JP2574161Y2 - 花卉の水切り乾燥装置 - Google Patents

花卉の水切り乾燥装置

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JP2574161Y2
JP2574161Y2 JP1993075866U JP7586693U JP2574161Y2 JP 2574161 Y2 JP2574161 Y2 JP 2574161Y2 JP 1993075866 U JP1993075866 U JP 1993075866U JP 7586693 U JP7586693 U JP 7586693U JP 2574161 Y2 JP2574161 Y2 JP 2574161Y2
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惣一 山本
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、圃場から収穫してきた
花卉を、重量による選花機にかける前に、雨水や朝露に
より付着している水滴を除去処理するように用いる花卉
の水切り乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】圃場に栽培している花卉は、出荷のシー
ズンには、雨が降っていても、連日、早朝に切り出して
市場に出荷する。このとき、収穫してきた花卉は、一定
の長さの草丈に対する重量により等級別に選別するため
に選花機にかけるが、その際、選花機にかける前に、雨
水や朝露の付着で、濡れた状態にある切り出してきたば
かりの花卉から、選別作動を狂わせる水滴を取り除くた
め、干して水切り乾燥作業を行なうようにしている。
【0003】この花卉の水切り乾燥作業は、従前にあっ
ては、適切な装置がないことで、甚だしく非能率的な作
業となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】圃場から収穫してきた
花卉を選花機にかける前に行なう花卉の水切り乾燥作業
は、例えば、実開昭60−89591号公報にあるよう
に、圃場から収穫してきたにら等の野菜の水切り乾燥を
行なうために開発されている野菜乾燥用の平型乾燥機A
を用いて行なうことが一応可能である。
【0005】しかし、この野菜乾燥用の平型乾燥機A
は、図1および図2に示す如く、上面側を開放口10と
した箱状の機枠1に、生成した熱風を吐出口20から吐
出する熱風生成用のバーナー装置2を組合わせて熱風を
吐出するようにした送風機3を、吐出する乾燥風がバー
ナー装置2から吐出する熱風を稀釈して機枠1内に吹き
込まれるように組付け、機枠1の上面側の開放口10に
は、前記送風機3により機枠1内に吹き込まれる熱風を
流過させるよう多数の支承杆40…を並列させてすのこ
状に形成した天板4を装設し、この天板4の上面に、合
成樹脂材により多孔の篭状に成形された既製のコンテナ
5…を並列載架した構成のもので、その多孔の篭状のコ
ンテナ5…の内部に、水切り乾燥すべき韮等の野菜を投
入しておいて、バーナー装置2を作動させた状態におい
て送風機3を作動させることにより、箱状の機枠1内に
熱風を吹き込むことで、その熱風が、多孔の篭状のコン
テナ5…内に投入しておいた野菜のまわりを流過してい
くようにして、野菜の水切り乾燥を行なうようにした形
態のものであって、これをそのまま花卉の水切り乾燥に
用いると、花卉が昇温により鮮度を失ってしおれ、商品
価値を著しく損なうようになる問題が生じてくる。
【0006】
【目的】本考案は、従来手段に生じている上述の問題を
解消せしめるためになされたものであって、送風機3に
より機枠1内に送給する乾燥風に、熱風生成用のバーナ
ー装置2で生成して吐出してくる熱風を加えて、効率よ
く花卉の水切り乾燥が行なえるようにしながら、花卉が
昇温により鮮度を失なうようになるのを効果的に防止し
得る新たな手段を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そして、本考案は、上述
の目的を達成するための手段として、箱状に形成した機
枠に、その機枠内に乾燥風を吹き込む送風機を組付け、
機枠の上面側には、前記送風機により機枠内に吹き込ま
れる乾燥風を吹き出す排風口を開設するとともに、少な
くとも底壁を通気性に形成した花卉収納容器を、前記排
風口から吹き上る乾燥風が内腔を透過していく状態に載
置し得る棚を装設し、かつ、前記送風機から吹き出され
る乾燥風の温度を検出する温度センサを、機枠内の送風
機の近傍位置に装設し、送風機の後面側に、送風機と別
体に形成した熱風生成用のバーナー装置をそれの熱風の
吐出口が送風機に向う姿勢として移動自在に配設し、そ
れの作動を、前記温度センサにより検出される温度が所
望に設定する所定温度以下のときにオンとなり、所定温
度以上となったときにオフとするよう制御装置により制
御せしめたことを特徴とする花卉の水切り乾燥装置を提
起するものである。
【0008】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図
面符号は、従来手段のものと同効の構成部材については
同一の符号を用いるものとする。
【0009】図3は、本考案による花卉の水切り乾燥装
置の斜視図、図4は同上装置の縦断側面図で、同図にお
いて、1は上面側が開放口10として開放する箱状に形
成した機枠、3は機枠1内に乾燥風を吹き込むように機
枠1に組付けた送風機、aは機枠1の上面側の開放口1
0に装架した花卉収納容器、2は送風機3と別体に形成
した熱風生成用のバーナー装置を示す。
【0010】機枠1は、上面側が開放口10として開放
する箱状に形成することについては、図1および図2に
示す野菜乾燥用の平型乾燥機Aの機枠1と変わりない
が、それの開放口10に、花卉収納容器a…を並列載架
させるように装設する棚bが、図4に示している如く、
多数の窓穴c…が並列して開設してある棚板状に形成し
て装設してある。そして、それの窓穴c…は、それぞれ
が、前記花卉収納容器aの、少なくとも多孔板等の通気
性に形成されている底壁の広さに対応する大きさに形成
してあり、かつ、それら窓穴c…の各周縁部位には、花
卉収納容器aの底部を嵌合させる嵌合凹部dがそれぞれ
形設してある。そして、花卉収納容器a…は、それらの
底部をこの棚bの各窓穴c…のまわりの嵌合凹部dに嵌
め込んで、底壁の下面を窓穴cに接合させた状態とし
て、図3にあるように棚bの上面に載架されている。ま
た、機枠1には、それの左右の側壁に、開閉自在の扉1
1により閉塞される掃除口12が設けられ、底部には移
動用の脚輪13…が装設してある。
【0011】送風機3は、通電により作動るモーターM
により送風翼30…が回転することで、送り出す風を機
枠1内に吹き込むようになる通常のものであって、機枠
1の後面側の機壁1aに開設した開口14の後面に配位
して、取付機枠31を介し前記機壁1aに組付け支架し
てある。
【0012】そして、この送風機3のモーターMの後方
には、モーターMよりも遥かに大径に形成した断熱材よ
りなる遮熱板Wが配位してあって、ステー32により前
述の取付機枠31に支架してある。
【0013】熱風生成用のバーナー装置2は、灯油等を
燃焼作動させることで、それにより生成される熱風を、
機体2a内に組込まれるファンにより、機体2aの前端
側に形成した吐出口20から吐出する通常のスポットヒ
ーターの形態のもので、前記送風機3とは別体に形成し
てあって、それの作動は、機体2aの外面に装設せる制
御盤21に組込んだ制御装置により制御され、かつ、移
動自在に構成してある。
【0014】そして、このバーにー装置2は、前述の送
風機3のモーターMから後方に引き離した位置に、機体
2aの前端側の吐出口20が、前記送風機3に向う姿勢
として配置してある。
【0015】Sは、送風機3により機枠1内に吹き込ま
れる乾燥風の温度を検出する温度センサで、機枠1内の
前記送風機3の近傍位置に配設してある。この温度セン
サSは、機枠1の外面側において、送風機3の近傍に配
設する場合がある。
【0016】そして、この温度センサSは、機枠1の後
面側に組付けた制御盤C内の制御装置を経て、前述のバ
ーナー装置2の機体2aに装設してある制御盤21内の
制御装置に、接続コード22を介し接続していて、バー
ナー装置2の作動の制御が、この制御盤C内の制御装置
に設定した条件に従って行なわれるようにしてある。
【0017】また、この温度センサSによるバーナー装
置2の作動の制御は、制御盤Cの操作により所望に設定
する所定温度以下の温度を、温度センサSが検出してい
るときには、バーナー装置2をオンとし、温度センサS
が前記所定温度以上の温度を検出することでオフとする
ようにしてある。
【0018】花卉収納容器aは、合成樹脂材により、周
壁および底壁に多数のスリット状の孔隙を設けた多孔の
篭状に成形されている既製の合成樹脂材製のコンテナを
用いるなど適宜の形状に形成してよいが、少なくとも、
底壁が通気性となるように形成する。
【0019】このように構成せる実施例装置は次のよう
に作用する。機枠1に設けた制御盤Cの操作により、温
度を、花卉Pにしおれが生じない範囲の所定温度に設定
しておいて、花卉Pを花卉収納容器a内に投入し機枠1
の排風口10に載架して、水切り乾燥作業を行なえば、
気温が低いときには、バーナー装置2が連続して作動す
るが、気温が上昇してきて、機枠1内に送給される乾燥
風の温度が上昇し、設定した温度を越えると、それを感
知する温度センサSの作動で、バーナー装置2の作動が
オフとなり、機枠1内には送風機3の作動で外気だけが
乾燥風として送り込まれるようになって、水切り乾燥す
る花卉Pの鮮度を保持するようになる。
【0020】また、バーナー装置2が送風機3と別体
で、その送風機3の後方に移動自在に配置させることか
ら、外気温が著しく低いときに、送風機3に近づけるこ
とで、機枠1内に送給する乾燥風の温度で効果的に上昇
させ得る。このとき、送風機3のモーターMの後方に
は、遮熱板Wが配設してあることで、バーナー装置2の
吐出口20から吐出される熱風により、送風機3のモー
ターMを昇温させるのが防止されるようになる。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように本考案による花卉の
水切り乾燥装置は、熱風生成用のバーナー装置2を、機
枠1に組付ける送風機3と別体に形成して、送風機3の
後方に移動自在に配設し、それの作動を、機枠1内に配
設せる温度センサSにより、機枠1内に送給される乾燥
風の温度が所定温度以下のときにはオンとなり所定温度
以上になることで、オフとなるように制御しているのだ
から、花卉の水切り乾燥を、その花卉の鮮度を保持せし
めながら効率よく行なえるようになる。
【0022】また、送風機3のモーターMの後方に遮熱
板Wを設けておくことで、バーナー装置2から吐出する
熱風で、モーターMが焼損するようになるのが効果的に
防止し得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前の野菜乾燥用の平型乾燥機の斜視図であ
る。
【図2】同上装置の縦断側面図である。
【図3】本考案による花卉の水切り乾燥装置の斜視図で
ある。
【図4】同上装置の縦断側面図である。
【符号の説明】
A…平型乾燥機、P…花卉、C…制御盤、W…遮熱板、
M…モーター、S…温度センサ、a…花卉収納容器、b
…棚、c…窓穴、d…嵌合凹部、1…機枠、1a…機
壁、10…開放口、11…扉、12…掃除口、13…脚
輪、14…開口、2…バーナー装置、2a…機枠、20
…吐出口、21…制御盤、22…接続コード、3…送風
機、30…送風翼、31…取付機枠、32…ステー、4
…天板、40…支承杆、5…コンテナ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F26B 9/00 F26B 21/00

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱状に形成した機枠1に、その機枠1内
    に乾燥風を吹き込む送風機3を組付け、機枠1の上面側
    には、前記送風機3により機枠1内に吹き込まれる乾燥
    風を吹き出す排風口を開設するとともに、少なくとも底
    壁を通気性に形成した花卉収納容器a…を、前記排風口
    から吹き上る乾燥風が内腔を透過していく状態に載置し
    得る棚bを装設し、かつ、前記送風機3から吹き出され
    る乾燥風の温度を検出する温度センサSを、機枠1内の
    送風機3の近傍位置に装設し、送風機3の後面側に、送
    風機3と別体に形成した熱風生成用のバーナー装置2を
    それの熱風の吐出口20が送風機3に向う姿勢として移
    動自在に配設し、それの作動を、前記温度センサSによ
    り検出される温度が所望に設定する所定温度以下のとき
    にオンとなり、所定温度以上となったときにオフとする
    よう制御装置により制御せしめたことを特徴とする花卉
    の水切り乾燥装置。
  2. 【請求項2】 箱状に形成した機枠1に、その機枠1内
    に乾燥風を吹き込む送風機3を組付け、機枠1の上面側
    には、前記送風機3により機枠1内に吹き込まれる乾燥
    風を吹き出す排風口を開設するとともに、少なくとも底
    壁を通気性に形成した花卉収納容器a…を、前記排風口
    から吹き上る乾燥風が内腔を透過していく状態に載置し
    得る棚bを装設し、かつ、前記送風機3から吹き出され
    る乾燥風の温度を検出する温度センサSを、機枠1内の
    送風機3の近傍位置に装設し、送風機3の後面側には遮
    熱板Wを配設し、それの後方に、送風機3と別体に形成
    した熱風生成用のバーナー装置2をそれの熱風の吐出口
    20が送風機3に向う姿勢として移動自在に配設し、そ
    れの作動を、前記温度センサSにより検出される温度が
    所望に設定する所定温度以下のときにオンとなり、所定
    温度以上となったときにオフとするよう制御装置により
    制御せしめたことを特徴とする花卉の水切り乾燥装置。
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