JP2573955B2 - 測色装置 - Google Patents

測色装置

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JP2573955B2
JP2573955B2 JP62191336A JP19133687A JP2573955B2 JP 2573955 B2 JP2573955 B2 JP 2573955B2 JP 62191336 A JP62191336 A JP 62191336A JP 19133687 A JP19133687 A JP 19133687A JP 2573955 B2 JP2573955 B2 JP 2573955B2
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light receiving
optical axis
light
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lens system
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憲司 藪崎
均 戸沢
啓 野田
洋一 細井
智理 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、被測定物からの測定光束を投影領域に集
光する投影レンズ系と、前記投影領域に設置され、集光
された測定光束を互いに異なる色フィルタを介して受光
する第1,第2,第3受光手段とを備えている測色装置に関
する。
(従来の技術) 従来、測色装置としては、第5図に示すように、投影
領域1に赤色,青色,緑色の色フィルタ(図示せず)を
前面に設置した3つの受光素子2,3,4を光軸Oを中心と
して点対称に配置したものが知られている。これは、被
測定物からの測定光束を図示しない投影レンズ系によっ
てその投影領域1に集光させ、受光素子2,3,4から出力
される信号に基づいて被測定物からの光の色を測定する
ものである。
しかしながら、上記測色装置にあっては、各受光素子
2,3,4は光軸外に設けているため投影レンズ系の光軸O
に対して傾斜した光束が色フィルタ(図示せず)に入射
することになり、測定光束に偏光成分があると、同じ波
長の測定光束にも拘らずその偏光方向により色フィルタ
を透過する光量が変化し、受光素子2,3,4から出力され
る信号に違いが生じ、正確な測定をすることができなく
なるという問題があった。そこで、従来では、受光素子
2,3,4あるいは被測定物を光軸を中心に所定角度回転さ
せて2回測定を行ない、その測定値を平均して偏光によ
る影響を除去したり、あるいは、受光素子2,3,4の前面
に拡散板を設置して偏光の影響を除去したりしている。
(発明が解決しようとする問題点) このため、前者にあっては測定の際の作業効率が非常
に悪いという問題があり、後者にあっては、被測定物か
らの測定光束が微弱の場合拡散板による光量の低下から
測定ができなくなるという問題があった。
(発明の目的) そこで、この発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、測定の際の作業効率のよいしかも測定光束が微弱
であっても常に正確な測定を行なうことのできる測色装
置を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) この発明は、上記目的を達成するために、被測定物か
らの測定光束を投影領域に集光する投影レンズ系と、前
記投影領域に設置され、集光された測定光束を互いに異
なる色フィルタを介して受光する第1,第2,第3受光手段
とを備えている測色装置であって、前記第1受光手段を
投影レンズ系の光軸上に設置し、投影レンズ系の光軸外
に設けた第2、第3受光手段のそれぞれは投影レンズ系
の光軸を中心とした異なる経線方向に配置された少なく
とも2つの受光素子から構成したものである。
(作 用) 上記構成により、光軸上に設けた第1受光手段から出
力される信号だけでなく第2,第3受光手段から出力され
る信号も測定光束に偏光成分があってもその偏光成分の
影響を受けない。
(実施例) 以下、この発明に係わる測色装置の実施例を図面に基
づいて説明する。
第1図は測色装置の光学配置図を示している。図示に
おいて、5は被測定物6の像を視野絞り7の位置に結像
させる対物レンズで、これは光軸方向に沿って移動可能
に設置され、その移動によって被測定物6の位置にかか
わらずその像を常に視野絞り7の位置に結像させるもの
である。8は視野絞り7の位置に結像された像を受光板
9に投影するリレーレンズ、10は対物レンズ5の合焦に
かかわらず受光板9に一定射出立体角の光を入射させる
開口絞りで、これはリレーレンズ8に関して受光板9と
共役な位置に設置され、受光板9に均一な光を入射させ
る機能を有している。この開口絞り10と視野絞り7とに
よって、受光板9には被測定物6からの光束が視野絞り
7で決まる円形状(投影領域)に均一に入射する。
前記受光板9の投影領域9aには、第2図に示すよう
に、CIE表色系における三刺激値X,Y,Zを検出するための
受光素子(シリコンフォトダイオード)11y,12z1,12z2,
13x1,13x2が配置されている。
前記受光素子(第1受光手段)11yは光軸O上に設置
されたY値検出用のもので、これはその前面には所定の
波長のみを透過させる透過波長特性を有する緑色フィル
タ(図示せず)が設けられていてこの緑色フィルタを透
過する光量を検出するようになっている。前記受光素子
12z1,12z2は、Z値を検出するためのもので、その前面
には所定の波長のみを透過させる透過波長特性を有する
青色フィルタ(図示せず)が設けられていてこの青色フ
ィルタを透過する光量を検出するようになっている。前
記受光素子13x1,13x3は、X値を検出するためのもの
で、その前面には所定の波長のみを透過させる透過波長
特性を有する赤色フィルタ(図示せず)が設けられてい
てこの赤色フィルタを透過する光量を検出するようにな
っている。
受光素子12z1,12z2は光軸Oを中心として互いに90゜
をなす経線方向に配置されている。同様に、受光素子13
x1,13x2も光軸Oを中心として互いに90゜をなす経線方
向に配置されている。そして、これは、受光素子12x1,1
2z2から出力される信号を平均することによりZ値を検
出し、受光素子13x1,13x2から出力される信号を平均す
ることによりX値を検出するものである。すなわち、こ
れは光軸O上に設置することのできない受光素子12z1,1
2z2,13x1,13x2については互いに異なる経線方向に配置
しその方向における光束を受光させて、二つの受光素子
から出力される信号を平均することにより、測定光束の
偏光の影響を相殺するようにしたものである。
このように、偏光の影響を受けていない3つの刺激値
X,Y,Zを検出することができる。
ところで、色度座標x,y,zは刺激和S(≡X+Y+
Z)に対する刺激値の比で定義され、次式で計算され
る。
x=X/(X+Y+Z),y=Y/(X+Y+Z) z=Z/(X+Y+Z) 色度座標の間にはx+y+z=1の関係があるので、
x,y,zのうち独立なのは二つだけである。
また、色度座標を2次元座標を用いて表す色度図が第
3図のように示されるので、上記のX,Y,Z値により色座
標x,yを上式から求め、そして、これら色度座標x,yから
被測定物の色を判別することができる。ところで、上記
X,Y,Z値は偏光の影響を受けていないので、被測定物の
色は正確に測定される。
上記実施例では、受光素子13x1と13x2,受光素子12z1,
12z2は光軸Oを中心として互いに90゜をなす経線方向に
配置されているが、90゜でなくてもよい。また、受光素
子13x1と13x2または受光素子12z1と12z2を一つの受光素
子で構成してもよく、あるいはその両者を一つの受光素
子で構成してもよい。
なお、受光素子12z1と12z2とで第2受光手段が、受光
素子13x1と13x2とで第3受光手段が構成されている。ま
た、第1受光手段,第2受光手段,第3受光手段とX,Y,
Zの組合せは任意である。
第2受光手段,第3受光手段がそれぞれ投影レンズ系
の光軸を中心として異なる経線方向に設けられるので,
受光手段を同心円状などの特殊形状にする必要がなく,
第2、第3の受光手段としては、極一般的に使用されて
いる形状の受光素子を選択することができ、同種、同形
状の受光素子を第1〜第3の受光手段に使用可能であ
る。
(発明の効果) 以上のように、この発明は、上記のように構成したも
のであるから、測定光束に偏光成分があってもその偏光
成分の影響を受けない。したがって、従来のように2回
測定を行なう必要がないので、測定の際の作業効率がよ
く、また、拡散板を設置することによる光量の低下もな
いので測定光束が微弱であっても測定ができるという効
果を有する。
また,第2受光手段,第3受光手段がそれぞれ投影レ
ンズ系の光軸を中心として異なる経線方向に設けられる
ので,第2、第3の受光手段としては、極一般的に使用
されている形状の受光素子を選択することができ、同
種、同形状の受光素子を第1〜第3の受光手段に使用可
能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る測色装置の光学配置図、第2図
は受光素子の配置関係を示した説明図、第3図は色度
図、第4図は従来の受光素子の配置関係を示した説明図
である。 5……対物レンズ 8……リレーレンズ 9a……投影領域 11y……受光素子 12z1,12z2……受光素子 13x1,13x2……受光素子
フロントページの続き (72)発明者 細井 洋一 東京都板橋区蓮沼町75番1号 東京光学 機械株式会社内 (72)発明者 伊藤 智理 東京都板橋区蓮沼町75番1号 東京光学 機械株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−286726(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定物からの測定光束を投影領域に集光
    する投影レンズ系と、前記投影領域に設置され、集光さ
    れた測定光束を互いに異なる色フィルタを介して受光す
    る第1、第2、第3受光手段とを備えている測色装置で
    あって、前記第1受光手段を投影レンズ系の光軸上に設
    置し、投影レンズ系の光軸外に設けた第2、第3受光手
    段のそれぞれは投影レンズ系の光軸を中心とした異なる
    経線方向に配置された少なくとも2つの受光素子から構
    成したことを特徴とする測色装置。
  2. 【請求項2】前記2つの受光素子は互いに90゜をなす経
    線方向に配設されたことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の測色装置。
JP62191336A 1987-07-30 1987-07-30 測色装置 Expired - Lifetime JP2573955B2 (ja)

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US20120250022A1 (en) * 2011-04-01 2012-10-04 X-Rite Europe Gmbh Hand-Held Color Measurement Device
WO2017083507A1 (en) 2015-11-10 2017-05-18 Peformance Friction Corporation Brake caliper with brake pad timing and retraction controller with lock-connection

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