JP2573609Y2 - 消火設備用起動装置 - Google Patents

消火設備用起動装置

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JP2573609Y2
JP2573609Y2 JP6345790U JP6345790U JP2573609Y2 JP 2573609 Y2 JP2573609 Y2 JP 2573609Y2 JP 6345790 U JP6345790 U JP 6345790U JP 6345790 U JP6345790 U JP 6345790U JP 2573609 Y2 JP2573609 Y2 JP 2573609Y2
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洋巳 宮下
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能美防災 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、自動消火設備に用いる起動装置に関する
もので、更に述べると、外部の電源や充電池を必要とせ
ず、しかも、簡単に設置できる消火設備用起動装置に関
するものである。
従来の技術 従来の消火設備、例えば、閉鎖型消火用スプリンクラ
ヘッドでは、火災による熱が感熱板を介してヘッドの熱
ヒューズ部に伝わり結合部分を溶解させてノズルを開放
しない限り散水を開始しない。すなわち、外部から操作
して自由にヘッドを開放することができない構造となっ
ている。そのため、火災が広がって温度が上昇するまで
ヘッドは開放しないので、初期火災の拡大防止及び煙の
遮断を人為的に行えないという問題がある。
そこで、上記問題を解決するため、熱発生機構部を備
えたスプリンクラヘッド作動解除装置を設け、手動スイ
ッチにより操作される電気回路の作用に基づいき熱発生
機構部内の熱発生体が点火され、該機構部が作動しヒュ
ーズ部材を収容しストラットに向かって熱の噴射流が吹
き当てられ、それにより内部のヒューズ部材が溶融しス
プリンクラヘッドが所期の作動を行うようにしている。
(特開昭50−56097号公報参照) 考案が解決しようとする課題 従来例のスイッチは、外部電源を用いているので面倒
な電源線の設置工事が必要である上、外部電源の無い場
所には設置できない。
また、外部電源のある場所でも火災などにより断線す
ると停電するため、スイッチが作動しなくなるので、火
災時に消火設備を利用できないことがある。
そこで、充電池を用いることも考えられるが、この電
池は使用寿命が短いため、定期的に取り換えなければな
らないので、メンテナンスが面倒である。
この発明は、前記事情に鑑み、手動により消火設備を
起動する消火設備用起動装置において、外部電源のない
場所でも設置でき、かつ、確実に消火設備を起動するこ
とのできる消火設備用起動装置を提供することを目的と
する。
他の目的はメンテナンスを容易にすることである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するこの考案について述べれば、それ
は、 基台に設けられた圧電素子と、 該圧電素子の手動により打撃を与えて電圧を発生させ
る打撃手段と、 該圧電素子が発生させる電圧に基づく放電のエネルギ
ーを受けて発熱し熱気流を発生させる熱気流発生源を有
する熱気流発生装置とを備え、 該熱気流発生装置は、該熱気流発生源が発生させる熱
気流により、消火設備の感熱起動手段を作動させて消火
設備を起動させるものであることを特徴とする消火設備
用起動装置である。
作用 圧電素子の打撃手段により圧電素子に手動で打撃を与
えると、該圧電素子が電圧を発生させる。そして、該圧
電素子が発生させる電圧に基づいて放電が起こり、熱気
流発生装置における熱気流発生源は、その放電のエネル
ギーを受けて発熱し熱気流を発生させる。該熱気流発生
源が発生させる熱気流は、消火設備の感熱起動手段を作
動させて消火設備を起動させる。
実施例 この考案の実施例を添付図面により説明するが、同一
図面符号はその名称も機能も同一である。
仕切弁28、水道メータ29、分岐管31及びコントロール
ボックス32を介して上水道配管27をループ式配管33に接
続し、該管33を住宅25内に配設するとともに、該配管33
に閉鎖型スプリンクラヘッド26を螺着する。該ヘッド26
の先端部に熱気流発生装置20を固定したシーリングプレ
ート(図示しない)を螺着する。この熱気流発生装置20
は、第3図に示す様にアジ化ソーダ等の熱気流発生源24
を充填した容器52を備えおり、この容器52の下部には噴
出口21a、21bが末広がり状に配設されている。この熱気
流発生装置20には、スイッチ22が設けられている。
このスイッチ22は第1図に示すように、基台1のシリ
ンダ部3に摺動体2が嵌合されている。この摺動体2の
一端には押釦4が設けられ、また、その他端とシリンダ
部の底部3aとの間にはばね5が介在している。摺動体2
の内側部2aにはフック6が設けられている。
基台1の天井部1b内側にはチタン酸バリウムやPZT等
の圧電材料により形成した圧電素子9が設けられ、ま
た、この圧電素子9にはリード線11が接続されている。
基台1の側部1aには、支承部8とリード線11の引出口
12とが設けられている。
この支承部8には、板ばね7の一端が固定され、その
他端側には、圧電素子9に当接する押圧部10が設けられ
ている。
上記の如く構成される熱気流発生装置20及びスイッチ
22により、消火設備用起動装置が構成される。
次に、本実施例の作動につき説明する。
火災発生時に押釦4を矢印A4方向に押圧すると、板ば
ね7の先端がフック6に係合しながら回動するので、押
圧部10は圧電素子9から離れる方向に移動する。そし
て、押釦4が一点鎖線で示す位置になると、該ばね板7
の先端とフック6との係合が解けるとともに、押圧部10
はばね板7の復元力により前記と逆方向に急激に回動し
圧電素子9に打撃を与える。
そのため、圧電素子9が高電圧を発生させ、スイッチ
22がオンすることとなり、その高電圧はリード線11を介
して熱気流発生装置20の熱気流発生源24まで至る。該熱
気流発生源24まで至った高電圧は、そこにおいて放電を
起こし、該熱気流発生源は、その放電のエネルギーを受
けて、発熱を開始し熱気流を発生させる。即ち、該熱気
流発生源24は、圧電素子9が発生させる電圧に基づく放
電のエネルギーを受けて発熱し熱気流を発生させるもの
である。この熱気流は末広がり状の散布領域を形成しな
がら図示しない消火用スプリンクラヘッド26の感熱板を
加熱し、その結果、該ヘッド26が開放して散水を開始す
る。即ち、消火設備の感熱起動手段における感熱部を加
熱し、感熱起動手段を作動させて消火設備を起動させ
る。
この考案の実施例は上記に限定されるものではなく、
例えば、前記摺動体2の内側部2aにフック6を多段に複
数個設け、1回の押釦4の押圧操作で複数回圧電素子9
を打撃するようにしてもよい。又、このスイッチは第4
図に示す様に構成して手動兼自動スイッチ122としても
よい。このスイッチ122には、基台101に遊嵌合されたフ
ック118付摺動体104が設けられているが、この摺動体10
4は、ばね115により基台101の開口101a側に押圧されて
いる。基台101の側部101aには、板ばね116の一端が固定
され、その自由端側には圧電素子109と当接する押圧部1
19が設けられている。
摺動体104の押部104bには、一端にフランジ部102aを
設け、他端に段部102bを設けた筒状の摺動子102が嵌着
されている。
この段部102bに熱応動体、例えば、円弧状のバイメタ
ル105を嵌着し、その内面を作動子の押部104bに形成し
た突起104cに当接させ、又、その外面を感熱板106で覆
い、該感熱板106を摺動子102の端面に固定する。
この実施例では、火災等が発生すると感熱板106から
バイメタル105に伝達されるので、バイメタル105が反転
して摺動体104が摺動する。そして、この摺動によりフ
ック118が板ばね116の自由端を回動させ、その回動の途
中において板ばね116とフック118との係合が外れる。そ
のため、押圧部119は板ばね116の復元力により急激に前
記と逆方向に回動して圧電素子109を打撃するので、高
電圧が発生してスイッチをオンさせる。又、このスイッ
チでは感熱板106を押圧することにより、手動操作する
こともできる。
なお、前記実施例では、感熱応動体として、加熱によ
り反転するバイメタルを用いたが、必ずしもこれに限定
されるものではなく、例えば、電気的信号により変位を
もたらす構成を用いることにより、サーミスタのような
ものも使用することも可能である。
考案の効果 この考案に係る消火設備用起動装置は、以上のように
構成したので、圧電素子の打撃手段により圧電素子に手
動で打撃を与えると、該圧電素子が電圧を発生させる。
そして、該圧電素子が発生させる電圧に基づいて放電が
起こり、熱気流発生装置における熱気流発生源は、その
放電のエネルギーを受けて発熱し熱気流を発生させる。
該熱気流発生源が発生させる熱気流は、消火設備の感熱
起動手段を作動させて消火設備を起動させる。
従って、従来例と異なり、この考案に係る消火設備用
起動装置は、外部電源は充電池などの電源を必要としな
いので、外部電源のない場所でも設備できる上、設備の
施工性もよくなる。又、使用寿命も半永久的となるため
充電池のように定期的に交換する必要もないのでメンテ
ナンスが容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す縦断面図、第2図は使
用状態を示す正面図、第3図は第2図の要部拡大図、第
4図は他の実施例を示す縦断面図、である。 1、101……基台 2、102……摺動体 6、118……フック 7、116……板ばね 9、109……圧電素子

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台に設けられた圧電素子と、 該圧電素子に手動により打撃を与えて電圧を発生させる
    打撃手段と、 該圧電素子が発生させる電圧に基づく放電のエネルギー
    を受けて発熱し熱気流を発生させる熱気流発生源を有す
    る熱気流発生装置とを備え、 該熱気流発生装置は、該熱気流発生源が発生させる熱気
    流により、消火設備の感熱起動手段を作動させて消火設
    備を起動させるものであることを特徴とする消火設備用
    起動装置。
  2. 【請求項2】打撃手段は、押釦の押圧により圧電素子に
    打撃を与えるものであることを特徴とする請求項1記載
    の消火設備用起動装置。
  3. 【請求項3】打撃手段は、、感熱応動体の変位により圧
    電素子に打撃を与える手段を兼ねるものであることを特
    徴とする請求項1記載の消火設備用起動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS51113541A (en) * 1975-03-31 1976-10-06 Hitachi Ltd Keyboard switch
JPS579912U (ja) * 1980-06-18 1982-01-19
JPS61162913U (ja) * 1985-03-29 1986-10-08

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