JP2574152Y2 - マイクロホン装着装置 - Google Patents
マイクロホン装着装置Info
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- JP2574152Y2 JP2574152Y2 JP1993027003U JP2700393U JP2574152Y2 JP 2574152 Y2 JP2574152 Y2 JP 2574152Y2 JP 1993027003 U JP1993027003 U JP 1993027003U JP 2700393 U JP2700393 U JP 2700393U JP 2574152 Y2 JP2574152 Y2 JP 2574152Y2
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- JP
- Japan
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- ball
- microphone
- holding
- pair
- spring body
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- Expired - Lifetime
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
- Telephone Set Structure (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車載用ハンズフリーマ
イクロホンを自動車のサンバイザーを利用して所定位置
に取り付ける場合などに用いられるマイクロホン装着装
置に関する。
イクロホンを自動車のサンバイザーを利用して所定位置
に取り付ける場合などに用いられるマイクロホン装着装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】車載用電話機のハンズフリーマイクロホ
ンを自動車室内の所定箇所に取り付けることができるよ
うにしたマイクロホン装着装置において、マイクロホン
の向きを任意の方向に変えて話し手の方向に向けること
ができるようにしたものは従来より知られていた。
ンを自動車室内の所定箇所に取り付けることができるよ
うにしたマイクロホン装着装置において、マイクロホン
の向きを任意の方向に変えて話し手の方向に向けること
ができるようにしたものは従来より知られていた。
【0003】このようなマイクロホン装着装置おいて、
マイクロホンの向きを任意の方向に変えて話し手の方向
に向けることができるようにするための構造としては、
自動車のサンバイザーなどの対象物に着脱される着脱機
構にボールジョイント機構を介して姿勢変更可能にマイ
クロホン支持体を保持させ、そのマイクロホン支持体に
マイクロホンを取り付けるようにしたものが考えられ
る。そして、上記ボールジョイント機構としては、着脱
機構にボール保持用凹入部を設け、この凹入部に、マイ
クロホン支持体を備えたボールを回転変位自在に収容保
持させたものが知られている。
マイクロホンの向きを任意の方向に変えて話し手の方向
に向けることができるようにするための構造としては、
自動車のサンバイザーなどの対象物に着脱される着脱機
構にボールジョイント機構を介して姿勢変更可能にマイ
クロホン支持体を保持させ、そのマイクロホン支持体に
マイクロホンを取り付けるようにしたものが考えられ
る。そして、上記ボールジョイント機構としては、着脱
機構にボール保持用凹入部を設け、この凹入部に、マイ
クロホン支持体を備えたボールを回転変位自在に収容保
持させたものが知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マイクロホン装着装置においては、ボール保持用凹入部
に収容されているボールの保持状態が緩むことが多々あ
り、ボールの保持状態が緩んでいると、マイクロホン支
持体を姿勢変更してマイクロホンの向きを適正位置に合
わせても、振動などが加わることによってボールが上記
凹入部の中で回転変位し、マイクロホンの向きが適正な
向きから不適正な向きに変わってしまう。
マイクロホン装着装置においては、ボール保持用凹入部
に収容されているボールの保持状態が緩むことが多々あ
り、ボールの保持状態が緩んでいると、マイクロホン支
持体を姿勢変更してマイクロホンの向きを適正位置に合
わせても、振動などが加わることによってボールが上記
凹入部の中で回転変位し、マイクロホンの向きが適正な
向きから不適正な向きに変わってしまう。
【0005】本考案は以上の事情に鑑みてなされたもの
であり、ばね力を利用してボール保持用凹入部でボール
が緩まないようにすると共に、ボールの緩みを防ぐ上記
のばね力を着脱機構にも利用することによって、マイク
ロホンを適正な向きに確実に定めることができ、一旦定
めたマイクロホンの向きが振動などによって狂うことが
なく、しかも部品点数が少なくて済むマイクロホン装着
装置を提供することを目的とする。
であり、ばね力を利用してボール保持用凹入部でボール
が緩まないようにすると共に、ボールの緩みを防ぐ上記
のばね力を着脱機構にも利用することによって、マイク
ロホンを適正な向きに確実に定めることができ、一旦定
めたマイクロホンの向きが振動などによって狂うことが
なく、しかも部品点数が少なくて済むマイクロホン装着
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案のマイクロホン装
着装置は、自動車のサンバイザーなどの対象物に着脱さ
れる着脱機構と、この着脱機構にボールジョイント機構
を介して姿勢変更可能に保持されたマイクロホン支持体
とを備え、着脱機構が、一箇所を支点として開閉動可能
に連結された一対の挾持部材を有するクランプでなり、
ボールジョイント機構が、上記クランプの一方の挾持部
材に具備されたボール保持用凹入部と、そのボール保持
用凹入部に回転変位自在に収容されかつ上記マイクロホ
ン支持体を一体に有するボールと、他方の挾持部材とボ
ール保持用凹入部に収容された上記ボールとの相互間に
配設されて一対の挾持部材を常時閉方向に弾性的に付勢
すると共に上記ボールを上記ボール保持用凹入部に常時
弾性的に押し付けるばね体とでなるものである。
着装置は、自動車のサンバイザーなどの対象物に着脱さ
れる着脱機構と、この着脱機構にボールジョイント機構
を介して姿勢変更可能に保持されたマイクロホン支持体
とを備え、着脱機構が、一箇所を支点として開閉動可能
に連結された一対の挾持部材を有するクランプでなり、
ボールジョイント機構が、上記クランプの一方の挾持部
材に具備されたボール保持用凹入部と、そのボール保持
用凹入部に回転変位自在に収容されかつ上記マイクロホ
ン支持体を一体に有するボールと、他方の挾持部材とボ
ール保持用凹入部に収容された上記ボールとの相互間に
配設されて一対の挾持部材を常時閉方向に弾性的に付勢
すると共に上記ボールを上記ボール保持用凹入部に常時
弾性的に押し付けるばね体とでなるものである。
【0007】
【作用】本考案のマイクロホン着脱装置によれば、着脱
機構(クランプ)を構成している一対の挾持部材が、ば
ね体の力で閉方向に常時付勢されるので、一対の挾持部
材を用いて自動車のサンバイザーなどを弾性的に挾み付
けて取り付けることが可能である。また、上記ばね体
は、ボールジョイント機構のボールをボール保持用凹入
部に押し付けることにも利用されているので、マイクロ
ホン支持体の姿勢を変更すると、それに伴ってボールが
ばね体の力でボール保持部に押し付けられたまま回転変
位し、しかもマイクロホン支持体を適正な姿勢に変更し
た後は、ばね体の力によりボールがその位置でボール保
持用凹入部に押し付けられて位置決めされる。マイクロ
ホン支持体にマイクロホンを支持させておけば、マイク
ロホンの向きを変えた後、振動などによってマイクロホ
ンの向きが変わることがない。
機構(クランプ)を構成している一対の挾持部材が、ば
ね体の力で閉方向に常時付勢されるので、一対の挾持部
材を用いて自動車のサンバイザーなどを弾性的に挾み付
けて取り付けることが可能である。また、上記ばね体
は、ボールジョイント機構のボールをボール保持用凹入
部に押し付けることにも利用されているので、マイクロ
ホン支持体の姿勢を変更すると、それに伴ってボールが
ばね体の力でボール保持部に押し付けられたまま回転変
位し、しかもマイクロホン支持体を適正な姿勢に変更し
た後は、ばね体の力によりボールがその位置でボール保
持用凹入部に押し付けられて位置決めされる。マイクロ
ホン支持体にマイクロホンを支持させておけば、マイク
ロホンの向きを変えた後、振動などによってマイクロホ
ンの向きが変わることがない。
【0008】
【実施例】図1は本考案の実施例によるマイクロホン装
着装置にマイクロホンMを装着した状態を示した一部破
断側面図、図2はマイクロホン装着装置の一部を破断し
て示した後面図、図3は一方の挾持部材2の平面図であ
る。
着装置にマイクロホンMを装着した状態を示した一部破
断側面図、図2はマイクロホン装着装置の一部を破断し
て示した後面図、図3は一方の挾持部材2の平面図であ
る。
【0009】マイクロホン装着装置の着脱機構1は一対
の挾持部材2,3を有するクランプでなる。すなわち、
図2のように、それぞれの挾持部材2,3に突設された
一対ずつのブラケット21…,31…を互いに嵌合さ
せ、片側のブラケット21,21に設けた突起22,2
2を他側のブラケット31,31に設けた孔部32,3
2に嵌合させることにより、一対のブラケット2,3
を、一箇所(突起22と孔部32との嵌合箇所)を支点
として開閉動可能に連結した構造のクランプによって着
脱機構1が構成されている。そして、各挾持部材2,3
のそれぞれの先端部には閉状態(図1の状態)では互い
に噛み合う波形部23,33が具備され、また、各挾持
部材2,3の他端部を指で掴むことのできる把手部2
4,34としてある。
の挾持部材2,3を有するクランプでなる。すなわち、
図2のように、それぞれの挾持部材2,3に突設された
一対ずつのブラケット21…,31…を互いに嵌合さ
せ、片側のブラケット21,21に設けた突起22,2
2を他側のブラケット31,31に設けた孔部32,3
2に嵌合させることにより、一対のブラケット2,3
を、一箇所(突起22と孔部32との嵌合箇所)を支点
として開閉動可能に連結した構造のクランプによって着
脱機構1が構成されている。そして、各挾持部材2,3
のそれぞれの先端部には閉状態(図1の状態)では互い
に噛み合う波形部23,33が具備され、また、各挾持
部材2,3の他端部を指で掴むことのできる把手部2
4,34としてある。
【0010】図1および図3のように、一方の挾持部材
2の中央部に円形の開口25が開設されていると共に、
この開口25の周縁部から先窄まり円筒状のボール保持
部26が一体に突設されており、このボール保持部26
によってボール保持用凹入部20が形成されている。ま
た、上記開口25に対して把手部24側で隣接する箇所
には比較的大きな開口27が開設され、この開口27と
上記凹入部20の空間20aとが、ボール保持部26に
具備された切欠状の開口28を介してつながっている。
さらに、上記開口25に対して先端部側で隣接する箇
所、すなわち開口25を挾んで切欠状の開口28と反対
側にはコード保持機構4が設けられている。
2の中央部に円形の開口25が開設されていると共に、
この開口25の周縁部から先窄まり円筒状のボール保持
部26が一体に突設されており、このボール保持部26
によってボール保持用凹入部20が形成されている。ま
た、上記開口25に対して把手部24側で隣接する箇所
には比較的大きな開口27が開設され、この開口27と
上記凹入部20の空間20aとが、ボール保持部26に
具備された切欠状の開口28を介してつながっている。
さらに、上記開口25に対して先端部側で隣接する箇
所、すなわち開口25を挾んで切欠状の開口28と反対
側にはコード保持機構4が設けられている。
【0011】コード保持機構4は一方の挾持部材2から
上記ボール保持部26と同一方向に突出された一対のコ
ード挾持片41,41を有している。一対のコード挾持
片41,41は後述するマイクロホンMのコードCの太
さに等しいか、それよりもやゝ狭い間隔を隔てて挾持部
材2から突設されており、各コード挾持片41,41の
先端部が内方に向かって屈曲されている。42は一対の
コード挾持片41,41の間の空間につながるように挾
持部材2に具備されている開口であり、この開口42は
挾持部材2と一体にコード挾持片41,41を樹脂成形
するときに形成される金型の抜き跡に相当している。
上記ボール保持部26と同一方向に突出された一対のコ
ード挾持片41,41を有している。一対のコード挾持
片41,41は後述するマイクロホンMのコードCの太
さに等しいか、それよりもやゝ狭い間隔を隔てて挾持部
材2から突設されており、各コード挾持片41,41の
先端部が内方に向かって屈曲されている。42は一対の
コード挾持片41,41の間の空間につながるように挾
持部材2に具備されている開口であり、この開口42は
挾持部材2と一体にコード挾持片41,41を樹脂成形
するときに形成される金型の抜き跡に相当している。
【0012】着脱機構1にはボールジョイント機構5を
介してマイクロホン支持体6が取り付けられている。ボ
ールジョイント機構5は、一方の挾持部材2に設けられ
ている上記ボール保持用凹入部20と、その凹入部20
に回転変位自在に収容されたボール51と、ボール51
から一体に突設された上記マイクロホン支持体6とを備
えていると共に、他方の挾持部材3とボール保持部26
に収容された上記ボール51との相互間に配設されたば
ね体7を備えている。図4に示したように、ばね体7は
板ばねでなり、その一端部に孔部71、他端部に円弧部
72を有している。そして、図1のように、ばね体7の
孔部71が他方の挾持部材3の把手部34の裏面側に設
けられた突起35に嵌合して掛止されていると共に、他
端部に形成された円弧部72が上記凹入部20に収容さ
れたボール51に嵌合状に当て付けられ、さらに中間部
73がU字状に屈曲ないし湾曲されて一対の挾持部材
2,3の間に配設されている。したがって、ばね体7に
より一対の挾持部材2,3が常時閉方向に弾性的に付勢
され、しかも上記ボール51が上記凹入部20に常時弾
性的に押し付けられている。なお、29,29はばね体
7の他端を支える突起であり、この突起29,29によ
ってばね体7の他端が後方に飛び出さないように保持さ
れている。
介してマイクロホン支持体6が取り付けられている。ボ
ールジョイント機構5は、一方の挾持部材2に設けられ
ている上記ボール保持用凹入部20と、その凹入部20
に回転変位自在に収容されたボール51と、ボール51
から一体に突設された上記マイクロホン支持体6とを備
えていると共に、他方の挾持部材3とボール保持部26
に収容された上記ボール51との相互間に配設されたば
ね体7を備えている。図4に示したように、ばね体7は
板ばねでなり、その一端部に孔部71、他端部に円弧部
72を有している。そして、図1のように、ばね体7の
孔部71が他方の挾持部材3の把手部34の裏面側に設
けられた突起35に嵌合して掛止されていると共に、他
端部に形成された円弧部72が上記凹入部20に収容さ
れたボール51に嵌合状に当て付けられ、さらに中間部
73がU字状に屈曲ないし湾曲されて一対の挾持部材
2,3の間に配設されている。したがって、ばね体7に
より一対の挾持部材2,3が常時閉方向に弾性的に付勢
され、しかも上記ボール51が上記凹入部20に常時弾
性的に押し付けられている。なお、29,29はばね体
7の他端を支える突起であり、この突起29,29によ
ってばね体7の他端が後方に飛び出さないように保持さ
れている。
【0013】ボール51を上記凹入部20に収容すると
きは、ボール51を開口27に入れてから、マイクロホ
ン支持体6を開口28を利用してボール保持部26側に
移動させ、その後、ボール51を上記凹入部20に収容
するとよい。
きは、ボール51を開口27に入れてから、マイクロホ
ン支持体6を開口28を利用してボール保持部26側に
移動させ、その後、ボール51を上記凹入部20に収容
するとよい。
【0014】図1で判るように、この実施例においては
マイクロホン支持体6の端部にマイクロホンカバー61
が具備されており、このカバー61に収容されたマイク
ロホン本体(図には現れていない)から導出されたコー
ドCの所定箇所が上記コード保持部4に固定されてい
る。すなわち、コードCの所定箇所がコード保持部4を
構成している一対のコード挾持片41,41の間に差し
込まれて保持されている。なお、コード保持部4による
コードCの固定箇所C1とカバー61から導出されたコ
ードCの始端部C2との間ではコードCを弛ませてあ
る。
マイクロホン支持体6の端部にマイクロホンカバー61
が具備されており、このカバー61に収容されたマイク
ロホン本体(図には現れていない)から導出されたコー
ドCの所定箇所が上記コード保持部4に固定されてい
る。すなわち、コードCの所定箇所がコード保持部4を
構成している一対のコード挾持片41,41の間に差し
込まれて保持されている。なお、コード保持部4による
コードCの固定箇所C1とカバー61から導出されたコ
ードCの始端部C2との間ではコードCを弛ませてあ
る。
【0015】着脱機構(クランプ)1は、一対の挾持部
材2,3の把手部24,34を指で掴んでそれらの挾持
部材2,3を図1に矢印Aで示したように開いた後、た
とえば自動車の運転席や助手席の上などに設けられてい
るサンバイザー(不図示)を一対の挾持部材2,3の波
形部22,33で挾み付けることによって取り付けられ
る。この場合、一対の挾持部材2,3はばね体7の力で
閉方向に常時付勢されているので、サンバイザーが一対
の挾持部材2,3の波形部22,33で弾性的に挾み付
けられる。他方、マイクロホンMを手で動かしてマイク
ロホン支持体6の姿勢を変更すると、それに伴ってボー
ル51がばね体7の力でボール保持部26に押し付けら
れたまま回転変位し、しかもマイクロホンMから手を離
すとばね体7の力によりボール51がその位置でボール
保持部26に押し付けられて位置決めされる。したがっ
て、マイクロホンMの向きを任意の方向に変えて話し手
の方向に向けることができる。また、コードCに手が引
っ掛かったりしてそのコードCが揺れたり引っ張られた
りしたときには、コードCに加わる力がコード保持機構
4によるコードCの固定箇所C1で受け止められてマイ
クロホンMには伝わりにくくなる。そのため、コードC
が揺れたり引っ張られたりしてもマイクロホンMの向き
がそれによって変わるといった事態が起こりにくくな
り、話し手はマイクロホンMを通じての会話を良好な状
態で行うことができる。
材2,3の把手部24,34を指で掴んでそれらの挾持
部材2,3を図1に矢印Aで示したように開いた後、た
とえば自動車の運転席や助手席の上などに設けられてい
るサンバイザー(不図示)を一対の挾持部材2,3の波
形部22,33で挾み付けることによって取り付けられ
る。この場合、一対の挾持部材2,3はばね体7の力で
閉方向に常時付勢されているので、サンバイザーが一対
の挾持部材2,3の波形部22,33で弾性的に挾み付
けられる。他方、マイクロホンMを手で動かしてマイク
ロホン支持体6の姿勢を変更すると、それに伴ってボー
ル51がばね体7の力でボール保持部26に押し付けら
れたまま回転変位し、しかもマイクロホンMから手を離
すとばね体7の力によりボール51がその位置でボール
保持部26に押し付けられて位置決めされる。したがっ
て、マイクロホンMの向きを任意の方向に変えて話し手
の方向に向けることができる。また、コードCに手が引
っ掛かったりしてそのコードCが揺れたり引っ張られた
りしたときには、コードCに加わる力がコード保持機構
4によるコードCの固定箇所C1で受け止められてマイ
クロホンMには伝わりにくくなる。そのため、コードC
が揺れたり引っ張られたりしてもマイクロホンMの向き
がそれによって変わるといった事態が起こりにくくな
り、話し手はマイクロホンMを通じての会話を良好な状
態で行うことができる。
【0016】この実施例ではマイクロホンMのマイクロ
ホンカバー61をマイクロホン支持体6に一体に成形し
てあるけれども、マイクロホン支持体6にマイクロホン
Mを着脱できる構成にすることも可能である。たとえ
ば、ボールに一体に設けられたボール支持体の先端部に
U字形のマイクロホン保持部を具備させておき、このマ
イクロホン保持部にマイクロホンを嵌合して装着するこ
とが可能である。また、ばね板7は図4などで説明した
ものに限らず、たとえば図5のように、他端部に円弧部
72を備えた舌片部75をくり抜いた形に形成し、その
舌片部75の円弧部72をボール保持部に収容したボー
ルに嵌合状に当て付けるようにしてもよい。
ホンカバー61をマイクロホン支持体6に一体に成形し
てあるけれども、マイクロホン支持体6にマイクロホン
Mを着脱できる構成にすることも可能である。たとえ
ば、ボールに一体に設けられたボール支持体の先端部に
U字形のマイクロホン保持部を具備させておき、このマ
イクロホン保持部にマイクロホンを嵌合して装着するこ
とが可能である。また、ばね板7は図4などで説明した
ものに限らず、たとえば図5のように、他端部に円弧部
72を備えた舌片部75をくり抜いた形に形成し、その
舌片部75の円弧部72をボール保持部に収容したボー
ルに嵌合状に当て付けるようにしてもよい。
【0017】
【考案の効果】本考案のマイクロホン装着装置によれ
ば、着脱機構に設けられたボール保持用凹入部にボール
を弾性的に押し付けるためのばね体と、着脱機構を構成
している一対の挾持部材を常時閉方向に弾性的に付勢す
るばね体とが共通であり、そのばね体のばね力を利用し
てボールが緩まないようにすると共に、ボールの緩みを
防ぐ上記のばね力を着脱機構にも利用しているので、マ
イクロホンを適正な向きに確実に定めることができ、一
旦定めたマイクロホンの向きが振動などによって狂うこ
とがなく、しかも部品点数が少なくて済むマイクロホン
装着装置を提供することが可能である。
ば、着脱機構に設けられたボール保持用凹入部にボール
を弾性的に押し付けるためのばね体と、着脱機構を構成
している一対の挾持部材を常時閉方向に弾性的に付勢す
るばね体とが共通であり、そのばね体のばね力を利用し
てボールが緩まないようにすると共に、ボールの緩みを
防ぐ上記のばね力を着脱機構にも利用しているので、マ
イクロホンを適正な向きに確実に定めることができ、一
旦定めたマイクロホンの向きが振動などによって狂うこ
とがなく、しかも部品点数が少なくて済むマイクロホン
装着装置を提供することが可能である。
【図1】本考案の実施例によるマイクロホン装着装置に
マイクロホンを装着した状態の一部破断側面図である。
マイクロホンを装着した状態の一部破断側面図である。
【図2】マイクロホン装着装置の一部を破断して示した
後面図である。
後面図である。
【図3】一方の挾持部材の平面図である。
【図4】ばね体の斜視図である。
【図5】変形例によるばね体の斜視図である。
1 着脱機構(クランプ) 2 一方の挾持部材 3 他方の挾持部材 5 ボールジョイント機構 6 マイクロホン支持体 7 ばね体 20 ボール保持用凹入部 51 ボール
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 11/02 H04M 1/11 H04R 1/00 328
Claims (1)
- 【請求項1】 自動車のサンバイザーなどの対象物に着
脱される着脱機構と、この着脱機構にボールジョイント
機構を介して姿勢変更可能に保持されたマイクロホン支
持体とを備え、着脱機構が、一箇所を支点として開閉動
可能に連結された一対の挾持部材を有するクランプでな
り、ボールジョイント機構が、上記クランプの一方の挾
持部材に具備されたボール保持用凹入部と、そのボール
保持用凹入部に回転変位自在に収容されかつ上記マイク
ロホン支持体を一体に有するボールと、他方の挾持部材
とボール保持用凹入部に収容された上記ボールとの相互
間に配設されて一対の挾持部材を常時閉方向に弾性的に
付勢すると共に上記ボールを上記ボール保持用凹入部に
常時弾性的に押し付けるばね体とでなるマイクロホン装
着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993027003U JP2574152Y2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | マイクロホン装着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993027003U JP2574152Y2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | マイクロホン装着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0685151U JPH0685151U (ja) | 1994-12-06 |
JP2574152Y2 true JP2574152Y2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=12208958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993027003U Expired - Lifetime JP2574152Y2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | マイクロホン装着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2574152Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6078725B2 (ja) * | 2012-12-21 | 2017-02-15 | 株式会社ユピテル | 車載機器の支持装置 |
-
1993
- 1993-05-24 JP JP1993027003U patent/JP2574152Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0685151U (ja) | 1994-12-06 |
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