JP2571503B2 - 海水から真水を得る方法及びその装置 - Google Patents

海水から真水を得る方法及びその装置

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JP2571503B2
JP2571503B2 JP4312627A JP31262792A JP2571503B2 JP 2571503 B2 JP2571503 B2 JP 2571503B2 JP 4312627 A JP4312627 A JP 4312627A JP 31262792 A JP31262792 A JP 31262792A JP 2571503 B2 JP2571503 B2 JP 2571503B2
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    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/46Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
    • C02F1/4604Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods for desalination of seawater or brackish water

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、航海中の船内等におい
て海水から真水を得る方法及びその装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、船内において海水を蒸発させ
てその蒸留水を飲料等用に使用することが行われてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来例
の場合、海水の蒸発装置には過分の熱エネルギーを必要
とすると共に濃縮液の処理が難しく、排水管に塩分の詰
まりが生じて該真水装置を使用不能にする虞れがあると
共に栄養価値の少ない真水が得られるものであった。
【0004】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、海水に低周
波の低電圧・低電流を付与することによって、海水中の
塩分の主体であるナトリウムを沈澱除去することによ
り、海水を順次真水に近付けて安全で処理コストが低く
て栄養価値の高い、海水から真水を得る方法及びその装
置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における海水を多段の直列に配置した沈澱分
離槽内を通過させて真水にする方法は、前記各沈澱分離
槽内に配置されたチタン電極板に低周波の低電圧・低電
流を付与し、その周波数を下流段になるにしたがって低
くし、且つ各沈澱分離槽内に同一時間滞留させることに
より塩分の除去を行うことを特徴とするものである。
【0006】更に、海水を多段の直列に配置した沈澱分
離槽内を通過させて真水にする装置は、前記各沈澱分離
槽内に低周波の低電圧・低電流が付与されるチタン電極
板を配置すると共に各沈澱分離槽間に開閉弁を設け、且
つ各沈澱分離槽底部に遠心分離機及びろ過機を連結した
ことを特徴とするものでもある。
【0007】
【作用】以上の構成によれば、例えば海水の塩分濃度が
3.4%で沈澱分離槽が3段の場合、まず、海水が初段
の沈澱分離槽内に送られ、該槽内に前記海水を約4時間
滞留させ、その間、チタン電極板からの低周波の低電圧
・低電流によって塩分が分離沈澱されて前記濃度が約
1.9%となる。この希釈された海水は次段の沈澱分離
槽に移動されると共に新しい海水が初段の沈澱分離槽内
に送られる。この次段の沈澱分離槽における付与される
低周波の周波数は初段の沈澱分離槽における付与される
周波数の約2/3である。そして、両槽内に海水は約4
時間滞留しその間に両槽内において分離沈澱動作が行わ
れ、次段からは前記濃度が約0.4%に希釈された海水
が第3段目の沈澱分離槽内に、また初段の沈澱分離槽か
らは前記濃度が約1.9%に希釈された海水が次段の沈
澱分離槽に、更に新しい海水が初段の沈澱分離槽内にそ
れぞれ送られる。この第3段目の沈澱分離槽における付
与される低周波の周波数は初段の沈澱分離槽における付
与される周波数の約1/3である。そして、各槽内に海
水は約4時間滞留しその間に各槽内において分離沈澱動
作が行われ、第3段目の沈澱分離槽からは殆ど真水とな
ったものが遠心分離機及びろ過機を経て取り出され、第
3段目の沈澱分離槽には次段の沈澱分離槽から濃度が約
0.4%に希釈された海水が、次段の沈澱分離槽には初
段の沈澱分離槽から濃度が約1.9%に希釈された海水
が、初段の沈澱分離槽には新しい海水がそれぞれ送られ
る。
【0008】以後は、各沈澱分離槽に前段の希釈された
海水が順次送られると共に初段の沈澱分離槽には新しい
海水が補給されることになる。そして、各沈澱分離槽の
底部に沈澱した多量の塩分を含む沈澱物は遠心分離機及
びろ過機を経て排水されると共に、分離ろ過された水は
殺菌され且つフィルタ―によって更にろ過されて、1次
処理水或は2次処理水として利用される。
【0009】
【実施例】添付図面を参照して本発明の実施例について
説明する。図において、1は第1沈澱分離槽、2は第2
沈澱分離槽、3は第3沈澱分離槽であり、それぞれ約2
00リットルの容積のものであって、各沈澱分離槽1,
2,3の間は管4,5によって連絡され、管4には電磁
開閉弁6とポンプ7が、管5には電磁開閉弁8とポンプ
9がそれぞれ取付けられ、また第1沈澱分離槽1の入口
側には海水供給管10が連結されていて、該供給管10
には海水供給ポンプ11が取付けられ、更に第3沈澱分
離槽3の出口側には真水排出管12が連結されていて、
該排出管12には電磁開閉弁13とポンプ14が取付け
られている。
【0010】前記各沈澱分離槽1,2,3内には、チタ
ン材からなる電極15,16,17が配置されており、
バッテリ―電源に接続された周波数コントロ―ラ18か
ら、電極15には周波数が360HZで電圧4V,電流
600μAの低周波,低電圧,低電流が付与され、電極
16には周波数が240HZ,電極17には周波数が1
20HZの周波数の低周波が付与される。
【0011】また、各沈澱分離槽1,2,3内には、上
限水位センサ―19,20,21及び沈澱物の上限水位
センサ―22,23,24がそれぞれ配置されていると
共に、沈澱分離槽1の底部には遠心分離機25とろ過機
26が直列に、また沈澱分離槽2の底部と沈澱分離槽3
の底部は管27によって合流され、ポンプ28を介して
遠心分離機29とろ過機30が直列に配置されている。
【0012】また、前記ろ過機26には廃水管31とろ
過された水の送給管32が接続され、該送給管32には
電磁開閉弁33とポンプ34が取付けられ、管32の他
端には殺菌室35及びフィルタ―36が直列に配置され
ている。また、前記ろ過機30には廃水管37とろ過さ
れた水の送給管38が接続され、該送給管38には電磁
開閉弁39とポンプ40が取付けられ、管38の他端に
は殺菌室41が配置されている。
【0013】また、沈澱分離槽3からの真水排出管12
には、遠心分離機42とろ過機43が直列に接続され、
該ろ過機43には真水排出管44と廃水管45とオ―バ
フロ―用取出管46がそれぞれ接続され、真水排出管4
4には電磁開閉弁47とポンプ48が取付けられ、該管
44の他端には殺菌室49及び貯蔵タンクとなるフィル
タ―室50が直列に配置されている。また、オ―バフロ
―用取出管46の他端には貯蔵タンク51が接続され、
該貯蔵タンク51には放水管52が接続されている。
【0014】なお、53,54,55は各沈澱分離槽
1,2,3の底部排出口に設けられた電磁開閉弁であ
る。また、56は駆動系の電子制御装置であって、前記
水位センサ―等からの信号によりポンプ,電磁開閉弁の
開閉を制御するものである。更に57は各沈澱分離槽
1,2,3の洗浄用水の供給管、58は貯蔵タンク51
の洗浄用水の供給管である。
【0015】以上のような構成において、電子制御装置
56によりまず海水供給ポンプ11が駆動されると、例
えば塩分濃度が3.4%の海水が海水供給管10から第
1沈澱分離槽1内に供給される。この際少なくとも電磁
開閉弁6,53は閉鎖されているので、槽1内には海水
が順次蓄えられ、その水位が高まり水位センサー19が
その水位を感知すると、電子制御装置56により海水供
給ポンプ11の稼働が停止されると共に周波数コントロ
ーラ18から電極15に周波数が360HZで電圧4
V,電流600μAの低周波,低電圧,低電流が付与さ
れて該槽1内において塩分の分離が行われる。
【0016】槽1内において所定の時間,例えば4時間
の処理作業が行われると、電子制御装置56によって電
磁開閉弁6が開かれ且つポンプ7が駆動され、槽1内で
濃度が約19%に希釈された海水は第2沈澱分離槽2内
に移送される。この際電磁開閉弁8,54は閉鎖されて
いるので、槽1内からの海水は槽2内に順次蓄えられ、
その水位が高まり水位センサ―20がその水位を感知す
ると、電子制御装置56によりポンプ7の稼働が停止さ
れると共に電磁開閉弁6が閉鎖され且つ海水供給ポンプ
11が駆動されて槽1内に海水が順次蓄えられ、その水
位が高まり水位センサ―19がその水位を感知すると、
電子制御装置56により海水供給ポンプ11の稼働が停
止されると共に周波数コントロ―ラ18から電極15に
は前述の周波数が360HZの、また電極16には周波
数が240HZの低周波が付与されて該槽1,2内にお
いて塩分の分離が行われる。
【0017】槽1,2内において所定の時間,例えば4
時間の処理作業が行われると、電子制御装置56によっ
て電磁開閉弁8が開かれ且つポンプ9が駆動され、槽2
内で濃度が約4%に希釈された海水は第3沈澱分離槽3
内に移送される。この際電磁開閉弁13,55は閉鎖さ
れているので、槽2内からの海水は槽3内に順次蓄えら
れ、その水位が高まり水位センサ―21がその水位を感
知すると、電子制御装置56によりポンプ9の稼働が停
止されると共に電磁開閉弁8が閉鎖され且つ電磁開閉弁
6が開かれポンプ7が駆動されて槽1内で濃度が約19
%に希釈された海水は第2沈澱分離槽2内に移送され
る。そして槽1内からの海水が槽2内に順次蓄えられ、
その水位が高まり水位センサ―20がその水位を感知す
ると、電子制御装置56によりポンプ7の稼働が停止さ
れると共に電磁開閉弁6が閉鎖され且つ海水供給ポンプ
11が駆動されて槽1内に海水が順次蓄えられ、その水
位が高まり水位センサ―19がその水位を感知すると、
電子制御装置56により海水供給ポンプ11の稼働が停
止されると共に周波数コントロ―ラ18から電極15に
は前述の周波数が360HZの、また電極16には周波
数が240HZの、また電極17には周波数が120HZ
の低周波が付与されて該槽1,2,3内において塩分の
分離が行われる。
【0018】該槽1,2,3内において所定の時間,例
えば4時間の処理作業が行われると、電子制御装置56
によって電磁開閉弁13が開かれ且つポンプ14が駆動
され、第3沈澱分離槽3内で殆ど真水状態になった水は
遠心分離機42に送られ、次いで第3沈澱分離槽3内に
は第2沈澱分離槽2で希釈された海水が移送され、また
第2沈澱分離槽2内には第1沈澱分離槽1で希釈された
海水が移送され、且つ第1沈澱分離槽1には海水が補給
されて、各電極15,16,17に所定時間それぞれ3
60HZ,240HZ,120HZの低周波が付与されて
該槽1,2,3内において塩分の分離が行われる。以後
はその繰り返しである。
【0019】前記第3沈澱分離槽3内で殆ど真水状態に
なった水は遠心分離機42において不純物を多く含む液
相と少なく含む液相とに分相され、次いでろ過機43に
よってこれが分離ろ過され、オ―バフロ―水は取出管4
6から貯蔵タンク51に送られ、該貯蔵タンク51から
必要に応じて放水管52を経て放水される。また、ろ過
機43によってろ過された真水はフイルタ―室50から
の真水の使用に対応して電子制御装置56による電磁開
閉弁47の開放及びポンプ48の駆動によって真水排出
管44により殺菌室49に送られ、該殺菌室49内に配
設されたセラミック等で大腸菌等が除去殺菌され、次い
で最終の貯蔵タンクであるフイルタ―室50に蓄えら
れ、必要に応じて飲料水等に使用される。また、ろ過機
43によって捕捉された不純物は廃水管45から廃水さ
れる。
【0020】前記第1沈澱分離槽1内で沈澱した塩分高
濃度の海水は該槽1内底部に溜り、その水位が水位セン
サ―22で感知されると、電子制御装置56による電磁
開閉弁53の開放が行われ、塩分高濃度の海水は遠心分
離機25に排出され、該分離機25において不純物を多
く含む液相と少なく含む液相とに分相され、次いでろ過
機26によって分離ろ過され、ろ過された水はフイルタ
―室36からの一次処理水の使用に対応して電子制御装
置56による電磁開閉弁33の開放及びポンプ34の駆
動によって送給管32により殺菌室35に送られ、該殺
菌室35内で大腸菌等が除去殺菌され、次いで最終の貯
蔵タンクであるフイルタ―室36に蓄えられ、必要に応
じて油成分を含む一次処理水として使用される。また、
ろ過機26によって捕捉された不純物は廃水管31から
廃水される。
【0021】また、第2沈澱分離槽2及び第3沈澱分離
槽3内で沈澱した海水はこれら槽2,3の内底部に溜
り、その水位が水位センサ―23又は水位センサ―24
で感知されると、電子制御装置56による電磁開閉弁5
4又は電磁開閉弁55の開放が行われ、沈澱した海水は
ポンプ28により遠心分離機29に排出され、該分離機
29において前記同様2液相に分相され、次いでろ過機
30によって分離ろ過され、ろ過された水は二次処理水
の使用に対応して電子制御装置56による電磁開閉弁3
9の開放及びポンプ40の駆動によって送給管38によ
り殺菌室41に送られ、該殺菌室41内で大腸菌等が除
去殺菌され、二次処理水として使用される。また、ろ過
機30によって捕捉された不純物は廃水管37から廃水
される。
【0022】ところで、海水中の塩分はすべてイオンに
解離しており、そのうちの約80%をNa(一部Mg)
とClが占めており、他にCa,Fe,Mn,Zn,C
u,Ni,Co,U等が少量含まれている。そこで、上
述の如く、チタン電極に低周波の低電圧・低電流を付与
することによって、振動により海水中に溶け込んだ酸素
及び通電操作中に発生した酸素の脱酸素が行われると共
に、水はH(+イオン)とOH(−イオン)に、塩化ナ
トリウムはNa(+イオン)とCl(−イオン)にそれ
ぞれ分かれ、Mg,Ca等がコロイド状粒子を生成し、
このコロイド状粒子が結晶の核となりNa等を取り込ん
で各沈澱分離槽内で沈澱するので、この沈澱物を除去す
ることによって各沈澱分離槽内の海水の塩分濃度は減少
されるものと解される。しかも海水を3段の直列に配置
した沈澱分離槽内を通過させて真水に限りなく近付け
に当って、前記各沈澱分離槽内に配置されたチタン電極
板に低周波の低電圧・低電流を付与し、の周波数を36
0HZ,240HZ,120HZというように下流段に
なるにしたがって低くし、且つ各沈澱分離槽内にそれぞ
れ約4時間滞留させるようにしたので、海水の濃度が減
少するにしたがって周波数の付与を低くして該海水の塩
分濃度に最適な周波数として塩分の分離を極端な域まで
可能とすると共に最終的には栄養価値のある真水を得る
ことができる。そして、その際チタン電極板を使用した
ことにより、電極の腐食が少なく耐久性に富み、微電流
の流れがよく効率のよい振動を与えることができるので
ある。
【0023】また、各沈澱分離槽内底部に沈澱した海水
は早急に排除されると共に遠心分離機とろ過機の協力に
よって不純物が取り除かれた後殺菌されて一次或は二次
処理水として利用できることから、真水以外にも収穫物
があり、しかも配管中に塩分の堆積も少ないものとな
る。
【0024】なお、ポンプ7と第2沈澱分離槽2間の管
4に例えば周波数が300HZの、またポンプ9と第3
沈澱分離槽3間の管5に例えば周波数が180HZの、
さらにポンプ14と遠心分離機42間の管12に例えば
周波数が50HZの低周波を付与すると、海水からの塩
分除去が更に効果的に行われ得ると共に得られる真水に
より多量の酸素を含ませることができるのである。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上のように、各沈澱分離槽内
で海水に低周波の低電圧・低電流を付与えることによっ
て、海水中の塩分の一部が沈澱分離されるので、沈澱分
離槽を通過る毎に海水の塩分濃度は減少され、最終的
には栄養価値のある真水に近いものを得ることができ
る。
【0026】また、海水を多段の直列に配置した沈澱分
離槽内を通過させて真水にする得るに当って、前記各沈
澱分離槽内に配置されたチタン電極板に低周波の低電圧
・低電流を付与し、その周波数を下流段になるにしたが
って低くし、且つ各沈澱分離槽内にそれぞれ一定時間滞
留させるようにしたので、海水の濃度が減少するにした
がって周波数の付与を低くして該海水の塩分濃度に最適
な周波数として塩分の分離を極端な域まで可能とするこ
とができると共に安全で能率のよい低コストでの真水獲
得ができる。
【0027】さらに、各電極にチタン電極板を使用した
ので、電極の腐食が少なく耐久性に富み、微電流の流れ
がよく効率のよい振動を与えることができることから、
さらに能率のよい低コストでの真水獲得ができるもので
ある。
【0028】さらにまた、各沈澱分離槽からの沈澱物を
遠心分離機及びろ過機によって処理するようにすると、
その一次或は二次処理水をも有効に利用できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る海水から真水を得る方法に使用す
る装置の構成図である。
【符号の説明】
1,2,3 沈澱分離槽 6,8,13 開閉弁 15,16,17 チタン電極板 18 周波数コントロ―ラ 25,29 遠心分離機 26,30 ろ過機 56 電子制御装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】海水を多段の直列に配置した沈澱分離槽内
    を通過させて真水にする方法において、前記各沈澱分離
    槽内に配置されたチタン電極板に360HZないし12
    0HZの低周波の4Vの低電圧・600μAの低電流を
    付与し、その周波数を下流段になるにしたがって低く
    し、且つ各沈澱分離槽内に同一時間滞留させることによ
    り塩分の除去を行うことを特徴とする海水から真水を得
    る方法。
  2. 【請求項2】海水を多段の直列に配置した沈澱分離槽内
    を通過させて真水にする装置において、前記各沈澱分離
    槽内に360HZないし120HZの低周波の4Vの低
    電圧・600μAの低電流が付与されるチタン電極板を
    配置すると共に各沈澱分離槽間に開閉弁を設け、且つ各
    沈澱分離槽底部に遠心分離機及びろ過機を連結したこと
    を特徴とする海水から真水を得る装置。
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