腔内注射後2−5倍に増加した。しかしながら、
哺乳動物に投与するよう要求される量は無毒であること
が必要である。従って、マウスにおいて、例えば、14日
間1日1ないし3回与えられた200mg又はより低い用量
は、近接の毒性用量に比べて巨核球及び血小板をごく少
し増加させるが、決して少しの有効ではなく、重要なこ
とは無毒である。一般にLIF及び用いられるサイトカイ
ンの有効量は0.01ないし10.000μg/kgで好ましくは1な
いし1000μg/kg体重である。
用語「家畜動物」のここでの使用はヒツジ、ブタ、ヤ
ギ、ウマ、ロバ及びウシのような動物を含むことを意図
し、さらにネコ及びイヌに及ぶ。
本発明の方法は、さらにLIFの、1又はそれ以上の他
のサイトカインとの同時又は連続的投与を意図する。こ
のようなサイトカインは、IL−3、トロンボポイエチン
及び/又はIL−6を含むがこれらに限定されない。最も
好ましい実施態様では、LIFはIL−3と与えられる。か
かる投与のモードは、LIF及びサイトカインの両方を含
む単一組成物の投与(同時投与)又は、二つの別の組成
物、一つはLIFを含み他は1又はそれ以上のサイトカイ
ンを含む、の投与(連続的投与)を含む。本発明は1つ
より多くのサイトカインの、別の組成物での又は単一組
成物での使用に及ぶ。さらに本発明は全ての順序でのLI
F及びサイトカインの使用を意図する。他の実施態様で
は、一つのサイトカイン(LIFを含む)が直接注射によ
り与えられ、一方他のサイトカインは例えば点滴により
投与される。連続的投与においては、本発明は二つの組
成物の投与の間のいかなる時間の期間も限定されない。
しかしながら好ましくは時間差は72時間よりも少ない。
上の場合の全てにおいて、本発明はLIF及び他のサイ
トカインの誘導体、同族体及び/又は類似体の使用に及
ぶ。「誘導体」及び「類似体」は、誘導体が巨核球、巨
核球前駆体及び/又は血小板刺激活性を有する限り、LI
F又は他のサイトカインの組換え体、化学又は他の合成
形及び/又は全ての変更、例えばLIF又は他のサイトカ
インの分子のアミノ酸配列成分への、又は、炭化水素又
は他の結合した分子残基(もし存在するなら)への、付
加、置換及び/又は削除を意味する。好ましくは、LIF
はヒト、ネズミ又は家畜動物起源であるが本発明はこれ
らに限られる必要はない。従って、明細書において用語
「LIF」及び「サイトカイン」の使用は、天然に生じて
いる(天然)又は組換え又は合成形を含む全ての1又は
それ以上のそれらの誘導体、同族体又は類似体を含むこ
とを意図する。
本発明により、LIF及び1又はそれ以上の他のサイト
カイン(例えばIL−3)は同一又は異なる哺乳動物種か
らでありうる。
さらに本発明は、LIFを、1又はそれ以上の他のサイ
トカイン及び/又はそれらの誘導体及び1又はそれ以上
の製薬上許容しうる担体及び/又は希釈剤との組合せで
含む医薬組成物に及ぶ。かかる医薬組成物は、巨核球及
び/又はその前駆細胞及び/又は血小板細胞の形成のレ
ベルを促進し、刺激し及び/又は増加するのに有用であ
る。
本発明に従って記載された方法及び医薬組成物は、幾
つかの急性感染症、アナフィラキーショック、ある種の
出血性疾患、化学又は放射線療法の結果として白血病貧
血、血小板−作用欠損疾病、慢性肝臓障害及び腎障害に
起きる血小板減少症の処置にとりわけ有用である。さら
に本発明は、哺乳動物、特にヒト及び家畜動物におけ
る、例えば血小板減少症の処置での巨核球及び/又はそ
の前駆体及び/又は血小板のレベルを促進し、刺激し及
び/又は増加するための医薬の製造のためのLIF及び/
又はその誘導体のみの、又は1又はそれ以上の他のサイ
トカイン及び/又はそれらの誘導体との組合せの使用に
及ぶ。
腹腔内注射による投与後LIFの存在は以下に概説され
るように他の影響を有する。
LIF−注射マウスに見られる造血変化(実施例2参
照)は、LIFがある種の造血群(population)に影響を
及ぼす直接又は間接作用を有することを示すパターンを
有した。2μg LIFのマウスへの注射は植えついだモデ
ル(16)に見られる特徴的な好中球白血球増加を再生成
するのに失敗したが、骨髄リンパ球の選択的欠損を伴う
減少骨髄細胞性、増加した脾性赤血球生成を伴う脾リン
パ球母集団の抑制及び皮質リンパ球の欠損による著しい
胸線萎縮を含むマウスに見られる他の変化を再生した。
さらにLIFの高用量の早い影響は過剰活性状態と体重
欠損で、後者は、皮下及び腹部脂肪組織の減少に基づ
く。過剰活性状態はLIFの、アドレナリン作動性からコ
リン作動性モードに合図する自律神経を切り換える能力
に関連するか、又は高カルシウム血に関連しうる(2
2)。体脂肪の選択的欠損はリピドの脂肪細胞への移転
を阻止しうるLIF(14)のリポ蛋白リパーゼ阻止活性に
基づきうる。LIF−注射マウスに気づく増加した赤血球
沈降速度は、単一注射の6時間以内に現れ、赤血球沈降
に影響するように急性期蛋白(12,13)の肝臓細胞によ
る生成を誘導するLIFの能力による。
心筋層での最小石灰化以外にLIF−注射マウスの他の
器管において異常は見られず、これはLIFの最高用量注
射したマウスにのみ見られた。
LIF−種植えつけマウスでの最も顕著な変化は過剰な
骨芽細胞活性及び特に胸骨及び長骨の端に起きる新しい
骨形成であった(15,16)。この性質の著しい変化はLIF
−注射マウスには見られないが、LIF注射は、胸骨の骨
切片の皮質を幾らか厚くすることを誘導した。125I−標
識LIFの静脈注射後、骨髄骨芽細胞の標識が見られ、注
射されたLIFはこれらの細胞に接近し、それゆえLIFは骨
芽細胞及び新骨形成に直接作用を有する。それゆえに、
予め放射線照射されたが正常でないマウスへの3日間LI
F注射の最初の実験例は、骨髄中、細胞に明確な増加を
生じ、LIF−生成細胞を植えついだマウスの骨髄中劇的
な形で変化が見られた。低用量でも血清カルシウムレベ
ルを高めるLIFの能力は、新しい骨形成でのLIFの作用と
して重要である。
本発明は以下の非限定図面及び実施例によりさらに記
載される。
図1は、2μg LIFの腹腔内注射後のDBA/2マウスでの
血清LIFレベルを示すグラフ表現である。各点は異なる
マウスからの血清レベルを示す。
図2は、1日3回2μg LIFを注射したDBA/2及びC3H/
HeJマウスでの体重の欠損を示すグラフ表現である。体
重欠損は最初の週に限定されることに注意。
図3は1日3回14日2μg LIFを注射したC3H/HeJマウ
スにおける血清カルシウム/アルブミン比の上昇を示す
グラフ表現である。
図4は、1日3回14日2μgを注射したDBA/2マウス
の脾(A)FCS/生理食塩水を注射した対照マウスからの
脾(B)における巨核球での増加を示す絵の表現であ
る。ヘマトキシリン及びエオシン(×250)。
図5は1日3回14日2μgを注射したマウスの骨髄及
び脾の前駆細胞の度数(o)対FCS/生理食塩水を注射し
た対照マウスにおける度数(o)での増加を示すグラフ
表現である。各点は個々の動物からのデータを示す。
図6は、LIFのml当り1000単位の封入によるC3H/HeJ骨
髄細胞の50,000のIL−3促進培養での巨核球コロニー形
成の増加を示すグラフ表現である。各点は重複培養から
の平均値を示す。
図7はml IL−3当り500単位プラス0.1ml生理食塩水
又はml IL−3当り500単位プラスml LIF当り1000単位に
より促進された50,000C3H/HeJ骨髄細胞の培養での巨核
球コロニー形成の18の別個の実験例から集められたデー
タを示すグラフ表現である。各点は単一培養皿でのコロ
ニーの数を示す。
図8は、全体的又は部分的に巨核球からなるコロニーの
巨核球の絶対数の度数分布分析、ml IL−3当り500単位
プラス0.1ml生理食塩水により促進された444コロニー及
びIL−3当り500単位プラスmlLIF当り1000単位により促
進された565コロニーの逐次分析を示すグラフ表現であ
る。
図9は、過剰の未標識LIFを伴い又は伴うことなく、
125I−LIFを結合する骨髄巨核球のオートラジオグラフ
でのグレンカウントの度数分布を示すグラフ表現であ
る。
図10は、アカゲザルでのLIFに対する血小板反応を示
すグラフ表現である。
図11は、アカゲザルでのLIFに対する血小板反応を示
すグラフ表現である。
実施例1 材料及び方法 マウス 用いたマウスは系DBA/2(国際特許出願番号PCT/AU90/
00092に記載されるようにLIF−生成FDC−P1細胞のレピ
シエントとして既に用いた系)及びエンドトキシン低反
応系C3H/Hejの特異的病原体−フリーの2ないし3月令
雌であり、後者は全ての観察される変化がエンドトキシ
ンに起因する可能性を最小にする。
組換えLIF 組換えネズミLIFはGEX細菌発現系を用いて生成し、既
に記載されるように(PCT/AU88/00093)均質に精製し
た。LIFの特異的活性はMI白血病細胞上でのアッセーと
して約108単位/mg蛋白であった(50単位/mlは300MI細胞
の寒天培養での50%のMIコロニーの分化を含むLIFの濃
度である−PCT/AU88/00093参照)。
組換えLIFを5%(v/v)ウシ胎児血清(FCS/生理食塩
水)に溶解し、注射した各用量は0.2mlの容量であっ
た。対照マウスは0.2mlの同じ5%(v/v)FCS/生理食塩
水希釈液バッチを注射した。2つに分けたLIF調製品を
用い、2つの異なるバッチのFCS/生理食塩水を希釈剤と
して用いた。全ての調製品をカブトガニアメーバ様細胞
溶解物アッセーによりアッセーし、FCS/生理食塩水塩水
中0.2mlのLIF又は0.3mlFCS/生理食塩水の注射容量は0.1
−0.2mgエンドトキシンを含むことが判り、材料のエン
ドトキシ含量は用いたFCSから多分生じたことを示し
た。
注射 マウスは1日1〜3回14日間まで0.2mlのLIF又はFCS/
生理食塩水を注射し、時々重量測定し、次いで注射最後
の日の完了後の朝に詳細に分析した。
培養 全ての培養は、0.3%(w/v)寒天中、20%(v/v)ウ
シ胎児血清の最後濃度を含む1mlの寒天培地中、2ケ月
令C3H/HeJマウスから50,000骨髄細胞を含む35mmペトリ
皿を用いて実施した。
培養物は空気中10%(v/v)CO2の十分に湿った大気
中、37℃でインキュベートした。1週間のインキュベー
ション後、コロニー計算を×35拡大で実施し、次いで全
培養物を0.9%(w/v)生理食塩水中、2.5%(w/v)グル
タルアルデヒドの1mlを用いて固定した。ガラススライ
ド上に無処理の培養物を浮遊したのち、培養物を空気乾
燥し、アセチルコリンエステラーゼ用に、次いで、ルク
ソール−ファストーブル及びヘマトキシリンで染色し
た。コード化スライドを用い、巨核球コロニー(1又は
それ以上のアセチルコリンエステラーゼ−陽極細胞を含
むクローンとして定義される)を数えあげ、全細胞数は
各コロニー中アセチルコリンエステラーゼ−陽極細胞と
した。
試験した全ての刺激は、細菌又は酵母発現系を用いこ
の研究室で生成された精製ネズミ組換え因子であった、
LIF,IL−3,GM−CSF,G−OSF及びM−CSFについての特異
的活性は全て108単位/mgであった。
オートラジオグラフィ 精製組換えネズミLIFは既に記載した方法(3)を用
125Iで標識した。成熟マウスを108カウント/分125I
−LIFで静脈内に注射し、1時間後殺した。組織を10正
式生理食塩水中に固定し5μ部分を調製し、コダックN2
エマルジョンに浸漬した。3ケ月暴露後、スライドを発
展させ、ヘマトキシリン及びエオシンで染めた。インビ
トロ研究のため、脾及び骨髄懸濁液を125−LIT(100,00
0カウント/分)と、20倍過剰の未標識LITと共に又はな
しに37℃で1時間インキュベートした。細胞を洗浄し、
細胞遠心機(cytocentrifuge)調製品を2.5%(w/v)グ
ルタルアルデヒドを用いて固定した。浸漬及び暴露後、
調製品はマイ・グリーンワルド・ギムザで染色した。
観察 マウスを麻酔して眼窩叢血液を白血球、ヘマトクリッ
ト値及び血生板評価に用いた。マウスを液窩管から瀉血
して血清をさらに分析するため1:4を希釈した。膓腔細
胞を2mlの5%(v/v)FCS/生理食塩水を用いて集め、器
管の重さを測り、全大腿細胞係数を実施した。細胞遠心
機調製品を膓腔、脾及び骨髄細胞から作り、マイ・グリ
ーンワルド・ギムザで染色した。全ての調製品をコード
化スライドを用いて採点した。器管を10%(v/v)正式
生理食塩水の固定し、分割し、次いでヘマトキシリン及
び細網用にエオシンで染色した。脾及び細胞懸濁液を培
養して、400単位GM−CSF及び400単位IL−3(17)の混
合物により刺激された25,000細胞の1ml寒天−培地培養
を用い前駆動細胞の頻度を測定した。7日でコロニー計
数を実施し、培養物を1mlの2.5%(w/v)グルタルアル
デヒドと混合し、次にアセチルコリンエステラーゼ次い
でルクソールファストブルー及びヘマトキシリン用に染
色し、示差(differential)コロニー計数をコード化調
製品について、×200倍率で実施した。
赤血球沈降をヘパリンを加えた毛細ヘマトクリットチ
ューブ中、50mmカラムの血液を用い測定した。赤血球の
促進沈降は、LAF−注射マウスからの血液で10分以内に
見られた測定は普通に2時間で行なった。簡単にするた
め、図を算数的に100mmカラム当りmm沈降に変換した。
血清カルシウム及びアルブミン評価を1−4希釈血清
を用い実施した。
巨核球細胞計算を脾及び胸骨骨髄切片のセクションか
ら×400倍率で実施した。調査された区域は、カメラル
シダ製図から測定し、像は脾について巨核球×区域-1×
器管重量又は個々の胸骨骨髄切片について巨核球×区域
-1×100として表わした。
統計分析 全てのデータは、スチューデントのT検定を用いて分
析し、観察した差の統計的有意差を確立した。
実施例2 LIFの効果 LIF−精製FDC−P1細胞を植えつけたマウスにおける平
均血清LIF濃度は1000単位/mlであった(15,16)。類似
の濃度をLISの注射により達せられるかどうかを測定す
るため、静脈内又は膓腔内に注射されたLIFの血清半減
期について研究を実施した。2μgのLIFの注射は8−
9分の第二期を伴う非常に短い血清半減期となった。し
かしながら2μgのLIFの膓腔内注射は、約3時間1000
単位/mlを超過する血清LIFレベルのより維持された上昇
となった(図1)。これを基に最初の注射を、膓腔内に
注射された2μg LIFを用い8.00am,2.00pm及び5.00pmで
日に3回実施した。続く実施例で、低容量のLIFを用い
1日当りの注射の数を1−3で変えた。
一般的観察 3日で16DBA/2マウスの最小の、5及び9日の間の8
つの多分異常なC3H/HeJマウスの4の、並びに5日での8
C3H/HeJマウスの他のグループの最小の、死が起きたの
で、1日3回2μg LIFの用量が毒性限界に近いようい
思われた。
この用量レベルで、5つの別個の実験例での両系のマ
ウスでの注射されたLIFの均一効果は、2日まで最初の
明らか重量損失があり、注射の第一週の間の進行した
が、第2週の間、重量損失はなかった(図2)。重量損
失に伴って、背中の特に首の後の毛が直立したマウスウ
の過剰運動性及び被刺激性の奇妙な状態があった。戦い
は示さなかった。LIF−注射マウスは又、用いた麻酔薬
−メトキシフルオランからの回復に困難を示した。
1日1−3回14日与えられた、LIFの200ng又はより低
い用量で注射したマウスには死亡又は重量損失を起ら
ず、又機能の被刺激性もこれらの用量レベルでは見られ
なかった。
血液変化 1日3回2μg LIFを注射したマウスの15日に見られ
た変化を表1にまとめた。有意な変化は全白血球に起き
なかったがヘマトクリットにおける小低下(fall)がLI
F注射マウスに見られた。LIF注射マウスにおいてほとん
ど100%の血小板レベルで増加が顕著に見られた。血小
板レベルは、1日3回与えた2μg LIFの単一注射後6
及び24時間又は2μg LISの注射の3日後で上昇しなか
った(表1,2)。
2μg LIFを注射したマウスからの血液試料の他の特
徴は、赤血球沈降の促進であった。他の実施例では、促
進された赤血球沈降は2μg LIFの単一注射に続く6及
び24時間で、及び1日1回200ngというLIFの低用量で14
日に見られた(表2)。
図3における典型的実施例に示されるように、血清カ
ルシウムレベルは14日間2μg LIFを注射したマウスで
上昇し、上昇は対照−注射マウスで平均30%以上の値で
あった。上昇した血清カルシウムレベルは14日間1日1
回与えた20ngのように低い用量でも見られた(表2)。
1日3回2μgを注射したマウスで、上昇したカルシウ
ムレベルは注射の6時間後現れなかったが3日後現れ
た。
骨髄、脾及び腹腔細胞変化 表3は14日間1日3回2μg LIFを注射したDBA/2マウ
スからのデータをまとめる。簡潔にするため、C3H/heJ
マウスからの同様のデータは詳しく述べない。
両系のマウスにおいて均一に見られることは、リンパ
様細胞の百分率での有意な低下と成熟顆粒球の百分率で
の小さい有意な上昇を伴う全骨髄細胞数での約40%の低
下であった。
少しの重量増加がLIF注射マウスの脾に見られ、表3
に示すようにLIF注射マウスにおいて、リンバ球の百分
率での有意な低下及び有核赤血球細胞及び成熟顆粒球の
百分率での有意な上昇があった。
一貫しない傾向が明らかなLIF−注射マウスにおける
腹腔細胞の全数で実験例間に、ある変異性が見られた。
FCS/生理食塩水の注射は有意な数の好酸球の出現、恐ら
く異種蛋白の反復注射に対する免疫応答で注射の第2週
の間だけ明白となる、を誘発した。この好酸球応答はLI
F−注射マウスにおいて有異に低いかなかった。反対にL
IF−注射マウスは腹腔個体群におけるリンパ球のパーセ
ントでの有意な上昇を示した。
上記パラメーターの全てにおいて、LIF−注射C3H/HeJ
マウスに見られる変化は、方向で同一であり、統計的に
有意であるが通常大きさで少し小さかった。
200ngLIFを注射したDBA/2マウスでは、骨髄細胞性に
日に1ないし3回類似すが少し著しい変化が見られ、興
味深いことに脾拡大は高LIF用量でより明らかであっ
た。
巨核球変化 巨核球は細胞遠心機調製品で十分に表れなかったの
で、巨核球数の計数は、脾及び胸骨骨髄切片の部分から
なした。日に3回2μg LIFで14日間注射された両系
で、巨核球の度数は脾において有意に増加し(2−5
倍)(表4,図4)より少しの大きさの有意な上昇が胸骨
骨髄に観察された。
脾巨核球数の有意な上昇は1日1回14日間の注射で20
ng LIFという少量でも検出可能であり(3倍)、巨核球
数は日に3回2μg LIF注射の3日以内に脾において上
昇した(表2)。
骨髄及び脾における前駆動細胞変化 前駆細胞(巨核球前駆体を除く)の度数は、1日3回
14日間2μg LIFを注射したDBA/2及びC3H/HeJマウスの
骨髄において、対照注射マウスの骨髄におけるよりも、
有意に高かった(図5)。しかしながら、これらの値は
全骨髄細胞性における低下を訂正するとで、全前駆細胞
数はLIF注射により本質的に変らなかった。
対照的に、前駆細胞の度数における著しい上昇は、LI
Fを注射した両系の脾に見られた。脾の全体の大きさは
少し増加したので、これは前駆細胞の絶対数での上昇を
示す。示差コロニー計数は、LIF−注射及び対照マウス
間に、前駆細胞:顆粒球の、顆粒球−マクロファージ、
好酸球、赤血球及び混合−赤血球前駆体の種々サブセッ
トの比較的度数において差のないことを明らかにした。
巨核数コロニーの度数は図5でデータに示されず、そ
れらの度数を測定するため、計数はアセチルコリンエス
テラーゼ−染色培養上独立に実施した。巨核球前駆体の
度数はLIF−注射マウスの骨髄において対照マウスにお
けるよりも有意に高く、LIF−注射マウスの脾において
対照マウスにおけるよりも10倍高かった(表4)。絶対
細胞数に訂正すると骨髄において巨核球前駆体で少しの
絶対上昇があったが脾では少くとも10倍であった。
LIF−注射マウスにおける他の変化 1日3回14日間2μg LIFを注射したマウスにおい
て、試験は体重の損失が皮下及び腹部死亡の完全な損失
に帰因することを示し、変化は又は、注射の3日後にの
み明らかであった。肝臓及び腎臓重量は変化せず、重量
損失は真のカヘキシーではないことを示す。
これらの用量のLIFを受けているマウスは皮質リンパ
球の完全な損失による著しい胸腺萎縮(表2)を示し
た。胸腺重量の損失はより低い用量のLIFを注射したマ
ウスには見られなかった。
肝臓は、造血細胞による侵入の証拠、非活性クッパー
細胞での増加及び石灰化を示さなかった。しかしなが
ら、1日3回14日間2μg LIFを受けているマウスで
は、核−フリー細胞質の領域における対応増加を伴う単
位面積当りの実質細胞質核の数における奇妙な減少があ
った(例えばDBA/2マウスにおいて、対照マウスにおけ
る20±2からLIF−注射マウスにおける16±3、0.01
(P<0.02))。肝臓細胞核のピクノーゼは見られなか
った。
カルシウム沈澱の小フォーカスは2μg LIF注射した1
1DBA/2マウスの8の心筋層に、対12対照マウスの4に見
られた。少しで有意差なし。
組織学的異常は、LIF−生成細胞に植えついだマウス
に存在するものに似て膵臓、卵巣、副腎皮質又は骨髄筋
に認められなかった。
LIF−生成FDC−P1細胞(15,16)を植えついだマウス
における著しい過剰の新しい骨形成を考慮して、分析は
大腿骨、脛骨及び胸骨で行なった。明らかな新骨形成は
異常な柱形成により評価され、大腿骨又は脛骨において
見られなかった。しかしながら、胸骨切片の分析でLIF
−注射DBA/2マウスにおいて、骨皮質を有意に厚くなる
ことを示した。1日3回14日間2μgを注射したマウス
で骨皮質により占められた区域は、胸骨切片の全区域の
30.4±4.2%対、対照マウスにおける23.1.±5.6%であ
った(P<0.01)。しかながら同一LIF容量が与えられ
たC3H/HeJマウスでは、像は23.1±5.3%対21.4±4.4で
有意差はなかった。
実施例3 LIF及びIL−3の効果 100単位/mlのLIFを含む骨髄細胞の7日培養では巨核
球又は他のコロニー形成及び単一巨核球の延命を示さな
かった。LIF(1000単位/ml)と1000単位/mlのGM−CSF,G
−CSF又はM−CSFとの組合せを含む培養において、巨核
球を含むコロニーは見られず、巨核球単一延命もなかっ
た。
125から1000単位/mlのIL−3を含む骨髄培養におい
て、巨核球コロニー形成が見られた。これらのコロニー
は通常2つの型−少数の大きさ分散した巨核球を含めた
もの又は種々の大きさのアセチルコリン−陽性細胞を含
む大きなコロニーであった。少ない頻度で、巨核球を他
の系統の細胞と共に含む混合コロニーが見られ、典型型
にこれらのコロニーではアセチルコリンエステラーゼ−
陽性細胞の数は比較的小であった。このような培養での
1000単位のLIFの含有により、IL−3の全濃度と共に示
す巨核球コロニーの数が増加した(図6)。500単位のI
L−3を用いる18の別個の実施例からの巨核球コロニー
数についてのデータは、各培養で、巨核球コロニーの数
が広く変ることを示した。同じ18の実施例で、500単位
のIL−3プラス1000単位/mlのLIFを含む培養では、各培
養間の多様性にもかかわらず、巨核球コロニー数での有
意な全体増加が見られた(図7)(t−4.43,P<0.0
1)。
LIFとIL−3の組合せは、IL−3のみを含む培養と比
較してこれらの培養において発達する顆粒球−マクロフ
ァージコロニーの数又は大きさに影響しなかった。この
促進されたコロニー形成がより多くの巨核球の生成とな
ることを実証するため、全巨核球を、500単位IL−3の
み又は1000単位のIL−3との組合せを用いる14実施例
中、全培養皿におけるコロニー巨核球を数れることによ
り測定した。各型の50の未選択培養での計数において、
LIFの添加は培養当り発達する巨核球の全数を183±122
から300±185(±50)(t=3.79,p<0.01)に有意に増
加した。
個々のコロニーにおける巨核球数の度数分布を分析し
てLIFが成熟細胞の小コロニーの大きさに、又は成熟の
変化段階で巨核球を含んでいるより大きなコロニーに選
択的影響を及ぼすかを測定した。図8のヒストグラムは
少数の又は多数の巨核球を含んでいるコロニーの度数分
布を示す。LIFの添加は巨核球含有コロニーの特異的サ
ブセットの度数において唯一の増加となるようには見え
なかった。
実施例4 巨核球でのLIFについてのレセプター 巨核球について濃縮された骨髄懸濁液をインビトロで
125I−標識ILFと、20倍過剰の未標識LIFと共に又はなし
にインキュベートした。図9に示すように、標識化は、
約85%の巨核球により示された。過剰の未標識LIFの存
在で、標識化は、有意に減少し、排除しない。これは、
観察された標識化の部分が非特異的で、それゆえに、傷
ついた巨核球が未標識LIFによりブロックされない顕著
な標識化を示すことが明らかであることを示唆する。成
熟巨核球が好塩基細胞膜を伴う少し成熟していない細胞
より高いグレンカウント(grain count)を示すことも
明らかであった(成熟細胞についての平均グレンカウン
ト=80±50対、未成熟細胞11±14細胞当りグレン)。
実施例5 サルにおける血液血小板数でLIFの効果 材料及び方法 両性、約6ないし10年令、6ないし11kgの8成熟アカ
ゲザル、マカカ・ムラッタを個々に収容した。サルは60
%±10の比較湿度で23±2℃に新鮮な空気条件の1時間
当り10変化を与えた。それらは12時間明/暗サイクル保
持し生水、不断のそして商業上の霊長類食物及び果物を
与えた。
LIFの投与 ココス・ニコラ博士(ザ・ワルダー・アンド・エリザ
・ホール・インスチチュート・オブ・メディカル・リサ
ーチ、メルボルン、オーストリア)により提供されたLI
Fの凍結保存溶液を1日量に分け再び−70℃で保存し
た。1日量を解凍し、0.5%サル血清を補充した4ml生理
食塩水で希釈した。サイトカインの一日用量を2投与に
分けて、午前8と9時及び午後4と5時の間に皮下注射
(s.c.)した。生物活性を測定するための試料は、処理
期間の始めと終りに維持した。対照サルは、0.5%サル
血清を補充した非パリロージェン生理食塩水のs.c.注射
を受けた。
血液学的実験 末梢血を、EDTA−被覆管中血液学的実験用に、処理開
始前、処理期間中1日又は2日間隔で、及び処理期間後
の1週3回、集めた。
測定したパラメータは、赤血球(RBC)、白血球(WB
C)、血小板の総計算並びにヘモグロビン及びヘマトク
リット値の測定を含んだ(シスメックス2000、ティーオ
ウエイ:東京、日本)。特異の血液細胞計数は2人の独
立した観察者によりギムザ染色血液塗抹標本の200細胞
の試験でアザゲザル(23)に対し正常として確立した。
結果 血液血小板計数の上昇 図10に示すように、2μg LIF/kgの1日用量を受けて
いる動物の1つは2週処理期間の終わりに血液血小板計
数での上昇を示した。上記正常レベルを1.4倍上昇した
最大血小板計数は、LIF投与の終了後5日に測定した。
2μg用量グループにおける他の動物は、血小板計数で
少しの上昇を示した。2週間10μg LIF/kgの1日用量を
受けている2匹のサルは、約1.5倍基礎レベルの血小板
計数で最高上昇を応答した。図11に示すように、50μg
LIF/kgの1日用量で処理した動物は、処理の開始後2−
3日に始める血小板計数において早い上昇で、投与期間
の終りで正常レベルの上2−3倍の範囲において最大レ
ベルで応答した。
この分野の当業者は、本明細書に記載される発明が特
に記載さたもの以外に変更や修飾しやすいことを識別す
るであろう。本発明がそのような変更や修飾を全て含む
ことが理解されるべきである。本発明は、又は、本明細
書で引用され又は示される全ての段階、特徴、組成物及
び化合物を個々に又は集合的にそして全て2又はそれ以
上の該段階又は特徴の全ての組合せで含む。
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フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−109330(JP,A) 特表 平1−502985(JP,A) 特表 平4−503958(JP,A) 特表 平4−502224(JP,A) J.Biol,Chem.,Vol. 264,No.15(1989),P.8941− 8945

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】白血病阻害因子(LIF)を有効成分とす
    る、哺乳動物の血小板減少症処置剤。
  2. 【請求項2】1又はそれ以上の他のサイトカインと同時
    に又は逐次組合せて使用する、請求項1記載の処置剤。
  3. 【請求項3】他のサイトカインが1又はそれ以上のイン
    ターロイキン−3(IL−3)、トロンボポイエチン及び
    インターロイキン−6(IL−6)から選ばれたものであ
    る、請求項2記載の処置剤。
  4. 【請求項4】他のサイトカインがIL−3である請求項3
    記載の処置剤。
  5. 【請求項5】LIF及び/又は他のサイトカインがヒト、
    ネズミ又は家畜類起源のものである、請求項1〜4のい
    ずれか1項に記載の処置剤。
  6. 【請求項6】LIF及び/又は他のサイトカインが組換え
    又合成手段により調製されたものである、請求項1〜5
    のいずれか1項に記載の処置剤。
  7. 【請求項7】哺乳動物がヒト又は家畜類動物である、請
    求項1〜6のいずれか1項に記載の処置剤。
  8. 【請求項8】静脈内、腹腔内、筋肉内又は皮下経路に投
    与される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の処置
    剤。
  9. 【請求項9】LIFの及び使用される他のサイトカインの
    有効量が0.01ないし10,000μg/体重のkgである、請求項
    1〜8のいずれか1項に記載の処置剤。
  10. 【請求項10】LIF及びサイトカインの有効量が1ない
    し1,000μg/体重のkgである、請求項9記載の処置剤。
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