JP2572253Y2 - ジャック - Google Patents

ジャック

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JP2572253Y2
JP2572253Y2 JP1992036317U JP3631792U JP2572253Y2 JP 2572253 Y2 JP2572253 Y2 JP 2572253Y2 JP 1992036317 U JP1992036317 U JP 1992036317U JP 3631792 U JP3631792 U JP 3631792U JP 2572253 Y2 JP2572253 Y2 JP 2572253Y2
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Japan
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俊也 北川
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Hosiden Corp
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は特に小型化した電子機
器に使用して好適なジャックに関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器の小型化に伴ってジャックも小
型化し、換言すればその接片の奥行きも短くする必要が
ある。接片はプラグの挿脱時に撓むが、その奥行きが短
くなるとこの挿脱時に変形する部分が局部的に集中して
接片が切断するおそれがあり、これを回避するために接
片の肉厚を薄くして変形する部分を分散させている。し
かし肉厚を薄くするとプラグの挿入状態で、これとの接
触圧を充分に採ることができない。よって従来ではボデ
ィの蓋体(ボディ背面の開口を閉塞するものなど)の一
部に、接片の背面に対向されるリブを形成して接片が撓
むときこれを受け止めて同時に撓むように構成したもの
が提案されている。この例として実公平2−49664
号公報に示すものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この場合、リブをジャ
ックボディ本体内のプラグ挿入孔内に形成すると、ボデ
ィの背面の開口から接片を挿入してこれをボディ内に取
り付けることによりジャックを製造する場合に、その構
造が複雑化し、部品点数が増加して小型化を阻害する問
題点があった。この考案は従来のこのような問題点を解
決して製造(組み立て)容易であり、小型化可能なジャ
ックを提案したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めこの考案のジャックは、一端面にプラグの挿入孔を有
し、反対面に上記挿入孔と連通した開口を有し、全体が
絶縁材から構成されたボディと、 このボディ内に上記開
口から挿入され、導電材で形成されたチップスプリング
とを有し、 上記開口は上記ボデイのプラグ挿入方向と平
行した少なくとも一側面側において上記挿入孔より拡大
されて、上記一側面とほぼ垂直な面が上記ボデイ内に形
成され、 上記ボデイ内において上記垂直な面より上記開
口方向に延長されたリブが上記ボデイに一体に形成さ
れ、 上記チップスプリングは、上記ボディ内の上記一側
面と上記リブとの間に形成された間隙内に挿入される板
部と、 この板部の上記挿入方向とほぼ平行した一方の側
縁から折曲げ延長され、その側縁に湾曲部を形成して他
方の側縁側に曲げられた延長部と、 この延長部の先端部
に形成された接触部と、 上記延長部における上記接触部
の上記開口と反対側の縁より、上記板部側に短い円弧状
に曲げ延長された導入部とから構成され、 上記リブは
記チップスプリングの上記板部と上記延長部の間に位置
し、上記接触部の背面に対向されてその撓みを規制す
る。
【0005】
【作用】この考案によるジャックでは、チップスプリン
グ6の延長部8が板部7の右(または左)側縁に形成さ
れており、リブ4をボディ1の挿入孔2内において開口
3方向に延長して設けても、チップスプリング6のボデ
ィ1内への挿入時にこのリブ4とチップスプリングの延
長部8とが互いに衝突することがなく、ジャックを容易
に構成できる。またリブ4によりチップスプリング6の
撓みを規制でき、金属疲労を逓減してプラグとの高い接
触圧が得られる。
【0006】
【実施例】この考案に係わるジャックの一例を図面を参
照して説明する。なお、説明の便宜上図1B,図1D,
図2の左方を前方とし、右方を後方とする。図1A〜図
1D,図2に示すように、樹脂などの絶縁材料をもって
ほぼ立方体状のボディ1が構成され、その前方端面には
プラグ(図示しないが、ステレオ用とする)の挿入孔2
が形成され、後方端面には開口3が形成されて両者2,
3はボデイ1内で貫通されている。挿入孔2は円筒形を
しており、プラグをちょうど挿入できる大きさに形成さ
れている。
【0007】開口3は、ボディ1のプラグ挿入方向とほ
ぼ平行な少なくとも一側面に、図2では底面側に、挿入
孔2より拡大されてボディ1内に底面と垂直な面31が
形成され、その垂直な面31に、開口3に向かって延長
した舌状のリブ4が形成され、このリブ4とボディ1の
底壁との間には間隙5を有するように構成されている。
リブ4はホディ1と一体に形成され、挿入孔2の中心軸
線(図示しない)に沿い開口3方向(後方向)に向かっ
て延長され、リブ4面に対して垂直方向の力を弾性的に
受け止めるように構成されている。
【0008】上述したボディ1内には図3A〜図3Cに
示すチップスプリング6が配置されている。図3Aでは
上方が上述した前方となり、下方が後方となり、図3C
では右方が前方となり、左方が後方となる。チップスプ
リング6はほぼ方形状を成す板部7と、この板部7の
ラグ挿入方向とほぼ平行の両側縁の一方(図3Aにおい
て右側縁)の一部分から連続され、根元が半円弧状を描
くように他の側縁(図3Aにおいて左側縁)に向かって
曲げ延長された延長部8と、この延長部8の先端部付近
に、つまり板部7と対向する部分に、形成された接触部
9と、上述した板部7の後方端縁に形成された端子部1
1とから成り、金属材などの導電材料で一体に構成され
る。従って延長部8はチップスプリング6の全体から見
てその前後方向にはなく、右(または左)方向において
存在する。
【0009】延長部8の根元が湾曲されることにより接
触部9を含む延長部8の先端部分に弾性が付与される。
この湾曲部に符号8aを付して示す。この例における接
触部9は図3Bに示すように延長部8の一部が膨出され
て球面の一部とされ、ステレオ用プラグの左信号電極の
くびれ部に対接するように構成されている。延長部8の
先端部における前方端縁は下方(板部7側)に向かって
円弧状に折り曲げられ、プラグの頭部が容易に接触部9
に接触できるように導入部10が形成されている。
【0010】板部7の一部には図3B,Cから判るよう
にその一部が切り起こされて爪片12が形成されてい
る。このチップスプリング6の板部7は、その前方端縁
よりボディ1の間隙5内に挿入され、板部7がいっぱい
に挿入されたとき、爪片12がボディ1の底壁に形成さ
れた係合凹部13に係合されて(図2参照)チップスプ
リング6のボディ1からの抜け止めとされる。
【0011】またこの例ではボディ1内に図4A〜Cに
示すアーススプリング14が設けられている。このアー
ススプリング14は長方形状の端子部15と、この端子
部15の左側縁に連続して形成された延長部16と、こ
の延長部16の先端付近に設けられたコンタクト部17
とから成り、金属などの導電材料で各部一体に構成さ
れ、端子部15の一部は上方に切り起こされて爪片18
が形成されている。
【0012】なお、図4Cから判るように延長部16の
板面は端子部15の板面に対して斜めに構成され、一方
図1Cに示すように、ボディ1にその後面から前方に向
かって図4Cと対応する形状の溝20が形成され、この
溝20内にアーススプリング14がその延長部16の先
端から挿入され、いっばいに挿入されたとき端子部15
の爪片18が、ボディ1の上壁に形成された係合孔19
(図1B参照)に係合されてアーススプリング14のボ
ディ1からの抜け止めとされている。またこの状態では
そのコンタクト部17は挿入孔2の内面に僅かに露出さ
れる(図1C,図2参照)。
【0013】ボディ1には図1Cから明らかなように溝
20と対称的に溝22が設けられており、これにリング
スプリング21が挿入されている。このリングスプリン
グ21は上述したアーススプリング14とほぼ左右対称
の形状に構成されているので、その詳細な説明を省略す
る。ただし両者14と21との長さは異なる。これはア
ーススプリング14がステレオ用プラグのアース電極に
接触するのに対し、リングスプリング21がステレオ用
プラグの右信号電極に接触するからである。図1Bで示
す23はリングスプリング21の抜け止め用の係合孔で
ある。
【0014】この構成においてボディ1の挿入孔2から
ステレオ用プラグを挿入すると、その頭部がチップスプ
リング6の導入部10に接触し、延長部8の先端を押し
下げる。さらにプラグを挿入すると、そのくびれ部分
(左信号用電極)が接触部9に係合してプラグはクリッ
ク的に停止される。このとき延長部8の湾曲部8aの撓
みがリブ4で受け止められ、これら両者の弾力によって
プラグの接触圧を受けるので、チップスプリング6の肉
厚が薄い場合でもプラグは適切な圧接力を得ることがで
きる。
【0015】
【考案の効果】この考案に係わるジャックによれば、チ
ップスプリング6の延長部8が板部7の右(または左)
側縁に形成されており、チップスプリング6をボディ1
内へ挿入する時、このリブ4とチップスプリング6の延
長部8とが互いに衝突することがなく、ジャックを容易
に構成(組み立て)できる効果がある。またリブ4によ
りチップスプリング6の撓みを規制でき、湾曲部8aの
動きによる金属疲労を逓減して挿入されたプラグに対す
る接触圧を高く保持できると共に、リブ4と湾曲部8a
の両方の弾力によってプラグの接触圧を受けるので、チ
ップスプリング6の肉厚が薄い場合でもプラグは適切な
圧接力を得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aはこの考案に係わるジャックの一例を示す正
面図であり、Bは上面図であり、Cは側面図であり、D
は背面図である。
【図2】この考案に係わるジャックの拡大断面図。
【図3】Aはこの考案に使用できるチップスプリングの
一例を示す上面図であり、Bは側面図であり、Cは背面
図である。
【図4】Aはこの考案に使用できるアーススプリングの
一例を示す斜視図であり、Bは上面図であり、Cは背面
図である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端面にプラグの挿入孔を有し、反対面
    上記挿入孔と連通した開口を有し、全体が絶縁材から
    構成されたボディと、 このボディ内に上記開口から挿入され、導電材で形成さ
    れたチップスプリングとを有し、上記開口は上記ボデイのプラグ挿入方向と平行した少な
    くとも一側面側において上記挿入孔より拡大されて、上
    記一側面とほぼ垂直な面が上記ボデイ内に形成され、 上記ボデイ内において上記垂直な面より上記開口方向に
    延長されたリブが上記ボデイに一体に形成され、 上記チップスプリングは、上記ボディ内の上記一側面と
    上記リブとの間に形成された間隙内に挿入される板部
    と、この板部の上記挿入方向とほぼ平行した一方の側縁から
    折曲げ延長され、その側縁に湾曲部を形成して他方の側
    縁側に曲げられた延長部と、 この延長部の先端部に形成された接触部と 上記延長部における上記接触部の上記開口と反対側の縁
    より、上記板部側に短い円弧状に曲げ延長された導入部
    とから構成され、 上記リブは上記チップスプリングの上記板部と上記延長
    部の間に位置し、上記接触部の背面に対向されてその撓
    みを規制するようにしたジャック。
JP1992036317U 1992-05-29 1992-05-29 ジャック Expired - Fee Related JP2572253Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60115481U (ja) * 1984-01-12 1985-08-05 株式会社 ジヤルコ 単頭ジヤツク
JPS60174084U (ja) * 1984-04-19 1985-11-18 エスエムケイ株式会社 ジヤツク

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