JP2571891B2 - 振動ジャイロ - Google Patents

振動ジャイロ

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JP2571891B2
JP2571891B2 JP4157648A JP15764892A JP2571891B2 JP 2571891 B2 JP2571891 B2 JP 2571891B2 JP 4157648 A JP4157648 A JP 4157648A JP 15764892 A JP15764892 A JP 15764892A JP 2571891 B2 JP2571891 B2 JP 2571891B2
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厚吉 寺嶋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、角速度の検出に用い
る振動ジャイロ、特に角速度の検出精度を向上させた振
動ジャイロに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の振動ジャイロとしては、例えば図
3に示すようなものが知られている。この振動ジャイロ
においては、横断面形状が四角形を成す振動体1の一側
面1aに第一の圧電素子2を、その側面1aと隣接する
他の側面1bに第二の圧電素子3をそれぞれ貼着して振
動子4を構成している。圧電素子2,3は、それぞれの
インピーダンス素子Z1,Z2 を介して駆動装置5の出力
側に接続され、さらにこの駆動装置5の出力側に、他の
インピーダンス素子Z3 を介して容量素子6が接続され
て、これら圧電素子2,3および容量素子6に対して、
駆動装置5からそれぞれ自励駆動信号が印加されるよう
になっている。
【0003】インピーダンス素子Z1,Z2 と圧電素子
2,3とのそれぞれの接続点7,8は、加算器9の入力
端子に接続され、この加算器9の出力端子とインピーダ
ンス素子Z3 および容量素子6の接続点10とが差動増
幅器11の入力端子に接続されて、その差動出力が駆動
装置5に帰還されるようになっている。また、接続点
7,8は、差動増幅器12の入力端子にも接続され、そ
の差動出力が同期検波器13で検波された後、平滑回路
14で平滑されて、角速度検出信号として取り出される
ようになっている。なお、同期検波器13には、駆動装
置5の出力も供給されている。
【0004】図3に示す振動ジャイロにおいては、圧電
素子2,3が自励振動ループの一部を構成し、駆動装置
5から圧電素子2,3に自励駆動信号を印加することに
よって、振動子4を直交三次元座標系のX軸方向に自励
振動させることができる。すなわち、この振動状態にお
いては、接続点7,8から得られる出力は、駆動装置5
からの自励駆動信号と、それぞれの圧電素子2,3の歪
みに伴って各圧電素子2,3から出力される電圧との合
成出力となる。したがって、それらの両合成出力の和を
加算器9で求め、その出力と接続点10からの自励駆動
信号に対応する出力との差を差動増幅器11で求めれ
ば、X軸方向の振動に基づいて圧電素子2,3から発生
された電圧だけが抽出されるので、この差動増幅器11
の出力を駆動装置5に帰還させると、振動子4は自励振
動をするようになる。
【0005】ここで、振動子4が自励振動している状態
で、振動子4がZ軸廻りの回転を受けると、振動子4は
その角速度に比例するコリオリの力によりY軸方向に振
動して、接続点7,8からの出力に差が生じる。したが
って、その差を差動増幅器12で求めれば、コリオリの
力の発生に伴う電圧を分離して検出することができるの
で、この差動増幅器12の出力を同期検波器13で検波
した後、平滑回路14で平滑することにより角速度検出
信号を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の振動ジャイロにおいては、圧電素子2,3のそ
れぞれの静電容量値が、素子のばらつきや、周囲温度の
変化あるいは経時変化によって異なると、圧電素子2,
3に印加される自励駆動信号の位相および振幅が相違
し、これがため振動子4の振動方向や振幅が変動して、
平滑回路14の出力の変動を引き起こしてドリフトを生
じるなど、角速度の検出精度が低下するという問題があ
る。
【0007】この発明は、このような従来の問題点に着
目してなされたもので、ドリフトの発生を有効に抑制で
き、したがって角速度の検出精度を向上できるよう適切
に構成した振動ジャイロを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、横断面形状が多角形を成す振動体の
側面に設けられ、自励振動ループの一部を構成する少な
くとも二つの圧電素子を具える振動ジャイロにおいて、
前記二つの圧電素子間に、自励振動信号に同期して交番
的に断続するスイッチ回路を設ける。
【0009】
【作用】かかる構成において、二つの圧電素子には、自
励振動信号に同期して交番的に位相および振幅が一致し
た自励駆動信号が印加され、静電容量値の変動等による
振動子の振動方向や振幅の変動が抑制され、したがって
角速度検出信号のドリフトの発生が抑制されて、その検
出精度の向上が可能となる。
【0010】
【実施例】図1は、この発明の一実施例を示すもので、
図3に示す符号と同一符号は同一作用を成すものを示
す。この振動ジャイロにおいては、図3と同様に、横断
面形状が四角形を成す振動体1の一側面1aに第一の圧
電素子2を、その側面1aと隣接する他の側面1bに、
第一の圧電素子2とともに自励振動ループの一部を構成
する第二の圧電素子3をそれぞれ貼着して振動子4を構
成する。圧電素子2,3は、それぞれインピーダンス素
子Z1,Z2 を介して駆動装置5の出力側に接続し、さら
に駆動装置5の出力側には、他のインピーダンス素子Z
3 を介して容量素子6を接続して、これら圧電素子2,
3および容量素子6に、駆動装置5からの自励振動信号
を各インピーダンス素子Z1,Z2,Z3 を介して自励駆動
信号としてそれぞれ印加するようにする。
【0011】この実施例では、接続点7,8間に、例え
ばアナログスイッチ、FET等から成るスイッチ回路1
5を接続し、このスイッチ回路15を駆動装置5からの
自励振動信号に同期して、その半周期毎に断続して接続
点7,8間を短絡および解放させるようにする。
【0012】一方、インピーダンス素子Z1,Z2 と圧電
素子2,3とのそれぞれの接続点7,8は、加算器9の
入力端子に接続し、この加算器9の出力端子とインピー
ダンス素子Z3 および容量素子6の接続点10とを差動
増幅器11の入力端子に接続して、その差動出力を駆動
装置5に帰還する。また、接続点7,8は、差動増幅器
12の入力端子にも接続し、その差動出力を平滑回路1
4で平滑して、角速度検出信号として取り出すようにす
る。
【0013】かかる振動ジャイロにおいて、スイッチ回
路15は、駆動装置5からの自励振動信号に同期して、
その半周期毎に導通および非導通となるので、接続点
7,8には、図2に示すように、スイッチ回路15が導
通して接続点7,8間が短絡状態になる期間Aにおいて
は、位相および振幅が一致した自励駆動信号16が印加
され、スイッチ回路15が非導通となって接続点7,8
間が解放状態になる期間Bにおいては、コリオリの力の
発生に伴う電圧差が生じることになる。
【0014】したがって、圧電素子2,3には、接続点
7,8間が短絡される自励振動信号の半周期毎に、位相
および振幅が一致した自励駆動信号が印加されることに
なるので、差動増幅器11の出力を駆動装置5に帰還す
ることにより、振動子4の自励振動を十分安定なものと
することができる。
【0015】また、振動子4が自励振動している状態
で、振動子4がZ軸廻りの回転を受け、その角速度に比
例するコリオリの力により振動子4がY軸方向に振動す
ると、接続点7,8間が解放される自励振動信号の他の
半周期毎に、接続点7,8にはコリオリの力の発生に伴
う電圧差が生じるので、この差を差動増幅器12で求め
て平滑回路14で平滑すれば、角速度検出信号を得るこ
とができる。
【0016】この実施例によれば、圧電素子2,3は、
自励振動信号の半周期毎に、自励振動機能と角速度検出
機能とを交互に繰り返すことになる。したがって、それ
ぞれの機能の受け持ち期間に、その機能を達成すれば良
く、相互の他機能動作期間中においては、自機能が不要
となる。
【0017】なお、上述した実施例では、振動体1の横
断面形状を四角形としたが、四角形以外の任意の多角形
状とすることができる。また、上述した実施例では、圧
電素子2,3に、自励振動と角速度検出との双方の機能
を持たせるようにしたが、自励振動を行う圧電素子と角
速度検出を行う圧電素子とをそれぞれ独立して設けるこ
ともできる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、自励
振動ループの一部を構成する少なくとも二つの圧電素子
間に、自励振動信号に同期して交番的に断続するスイッ
チ回路を設けるという簡単な回路構成により、二つの圧
電素子の静電容量値の変動等による振動子の振動方向や
振幅の変動を有効に抑制でき、したがって角速度検出信
号のドリフトの発生を有効に抑制して、その検出精度を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図である。
【図2】図1の動作を説明するための信号波形図であ
る。
【図3】従来の技術を説明するための図である。
【符号の説明】
1 振動体 1a,1b 側面 2,3 圧電素子 4 振動子 5 駆動装置 6 容量素子 7,8,10 接続点 9 加算器 11,12 差動増幅器 14 平滑回路 15 スイッチ回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横断面形状が多角形を成す振動体の側面
    に設けられ、自励振動ループの一部を構成する少なくと
    も二つの圧電素子を具える振動ジャイロにおいて、前記
    二つの圧電素子間に、自励振動信号に同期して交番的に
    断続するスイッチ回路を設けたことを特徴とする振動ジ
    ャイロ。
JP4157648A 1992-06-17 1992-06-17 振動ジャイロ Expired - Lifetime JP2571891B2 (ja)

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