JP2572115B2 - 抗増殖剤として有用な5−アミノ又は置換アミノ−1,2,3− トリアゾール類 - Google Patents

抗増殖剤として有用な5−アミノ又は置換アミノ−1,2,3− トリアゾール類

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JP2572115B2 JP63205715A JP20571588A JP2572115B2 JP 2572115 B2 JP2572115 B2 JP 2572115B2 JP 63205715 A JP63205715 A JP 63205715A JP 20571588 A JP20571588 A JP 20571588A JP 2572115 B2 JP2572115 B2 JP 2572115B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A. 発明の背景 5−アミノ又は置換アミノ1,2,3−トリアゾール類は
抗コクシジウム剤として公知である。かかる化合物自体
及びその製法は、1986年5月20日付発行のリチャード・
J・バチス(Richard J.Bachis)、ジョン・C・チャバ
ラ(John C.Chabala)及びマイケル・H・フィッシャー
(Michael H.Fisher)による米国特許第4,590,201号明
細書に開示されている。
乾癬は、表皮の過増殖及びリンパ球細胞の病巣蓄積を
特徴とする慢性皮膚病である。乾癬の場合の細胞サイク
ル評価では平均的生育乾癬細胞が正常皮膚の場合の152
時間と比較して37時間毎に分割することを示しており、
病変出現時における過増殖の役割はメソトレキセートの
ような抗増殖剤がこの疾患における症状治療のために現
在治療上用いられているという事実から立証される。病
変を治癒させるうえで実験用使用に成功した他の化学療
法剤としては、ヌクレオチド代謝を崩壊しその結果増殖
を阻止するミコフェノール酸又はチオグアニンのような
類似抗代謝産物がある。疾患における炎症性成分の重要
性、即ち乾癬におけるアラキドン酸カスケードの関与
は、正常皮膚と比較して乾癬皮膚の場合にみられるアラ
キドン酸代謝産物のレベル上昇によって示される。LTB4
又は12−HETEのようなこれら代謝産物の一部は皮膚の多
形核白血球内侵入を起こしうる強力な化学誘引物質であ
り、一方プロスタグランジンD2、E2及びI2のような
他の物質は紅斑、血管拡張及び浮腫を起こす。ホスホリ
パーゼA2を調節することによりアラキドン酸放出を阻
害しうるグルココルチコイドの能力は、このクラスの抗
乾癬剤の治療的価値のうち少なくとも一部をおそらく担
っているのであろう。
抗増殖剤に関する我々のインビトロ研究では、5−ア
ミノ−1,2,3−トリアゾール類は代表的な活性抗増殖剤
であって、広汎なアラキドン酸代謝産物の産生も阻害す
ることが明らかになった。したがって、これらの化合物
は乾癬に伴う双方の病状を同時に阻止しうるらしかっ
た。2つの無関係な薬理活性の偶然的出現によるより
も、むしろ化合物はエイコサノイド類の産生又は細胞分
割の開始の原因をなす主作用剤発生シグナルを明らかに
阻害している。
容認されているインビボモデルで更に試験したとこ
ろ、我々はこれらのアミノ−1,2,3−トリアゾール類縁
体が乾癬、炎症性腸症候群、皮膚リーシュマニア症の治
療及び処置(management)に有効であって、しかも転移
腫瘍から他の組織中への個々の細胞の輸送を伴なうある
タイプのがんの治療に際して有効であることを立証する
ことができた。
したがって、乾癬、炎症性腸症候群、皮膚リーシュマ
ニア症及びあるタイプのがんを治療及び処置するための
新しい方法を提供することが、本発明の目的である。新
規方法に有用な新規組成物を提供することも、本発明の
目的である。
B. 発明の詳細な説明 本発明は薬学的担体及び治療有効量の下記式(I)の
化合物を含有する乾癬の治療用医薬組成物、詳細には乾
癬の抑制(control)、治療(treatment)及び処置(ma
nagement)用医薬組成物に関する。また、本発明は薬学
的担体及び治療有効量の下記式(I)の化合物を含有す
る癌の治療用医薬組成物、特に転移性腫瘍から個々の細
胞が他の組織へ転移することを伴う癌の治療用医薬組成
物に関するものである。
上記式中: R1である: (上記式中、pは1である;mは0〜4である;nは0〜5
である;XはO、S、又はCOである; R4及びR5はそれぞれ独立してハロゲン、シアノ、ト
リフルオロメチル、ニトロ、又は低級アルキルであ
る); R2はアミノである; R3はカルバモイルである。
のために好ましい化合物は、 pが1;XがO、S又はCO; R4がフルオロ、クロロ、ブロモ、メチル、又はトリ
フルオロメチル; R5がハロゲン、トリフルオロメチル、シアノ、又は
ニトロ; R2がアミノ; R3がカルバモイル(−CONH2); m及びnがそれぞれ独立して0、1又は2; である式(I)の化合物である。
本発明のために最も好ましい化合物は下記式の化合物
である; 上記式中、XはS、O又は(CO)O−;R4はH、Cl、C
F3、Br又はCH3;R4′はH、Cl、CF3、Br又はCH3、特に、
H又はCl;R5はCl、Br、NO2、CF3又はCNである。
C. 本発明の化合物の製法 本発明で用いられる化合物は、米国特許第4,590,201
号明細書に記載された方法で製造することができる。こ
れらの製法は本出願の一部として参考のため組込まれ
る。
化合物は下記経路Iで概説されかつ実施例1で詳述さ
れた改良法によっても製造することができる。
D. 本発明の有用性 本発明は、乾癬、炎症性腸症候群、皮膚リーシュマニ
ア症、白血病又は類似タイプのがんにかかった患者に対
し、活性成分として式(I)の化合物を投与することを
特徴とする治療方法に関する。
これらの症状及び疾患の治療に際して、式(I)の化
合物は慣用的な無毒性の薬学上許容される担体、アジュ
バンド及びビヒクルを含有する用量単位処方剤として経
口的、局所的、非経口的、吸入スプレー又は経口的に投
与される。本明細書で用いられている非経口的という語
は、皮下注、静注、筋注、胸骨内注射又は注入技術を含
んでいる。ウマ、ウシ、ヒツジ、イヌ、ネコ等のような
温血動物の治療に加えて、本発明の化合物はヒトの治療
にも有効である。
活性成分を含有する医薬組成物は、例えば錠剤、トロ
ーチ、ロゼンジ、水性もしくは油性懸濁液、分散性粉末
もしくは顆粒、乳濁液、硬もしくは軟カプセル、シロッ
プ又はエリキシルのような経口用に適した形であっても
よい。経口用組成物は医薬組成物製造のために当業界で
公知のいずれかの方法によって製造されるが、かかる組
成物は薬学上エレガントでかつ嗜好的な製剤を提供する
ために甘味剤、香味剤、着色剤及び保存剤からなる群よ
り選択される1種以上の物質を含有していてもよい。薬
学上許容される無毒性賦形剤と共に活性成分を含む錠剤
と公知の方法によって製造することもできる。使用され
る賦形剤としては、例えば(1)炭酸カルシウム、ラク
トース、リン酸カルシウム又はリン酸ナトリウムのよう
な不活性希釈剤;(2)コーンスターチ又はアルギン酸
のような粒化及び崩壊剤;(3)デンプン、ゼラチン又
はアラビアゴムのような結合剤;及び(4)ステアリン
酸マグネシウム、ステアリン酸又はタルクのような滑沢
剤がある。錠剤は被覆されていても、又はそれらは胃腸
管での崩壊及び吸収を遅らせひいては長時間にわたる持
続的作用を発揮させるために公知技術によって被覆され
ていてもよい。例えば、一ステアリン酸グリセリル又は
二ステアリン酸グリセリルのような徐放性物質が使用可
能である。それらは徐放用の浸透性治療錠剤を形成する
ために米国特許第4,256,108号、第4,160,452号及び第4,
265,874号明細書に記載された技術によって被覆されて
いてもよい。
一部のケースにおいて、経口用処方剤は活性成分が不
活性固体希釈剤、例えば炭酸カルシウム、リン酸カルシ
ウム又はカオリンと混合されている硬ゼラチンカプセル
の形であってもよい。それらは更に活性成分が水又は油
媒体、例えばピーナツ油、流動パラフィン又はオリーブ
油と混合されている軟ゼラチンカプセルの形であっても
よい。
水性懸濁液は通常活性物質を水性懸濁液の製造に適し
た賦形剤と共に含有している。かかる賦形剤としては、 (1) カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、
アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガ
カントゴム及びアラビアゴムのような懸濁化剤; (2)(a) レシチンのような天然リン脂質、 (b) ポリオキシエチレンステアレートのような、ア
ルキレンオキシドと脂肪酸との縮合生成物、 (c) ヘプタデカエチレンオキシセタノールのよう
な、エチレンオキシドと長鎖脂肪族アルコールとの縮合
生成物、 (d) ポリオキシエチレンソルビトールモノオレエー
トのようなエチレンオキシドと脂肪酸及びヘキシトール
から誘導される部分エステルとの縮合生成物、又は (e) ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート
のような、エチレンオキシドと脂肪酸及びヘキシトール
無水物から誘導される部分エステルとの縮合生成物 がある。
水性懸濁液は、p−ヒドロキシ安息香酸エステルもし
くはn−プロピルのような1種以上の保存剤;1種以上の
着色剤;1種以上の香味剤;及びスクロース又はサッカリ
ンのような1種以上の甘味剤を含有していてもよい。
油性懸濁液は、落花生油、オリーブ油、ゴマ油もしく
はヤシ油のような植物油又は流動パラフィンのような鉱
油中に活性成分を懸濁することによって処方される。油
性懸濁液は、例えば蜜ロウ、固形パラフィン又はセチル
アルコールのような増粘剤を含有していてもよい。甘味
剤及び香味剤が嗜好性経口製剤を提供するために加えら
れてもよい。これらの組成物はアスコルビン酸のような
酸化防止剤の添加によって貯蔵することができる。
分散性粉末及び顆粒は水性懸濁液の製造のために適し
ている。それらは、活性成分を分散もしくは湿潤剤、懸
濁化剤及び1種以上の保存剤と混合して提供される。適
切な分散もしくは湿潤剤及び懸濁化剤は既に前記したも
のから例示される。例えば前記の甘味、香味及び着色剤
のような賦形剤が更に存在していてもよい。
本発明の医薬組成物は水中油型乳濁液の形であっても
よい。油相は、オリーブ油もしくは落花生油のような植
物油、流動パラフィンのような鉱油又はそれらの混合物
である。適切な乳化剤としては、(1)アラビアゴム及
びトラガカントゴムのような天然ゴム、(2)大豆及び
レシチンのような天然リン脂質、(3)ソルビタンモノ
オレエートのような、脂肪酸及びヘキシトール無水物か
ら誘導されるエステル又は部分エステル、(4)ポリオ
キシエチレンソルビタンモノオレエートのような、上記
部分エステルとエチレンオキシドとの縮合生成物があ
る。乳濁液は甘味及び香味剤を含有していてもよい。
シロップ及びエリキシルは、例えばグリセロール、プ
ロピレングリコール、ソルビトール又はスクロースのよ
うな甘味剤で処方される。かかる処方剤は粘滑剤、保存
剤、香味剤及び着色剤を含有していてもよい。
医薬組成物は無菌注射用水性又は油性懸濁液の形であ
ってもよい。この懸濁液は、前記の適切な分散もしくは
湿潤剤及び懸濁化剤を用いて公知の方法に従い処方され
る。無菌注射用製剤は、例えば1,3−ブタンジオール中
の溶液のような、非経口的に許容される希釈剤又は溶媒
中の無菌注射用溶液又は懸濁液である。使用可能な許容
しうるビヒクル及び溶剤としては、水、リンゲル液及び
塩化ナトリウム等張液がある。更に、無菌固定油が溶媒
又は懸濁用媒体として慣用的に用いられる。かかる目的
のためには、合成モノ−もしくはジグリセリド類をはじ
めとして、いかなるブランドの固定油が用いられてもよ
い。更に、オレイン酸のような脂肪酸類も注射液製造に
用いられる。
化合物(I)は薬物経直腸投与用の坐剤の形であって
もよい。これらの組成物は、常温で固体だが直腸温度で
液体であることから直腸内で溶融して薬物を放出するよ
うな適切な無刺激性賦形剤と共に薬物を混合することに
よって製造することができる。かかる物質としてはカカ
オ脂及びポリエチレングリコール類がある。
局所用には、活性化合物を含有したクリーム、軟膏、
ゼリー、溶液又は懸濁液等が用いられる。
約0.5〜約100mg/体重kg/日の用量レベルが前記症状の
治療に際し用いられる(約25mg〜約5g/患者/日)。
1回用量形を製造するために担体物質と混合される活
性成分の量は、治療されるホスト及び具体的投与方式に
応じて変動する。例えば、ヒト経口投与のための処方剤
は、総組成物中約5〜約95%の適切かつ好都合な量の担
体物質と共に活性剤5mg〜5gを含有している。用量単位
形は通常約25〜約500mgの活性成分を含有している。
しかしながら、特定患者における具体的用量レベル
は、具体的使用化合物の活性、年令、体重、一般的健康
度、性、食事、投与時間、投与経路、排出速度、併用薬
物及び治療される具体的疾患の重篤度をはじめとする様
々なファクターに依存するものと考えられる。
E. 本発明の範囲内に属する化合物の有用性を支持する
生物学的証拠 式(I)の化合物は抗増殖活性を有することが見出さ
れた。ヌクレオチド生合成の特異的阻害剤は乾癬、腫瘍
形成及び他の増殖性疾患を治癒しうることが立証され
た。例えば、グアニンヌクレオチド産生の特異的阻害剤
たるミコフェノール酸は経口投与された場合に減退化を
引き起こすことによって乾癬を制御するが、但し許容し
えない副作用を生じる。メソトレキセート、フルオロウ
ラシル、チオグアニン及びN−ホスホンアセチル−L−
アスパルテートをはじめとするプリン又はピリミジンヌ
クレオチド生合成の他の特異的阻害剤は疾患を治療する
うえで有効であることが示されたが、但し各々毒性に起
因して許容しえない副作用を有する。しかしながら、ヌ
クレオチド生合成を阻害することにより細胞増殖速度を
調節するそれらの薬物が乾癬及び他の増殖性疾患に関し
ても効力を立証しうることは明らかである。
単層培養で様々な哺乳動物細胞のヌクレオチド生合成
を阻害させるに際し1μg/mlにおいてアミノ−1,2,3−
トリアゾール類、例えば5−アミノ−1−〔4−(4−
クロロベンゾイル)−3,5−ジクロロベンジル〕−1,2,3
−トリアゾール−4−カルボキサミド(化合物A)の効
力を証明するインビトロ実験を行なった。ヌクレオチド
プール中へのヒポキサンチン、アデニン及びホルメート
の取込みが遮断されたが、このことはピロリン酸ホカホ
リボシルPRPPの生合成が阻害されたことを示唆してい
る。PRPPシンテターゼ活性は、たとえインビトロ研究で
酵素の直接的阻害が生じていないことを示したとして
も、細胞ベース実験において薬物により著しく低下せし
められた。ヌクレオチド生合成を阻害するこの新規手段
では、化合物が同一の濃度で抗増殖的であることを示唆
したが、このことは乾癬に関係した正常ヒト表皮ケラチ
ノサイト(Normal Human Epidermal Keratinocyte)を
含むいくかつの細胞型で証明された。化合物Aは、イン
ビトロ増殖阻害、毒性もしくは遺伝子毒性の欠如及びイ
ンビボ代謝安定性に関する効力に基づき、乾癬の場合に
おいて多数の類縁体の中で最も有効であることが示され
たが、しかしながら抗増殖アッセイにおいては更に高活
性であるいくつかの類縁体が存在していた。
化合物Aは、増殖及びヌクレオチド産生に対して有効
な同一の1μg/mlレベルにおいて、ラットPMN中LTB4
5−HETE及びHHT産生を並びにマクロファージ中LT4、PG
E2産生及びリソゾーム酵素放出を阻害することが示され
た。ヌクレオチド阻害のケースと同様に5−リポキシゲ
ナーゼ又はLTA4ヒドロラーゼのような関連酵素の直接的
阻害の証拠は得られなかったが、薬物効果は調節系に作
用しているようであった。
化合物Aに関して証明されたインビボ活性としては、
ヌードマウスに関する延命アッセイの場合に60mg/kg/日
以上の用量でP388白血病に対する活性がある。ケラチノ
サイト増殖に対する局所的活性は増殖速度を調べること
によって証明された。局所適用されるゲル#1(ミリス
チン酸イソプロピル:クロダモール:エタノール1:1:2
の混合物)中2%処方剤は、ヒト皮膚と構造的に似たブ
タ皮膚においてUV誘導性過増殖を完全に阻害する。ヒト
ケラチノサイト及び繊維芽細胞に対するインビトロ抗増
殖活性と共に局所的抗増殖活性は、特許請求の範囲に記
載された有用性を支持する生物学的データを提供するも
のである。: (1) インビトロアッセイ a. 哺乳動物細胞におけるヌクレオチド代謝の阻害 化合物A及び類縁体は、様々な哺乳動物細胞型におい
てヌクレオチド生合成を阻害することができる。第1表
で示されているように、メイデン・ダーバイウシ腎臓
(Maden Darby Bovine Kidney,MDBK)細胞中への3H−
ヒポキサンチンの取込みは、イーグル(Eagle)最小必
須培地中で細胞を化合物A1.0μg/mlと一緒にインキュベ
ートすることによって実質上減少せしめられる。
集密的細胞をイーグル最小必須培地中で2.5時間イン
キュベートし、しかる後リン酸緩衝液(Ca ,Mg )と
共に30分間インキュベートし、次いでそれらを化合物Al
μg/ml存在下又は非存在下で15分間インキュベートし
た。薬物存在下又は非存在下の8−3H−ヒポキサンチ
ン100μM含有培地を細胞と一緒に所定時間インキュベ
ートし、しかる後それらを氷冷緩衝液への浸漬によって
反応停止させた。DPM測定は、中和された過塩素酸上澄
の一部で行なった。
第1表の場合に相当する阻害データは、可溶性ヌクレ
オチドプール中へのホルメート又はアデニンの取込みを
阻害しうる薬物の能力を測定した場合に得られた。
b. 培養された哺乳動物細胞の増殖阻害 化合物A及び類縁体によるPRPP生合成阻害は抗増殖剤
としての化合物の特許請求の範囲に記載された用途を支
持するものであったが、その理由はこの阻害によってプ
リン及びピリミジンヌクレオチドのデノボ(de novo)
及びサルベージ生合成をすべて妨げるからである。第2
〜4表に示されているように、約1.0μg/mlのレベルの
とき正常ヒト表皮ケラチノサイト(NHEK)、メイデン・
ダーバイウシ腎臓細胞又は正常ヒト繊維芽細胞の増殖に
関して実質的阻害を示す。NHEKからのデータは、それが
乾癬の場合に生じるこれら細胞の過増殖であることか
ら、特に重要である。
いくつかの化合物は化合物Aに匹敵する活性を有する
(第5表)。これらの実験では、マウスケラチノサイト
形質転換細胞系PAPp26を10%ウシ胎児血清含有ダルベッ
コ(Dulbecco)修正イーグル培地中5%CO2下37℃で培
養した。96ウェルプレートの各ウェルに各薬物希釈液20
0μl中2000個の細胞を同様に加えた。プレートにふた
をし、各測定時間で固定し、ギームサ(Giemsa)で染色
し、しかる後タイターテック(Titertek)プレートリー
ダー中650nmで読取り、吸光度をコントロールプレート
における既知細胞数で較正した。NMEKは第二期でクロー
ンティクス・コーポレーション(Clonetics Corporatio
n)から入手した。抗増強アッセイはマウスケラチノサ
イトに関して行なった。無血清培地(KGM)もクローン
ティクスから供給された。正常ヒト繊維芽細胞及びMDBK
細胞を同一条件下で増殖させたが、但しMDBK細胞は41℃
で増殖させた。
(2) インビボ実験 a. ブタ皮膚における局所的抗増殖活性 化合物Aは無傷のブタ皮膚中への標識チミジンの取込
みを阻害し、コルヒチンによる中期抑制から測定される
のと同様にケラチノサイト増殖も阻害する。下記実験で
は、薬物が抗増殖剤として局所的に活性であって、しか
も効果がビヒクルに依存していることを証明している。
ある実験において、20kgのブタに鎮静剤を飲ませ、ク
リップでつかまれた皮膚の多数領域に数日間にわたり中
度の過増殖応答を起こさせるために十分なUV光を照射し
た。0、1、2及び3日目に、多数の照射部位を数種の
ビヒクル又は溶媒中の化合物Aで局所的に処理した。局
所用製剤はゲル#1、即ちミリスチン酸イソプロピル:
クロダモール:エタノール1:1:2の混合物又はDMOS中に
薬物を2%含有していた。UVに対する皮膚の過増殖応答
性は、3H−チミジンを皮内注射し、1時間後パンチバ
イオプシーで部位を採取し、オートラジオグラフィー用
にサンプルを加工することによって4日目に評価した。
かかるオートラジオグラフはDNA合成しているS相にあ
る表皮細胞数を示すものであるが、これはインビボ増殖
阻害を評価するために皮膚科医によって採取される通常
の手段である。3H−チミジン注射の4時間前に、DNA合
成阻害の陽性コントロールとしてメソトレキセートを1
回注射した。表皮基底細胞(ケラチノサイト)総数のパ
ーセントであるラベリングインデックスL.I.を計測した
が、これは標識取込み量を示すものである。結果は第6
表に示されている。UV照射後の4日間で、ブタ皮膚のL.
I.は7.6%から20.8%に増加した(比較として、正常ヒ
ト皮膚の場合約2%、乾癬病変の場合約25%)。連日の
化合物A適用でゲル#1中の場合にUV誘導過増殖性を著
しく低下させたが、クロダモール中ではそれほどは有効
でなく、このプロトコールでビヒクルとしてDMSOの場合
には効果を示さなかった。ゲル#1中の化合物Aによる
増殖阻害はメソトレキセート注射の場合に匹敵した。
(3) 他のインビボ活性 化合物AはヌードマウスにおけるP388白血病に対して
有意のインビボ活性を示した。使われた用量は5日間に
わたり1日1回240、120及び60mg/kgの皮内投与量であ
った。延命アッセイにおいて、15〜20日間の典型的コン
トロール生存時間に対し、3種の薬物濃度の場合134
%、124%及び127%の値を示した。生存時間延長の長さ
は、動物に投薬された時間の長さと相似している。
下記実施例は本発明の治療方法で用いられる化合物の
製法について説明しているが、しかながらこれは本発明
の範囲を限定するためのものではない。
実施例 5−アミノ−1−〔4−(4−クロロベンゾイル)−3,
5−ジクロロベンジル〕−1,2,3−トリアゾール−4−カ
ルボキサミドの製造 工程A:3,5−ジクロロベンジルアルコール(2)の製造 0℃のTHF(6ml)中3,5−ジクロロベンゾイルクロリ
ド(712mg、3.40mmol)の攪拌溶液に、温度18℃以下に
保ったN−メチルピロリジノン(1.5ml)中水素化ホウ
素ナトリウム(227mg、6.0mmol)の溶液を滴下する。反
応混合物を環境温度下で2時間撹拌し、しかる後0.5N H
Cl水(60ml)及びEtOAc(60ml)間で分配する。各層を
分離し、水層をEtOAc(20ml)で洗浄する。合わせた有
機層をH2O(60ml)及び塩水(4ml)で洗浄し、乾燥し
(Na2SO4)、濾過し、濃縮し、結晶固体として粗生成物
を得る。熱シクロヘキサン(7.5ml)から1回の再結晶
化により、(2)、即ち3,5−ジクロロベンジルアルコ
ールを得る(451mg、2.55mmol、75%、mp77〜77.5
℃)。
工程B:3,5−ジクロロベンジルt−ブチルシリルエーテ
ル(3)の製造 100mlの丸底フラスコ中窒素下において、DMF(9ml)
中にアルコール(2)(4.80g、27.1mmol)、イミダゾ
ール(4.60g、67.6mmol)及び触媒量の4−ジメチルア
ミノピリジン(16mg、0.13mmol)を溶解する。t−ブチ
ルジメチルシリルクロリド(4.29g、28.5mmol)を加え
(注意−発熱)、反応混合物を環境温度下で約4時間攪
拌する。反応を逆相HPLC重量%アッセイにより追跡す
る。出発物質(2)の消失は、既知量の反応混合物を溶
離液10mlに溶解し(濃度は反応混合物約16mg/溶離液10m
lとする)、デュポン・ゾルバックス(DuPont Zorbax)
ODS-C8カラムにおいて環境温度下55%H2O、45%CH3CN
及び0.1%H3PO4の移動相で流速2ml/minにて均等に溶離
し230nmのUV検出でモニターして分析することによって
検知する。アルコール(2)の保持時間は5.1分であ
る。反応はアルコール(2)3%以下となるときに終了
したとみなされる。終了後、反応混合物をヘキサン(80
ml)及び1N HCl水(100ml)間で分配する。有機層を分
離し、1N HCl(80ml)及び水(3×100ml)で洗浄し、
乾燥し(Na2SO4)、濾過する。3,5−ジクロロベンジル
t−ブチルシリルエーテル(3)は、ヘキサン溶液を油
状物にまで濃縮することによって単離することができ
る。純粋な(3)(油状物)を、シリカゲルプレパレー
ティブTLCにより溶離液としてヘキサン中2%EtOAcを用
いて得る。(3)のアッセイは、環境温度下デュポン・
ゾルバックス・シル(Sil)の正常相イソクラチック(i
socratic)HPLXにより、ヘキサン2ml/minで溶離し230nm
のUV検出でモニターすることによって行なう。(3)の
保持時間は6.4分である。
工程C:4−(4−クロロベンゾイル)−3,5−ジクロロベ
ンジル−t−ブチルシリルエーテルの製造 無水THF(100ml)を加え、減圧下で約50mlに濃縮し、
THF(100ml)を追加し、更に約70mlに濃縮することによ
って、次のメタル化のためにヘキサンをTHPに変える。
窒素下−75℃に冷却されたTHF(約70ml、溶液KF60μg
以下/ml)中粗シリルエーテル(3)(約27mmol)の溶
液に、温度−60℃以下に維持してヘキサン中n−BuLi溶
液(2.70M溶液11.0ml、29.7mmol)を滴下する。60℃以
下で30分間攪拌後、反応混合物を−75℃に冷却し、THF
(5ml)中4−クロロベンゾイルクロリド(5.42g、31mm
ol)の溶液を60℃以下で滴下する。−70〜−60℃で3時
間攪拌後、反応混合物を2N HCl水(2ml)の添加により
反応停止させる。おおよその変換度合は、前記正常相HP
LC重量%条件を用いてシリルエーテル(3)の消失によ
り分析する。典型的に観察される変換率85〜90%。
工程D:3,5−ジクロロ−4−(4−クロロベンゾイル)
ベンジルアルコール(5)の製造 濃HCl水(25ml)を上記反応混合物に加え、これを室
温まで加温し、12時間おく。反応をヘキサン中10%EtOA
cで溶解されるシリカゲルTLCによりモニターする。終了
後、反応混合物をEtOAc(100ml)及び冷H2O(300ml)
間で分配し、各層を分離する。有機層をH2O(150m
l)、1N NaOH水(2×150ml、4−クロロ安息香酸を完
全に除去するため)、H2O(150ml)及び0.1N HCl水で
洗浄する。有機層を乾燥(Na2SO4)、濾過し、濃縮し
て、粗結晶3,5−ジクロロ−4−(4−クロロベンゾイ
ル)ベンジルアルコール(5)(9.97g)を得るが、こ
れは環境温度下55%H2O、45%CH3CN及び0.1%H3PO4
2ml/minで均等に溶離しかつ230nmでのUV検出によりモ
ニターするデュポン・ゾルバックスODS-C8 HPLCアッセ
イによると60重量%純粋(アルコール2からのアッセイ
収率70%)である(保持時間、アルコール2:5.1分;ベ
ンゾフェノン5:14.4分;4−クロロ安息香酸:2.9分)。
工程E:3,5−ジクロロ−4−(4−クロロベンゾイル)
ベンジルアジド(7)の製造 ナトリウムアジド(6.2g、0.09mol)をエタノール(1
50ml)中クロリド(6)(66%純度6の22g、14.5g、0.
043mol)及びヨウ化ナトリウム(1g、0.007mol)の攪拌
混合物に加えた。混合物を窒素下で3時間加熱還流し、
しかる後20℃に冷却した。反応混合物を水に注ぎ、生成
物をエーテル(200ml、2×100ml)で抽出した。合わせ
た有機相を水(3×100ml)で洗浄し、乾燥しNa(2S
O4)、減圧下で蒸発させた(40℃以下)。黄褐色油状物
残渣(23.7g)をシリカ(150g)によるクロマトグラフ
ィーに付し、純粋なアジド(7)が溶出し始めるまで9:
1ヘキサン:塩化メチレンでしかる後純粋(7)の単離
を完了するまで4:1及び1:1ヘキサン:塩化メチレンで溶
離した。(7)の収量は11.9g(80%)であった;mp65-6
8.5℃。純粋なクロリド(6)を使用すれば、クロマト
グラフィーに付さなくとも純粋(7)を得られるものと
期待されるが、但しヘキサン又はヘキサン−エーテルか
ら(7)の結晶化が必要とされるかもしれない。
工程F:5−アミノ−1−〔4−(4−クロロベンゾイ
ル)−3,5−ジクロロベンジル〕−1,2,3−トリアゾール
−4−カルボキサミドの製造 無水炭酸カリウム粉末(119g、0.86mol)を10分間か
けてDMSO(450ml)に懸濁し、シアノアセトアミド(18.
2g、0.22mol)を加えた。スラリーを10分間激しく攪拌
し、しかる後固体アジド(73.4g、0.22mol)を一度に加
えた。16時間後、混合物を吸引濾過し、固体物をDMSO
(500ml)で洗浄した。温度30℃以下に維持するため内
部冷却しながら、水(4l)を30分間かけて合わせた抽出
液に加えた。橙黄色生成物を20℃で4時間処理し、しか
る後濾過し、水(2l)で洗浄した。濾過ケーキを吸引乾
燥し、酢酸エチル(500ml)を含有した1フランジフ
ラスコに移した。混合物を水がもはや集まらなくなるま
でジーン−スターク(Dean-Stark)セパレーターで加熱
還流した。酢酸エチル(200ml)を留去し、赤色溶液を
冷却して結晶化させた。生成物を10℃で1時間処理し、
濾過し、酢酸エチル(2×150ml)で洗浄し、エアーブ
リード(air bleed)で50℃にて減圧乾燥して、黄色固
体物78.0gを得た(収率85%、mp202〜204℃)。いくつ
かのバッチ(総重量134.0g)を合わせ、還流温度下でメ
タノール(5l)に溶解した。溶液を濾過し、メタノール
蒸留により1.8lに濃縮した。得られたスラリーを10℃に
冷却し、1時間処理し、濾過し、メタノールで洗浄し
た。生成物を風乾し、しかる後更に40℃で減圧乾燥し、
白色結晶固体物122.5gを得た(回収率91%;mp202.0-204
℃;HPLC:210nm及び254nm単一ピーク:DSC:2℃/minで99.4
モル%〔MW=424.5〕)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ナンシー ベーレンス アメリカ合衆国,08801 ニユージヤー シイ,アナンデイル,テインバー リツ ジ ドライブ 11 (72)発明者 バーバラ エー.アゾリーナ アメリカ合衆国,07834 ニユージヤー シイ,デンヴイル,シダー レイク ウ エスト 100

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薬学的担体及び治療有効量の下記式の化合
    物を含有する乾癬の治療用の医薬組成物: [上記式中 R1である; (上記式中 pは1である; mは0〜4である; nは0〜5である; XはO、S、又はCOである; R4及びR5はそれぞれ独立して (a) ハロゲン、 (b) シアノ、 (c) トリフルオロメチル、 (d) ニトロ、又は (e) 低級アルキル である) R2はアミノである; R3はカルバモイルである]。
  2. 【請求項2】n及びmはそれぞれ独立して0、1又は2
    である; pは1である; XはO、S、又はCOである; R4は(a) フルオロ、 (b) クロロ、 (c) ブロモ、 (d) メチル、又は (e) トリフルオロメチルである; R5は(a) クロロ、 (b) ブロモ、 (c) フルオロ、 (d) トリフルオロメチル、 (e) シアノ、又は (f) ニトロである、 請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】化合物が下記式: (上記式中、XはS、O又はCOである;R4はH、Cl、C
    F3、Br又はCH3である;R5はCl、Br、NO2、CF3又はCNであ
    る)で示される、請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】化合物が5−アミノ−1−[4−(4−ク
    ロロベンゾイル)−3,5−ジクロロベンジル]−1,2,3−
    トリアゾール−4−カルボキサミドである、請求項1記
    載の組成物。
  5. 【請求項5】薬学的担体及び治療有効量の下記式の化合
    物を含有する癌の治療用医薬組成物: [上記式中 R1である; (上記式中 pは1である; mは0〜4である; nは0〜5である; XはO、S、又はCOである; R4及びR5はそれぞれ独立して (a) ハロゲン、 (b) シアノ、 (c) トリフルオロメチル、 (d) ニトロ、又は (e) 低級アルキルである) R2はアミノである; R3はカルバモイルである]。
  6. 【請求項6】化合物が5−アミノ−1−[4−(4−ク
    ロロベンゾイル)−3,5−ジクロロベンジル]−1,2,3−
    トリアゾール−4−カルボキサミドである、請求項5記
    載の組成物。
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