JP2572812B2 - ペースト状試料中の分析物を測定するためのテストキット - Google Patents

ペースト状試料中の分析物を測定するためのテストキット

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JP2572812B2 JP63120812A JP12081288A JP2572812B2 JP 2572812 B2 JP2572812 B2 JP 2572812B2 JP 63120812 A JP63120812 A JP 63120812A JP 12081288 A JP12081288 A JP 12081288A JP 2572812 B2 JP2572812 B2 JP 2572812B2
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    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
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    • G01N33/52Use of compounds or compositions for colorimetric, spectrophotometric or fluorometric investigation, e.g. use of reagent paper and including single- and multilayer analytical elements
    • G01N33/525Multi-layer analytical elements

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、試料を担持する試料フィールドを有する試
験層を有する試料担持帯域及び分析物と反応し、検出シ
グナルを発生する成分を含有する試薬を有する分析装置
を有する、ペースト状試料中の分析物を測定するための
テストキットに関する。更に本発明は、かかるテストキ
ットでかかる測定を実施する方法に関する。
本発明の最も重要な使用分野は大便の分析である。本
発明をその分析のために有利に使用することのできる他
の試料は、動物または人体の組織のホモゲネート、薬学
分析の範囲内のガーレン懸濁物及び土じょうの試料であ
る。一般に本発明は、固体成分を含有し塗布することの
できるペースト状試料の分析に特に適当である。次に簡
略化のために大便の分析のみを例示するが、本発明はこ
れに限定されるものではない。
従来の技術 大便試料中の分析物の存在又は濃度を測定するために
は、屡々テストキットが使用される。一般にこのテスト
キットによって、分析に必要な試薬と補助手段との組合
せを表わす。テストキットは多くは数個のユニットから
なっているが、一体物分析装置も大便の検査に提供さ
れ、これも同じようにして本発明のテストキットとして
考慮することができる。
実際に特に重要なのは、大便中に含まれた潜伏性血液
に関する大便の検査である。結腸及び直腸のがん及び前
がん性疾患を早期に発見する方法の範囲内では、潜伏性
血液の検出は一般に認められた方法である。
かかる測定検査では、テストキットの簡単な操作が特
に重要である。一般に現在ではいわゆる試験小包紙体を
使用し、この小包紙体は厚紙からなる被覆物に取囲まれ
て試料層を有し、この層は通常グアヤク含浸紙からなっ
ている。試料を、試料層の表面の試料フィールドに担持
した後に、小包紙体を表面で閉じる。
通常評価は医者で行い。その際ふたを小包紙体の裏面
で開け、グアヤク含浸紙の裏面に過酸化水素を含有する
顕色液を塗布する。その場合大便中に血液が存在する
と、色変化が生じる。
大便の血液含量は屡々均一でないことを考慮して、一
般に二重小包紙体を使用し、この上にそれぞれ同時に大
便中の異なる個所からの2種の試料を担持する。更に通
常テストキットではかかる3種の小包紙体を使用し、こ
れで連続3日間の大便で検出する。これらの試料の1種
だけが陽性の場合には、他の試験法が指示される。
潜伏性血液に対して大便を検査するこの試験小包紙体
は、主としてかかる試験の操作の必要条件を満たす。患
者並びに医者で行う操作工程は比較的簡単である。試験
は十分に迅速に進行する。評価は装置の助力を有しない
で行うことができ、かつ製造は比較的安価である。
しかしながら従来この簡単な操作は、グアヤク紙を用
いる大便の血液試験でのみ達せされた。しかしながら、
これは診断上の著しい欠点を有している。殊に一方では
特異性が不十分であり、他方では多くの場合感度が十分
ではない。
不十分な特異性は、ヘモグロビンの偽過酸化物反応に
基づく検出法は、例えば食物と一緒に送られた動物性血
液のような、他の大便成分に対しても反応することに帰
因する。従って、誤った陽性所見を避けるためには、試
験は管理された食餌下に行わなければならない。
更に、故意に比較的大きい感度閾で操作する。このこ
とは、低いがそれでも臨床上重要な血液濃度を見のが
す、つまり誤った陰性所見が得られる危険が存在する欠
点を有する。
この欠点のために、既に大便成分を分析する、殊に潜
伏性血液を検出する他の試験原理を使用する多くの実験
が行われた。最近は、殊に免疫学的方法が提案され、こ
の方法ではヘモグロビンに対して特異な免疫学的結合成
分(Hb抗体)が使用される。しかしながら、かかるテス
トキットは操作で費用がかかる。
殊に大便の公知免疫学的検査は、通常費用のかかる試
料の用意が必要である。通常試料は均一にし、次いで液
体と混合し、最後に遠心分離しなければならない。この
ようにしてようやく得られた純上澄みを、試料液体とし
て使用しなければならない。
商標名HEMOLEXで、大便中のヘモグロビンを免疫学的
に測定するテストキットは公知であり、これは遠心分離
を避ける。それでもなお工程は著しく費用がかかる。例
えば大便は新しい状態ですぐに均一にし、特別の溶液に
取り込まなければならない。これが不可能な場合には冷
却しなければならない。
ドイツ公開特許第3402938号からは、大便中のヘモグ
ロビンを免疫学的に測定する診断助法が公知であり、こ
の方法では抗体で被覆されている固体棒状担体を大便中
に直接に浸潰する。評価は数回の湿式化学的工程、殊に
洗浄を必要とし、それ故費用がかかる。
ヨーロッパ特許第32742号明細書からは、好ましくは
プラスチックから製造した成形体を使用するテストキッ
トが公知であり、その試料担持帯域にはグアヤク含浸瀘
紙が存在する。しかしながらこの場合、瀘紙は検出する
ためにだけではなく、同時に試料の濾過にも役立つ。試
料は紙の表面に塗布するが、裏面には非処理瀘紙が存在
する。成形体の特別の構造によって、試料を一緒にプレ
スすることができ、その際試料からのヘモグロビンは試
料の液体成分と一緒にグアヤク紙を通って非処理瀘紙に
達する。評価するためには瀘紙を取出し、湿式化学的に
評価する。
発明が解決しようとする課題 本発明の課題は、殊に試料の準備に対して費用のかか
る処理工程を避ける大便を分析するテストキット及び方
法を得ることである。
課題を解決するための手段 この課題は、冒頭に記載した種類のテストキットにお
いて、試料層が毛管現象活性な材料からなり、こうして
液体は毛管作用によってこの中を運搬され、一方では試
料層と溶出剤供給帯域とが液体交換可能に連結している
ので、そこに供給された溶出剤は試料層中に浸透し、試
料中に含まれ溶出剤に可溶の分析物を溶出し、他方では
試料層と溶出液受容帯域とが液体交換可能に連結してお
り、この帯域から溶出分析物を含有する溶出剤が吸収さ
れ、分析装置に供給されることによって、解決される。
本発明方法は、試料を試料層に担持し、次いで溶出剤
を溶出担持剤帯域に供給し、溶出剤が試料層に流動し、
溶出分析物と共に溶出液受容帯域に達するまで待ち、溶
出液を分析装置と接触させ、検出シグナルの形成後にこ
れを評価することを特徴とする。
本発明による装置及び相応する方法で、大便試料から
の試料の獲得は極めて簡単な方法で可能である。意外な
ことにも、溶出剤は一方では分析物を十分に再現し得る
方法で大便試料から溶解し、かつ検出帯域に運搬するこ
とができると共に、他方では試料層からの固体大便成分
は場所が離れている溶出液受容帯域には実質的に達しな
いことが判明した。
本発明の毛管現象活性材料としては、毛管形成構造に
基づいて液状溶出剤を毛管中に吸収する性質を有するす
べての層材料が考慮される。更に毛管状構造物の表面
は、溶出液によって湿潤する材料からなっている。その
外にもちろん材料は溶出水溶液に対して安定であり、反
応に不利に影響してはならない。
材料としては天然物質並びに親水性プラスチックが該
当し、これらは毛管形成構造物を製造するために紙、フ
リース、織物又は相応する多孔性か又は構造を有するシ
ートとして加工される。
原則として試料は、例えばへらで試料層の表面の試料
フィールド上に塗布して担持すると、十分であることが
判明した。しかしながら、特に好ましくは試料層が、試
料フィールド帯域で試料が少なくとも1部分フィールド
中に浸透するように開放構造を有している。これによっ
て、分析物の改良された溶出が得られる。
液体交換を可能にする溶出剤担持帯域と試料層との間
並びに試料層から検出層への接触は、種々の方法で、例
えば種々の領域を結ぶ間隙又は管の形で行うことができ
る。しかしながら特に好ましくは、試料層は大きい液体
運搬層の1部分であり、この層は一方では溶出剤供給帯
域にまで及び他方では溶出液受容帯域にまで達する。か
かる実施形式は特に簡単に作ることができ、特に作用が
確実である。
意外なことにも本発明によるテストキットでは、大便
は新しい状態で分析するには及ばないことが判明した。
殊に数日間以上に及び検査で大便を長時間保存する場合
には、むしろ大便の乾燥を促進する特別の方法を用いる
のが有利であることが判明した。
好ましくは試料担持帯域は、相互に分離した数個の試
料担持フィールドを有し、これは互いに液体交換可能な
状態にあり、この際、このことは最も好ましくは単に試
料フィールドが備えられている試料層1つを使用して達
成される。実地においては、1層上に順次に存在する3
つの大便試料は十分に再現性に溶出することができ、こ
うして試料の1つだけが分析物を含有するのに過ぎない
場合には、検出層に1つのシグナル(殊に色変化)が生
じる。
これによって、3つの試料に関する分析結果の統合及
びこれにより検出の保証の増大が得られる。
本発明によるテストキットで、溶出剤に可溶の大便の
種々の成分(分析物)を測定することができる。殊にヘ
モグロビンは、これによって潜伏性血液のインジケータ
として測定することができることが判明した。他の適当
な分析物は、例えば電解物、水溶性蛋白質及び酵素(殊
にプロテアーゼ)である。
しかしながら、テストキットは人体の血清アルブミン
の測定に特に適当であることが判明した。本発明範囲内
では、人体の血清アルブミンは大便中の潜伏性血液の存
在に対するインジケータとして特に適当である。検出閾
を適当に調整すること(例えば大便中の血液約0.1V/W
%、しかしながらその際適当な値は経験的になお正確に
定めることができる)、大便中の潜伏性血液はアルブミ
ンで、グアヤク試験の偽ペルオキシダーゼ活性に関する
よりも又は免疫学的pH測定でよりも特異的に並びに敏感
に確かめることができることが判明した。つまり誤りの
陽性所見の確率も誤りの陰性所見の確率も低下する。
検出試薬としては、臨床化学でそれぞれ測定すべき分
析物に利用する多くの試薬系が該当する。溶出液受容帯
域中に包含されている溶出液受容層は−この層が溶出液
を含浸した後に−取出し、湿式化学によって分析するこ
とができる。しかしながら特に好ましくは、分析装置は
試薬含有試験層1個又は数個を有する試験担体を有す
る。通常試験担体は検出層を有し、その際反応の終りで
検出層にシグナル発生成分が形成するか又はこの層中に
入る。この点では、原則として測定の技術上確かめられ
るすべてのシグナル、例えば放射性標識物質の放射が該
当する。しかしながら本発明は、好ましくは視覚による
か又は反射測光による簡単な装置で評価することがで
き、シグナルは色変化である試験を目安にする。
好ましくは、免疫学上の検出系を使用する。溶出液は
大便の成分をほとんど含まないので、極度に簡単な処理
にも拘らず、敏感な免疫学的測定にも十分な準備が得ら
れる。
殊に免疫学的測定法に対しては、テストキットが相互
に分離している少なくとも2つの部分、即ち試料採集ユ
ニット及び検出ユニットを有すると有利である。更に検
出ユニットを分離して製造し、パックし、評価するため
に溶出剤を添加する前にはじめて液体交換可能に試料層
と接触させる。この構造の場合に、特に費用が有利な製
造及び殊に検出ユニットの十分な保存耐久性が得られ
る。
次に本発明を添付図面に記載の実施形式について説明
する。
第1図に記載のテストキット1は、その縦方向に溶出
剤供給帯域2、試料担持帯域3及び溶出液受容帯域4に
区分することができる。テストキットは主としてプラス
チック基体5、貫通性の液体運搬層6及びこの上に配置
され、例えばプラスチックからなる被覆層7からなって
いる。
溶出剤供給帯域2では、プラスチック基体5が変形し
て溶出剤だめ8になっている。試料担持帯域3では、テ
ストキットは3つの切欠部を有する。切欠部によって3
つの種々の大便試料の試料フィールド10a,10b,10cが形
成される。
液体運搬層6は、図示された場合には単一の貫通層で
ある。溶出剤供給帯域2では、層は溶出剤だめ8に添加
した溶出剤のための吸引層6aを形成する。試料担持帯域
3では、層はその表面に試料フィールド10a,10b,10cを
有する試料層6bを形成する。溶出液受容帯域4では、層
は溶出液受容層6cを形成する。
図示された貫通性の液体運搬層を有する実施形式は、
特に製造が簡単である。しかしながら本発明範囲内では
分離した層6a,6b,6cも使用することができ、この場合液
体の交換は、好ましくはこれらの層が、直接につき合わ
せて接触するか又は相互に重なることによって得られ
る。
試料を担持するためには、テストキットを試料フィー
ルドが上になるように(つまり図示された状態の逆に)
維持する。検査すべき大便試料は試料フィールド10a,10
b,10c上に、試料がそれぞれ少なくとも試料層6bの表面
を覆い、好ましくは層中に1部分浸透するようにして担
持する。その後、試料を乾燥させる。
評価するためには、溶出剤、好ましくは水又は補助試
薬(例えば湿潤剤及び緩衝剤)を有する水溶液を、溶出
剤だめ8に入れるか又は直接に吸引層6aに滴下する。吸
引層6aは溶出剤を吸収するので、溶出剤は溶出剤供給帯
域2から試料担持帯域3に−絶えず毛管引力によって−
更に溶出液受容帯域4に達する。試料担持帯域3では、
溶出剤が試料から可溶性分析物を溶解し、これを溶出液
受容帯域4に運ぶ。これは実質的な目的にとって十分に
再現性に行われ、同時に検出を妨げ得る固体大便成分は
試料担持帯域3中に残留する。それ故、実際の検出反応
に対して極めて簡単な試料の調製が得られ、この検出反
応は溶出液受容層6cを分離し、溶出液を洗浄し、液相で
分析する方法で行うことができる。しかしながら好まし
くは分析を担体連結試験で行い、その際溶出液受容層6c
を同時に試験層として使用することができるように実施
する。
もちろん、検出に必要な試薬の1部分は、既にこの試
薬の作用が大便の存在によって妨げられない場合には、
溶出剤中又は液体運搬層中に存在していてもよい。
第2図及び第3図は、本発明によるテストキット20の
簡単に製造することができる有利な実施形式を示す。こ
のテストキットは、殊にがん予防の範囲内で大便中の潜
伏性血液を検出するために適当であり、このためには連
続3日間で得られた全部で6個の大便試料を特に簡単で
正確な方法で評価することができる。
このテストキットの試料採集ユニット21は基部22、装
入部23、プラスチック成形部24及び被覆部25からなって
いる。この場合にもテストキット20は、溶出剤供給帯域
2、試料担持帯域3及び溶出液受容帯域4に区分するこ
とができる。
基部22は、例えば耐水性厚紙から製造してもよく、2
つの開口部26及び27を有し、これによって溶出剤を供給
するか又は検出ユニット28を試料採集ユニット21中に差
込むことができる。装入部23は、矢印23a及び23bによっ
て示された2つの液体運搬区間を有する。この区間は、
溶出剤供給帯域中で共通の溶出剤吸引層29aによって形
成され、この層は試料担持帯域3中で2つに分れた試料
層29b,29cになる。試料層29b,29cはそれ自体溶出液受容
層29d,29eになる。
図示された装入部23の一体構造は、第1図による液体
運搬層6の場合と同じようにして特に有利であるが、こ
こでも互いに液体連結に接触している別個の層を使用す
ることもできる。
プラスチック成形部24には、溶出剤だめ31、2つの液
体運搬路32,33及びそれぞれ検出ユニット28の2つの受
容みぞ34,35が形成されている。液体運搬路32,33は開口
部36を有し、これによって試料を試料層29b,29cに送る
ことができる。開口部36により形成される試料層29b,29
c上の試料フィールド37又は38は、第2図では明示のめ
たに断線で示されている。
更に被覆部25は、耐水性厚紙からなっていてもよい。
被覆部は開口部39を有し、これは液体運搬路32,33の開
口部36と同列になる。3つのふた40a,40b,40cは被覆装
置として役立ち、担持試料を臭気気密に衛生的に密閉す
る。ふたの下側には付着層を設け、この層はふたの安全
な密閉を確実にする。他方では部分22,23,24,25の結合
は完全に気密には形成されていないので、担持試料の水
分は徐々に漏れ出て、その際試料が乾燥する。
全大便試料採集ユニットは、密閉ふた43で付加的に密
閉することができる。好ましくは密閉ふた43の内側は、
同時に押付け操作用支持体として役立つ。
第2図及び第3図によるテストキットは、先ずふた40
aを開き、大便中の異なる位置の2つの試料をこの下に
ある試料フィールド37aもしくは38aに担持させる方法で
使用する。次いでふた40aを閉じる。同じ方法でそれに
続く日でそれぞれ大便の異なる位置の2つの試料を、ふ
た40b又は40cの下に存在する試料フィールド37b,38bも
しくは37c,38cに担持し、その後ふた40bもしくは40cを
閉じる。
全試料を担持した後に、密閉ふた43を閉じ、試料採集
ユニットを、分析するために数日以内に医者に持参す
る。
分析するためには、医者の実験室で試料採集ユニット
21を開口部26及び27で上方に保持する。開口部27によっ
て受容みぞ34及び35に、それぞれ試験担体の形の検出ユ
ニットを挿入する。第3図に示された試験担体は唯一の
試験層45を有する。
次いで溶出剤を、開口部26によって溶出剤だめに添加
する。
層29a,29b,29d又は29a,29c,29e中で作用する毛管引力
によって、溶出剤は第1図による実施形式と同じように
して液体運搬帯域23a,23bにそって溶出剤受容帯域4に
流動し、その際溶出剤は試料担持帯域3中で試料から分
析物を溶解し、一緒に運搬する。
第2図及び第3図に記載の実施形式では、試料採集ユ
ニット21は検出ユニット28から分離している。それ故分
析するためには、溶出液受容層29d,29eの溶出液は、液
体運搬帯域23a,23bの末端で試験担体28に流動するのが
必要である。これは、好ましくは第3図に示されたよう
な試験層45が、溶出液受容層29d又は29eの末端と接触し
て簡単に行われる。しかしながら特別の運搬装置、例え
ば付加的フリースを溶出液を試験担体28に運搬するため
に考慮することもできる。
試験担体28の試験層45は、検出シグナルを生ぜしめる
成分を含めて分析に必要な全試薬を含有することができ
る。例えば試薬では分析物に特異の酵素反応が生じるこ
とができ、この反応は直接的又は間接的に試験フィール
ドの表面で色変化を生ぜしめる。かかる反応は多くの別
法で公知であり、この場合詳説するのには及ばない。
第2図及び第3図によるテストキットは、特に免疫学
上の試験系による分析に適当である。この場合にも、例
4に詳説されているような唯一の試験層を使用すること
ができる。
しかしながら特に好ましくは、分析物を検出するため
に免疫学上の試験系を使用する場合には、原理上第4図
に示されているような試験担体である。かかる試験担体
49は主として基体層50及びこの上に順次に配置された数
個の層51,52,53,54からなっており、これらの層は相互
に液体接触にある。液体接触は、縁がつき合わせて接触
するか又は層が相互にわずかに重なって得ることができ
る。この場合、溶出剤は二重作用を果す。溶出剤は、試
料採集ユニット21の試料の準備並びに試験担体49の評価
に役立つ。試験担体49は特別の吸収層51を有し、この層
は溶出液受容層29dからの溶出液を特に良好に再現可能
に吸収するようにその吸収性が調節される。
特に好ましくは、試験担体はいわゆるIEMA原理による
分析のために形成されている。この場合試験担体は、順
次に分析物に特異で標識酵素で標識される可溶形の第1
の結合成分を有する結合層52、分析物又は該分析物類似
物を有する固有形成層53及び標識酵素の存在によってシ
グナルを形成する成分を含有するシグナル形成層54を有
している。
例えば分析物が抗原の場合には、結合層52にはこの抗
原に対し酵素標識抗体が存在する。固相形成層53は抗原
又は抗原類似体、つまりそれ自体層51からの抗体と特異
的に結合する物質を担体に固定した形で有する。シグナ
ル形成層54は、この場合には標識酵素の色形成基質を含
有することができ、この基質は酵素の存在で色変化に結
びついた変換を受ける。
第4図による試験担体49を第3図による試料採集ユニ
ット21に使用する場合には、溶出液は先ず吸収層51に流
動し、次いで毛管引力によって徐々に層52,53,54に流動
する。この場合共役物は層52で溶解し、その際この上に
過剰量で存在する抗体が抗原と結合する。形成した錯体
並びに過剰量の抗体は、更に層53に流動する。抗体過剰
量は担体に固定した抗原と結合するが、錯体は可動であ
り、シグナル形成層54に達することができる。そこで行
われる色変化は、酵素の濃度及びそれと共に分析物抗原
の濃度に相応する。
かかる試験過程は原理上公知である。詳細は、例えば
ドイツ特許願3638654.5及びこれで引用された刊行物に
記載されている。これらの中で個々に説明されているよ
うに、一般に免疫化学上重要な試験担体を、異なる分析
工程が時間的に相互にきっちりと分れて進行するように
構成することができる。しかしながら本発明範囲内で
は、本発明によるテストキットで大便を分析するために
は、溶出液を特別の調節剤を用いないである層から次の
層に流動させることのできる第4図による簡単な試験担
体で十分であることが判明した。
実施例 例 1 大便試料中の人体の血液成分を、人体の血清アルブミ
ン(HSA)で分析する免疫化学的測定。
第1図によるテストキットの試料フィールド10に、そ
れぞれ大便試料3個を担持させ、1夜乾燥した。試料層
は、次の組成:リンター20%、ステープルファイバー30
%、クラロン10%、ポリアミド40%を有する紙VS532
[ビンゼル(Binzer)社製、ハッツフェルド(Hatzfel
d)、ドイツ国]からなっていた。
溶出剤(PBS緩衝剤:NaCl 150mM;KPi 50mM;pH7.4)150
μを使用した。
液体先端が溶出液受容層6cの末端に達すると、これを
切断し、HSAでの酵素免疫試験(EIA)で検査した。
HSA試験は、次のようにして行った: −切断した溶出液受容層を、PBS(燐酸塩緩衝生理的食
塩水)500μ中で10分間溶離させ、 −溶出液250μを、微量適定プレート(アンチ<HSA>
−IgG 10μgを負荷/窪)で60分間恒温保持し、 −窪を、PBS+ツウィーン(Tween)20[非イオン性洗
剤、アトラス・ヘミー(Atlas−Chemie)社製、エッセ
ン(Essen)、ドイツ国]0.05W/V%で3回洗浄し、 −続いて窪に、抗−HSA−Fab−β−ガラクトシダーゼ−
共役物各々300μを添加し、30分間振盪し、 −窪を上記のようにして洗浄し、 −クロルフェノールレッド−ガラクトシド(KPi 10mM;N
aCl 25mM;MgCl25mM中0.25mM;pH7.6)300μ当りを添加
した後に、プレートを10分間振盪し、続いて反応基質を
微量適定プレートの測光器で577nmで測定した。
−一緒に操作した標準希釈系列から、絶対値を測定し
た。
次の第1表は結果を示す。この場合上行には、試料フ
ィールド10のどの並びにそれぞれ血液混合物0.1V/W%を
有する大便試料を配置したかが記載されている。第2行
には、試験で測定されたHSAの量が記載されている。
結果は、測定したHSA値は血液を含有する大便試料の
位置に左右されず、血液を含有する試料の総数に比例す
ることを示す。従って確実な分析、殊に大便中の潜伏性
血液の確実な検出が得られる。
例 2 大便中の潜伏性血液のグアヤク基質での検出。
大便試料を、例1のようにして第1図によるテストキ
ットに装入し、乾燥した。溶出液受容層としては、市場
で得られる大便の血液試験からのグアヤク含浸紙[ベー
リンガー・マンハイム社製のヘモフエク(hemoFec)、
マンハイム在、ドイツ国]を挿入し、試料層6bとの液体
交換が可能であった。前記のようにして、試料から分析
物を溶離し、溶出液で湿潤したグアヤク含浸紙を、常用
の過酸化水素含有顕色液をたらし、試験を視覚によって
評価した。
結果は第2表に記載されており、この場合種々の行は
それぞれ行の初めに記載された大便中の血液濃度での結
果を示す。最後の欄は、市場で得られるhemoFec試験で
の結果を示す。
テストにおいて血液含有試料が唯一の場合の敏感性
は、市場で得られるhemoFec試験に対して遜色ないこと
が認められる。これによって、グアヤクで検出した過酸
化物の血液成分は十分に大量に溶離されることが判明す
る。
特に重要なのは、少なくとも2つの血液含有試料が存
在すると、試験の敏感性が著しく増大するので、グアヤ
ク検出系を使用する場合にも誤った陰性所見が避けられ
ることである。
例 3 第4図による試験担体を使用して第2図及び第3図に
相応するテストキットでのHSA又は潜伏性血液の測定。
吸収層51は平面積6×6mmを有し、非処理紙VS532から
なっている。
結合層52は大きさ10×6mmであり、多層ポリエステル
織物2F777[シエバイツエル・ザイデンガーゼ(Schweiz
er Seidengaze)社製、タール(Thal)、スイス国]か
らなっている。織物にfab−β−ガラクトシダーゼ−共
役物HSAの溶液を含浸させる。
固相形成層53及びシグナル形成層54は、共に多孔性ナ
イロンメンブラン“Biodybe BNRG0.2μm"[パール(Pal
l)社製、ドライアイヒ(Dreieich)、ドイツ国]から
なっている。
固相形成層53には、HSAを固定する。このためには、
メンブランを、HSA濃度10mg/HSA 1mlを有する溶液[KPi
(燐酸カリウム)50mM、pH7.4及びNaCl 150mMで緩衝さ
せる]に1夜浸潰する。次の日に、これをHSAを含有し
ない同じ緩衝液で3回洗浄し、乾燥する。
シグナル形成層54には、付加的にクロルフェノールレ
ッド−ガラクトシド(CPRG)を含浸する。
このようにして形成した試験担体を、第2図〜第4図
に関する方法で使用する。溶出液中に含まれたHSAは、
結合層52でそこに含浸された抗−HSA−β−ガラクトー
スダーゼ−共役物と反応する。このように形成した錯体
だけが、固相形成層53を通り、シグナル形成層54に含ま
れたCPRGを反応させることができる。
試料採集ユニット21及び試験担体49を通る溶出剤の全
通過時間は、約5〜7分間である。10〜15分間内に基質
の色が変化するので、視覚で評価することができる。HS
Aの存在は、赤色の着色で示される。
かかるテストキットの一連の試験によって、意外なこ
とにも大便中の血液0.5%の調節された検出範囲で、わ
ずかな誤りの陰性所見だけではなく、わずかな誤りの陽
性所見が確かめられることが判明した。最後の事実は特
に驚異的である。それというのも従来使用された試験原
理では、余りにも多くの誤りの陽性所見を避けるために
は、絶えず高い試験範囲を調節したからである。
例 4 サンドイッチEIAでのHSAの検出。
第3図に相応して唯一の試験フィールド45を有する試
験担体を使用した。この試験担体は、ナイロンメンブラ
ン[パール・ビオデイン(Pall Biodyne)1.2μm]か
らなっており、これに[抗体10mg/KPi 50mM/NaCl 150mM
1ml(pH7.4)中で1夜培養し、KPi(pH7.4)50mM/NaCl
150mMで3回洗浄する]抗<ヒトヘモグロビン>−1gG
(ポリクローナル)を吸着させた。
溶出液で湿潤した試験担体を取出し、液体過剰量で流
れの水道水下に洗浄した。試験担体を続いて NaCl 150mM KPi(pH7.4) 50mM Tween20 0.05% 抗<hHB>−β−ガラクトースダーゼ共役物 1mU/ml を有する洗浄緩衝液で約1分間調節し、その中で数回短
時間攪拌した。次いで試験フィールドを新たに流水下に
洗浄し、CPRG含有基質溶液中に直接入れた。メンブラン
の色反応は、大便試料中の血液の存在を明らかに示し
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるテストキットの縦断面図であり、
第2図は本発明によるテストキットの試料採集ユニット
の分解図であり、第3図は検出ユニットを有する第2図
による試料採集ユニット縦断面図であり、第4図は別の
検出ユニットの縦断面図である。 1……テストキット、2……溶出剤供給帯域、3……試
料担持帯域、4……溶出液受容帯域、5……プラスチッ
ク基体、6……液体運搬層、6a……吸引層、6b……試料
層、6c……溶出液受容層、7……被覆層、8……溶出剤
だめ、10a,10b,10c……試料フィールド、20……テスト
キット、21……試料採集ユニット、22……基部、23……
装入部、23a,23b……液体運搬帯域、24……プラスチッ
ク成形部、25……被覆部、26,27……開口部、28……検
出ユニット、29a……溶出剤吸引層、29b,29c……試料
層、29d,29e……溶出液受容層、31……溶出剤だめ、32,
33……液体運搬路、34,35……受容みぞ、36……開口部,
37a,37b,37c,38a,38b,38c……試料フィールド、39……
開口部、40a,40b,40c……ふた、43……密閉ふた、45…
…試験層、49……試験担体、50……基体層、51……吸収
層、52……結合層、53……固体形成層、54……シグナル
形成層

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体成分を含有するペースト状試料中の分
    析物を測定するためのテストキット(20)において、該
    テストキットが試料採集ユニット(21)及びこれとは分
    離されている検出ユニット(28)を有し、 a)この試料採集ユニット(21)は溶出剤供給帯域
    (2)、試料担持帯域(3)及び溶出液受容帯域(4)
    からなっており、しかも試料採集ユニット(21)は基部
    (22)と被覆部(25)との間に配置された挿入部(23)
    を有し、かつ挿入部(23)は基部(22)及び被覆部(2
    5)に平行に溶出剤供給帯域(2)から試料担持帯域
    (3)を越えて、溶出液受容帯域(4)まで達する液体
    運搬帯域(23a、23b)を有し、 aa)試料層(29b,29c)が挿入部(23)に設けられてお
    り、かつ毛管活性の物質から成りその結果液体は毛管作
    用によってこの試料層中に送られるようになっていて、
    しかも液体運搬帯域(23a,23b)中の試料担持帯域
    (3)中に存在し、かつこれにより溶出剤供給帯域
    (2)から試料層(29b,29c)へ、かつ該試料層から溶
    出液受容帯域(4)に液体交流が可能になり、その結果
    溶出剤供給帯域(2)中に供給した溶出剤は試料層(29
    b,29c)中に浸透し、試料中に含有される溶離剤に可溶
    性の分析物を溶離し、かつ溶出剤及び分析物を含有する
    溶離液は溶出液受容帯域(4)に取り込まれるようにな
    っていて、かつ ab)この試料層(29b,29c)に試料フィールド(37,38)
    が設けられており、この試料フィールド(37、38)は試
    料フィールド(37、38)を取り囲んだ被覆部(25)の開
    口部(39)を介して試料を装入可能であり、 かつ b)検出ユニット(28)は少なくとも1個の試験層(51
    〜54)を有する試験担体(49)の形であり、少なくとも
    1つの試験層(51〜54)は分析物と反応しかつ検出シグ
    ナルを生ぜしめる成分を含む試薬を含有し、かつ 試験採集ユニット(21)の溶出液受容帯域(4)に溶出
    液を検出ユニット(28)に送る運搬機構が設けられてい
    ることを特徴とする、ペースト状試料中の分析物を測定
    するためのテストキット。
  2. 【請求項2】請求項1記載のテストキット(20)におい
    て、試験担体(49)が、主として並列配置されていて、
    相互に液体接触している数個の層(51〜54)を有してい
    て、分析物を含有する溶出剤がこれらの層を順次に通
    り;かつ同担体(49)が溶出剤の流動方向に順次に、分
    析物にとって特異的な、標識で標識された可溶形の第一
    結合成分を有する結合層(52)、担体に固定された形の
    分析物又は分析物類似物を有する固相形成層(53)及び
    標識の存在に依存して検出シグナルを発生する成分を含
    むシグナル形成層(54)を包含することを特徴とする、
    ペースト状試料中の分析物を測定するためのテストキッ
    ト。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のテストキットを用い
    てペースト状試料中の分析物を測定する方法において、
    試料を試料層に塗布し、次いで溶出剤を溶出剤担持帯域
    に供給し、溶出剤が試料層中を流動し、溶出された分析
    物と共に溶出液受容帯域中に入るまで待ち、試験担体の
    少なくとも1個の試験層を溶出液受容帯域で溶出液と接
    触させ、検出シグナルの発生後同シグナルを評価するこ
    とを特徴とする、ペースト状試料中の分析物を測定する
    方法。
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