JP2572162B2 - エレベータ制御装置 - Google Patents

エレベータ制御装置

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JP2572162B2
JP2572162B2 JP3019149A JP1914991A JP2572162B2 JP 2572162 B2 JP2572162 B2 JP 2572162B2 JP 3019149 A JP3019149 A JP 3019149A JP 1914991 A JP1914991 A JP 1914991A JP 2572162 B2 JP2572162 B2 JP 2572162B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2つ以上のかご室を
連結してなる多層かごを群管理するエレベータ制御装置
の改良に関し、特に混雑乗場での積残し客に対するサー
ビスを向上させたエレベータ制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、乗客輸送能力を向上させるた
め、複数のかご室を連結した多層かごエレベータが提案
されている。例えば、2つのかご室を上下に連結したダ
ブルデッキエレベータにおいては、偶数階床の乗場呼び
に対しては上部のかご室を割当サービスさせ、奇数階床
の乗場呼びに対しては下部のかご室を割当サービスさせ
る運転方式(ダブルデッキ運転)が採用されている。又、
ビル内の交通が閑散な場合には、乗場呼びに対して上部
及び下部のかご室のうちの一方のみを割当サービスさ
せ、他方のかご室は使用しない運転方式(シングルデッ
キ運転)が採用されている。
【0003】上記ダブルデッキ運転中のエレベータは、
偶数階床から偶数階床に移動する乗客や奇数階床から奇
数階床に移動する乗客にとっては一般的なエレベータと
同様に利用することができるが、偶数階床から奇数階床
に移動する乗客や奇数階床から偶数階床に移動する乗客
にとっては、階段を利用して1階床だけ上下移動する必
要があり不便である。そこで、一般に、出勤時のように
非常に交通が混雑するとき以外の時間帯においては、次
のようなセミダブル運転が行われる。
【0004】セミダブル運転とは、上部かご室及び下部
かご室の停止階床を偶数階床又は奇数階床に対応させて
分割せず、両方のかご室をいずれの階床にも停止できる
ようにしたものである。このようなセミダブル運転は、
単一かご室からなる一般的なエレベータと同様に利用で
きるという利点があるが、ダブルデッキ運転と比べて運
転効率が低下するという問題点がある。そこで、例えば
特開昭48-15244号公報に記載されているように、上り方
向で運行するときには上り呼びを下部かご室で検出して
応答し、下り方向で運行するときには下り呼びを上部か
ご室で検出して応答する運転方式が提案されている。こ
れにより、同一方向の乗場呼びが連続している場合には
1回の停止で2つの乗場呼びに応答することができ、運
転効率の低下を防止することができる。
【0005】しかしながら、上記のようなダブルデッキ
運転やセミダブル運転においては、例えば昼食時後半の
食堂階床や集会終了時の会議室階床のように、特定の階
床からの乗客が非常に多い場合に対しては何らの対策も
考慮されていない。即ち、ダブルデッキ運転では、1つ
のかご室のみでは全乗客が乗車しきれないほど乗場が混
雑している場合であっても、その混雑乗場での乗場呼び
に対して予め決められた一方のかご室のみしか応答しな
い。従って、積残された乗客は、満員となったかご室が
出発した後に乗場釦を再度操作して別のダブルデッキエ
レベータを呼び寄せなければならず、その分だけ長く待
たされることになる。
【0006】又、セミダブル運転では、乗場呼びを検出
する側のかご室の乗場が非常に混雑している場合に、ダ
ブルデッキ運転と同様に、積残された乗客は満員のかご
室が出発した後に乗場釦を操作して別のダブルデッキエ
レベータを呼び寄せなければならない。このような問題
は、ダブルデッキエレベータのみに限らず、3つ以上の
かご室を連結してなる多層かごエレベータの場合でも共
通である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータ制御
装置は以上のように、特定の階床が混雑した場合の対策
を考慮していないので、混雑乗場(混雑階床)の乗客に対
して待時間を長くするという問題点があった。この発明
は上記のような問題点を解決するためになされたもの
で、混雑階床での積残し客に対するサービスを向上させ
たエレベータ制御装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タ制御装置は、乗客数が所定数以上の乗場を混雑乗場と
して検出する混雑検出手段を設け、割当手段が、混雑乗
場の乗場呼びに対しては同一多層かごの中の複数のかご
室を選択して割当てると共に、混雑乗場以外の乗場呼び
に対しては多層かごの中から1つのかご室を選択して割
当てるようにしたものである。
【0009】又、この発明の別の発明に係るエレベータ
制御装置は、混雑乗場の乗場呼びに応答した割当かご室
が混雑乗場を出発するときに、積残し客がいる可能性が
低いか否かを判断する判定手段を設け、割当解消手段
は、積残し客がいる可能性が低いと判定された場合に、
混雑乗場の乗場呼びに対する割当かご室より運行方向後
方の割当かご室の割当指令を打ち消すようにしたもので
ある。
【0010】
【作用】この発明においては、特定階床からの交通が非
常に多いことを判定すると、この混雑乗場の乗場呼びに
対しては、同一多層かご内の複数のかご室を選択して割
当てる。又、この発明の別の発明においては、混雑乗場
の乗場呼びに応答した割当かご室が混雑乗場を出発する
ときに積残し客がいるかを判定し、積残し客がいる可能
性が低いと判定された場合には、サービス済みの割当か
ご室より運行方向後方の割当かご室の割当指令を解消
し、無駄な停止を防止する。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例の全体構成を示すブロ
ック図であり、ここでは、12階建てのビルに2台のダブ
ルデッキエレベータが設置されているものとする。図1
において、D1及びD2は多層かご即ちダブルデッキエ
レベータであり、D1は1号機、D2は2号機である。
U1及びU2は1号機及び2号機のそれぞれ上部かご
室、L1及びL2は1号機及び2号機のそれぞれ下部か
ご室、A1〜A12は1階〜12階にそれぞれ設けられ
た乗場釦である。9a及び9bは例えば9階(会議室階)
に設けられて混雑検出手段(後述する)と共働する映像処
理装置であり、9aは9階のエレベータホールに設置さ
れたテレビカメラ、9bはテレビカメラ9aからの映像
信号を画像処理する待客数検出装置である。ここでは、
混雑判断対象となる乗客数として、乗場の待客数を用い
た場合について説明する。
【0012】10はマイクロコンピュータで構成された
群管理装置であり、乗場釦A1〜A12に接続された乗
場呼び登録手段10Aと、乗場呼び登録手段10Aに接
続された割当手段10Bと、割当解消手段10Cと、待
客数検出装置9bに接続された混雑検出手段10Dと、
乗場呼び登録手段10A〜混雑検出手段10Dに接続さ
れた判定手段10Eとを備えている。乗場呼び登録手段
10Aは、各階床の乗場釦A1〜A12の操作による乗
場呼び(上り呼び及び下り呼び)の登録を行うと共に、各
かご室U1、U2、L1及びL2の応答による乗場呼び
の解消を行い、更に、乗場呼びが登録されてからの経過
時間即ち継続時間を演算する。
【0013】割当手段10Bは、乗場呼びに応答すべき
かご室を選択して割当指令を発生しており、混雑乗場の
乗場呼びに対しては同一多層かごの中の複数のかご室を
選択して割当て、混雑乗場以外の乗場呼びに対しては多
層かごの中の1つのかご室を選択して割当てる。割当解
消手段10Cは、例えば、割当乗場に停止した場合や混
雑乗場からかご室が出発するときに積残し客が生じる可
能性が低いと予想される場合等、割当かご室が所定の条
件を満たすときに割当指令を解消する。混雑検出手段1
0Dは、待客数検出装置9bからの処理信号に基づい
て、待客数が所定数以上の乗場を乗客数の多い混雑乗場
として検出する。判定手段10Eは、かご室が乗場を出
発するときに積残し客がいるかどうかを乗場毎に判定
し、積残し客がいる可能性が低いと判定されたときに動
作する。
【0014】11及び12は群管理装置10により制御
されるかご制御装置であり、11は1号機用、12は2
号機用である。かご制御装置11及び12は同構成であ
り、例えば1号機用のかご制御装置11は、各階床の乗
場呼びに対する乗場呼び打消し信号を出力する乗場呼び
打消し手段11Aと、各階床のかご呼びを上部かご室用
及び下部かご室用にそれぞれ登録するかご呼び登録手段
11Bと、各階床の到着予報灯(図示せず)の点灯を上部
かご室用及び下部かご室用にそれぞれ制御する到着予報
灯制御手段11Cと、多層かごD1及びD2の運行方向
を決定する運行方向制御手段11Dと、かご呼び及び割
当指令に応じて多層かごD1及びD2の走行及び停止を
制御する運転制御手段11Eと、上部かご室用及び下部
かご室用の戸の開閉をそれぞれ制御する戸制御手段11
Fとを備えている。
【0015】次に、図2〜図5のフローチャート図を参
照しながら、図1に示したこの発明の一実施例の動作に
ついて説明する。図2は群管理装置10のメモリに記憶
された全体の群管理プログラム、図3は図2内の割当か
ご室選択プログラム、図4は図2内の混雑検出プログラ
ム、図5は図2内の割当解消プログラムをそれぞれ示し
ている。図2のS1〜S14からなる群管理処理動作は周期
的に実行され、例えば100m秒毎に繰り返される。
【0016】まず、入力プログラム(ステップS1)によ
り、乗場釦A1〜A12からの乗場釦信号並びにかご制御装置
11及び12からの状態信号(かご室の位置、運行方
向、停止又は走行状態、戸の開閉状態、かご負荷、かご
呼び、乗場呼び打消し信号など)を入力する。続いて、
乗場呼び登録プログラム(ステップS2)により、乗場呼び
登録手段10Aは、乗場呼びの登録又は解除、並びに、乗
場釦灯の点灯又は消灯の判定を行うと共に、乗場呼びの
継続時間T(k)(k=1、2、…、22)を演算する。ここで、k
=1〜11は1階〜11階の上り方向の乗場を表わし、k=1
2〜22は12階〜2階の下り方向の乗場を表わす。尚、こ
れらの入力プログラム(ステップS1)及び乗場呼び登録プ
ログラム(ステップS2)は周知のプログラムである。
【0017】次に、新規に乗場呼びCが登録されたか否
かを判定し(ステップS3)、新規に登録された乗場呼びC
を検出した場合、割当手段10Bは、ステップS4〜S9で
各かご室の到着予想時間を演算した後、割当評価値を演
算し(ステップS10)、乗場呼びCに対する割当かごを決
定する(ステップS11)。
【0018】尚、到着予想時間とは、かご室が各階床の
乗場(方向別)に到着するまでに要する時間の予測値であ
り、例えば特公昭54-20742号公報に詳述されている。即
ち、かごが両終端階床の間を往復運転されるものとし
て、かご位置と対象階床との間の距離から走行に要する
時間(走行時間)を求めると共に、途中階床での停止回数
から停止に要する時間(停止時間)を求め、これらの走行
時間及び停止時間を加算することにより到着予想時間を
求めることができる。
【0019】従って、ダブルデッキエレベータにおいて
も同様に、上部かご室及び下部かご室毎に到着予想時間
を演算することができる。但し、この場合、かご呼び又
は割当指令などの停止予定がない階床に対しても、連結
された他方のかご室に停止予定があれば停止するものと
して停止時間を演算する必要がある。又、従来より、到
着予想時間の演算精度を向上させるために、種々の演算
方法が提案されているが、この発明では直接関係ないの
で説明しない。
【0020】次に、混雑検出手段10Dにより混雑検出プ
ログラム(ステップS12)が実行され、割当解消手段10Cに
より割当解消プログラム(ステップS13)が実行された
後、出力プログラム(ステップS14)が実行され、最初の
入力プログラム(ステップS1)に戻る。尚、ステップS3に
おいて、新規の乗場呼びCが登録されていないと判定さ
れた場合は、到着予想時間演算プログラム(ステップS4
〜S9)、割当評価値演算プログラム(ステップS10)及び
割当かご室選択プログラム(ステップS11)をスキップし
て、直ちに混雑検出プログラム(ステップS12)に進む。
【0021】次に、1号機D1用の到着予想時間演算プロ
グラム(ステップS4及びS5)について詳述する。まず、新
規の乗場呼びCを上部かご室U1に対して仮に割当て
(ステップS4)、このときの上部かご室U1及び下部かご
室L1の各乗場(k=1、2、…、22)に対する到着予想時間AU
U1(k)及びAUL1(k)をそれぞれ演算する。このとき、上部
かご室U1と下部かご室L1とが連結されているので、上
り方向の乗場(k=1、2、…、11)に対しては、 AUU1(k+1)=AUL1(k) の関係が成り立つ。
【0022】又、下り方向の乗場(k=12、13、…、22)に
対しては、 AUU1(k)=AUL1(k+1) の関係が成り立つ。但し、演算アルゴリズム上、エレベ
ータの上下運行を1つのループとして、仮にk=23を考
えて、AUL1(23)=AUL1(1)とする。続いて、新規の乗場
呼びCを下部かご室L1に対して仮に割当て(ステップS
5)、上部かご室U1及び下部かご室L1の各乗場に対す
る到着予想時間ALU1(k)及びALL1(k)をそれぞれ演算す
る。
【0023】同様に、2号機D2用の到着予想時間演算プ
ログラム(ステップS6及びS7)では、まず、新規の乗場呼
びCを上部かご室U2に対して仮に割当て(ステップS
6)、このときの上部かご室U2及び下部かご室L2の各
乗場に対する到着予想時間AUU2(k)及びAUL2(k)を演算
し、続いて、新規の乗場呼びCを下部かご室L2に対し
て仮に割当て(ステップS7)、このときの上部かご室U2
及び下部かご室L2の各乗場に対する到着予想時間ALU2
(k)及びALL2(k)を演算する。
【0024】又、ステップS8においては、新規の乗場呼
びCを1号機D1に割当てないときの、上部かご室U1
及び下部かご室L1の各乗場に対する到着予想時間BU1
(k)及びBL1(k)を演算し、同様に、ステップS9において
は、新規の乗場呼びCを2号機D2に割当てないとき
の、上部かご室U2及び下部かご室L2の各乗場に対す
る到着予想時間BU1(k)及びBL1(k)を演算する。
【0025】ステップS10の割当評価値演算プログラム
においては、新規の乗場呼びCを各かご室に仮に割当て
たときの割当評価値EU1、EL1、EU2、EL2を以下のように
演算する。まず、新規の乗場呼びCを1号機D1の上部か
ご室U1に仮に割当てたときの割当評価値EU1の演算につ
いて説明する。このとき、各乗場kに対する各かご室U1、
L1、U2及びL2の到着予想時間は、AUU1(k)、AUL1(k)、AUU2
(k)及びAUL2(k)であるから、乗場kに登録された乗場呼
びkの予測待時間WU1(k)は、到着予想時間を用いて、WU
1(k)=T(k)+(乗場呼びkに割当てられたかご室の乗場k
への到着予想時間)により演算される。但し、T(k)は乗
場呼びkの継続時間である。尚、乗場呼びkが登録され
ていない場合の予測待時間は0秒となる。
【0026】続いて、予測待時間WU1(k)に基づいて、 EU1=WU1(1)+WU1(2)+…+WU1(22) から割当評価値EU1を演算する。尚、ここでは、予測待時
間WU1(k)の総和を割当評価値EU1としたが、これに限ら
れることはなく、種々の演算方法を用いることができ
る。例えば特公昭58-48464号公報に記載されているよう
に予測待時間の二乗の総和を割当評価値としたり、予測
待時間の最大値を割当評価値としてもよい。
【0027】同様にして、新規の乗場呼びCを1号機D1
の下部かご室L1に仮に割当てたときの予測待時間WL1(k)
に基づいて割当評価値EL1を演算し、新規の乗場呼びCを
2号機D2の上部かご室U2に仮に割当てたときの予測待時
間WU2(k)に基づいて割当評価値EU2を演算し、新規の乗場
呼びCを2号機D2の下部かご室L2に仮に割当てたときの
予測待時間WL2(k)に基づいて割当評価値EL2を演算す
る。
【0028】こうして、各割当評価値EU1、EU2、EL1、EL2
の演算が終了すると、ステップS11の割当かご室選択プ
ログラムは、各割当評価値EU1、EU2、EL1、EL2、並びに混雑
検出プログラム(ステップS12)の判定結果に基づいて、仮
割当かご室の中から正規の割当かご室を選択して割当指
令を設定する。この割当指令の設定ルーチンを図3を参
照しながら説明する。
【0029】図3において、まず、割当評価値EU1、EU2、E
L1、EL2の中で最小となる評価値を検出すると共に、その
最小評価値に対応する仮割当かご室に対して割当指令を
設定する(ステップS21)。続いて、会議室のある9階に
注目して、新規の乗場呼びCが9階の上り呼びA9uである
か否か、且つ、混雑検出結果に基づいて9階の上り方向乗
場が「混雑乗場」であるか否かを判定する(ステップS2
2)。
【0030】もし、新規の乗場呼びCが9階の上り呼び
A9uでないか、又は、9階の上り方向乗場が「混雑乗場」で
なければ、ステップS23に進み、同様に、新規の乗場呼び
Cが9階の下り呼びA9dであるか否か、且つ、混雑検出結
果に基づいて9階の下り方向乗場が「混雑乗場」であるか
否かを判定する。そして、ステップS23においても、新
規の乗場呼びCが9階の下り呼びA9dでないか、又は、
9階の下り方向乗場が「混雑乗場」でないと判定されれ
ば、割当かご室選択プログラム(ステップS11)の割当指
令設定ルーチン(図3)を終了する。
【0031】一方、ステップS22において、新規の乗場呼
びCが9階の上り呼びA9uであって、且つ9階の上り方向
乗場が「混雑乗場」であると判定されれば、最小評価値に
対応する仮割当かご室(ステップS21)と連結された他方
のかご室に対して割当指令を設定する(ステップS24)。
即ち、最小評価値に対応する仮割当かご室が上部かご室
であれば、同一ダブルデッキエレベータの下部かご室に
割当指令が設定され、仮割当かご室が下部かご室であれ
ば、同一ダブルデッキエレベータの上部かご室に割当指
令が設定される。
【0032】同様に、ステップS23において、新規の乗
場呼びCが9階の下り呼びA9dであって、且つ9階の上
り方向乗場が「混雑乗場」であると判定された場合も、ス
テップS24により連結かご室に割当指令が追加設定され
る。このように、「混雑乗場」の乗場呼びCに対しては同
一ダブルデッキエレベータの2つのかご室が割当てら
れ、新規の乗場呼びCに対して最適と判断されるかご室
を必要に応じて割当てることができる。
【0033】新規の乗場呼びCに対する割当(ステップS
11)が行われた後、並びに、ステップS3において、新規に
発生した乗場呼びCが存在しないと判定された場合は、
ステップS12の混雑検出プログラムが実行される。次
に、ステップS12の混雑判定処理ルーチンについて、図4
を参照しながら説明する。
【0034】図4において、まず、9階の上り呼びA9u
が登録されているか否かを判定し(ステップS31)、9階
の上り呼びA9uが登録されていることを検出した場合は、
待客数検出装置9bから得られる9階の待客数Pを所定
数Poと比較し、待客数Pが多い(即ち、所定数Po以
上)か否かを判定する(ステップS32)。所定数Poは、例
えば15人程度に設定されているものとする。もし、待客
数Pが所定数Po以上であれば、9階は混雑していると
判断し、9階の上り方向乗場を「混雑乗場」と設定する
(ステップS33)。
【0035】一方、ステップS31において9階の上り呼
びA9uが登録されていないと判定されたとき、又は、ステ
ップS32において9階の待客数Pが所定数Po未満であ
ると判定されたときは、9階に上り方向で到着中のかご
室がなければ、9階上り方向乗場に対する「混雑乗場」の
設定をリセットする(ステップS34)。尚、9階に上り方向
で到着中のかご室があれば、そのかご室が戸閉を完了す
るまで「混雑乗場」の設定をそのままにしておく。
【0036】以下、ステップS31〜S34と同様のステップ
S35〜S38により、9階の下り方向乗場に対する「混雑乗
場」の設定並びにそのリセットを行う。こうして、会議
室のある9階の交通混雑状況を判定すると、続いて、ス
テップS13の割当解消プログラムにより、「混雑乗場」で
の積残し客の有無並びに割当指令の打消しを行う。以
下、図5を参照しながら、積残し客の有無並びに割当指
令の打消しルーチンについて説明する。
【0037】図5において、まず、乗場呼びに応答した
直後、即ち、停止決定直後(又は、戸開開始直後)のか
ご室があるか否かを判定し(ステップS41)、もし、その
ようなかご室があれば、そのかご室に対して、そのかご
室がいる階床での運行方向の割当指令をリセットする
(ステップS42)。尚、ステップS41において、乗場呼び
に応答した直後でないと判定されれば、ステップS42は
スキップされる。このような、乗場呼び応答による割当
指令のリセット(ステップS41及びS42)は、周知のルーチ
ンであり、割当解消手段10Cにより実行される。
【0038】次に、ステップS43〜S49により、9階の上
り方向乗場が「混雑乗場」であった場合の、積残し客の有
無に基づく割当指令のリセットを行う。まず、9階上り
方向乗場が「混雑乗場」であるか否かを判定し(ステップ
S43)、「混雑乗場」であれば、1号機D1の上部かご室U1
が9階にいて且つ上り方向で戸閉開始した直後か否かを
判定する(ステップS44)。
【0039】もし、1号機の上部かご室U1が9階にいて
且つ上り方向で戸閉開始した直後であれば、積残し客が
いる可能性が低いか否かを判定する(ステップS45)。こ
こでは、積残し客の有無の判定を、上部かご室U1のかご
負荷LU1に基づいて行う。即ち、かご負荷LU1が所定
値Lo(例えば、60%)以下であるか否かを判定し、LU
1≦Loであれば、積残し客がいる可能性が低いと判定
する。なぜなら、かご負荷LU1が小さければ、上り方向乗
場の乗客は全て乗車できたはずだからである。
【0040】もし、ステップS45において、積残し客が
いる可能性が低いと判定された場合は、運行方向に対し
て後方に連結されたかご室、即ち、1号機の下部かご室
L1に対して9階上り方向乗場の割当指令をリセットする
(ステップS46)。尚、上り方向の運行中は、上述のように
上部かご室が先頭で下部かご室が後方となるが、下り方
向の運行中は逆になることは言うまでもない。次に、ス
テップS44〜S46と同様のステップS47〜S49により、
2号機の上部かご室U2が9階で上り方向の積残し客を発
生させたか否かを判定し、必要に応じて下部かご室L2に
対する割当指令をリセットする。
【0041】尚、ステップS43において9階上り方向乗
場が「混雑乗場」でないと判定されたときには、ステップ
S44〜S49はスキップされる。又、ステップS44におい
て上部かご室U1が9階上り方向で戸閉開始直後でないと
判定されたとき、並びに、ステップS45において積残し
客がいる可能性が高いと判定されたときには、直ちにス
テップS47に進む。同様に、2号機に対するステップS4
7及びS48についても、NOと判定されたときには直ちに
ステップS50に進む。又、ステップS43は混雑検出手段
10Dにより実行され、ステップS44、S45、S47及びS48
は判定手段10Eにより実行され、ステップS46及びS49
は割当解消手段10Cにより実行される。
【0042】以上のように、9階上り方向乗場用の「混
雑乗場」時の割当指令リセットルーチンを終了すると、
次に、ステップS43〜S49と同様のステップS50によ
り、9階の下り方向乗場が「混雑乗場」の場合での、積残
し客の有無の検出並びに割当指令のリセットを行う。こ
の場合も、前述と同様に、9階の下り方向乗場において、
下部かご室L1(又は、L2)により積残し客が生じた可能性
が低いと判定されたときには、運行方向後方に連結され
た上部かご室U1(又は、U2)に対して割当指令のリセット
を行う。即ち、割当解消手段10C及び判定手段10E
は、混雑乗場の乗場呼びに応答したかご室が混雑乗場を
出発するときに積残し客がいるかを判定し、積残し客が
いる可能性が低いと判定した場合には、連結された他方
の割当かご室の割当指令を打ち消す。
【0043】こうして設定された割当指令は、ステップ
S14の出力プログラム(図2参照)により、1号機用及び
2号機用のかご制御装置11及び12(図1参照)に送出
される。次に、以上の群管理プログラムの具体的動作に
ついて、図6を参照しながら説明する。
【0044】図6において、1号機D1及び2号機D2は共
に上り運行中であり、1号機の上部かご室U1は5階、下
部かご室L1は4階におり、2号機の上部かご室U2は3
階、下部かご室L2は2階にいる。いま、2号機の上部か
ご室U2内のかご釦(図示せず)により、上部かご室U2に12
階のかご呼び12cが登録されているものとする。又、
10階の上り乗場呼びA10uは、継続時間が15秒であ
り、1号機の上部かご室U1に割当られているものとす
る。このような状況において、9階の上り乗場呼びA9uが
新規に登録された場合、新規の乗場呼びC(=A9u)の割
当動作について考える。尚、ここでは、エレベータの運
転モードとしては、セミダブル運転を行っているものと
する。
【0045】まず、9階の上り乗場呼びA9u及び10
階の上り乗場呼びA10uに対する到着予想時間は、仮割
当て前の場合、並びに仮割当て後の場合では、それぞれ
以下のようになる。尚、走行時間は1階床当り2秒、停
止時間は1停止当り10秒とする。 9階上り方向乗場の 10階上り方向乗場の 到着予想時間(秒) 到着予想時間(秒) 仮割当て前(1号機) : BU1(9)=8 BU1(10)=10 BL1(9)=10 BL1(10)=12 仮割当て前(2号機) : BU2(9)=12 BU2(10)=14 BL2(9)=14 BL2(10)=16 1号機の上部かご室仮割当て後: AUU1(9)=8 AUU1(10)=20 AUL1(9)=20 AUL1(10)=22 1号機の下部かご室仮割当て後: ALU1(9)=8 ALU1(10)=10 ALL1(9)=10 ALL1(10)=22 2号機の上部かご室仮割当て後: AUU2(9)=12 AUU2(10)=24 AUL2(9)=24 AUL2(10)=26 2号機の下部かご室仮割当て後: ALU2(9)=12 ALU2(10)=14 ALL2(9)=14 ALL2(10)=26
【0046】又、上記到着予想時間BU1(9)〜BL2(9)、AU
U1(9)〜ALL2(9)、BU1(10)〜BL2(10)及びAUU1(10)〜ALL2
(10)に基づいて、予測待時間を演算すると、以下のよう
になる。 9階上り乗場呼びA9u 10階上り乗場呼びA10u の予測待時間(秒) の予測待時間(秒) 1号機の上部かご室仮割当て後: WU1(9)=8+0=8 WU1(10)=20+15=35 1号機の下部かご室仮割当て後: WL1(9)=10+0=10 WL1(10)=10+15=25 2号機の上部かご室仮割当て後: WU2(9)=12+0=12 WU2(10)=10+15=25 2号機の下部かご室仮割当て後: WL2(9)=14+0=14 WL2(10)=10+15=25
【0047】更に、上記予測待時間WU1(9)〜WL2(9)及
びWU1(10)〜WL2(10)から割当評価値EU1〜EL2を求める
と、以下のようになる。 従って、割当かご室選択プログラム(ステップS11)に
より、評価値の最も小さいかご室である1号機の下部か
ご室L1に9階の上り乗場呼びA9uが割当てられる。
【0048】ところが、会議が終了して、会議室のある
9階が混雑している場合は、9階の上り方向乗場(k=9)
が「混雑乗場」と判定されるため、1号機の下部かご室L1
と共にこれに連結された上部かご室U1にも9階の上り乗
場呼びA9uが割当てられる。これにより、10階の上り
乗場呼びA10uの待時間が多少長くなるものの、9階の多
数の乗客にとっては顕著に待時間が短縮される。即ち、
まず先頭の上部かご室U1で9階の上り方向乗場呼びA9u
に対する割当サービスが行われる。続いて、このときの
9階の上り方向の積残し客に対しては、運行方向後方の
下部かご室L1が直ちに割当サービスを行い、救援できる
態勢となる。
【0049】尚、最初に1つのかご室(この場合、最小
評価値である1号機の下部かご室L1)のみを割当ててお
いてサービスさせ、積残し客が生じたことを検出したと
きに別のかご室(例えば、2号機のかご室)を割当てる方
法も考えられるが、積残し客を検出したときには既に2
号機が通過した後ということもある得るので、結局積残
し客は長く待たされることになる。しかし、この発明の
上記実施例によれば、運行方向に対して後方のかご室で
直ちに救援できる態勢になるので、積残し客に対する迅
速な救援が可能であり、結果的にビル全体のサービスを
向上させることになる。
【0050】又、待客数検出装置9b及び混雑検出手段
10Dにより、上部かご室U1で割当サービス後、9階の
上り方向の積残し客がいないと判断された場合には、運
行方向後方の下部かご室L1の割当指令はリセットされ
る。例えば、救援のための割当かご室として、上記割当
評価値の小さい順に割当かご室を選択すると、1号機の
下部かご室L1及び2号機の上部かご室U2の2つが割当て
られることになる。この場合、2つのかご室はほぼ同時
に9階の上り方向乗場に到着することになるので、積残
し客が生じるほど混雑していればこれら2つのかご室で
乗客を効率良く運ぶことができる。しかし、もし積残し
客が生じなかったならば、一方のかご室は無駄に停止し
たことになる。この発明の実施例によれば、先頭のかご
室で積残し客が生じなかった場合には、運行方向後方の
かご室の割当指令をリセットするようにしたので、無駄
な停止による運行効率の低下を防止することができる。
【0051】尚、上記実施例では、「混雑乗場」に対して
2つのかご室を割当てるとき、最初に最小評価値を有す
るかご室を選択し、次に、同一のダブルデッキエレベー
タの他方のかご室を選択するようにしたが、同一多層か
ごから複数の割当かご室を選択する方法は、これに限ら
れるものではない。例えば、1号機の各かご室に対応し
た割当評価値の和(EU1+EL1)と2号機の各かご室に対応
した割当評価値の和(EU2+EL2)を求め、割当評価値の和
が最小となる多層かごの2つのかご室をそれぞれ割当か
ご室として選択してもよい。
【0052】又、多層かごエレベータがダブルデッキエ
レベータの場合を示したが、3つ以上のかご室を連結し
た多層かごエレベータであっても同等の効果を奏する。
この場合、最初に最小評価値を有するかご室を選択し、
次に、最初の割当かご室と同一多層かご内の運行方向後
方のかご室の中から同様に選択するか、又は、多層かご
別に各かご室の割当評価値の和を求め、その和が最小と
なる多層かごを選択した後、同一多層かご内のかご室の
うち割当評価値の小さい順にかご室を選択すればよい。
このことは、連結されたかご室の数によらず同様であ
る。
【0053】又、セミダブル運転の場合を例にとって説
明したが、シングルデッキ運転やダブルデッキ運転の場
合にも適用できることは明らかである。この場合、「混
雑乗場」以外の乗場呼びには特定のかご室のみを割当
て、「混雑乗場」の乗場呼びには両方のかご室を割当て
て応答させればよい。
【0054】又、待客数検出装置9bに付随する検出手
段としてテレビカメラ9aを用い、テレビカメラ9aの
映像を画像処理して待客数P(又は、混雑度)を検出する
ようにしたが、赤外線や超音波を用いて待客数Pや混雑
度を検出するようにしてもよい。
【0055】又、混雑検出手段10Dは、乗場の待客数
Pを表わす待客数検出装置9bの出力値が所定数Po以
上となったときに、その乗場を「混雑乗場」と判定した
が、混雑乗場の判定方法はこれに限られるものではな
い。例えば、かご室が出発する毎に、乗場から乗車した
乗客数(又は、乗客数に相当する負荷量)を測定する測定
手段を設け、その出力値が所定値以上となったときに、
かご室出発検出した乗場を混雑乗場と判定することもで
きる。
【0056】この場合、例えば、かご室の床に設けられ
た秤装置を利用して、かご室の出発時のかご負荷から、
停止中におけるかご負荷の最低値を減算することによ
り、乗車客数に相当するかご負荷を検出するか、又は、
かご室の出入口上部に取り付けられた赤外線利用の双方
向交通量測定装置を利用して、乗車客数を検出すればよ
い。
【0057】又、かご室の出発毎に混雑乗場か否かを検
出するのではなく、所定期間における乗場からのかご室
1台当りの平均乗客数を乗場毎にそれぞれ検出し、平均
乗客数が所定数以上の乗場を混雑乗場と判定する方法、
過去所定期間における乗場からの総乗客数を乗場毎にそ
れぞれ検出し、総乗客数が所定数以上の乗場を混雑乗場
と判定する方法、並びに、過去所定期間における乗場か
らの総乗客数をそれぞれ検出し、各乗場の過去の異なる
日に対応した所定期間の総乗客数を、古い日の総乗客数
ほど小さく重み付けして平均し、これにより所定期間当
りの平均総乗客数を乗場毎に検出し、平均総乗客数が所
定数以上の乗場を混雑乗場と判定する方法なども、容易
に適用することができる。
【0058】更に、判定手段10Eは、かご室が混雑乗
場を出発するときのかご負荷(例えば、LU1)が所定値
Lo以下のときに、積残し客がいる可能性が低いと判断
したが、積残し客の有無の可能性を判断する方法はこれ
に限られない。例えば、かご室が出発するときに、乗場
側に設けられた待客数検出装置9bが待客数0人を検出
していれば、「積残し客なし」と判断することは容易で
ある。
【0059】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、乗客数
が所定数以上の乗場を混雑乗場として検出する混雑検出
手段を設け、割当手段が、混雑乗場の乗場呼びに対して
は同一多層かごの中の複数のかご室を選択して割当て、
混雑乗場以外の乗場呼びに対しては多層かごの中から1
つのかご室を選択して割当てるようにしたので、混雑階
床での積残し客に対するサービスを向上させたエレベー
タ制御装置が得られる効果がある。
【0060】又、この発明の別の発明によれば、混雑乗
場の乗場呼びに応答した割当かご室が混雑乗場を出発す
るときに、積残し客がいる可能性が低いか否かを判定す
る判定手段を設け、割当解消手段が、積残し客がいる可
能性が低いと判定された場合に、混雑乗場の乗場呼びに
対する割当かご室より運行方向後方の割当かご室の割当
指令を打ち消すようにしたので、積残し客が生じなかっ
た場合に運行方向後方かご室の無駄な停止を防止するこ
とができ、更に運転効率を向上させたエレベータ制御装
置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のシステム全体を示す構成
図である。
【図2】この発明の一実施例による群管理プログラムを
示すフローチャート図である。
【図3】図2内の割当かご室選択プログラムを示すフロ
ーチャート図である。
【図4】図2内の混雑検出プログラムを示すフローチャ
ート図である。
【図5】図2内の割当解消プログラムを示すフローチャ
ート図である。
【図6】この発明によるかご室割当動作を具体的に説明
するための説明図である。
【符号の説明】
9b 待客数検出装置 10 群管理装置 10A 乗場呼び登録手段 10B 割当手段 10C 割当解消手段 10D 混雑検出手段 10E 判定手段 11 1号機用かご制御装置 12 2号機用かご制御装置 D1 多層かご(1号機) D2 多層かご(2号機) U1 1号機の上部かご室 L1 1号機の下部かご室 U2 2号機の上部かご室 L2 2号機の下部かご室 A1■A12 乗場釦 A9u 9階の上り方向乗場呼び A10u 10階の上り方向乗場呼び P 待客数 Po 所定数 S10 割当評価値演算プログラム S11 割当かご室選択プログラム S12 混雑検出プログラム S13 割当解消プログラム S24 他方のかご室に割当指令を設定するステップ S32 上り方向乗場が混雑乗場かを判定するステップ S33 上り方向乗場を混雑乗場と設定するステップ S36 下り方向乗場が混雑乗場かを判定するステップ S37 下り方向乗場を混雑乗場と設定するステップ S45 1号機割当乗場に積残し客がいる可能性を判定
するステップ S46 1号機の後方の割当かご室の割当指令をリセッ
トするステップ S48 2号機割当乗場に積残し客がいる可能性を判定
するステップ S49 2号機の後方の割当かご室の割当指令をリセッ
トするステップ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つ以上のかご室を連結してなる多層か
    ごを複数台有し、且つ、乗場に設けられた乗場釦の操作
    に応答して乗場呼びを登録する乗場呼び登録手段と、前
    記乗場呼びに応答すべきかご室を選択して割当指令を発
    生する割当手段と、前記割当指令に応答して前記かご室
    のうちの割当かご室を所定の乗場に停止させるかご制御
    手段と、前記割当かご室が前記乗場に停止したときに前
    記割当指令を打ち消す割当解消手段とを備えたエレベー
    タ制御装置において、乗客数 が所定数以上の乗場を混雑乗場として判断する混
    雑検出手段を設け、 前記割当手段は、前記混雑乗場の乗場呼びに対しては同
    一多層かごの中の複数のかご室を選択して割当て、前記
    混雑乗場以外の乗場呼びに対しては前記多層かごの中か
    ら1つのかご室を選択して割当てることを特徴とするエ
    レベータ制御装置。
  2. 【請求項2】 混雑乗場の乗場呼びに応答した割当かご
    室が前記混雑乗場を出発するときに積残し客がいる可能
    性が低いか否かを判断する判定手段を設け、割当解消手
    段は、前記積残し客がいる可能性が低いと判定された場
    合に、前記混雑乗場の乗場呼びに対する前記割当かご室
    より運行方向後方の割当かご室の割当指令を打ち消すこ
    とを特徴とする請求項1のエレベータ制御装置。
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