JP2571260B2 - 論理時計による動作環境選択処理方式 - Google Patents

論理時計による動作環境選択処理方式

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JP2571260B2 JP63105081A JP10508188A JP2571260B2 JP 2571260 B2 JP2571260 B2 JP 2571260B2 JP 63105081 A JP63105081 A JP 63105081A JP 10508188 A JP10508188 A JP 10508188A JP 2571260 B2 JP2571260 B2 JP 2571260B2
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【発明の詳細な説明】 〔概要〕 あるプログラム動作環境のもとで,業務処理を遂行す
る計算機システムにおいて,論理的な時計に基づいて動
作環境の選択を行う論理時計による動作環境選択処理方
式に関し, プログラム動作環境の変更が必要である場合に,簡単
にその変更に伴う整合性の保証を可能とする手段を提供
することを目的とし, メモリ上に設けられ,通常時に所定の周期で更新され
る論理時計と,この論理時計を管理し,他からの要求に
より,停止または再起動する制御を行う論理時計管理処
理部と,業務環境の変更時に,新しい資源に対し,論理
時計値に関連する有効化時刻を設定する資源有効化時刻
設定処理部と,業務起動時に,現在の論理時計値と資源
に設定された有効化時刻とを比較し,その大小関係によ
り,動作環境を構成する資源の選択を行う資源選択処理
部とを備えるように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は,あるプログラム動作環境のもとで,業務処
理を遂行する計算機システムにおいて,論理的な時計に
基づいて動作環境の選択を行う論理時計による動作環境
選択処理方式に関する。
24時間無停止運転システムにおけるシステムプログラ
ムやオンラインプログラムをレベルアップする場合な
ど,プログラムの動作環境の変更を行う場合には,これ
らのプログラムの活性保守が要求され,動作環境の選択
を,処理矛盾が生じないように実現する手段が必要とさ
れる。
〔従来の技術〕
計算機によって業務を遂行するためのプログラムの動
作環境は,プログラム資源およびそのプログラムが使用
する各種ファイル等の資源によって,決定される。既存
業務に,新しい業務処理を追加する場合,プログラムの
動作環境を変更することになるが,あるプログラムとそ
のプログラムが使用するファイル等の対応関係が,新旧
入り乱れないように,管理する必要がある。新しいプロ
グラムが古いファイルを使用したり,逆に,古いプログ
ラムが新しく編成されたファイルを使用するような場合
には,処理に矛盾が生じて,プログラム・エラーが発生
したり,既存の重要なデータが破壊されたりすることが
ある。
従来,このようなエラーが起きないように,人間が各
資源の世代を管理し,動作環境の変更時には,人為的に
古いプログラムの動作を停止したり,資源名を一時的に
変更したりして,動作環境の整合性を保証するようにし
ていた。
しかし,動作環境の変更作業のために,システムを停
止させると,24時間無停止運転システムなどでは,サー
ビスに支障が生じることになった。特に,運用中に,一
部の機能改良を行う部分をテストするような場合には,
テスト中およびテスト後において,整合性を保証するた
めの作業がたいへんであった。
また,プログラムまたは資源の版数などによる世代管
理を行う場合には,資源の種類によって,版数の付与基
準が異なるので,システム全体で統一的に管理すること
は困難であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上のように,従来方式では,整合性を持った動作環
境を簡単に設定することができないという問題があっ
た。この問題を解決するため,システムの核レベルに,
実時刻によって,整合性を管理するための処理機能を設
けることを考慮したが,整合性の保証に実時刻を使用し
た場合,一時的に時刻を停止させたり,時刻を変更させ
ることができず,時刻操作に関する自由度がないという
問題がある。
本発明は上記問題点の解決を図り,プログラム動作環
境の変更が必要である場合に,簡単にその変更に伴う整
合性の保証を可能とする手段を提供することを目的とし
ている。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の構成例を示す。
第1図において,10はCPUおよびメモリなどからなる処
理装置,11は論理時計を管理する論理時計管理処理部,12
は論理時計の停止/起動を行う起動/停止制御部,13は
論理時計の値を更新する更新処理部,14は仮想記憶上の
システム共通域,15は論理時計,16は資源の生成・変更を
行う業務環境変更処理部,17は資源に有効化時刻を設定
する資源有効化時刻設定処理部,18は業務を遂行するプ
ログラムを起動する業務起動制御部,19は業務で使用す
るプログラムやファイル等の資源を選択する資源選択処
理部,20は割り当てられた資源により業務プログラムを
実行する業務処理部,21はプログラムやファイル等の資
源,22A〜22Cは各資源対応に設けられた有効化時刻記憶
部を表す。
本発明では,メモリ上のシステム共通域14に,動作環
境の整合性を保証するための論理時計15が設けられる。
論理時計15は,通常の状態では,論理時計管理処理部11
の更新処理部13により,所定の周期で更新され,その値
が進むようになっている。
論理時計管理処理部11は,論理時計15を管理し,業務
環境変更処理部16等からの要求により,論理時計15の更
新を停止させたり,また再起動させたりする制御を,起
動/停止制御部12によって行う。
資源有効化時刻設定処理部17は,業務環境変更処理部
16によって,動作環境を変更するときに,その変更対象
となる資源21に対応する有効化時刻記憶部に,論理時計
15の値に関連する有効化時刻を設定する処理を行うもの
である。通常,この有効化時刻として,将来の論理時計
15の値を設定する。その資源は,論理時計15の値が,有
効化時刻を経過した後,使用可能となる。なお,各有効
化時刻記憶部を,各資源内ではなく,他の記憶領域に設
けるようにしてもよい。
業務起動制御部18は,業務処理部20の起動要求に対し
て,業務処理部20を動作させるために必要な資源21(プ
ログラムおよび使用ファイル等)を,資源選択処理部19
によって選択し,割り当てる。資源選択処理部19は,起
動時における論理時計15の値と,指定された資源21A,21
B,21Cが持つ有効化時刻記憶部22A,22B,22Cに記憶されて
いる各有効化時刻とを比較し,その中で,論理時計値を
超えない最大の有効化時刻を持つものを選択する。すな
わち,業務処理部20が使用する同じ資源名を持つ各資源
21A,21B,21Cの有効化時刻が,それぞれT1,T2,T3(T1<T
2<T3)であり,論理時計15が示す起動時刻tが,例え
ば,T2≦t<T3であるとすると,資源21Bを選択して,割
り当てる。
〔作用〕
本発明では,整合性を持つ動作環境の設定および参照
に,メモリ上で自由に操作できる論理的な時刻を使用す
るようにしている。
動作環境の要素である資源に設定する時刻として,実
際の時刻を使用すると,動作環境の更新中にその時刻に
達した場合,資源が中途半端に使用されてしまい,特に
複数の資源を扱うときに,同期をとることができないこ
とがある。本発明では,論理時計を用いているので,時
刻を停止させて,複数の資源に対して,同一の有効化時
刻,すなわち利用開始時刻を設定することが容易にでき
る。また,論理時計をメモリ上に置いているので,高速
な参照が可能である。
動作環境の選択に,論理時計の時刻を利用することに
より,簡単な論理で動作環境を選択することができ,か
つ必ず整合性を持った最新のものを選択することができ
る。資源を,版数で管理するような場合には,時刻との
対応が不明になり,かつシステム内の統一的管理が難し
くなるが,論理時計の時刻により管理すれば,このよう
な問題は生じない。
〔実施例〕
第2図は本発明の一実施例に係る論理時計管理処理フ
ロー,第3図は本発明の一実施例に係る資源選択処理説
明図を示す。
本発明に係る論理時計は,動作環境を作成するプログ
ラムから自由に停止および起動することができる。な
お,この論理時計の停止/起動に関して,複数の要求が
同時に発生した場合,排他制御により,逐次的に処理を
行う。
論理時計は,通常の状態では,10秒とか1分とかの所
定の間隔で,その時計値が更新される。停止要求がある
と,次に起動要求があるまで,時計値が固定化される。
時計値の取出し要求に対して,最新の論理時計の時計値
が返却される。
この論理時計の管理は,例えば第2図に示すように行
われる。以下,第2図に示す処理〜に従って説明す
る。
まず,IPL時に,論理時計の初期設定を行う。この初
期設定では,論理時計に,CPUが持つTOD時計などから読
み出した実時刻を設定する。また,論理時計を制御する
ための更新フラグ(図示省略)を,OFFに設定する。
スーパバイザが時間間隔サービスのために用意した
マクロ命令などを利用することにより,10秒とか1分と
かの所定の時間間隔を指定して,タイマを起動する。
タイマ割込み,停止要求,起動要求などのイベント
発生を待つ。
要求待ちがイベント発生により解除された場合,そ
の要求がタイマ割込みであるかどうかを判定する。違う
ときは,処理へ移る。
タイマ割込みの場合,停止フラグがONであるかどう
かを判定する。ONの場合,処理へ移る。
停止フラグがOFFの場合,論理時計の値を1単位
分,先へ進める。
次の論理時計の更新契機を得るために,処理と同
様に,タイマを起動する。その後,処理へ制御を戻
す。
イベントが停止要求であるかどうかを判定する。停
止要求でない場合,処理へ移る。
論理時計の停止要求があった場合,停止フラグをON
にし,処理へ制御を戻す。
イベントが起動要求であるかどうかを判定する。起
動要求でない場合,処理へ移る。
論理時計の起動要求があった場合,停止フラグをOF
Fにし,処理へ制御を戻す。このとき,指定に応じ
て,論理時計に実時刻を再設定するようにしてもよい。
新しい時計値の設定や,論理時計の排他使用要求な
どの各種の要求に応じた処理を行い,その後,処理へ
制御を戻して,同様に処理を繰り返す。
次に,第3図に従って,本発明の一実施例に係る資源
選択処理について説明する。
プログラムの起動に伴う動作環境の選択は,そのプロ
グラムの起動時刻tをもとに行う。第3図に示す動作環
境30は,資源a,b,cで構成されている。これらの資源
は,プログラムが格納されているファイルや,プログラ
ムが使用するデータが格納されているファイルであり,
世代を有効化時刻(T1,T2,T3)で表現するようになって
いる。
各世代の時間関係が,T1<T2<T3であり,起動時刻t
でプログラムの起動要求があったとすると,次のように
資源の選択を行う。
(i)T1≦t<T2のとき 資源a,b,cの中で有効化時刻T1のものを選択する。
(ii)T2≦t<T3のとき 資源a,b,cの中で有効化時刻T2のものを選択する。
(iii)T3≦tのとき 資源a,b,cの中で有効化時刻T3のものを選択する。
すなわち,動作環境の各資源に設定してある有効化時
刻(利用開始時刻)と,プログラムの起動時刻との比較
により,起動時刻を超えない最大の有効化時刻を持つ動
作環境の資源が,自動的に選択される。
このように複数の資源a,b,cからなる動作環境を選択
する場合に,時刻にずれがないため,中途半端な資源選
択がなく,各資源間における整合性が保証される。
業務のレベルアップ時など,システム内で複数世代の
業務を動かす場合に,これから起動する業務には,最新
のプログラムを利用させ,現在使用中業務に対しては,
旧プログラムを利用させるというような処理も可能であ
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように,本発明によれば,次のような効
果がある (a) 起動時刻を基準にして,最新動作環境の選択を
行うため,プログラムの実行に必要な資源選択を,値の
大小比較だけで,簡単に実現することができる。
(b) 論理時計を用いているので,その時刻を停止す
るなどの操作が可能であり,複数の資源に対して,同一
時刻を設定することができる。そのため,実時刻を利用
した場合における,整合性の管理情報を伝達するなどの
オーバヘッドをなくすことができる。
(c) 論理時計の値がメモリ上にあるため,時計参照
のオーバヘッドが非常に少ない。
(d) 動作環境の選択に関する整合性の保証を,動的
に行うことができるので,24時間無停止運転システムな
どにおけるプログラムの活性保守を容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成例, 第2図は本発明の一実施例に係る論理時計管理処理フロ
ー, 第3図は本発明の一実施例に係る資源選択処理説明図を
示す。 図中,10は処理装置,11は論理時計管理処理部,12は起動
/停止制御部,13は更新処理部,14はシステム共通域,15
は論理時計,16は業務環境変更処理部,17は資源有効化時
刻設定処理部,18は業務起動制御部,19は資源選択処理
部,20は業務処理部,21は資源,22A,22B,22Cは有効化時刻
記憶部を表す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】あるプログラム動作環境のもとで,業務処
    理を遂行する計算機システムにおいて, メモリ上に設けられ,通常時に所定の周期で更新される
    論理時計(15)と, この論理時計(15)を管理し,他からの要求により,停
    止または再起動する制御を行う論理時計管理処理部(1
    1)と, 業務環境の変更時に,新しい資源に対し,論理時計値に
    関連する有効化時刻を設定する資源有効化時刻設定処理
    部(17)と, 業務起動時に,現在の論理時計値と資源に設定された有
    効化時刻とを比較し,その大小関係により,動作環境を
    構成する資源の選択を行う資源選択処理部(19)とを備
    えたことを特徴とする論理時計による動作環境選択処理
    方式。
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