JP2573161B2 - 体の動きの練習装置 - Google Patents

体の動きの練習装置

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JP2573161B2
JP2573161B2 JP21795594A JP21795594A JP2573161B2 JP 2573161 B2 JP2573161 B2 JP 2573161B2 JP 21795594 A JP21795594 A JP 21795594A JP 21795594 A JP21795594 A JP 21795594A JP 2573161 B2 JP2573161 B2 JP 2573161B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリハビリの練習、ゴル
フ、テニス、野球、卓球等のスイング練習に使用される
体の動きの練習装置に関する。
【0002】
【従来の技術】リハビリの練習やゴルフスイングの練習
においては、体を標準のパターンで動かせることが大切
である。体の特定部分を標準パターンに動かせる装置は
開発されている。たとえば、ゴルフスイング練習装置が
下記の〜の公報に記載されている。 特開昭57−1363号公報 特公平2−4310号公報 特開昭60−236671号公報 特開平3−30786号公報 実開昭63−197568号公報
【0003】の公報に記載される装置は、練習者の腰
の両側を保持して、ゴルフのスイングをするときに腰が
左右に移動するのを防止する構造をしている。の公報
に記載される装置は、練習者の膝の両側と頭とを保持す
る。この装置は、バックスイングとダウンスイングとに
おいて、練習者の頭と足とを適正に位置決めする。の
公報の装置は、練習者の腰と胸の部分にバンドを連結
し、バンドでもってスイングのフォームを規制するよう
になっている。の公報の装置は、腰を保持するホルダ
ーを回転できるように基台に装置している。この装置
は、スイングするときに腰の動きを規制して、正しいフ
ォームを練習するものである。の公報には、膝と腰と
肩の部分を特定の方向に回転できるクランク機構に連結
している。この装置は、ゴルフスイングするときに、膝
と腰と肩とを特定の動きに規制して正しいフォームの練
習をする装置である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の公報に記載され
る練習装置は、体の一部の動きを規制して、正しいフォ
ームの練習をするものである。これ等の装置は、腰等の
動きを、機械的な機構で特定の範囲に制限して、正しい
フォームの練習している。この装置は、腰等を理想的な
フォームに規制することが極めて難しい。それは、リハ
ビリの練習にしても、ゴルフスイングの練習にしても、
理想的なフォームは、体の特定部分が極めて複雑な動き
をするからである。この動きを機械的な機構で実現する
ことは極めて難しい。さらに、ゴルフスイングやリハビ
リの練習においては、各人に最適な理想のフォームがあ
る。機械的に動きを規制する従来の装置は、各人に理想
のフォームに変更することはほとんど不可能である。
【0005】本発明は、この欠点を解決することを目的
に開発されたものである。本発明の重要な目的は、リハ
ビリやゴルフスイングの練習において、各人が理想的な
フォームで練習できる体の動きの練習装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の体の動きの練習
装置は、前述の目的を達成するために下記の構成を備え
る。体の動きの練習装置は、体の一部を保持するホルダ
ー1と、このホルダー1を体に移動に従って移動自在に
基台10に装着している可動機構2と、ホルダー1の移
動位置を時系列に検出する位置センサー3と、位置セン
サー3から出力される位置信号を時系列に記憶する記憶
手段4と、記憶手段4に記憶される位置信号にしたがっ
てホルダー1を駆動するサーボ機構5とを備える。
【0007】この体の動きの練習装置は、記憶手段4に
標準パターンの動きの位置信号を記憶させる。標準パタ
ーンの動きは、たとえば、リハビリの練習装置において
は、医者が患者に理想のフォームで体を動かすパターン
である。ゴルフのスイング練習に使用するときは、プロ
のゴルファーがスイングしたときのパターンである。標
準パターンの動きが記憶手段4に記憶されているので、
記憶手段4の記憶信号によって、サーボ機構5は強制的
に練習者の体の動きを制御する。
【0008】また、本発明の請求項2に記載される体の
動きの練習装置は、リハビリ用の練習装置である。さら
に、本発明の請求項3に記載される体の動きの練習装置
は、ゴルフのスイング練習装置である。さらにまた、本
発明の請求項4に記載される体の動きの練習装置は、ホ
ルダー1が練習者の腰を保持するように構成してる。
【0009】
【作用】本発明の体の動きの練習装置は下記のようにし
て使用する。 ホルダー1を体の一部にセットする。リハビリに使
用するときは医者やトレーナー、ゴルフやテニスや野球
等のスポーツのスイング練習をするときは、プロのプレ
イヤーや上級者の一部にホルダー1をセットする。 リハビリの練習をするときは、医者が標準パターン
の動きをして、その動きを位置センサー3で検出して記
憶手段4に記憶させる。リハビリの練習においては、体
の練習部分が理想的な動きをするように動かせて、その
パターンを標準パターンとして記憶手段4に記憶させ
る。リハビリは、体の不自由な部分の練習をするので、
不自由な部分によって、あるいは個人によって標準パタ
ーンが異なる。医者は患者に理想的なパターンで体を動
かせて、その動きを標準パターンとして記憶させる。医
者は、自分の体を実際に動かせて標準パターンを記憶さ
せるので、簡単かつ容易に、しかもそれぞれの患者に最
適な動きを標準パターンとして記憶できる。
【0010】ゴルフスイングの練習に使用するときは、
プロゴルファーが正しいフォームでスイングして、その
動きを標準パターンとして記憶手段4に記憶させる。プ
ロゴルファーは、練習者の体格等に合わせて理想のフォ
ームでスイングして、その動きを記憶させることができ
る。また、スライスやフック等のスイングを別々の標準
パターンとして記憶させることができる。
【0011】 医者やプロゴルファーに代わって、ホ
ルダー1をリハビリの患者や、ゴルフスイング練習者に
装着する。 サーボ機構5がホルダー1を移動させる。ホルダー
1は患者に装着されているので、患者は、ホルダー1で
動きが規制されて医者と同じ運動ができる。サーボ機構
5は、記憶手段4に記憶される標準パターンでホルダー
1を移動させて、患者を医者と同じ動きに規制する。
【0012】ゴルフスイングの練習も同じようにでき
る。ホルダー1を練習者に装着する。ホルダー1がプロ
ゴルファーの動きをして、練習者をプロゴルファーのス
イングに規制する。ホルダー1はサーボ機構5に駆動さ
れてプロゴルファーの標準パターンと同じ動きをする。
サーボ機構5は、記憶手段4に記憶される標準パターン
でホルダー1を駆動する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想
を具体化するための体の動きの練習装置を例示するもの
であって、本発明は体の動きの練習装置を下記のものに
特定しない。
【0014】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、「作用の欄」、および
「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付
記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、
実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0015】図1ないし図3に示す体の動きの練習装置
は、リハビリの練習に使用する装置で、足に巻き付けて
脱着自在に装着されるバンドであるホルダー1と、この
ホルダー1を体に移動に従って移動自在に基台に装着し
ている可動機構2と、ホルダー1の移動位置を時系列に
検出する位置センサー3と、位置センサー3から出力さ
れる位置信号を時系列に記憶する記憶手段4と、記憶手
段4に記憶される位置信号にしたがってホルダー1を駆
動するサーボ機構5とを備える。
【0016】可動機構2は、ホルダー1を立体的に移動
できるように基台に連結するもので、X軸可動機構2X
と、Y軸可動機構2Yと、Z軸可動機構2Zとを備え
る。X軸、Y軸、Z軸可動機構は、ガイドロッド2a
と、このガイドロッド2aに沿って移動する移動部材2
bとを備えている。X軸可動機構2XのX軸ガイドロッ
ド2aは基台に水平に固定されている。Z軸ガイドロッ
ド2aは、X軸可動機構2XのX軸移動部材2bに垂直
に固定されている。Y軸ガイドロッド2aはZ軸移動部
材2bに水平に固定されている。Y軸ガイドロッド2a
に移動自在に連結されたY軸移動部材2bは、アーム6
を介してホルダー1に連結されている。X軸、Y軸、Z
軸のガイドロッド2aは互いに直角に配設されて、X
軸、Y軸、Z軸の移動部材2bをX軸、Y軸、Z軸方向
に移動させる。
【0017】ガイドロッド2aと移動部材2bを図2と
図3の断面図に示す。これ等の図に示すガイドロッド2
aは、角柱状で下面に歯を設けているラックである。ガ
イドロッド2aに沿って移動する移動部材2bは、ラッ
クの下面の歯に噛み合うピニオン7と、ガイドロッド2
aの上面に接触して回転されるローラー8とを内蔵して
いる。ローラー8は2つあり、ピニオン7は3つある。
ローラー8とピニオン7がガイドロッド2aの上下面を
転動して、移動部材2bはガイドロッド2aに沿って移
動される。移動部材2bがガイドロッド2aに沿って移
動すると、ピニオン7とローラー8が回転する。ローラ
ー8はガイドロッド2aの横ずれを阻止するために、両
端に鍔がある。ローラー8と、中間に配設されたピニオ
ン7は、ベアリングを介して回転できるように移動部材
2bのケーシング9に装着されている。両側に配設され
たピニオン7は、サーボモーター5Aとロータリーエン
コーダー3Aを介して回転できるように移動部材2bの
ケーシング9に装着されている。
【0018】位置センサー3は、移動部材2bに内蔵さ
れるピニオン7に連結されたロータリーエンコーダー3
Aである。ロータリーエンコーダー3Aはピニオン7の
回転を検出して移動位置を検出する。移動部材2bに
は、ロータリーエンコーダー3Aに代わって、ガイドロ
ッド2aに対する移動部材2bの移動位置を検出できる
全てのセンサー、たとえば、差動トランス等も使用でき
る。ロータリーエンコーダー3Aは、ガイドロッド2a
に沿って移動部材2bが移動するとピニオン7が回転さ
れるので、このピニオン7の回転を検出して移動部材2
bの移動位置を検出する。
【0019】ロータリーエンコーダー3Aは、検出した
位置信号を一定の周期でデジタル量に変換して出力する
A/Dコンバータ(図示せず)を内蔵する。記憶手段4
にデジタル量で位置信号を記憶させるためである。ただ
し、A/Dコンバータは、記憶手段の入力側に設けるこ
ともできる。A/Dコンバータを記憶手段の入力に設け
る装置は、ロータリーエンコーダーからアナログ信号を
出力し、記憶手段はロータリーエンコーダーから入力さ
れる信号をA/Dコンバータでデジタル量に変換して記
憶する。
【0020】記憶手段4に時系列に移動信号を記憶させ
るために、A/Dコンバータは、たとえば、100ms
ecよりも短い周期で、位置信号をデジタル量に変換し
て記憶手段4に出力する。A/Dコンバータがデジタル
信号を出力する周期、すなわち、A/Dコンバータの変
換時間は、短いほど細かいピッチで位置信号を記憶でき
る。たとえば、A/Dコンバータの変換周期を100m
secとするとき、1秒に10回の位置信号が記憶手段
4に出力される。すなわち、0.1秒毎の位置が記憶手
段4に記憶される。A/Dコンバータの変換周期を速く
すると、記憶手段4に入力される位置信号が多くなり、
記憶手段4の容量を大きくする必要がある。このため、
A/Dコンバータの変換周期は、記憶手段4の容量と動
きの速さとを調整して、好ましくは1μsec〜100
msecの範囲に設定される。
【0021】記憶手段4は、ロータリーエンコーダー3
Aから出力される位置信号を時系列に記憶するメモリで
ある。記憶手段4には、RAMやROM等の半導体メモ
リ、ハードディスクやフロッピーディスク等の磁気メモ
リ、光ディスク等の光メモリが使用できる。記憶手段4
の記憶容量は、ホルダー1を移動させるときにロータリ
ーエンコーダー3Aから出力される位置信号を記憶でき
る量に設計される。たとえば、ホルダー1を移動させる
標準パターンの移動時間が1分とすると、ロータリーエ
ンコーダー3Aから1分出力されるデジタル信号を記憶
する容量に決定される。さらに、記憶手段4は、複数の
標準パターンを記憶することもできる。この場合、複数
の標準パターンを記憶できる容量に設計される。
【0022】サーボ機構5は、サーボモーター5Aと、
このサーボモーター5Aの運転を制御する駆動回路5B
とを備える。サーボモーター5Aは回路軸をピニオン7
に連結している。サーボモーター5Aがピニオン7を回
転させると、ピニオン7がガイドロッド2aを移動させ
て、移動部材2bを所定の位置に移動させる。駆動回路
5Bは、記憶手段4に記憶される標準パターンの位置信
号を演算して、サーボモーター5Aの運転を制御する。
図に示す装置は、X軸可動機構2Xと、Y軸可動機構2
Yと、Z軸可動機構2Zの移動部材2bにそれぞれサー
ボモーター5Aを内蔵している。それぞれの移動部材2
bに内蔵されるサーボモーター5Aは、記憶手段4に記
憶される標準パターンの位置信号を駆動回路5Bで演算
して、互いに同期して運転される。
【0023】この図に示すリハビリ用の体の動きの練習
装置は、下記のようにして使用する。 ホルダー1を医者の足に巻き付けて固定する。 医者は、ホルダー1を固定している自分の足を、リ
ハビリ練習をする患者の理想の足の動きと同じように移
動させる。 医者が自分の足を移動させるとき、X軸、Y軸、Z
軸可動機構に内蔵されるロータリーエンコーダー3A
は、一定の周期で位置を検出し、検出した位置信号を記
憶手段4に入力する。ロータリーエンコーダー3Aは、
例えば、100msecの周期で検出した位置信号をデ
ジタル信号に変換して記憶手段4に出力する。 ロータリーエンコーダー3Aから入力されるデジタ
ル信号は、記憶手段4に標準パターンの位置信号として
記憶される。
【0024】 以上のようにして、記憶手段4に標準
パターンの位置信号を記憶させた後、ホルダー1を医者
の足から外す。その後、ホルダー1を患者の足に巻き付
けて固定する。 記憶手段4に記憶される標準パターンの位置信号を
駆動回路5Bに出力する。駆動回路5Bは、入力される
標準パターンの位置信号を演算して、サーボモーター5
Aを回転させる。駆動回路5Bは、X軸、Y軸、Z軸軸
用のサーボモーター5Aを駆動して、ホルダー1を標準
パターンの軌跡に移動させる。患者は足をホルダー1に
固定しているので、足を標準パターンに移動させること
になる。必要ならば、患者は、の工程を繰り返し、何
回も標準パターンの運動をしてリハビリする。標準パタ
ーンの動きは、医者が最初にしたパターンと同じ動きと
なる。
【0025】さらに、図4は体の動きの練習装置がゴル
フスイング練習装置である実施例を示している。この図
の装置は、腰の動きを規制する装置と、膝の動きを規制
する装置とを備えている。
【0026】腰の動きを規制する装置は、腰を両側と背
面が保持するホルダー1と、このホルダー1を腰の移動
に従って移動自在に基台10に装着している可動機構2
と、ホルダー1の移動位置を時系列に検出する位置セン
サーと、位置センサーから出力される位置信号を時系列
に記憶する記憶手段4と、記憶手段4に記憶される位置
信号にしたがってホルダー1を駆動するサーボ機構5と
を備える。
【0027】可動機構2は、ガイドロッド2aを基台に
垂直に固定しているZ軸可動機構2Zと、このZ軸可動
機構2Zに連結されているY軸可動機構2Yと、このY
軸可動機構2Yに連結されているX軸可動機構2Xと、
X軸可動機構2Xに連結されている傾動可動機構2A
と、傾動可動機構2Aに水平面内で回転自在に連結され
ている水平回転可動機構2Bと、この水平回転可動機構
2Bに垂直面内で回転できるように連結されている垂直
回転可動機構2Cとを備える。垂直回転可動機構2C
に、アーム6を固定し、このアーム6の先端にホルダー
1を固定している。
【0028】Z軸可動機構2Zは、リハビリに使用する
Z軸可動機構2Zと同じように、ガイドロッド2aに沿
って移動できるように移動部材2bを装着したものであ
る。Y軸可動機構2Yは、Z軸可動機構2Zの移動部材
2bに固定された水平テーブル11と、この水平テーブ
ル11にアリ溝を介してY軸方向に摺動できるように連
結されたY軸テーブル12とで構成される。X軸可動機
構2Xは、Y軸可動機構2YのY軸テーブル12にX軸
方向に移動できるように装着されたX軸テーブル13を
備える。X軸テーブル13はアリ溝を介して、Y軸テー
ブル12に摺動自在に連結されている。
【0029】傾動可動機構2Aは、X軸テーブル13に
固定された固定台14と、この固定台14に水平回転軸
を介して傾動できるように連結された傾動テーブル15
とからなる。水平回転可動機構2Bは、傾動テーブル1
5に固定された円弧レール16に走行自在に装着されて
いる水平回転テーブル17である。円弧レール16は、
ゴルファーの背骨を中心とする円弧状である。垂直回転
可動機構2Cは、水平回転テーブル17に前後に水平に
延長して配設された前後回転軸18に回転自在に装着さ
れた垂直回転テーブル19である。
【0030】この構造の可動機構2は、Z軸可動機構2
Zの移動部材2bが上下に移動し、Y軸可動機構2Yの
Y軸テーブル12が前後に移動し、X軸可動機構2Xの
X軸テーブル13が左右に移動し、傾動可動機構2Aの
傾動テーブル15が前後に傾動し、さらに、水平回転可
動機構2Bの水平回転テーブル17がゴルファーの背骨
を中心として水平面内で回転し、垂直回転可動機構2C
の垂直回転テーブル19が前後の回転軸を中心に回転す
る。したがって、アーム6を介して、垂直回転可動機構
2Cの垂直回転テーブル19に連結されたホルダー1
は、上下、左右に、さらに垂直面内と水平面内に回転す
るように移動できる。
【0031】Z軸可動機構2Zと、Y軸可動機構2Y
と、X軸可動機構2Xとの位置センサーは、互いに相対
移動量を検出できる全ての機構、たとえば、図2と図3
に示すように、一方の部材にラックを固定し、このラッ
クに噛み合うピニオン7を他方の部材に回転自在に装着
し、このピニオン7をロータリーエンコーダー3Aに連
結して、相対移動を検出できる。
【0032】さらに、傾動可動機構2Aと、水平回転可
動機構2Bと、垂直回転可動機構2Cのように、回転軸
20を介して一方の部材を他方の部材に連結する可動機
構は、図5に示すように、回転軸20に駆動歯車21を
固定し、駆動歯車21に噛み合うピニオン7をロータリ
ーエンコーダー3Aに固定して回転角を検出できる。ロ
ータリーエンコーダー3Aは、ベアリングを介して回転
軸20に対して回転できるように連結された部材に固定
する。
【0033】図4に示すゴルフスイング練習装置は、下
記の6組の可動機構を備える。 Z軸可動機構2Z Y軸可動機構2Y X軸可動機構2X 傾動可動機構2A 水平回転可動機構2B 垂直回転可動機構2C それぞれの可動機構2の位置を検出するために、位置セ
ンサーは6組設けられる。6組の位置センサーは、互い
に同期して位置を検出し、検出した信号をデジタル信号
に変換して記憶手段4に伝送する。記憶手段4は、6組
の位置センサー3から入力される位置信号を、時系列に
標準パターンとして記憶する。
【0034】サーボ機構5は、6組の可動機構2を標準
パターンに従って駆動する。Z軸可動機構2Zと、Y軸
可動機構2Yと、X軸可動機構2Xのように、互いに平
行に移動させるサーボ機構5は、図2と図3とに示すよ
うに、一方の部材にラックを固定し、このラックに噛み
合うピニオン7を固定したサーボモーター5Aを別の部
材に固定した機構で実現できる。このサーボモーター5
Aは、サーボモーター5Aでピニオン7を回転させる
と、ラックが移動されて、ふたつの部材を互いに相対的
に移動できる。サーボモーター5Aは、記憶手段4に記
憶される位置信号を演算して、サーボモーター5Aの回
転を制御する駆動回路5Bで駆動する。
【0035】ふたつの部材を互いに回転させる可動機構
2である、傾動可動機構2Aと、垂直回転可動機構2C
とは、図5に示すように、回転軸20に従動歯車22を
固定し、この従動歯車22に噛み合うピニオン7をサー
ボモーター5Aに固定するサーボ機構5で駆動できる。
サーボ機構5は回転軸20に回転自在に装着された部材
に固定される。サーボ機構5の運転は、駆動回路5Bに
制御される。駆動回路5Bは、記憶手段4に記憶される
標準パターンの位置信号を演算して、サーボモーター5
Aの回転を制御する。
【0036】図4に示すゴルフスイング練習装置は、下
記のようして使用する。 ホルダー1をプロゴルファーの腰に装着する。 プロゴルファーは、ゴルフクラブを握ってスイング
する。 プロゴルファーがスイングすると、位置センサー3
は一定の周期で位置を検出し、検出した位置信号を記憶
手段4に入力する。位置センサー3は、例えば、10m
secの周期で検出した位置信号をデジタル信号に変換
して記憶手段4に出力する。 位置センサー3から入力されるデジタル信号は、記
憶手段4に標準パターンの位置信号として記憶される。
この標準パターンは、プロゴルファーのスイングを示す
位置信号である。
【0037】 以上のようにして、記憶手段4にプロ
ゴルファーのスイングを標準パターンの位置信号として
記憶させた後、ホルダー1をプロゴルファーから外す。
その後、ホルダー1を練習者の腰に装着する。 記憶手段4に記憶される標準パターンの位置信号を
駆動回路5Bに出力する。駆動回路5Bは、入力される
標準パターンの位置信号を演算して、サーボ機構5のサ
ーボモーター5Aを回転させる。駆動回路5Bは、各サ
ーボモーター5Aを駆動して、ホルダー1を標準パター
ンの軌跡に移動させる。練習者は腰をホルダー1に固定
しているので、腰を標準パターンに移動させることにな
る。練習者は、の工程を繰り返し、何回も標準パター
ンのスイングをしてゴルフスイングの練習をする。標準
パターンのスイングは、プロゴルファーが最初にしたス
イングと同じになる。
【0038】以上のスイング練習装置は、腰の動きをプ
ロゴルファーのスイングと同じにするものであるが、腰
のみでなく、膝と頭の動きを規制することもできる。膝
の動きを規制する装置は、図1に示すように、ホルダー
1を、X軸、Y軸、Z軸に移動できる機構が使用でき
る。
【0039】さらにゴルフスイング練習装置は、頭を支
持してスイングすることもできる。頭を支持するホルダ
ー1は、インパクトするまでは移動する必要がないが、
インパクトした後に、左右に自由に移動できるようにす
るのがよい。
【0040】
【発明の効果】本発明の体の動きの練習装置は、リハビ
リやゴルフスイングの練習において、各人が理想的なフ
ォームで体を動かすことができる特長がある。リハビリ
練習をするときには、医者が患者の理想的な動きをして
その動きを標準パターンとして記憶手段に記憶させ、そ
の後ホルダーを患者に装置して、サーボ機構でホルダー
を駆動して、標準パターンに運動できるからである。ま
た、ゴルフのスイングを練習するときは、プロゴルファ
ーにホルダーを装着して、プロゴルファーのスイングを
標準パターンとして記憶させ、その後、ホルダーを練習
者に装着して、サーボ機構でホルダーを標準パターンと
同じように移動させることにより、理想的なフォームで
スイングできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる体の動きの練習装置を
示す装置であってリハビリに使用する状態を示す斜視図
【図2】図1に示す体の動きの練習装置の位置センサー
とサーボ機構とを示す断面図
【図3】図1に示す体の動きの練習装置の位置センサー
とサーボ機構とを示す断面図
【図4】本発明の他の実施例にかかる装置であって体の
動きの練習装置をゴルフスイング練習装置として使用す
る状態を示す斜視図
【図5】図4に示す装置の回転部分の位置センサーとサ
ーボ機構とを示す断面図
【符号の説明】
1…ホルダー 2…可動機構 2X…X軸可動機構 2Y…Y軸可動機構 2Z
…Z軸可動機構 2A…傾動可動機構 2B…水平回転可動機構 2C
…垂直回転可動機構 2a…ガイドロッド 2b…移動部材 3…位置センサー 3A…ロータリーエンコーダー 4…記憶手段 5…サーボ機構 5A…サーボモーター 5B…駆
動回路 6…アーム 7…ピニオン 8…ローラー 9…ケーシング 10…基台 11…水平テーブル 12…Y軸テーブル 13…X軸テーブル 14…固定台 15…傾動テーブル 16…円弧レール 17…水平回転テーブル 18…前後回転軸 19…垂直回転テーブル 20…回転軸 21…駆動歯車 22…従動歯車
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A63B 69/38 A63B 69/38 Z

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体の一部を保持するホルダー(1)と、こ
    のホルダー(1)を体に移動に従って移動自在に基台(10)
    に装着している可動機構(2)と、ホルダー(1)の移動位置
    を時系列に検出する位置センサー(3)と、位置センサー
    (3)から出力される位置信号を時系列に記憶する記憶手
    段(4)と、記憶手段(4)に記憶される位置信号にしたがっ
    てホルダー(1)を駆動するサーボ機構(5)とを備え、記憶
    手段(4)に標準パターンの動きの位置信号を記憶させ、
    この標準パターンの位置信号にしたがって、サーボ機構
    (5)が強制的に練習者の体の動きを制御するように構成
    されてなる体の動きの練習装置。
  2. 【請求項2】 練習装着がリハビリ用の練習装置である
    請求項1に記載の体の動きの練習装置。
  3. 【請求項3】 練習装置がゴルフのスイング練習装置で
    ある請求項1に記載の体の動きの練習装置。
  4. 【請求項4】 ホルダー(1)が練習者の腰を保持する請
    求項3に記載の体の動きの練習装置。
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