JP2573907Y2 - 車両用コンビネーションメータの指針用バルブ断線検出回路 - Google Patents

車両用コンビネーションメータの指針用バルブ断線検出回路

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JP2573907Y2 JP1991063166U JP6316691U JP2573907Y2 JP 2573907 Y2 JP2573907 Y2 JP 2573907Y2 JP 1991063166 U JP1991063166 U JP 1991063166U JP 6316691 U JP6316691 U JP 6316691U JP 2573907 Y2 JP2573907 Y2 JP 2573907Y2
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は一般的にバルブ断線検出
回路にかかり、特に、1つのケースに複数の計器を内蔵
した車両用コンビネーションメータにおいて、各計器の
指針を光輝するために指針に対応して設けた指針用バル
ブの断線を検出する車両用コンビネーションメータの指
針用バルブ断線検出回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両には、図2に示すように、スピード
メータ1、タコメータ2、燃料計3及び温度計4を単一
のケース5に内蔵して構成したコンビネーションメータ
が搭載されている。このような車両用コンビネーション
メータにおいて、夜間のように周囲が暗いところでも、
各計器の指示値を明確に視認することができるように、
各計器の指針Aを図3に示すように構成したものがあっ
た。
【0003】すなわち、指針キャップaに内蔵した白熱
電球のようなバルブbがその点灯によって発生する光
を、アクリル樹脂などの導光性材料によって細長円柱状
に形成した指針本体cに導入し、この導入した光によっ
て指針本体cの全体を高輝度で均一に光輝させ、文字板
d上の目盛や文字との協動によって各計測量を指示する
ようにしている。
【0004】このような指針では、内蔵するバルブbが
断線すると、夜間計器の指示を視認することができなく
なる。そこで、バルブbの断線を検出し、この検出に応
じて補助バルブ6を点灯させ、この補助バルブ6が発生
する光を導光部材7を介して計器の上面に導くことによ
って指針Aを間接的に照明し、これにより、指針自体が
光輝しなくても指示値を読み取ることができるようにす
るために指針用バルブ断線検出回路が従来使用されてい
た。
【0005】ところで、車両のバッテリは12Vである
が、バルブはそれに印加する電圧が低い程寿命が延びる
ので、各指針用バルブの長寿命化のために各バルブに直
列にドロッパ抵抗を接続して6Vでバルブを動作させる
ようにしている。
【0006】また、従来の指針用バルブ断線検出回路で
は、各バルブ毎に流れる電流を監視して各バルブの断線
を検出するようになっていて、各バルブに対応して監視
用及び検出用の抵抗、トランジスタなどの電気部品を設
けていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上述のように従来は、
各バルブに直列にドロッパ抵抗を接続すると共に、各バ
ルブ毎に監視用及び検出用電気部品を設ける必要があっ
たため、部品点数が多くなってコストアップを招くとい
う問題点があった。
【0008】よって本考案は、上述した従来の問題点に
鑑み、少ない部品点数でより多くのバルブを長寿命化す
ると共にその断線を検出できるようにして、コストダウ
ンを図った車両用コンビネーションメータの指針用バル
ブ断線検出回路を提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本考案により成された車両用コンビネーションメータの
指針用バルブ断線検出回路は、ースに内蔵した複数の
計器の各々の指針に対応して設けられ点灯によって指針
を光輝させる指針用バルブの断線を検出し、該検出に応
じて前記複数の計器の指針を間接的に照明するための補
助バルブを点灯させるようにした車両用コンビネーショ
ンメータの指針用バルブ断線回路において、電源とアー
ス間に接続されると共に、複数の辺に断線検出すべき前
記指針用バルブが少なくとも1つ接続され、前記指針用
バルブの少なくとも1つの断線により平衡出力間に電位
差を生じるブリッジ回路と、前記平衡出力間に生じる電
位差によって前記不平衡出力間に流れる一方向の電流を
検出する第1の検出手段と、前記一方向と逆方向に前記
平衡出力間に流れる電流を検出する第2の検出手段と、
前記第1の検出手段又は前記第2の検出手段による前記
照明用ランプの断線検出に応じて前記補助バルブを点灯
させる点灯手段とを有することを特徴としている。
【0010】
【0011】
【0012】
【作用】上記構成において、ブリッジ回路の複数の辺に
断線検出すべき指針用バルブを少なくとも1つ接続して
いるので、ブリッジ回路に接続した指針用バルブの断線
によってブリッジ回路が不平衡となり、その平衡出力間
に電位差が生じる。この電位差の極性によってブリッジ
回路の平衡出力間には何れか一方向に電流が流れ、この
電流を第1の検出手段又は第2の検出手段が検出するこ
とによって指針用バルブ断線を検出し、点灯手段に補
助バルブを点灯させ、複数の計器の指針を間接的に照明
するようにしている。
【0013】しかも、各指針用バルブは電源とアース間
に形成される2つの直列回路の1つに存在し、各直列回
路において各指針用バルブは抵抗体又は他の指針用バル
ブと直列に接続されるようになる。
【0014】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本考案によるバルブ断線検出回路の一実施
例を示す回路図であり、同図において、11はスピード
メータ指針用バルブ、12はタコメータ指針用バルブ、
13は燃料計指針用バルブ、そして14は温度計指針用
バルブであり、実施例では、これらのバルブ11乃至1
4の抵抗値は略等しくされている。そして、スピードメ
ータ指針用バルブ11及びタコメータ指針用バルブ12
と、燃料計指針用バルブ13及び温度計指針用バルブ1
4とは、電源としてのバッテリとアース間に接続された
ブリッジ回路の各辺にそれぞれ接続されている。
【0015】スピードメータ指針用バルブ11及びタコ
メータ指針用バルブ12の相互接続点Xと、燃料計指針
用バルブ13及び温度計指針用バルブ14との相互接続
点Yとの間には、電流検出用抵抗15a、電流制限用抵
抗15b及び逆流阻止用ダイオード15cの第1の直列
回路と、逆流阻止用ダイオード16a、電流制限用抵抗
抵抗16b及び電流検出用抵抗16cの第2の直列回路
とが並列に接続されている。
【0016】ダイオード15cはそのアノードが抵抗1
5bに、カソードが接続点Yにそれぞれ接続され、第1
の直列回路には接続点XからY方向にのみ電流が流れる
ようにされている。ダイオード16aはそのアノードが
抵抗16bに、カソードが接続点Xにそれぞれ接続さ
れ、第2の直列回路には接続点YからX方向にのみ電流
が流れるようにされている。
【0017】接続点Xと抵抗15a及び15bの相互接
続点xには、逆流阻止用ダイオード15d及び抵抗17
を介して駆動用トランジスタ18のベースに接続されて
いる電流検出用PNP型スイッチングトランジスタ15
eのエミッタとベースとがそれぞれ接続されている。接
続点Yと抵抗16b及び16cの相互接続点yには、逆
流阻止用ダイオード16d及び抵抗17を介してく駆動
用トランジスタ18のベースに接続されている電流検出
用PNP型スイッチングトランジスタ16eのエミッタ
とベースとがそれぞれ接続されている。また、トランジ
スタ18はそのベースが抵抗19を介し、エミッタが直
接にアースに接続されると共に、コレクタが補助バルブ
20を介してバッテリに接続さている。
【0018】以上の構成において、スピードメータ指針
用バルブ11及びタコメータ指針用バルブ12と、燃料
計指針用バルブ13及び温度計指針用バルブ14とが、
バッテリとアース間に直列にそれぞれ接続されているの
で、これらの4つのバルブ11乃至14を同一のものと
すると、ドロッパ抵抗を使用しなくても各バルブにはバ
ッテリの電圧12Vを2等分した6Vの電圧が印加され
るようになる。
【0019】また、上記4つのバルブ11乃至14は1
つのブリッジ回路を形成し、全てのバルブが正常のとき
には、不平衡出力である接続点X及びY間の電位差は零
となっていて、第1及び第2の直列回路の何れにも電流
は流れていない。
【0020】今、任意のバルブの断線によって接続点X
及びY間に電位差が生じた場合には、この接続点X及び
Y間に第1又は第2の直列回路を通じて電流が流れ、電
流検出用抵抗15a又は16cの両端に電圧が発生し、
この電圧が電流検出用トランジスタ15e又は16eの
BE(=0.7V)以上になると、トランジスタ15
e又は16eがオンし、このトランジスタ15e又は1
6eのオンによって駆動用トランジスタ18がオンして
補助バルブ20に電流を流して点灯させる。以上によっ
て駆動用トランジスタ18などは、第1の検出回路15
又は第2の検出回路16による照明用ランプ11乃至1
4の断線検出に応じて補助バルブ20を点灯させる点灯
手段として働いている。
【0021】以上から明らかなように、第1の直列回路
と電流検出用トランジスタ15eとからなる第1の検出
回路15と、第2の直列回路と電流検出用トランジスタ
16eとからなる第2の検出回路16とを有するだけ
で、4つのバルブの断線を検出することができるので、
部品点数の削減とこれによるコストダウンを図ることが
できる。
【0022】詳細には、スピードメータ指針用バルブ1
1に断線が生じたときには、このバルブ11とタコメー
タ指針用バルブ12が不点灯になり、この断線が第2の
検出回路16によって検出されて補助バルブ20が点灯
される。また、タコメータ指針用バルブ12に断線が生
じたときには、このバルブ12とスピードメータ指針用
バルブ11が不点灯になり、この断線が第1の検出回路
15によって検出されて補助バルブ20が点灯される。
【0023】更に、燃料計指針用バルブ13に断線が生
じたときには、このバルブ13と温度計指針用バルブ1
4が不点灯になり、この断線が第1の検出回路15によ
って検出されて補助バルブ20が点灯される。更にま
た、温度計指針用バルブ14に断線が生じたときには、
このバルブ14と燃料計指針用バルブ13が不点灯にな
り、この断線が第2の検出回路16によって検出されて
補助バルブ20が点灯される。
【0024】以上の動作を要約して表に示すと下表1の
ようになる。
【表1】
【0025】
【0026】図示実施例では、ブリッジ回路の各辺に略
抵抗値の等しいバルブを1個づつ接続しているが、バル
ブの抵抗値は全て等しくなくてもよく、この場合には常
時一定の不平衡出力が出力されるが、この不平衡出力は
任意の辺のバルブの断線によって変化するので、この出
力の変化を検出することによって、バルブの断線を検出
することができる。
【0027】また、各辺に必ず1個のバルブを接続する
必要はなく、場合によっては、1辺に複数個のバルブを
接続したり、或いは任意の辺にバルブを接続しないよう
にし、その代わりに抵抗のみを接続するようにすること
も可能である。いずれにしても、電源とアース間に接続
したブリッジ回路の少なくとも一辺に、断線検出すべき
バルブを少なくとも1つ接続し、このブリッジ回路に接
続したバルブの断線によって変化する不平衡出力の電位
差を検出するようにすることで、バルブの断線を検出す
ることができる。
【0028】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、
数の計器を有する車両用コンビネーションメータにおい
て、簡単な回路の使用によって、複数の計器の指針用バ
ルブが断線してもその指針が見えなくなることを防止
きる。
【0029】しかも、単にブリッジ回路の辺に指針用バ
ルブを接続するだけで、1つのブリッジ回路に少なくと
も4つの指針用バルブが接続できるので、車両用コンビ
ネーションメータの有する計器の数、すなわち、断線検
すべき指針用バルブの数が増えても、断線検出のため
の構成が複雑になることがなく、また使用する部品点数
も増えない。そして、各指針用バルブは電源とアース間
に形成される2つの直列回路の各々において抵抗体又は
他の指針用バルブと直列に接続されるようになるので、
電源より各指針用バルブに印加される電圧は電源電圧よ
りも小さくなり、各指針用バルブに対して格別なドロッ
パ抵抗を接続することなく指針用バルブの長寿命化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による指針用バルブ断線検出回路の一実
施例を示す回路図である。
【図2】コンビネーションメータの正面を示す図であ
る。
【図3】図2のメータを構成する各計器の指針構造を示
す断面図である。
【符号の説明】
11〜14 指針用バルブ15 第1の検出手段(第1の検出回路) 16 第2の検出手段(第2の検出回路) 18 点灯手段(駆動用トランジスタ) 20 補助バルブ X,Y 不平衡出力(相互接続点)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ースに内蔵した複数の計器の各々の指
    針に対応して設けられ点灯によって指針を光輝させる指
    針用バルブの断線を検出し、該検出に応じて前記複数の
    計器の指針を間接的に照明するための補助バルブを点灯
    させるようにした車両用コンビネーションメータの指針
    用バルブ断線回路において、 電源とアース間に接続されると共に、複数の辺に断線検
    出すべき前記指針用バルブ少なくとも1つ接続され
    前記指針用バルブの少なくとも1つの断線により平衡出
    力間に電位差を生じるブリッジ回路と、 前記平衡出力間に生じる電位差によって前記 不平衡出力
    間に流れる一方向の電流を検出する第1の検出手段と、 前記一方向と逆方向に前記平衡出力間に流れる電流を検
    出する第2の検出手段と、 前記第1の検出手段又は前記第2の検出手段による前記
    照明用ランプの断線検出に応じて前記補助バルブを点灯
    させる点灯手段と を有する ことを特徴とする車両用コン
    ビネーションメータの指針用バルブ断線検出回路。
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