JP2573006B2 - 新規なヒドロキサム酸誘導体 - Google Patents
新規なヒドロキサム酸誘導体Info
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- JP2573006B2 JP2573006B2 JP62317364A JP31736487A JP2573006B2 JP 2573006 B2 JP2573006 B2 JP 2573006B2 JP 62317364 A JP62317364 A JP 62317364A JP 31736487 A JP31736487 A JP 31736487A JP 2573006 B2 JP2573006 B2 JP 2573006B2
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K5/00—Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
- C07K5/04—Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing only normal peptide links
- C07K5/10—Tetrapeptides
- C07K5/1002—Tetrapeptides with the first amino acid being neutral
- C07K5/1005—Tetrapeptides with the first amino acid being neutral and aliphatic
- C07K5/1008—Tetrapeptides with the first amino acid being neutral and aliphatic the side chain containing 0 or 1 carbon atoms, i.e. Gly, Ala
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P29/00—Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K5/00—Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
- C07K5/02—Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing at least one abnormal peptide link
- C07K5/0202—Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing at least one abnormal peptide link containing the structure -NH-X-X-C(=0)-, X being an optionally substituted carbon atom or a heteroatom, e.g. beta-amino acids
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、背椎動物由来のコラゲナーゼの作用を特異
的に阻害する新規なペプチジルヒドロキサム酸誘導体に
関するものであり、この新規なペプチジルヒドロキサム
酸誘導体を有効成分として含有するコラゲナーゼ活性阻
害剤に関するものである。
的に阻害する新規なペプチジルヒドロキサム酸誘導体に
関するものであり、この新規なペプチジルヒドロキサム
酸誘導体を有効成分として含有するコラゲナーゼ活性阻
害剤に関するものである。
コラゲナーゼは、結合組織の主要構成蛋白成分の一つ
であるコラーゲンを分解する酵素である。
であるコラーゲンを分解する酵素である。
動物の病態時において、組織の破壊、修復の過程でコ
ラゲナーゼの異常亢進が見られる。例えば、慢性間接リ
ウマチ、歯周疾患、角膜潰瘍、表皮水疱症などの場合に
おいて、コラゲナーゼの異常亢進が見られ、その場合に
コラゲナーゼ作用を阻害することは、それら疾患の治療
に対し、有用な手段となる。
ラゲナーゼの異常亢進が見られる。例えば、慢性間接リ
ウマチ、歯周疾患、角膜潰瘍、表皮水疱症などの場合に
おいて、コラゲナーゼの異常亢進が見られ、その場合に
コラゲナーゼ作用を阻害することは、それら疾患の治療
に対し、有用な手段となる。
従来、コラゲナーゼ阻害作用を示す物質として、ある
種のペプチジルヒドロキサム酸が知られている。すなわ
ち、ウイリアム M.モーアらは、ベンジルオキシカルボ
ニル−プロリル−ロイシル−グリシルヒドロキサム酸
(Z−Pro−Leu−Gly−NHOH)を報告しており(William
M. Moore and Curtis A.Spilburg;Biochemical and Bi
ophysical Research Communications,Vol.136,No.1,Pag
es 390−395,1986参照)、また、他のペプチド性の合成
コラゲナーゼ阻害剤として、メルカプト基を含む化合物
(Robert D.Gray,Hossain H.Saneii and Arno F.Spatol
a;Biochemical and Biophysical Research Communicati
ons,Vol.101,No.4,Pages 1251−1258,1981、Charles F.
Vencill,David Rasnick,Katherine V.Crumley,Norikazu
Nishino and James C.Powers;Biochemistry 24,3149−
3157,1985参照)あるいはカルボキシル基を含む化合物
(Jean−Marie Delaisse.Yves Eeckhout,ChristopherSe
ar,Alan Galloway,Keith McCullagh and Gilbert Vaes;
Biochemical and Biophysical Research Communication
s,Vol.133,No.2,Pages 483−490,1985参照)が報告され
ている。
種のペプチジルヒドロキサム酸が知られている。すなわ
ち、ウイリアム M.モーアらは、ベンジルオキシカルボ
ニル−プロリル−ロイシル−グリシルヒドロキサム酸
(Z−Pro−Leu−Gly−NHOH)を報告しており(William
M. Moore and Curtis A.Spilburg;Biochemical and Bi
ophysical Research Communications,Vol.136,No.1,Pag
es 390−395,1986参照)、また、他のペプチド性の合成
コラゲナーゼ阻害剤として、メルカプト基を含む化合物
(Robert D.Gray,Hossain H.Saneii and Arno F.Spatol
a;Biochemical and Biophysical Research Communicati
ons,Vol.101,No.4,Pages 1251−1258,1981、Charles F.
Vencill,David Rasnick,Katherine V.Crumley,Norikazu
Nishino and James C.Powers;Biochemistry 24,3149−
3157,1985参照)あるいはカルボキシル基を含む化合物
(Jean−Marie Delaisse.Yves Eeckhout,ChristopherSe
ar,Alan Galloway,Keith McCullagh and Gilbert Vaes;
Biochemical and Biophysical Research Communication
s,Vol.133,No.2,Pages 483−490,1985参照)が報告され
ている。
本発明の目的は、他のプロテアーゼ作用を阻害するこ
となく、背椎動物由来のコラゲナーゼ作用のみを選択的
に阻害する、即ち、特異性の高い阻害作用を有し、さら
に毒性が低く、代謝速度等の改善された性質を有する新
規なペプチド化合物を提供することにある。
となく、背椎動物由来のコラゲナーゼ作用のみを選択的
に阻害する、即ち、特異性の高い阻害作用を有し、さら
に毒性が低く、代謝速度等の改善された性質を有する新
規なペプチド化合物を提供することにある。
本発明者らは、かかる好ましい性質を有する新規なペ
プチド化合物を得るため、種々研究を行ったところ、本
発明により、一般式 X1−X2−X3−X4−NHOH (I) (式中、X1はグリシン及びザルコシンから選択されるα
−アミノ酸残基であり、X2はプロリン、ヒドロキシプロ
リン、アラニン、グリシン及びチオプロリンから選択さ
れるα−アミノ酸残基であり、X3はロイシン、グルタミ
ン、グルタミン酸、グリシン、イソロイシン、セリン、
リジン、アルギニン、プロリン及びフェニルアラニンか
ら選択されるα−アミノ酸残基であり、X4はロイシン、
グリシン、アラニン、バリン及びザルコシンから選択さ
れるα−アミノ酸残基もしくはβ−アラニン又はγ−ア
ミノ酪酸から選択されるアミノ酸残基であり、X1のα−
アミノ酸のカルボキシル基とX2のα−アミノ酸のアミノ
基、X2のα−アミノ酸のカルボキシル基とX3のα−アミ
ノ酸のアミノ基、X3のα−アミノ酸のカルボキシル基と
X4のα−アミノ酸またはアミノ酸のカルボキシル基と−
NHOHがそれぞれアミド結合を形成しており、X1のα−ア
ミノ酸のアミノ基における水素原子は、t−ブチルオキ
シカルボニル基、ベンゾイル基、p−アミノベンゾイル
基、p−ヒドロキシベンゾイル基、アセチル基、ベンジ
ル基及びo−フタリル基によって1又は2原子置換され
ていてもよい)で表されるペプチジルヒドロキサム酸誘
導体又はその塩が、上記の目的に適うことを見出した。
プチド化合物を得るため、種々研究を行ったところ、本
発明により、一般式 X1−X2−X3−X4−NHOH (I) (式中、X1はグリシン及びザルコシンから選択されるα
−アミノ酸残基であり、X2はプロリン、ヒドロキシプロ
リン、アラニン、グリシン及びチオプロリンから選択さ
れるα−アミノ酸残基であり、X3はロイシン、グルタミ
ン、グルタミン酸、グリシン、イソロイシン、セリン、
リジン、アルギニン、プロリン及びフェニルアラニンか
ら選択されるα−アミノ酸残基であり、X4はロイシン、
グリシン、アラニン、バリン及びザルコシンから選択さ
れるα−アミノ酸残基もしくはβ−アラニン又はγ−ア
ミノ酪酸から選択されるアミノ酸残基であり、X1のα−
アミノ酸のカルボキシル基とX2のα−アミノ酸のアミノ
基、X2のα−アミノ酸のカルボキシル基とX3のα−アミ
ノ酸のアミノ基、X3のα−アミノ酸のカルボキシル基と
X4のα−アミノ酸またはアミノ酸のカルボキシル基と−
NHOHがそれぞれアミド結合を形成しており、X1のα−ア
ミノ酸のアミノ基における水素原子は、t−ブチルオキ
シカルボニル基、ベンゾイル基、p−アミノベンゾイル
基、p−ヒドロキシベンゾイル基、アセチル基、ベンジ
ル基及びo−フタリル基によって1又は2原子置換され
ていてもよい)で表されるペプチジルヒドロキサム酸誘
導体又はその塩が、上記の目的に適うことを見出した。
本発明者らは、ヒトフアイブロブラスト由来のコラゲ
ナーゼ、オタマジヤクシ由来のコラゲナーゼ、バクテリ
ア由来のコラゲナーゼ、ウレアーゼ、サーモライシン、
α−キモトリプシンおよびトリプシン計7種の各酵素活
性に対する阻害作用を指標に、前2者の酵素作用を、強
く阻害する化合物を探索した結果、前記の目的に適う、
一般式(I)で表わされる新規化合物を提供することに
成功した。
ナーゼ、オタマジヤクシ由来のコラゲナーゼ、バクテリ
ア由来のコラゲナーゼ、ウレアーゼ、サーモライシン、
α−キモトリプシンおよびトリプシン計7種の各酵素活
性に対する阻害作用を指標に、前2者の酵素作用を、強
く阻害する化合物を探索した結果、前記の目的に適う、
一般式(I)で表わされる新規化合物を提供することに
成功した。
一般式(I)で表わされる新規なペプチジルヒドロキ
サム酸誘導体の製造は、大別して下記およびの方法
により行われる。
サム酸誘導体の製造は、大別して下記およびの方法
により行われる。
式 Boc−X4−NHOBzlで表わされる化合物を出発原
料とし、Boc−N基側においてペプチド鎖を延長して最
初にX3−X4−基を形成し、順次X2−X3−X4−基を経て、
X1−X2−X3−X4−基を形成せしめ、最後にヒドロキサム
酸側のO−ベンジルを離脱して目的化合物を生成せしめ
る方法、 式 Boc−X4−OR2で表わされる化合物を出発原料と
し、相当するペプチド誘導体: X1−X2−X3−X4−OR2(R2:メチル基又はエチル基) を合成した後、この化合物にヒドロキシルアミンを反応
させ目的化合物を生成せしめる方法。
料とし、Boc−N基側においてペプチド鎖を延長して最
初にX3−X4−基を形成し、順次X2−X3−X4−基を経て、
X1−X2−X3−X4−基を形成せしめ、最後にヒドロキサム
酸側のO−ベンジルを離脱して目的化合物を生成せしめ
る方法、 式 Boc−X4−OR2で表わされる化合物を出発原料と
し、相当するペプチド誘導体: X1−X2−X3−X4−OR2(R2:メチル基又はエチル基) を合成した後、この化合物にヒドロキシルアミンを反応
させ目的化合物を生成せしめる方法。
上記の方法においてペプチド鎖を形成する際に使用す
るアミノ酸の縮合方法ならびにその構造中に存在するこ
とのあるアミノ基、イミノ基、カルボキシル基、および
/又は水酸基の保護基による保護方法、および、それら
保護基を脱離させる方法の具体的な手段としては、ペプ
チド合成化学において常用されている手段が用いられ
る。これらの手段は、公知文献において詳しく述べられ
ており、例えば、「赤堀四郎、金子武夫、成田耕造編、
タンパク質化学I、アミノ酸・ペプチド、共立出版、昭
和44年」には、これらの具体的手段が記載されている。
るアミノ酸の縮合方法ならびにその構造中に存在するこ
とのあるアミノ基、イミノ基、カルボキシル基、および
/又は水酸基の保護基による保護方法、および、それら
保護基を脱離させる方法の具体的な手段としては、ペプ
チド合成化学において常用されている手段が用いられ
る。これらの手段は、公知文献において詳しく述べられ
ており、例えば、「赤堀四郎、金子武夫、成田耕造編、
タンパク質化学I、アミノ酸・ペプチド、共立出版、昭
和44年」には、これらの具体的手段が記載されている。
上記のアミノ酸の縮合方法としては、例えば、ジシク
ロヘキシルカルボジイミド(DCC)を用いる方法、N,N′
−ジメチルアミノプロピルエチルカルボジイミド(WSC
D)を用いる方法、混合酸無水物法、アジド法、活性エ
ステル法、酸化還元法、DCC−添加物(1−ヒドロキシ
ベンゾトリアゾール、N−ヒドロキシサクシンイミド、
N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキ
シイミド等)を用いる方法等があげられる。反応に際し
て溶媒を用いる場合、溶媒として、N,N−ジメチルホル
ムアミド(DMF)、テトラヒドロフラン(THF)、塩化メ
チレン、ジオキサン、酢酸エチルまたはこれらの混合物
を使用することができる。
ロヘキシルカルボジイミド(DCC)を用いる方法、N,N′
−ジメチルアミノプロピルエチルカルボジイミド(WSC
D)を用いる方法、混合酸無水物法、アジド法、活性エ
ステル法、酸化還元法、DCC−添加物(1−ヒドロキシ
ベンゾトリアゾール、N−ヒドロキシサクシンイミド、
N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキ
シイミド等)を用いる方法等があげられる。反応に際し
て溶媒を用いる場合、溶媒として、N,N−ジメチルホル
ムアミド(DMF)、テトラヒドロフラン(THF)、塩化メ
チレン、ジオキサン、酢酸エチルまたはこれらの混合物
を使用することができる。
前述の保護基としては、例えばアミノ基あるいはイミ
ノ基の保護基として、ベンジルオキシカルボニル
(Z)、t−ブチルオキシカルボニル(Boc)、ベンゾ
イル(Bz)、アセチル、ホルミル、p−メトキシベンジ
ルオキシカルボニル、トリフルオロアセチル等が、カル
ボキシル基の保護基として、メチル(OMe)、エチル(O
Et)、t−ブチル、ベンジル(OBzl)、p−ニトロベン
ジル等があげられ、水酸基の保護基として、アセチル、
ベンジル、ベンジルオキシカルボニル、t−ブチル等が
あげられる。上述の化合物又は基を示す記述中のカツコ
内の記号は、これらの化合物又は基を示す際の略号であ
り、本明細書中においても文中でこれらの略号が使用さ
れている。
ノ基の保護基として、ベンジルオキシカルボニル
(Z)、t−ブチルオキシカルボニル(Boc)、ベンゾ
イル(Bz)、アセチル、ホルミル、p−メトキシベンジ
ルオキシカルボニル、トリフルオロアセチル等が、カル
ボキシル基の保護基として、メチル(OMe)、エチル(O
Et)、t−ブチル、ベンジル(OBzl)、p−ニトロベン
ジル等があげられ、水酸基の保護基として、アセチル、
ベンジル、ベンジルオキシカルボニル、t−ブチル等が
あげられる。上述の化合物又は基を示す記述中のカツコ
内の記号は、これらの化合物又は基を示す際の略号であ
り、本明細書中においても文中でこれらの略号が使用さ
れている。
前述の保護基を離脱させる方法としては、例えば接触
還元による方法、トリフルオロ酢酸、フツ化水素、臭化
水素、塩化水素、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等
を使用する方法が用いられる。
還元による方法、トリフルオロ酢酸、フツ化水素、臭化
水素、塩化水素、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等
を使用する方法が用いられる。
本発明に係る前掲の一般式(I)で表わされる化合物
の薬理学的に許容できる塩としては、N−附加塩例えば
塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩、ギ酸塩、酢
酸塩、プロピオン酸塩、マロン酸塩、コハク酸塩、乳酸
塩、蓚酸塩、酒石酸塩等があげられ、また、アミノ基が
保護されている場合には、ナトリウム塩、カリウム塩、
マグネシウム塩、カルシウム塩、アルミニウム塩、ピペ
リジン塩、モルホリン塩、ジメチルアミン塩、ジエチル
アミン塩等をあげることができる。
の薬理学的に許容できる塩としては、N−附加塩例えば
塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩、ギ酸塩、酢
酸塩、プロピオン酸塩、マロン酸塩、コハク酸塩、乳酸
塩、蓚酸塩、酒石酸塩等があげられ、また、アミノ基が
保護されている場合には、ナトリウム塩、カリウム塩、
マグネシウム塩、カルシウム塩、アルミニウム塩、ピペ
リジン塩、モルホリン塩、ジメチルアミン塩、ジエチル
アミン塩等をあげることができる。
本発明に係る新規なヒドロキサム酸誘導体は、強力な
背椎動物のコラゲナーゼ阻害作用を有する。また、この
化合物は、その構造中の構成成分が、天然に存する安全
性の高いアミノ酸あるいはその誘導体よりなることか
ら、生体内代謝産物をも含めて、極めて、安全性が高い
ものと推測される。
背椎動物のコラゲナーゼ阻害作用を有する。また、この
化合物は、その構造中の構成成分が、天然に存する安全
性の高いアミノ酸あるいはその誘導体よりなることか
ら、生体内代謝産物をも含めて、極めて、安全性が高い
ものと推測される。
以下に、本発明に係る新規化合物ならびにその製造法
を示す具体例として、実施例を掲げる。
を示す具体例として、実施例を掲げる。
実施例を含めて本明細書中において使用されている、
アミノ酸およびその誘導体、あるいはこれらの構造中に
存在する基、反応試薬等を表現する略号は、ペプチド合
成化学の分野において慣用されている記号によったもの
であり(IUPAC−IUB Commission on Biological Nomenc
lture参照)、以下の意味をもつ。
アミノ酸およびその誘導体、あるいはこれらの構造中に
存在する基、反応試薬等を表現する略号は、ペプチド合
成化学の分野において慣用されている記号によったもの
であり(IUPAC−IUB Commission on Biological Nomenc
lture参照)、以下の意味をもつ。
Gly:グリシン、Ala:アラニン、Ile:イソロイシン、Le
u:ロイシン、Pro:プロリン、Val:バリン、Sar:ザルコシ
ン、Phe:フエニルアラニン、Nle:ノルロイシン、Ser:セ
リン、Glu:グルタミン酸、Gln:グルタミン、Lys:リジ
ン、Arg:アルギニン、Pgl:フエニルグリシン、Hyp:ヒド
ロキシプロリン、thioPro:チオプロリン、Asp:アスパラ
ギン酸、Asn:アスパラギン:Tyr:チロシン、Trp:トリプ
トフアン、GAB:γ−アミノ酪酸、DCC:ジシクロヘキシル
カルボジイミド、HOBt:1−ヒドロキシベンゾトリアゾー
ル、HOSu:N−ヒドロキシコハク酸イミド、Ac:アセチ
ル、Boc:t−ブチルオキシカルボニル、Z:ベンジルオキ
シカルボニル、Bz:ベンゾイル、HPA:2−(p−ヒドロキ
シフエニル)プロピオニル、ABA:p−アミノベンゾイ
ル、PTH:o−フタリル、HBA:p−ヒドロキシベンゾイル、
Bzl:ベンジル、OBzl:ベンジルエステル、OEt:エチルエ
ステル、OMe:メチルエステル、TEA:トリエチルアミン、
THF:テトラヒドロフラン、DMF:N,N−ジメチルホルムア
ミド、DMSO:ジメチルスルホキシド、TLC:シリカゲル薄
層クロマトグラフイー なお本明細書中、アミノ酸に関し、光学異性体があり
得る場合、特に明記しない場合はL−体を表す。
u:ロイシン、Pro:プロリン、Val:バリン、Sar:ザルコシ
ン、Phe:フエニルアラニン、Nle:ノルロイシン、Ser:セ
リン、Glu:グルタミン酸、Gln:グルタミン、Lys:リジ
ン、Arg:アルギニン、Pgl:フエニルグリシン、Hyp:ヒド
ロキシプロリン、thioPro:チオプロリン、Asp:アスパラ
ギン酸、Asn:アスパラギン:Tyr:チロシン、Trp:トリプ
トフアン、GAB:γ−アミノ酪酸、DCC:ジシクロヘキシル
カルボジイミド、HOBt:1−ヒドロキシベンゾトリアゾー
ル、HOSu:N−ヒドロキシコハク酸イミド、Ac:アセチ
ル、Boc:t−ブチルオキシカルボニル、Z:ベンジルオキ
シカルボニル、Bz:ベンゾイル、HPA:2−(p−ヒドロキ
シフエニル)プロピオニル、ABA:p−アミノベンゾイ
ル、PTH:o−フタリル、HBA:p−ヒドロキシベンゾイル、
Bzl:ベンジル、OBzl:ベンジルエステル、OEt:エチルエ
ステル、OMe:メチルエステル、TEA:トリエチルアミン、
THF:テトラヒドロフラン、DMF:N,N−ジメチルホルムア
ミド、DMSO:ジメチルスルホキシド、TLC:シリカゲル薄
層クロマトグラフイー なお本明細書中、アミノ酸に関し、光学異性体があり
得る場合、特に明記しない場合はL−体を表す。
実施例 1 t−ブチルオキシカルボニル−グリシル−L−プロリ
ル−L−ロイシル−グリシルヒドロキサム酸(Boc−Gly
−Pro−Leu−Gly−NHOH) (イ) Boc−Gly−NHOBzlの合成 HCl・NH2OBzl 11.2g(70.2mmol)をDMF 100mlに懸濁
し、氷冷下、TEA 11.2ml(80.0mmol)を滴下し、次いで
HOBt 7.43g(55.0mmol)およびBoc−Gyl−OH 8.76g(5
0.0mmol)を加え、−20℃の冷媒にて冷却し、CH2Cl2 70
mlに溶解したDCC14.5g(70.2mmol)を滴下した。滴下
後、−10℃で1時間、冷蔵庫にて1晩反応を行わせた。
不溶物を別した後、溶媒を減圧留去し、残留物をAcOE
tに溶解して、水、1N−HCl、水、10%Na2CO3、水の順序
で洗浄した。無水MgSO4にて乾燥した後、溶媒を減圧留
去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフイーにて精製
(富士デエビソン BW200、300gを用いてAcOEt:n−Hexan
e=1:1の混合溶媒にて溶出した)することにより、淡黄
色油状物のBoc−Gly−NHOBzl13g(93%)を得た。
ル−L−ロイシル−グリシルヒドロキサム酸(Boc−Gly
−Pro−Leu−Gly−NHOH) (イ) Boc−Gly−NHOBzlの合成 HCl・NH2OBzl 11.2g(70.2mmol)をDMF 100mlに懸濁
し、氷冷下、TEA 11.2ml(80.0mmol)を滴下し、次いで
HOBt 7.43g(55.0mmol)およびBoc−Gyl−OH 8.76g(5
0.0mmol)を加え、−20℃の冷媒にて冷却し、CH2Cl2 70
mlに溶解したDCC14.5g(70.2mmol)を滴下した。滴下
後、−10℃で1時間、冷蔵庫にて1晩反応を行わせた。
不溶物を別した後、溶媒を減圧留去し、残留物をAcOE
tに溶解して、水、1N−HCl、水、10%Na2CO3、水の順序
で洗浄した。無水MgSO4にて乾燥した後、溶媒を減圧留
去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフイーにて精製
(富士デエビソン BW200、300gを用いてAcOEt:n−Hexan
e=1:1の混合溶媒にて溶出した)することにより、淡黄
色油状物のBoc−Gly−NHOBzl13g(93%)を得た。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH=14:1、CHCl3:MeOH:Ac
OH=95:5:3、発色法:0.1%ニンヒドリン噴霧後加熱)に
てRf=0.75、Rf=0.63の単一スポツトを与えた。
OH=95:5:3、発色法:0.1%ニンヒドリン噴霧後加熱)に
てRf=0.75、Rf=0.63の単一スポツトを与えた。
(ロ) HCl・Gly−NHOBzlの合成 (イ)で得られたBoc−Gly−NHOBzl 5.0g(17.8mmo
l)に氷冷下、4.5N−HCl/AcOEt30mlを加え、室温にもど
して1時間反応を行った。溶媒を減圧留去し、残留物を
Et2Oを用いて固化することにより、吸湿性無色粉末のHC
l・Gly−NHOBzl3.60g(93%)を得た。
l)に氷冷下、4.5N−HCl/AcOEt30mlを加え、室温にもど
して1時間反応を行った。溶媒を減圧留去し、残留物を
Et2Oを用いて固化することにより、吸湿性無色粉末のHC
l・Gly−NHOBzl3.60g(93%)を得た。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH:AcOH=5:2:1、n−BuO
H:AcOH:H2O=4:1:1、発色法:0.1%ニンヒドリン噴霧後
加熱)にてRf=0.45、Rf=0.44の単一スポツトを与
えた。
H:AcOH:H2O=4:1:1、発色法:0.1%ニンヒドリン噴霧後
加熱)にてRf=0.45、Rf=0.44の単一スポツトを与
えた。
(ハ) Boc−Leu−Gly−NHOBzlの合成 (ロ)で得られたHCl・Gly−NHOBzl 7.15g(33.0mmo
l)をDMF20ml、THF80mlの混合溶媒に溶解し、氷冷下
に、TEA 4.9ml(35.0mmol)を滴下した。滴下後、HOBt
4.19g(31.0mmol)およびBoc−Leu−OH(1水和物7.48g
(30.0mmol)を共沸脱水したもの)を加え、−20℃の冷
媒にて冷却した後、THF20mlに溶解したDCC8.05g(39.0m
mol)を滴下し、−10℃で1時間、冷蔵庫にて1晩反応
を行わせた。不溶物を別した後、溶媒に減圧留去し、
残留物をAcOEtに溶解して、水、1N−HCl、水、10%Na2C
O3、水の順序で洗浄した。無水MgSO4にて乾燥した後、
溶媒を減圧留去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフ
イーにて精製(富士デエビソンBW200 600gを用いてAcOE
t:n−Hexane=2:1の混合溶媒にて溶出した)し、さらに
AcOEt−n−Hexaneの混合溶媒にて再結晶することによ
り、無色針状晶のBoc−Leu−Gly−NHOBzl 10.9g(93
%)を得た。m.p.109〜113℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼
−8.3(c=1.0、EtOH)。
l)をDMF20ml、THF80mlの混合溶媒に溶解し、氷冷下
に、TEA 4.9ml(35.0mmol)を滴下した。滴下後、HOBt
4.19g(31.0mmol)およびBoc−Leu−OH(1水和物7.48g
(30.0mmol)を共沸脱水したもの)を加え、−20℃の冷
媒にて冷却した後、THF20mlに溶解したDCC8.05g(39.0m
mol)を滴下し、−10℃で1時間、冷蔵庫にて1晩反応
を行わせた。不溶物を別した後、溶媒に減圧留去し、
残留物をAcOEtに溶解して、水、1N−HCl、水、10%Na2C
O3、水の順序で洗浄した。無水MgSO4にて乾燥した後、
溶媒を減圧留去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフ
イーにて精製(富士デエビソンBW200 600gを用いてAcOE
t:n−Hexane=2:1の混合溶媒にて溶出した)し、さらに
AcOEt−n−Hexaneの混合溶媒にて再結晶することによ
り、無色針状晶のBoc−Leu−Gly−NHOBzl 10.9g(93
%)を得た。m.p.109〜113℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼
−8.3(c=1.0、EtOH)。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH=14:1、CHCl3:MeOH:Ac
OH=80:10:5、発色法:0.1%ニンヒドリン噴霧後加熱)
にてRf=0.58、Rf=0.79の単一スポツトを与えた。
OH=80:10:5、発色法:0.1%ニンヒドリン噴霧後加熱)
にてRf=0.58、Rf=0.79の単一スポツトを与えた。
(ニ) Boc−Gly−Pro−OEtの合成 HCl・Pro−OEt 10.8g(60.1mmol)をTHF70mlに溶解
し、氷冷下、TEA 8.4ml(60.0mmol)を滴下後、HOBt 7.
43g(55.0mmol)およびBoc−Gly−OH8.76g(50.0mmol)
を加えた。−20℃の冷媒にて冷却後、THF30mlに溶解し
たDCC 13.4g(65.0mmol)を滴下し、−10℃で1時間、
冷蔵庫にて1晩反応を行わせた。不溶物を別した後、
溶媒を減圧留去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフ
イーにて精製(富士デエビソンBW200 250gを用いてAcOE
t:n−Hexane=3:2の混合溶媒にて溶出した)し、さらに
AcOEt−n−Hexaneにて再結晶することにより、無色板
状晶のBoc−Gly−Pro−OEt 10.5g(85%)を得た。m.p.
56.5〜57.0℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼−84.9(c=1.
0、EtOH)。
し、氷冷下、TEA 8.4ml(60.0mmol)を滴下後、HOBt 7.
43g(55.0mmol)およびBoc−Gly−OH8.76g(50.0mmol)
を加えた。−20℃の冷媒にて冷却後、THF30mlに溶解し
たDCC 13.4g(65.0mmol)を滴下し、−10℃で1時間、
冷蔵庫にて1晩反応を行わせた。不溶物を別した後、
溶媒を減圧留去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフ
イーにて精製(富士デエビソンBW200 250gを用いてAcOE
t:n−Hexane=3:2の混合溶媒にて溶出した)し、さらに
AcOEt−n−Hexaneにて再結晶することにより、無色板
状晶のBoc−Gly−Pro−OEt 10.5g(85%)を得た。m.p.
56.5〜57.0℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼−84.9(c=1.
0、EtOH)。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH=14:1、CHCl3:MeOH:Ac
OH=80:10:5、発色法:0.1%ニンヒドリン噴霧後加熱)
にて、Rf=0.73、Rf=0.90の単一スポツトを与え
た。
OH=80:10:5、発色法:0.1%ニンヒドリン噴霧後加熱)
にて、Rf=0.73、Rf=0.90の単一スポツトを与え
た。
(ホ) Boc−Gly−Pro−OHの合成 (ニ)で得られたBoc−Gly−Pro−OEt 4.11g(15.0mm
ol)をMeOH 30mlに溶解し、氷冷下2N−NaOH10mlを加
え、1時間、さらに室温にもどして4時間反応を行わせ
た。MeOHを減圧留去し、1N−HClにてpHを2とした後、A
cOEtを用いて3回抽出した。抽出液を水洗した後、無水
MgSO4にて乾燥し、溶媒を減圧留去した。残留物をAcOEt
−n−Hexaneの混合溶媒で再結晶することにより無色板
状晶のBoc−Gly−Pro−OH 3.44g(93%)を得た。m.p.1
40.5〜141℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼−75.5(c=1.
0、EtOH)。
ol)をMeOH 30mlに溶解し、氷冷下2N−NaOH10mlを加
え、1時間、さらに室温にもどして4時間反応を行わせ
た。MeOHを減圧留去し、1N−HClにてpHを2とした後、A
cOEtを用いて3回抽出した。抽出液を水洗した後、無水
MgSO4にて乾燥し、溶媒を減圧留去した。残留物をAcOEt
−n−Hexaneの混合溶媒で再結晶することにより無色板
状晶のBoc−Gly−Pro−OH 3.44g(93%)を得た。m.p.1
40.5〜141℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼−75.5(c=1.
0、EtOH)。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH:AcOH=80:10:5、n−B
uOH:AcOH:H2O=4:1:1、発色法:0.1%ニンヒドリン噴霧
後加熱)にてRf=0.51、Rf=0.51の単一スポツトを
与えた。
uOH:AcOH:H2O=4:1:1、発色法:0.1%ニンヒドリン噴霧
後加熱)にてRf=0.51、Rf=0.51の単一スポツトを
与えた。
(ヘ) Boc−Gly−Pro−Leu−Gly−NHOBzlの合成 (ハ)で得られたBoc−Leu−Gly−NHOBzl 3.93g(10.
0mmol)に氷冷下4.5N−HCl/AcOEt 40mlを加え、室温に
もどして1.5時間反応を行った。溶媒を減圧留去し、残
留物をDMF20mlに溶解した後、−20℃の冷媒にて冷却し
た。TEA 1.4ml(10mmol)を滴下後、HOBt 1.35g(10.0m
mol)および(ホ)で得られたBoc−Gly−Pro−OH 2.34g
(9.50mmol)を加え、THF 10mlに溶解したDCC2.68g(1
3.0mmol)を滴下し、−10℃で1時間、冷蔵庫にて1晩
反応を行わせた。不溶物を別した後、溶媒を減圧留去
し、残留物をAcOEtに溶解して、水、1N−HCl、水、10%
No2CO3、水の順序で洗浄した。無水MgSO4にて乾燥した
後、溶媒を減圧留去し、残留物をシリカゲルクロマトグ
ラフイーにて精製(富士デエビソン BW200 250gを用い
てCHCl3:MeOH=20:1の混合溶媒にて溶出した)すること
により、無色油状物のBoc−Gly−Pro−Leu−Gly−NHOBz
l 4.7g(90%)を得た。
0mmol)に氷冷下4.5N−HCl/AcOEt 40mlを加え、室温に
もどして1.5時間反応を行った。溶媒を減圧留去し、残
留物をDMF20mlに溶解した後、−20℃の冷媒にて冷却し
た。TEA 1.4ml(10mmol)を滴下後、HOBt 1.35g(10.0m
mol)および(ホ)で得られたBoc−Gly−Pro−OH 2.34g
(9.50mmol)を加え、THF 10mlに溶解したDCC2.68g(1
3.0mmol)を滴下し、−10℃で1時間、冷蔵庫にて1晩
反応を行わせた。不溶物を別した後、溶媒を減圧留去
し、残留物をAcOEtに溶解して、水、1N−HCl、水、10%
No2CO3、水の順序で洗浄した。無水MgSO4にて乾燥した
後、溶媒を減圧留去し、残留物をシリカゲルクロマトグ
ラフイーにて精製(富士デエビソン BW200 250gを用い
てCHCl3:MeOH=20:1の混合溶媒にて溶出した)すること
により、無色油状物のBoc−Gly−Pro−Leu−Gly−NHOBz
l 4.7g(90%)を得た。
比旋光度▲〔α〕28 D▼−68.6(c=1.0、EtOH)。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH=14:1、CHCl3:MeOH:Ac
OH=80:10:5、発色法:0.1%ニンヒドリン噴霧後加熱)
にて、Rf=0.37、Rf=0.72の単一スポツトを得た。
OH=80:10:5、発色法:0.1%ニンヒドリン噴霧後加熱)
にて、Rf=0.37、Rf=0.72の単一スポツトを得た。
(ト) Boc−Gly−Pro−Leu−Gly−NHOHの合成 (ヘ)で得られたBoc−Gly−Pro−Leu−Gly−NHOBzl
1.0g(1.83mmol)をMeOH 20mlに溶解し、10%Pd−C(5
0%wet)0.3gを用いて、室温にて1時間接触水素化を行
った。触媒を別後、溶媒を減圧留去し、残留物をシリ
カゲルクロマトグラフイーにて精製(富士デエビソンBW
200 15gを用いてCHCl3:MeOH=20:1の混合溶媒にて溶出
した)し、さらにCHCl3−Et2Oの混合溶媒にて再固化す
ることにより無色粉末のBoc−Gly−Pro−Leu−Gly−NHO
H 0.70g(84%)を得た。m.p.90〜104℃、比旋光度▲
〔α〕28 D▼−84.3(c=1.0、EtOH)。
1.0g(1.83mmol)をMeOH 20mlに溶解し、10%Pd−C(5
0%wet)0.3gを用いて、室温にて1時間接触水素化を行
った。触媒を別後、溶媒を減圧留去し、残留物をシリ
カゲルクロマトグラフイーにて精製(富士デエビソンBW
200 15gを用いてCHCl3:MeOH=20:1の混合溶媒にて溶出
した)し、さらにCHCl3−Et2Oの混合溶媒にて再固化す
ることにより無色粉末のBoc−Gly−Pro−Leu−Gly−NHO
H 0.70g(84%)を得た。m.p.90〜104℃、比旋光度▲
〔α〕28 D▼−84.3(c=1.0、EtOH)。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH:AcOH=80:10:5、n−B
uOH:AcOH:H2O=4:1:1、発色法:イ0.1%ニンヒドリン噴
霧後加熱、ロ10%Na2CO3次いで5%FeCl3噴霧)にてRf
=0.34、Rf=0.67の単一スポツトを与えた。
uOH:AcOH:H2O=4:1:1、発色法:イ0.1%ニンヒドリン噴
霧後加熱、ロ10%Na2CO3次いで5%FeCl3噴霧)にてRf
=0.34、Rf=0.67の単一スポツトを与えた。
実施例 2 t−ブチルオキシカルボニル−グリシル−L−プロリル
−L−ロイシル−L−アラニルヒドロキサム酸(Boc−G
ly−Pro−Leu−Ala−NHOH) (イ) Boc−Ala−NHOBzlの合成 HCl・NHOBzl 2.07g(13.0mmol)をDMSO 10ml、DMF 30
mlの混合溶媒に溶解し、氷冷下、TEA 2.0ml(14.3mmo
l)を滴下した。滴下後、HOBt 1.35g(10.0mmol)およ
びBoc−Ala−OH 1.89g(10.0mmol)を加え、−20℃の冷
媒にて冷却した後、CH2Cl2 10mlに溶解したDCC2.70g(1
3.1mmol)を滴下し、−10℃で1時間、冷蔵庫にて1晩
反応を行わせた。不溶物を別した後、溶媒を減圧留去
し、残留物をAcOEtに溶解して、水、1N−HCl、水、10%
Na2CO3、水の順序で洗浄した。無水MgSO4にて乾燥した
後、残留物をシリカゲルクロマトグラフイーにて精製
(富士デエビソンBW200 170gを用いてAcOEt:n−Hexane
=2:3の混合溶媒にて溶出した)し、さらにAcOEt−n−
Hexaneの混合溶媒にて再結晶することにより、無色針状
晶のBoc−Ala−NHOBzl 2.68g(91%)を得た。m.p.98〜
99℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼−42.1(c=1.0、EtO
H)。
−L−ロイシル−L−アラニルヒドロキサム酸(Boc−G
ly−Pro−Leu−Ala−NHOH) (イ) Boc−Ala−NHOBzlの合成 HCl・NHOBzl 2.07g(13.0mmol)をDMSO 10ml、DMF 30
mlの混合溶媒に溶解し、氷冷下、TEA 2.0ml(14.3mmo
l)を滴下した。滴下後、HOBt 1.35g(10.0mmol)およ
びBoc−Ala−OH 1.89g(10.0mmol)を加え、−20℃の冷
媒にて冷却した後、CH2Cl2 10mlに溶解したDCC2.70g(1
3.1mmol)を滴下し、−10℃で1時間、冷蔵庫にて1晩
反応を行わせた。不溶物を別した後、溶媒を減圧留去
し、残留物をAcOEtに溶解して、水、1N−HCl、水、10%
Na2CO3、水の順序で洗浄した。無水MgSO4にて乾燥した
後、残留物をシリカゲルクロマトグラフイーにて精製
(富士デエビソンBW200 170gを用いてAcOEt:n−Hexane
=2:3の混合溶媒にて溶出した)し、さらにAcOEt−n−
Hexaneの混合溶媒にて再結晶することにより、無色針状
晶のBoc−Ala−NHOBzl 2.68g(91%)を得た。m.p.98〜
99℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼−42.1(c=1.0、EtO
H)。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH=20:1、CHCl3:MeOH:Ac
OH=95:5:3、発色法:0.1%ニンヒドリン噴霧後加熱)に
てRf=0.60、Rf=0.58の単一スポツトを得た。
OH=95:5:3、発色法:0.1%ニンヒドリン噴霧後加熱)に
てRf=0.60、Rf=0.58の単一スポツトを得た。
(ロ) Boc−Leu−Ala−NHOBzlの合成 (イ)で得られたBoc−Ala−NHOBzl 1.47g(4.99mmo
l)に氷冷下、4.5N−HCl/AcOEt 10mlを加え、室温にも
どして1時間反応を行った。溶媒を減圧留去し、残留物
をTHF20mlに溶解した後、−20℃の冷媒にて冷却した。T
EA 0.84ml(6.0mmol)を滴下後、HOBt 0.68g(5.03mmo
l)およびBoc−Leu−OH(1水和物1.17g(4.69mmol)を
ベンゼンと共沸脱水したもの)を加え、THF5mlに溶解し
たDCC 1.35g(6.50mmol)を滴下し、−10℃で1時間、
冷蔵庫にて1晩反応を行わせた。不溶物を別した後、
溶媒を減圧留去し、残留物をAcOEtに溶解して、水、1N
−HCl、水、10%Na2CO3、水の順序で洗浄した。無水MgS
O4にて乾燥した後、溶媒を減圧留去し、残留物をAcOEt
を用いて固化することにより、無色結晶のBoc−Leu−Al
a−NHOBzl 1.53g(80%)を得た。m.p.164〜166℃、比
旋光度▲〔α〕28 D▼−46.0(c=1.0、EtOH)。
l)に氷冷下、4.5N−HCl/AcOEt 10mlを加え、室温にも
どして1時間反応を行った。溶媒を減圧留去し、残留物
をTHF20mlに溶解した後、−20℃の冷媒にて冷却した。T
EA 0.84ml(6.0mmol)を滴下後、HOBt 0.68g(5.03mmo
l)およびBoc−Leu−OH(1水和物1.17g(4.69mmol)を
ベンゼンと共沸脱水したもの)を加え、THF5mlに溶解し
たDCC 1.35g(6.50mmol)を滴下し、−10℃で1時間、
冷蔵庫にて1晩反応を行わせた。不溶物を別した後、
溶媒を減圧留去し、残留物をAcOEtに溶解して、水、1N
−HCl、水、10%Na2CO3、水の順序で洗浄した。無水MgS
O4にて乾燥した後、溶媒を減圧留去し、残留物をAcOEt
を用いて固化することにより、無色結晶のBoc−Leu−Al
a−NHOBzl 1.53g(80%)を得た。m.p.164〜166℃、比
旋光度▲〔α〕28 D▼−46.0(c=1.0、EtOH)。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH=20:1、CHCl3:MeOH:Ac
OH=95:5:3、発色法:0.1%ニンヒドリン噴霧後加熱)に
てRf=0.52、Rf=0.60の単一スポツトを与えた。
OH=95:5:3、発色法:0.1%ニンヒドリン噴霧後加熱)に
てRf=0.52、Rf=0.60の単一スポツトを与えた。
(ハ) Boc−Gly−Pro−Leu−Ala−NHOBzlの合成 (ロ)で得られたBoc−Leu−Ala−NHOBzl 1.37g(3.3
6mmol)に氷冷下4.5N−HCl/AcOEt 10mlを加え、室温に
もどして2時間反応を行わせた。溶媒を減圧留去し、残
留物をDMF 10mlに溶解した後、−20℃の冷媒にて冷却
し、TEA 0.49ml(3.50mmol)を滴下した。次いで、HOBt
0.43g(3.18mmol)および実施例1の(ホ)で得られた
Boc−Gly−Pro−OH 0.75g(3.05mmol)を加え、THF5ml
に溶解したDCC 0.83g(4.00mmol)を滴下し、−10℃で
1時間、冷蔵庫にて1晩反応を行わせた。不溶物を別
した後、溶媒を減圧留去し、残留物をAcOEtに溶解し
て、水、1N−HCl、水、10%Na2CO3、水の順序で洗浄し
た。無水MgSO4にて乾燥した後、溶媒を減圧留去し、残
留物をシリカゲルクロマトグラフイーにて精製(富士デ
エビソンBW200 100gを用いてCHCl3:MeOH=20:1の混合溶
媒にて溶出した)し、さらにAcOEt−n−Hexaneの混合
溶媒にて再結晶することにより無色結晶のBoc−Gly−Pr
o−Leu−Ala−NHOBzl 1.32g(81%)を得た。m.p.103〜
105℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼−72.1(c=1.0、EtO
H)。
6mmol)に氷冷下4.5N−HCl/AcOEt 10mlを加え、室温に
もどして2時間反応を行わせた。溶媒を減圧留去し、残
留物をDMF 10mlに溶解した後、−20℃の冷媒にて冷却
し、TEA 0.49ml(3.50mmol)を滴下した。次いで、HOBt
0.43g(3.18mmol)および実施例1の(ホ)で得られた
Boc−Gly−Pro−OH 0.75g(3.05mmol)を加え、THF5ml
に溶解したDCC 0.83g(4.00mmol)を滴下し、−10℃で
1時間、冷蔵庫にて1晩反応を行わせた。不溶物を別
した後、溶媒を減圧留去し、残留物をAcOEtに溶解し
て、水、1N−HCl、水、10%Na2CO3、水の順序で洗浄し
た。無水MgSO4にて乾燥した後、溶媒を減圧留去し、残
留物をシリカゲルクロマトグラフイーにて精製(富士デ
エビソンBW200 100gを用いてCHCl3:MeOH=20:1の混合溶
媒にて溶出した)し、さらにAcOEt−n−Hexaneの混合
溶媒にて再結晶することにより無色結晶のBoc−Gly−Pr
o−Leu−Ala−NHOBzl 1.32g(81%)を得た。m.p.103〜
105℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼−72.1(c=1.0、EtO
H)。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH=14:1、CHCl3:MeOH:Ac
OH=80:10:5、発色法0.1%ニンヒドリン噴霧後加熱)に
てRf=0.36、Rf=0.80の単一スポツトを与えた。
OH=80:10:5、発色法0.1%ニンヒドリン噴霧後加熱)に
てRf=0.36、Rf=0.80の単一スポツトを与えた。
(ニ) Boc−Gly−Pro−Leu−Ala−NHOHの合成 (ハ)で得られたBoc−Gly−Pro−Leu−Ala−NHOBzl
0.53g(0.94mmol)をMeOH10mlに溶解し、10%Pd−C
(エンゲルハルト50%wet)0.17gを用いて室温にて1時
間接触水素化を行わせた。触媒を別した後溶媒を減圧
留去し、残留物をMeOH−Et2Oの混合溶媒にて再固化する
ことにより、無色粉末のBoc−Gly−Pro−Leu−Ala−NHO
H 0.40g(86%)を得た。m.p.112〜118℃、比旋光度▲
〔α〕28 D▼−85.0(c=1.0、EtOH)。
0.53g(0.94mmol)をMeOH10mlに溶解し、10%Pd−C
(エンゲルハルト50%wet)0.17gを用いて室温にて1時
間接触水素化を行わせた。触媒を別した後溶媒を減圧
留去し、残留物をMeOH−Et2Oの混合溶媒にて再固化する
ことにより、無色粉末のBoc−Gly−Pro−Leu−Ala−NHO
H 0.40g(86%)を得た。m.p.112〜118℃、比旋光度▲
〔α〕28 D▼−85.0(c=1.0、EtOH)。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH:AcOH=80:10:5、n−B
uOH:AcOH:H2O=4:1:1、発色法:イ0.1%ニンヒドリン噴
霧後加熱、ロ10%Na2CO3次いで5%FeCl3噴霧)にてRf
=0.39、Rf=0.67の単一スポツトを与えた。
uOH:AcOH:H2O=4:1:1、発色法:イ0.1%ニンヒドリン噴
霧後加熱、ロ10%Na2CO3次いで5%FeCl3噴霧)にてRf
=0.39、Rf=0.67の単一スポツトを与えた。
実施例 3 t−ブチルオキシカルボニル−グリシル−L−プロリル
−L−フエニルアラニル−グリシルヒドロキサム酸(Bo
c−Gly−Pro−Phe−Gly−NHOH) (イ) Boc−Phe−Gly−NHOBzlの合成 実施例1の(ロ)で得られたHCl・Gly−NHOBzl2.38g
(11.0mmol)をDMF 6ml、THF 15mlの混合溶媒に溶解
し、−20℃の冷媒にて冷却後、TEA1.54ml(11.0mmol)
を滴下した。次いでHOBt1.42g(10.5mmol)および、Boc
−Phe−OH 2.65g(10.0mmol)を加え、CH2Cl210mlに溶
解したDCC 2.68g(13.0mmol)を滴下し、−10℃で1時
間、冷蔵庫にて1晩反応を行わせた。不溶物を別した
後、溶媒を減圧留去し、残留物をAcOEtに溶解して水、1
N−Hcl、水、10%Na2CO3、水の順序で洗浄した。無水Mg
SO4にて乾燥した後、溶媒を減圧留去し、残留物をシリ
カゲルクロマトグラフイーにて精製(富士デエビソンBW
200 100gを用いて、CHCl3:MeOH=50:1の混合溶媒にて溶
出した)し、ベンゼンにて固化することにより無色粉末
のBoc−Phe−Gly−NHOBzl 3.75g(88%)を得た。m.p.7
1〜72℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼+9.8(c=1.0、EtO
H)。
−L−フエニルアラニル−グリシルヒドロキサム酸(Bo
c−Gly−Pro−Phe−Gly−NHOH) (イ) Boc−Phe−Gly−NHOBzlの合成 実施例1の(ロ)で得られたHCl・Gly−NHOBzl2.38g
(11.0mmol)をDMF 6ml、THF 15mlの混合溶媒に溶解
し、−20℃の冷媒にて冷却後、TEA1.54ml(11.0mmol)
を滴下した。次いでHOBt1.42g(10.5mmol)および、Boc
−Phe−OH 2.65g(10.0mmol)を加え、CH2Cl210mlに溶
解したDCC 2.68g(13.0mmol)を滴下し、−10℃で1時
間、冷蔵庫にて1晩反応を行わせた。不溶物を別した
後、溶媒を減圧留去し、残留物をAcOEtに溶解して水、1
N−Hcl、水、10%Na2CO3、水の順序で洗浄した。無水Mg
SO4にて乾燥した後、溶媒を減圧留去し、残留物をシリ
カゲルクロマトグラフイーにて精製(富士デエビソンBW
200 100gを用いて、CHCl3:MeOH=50:1の混合溶媒にて溶
出した)し、ベンゼンにて固化することにより無色粉末
のBoc−Phe−Gly−NHOBzl 3.75g(88%)を得た。m.p.7
1〜72℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼+9.8(c=1.0、EtO
H)。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH=14:1、CHCl3:MeOH:Ac
OH=95:5:3、発色法:0.1%ニンヒドリン噴霧後加熱)に
てRf=0.75、Rf=0.62の単一スポツトを与えた。
OH=95:5:3、発色法:0.1%ニンヒドリン噴霧後加熱)に
てRf=0.75、Rf=0.62の単一スポツトを与えた。
(ロ) Boc−Gly−Pro−Phe−Gly−NHOBzlの合成 (イ)で得られたBoc−Phe−Gly−NHOBzl 2.75g(6.4
4mmol)に氷冷下、4.5N−HCl/AcOEt 20mlを加え、室温
にもどして1時間反応を行わせた。Et2O 30mlを加え、
析出した不溶物を取し、DMF 10mlに溶解した後、−20
℃の冷媒にて冷却した。TEA 0.90ml(6.44mmol)を滴下
した後、HOBt 0.83g(6.14mmol)および実施例1の
(ホ)で得られたBoc−Gly−Pro−OH 1.59g(5.85mmo
l)を加え、THF 5mlに溶解したDCC 1.57g(7.61mmol)
を滴下し、−10℃で1時間、冷蔵庫にて1晩反応を行わ
せた。不溶物を別した後、溶媒を減圧留去し、残留物
をAcOEtに溶解して、水、1N−HCl、水、10%Na2CO3、水
の順序で洗浄した。無水MgSO4にて乾燥した後、溶媒を
減圧留去し、少量のAcOEtで固化させることにより無色
粉末のBoc−Gly−Pro−Phe−Gly−NHOBzl 2.88g(85
%)を得た。m.p.87〜90℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼−7
1.8(c=1.0、EtOH)。
4mmol)に氷冷下、4.5N−HCl/AcOEt 20mlを加え、室温
にもどして1時間反応を行わせた。Et2O 30mlを加え、
析出した不溶物を取し、DMF 10mlに溶解した後、−20
℃の冷媒にて冷却した。TEA 0.90ml(6.44mmol)を滴下
した後、HOBt 0.83g(6.14mmol)および実施例1の
(ホ)で得られたBoc−Gly−Pro−OH 1.59g(5.85mmo
l)を加え、THF 5mlに溶解したDCC 1.57g(7.61mmol)
を滴下し、−10℃で1時間、冷蔵庫にて1晩反応を行わ
せた。不溶物を別した後、溶媒を減圧留去し、残留物
をAcOEtに溶解して、水、1N−HCl、水、10%Na2CO3、水
の順序で洗浄した。無水MgSO4にて乾燥した後、溶媒を
減圧留去し、少量のAcOEtで固化させることにより無色
粉末のBoc−Gly−Pro−Phe−Gly−NHOBzl 2.88g(85
%)を得た。m.p.87〜90℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼−7
1.8(c=1.0、EtOH)。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH=14:1、CHCl3:MeOH:Ac
OH=95:5:3、発色法:0.1%ニンヒドリン噴霧後加熱)に
てRf=0.66、Rf=0.48の単一スポツトを与えた。
OH=95:5:3、発色法:0.1%ニンヒドリン噴霧後加熱)に
てRf=0.66、Rf=0.48の単一スポツトを与えた。
(ハ) Boc−Gly−Pro−Phe−Gly−NHOHの合成 (ロ)で得られたBoc−Gly−Pro−Phe−Gly−NHOBzl
0.80g(1.38mmol)をMeOH 10mlに溶解し、10%Pd−C
(エンゲルハルト、50%wet)0.14gを用いて室温で2時
間接触水素化を行わせた。触媒を別した後、溶媒を減
圧留去し、残留物を、MeOH−Et2Oの混合溶媒にて固化す
ることにより無色粉末のBoc−Gly−Pro−Phe−Gly−NHO
H 0.46g(68%)を得た。m.p.166〜171℃、比旋光度▲
〔α〕28 D▼−89.7(c=1.0、MeOH)。
0.80g(1.38mmol)をMeOH 10mlに溶解し、10%Pd−C
(エンゲルハルト、50%wet)0.14gを用いて室温で2時
間接触水素化を行わせた。触媒を別した後、溶媒を減
圧留去し、残留物を、MeOH−Et2Oの混合溶媒にて固化す
ることにより無色粉末のBoc−Gly−Pro−Phe−Gly−NHO
H 0.46g(68%)を得た。m.p.166〜171℃、比旋光度▲
〔α〕28 D▼−89.7(c=1.0、MeOH)。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH:AcOH=80:10:5、n−B
uOH:AcOH:H2O=4:1:1、発色法:イ0.1%ニンヒドリン噴
霧後加熱、ロ10%Na2CO3次いで5%FeCl3噴霧)にてRf
=0.44、Rf=0.71の単一スポツトを与えた。
uOH:AcOH:H2O=4:1:1、発色法:イ0.1%ニンヒドリン噴
霧後加熱、ロ10%Na2CO3次いで5%FeCl3噴霧)にてRf
=0.44、Rf=0.71の単一スポツトを与えた。
実施例 4 ベンゾイル−グリシル−L−プロリル−L−ロイシル−
グリシルヒドロキサム酸(Bz−Gly−Pro−Leu−Gly−NH
OH) (イ) Bz−Gly−Pro−Leu−Gly−NHOBzlの合成 実施例1の(ヘ)で得られたBoc−Gly−Pro−Leu−Gl
y−NHOBzl 0.55g(1.00mmol)に氷冷下4.5NHCl/AcOEt 2
mlを加え、室温にもどして1時間反応を行わせた。溶媒
を減圧留去した後、残留物をDMF 5mlに溶解し、−20℃
の冷媒にて冷却後、TEA 0.14ml(1.00mmol)を滴下し、
次いでBz−Cl 0.17g(1.21mmol)を滴下した。TEAを用
いてpH8〜9とし、1時間反応した後、不溶物を別
し、溶媒を減圧留去した。残留物をAcOEtに溶解し、
水、1N−HCl、水、10%Na2CO3、水の順序で洗浄した
後、無水MgSO4にて乾燥した。溶媒を減圧留去した後、
残留物をシリカゲルクロマトグラフイーにて精製(富士
デエビソンBW200 25gを用いてCHCl3:MeOH=20:1の混合
溶媒にて溶出した)することにより無色粉末のBz−Gly
−Pro−Leu−Gly−NHOBzl 0.43g(78%)を得た。m.p.7
9〜84℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼−69.0(c=1.0、EtO
H)。
グリシルヒドロキサム酸(Bz−Gly−Pro−Leu−Gly−NH
OH) (イ) Bz−Gly−Pro−Leu−Gly−NHOBzlの合成 実施例1の(ヘ)で得られたBoc−Gly−Pro−Leu−Gl
y−NHOBzl 0.55g(1.00mmol)に氷冷下4.5NHCl/AcOEt 2
mlを加え、室温にもどして1時間反応を行わせた。溶媒
を減圧留去した後、残留物をDMF 5mlに溶解し、−20℃
の冷媒にて冷却後、TEA 0.14ml(1.00mmol)を滴下し、
次いでBz−Cl 0.17g(1.21mmol)を滴下した。TEAを用
いてpH8〜9とし、1時間反応した後、不溶物を別
し、溶媒を減圧留去した。残留物をAcOEtに溶解し、
水、1N−HCl、水、10%Na2CO3、水の順序で洗浄した
後、無水MgSO4にて乾燥した。溶媒を減圧留去した後、
残留物をシリカゲルクロマトグラフイーにて精製(富士
デエビソンBW200 25gを用いてCHCl3:MeOH=20:1の混合
溶媒にて溶出した)することにより無色粉末のBz−Gly
−Pro−Leu−Gly−NHOBzl 0.43g(78%)を得た。m.p.7
9〜84℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼−69.0(c=1.0、EtO
H)。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH=14:1、CHCl3:MeOH:Ac
OH=95:5:3、発色法:0.1%ニンヒドリン次いで47%臭化
水素酸噴霧後加熱)にてRf=0.22、Rf=0.65の単一
スポツトを与えた。
OH=95:5:3、発色法:0.1%ニンヒドリン次いで47%臭化
水素酸噴霧後加熱)にてRf=0.22、Rf=0.65の単一
スポツトを与えた。
(ロ) Bz−Gly−Pro−Leu−Gly−NHOHの合成 (イ)で得られたBz−Gly−Pro−Leu−Gly−NHOBzl
0.30g(0.54mmol)をMeOH 10mlに溶解し、5%Pd−C
(エンゲルハルト、50%wet)0.10gを用いて室温にて3.
5時間接触水素化を行わせた。触媒を別した後、溶媒
を減圧留去し、残留物をAcOEt−n−Hexaneの混合溶媒
にて再結晶することにより無色粉末のBz−Gly−Pro−Le
u−Gly−NHOH0.16g(65%)を得た。m.p.118〜123℃、
比旋光度▲〔α〕28 D▼−77.4(c=1.0、EtOH)。
0.30g(0.54mmol)をMeOH 10mlに溶解し、5%Pd−C
(エンゲルハルト、50%wet)0.10gを用いて室温にて3.
5時間接触水素化を行わせた。触媒を別した後、溶媒
を減圧留去し、残留物をAcOEt−n−Hexaneの混合溶媒
にて再結晶することにより無色粉末のBz−Gly−Pro−Le
u−Gly−NHOH0.16g(65%)を得た。m.p.118〜123℃、
比旋光度▲〔α〕28 D▼−77.4(c=1.0、EtOH)。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH:AcOH=80:10:5、n−B
uOH:AcOH:H2O=4:1:1、発色法:イ0.1%ニンヒドリン噴
霧後加熱、ロ10%Na2CO3次いで5%FeCl3噴霧)にてRf
=0.23、Rf=0.60の単一スポツトを与えた。
uOH:AcOH:H2O=4:1:1、発色法:イ0.1%ニンヒドリン噴
霧後加熱、ロ10%Na2CO3次いで5%FeCl3噴霧)にてRf
=0.23、Rf=0.60の単一スポツトを与えた。
実施例 5 t−ブチルオキシカルボニル−グリシル−L−ハイドロ
キシプロリル−L−ロイシル−グリシルヒドロキサム酸
(Boc−Gly−Hyp−Leu−Gly−NHOH) (イ) Boc−Hyp−Leu−Gly−NHOBzlの合成 実施例1の(ハ)で得られたBoc−Leu−Gly−NHOBzl
3.89g(9.89mmol)に氷冷下4.5N−HCl/AcOEt 30mlを加
え、室温にもどして1時間反応を行った。溶媒を減圧留
去し、残留物をTHF100mlに溶解して、−20℃の冷媒にて
冷却した。TEA 1.40ml(10.0mmol)を滴下した後、HOBt
1.22g(9.03mmol)およびBoc−Hyp−OH 1.99g(8.60mm
ol)を加え、THF10mlに溶解したDCC2.31g(11.2mmol)
を滴下し、−10℃で1時間、冷蔵庫にて1晩反応を行わ
せた。不溶物を別した後、溶媒を減圧留去し、残留物
をAcOEtに溶解して、水、1N−HCl、水、10%Na2CO3、水
の順序で洗浄した。無水MgSO4にて乾燥後、溶媒を減圧
留去し、残留物をAcOEtにて再結晶することにより無色
結晶のBoc−Hyp−Leu−Gly−NHOBzl 2.45g(56%)を得
た。m.p.168〜173℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼−50.8
(c=1.0、EtOH)。
キシプロリル−L−ロイシル−グリシルヒドロキサム酸
(Boc−Gly−Hyp−Leu−Gly−NHOH) (イ) Boc−Hyp−Leu−Gly−NHOBzlの合成 実施例1の(ハ)で得られたBoc−Leu−Gly−NHOBzl
3.89g(9.89mmol)に氷冷下4.5N−HCl/AcOEt 30mlを加
え、室温にもどして1時間反応を行った。溶媒を減圧留
去し、残留物をTHF100mlに溶解して、−20℃の冷媒にて
冷却した。TEA 1.40ml(10.0mmol)を滴下した後、HOBt
1.22g(9.03mmol)およびBoc−Hyp−OH 1.99g(8.60mm
ol)を加え、THF10mlに溶解したDCC2.31g(11.2mmol)
を滴下し、−10℃で1時間、冷蔵庫にて1晩反応を行わ
せた。不溶物を別した後、溶媒を減圧留去し、残留物
をAcOEtに溶解して、水、1N−HCl、水、10%Na2CO3、水
の順序で洗浄した。無水MgSO4にて乾燥後、溶媒を減圧
留去し、残留物をAcOEtにて再結晶することにより無色
結晶のBoc−Hyp−Leu−Gly−NHOBzl 2.45g(56%)を得
た。m.p.168〜173℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼−50.8
(c=1.0、EtOH)。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH=14:1、CHCl3:MeOH:Ac
OH=95:5:3、発色法:0.1%ニンヒドリン噴霧後加熱)に
てRf=0.40、Rf=0.19の単一スポツトを与えた。
OH=95:5:3、発色法:0.1%ニンヒドリン噴霧後加熱)に
てRf=0.40、Rf=0.19の単一スポツトを与えた。
(ロ)Boc−Gly−Hyp−Leu−Gly−NHOBzlの合成 (イ)で得られたBoc−Hyp−Leu−Gly−NHOBzl 2.00g
(3.95mmol)に氷冷下4.5N−HCl/AcOEt10mlを加え、室
温にもどして1時間反応を行わせた。析出物を取し、
DMF 10mlに溶解後、氷冷下TEA 0.55ml(3.95mmol)を滴
下し、次いでBoc−Gly−ONSu 2.30g(7.87mmol)を加
え、室温にもどして3時間反応を行った。不溶物を別
した後、溶媒を減圧留去し、残留物をAcOEtに溶解し
て、水、1N−HCl、水、10%Na2CO3、水の順序で洗浄し
た。無水MgSO4にて乾燥後、溶媒を減圧留去し、残留物
をシリカゲルクロマトグラフイーにて精製(富士デエビ
ソンBW200 100gを用いてCHCl3:MeOH=30:1の混合溶媒に
て溶出した)することにより、無色油状物のBoc−Gly−
Hyp−Leu−Gly−NHOBzl 1.57g(70%)を得た。比旋光
度▲〔α〕28 D▼−55.5(c=1.0、EtOH)。
(3.95mmol)に氷冷下4.5N−HCl/AcOEt10mlを加え、室
温にもどして1時間反応を行わせた。析出物を取し、
DMF 10mlに溶解後、氷冷下TEA 0.55ml(3.95mmol)を滴
下し、次いでBoc−Gly−ONSu 2.30g(7.87mmol)を加
え、室温にもどして3時間反応を行った。不溶物を別
した後、溶媒を減圧留去し、残留物をAcOEtに溶解し
て、水、1N−HCl、水、10%Na2CO3、水の順序で洗浄し
た。無水MgSO4にて乾燥後、溶媒を減圧留去し、残留物
をシリカゲルクロマトグラフイーにて精製(富士デエビ
ソンBW200 100gを用いてCHCl3:MeOH=30:1の混合溶媒に
て溶出した)することにより、無色油状物のBoc−Gly−
Hyp−Leu−Gly−NHOBzl 1.57g(70%)を得た。比旋光
度▲〔α〕28 D▼−55.5(c=1.0、EtOH)。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH=14:1、n−BuOH:AcO
H:H2O=4:1:1、発色法:0.1%ニンヒドリン噴霧後加熱)
にてRf=0.37、Rf=0.64の単一スポツトを与えた。
H:H2O=4:1:1、発色法:0.1%ニンヒドリン噴霧後加熱)
にてRf=0.37、Rf=0.64の単一スポツトを与えた。
(ハ)Boc−Gly−Hyp−Leu−Gly−NHOHの合成 (ロ)で得られたBoc−Gly−Hyp−Leu−Gly−NHOBzl
0.75g(1.33mmol)をMeOH 10mlに溶解し、10%Pd−C
(エンゲルハルト、50%wet)0.25gを用いて室温にて1
時間接触水素化を行った。触媒を別した後、溶媒を減
圧留去し、残留物をMeOH−Et2Oの混合溶媒にて再固化す
ることにより無色粉末のBoc−Gly−Hyp−Leu−Gly−NHO
H 0.5g(79%)を得た。m.p.178〜183℃、比旋光度▲
〔α〕28 D▼−73.8(c=1.0、MeOH)。
0.75g(1.33mmol)をMeOH 10mlに溶解し、10%Pd−C
(エンゲルハルト、50%wet)0.25gを用いて室温にて1
時間接触水素化を行った。触媒を別した後、溶媒を減
圧留去し、残留物をMeOH−Et2Oの混合溶媒にて再固化す
ることにより無色粉末のBoc−Gly−Hyp−Leu−Gly−NHO
H 0.5g(79%)を得た。m.p.178〜183℃、比旋光度▲
〔α〕28 D▼−73.8(c=1.0、MeOH)。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH:AcOH=5:2:1、n−BuOH:
AcOH:H2O=4:1:1、発色法:イ0.1%ニンヒドリン噴霧後
加熱、ロ10%Na2CO3次いで5%FeCl3噴霧)にてRf=
0.61、Rf=0.51の単一スポツトを与えた。
AcOH:H2O=4:1:1、発色法:イ0.1%ニンヒドリン噴霧後
加熱、ロ10%Na2CO3次いで5%FeCl3噴霧)にてRf=
0.61、Rf=0.51の単一スポツトを与えた。
実施例 6 p−アミノベンゾイル−グリシル−L−プロリル−D−
ロイシル−D−アラニルヒドロキサム酸酢酸塩(AcOH・
ABA−Gly−Pro−D−Leu−D−Ala−NHOH) (イ) Z−D−Leu−D−Ala−OMeの合成 HCl・D−Ala−OMe 5.58g(40.0mmol)をDMF 100mlに
溶解し、氷冷下TEA 5.6ml(40.0mmol)を滴下後、HOSu
2.30g(20.0mmol)、Z−D−Leu−OH 9.29g(35.0mmo
l)を加えた。−20℃の冷媒にて冷却した後、CH2Cl250m
lに溶解したDCC 9.28g(45.0mmol)を滴下し、−10℃で
1時間、冷蔵庫にて一晩反応を行わせた。不溶物を別
した後、溶媒を減圧留去し、残留物をAcOEtに溶解して
水、1N−HCl、水、10%Na2CO3、水の順序で洗浄した。
無水MgSO4にて乾燥した後、溶媒を減圧留去し、残留物
をEt2O−n−Hexaneの混合溶媒にて固化させることによ
り、無色粉末のZ−D−Leu−D−Ala−OMe 11.5g(94
%)を得た。m.p.94〜95℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼+3
5.9(c=1.0、EtOH)。
ロイシル−D−アラニルヒドロキサム酸酢酸塩(AcOH・
ABA−Gly−Pro−D−Leu−D−Ala−NHOH) (イ) Z−D−Leu−D−Ala−OMeの合成 HCl・D−Ala−OMe 5.58g(40.0mmol)をDMF 100mlに
溶解し、氷冷下TEA 5.6ml(40.0mmol)を滴下後、HOSu
2.30g(20.0mmol)、Z−D−Leu−OH 9.29g(35.0mmo
l)を加えた。−20℃の冷媒にて冷却した後、CH2Cl250m
lに溶解したDCC 9.28g(45.0mmol)を滴下し、−10℃で
1時間、冷蔵庫にて一晩反応を行わせた。不溶物を別
した後、溶媒を減圧留去し、残留物をAcOEtに溶解して
水、1N−HCl、水、10%Na2CO3、水の順序で洗浄した。
無水MgSO4にて乾燥した後、溶媒を減圧留去し、残留物
をEt2O−n−Hexaneの混合溶媒にて固化させることによ
り、無色粉末のZ−D−Leu−D−Ala−OMe 11.5g(94
%)を得た。m.p.94〜95℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼+3
5.9(c=1.0、EtOH)。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH=14:1、CHCl3:MeOH:Ac
OH=95:5:3、発色法:0.1%ニンヒドリン次いで47%臭化
水素酸噴霧後加熱)にてRf=0.82、Rf=0.78の単一
スポツトを与えた。
OH=95:5:3、発色法:0.1%ニンヒドリン次いで47%臭化
水素酸噴霧後加熱)にてRf=0.82、Rf=0.78の単一
スポツトを与えた。
(ロ) Boc−Pro−D−Leu−D−Ala−OMeの合成 (イ)で得られたZ−D−Leu−D−Ala−OMe 8.80g
(25.1mmol)をMeOH 80mlに溶解し、4.5N−HCl/AcOEt 1
0mlを加えた後、10%Pd−C(エンゲルハルト、50%we
t)1.2gを用いて室温にて4時間接触水素化を行った。
触媒を別した後、溶媒を減圧留去し、残留物をTHF 50
mlに溶解して−20℃の冷媒にて冷却した。TEA 3.50ml
(25.0mmol)を滴下した後、HOSu 1.73g(15.0mmol)お
よびBoc−Pro−OH 5.38g(25.0mmol)を加え、CH2Cl2 3
0mlに溶解したDCC 6.81g(33.0mmol)を滴下し、−10℃
で1時間、冷蔵庫にて一晩反応を行わせた。不溶物を
別した後、溶媒を減圧留去し、残留物をAcOEtに溶解し
て水、1N−HCl、水、10%Na2CO3、水の順序で洗浄し
た。無水MgSO4にて乾燥した後、溶媒を減圧留去し、残
留物をEt2O−n−Hexaneの混合溶媒にて固化させること
により、無色粉末のBoc−Pro−D−Leu−D−Ala−OMe
8.27g(85%)を得た。m.p.153〜157℃、比旋光度▲
〔α〕28 D▼+11.6(c=1.0、EtOH)。
(25.1mmol)をMeOH 80mlに溶解し、4.5N−HCl/AcOEt 1
0mlを加えた後、10%Pd−C(エンゲルハルト、50%we
t)1.2gを用いて室温にて4時間接触水素化を行った。
触媒を別した後、溶媒を減圧留去し、残留物をTHF 50
mlに溶解して−20℃の冷媒にて冷却した。TEA 3.50ml
(25.0mmol)を滴下した後、HOSu 1.73g(15.0mmol)お
よびBoc−Pro−OH 5.38g(25.0mmol)を加え、CH2Cl2 3
0mlに溶解したDCC 6.81g(33.0mmol)を滴下し、−10℃
で1時間、冷蔵庫にて一晩反応を行わせた。不溶物を
別した後、溶媒を減圧留去し、残留物をAcOEtに溶解し
て水、1N−HCl、水、10%Na2CO3、水の順序で洗浄し
た。無水MgSO4にて乾燥した後、溶媒を減圧留去し、残
留物をEt2O−n−Hexaneの混合溶媒にて固化させること
により、無色粉末のBoc−Pro−D−Leu−D−Ala−OMe
8.27g(85%)を得た。m.p.153〜157℃、比旋光度▲
〔α〕28 D▼+11.6(c=1.0、EtOH)。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH=14:1、CHCl3:MeOH:Ac
OH=95:5:3、発色法:0.1%ニンヒドリン噴霧後加熱)に
てRf=0.80、Rf=0.63の単一スポツトを与た。
OH=95:5:3、発色法:0.1%ニンヒドリン噴霧後加熱)に
てRf=0.80、Rf=0.63の単一スポツトを与た。
(ハ) Z−Gly−Pro−D−Leu−D−Ala−OMeの合成 (ロ)で得られたBoc−Pro−D−Leu−D−Ala−OMe
4.13g(10.0mmol)に氷冷下4.5N−HCl/AcOEt30mlを加
え、室温にもどして1.5時間反応を行わせた。溶媒を減
圧留去し、残留物をDMF30mlに溶解した後、−20℃の冷
媒にて冷却した。TEA 1.40ml(10.0mmol)を滴下した
後、HOSu 0.58g(5.04mmol)およびZ−Gly−OH 2.10g
(10.0mmol)を加え、CH2Cl2 10mlに溶解したDCC 2.60g
(12.6mmol)を滴下し、−10℃で1時間、冷蔵庫にて1
晩反応を行った。不溶物を別した後、溶媒を減圧留去
し、残留物をAcOEtに溶解して、水、1N−HCl、水、10%
Na2CO3、水の順序で洗浄した。無水MgSO4にて乾燥した
後、溶媒を減圧留去し、残留物をAcOEt−Et2Oの混合溶
媒にて再結晶することにより無色結晶のZ−Gly−Pro−
D−Leu−D−Ala−OMe 3.95g(78%)を得た。m.p.130
〜134℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼+11.8(c=1.0、EtO
H)。
4.13g(10.0mmol)に氷冷下4.5N−HCl/AcOEt30mlを加
え、室温にもどして1.5時間反応を行わせた。溶媒を減
圧留去し、残留物をDMF30mlに溶解した後、−20℃の冷
媒にて冷却した。TEA 1.40ml(10.0mmol)を滴下した
後、HOSu 0.58g(5.04mmol)およびZ−Gly−OH 2.10g
(10.0mmol)を加え、CH2Cl2 10mlに溶解したDCC 2.60g
(12.6mmol)を滴下し、−10℃で1時間、冷蔵庫にて1
晩反応を行った。不溶物を別した後、溶媒を減圧留去
し、残留物をAcOEtに溶解して、水、1N−HCl、水、10%
Na2CO3、水の順序で洗浄した。無水MgSO4にて乾燥した
後、溶媒を減圧留去し、残留物をAcOEt−Et2Oの混合溶
媒にて再結晶することにより無色結晶のZ−Gly−Pro−
D−Leu−D−Ala−OMe 3.95g(78%)を得た。m.p.130
〜134℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼+11.8(c=1.0、EtO
H)。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH=14:1、CHCl3:MeOH:Ac
OH=95:5:3、発色法:0.1%ニンヒドリン次いで47%臭化
水素酸噴霧後加熱)にてRf=0.74、Rf=0.58の単一
スポツトを与えた。
OH=95:5:3、発色法:0.1%ニンヒドリン次いで47%臭化
水素酸噴霧後加熱)にてRf=0.74、Rf=0.58の単一
スポツトを与えた。
(ニ) Z−ABA−Gly−Pro−D−Leu−D−Ala−OMeの
合成 (ハ)で得られたZ−Gly−Pro−D−Leu−D−Ala−
OMe2.00g(3.96mmol)をMeOH 10mlに溶解し、10%Pd−
C(エンゲルハルト、50%wet)0.50gを用いて室温にて
2時間接触水素化を行った。触媒を別した後、溶媒を
減圧留去し、残留物をDMF15mlに溶解して−20℃の冷媒
にて冷却した。HOBt 0.27g(2.00mmol)、次いでZ−AB
A−OH 1.09g(4.02mmol)を加えた後、CH2Cl2 5mlに溶
解したDCC1.03g(4.99mmol)を滴下し、−10℃で1時
間、冷蔵庫にて1晩反応を行わせた。不溶物を別した
後、溶媒を減圧留去し、残留物をAcOEtに溶解して、
水、1N−HCl、水、10%Na2CO3、水の順序で洗浄した。
無水MgSO4にて乾燥した後、溶媒を減圧留去し、残留物
をAcOEtにて再結晶することにより、無色粉末のZ−ABA
−Gly−Pro−D−Leu−D−Ala−OMe 1.78g(72%)を
得た。m.p.109〜112℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼+4.7
(c=1.0、EtOH)。
合成 (ハ)で得られたZ−Gly−Pro−D−Leu−D−Ala−
OMe2.00g(3.96mmol)をMeOH 10mlに溶解し、10%Pd−
C(エンゲルハルト、50%wet)0.50gを用いて室温にて
2時間接触水素化を行った。触媒を別した後、溶媒を
減圧留去し、残留物をDMF15mlに溶解して−20℃の冷媒
にて冷却した。HOBt 0.27g(2.00mmol)、次いでZ−AB
A−OH 1.09g(4.02mmol)を加えた後、CH2Cl2 5mlに溶
解したDCC1.03g(4.99mmol)を滴下し、−10℃で1時
間、冷蔵庫にて1晩反応を行わせた。不溶物を別した
後、溶媒を減圧留去し、残留物をAcOEtに溶解して、
水、1N−HCl、水、10%Na2CO3、水の順序で洗浄した。
無水MgSO4にて乾燥した後、溶媒を減圧留去し、残留物
をAcOEtにて再結晶することにより、無色粉末のZ−ABA
−Gly−Pro−D−Leu−D−Ala−OMe 1.78g(72%)を
得た。m.p.109〜112℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼+4.7
(c=1.0、EtOH)。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH=14:1、CHCl3:MeOH:Ac
OH=95:5:3、発色法:0.1%ニンヒドリン次いで47%臭化
水素酸噴霧後加熱)にてRf=0.65、Rf=0.46の単一
スポツトを与えた。
OH=95:5:3、発色法:0.1%ニンヒドリン次いで47%臭化
水素酸噴霧後加熱)にてRf=0.65、Rf=0.46の単一
スポツトを与えた。
(ホ) Z−ABA−Gly−Pro−D−Leu−D−Ala−NHOH
の合成 (ニ)で得られたZ−ABA−Gly−Pro−D−Leu−D−
Ala−OMe 1.68g(2.69mmol)に氷冷下、別に調製した1M
NH2OH/MeOH溶液〔NH2OH・HCl 0.63g(9.06mmol)をMeO
H 4mlに溶解したものを、KOH 1.00g(85%、15.1mmol)
のMeOH 3ml溶液に氷冷下滴下し、析出したKClを別し
て得たもの〕を6ml加え、4時間反応を行わせた。3N−H
Clを用いてpHを2とし、析出物を取することにより無
色粉末のZ−ABA−Gly−Pro−D−Leu−D−Ala−NHOH
1.68g(定量的)を得た。m.p.189〜191℃、比旋光度▲
〔α〕28 D▼+10.4(c=1.0、EtOH)。
の合成 (ニ)で得られたZ−ABA−Gly−Pro−D−Leu−D−
Ala−OMe 1.68g(2.69mmol)に氷冷下、別に調製した1M
NH2OH/MeOH溶液〔NH2OH・HCl 0.63g(9.06mmol)をMeO
H 4mlに溶解したものを、KOH 1.00g(85%、15.1mmol)
のMeOH 3ml溶液に氷冷下滴下し、析出したKClを別し
て得たもの〕を6ml加え、4時間反応を行わせた。3N−H
Clを用いてpHを2とし、析出物を取することにより無
色粉末のZ−ABA−Gly−Pro−D−Leu−D−Ala−NHOH
1.68g(定量的)を得た。m.p.189〜191℃、比旋光度▲
〔α〕28 D▼+10.4(c=1.0、EtOH)。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH=14:1、CHCl3:MeOH:Ac
OH=95:5:3、発色法:イ0.1%ニンヒドリン次いで47%
臭化水素酸噴霧後加熱、ロ10%Na2CO3次いで5%FeCl3
噴霧)にてRf=0.40、Rf=0.14の単一スポツトを与
えた。
OH=95:5:3、発色法:イ0.1%ニンヒドリン次いで47%
臭化水素酸噴霧後加熱、ロ10%Na2CO3次いで5%FeCl3
噴霧)にてRf=0.40、Rf=0.14の単一スポツトを与
えた。
(ヘ) AcOH・ABA−Gly−Pro−D−Leu−D−Ala−NHO
Hの合成 (ホ)で得られたZ−ABA−Gly−Pro−D−Leu−D−
Ala−NHOH 1.40g(2.24mmol)をAcOH:水=2:1の混合溶
媒10mlに溶解し、10%Pd−C(エンゲルハルト、50%we
t)0.35gを用いて室温にて2.5時間接触水素化を行っ
た。触媒を別した後、溶媒を減圧留去し、EtOHにて再
結晶することにより、無色粉末のAcOH・ABA−Gly−Pro
−D−Leu−D−Ala−NHOH 0.93g(75%)を得た。m.p.
213〜218℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼+23.4(c=0.5、
H2O)。
Hの合成 (ホ)で得られたZ−ABA−Gly−Pro−D−Leu−D−
Ala−NHOH 1.40g(2.24mmol)をAcOH:水=2:1の混合溶
媒10mlに溶解し、10%Pd−C(エンゲルハルト、50%we
t)0.35gを用いて室温にて2.5時間接触水素化を行っ
た。触媒を別した後、溶媒を減圧留去し、EtOHにて再
結晶することにより、無色粉末のAcOH・ABA−Gly−Pro
−D−Leu−D−Ala−NHOH 0.93g(75%)を得た。m.p.
213〜218℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼+23.4(c=0.5、
H2O)。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH:AcOH=80:10:5、n−B
uOH:AcOH:H2O=4:1:1、発色法:イ0.1%ニンヒドリン噴
霧後加熱、ロ10%Na2CO3次いで5%FeCl3噴霧)にてRf
=0.25、Rf=0.58の単一スポツトを与えた。
uOH:AcOH:H2O=4:1:1、発色法:イ0.1%ニンヒドリン噴
霧後加熱、ロ10%Na2CO3次いで5%FeCl3噴霧)にてRf
=0.25、Rf=0.58の単一スポツトを与えた。
実施例 7 p−ハイドロキシベンゾイル−グリシル−L−プロリル
−D−ロイシル−D−アラニルヒドロキサム酸(HBA−G
ly−Pro−D−Leu−D−Ala−NHOH) (イ) Bzl−HBA−Gly−Pro−D−Leu−D−Ala−OMe
の合成 実施例6の(ハ)で得られたZ−Gly−Pro−D−Leu
−D−Ala−OMe 1.73g(3.43mmol)をMeOH 5mlに溶解
し、10%Pd−C(エンゲルハルト、50%wet)0.30gを用
いて室温で2時間接触水素化を行った。触媒を別した
後、溶媒を減圧留去し、残留物をDMF 10mlに溶解して−
20℃の冷媒にて冷却した。DMF 3mlに溶解したBzl−HBA
−Cl〔Bzl−HBA−OH 1.17g(5.15mmol)をSOCl2 5mlに
溶解し3時間加熱還流した後、過剰のSOCl2を減圧留去
したもの〕を滴下し、TEAを用いてpH8とした後、4時間
反応を行わせた。不溶物を別した後、溶媒を減圧留去
し、残留物をAcOEtに溶解して、水、1N−HCl、水、10%
Na2CO3、水の順序で洗浄した。無水MgSO4にて乾燥した
後、溶媒を減圧留去し、残留物をシリカゲルクロマトグ
ラフイー(富士デエビソンBW200 15gを用いてAcOEtにて
溶出した)することにより、無色油状物のBzl−HBA−Gl
y−Pro−D−Leu−D−Ala−OMe1.23g(62%)を得た。
比旋光度▲〔α〕28 D▼+4.6(c=1.0、EtOH)。
−D−ロイシル−D−アラニルヒドロキサム酸(HBA−G
ly−Pro−D−Leu−D−Ala−NHOH) (イ) Bzl−HBA−Gly−Pro−D−Leu−D−Ala−OMe
の合成 実施例6の(ハ)で得られたZ−Gly−Pro−D−Leu
−D−Ala−OMe 1.73g(3.43mmol)をMeOH 5mlに溶解
し、10%Pd−C(エンゲルハルト、50%wet)0.30gを用
いて室温で2時間接触水素化を行った。触媒を別した
後、溶媒を減圧留去し、残留物をDMF 10mlに溶解して−
20℃の冷媒にて冷却した。DMF 3mlに溶解したBzl−HBA
−Cl〔Bzl−HBA−OH 1.17g(5.15mmol)をSOCl2 5mlに
溶解し3時間加熱還流した後、過剰のSOCl2を減圧留去
したもの〕を滴下し、TEAを用いてpH8とした後、4時間
反応を行わせた。不溶物を別した後、溶媒を減圧留去
し、残留物をAcOEtに溶解して、水、1N−HCl、水、10%
Na2CO3、水の順序で洗浄した。無水MgSO4にて乾燥した
後、溶媒を減圧留去し、残留物をシリカゲルクロマトグ
ラフイー(富士デエビソンBW200 15gを用いてAcOEtにて
溶出した)することにより、無色油状物のBzl−HBA−Gl
y−Pro−D−Leu−D−Ala−OMe1.23g(62%)を得た。
比旋光度▲〔α〕28 D▼+4.6(c=1.0、EtOH)。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH=14:1、CHCl3:MeOH:Ac
OH=95:5:3、発色法:0.1%ニンヒドリン次いで47%臭化
水素酸噴霧後加熱)にて、Rf=0.73、Rf=0.58の単
一スポツトを与えた。
OH=95:5:3、発色法:0.1%ニンヒドリン次いで47%臭化
水素酸噴霧後加熱)にて、Rf=0.73、Rf=0.58の単
一スポツトを与えた。
(ロ) Bzl−HBA−Gly−Pro−D−Leu−D−Ala−NHOH
の合成 (イ)で得られたBzl−HBA−Gly−Pro−D−Leu−D
−Ala−OMe 1.15g(1.98mmol)に氷冷下、実施例6の
(ホ)と同様にして調製した1M−NH2OH/MeOH5mlを加
え、3時間反応を行わせた。3N−HClを用いてpHを2と
し、析出物を取した後、MeOH−Et2Oの混合溶媒にて再
固化することにより、無色粉末のBzl−HBA−Gly−Pro−
D−Leu−D−Ala−NHOH 0.87g(76%)を得た。m.p.18
1〜184℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼+13.6(c=1.0、Et
OH)。
の合成 (イ)で得られたBzl−HBA−Gly−Pro−D−Leu−D
−Ala−OMe 1.15g(1.98mmol)に氷冷下、実施例6の
(ホ)と同様にして調製した1M−NH2OH/MeOH5mlを加
え、3時間反応を行わせた。3N−HClを用いてpHを2と
し、析出物を取した後、MeOH−Et2Oの混合溶媒にて再
固化することにより、無色粉末のBzl−HBA−Gly−Pro−
D−Leu−D−Ala−NHOH 0.87g(76%)を得た。m.p.18
1〜184℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼+13.6(c=1.0、Et
OH)。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH=14:1、CHCl3:MeOH:Ac
OH=95:5:3、発色法:イ0.1%ニンヒドリン次いで47%
臭化水素酸噴霧後加熱、ロ10%Na2CO3次いで5%FeCl3
噴霧)にて、Rf=0.51、Rf=0.25の単一スポツトを
与えた。
OH=95:5:3、発色法:イ0.1%ニンヒドリン次いで47%
臭化水素酸噴霧後加熱、ロ10%Na2CO3次いで5%FeCl3
噴霧)にて、Rf=0.51、Rf=0.25の単一スポツトを
与えた。
(ハ) HBA−Gly−Pro−D−Leu−D−Ala−NHOHの合
成 (ロ)で得られたBzl−HBA−Gly−Pro−D−Leu−D
−Ala−NHOH 0.83g(1.43mmol)をMeOH 5mlに溶解し、1
0%Pd−C(エンゲルハルト、50%wet)0.15gを用いて
室温にて2時間接触水素化を行った。触媒を別した
後、溶媒を減圧留去し、残留物をMeOH−Et2Oの混合溶媒
にて固化することにより無色粉末のHBA−Gly−Pro−D
−Leu−D−Ala−NHOH0.53g(76%)を得た。m.p.159〜
164℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼+12.6(c=0.5、EtO
H)。
成 (ロ)で得られたBzl−HBA−Gly−Pro−D−Leu−D
−Ala−NHOH 0.83g(1.43mmol)をMeOH 5mlに溶解し、1
0%Pd−C(エンゲルハルト、50%wet)0.15gを用いて
室温にて2時間接触水素化を行った。触媒を別した
後、溶媒を減圧留去し、残留物をMeOH−Et2Oの混合溶媒
にて固化することにより無色粉末のHBA−Gly−Pro−D
−Leu−D−Ala−NHOH0.53g(76%)を得た。m.p.159〜
164℃、比旋光度▲〔α〕28 D▼+12.6(c=0.5、EtO
H)。
TLC(展開溶媒CHCl3:MeOH:AcOH=80:10:5、n−B
uOH:AcOH:水=4:1:1、発色法:イ0.1%ニンヒドリン次
いで47%臭化水素酸噴霧後加熱、ロ10%Na2CO3次いで5
%FeCl3噴霧)にてRf=0.27、Rf=0.67の単一スポ
ツトを与えた。
uOH:AcOH:水=4:1:1、発色法:イ0.1%ニンヒドリン次
いで47%臭化水素酸噴霧後加熱、ロ10%Na2CO3次いで5
%FeCl3噴霧)にてRf=0.27、Rf=0.67の単一スポ
ツトを与えた。
実施例 8〜42 実施例1〜7に記載した方法に準拠して第1表に示し
たとおりの化合物を製造した。各実施例で得られた化合
物についてのデータは第1表に示すとおりである。
たとおりの化合物を製造した。各実施例で得られた化合
物についてのデータは第1表に示すとおりである。
本発明に係る新規ペプチド化合物のコラゲナーゼ作用
に対する阻害活性ならびに他の酵素に対する阻害活性を
下記の各測定方法により測定した。
に対する阻害活性ならびに他の酵素に対する阻害活性を
下記の各測定方法により測定した。
(1)各コラゲナーゼ作用に対する阻害活性 ヒトフアイブロブラストコラゲナーゼ(ヒト線維芽細
胞由来コラゲナーゼ)、オタマジヤクシ由来コラゲナー
ゼおよびバクテリア(クロストリジウム)由来コラゲナ
ーゼのコラゲナーゼ作用に対する阻害活性は、いずれ
も、蛍光標識コラーゲン(ウシタイプIコラーゲンをFI
TC−化したもの)を用い、永井らの方法〔炎症4
(2),123(1984)参照〕に従って測定した。
胞由来コラゲナーゼ)、オタマジヤクシ由来コラゲナー
ゼおよびバクテリア(クロストリジウム)由来コラゲナ
ーゼのコラゲナーゼ作用に対する阻害活性は、いずれ
も、蛍光標識コラーゲン(ウシタイプIコラーゲンをFI
TC−化したもの)を用い、永井らの方法〔炎症4
(2),123(1984)参照〕に従って測定した。
(2)ウレアーゼに対する阻害活性 ウレアーゼに対する阻害活性は、ナタマメ由来のウレ
アーゼを使用し、小橋らの方法〔Biochem.Biophys.Act
a,227429(1971)参照〕により測定した。
アーゼを使用し、小橋らの方法〔Biochem.Biophys.Act
a,227429(1971)参照〕により測定した。
(3)サーモライシン、トリプシン、α−キモトリプシ
ンに対する阻害活性 それぞれの酵素(サーモライシン、トリプシン、α−
キモトリプシン)に、熱変性カゼインを基質として使用
し、ラスコウスキーの方法〔Meth.Enzymol.,2,8(195
5)参照〕に従って測定した。
ンに対する阻害活性 それぞれの酵素(サーモライシン、トリプシン、α−
キモトリプシン)に、熱変性カゼインを基質として使用
し、ラスコウスキーの方法〔Meth.Enzymol.,2,8(195
5)参照〕に従って測定した。
それらの測定結果を第2表に示す。
本発明に係る新規なペプチド化合物は、公知のペプチ
ド物質に比較し、コラゲナーゼ阻害活性に特異性が認め
られ、極めて有用である。
ド物質に比較し、コラゲナーゼ阻害活性に特異性が認め
られ、極めて有用である。
本発明に係る新規なペプチド化合物の毒性を示す。
マウスを用いた急性毒性(LD50)試験
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−103052(JP,A) 米国特許4687841(US,A) Eur,J.Med.Chem.−C him.Ther.,18(6),489− 493(1983) Arzneim.−Forsch.33 (11),1577−1579(1983)
Claims (3)
- 【請求項1】一般式 X1−X2−X3−X4−NHOH (I) (式中、X1はグリシン及びザルコシンから選択されるα
−アミノ酸残基であり、X2はプロリン、ヒドロキシプロ
リン、アラニン、グリシン及びチオプロリンから選択さ
れるα−アミノ酸残基であり、X3はロイシン、グリタミ
ン、グルタミン酸、グリシン、イソロイシン、セリン、
リジン、アルギニン、プロリン及びフェニルアラニンか
ら選択されるα−アミノ酸残基であり、X4はロイシン、
グリシン、アラニン、バリン及びザルコシンから選択さ
れるα−アミノ酸残基もしくはβ−アラニン又はγ−ア
ミノ酪酸から選択されるアミノ酸残基であり、X1のα−
アミノ酸のカルボキシル基とX2のα−アミノ酸のアミノ
基、X2のα−アミノ酸のカルボキシル基とX3のα−アミ
ノ酸のアミノ基、X3のα−アミノ酸のカルボキシル基と
X4のα−アミノ酸またはアミノ酸のカルボキシル基と−
NHOHがそれぞれアミド結合を形成しており、X1のα−ア
ミノ酸のアミノ基における水素原子は、t−ブチルオキ
シカルボニル基、ベンゾイル基、p−アミノベンゾイル
基、p−ヒドロキシベンゾイル基、アセチル基、ベンジ
ル基及びo−フタリル基によって1又は2原子置換され
ていてもよい)で表されるペプチジルヒドロキサム酸誘
導体又はその塩。 - 【請求項2】上記式(I)において、X2のプロリンがD
−又はL−プロリンであり、X3のロイシンがD−又はL
−ロイシンであり、X4のロイシン及びアラニンがD−又
はL−ロイシン及びD−又はL−アラニンである特許請
求の範囲第1項のペプチジルヒドロキサム酸誘導体又は
その塩。 - 【請求項3】上記式(I)において、X1はグリシンであ
り、X2はプロリンであり、X3はD−ロイシン又はL−ロ
イシンであり、X4はD−ロイシン又はL−ロイシン、D
−アラニン又はL−アラニンもしくはバリンである特許
請求の範囲第1項のペプチジルヒドロキサム酸誘導体又
はその塩。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62317364A JP2573006B2 (ja) | 1987-12-17 | 1987-12-17 | 新規なヒドロキサム酸誘導体 |
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