JP2571237Y2 - 軸連結機構 - Google Patents
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- JP2571237Y2 JP2571237Y2 JP4286792U JP4286792U JP2571237Y2 JP 2571237 Y2 JP2571237 Y2 JP 2571237Y2 JP 4286792 U JP4286792 U JP 4286792U JP 4286792 U JP4286792 U JP 4286792U JP 2571237 Y2 JP2571237 Y2 JP 2571237Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、軸力と回転力との双方
を伝達すべき2軸間の連結に用いて好適の、軸連結機構
に関する。
を伝達すべき2軸間の連結に用いて好適の、軸連結機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車において、その駆動
力を伝達する軸等の連結部分に、回転駆動力を伝達でき
るようにした、軸連結機構が介設されている。かかる軸
連結機構は、一般にスプライン結合をするとともに、サ
ークリップにより抜け止めを行なうように構成されてい
る。
力を伝達する軸等の連結部分に、回転駆動力を伝達でき
るようにした、軸連結機構が介設されている。かかる軸
連結機構は、一般にスプライン結合をするとともに、サ
ークリップにより抜け止めを行なうように構成されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような軸連結機構にあっては、軸に回転力と軸力(引張
力)との双方が作用する場合がある。すなわち、大きな
トルクロスやエネルギロスを招来することなく、自由自
在なトルク配分を行なおうとする駆動力配分装置などで
は、回転力と軸力との双方を十分に伝達できる軸の連結
機構が必要とされる。
ような軸連結機構にあっては、軸に回転力と軸力(引張
力)との双方が作用する場合がある。すなわち、大きな
トルクロスやエネルギロスを招来することなく、自由自
在なトルク配分を行なおうとする駆動力配分装置などで
は、回転力と軸力との双方を十分に伝達できる軸の連結
機構が必要とされる。
【0004】例えば図17はこのような観点から案出さ
れた車両用左右駆動力配分装置の原理を模式的に示す構
成図である。この図17に示すように、回転駆動力(以
下、駆動力又はトルクともいう)を入力される入力軸1
と、入力軸1から入力された駆動力を出力する第1及び
第2の出力軸2,3とが設けられており、第1の出力軸
2と第2の出力軸3と入力軸1との間に車両用左右駆動
力配分装置が介装されている。
れた車両用左右駆動力配分装置の原理を模式的に示す構
成図である。この図17に示すように、回転駆動力(以
下、駆動力又はトルクともいう)を入力される入力軸1
と、入力軸1から入力された駆動力を出力する第1及び
第2の出力軸2,3とが設けられており、第1の出力軸
2と第2の出力軸3と入力軸1との間に車両用左右駆動
力配分装置が介装されている。
【0005】そして、この車両用左右駆動力配分装置
は、次のような構成により、第1の出力軸2と第2の出
力軸3との差動を許容しながら、入力軸1から、第1の
出力軸2と第2の出力軸3とに伝達される駆動力を所要
の比率に配分できるようになっている。すなわち、第1
の出力軸2と入力軸1との間及び第2の出力軸3と入力
軸1との間に、それぞれ変速機構Aと多板クラッチ機構
Bとが介装されており、第1の出力軸2又は第2の出力
軸3の回転速度が、変速機構Aにより増速されて駆動力
伝達補助部材としての鞘軸7に伝えられる。
は、次のような構成により、第1の出力軸2と第2の出
力軸3との差動を許容しながら、入力軸1から、第1の
出力軸2と第2の出力軸3とに伝達される駆動力を所要
の比率に配分できるようになっている。すなわち、第1
の出力軸2と入力軸1との間及び第2の出力軸3と入力
軸1との間に、それぞれ変速機構Aと多板クラッチ機構
Bとが介装されており、第1の出力軸2又は第2の出力
軸3の回転速度が、変速機構Aにより増速されて駆動力
伝達補助部材としての鞘軸7に伝えられる。
【0006】そして、多板クラッチ機構Bは、この鞘軸
7と入力軸1側のデファレンシャルケース(以下、デフ
ケースと略す)13との間に介装されており、この多板
クラッチ機構Bを係合させることで、高速側の鞘軸7か
ら低速側のデフケース13へ駆動力が返送されるように
なっている。これは、対向して配設されたクラッチ板に
おける一般的な特性として、トルクの伝達が、速度の速
い方から遅い方へ行なわれるためである。
7と入力軸1側のデファレンシャルケース(以下、デフ
ケースと略す)13との間に介装されており、この多板
クラッチ機構Bを係合させることで、高速側の鞘軸7か
ら低速側のデフケース13へ駆動力が返送されるように
なっている。これは、対向して配設されたクラッチ板に
おける一般的な特性として、トルクの伝達が、速度の速
い方から遅い方へ行なわれるためである。
【0007】したがって、例えば、第2の出力軸3と入
力軸1との間の多板クラッチ機構Bが係合されると、第
2の出力軸3へ配分される駆動力の一部は入力軸1側へ
返送されて、第2の出力軸3へ配分される駆動力が減少
して、この分だけ、第1の出力軸2へ配分される駆動力
が増加する。上述の変速機構Aは、2つのプラネタリギ
ヤ機構を直列的に結合してなるいわゆるダブルプラネタ
リギヤ機構で構成されており、第2の出力軸3に設けら
れた変速機構Aを例に説明すると次のようになる。
力軸1との間の多板クラッチ機構Bが係合されると、第
2の出力軸3へ配分される駆動力の一部は入力軸1側へ
返送されて、第2の出力軸3へ配分される駆動力が減少
して、この分だけ、第1の出力軸2へ配分される駆動力
が増加する。上述の変速機構Aは、2つのプラネタリギ
ヤ機構を直列的に結合してなるいわゆるダブルプラネタ
リギヤ機構で構成されており、第2の出力軸3に設けら
れた変速機構Aを例に説明すると次のようになる。
【0008】すなわち、第2の出力軸3には第1のサン
ギヤ4Aが固着されており、この第1のサンギヤ4A
は、その外周において第1のプラネタリピニオン5Aに
螺合している。また、第1のプラネタリピニオン5A
は、第2のプラネタリピニオン5Bと一体に固着され、
共にピニオンシャフト6Aを通じて、ケーシング(固定
部)に固着されたキャリア6に枢支されている。これに
より、第1のプラネタリピニオン5Aと第2のプラネタ
リピニオン5Bとが、ピニオンシャフト6Aを中心とし
て同一の回転を行なうようになっている。
ギヤ4Aが固着されており、この第1のサンギヤ4A
は、その外周において第1のプラネタリピニオン5Aに
螺合している。また、第1のプラネタリピニオン5A
は、第2のプラネタリピニオン5Bと一体に固着され、
共にピニオンシャフト6Aを通じて、ケーシング(固定
部)に固着されたキャリア6に枢支されている。これに
より、第1のプラネタリピニオン5Aと第2のプラネタ
リピニオン5Bとが、ピニオンシャフト6Aを中心とし
て同一の回転を行なうようになっている。
【0009】さらに、第2のプラネタリピニオン5B
は、第2の出力軸3に枢支された第2のサンギヤ4Bに
螺合しており、第2のサンギヤ4Bは、鞘軸7を介して
多板クラッチ機構Bのクラッチ板8Aに連結されてい
る。また、多板クラッチ機構Bの他方のクラッチ板8B
は、入力軸1により駆動されるデフケース13に連結さ
れている。
は、第2の出力軸3に枢支された第2のサンギヤ4Bに
螺合しており、第2のサンギヤ4Bは、鞘軸7を介して
多板クラッチ機構Bのクラッチ板8Aに連結されてい
る。また、多板クラッチ機構Bの他方のクラッチ板8B
は、入力軸1により駆動されるデフケース13に連結さ
れている。
【0010】そして、図17の構造では、第1のサンギ
ヤ4Aが第2のサンギヤ4Bより大きい径で形成されて
いるので、第2のサンギヤ4Bの回転速度は第1のサン
ギヤ4Aより大きくなり、この変速機構Aは増速機構と
してはたらくようになっている。したがって、クラッチ
板8Aの回転速度がクラッチ板8Bより大きく、多板ク
ラッチ機構Bを係合させた場合には、この係合状態に応
じた量のトルクが、第2の出力軸3側から入力軸1側へ
返送されるようになっている。
ヤ4Aが第2のサンギヤ4Bより大きい径で形成されて
いるので、第2のサンギヤ4Bの回転速度は第1のサン
ギヤ4Aより大きくなり、この変速機構Aは増速機構と
してはたらくようになっている。したがって、クラッチ
板8Aの回転速度がクラッチ板8Bより大きく、多板ク
ラッチ機構Bを係合させた場合には、この係合状態に応
じた量のトルクが、第2の出力軸3側から入力軸1側へ
返送されるようになっている。
【0011】一方、第1の出力軸2にそなえられる変速
機構A及び多板クラッチ機構Bも、同様に構成されてお
り、入力軸1からの駆動トルクを第1の出力軸2により
多く配分したい場合には、その配分したい程度(配分
比)に応じて第2の出力軸3側の多板クラッチ機構Bを
適当に係合し、第2の出力軸3により多く配分したい場
合には、その配分比に応じて第1の出力軸2側の多板ク
ラッチ機構Bを適当に係合する。
機構A及び多板クラッチ機構Bも、同様に構成されてお
り、入力軸1からの駆動トルクを第1の出力軸2により
多く配分したい場合には、その配分したい程度(配分
比)に応じて第2の出力軸3側の多板クラッチ機構Bを
適当に係合し、第2の出力軸3により多く配分したい場
合には、その配分比に応じて第1の出力軸2側の多板ク
ラッチ機構Bを適当に係合する。
【0012】また、多板クラッチ機構Bを油圧駆動式の
ものにすると、油圧の大きさを調整することで多板クラ
ッチ機構Bの係合状態を制御でき、第1の出力軸2又は
第2の出力軸3から入力軸1への駆動力の返送量(つま
りは駆動力の左右配分比)を調整することができる。こ
のような装置によれば、ブレーキ等のエネルギーロスを
用いてトルク配分を調整するのでなく、一方のトルクの
所要量を他方に転送することによりトルク配分が調整さ
れるため、ほとんどトルクロスやエネルギロスを招来す
ることなく、所望のトルク配分を得ることができる。
ものにすると、油圧の大きさを調整することで多板クラ
ッチ機構Bの係合状態を制御でき、第1の出力軸2又は
第2の出力軸3から入力軸1への駆動力の返送量(つま
りは駆動力の左右配分比)を調整することができる。こ
のような装置によれば、ブレーキ等のエネルギーロスを
用いてトルク配分を調整するのでなく、一方のトルクの
所要量を他方に転送することによりトルク配分が調整さ
れるため、ほとんどトルクロスやエネルギロスを招来す
ることなく、所望のトルク配分を得ることができる。
【0013】したがって、上述のような装置を、例えば
図18に示すような従来のディファレンシャル装置9′
におけるデフキャリア12やデフケース13′等の部品
を利用しながら実現することが望ましい。なお、図18
に示すディファレンシャル装置は後輪用のもので、入力
軸1と左右輪への出力軸2,3との間に介装され、入力
軸1の端部に設けられたドライブピニオン9Bと、この
ドライブピニオン9Bに噛合するリングギヤ9Aと、リ
ングギヤ9Aを設置されたデフケース13′と、このデ
フケース13′に枢着されたピニオン9a′と、出力軸
2,3の端部にそれぞれ設けられてピニオン9aと噛合
するピニオン9b′,9c′とをそなえて構成されてい
る。そして、センターディファレンシャル及びプロペラ
シャフト(共に図示省略)を介して入力軸1からエンジ
ン出力を入力されると、このエンジン出力(駆動力)
を、ドライブピニオン9B,リングギヤ9A,ピニオン
9a′,9b′,9c′を通じて左右輪へ差動を許容し
ながら伝達するようになっている。
図18に示すような従来のディファレンシャル装置9′
におけるデフキャリア12やデフケース13′等の部品
を利用しながら実現することが望ましい。なお、図18
に示すディファレンシャル装置は後輪用のもので、入力
軸1と左右輪への出力軸2,3との間に介装され、入力
軸1の端部に設けられたドライブピニオン9Bと、この
ドライブピニオン9Bに噛合するリングギヤ9Aと、リ
ングギヤ9Aを設置されたデフケース13′と、このデ
フケース13′に枢着されたピニオン9a′と、出力軸
2,3の端部にそれぞれ設けられてピニオン9aと噛合
するピニオン9b′,9c′とをそなえて構成されてい
る。そして、センターディファレンシャル及びプロペラ
シャフト(共に図示省略)を介して入力軸1からエンジ
ン出力を入力されると、このエンジン出力(駆動力)
を、ドライブピニオン9B,リングギヤ9A,ピニオン
9a′,9b′,9c′を通じて左右輪へ差動を許容し
ながら伝達するようになっている。
【0014】ところで、このような装置では、多板クラ
ッチ機構Bを従来のデフキャリア内に設け、変速機構A
をデフキャリア外に設けることが考えられるが、このよ
うな場合、多板クラッチ機構Bと変速機構Aとを連結す
る鞘軸7は、分割する必要があり、組み立て時に連結す
ることとなる。したがって、鞘軸7の連結部には、第2
の出力軸3から入力軸1へ返送されるトルクが作用する
とともに、多板クラッチ機構Bにおけるクラッチ板のス
トロークに対応した軸力が作用する。
ッチ機構Bを従来のデフキャリア内に設け、変速機構A
をデフキャリア外に設けることが考えられるが、このよ
うな場合、多板クラッチ機構Bと変速機構Aとを連結す
る鞘軸7は、分割する必要があり、組み立て時に連結す
ることとなる。したがって、鞘軸7の連結部には、第2
の出力軸3から入力軸1へ返送されるトルクが作用する
とともに、多板クラッチ機構Bにおけるクラッチ板のス
トロークに対応した軸力が作用する。
【0015】しかしながら、このような軸力と回転力と
の双方が作用する軸連結部に、従来のスプラインとサー
クリップによる機構を採用した場合には、回転力の伝達
は十分可能であるものの、引っ張り力(軸力)は、小さ
な値しか負担することができないという課題がある。す
なわち、負担できる引っ張り力を大きくするためには、
サークリップの抜け荷重を大きくする必要があるが、こ
のようにすると、分解時にそれ以上の力を加える必要が
あり、整備性が悪化して、上述のような駆動力配分装置
におけるように、整備が不可欠な機構には採用できない
という課題がある。
の双方が作用する軸連結部に、従来のスプラインとサー
クリップによる機構を採用した場合には、回転力の伝達
は十分可能であるものの、引っ張り力(軸力)は、小さ
な値しか負担することができないという課題がある。す
なわち、負担できる引っ張り力を大きくするためには、
サークリップの抜け荷重を大きくする必要があるが、こ
のようにすると、分解時にそれ以上の力を加える必要が
あり、整備性が悪化して、上述のような駆動力配分装置
におけるように、整備が不可欠な機構には採用できない
という課題がある。
【0016】本考案は、このような課題に鑑み創案され
たもので、整備性を確保しながら、軸力と回転力との双
方を十分に負担できるようにするとともに、容易に加工
も行なえるようにした、軸連結機構を提供することを目
的とする。
たもので、整備性を確保しながら、軸力と回転力との双
方を十分に負担できるようにするとともに、容易に加工
も行なえるようにした、軸連結機構を提供することを目
的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】このため、本考案の軸連
結機構は、相互に駆動力を伝達すべき第1および第2の
軸の各端部を連結する軸連結機構において、上記の第1
および第2の軸の各端部に軸方向に延在して形成されて
相互の嵌合により回転方向の係止を行なう第1および第
2の回転力係止突起と、上記の第1および第2の軸の軸
方向の係止を行なうべくこれらの軸の双方に外装される
円筒状の連結部材とをそなえ、上記第1の回転力係止突
起の外周に周方向へ延在するように形成された軸方向係
止溝と、上記連結部材の先端側内周に突設され該連結部
材の上記第1の軸に対する相対回転により上記軸方向係
止溝に整合する連結部材内突起とが設けられるととも
に、上記連結部材内突起が上記軸方向係止溝へ整合した
状態を維持するように上記連結部材を上記第1の軸に対
して回転規制する軸方向係止用回転規制手段が設けられ
ていることを特徴としている。
結機構は、相互に駆動力を伝達すべき第1および第2の
軸の各端部を連結する軸連結機構において、上記の第1
および第2の軸の各端部に軸方向に延在して形成されて
相互の嵌合により回転方向の係止を行なう第1および第
2の回転力係止突起と、上記の第1および第2の軸の軸
方向の係止を行なうべくこれらの軸の双方に外装される
円筒状の連結部材とをそなえ、上記第1の回転力係止突
起の外周に周方向へ延在するように形成された軸方向係
止溝と、上記連結部材の先端側内周に突設され該連結部
材の上記第1の軸に対する相対回転により上記軸方向係
止溝に整合する連結部材内突起とが設けられるととも
に、上記連結部材内突起が上記軸方向係止溝へ整合した
状態を維持するように上記連結部材を上記第1の軸に対
して回転規制する軸方向係止用回転規制手段が設けられ
ていることを特徴としている。
【0018】
【作用】上述の本考案の軸連結機構では、相互に駆動力
を伝達すべき第1の軸と第2の軸とが、それぞれの端部
に形成された第1および第2の回転力係止突起相互の嵌
合により回転方向において連結され、第1および第2の
軸の双方に外装される円筒状の連結部材により、第1お
よび第2の軸が軸方向において連結される。この際に、
第1の軸の端部における連結部材との軸方向連結は、連
結部材の第1の軸に対する相対回転により連結部材内突
起を軸方向係止溝に整合させ、軸方向係止用回転規制手
段により、この連結部材内突起が上記軸方向係止溝へ整
合した状態が維持される。
を伝達すべき第1の軸と第2の軸とが、それぞれの端部
に形成された第1および第2の回転力係止突起相互の嵌
合により回転方向において連結され、第1および第2の
軸の双方に外装される円筒状の連結部材により、第1お
よび第2の軸が軸方向において連結される。この際に、
第1の軸の端部における連結部材との軸方向連結は、連
結部材の第1の軸に対する相対回転により連結部材内突
起を軸方向係止溝に整合させ、軸方向係止用回転規制手
段により、この連結部材内突起が上記軸方向係止溝へ整
合した状態が維持される。
【0019】
【実施例】以下、図面により、本考案の一実施例として
の軸連結機構について説明すると、図1はその縦断面
図、図2はその第1の軸を示す縦断面図、図3はその第
1の軸を示す左側面図、図4はその連結部材を示す縦断
面図、図5はその連結部材を示す左側面図、図6はその
連結部材を示す右側面図、図7はその第2の軸を示す縦
断面図、図8はその第2の軸を示す左側面図、図9はそ
の第2の軸を示す右側面図、図10はその第2の軸の右
端部を示す縦断面図、図11はその要部構成を示す断面
図(図1のE−E矢視断面図)、図12はその要部構成
を示す断面図(図1のF−F矢視断面図)、図13はそ
の軸連結機構をそなえた車両用左右駆動力配分装置の要
部構成について下半部を回転断面で示す横断面図、図1
4はその要部構成を示す断面図(図13のA−A矢視断
面図)、図15はその要部構成を示す断面図(図13の
B−B矢視断面図)、図16はその要部構成を示す断面
図(図13のC−C矢視断面図)である。
の軸連結機構について説明すると、図1はその縦断面
図、図2はその第1の軸を示す縦断面図、図3はその第
1の軸を示す左側面図、図4はその連結部材を示す縦断
面図、図5はその連結部材を示す左側面図、図6はその
連結部材を示す右側面図、図7はその第2の軸を示す縦
断面図、図8はその第2の軸を示す左側面図、図9はそ
の第2の軸を示す右側面図、図10はその第2の軸の右
端部を示す縦断面図、図11はその要部構成を示す断面
図(図1のE−E矢視断面図)、図12はその要部構成
を示す断面図(図1のF−F矢視断面図)、図13はそ
の軸連結機構をそなえた車両用左右駆動力配分装置の要
部構成について下半部を回転断面で示す横断面図、図1
4はその要部構成を示す断面図(図13のA−A矢視断
面図)、図15はその要部構成を示す断面図(図13の
B−B矢視断面図)、図16はその要部構成を示す断面
図(図13のC−C矢視断面図)である。
【0020】この実施例の軸連結機構は、車両用左右駆
動力配分装置にそなえられている。かかる車両用左右駆
動力配分装置は、自動車における後輪の左右駆動力を行
なうもので、ここでは特に四輪駆動車の後輪側にそなえ
られ、センターディファレンシャル(図示省略)を通じ
て後輪側へ出力された駆動力をプロペラシャフト(図示
省略)を介して入力軸1に受けて、この駆動力を左右に
配分できるようになっている。
動力配分装置にそなえられている。かかる車両用左右駆
動力配分装置は、自動車における後輪の左右駆動力を行
なうもので、ここでは特に四輪駆動車の後輪側にそなえ
られ、センターディファレンシャル(図示省略)を通じ
て後輪側へ出力された駆動力をプロペラシャフト(図示
省略)を介して入力軸1に受けて、この駆動力を左右に
配分できるようになっている。
【0021】この車両用左右駆動力配分装置は、図13
〜16に示すように構成されるが、この装置の原理自体
は既に説明したもの(図17参照)と同様に構成されて
いる。つまり、自動車のエンジン出力のうち後輪側へ配
分された回転駆動力を入力される入力軸1と、入力軸1
から入力された駆動力を出力する第1及び第2の出力軸
2,3とを連結するように設けられおり、第1の出力軸
2はその左端を左輪の駆動系に連結され、第2の出力軸
3はその右端を右輪の駆動系に連結されている。
〜16に示すように構成されるが、この装置の原理自体
は既に説明したもの(図17参照)と同様に構成されて
いる。つまり、自動車のエンジン出力のうち後輪側へ配
分された回転駆動力を入力される入力軸1と、入力軸1
から入力された駆動力を出力する第1及び第2の出力軸
2,3とを連結するように設けられおり、第1の出力軸
2はその左端を左輪の駆動系に連結され、第2の出力軸
3はその右端を右輪の駆動系に連結されている。
【0022】なお、この車両用左右駆動力配分装置は左
右対称であり、図13中では、装置の軸連結機構にかか
る部分は主として左側の部材のみに符号を付し、その他
の部分は主として右側の部材のみに符号を付している。
第1の出力軸2の基端と第2の出力軸3の基端と入力軸
1の後端との間には、差動機構S1と駆動力伝達制御機
構Sとが介装されており、これらの機構により、第1の
出力軸2と第2の出力軸3との差動を許容しながら第1
の出力軸2と第2の出力軸3とに伝達される駆動力を所
要の比率に配分できるようになっている。
右対称であり、図13中では、装置の軸連結機構にかか
る部分は主として左側の部材のみに符号を付し、その他
の部分は主として右側の部材のみに符号を付している。
第1の出力軸2の基端と第2の出力軸3の基端と入力軸
1の後端との間には、差動機構S1と駆動力伝達制御機
構Sとが介装されており、これらの機構により、第1の
出力軸2と第2の出力軸3との差動を許容しながら第1
の出力軸2と第2の出力軸3とに伝達される駆動力を所
要の比率に配分できるようになっている。
【0023】特に、駆動力伝達制御機構Sは、変速機構
Aと多板クラッチ機構Bとをそなえて構成されている。
これらの変速機構A及び多板クラッチ機構Bは、第1の
出力軸2と入力軸1との間及び第2の出力軸3と入力軸
1との間に介装されており、第1の出力軸2又は第2の
出力軸3の回転速度が、変速機構Aにより増速されて駆
動力伝達補助部材としての鞘軸7に伝えられるようにな
っている。
Aと多板クラッチ機構Bとをそなえて構成されている。
これらの変速機構A及び多板クラッチ機構Bは、第1の
出力軸2と入力軸1との間及び第2の出力軸3と入力軸
1との間に介装されており、第1の出力軸2又は第2の
出力軸3の回転速度が、変速機構Aにより増速されて駆
動力伝達補助部材としての鞘軸7に伝えられるようにな
っている。
【0024】そして、多板クラッチ機構Bは、この鞘軸
7と入力軸1側のデファレンシャルケース(以下、デフ
ケースと略す)13との間に介装されており、この多板
クラッチ機構Bを係合させることで、高速側の鞘軸7か
ら低速側のデフケース13へ駆動力が返送されるように
なっている。これは、対向して配設されたクラッチ板に
おける一般的な特性として、トルクの伝達が、速度の速
い方から遅い方へ行なわれるためである。
7と入力軸1側のデファレンシャルケース(以下、デフ
ケースと略す)13との間に介装されており、この多板
クラッチ機構Bを係合させることで、高速側の鞘軸7か
ら低速側のデフケース13へ駆動力が返送されるように
なっている。これは、対向して配設されたクラッチ板に
おける一般的な特性として、トルクの伝達が、速度の速
い方から遅い方へ行なわれるためである。
【0025】したがって、例えば、第2の出力軸3と入
力軸1との間の多板クラッチ機構Bが係合されると、第
2の出力軸3へ配分される駆動力の一部は入力軸1側へ
返送されて、第2の出力軸3へ配分される駆動力が減少
して、この分だけ、第1の出力軸2へ配分される駆動力
が増加するようになっている。逆に、第1の出力軸2と
入力軸1との間の多板クラッチ機構Bが係合されると、
第1の出力軸2へ配分される駆動力の一部は入力軸1側
へ返送されて、第1の出力軸2へ配分される駆動力が減
少して、この分だけ、第2の出力軸3へ配分される駆動
力が増加するようになっている。
力軸1との間の多板クラッチ機構Bが係合されると、第
2の出力軸3へ配分される駆動力の一部は入力軸1側へ
返送されて、第2の出力軸3へ配分される駆動力が減少
して、この分だけ、第1の出力軸2へ配分される駆動力
が増加するようになっている。逆に、第1の出力軸2と
入力軸1との間の多板クラッチ機構Bが係合されると、
第1の出力軸2へ配分される駆動力の一部は入力軸1側
へ返送されて、第1の出力軸2へ配分される駆動力が減
少して、この分だけ、第2の出力軸3へ配分される駆動
力が増加するようになっている。
【0026】上述の変速機構Aは、2つのプラネタリギ
ヤ機構を直列的に結合してなるいわゆるダブルプラネタ
リギヤ機構で構成されており、第2の出力軸3に設けら
れた変速機構Aを例に説明すると次のようになる。すな
わち、第2の出力軸3に第1のサンギヤ4Aが、スプラ
イン及びサークリップ10により固着されており、第1
のサンギヤ4Aは、その外周において第1のプラネタリ
ギヤ5Aに螺合している。また、第1のプラネタリギヤ
5Aは、第2のプラネタリギヤ5Bと一体に形成されて
おり、本実施例では、同一の歯数で一体の部品(つま
り、1つのプラネタリギヤ)5として形成されている。
ヤ機構を直列的に結合してなるいわゆるダブルプラネタ
リギヤ機構で構成されており、第2の出力軸3に設けら
れた変速機構Aを例に説明すると次のようになる。すな
わち、第2の出力軸3に第1のサンギヤ4Aが、スプラ
イン及びサークリップ10により固着されており、第1
のサンギヤ4Aは、その外周において第1のプラネタリ
ギヤ5Aに螺合している。また、第1のプラネタリギヤ
5Aは、第2のプラネタリギヤ5Bと一体に形成されて
おり、本実施例では、同一の歯数で一体の部品(つま
り、1つのプラネタリギヤ)5として形成されている。
【0027】これらの、第1のプラネタリギヤ5Aと第
2のプラネタリギヤ5Bとは、変速機構Aのケーシング
11に固着されたキャリア6にピニオンシャフト6Aを
介し枢支されており、第1のプラネタリギヤ5Aと第2
のプラネタリギヤ5Bとが、ピニオンシャフト6Aを中
心として同一の回転を行なうようになっている。さら
に、第2のプラネタリギヤ5Bは、第2のサンギヤ4B
に螺合しており、第2のサンギヤ4Bは、第2の出力軸
3に枢支された円筒状の鞘軸7に取り付けられており、
この鞘軸7を介して多板クラッチ機構Bのクラッチ板8
Aに連結されている。
2のプラネタリギヤ5Bとは、変速機構Aのケーシング
11に固着されたキャリア6にピニオンシャフト6Aを
介し枢支されており、第1のプラネタリギヤ5Aと第2
のプラネタリギヤ5Bとが、ピニオンシャフト6Aを中
心として同一の回転を行なうようになっている。さら
に、第2のプラネタリギヤ5Bは、第2のサンギヤ4B
に螺合しており、第2のサンギヤ4Bは、第2の出力軸
3に枢支された円筒状の鞘軸7に取り付けられており、
この鞘軸7を介して多板クラッチ機構Bのクラッチ板8
Aに連結されている。
【0028】ここで、多板クラッチ機構Bは、対向する
クラッチ板8Aとクラッチ板8Bとをデフキャリア12
内のデフケース13に格納するようにして装備されてお
り、クラッチ板8Bは、デフケース13内周の突起13
aに回転方向を係止されるようになっている。デフケー
ス13はディファレンシャル9を構成するベベルギヤ
(リングギヤ)9Aを固着されているため、多板クラッ
チ機構Bにおける他方のクラッチ板8Bは、デフケース
13及びベベルギヤ9Aを介して、入力軸1の後端を構
成するベベルギヤ(ドライブピニオン)9Bに連結され
ている。
クラッチ板8Aとクラッチ板8Bとをデフキャリア12
内のデフケース13に格納するようにして装備されてお
り、クラッチ板8Bは、デフケース13内周の突起13
aに回転方向を係止されるようになっている。デフケー
ス13はディファレンシャル9を構成するベベルギヤ
(リングギヤ)9Aを固着されているため、多板クラッ
チ機構Bにおける他方のクラッチ板8Bは、デフケース
13及びベベルギヤ9Aを介して、入力軸1の後端を構
成するベベルギヤ(ドライブピニオン)9Bに連結され
ている。
【0029】すなわち、入力軸1は、ベベルギヤ9A,
ベベルギヤ9B及びデフケース13を介しクラッチ板8
Bに連結されており、入力軸1からベベルギヤ9A,ベ
ベルギヤ9B,デフケース13,差動機構S1を介して
第1の出力軸2及び第2の出力軸3に伝達される通常の
駆動力伝達ルートの他に、第1の出力軸2又は第2の出
力軸3から変速機構A,鞘軸7,多板クラッチ機構B,
デフケース13,ベベルギヤ9A,ベベルギヤ9Bを介
して入力軸1側に通じる駆動力伝達ルートが設けられる
ことになる。
ベベルギヤ9B及びデフケース13を介しクラッチ板8
Bに連結されており、入力軸1からベベルギヤ9A,ベ
ベルギヤ9B,デフケース13,差動機構S1を介して
第1の出力軸2及び第2の出力軸3に伝達される通常の
駆動力伝達ルートの他に、第1の出力軸2又は第2の出
力軸3から変速機構A,鞘軸7,多板クラッチ機構B,
デフケース13,ベベルギヤ9A,ベベルギヤ9Bを介
して入力軸1側に通じる駆動力伝達ルートが設けられる
ことになる。
【0030】なお、図13の構造では、第1のサンギヤ
4Aと第2のサンギヤ4Bとは同一の歯で形成されてい
るが、歯数は転移歯車により第1のサンギヤ4Aの方が
第2のサンギヤ4Bよりも多くなっている。したがっ
て、第2のサンギヤ4Bの回転速度は第1のサンギヤ4
Aよりも大きく、変速機構Aは増速機構として構成され
ている。このため、クラッチ板8Aの回転速度はクラッ
チ板8Bよりも大きくなり、多板クラッチ機構Bを所要
の結合状態にした場合には、所要量のトルクが、第2の
出力軸3側から入力軸1側へ返送されるようになってい
る。
4Aと第2のサンギヤ4Bとは同一の歯で形成されてい
るが、歯数は転移歯車により第1のサンギヤ4Aの方が
第2のサンギヤ4Bよりも多くなっている。したがっ
て、第2のサンギヤ4Bの回転速度は第1のサンギヤ4
Aよりも大きく、変速機構Aは増速機構として構成され
ている。このため、クラッチ板8Aの回転速度はクラッ
チ板8Bよりも大きくなり、多板クラッチ機構Bを所要
の結合状態にした場合には、所要量のトルクが、第2の
出力軸3側から入力軸1側へ返送されるようになってい
る。
【0031】第1の出力軸2における変速機構A及び多
板クラッチ機構Bも、上記同様に装備されており、第1
の出力軸2から入力軸1側へのトルク伝達が制御される
ようになっている。ところで、第1の出力軸2と第2の
出力軸3との差回転を許容する差動機構S1は、遊星歯
車機構で構成されており、これにより一対の多板クラッ
チ装置Bと差動機構S1とが同一のデフキャリア12内
に設けられている。
板クラッチ機構Bも、上記同様に装備されており、第1
の出力軸2から入力軸1側へのトルク伝達が制御される
ようになっている。ところで、第1の出力軸2と第2の
出力軸3との差回転を許容する差動機構S1は、遊星歯
車機構で構成されており、これにより一対の多板クラッ
チ装置Bと差動機構S1とが同一のデフキャリア12内
に設けられている。
【0032】つまり、差動機構S1としての遊星歯車機
構は、リングギヤ14とプラネタリギヤ15とサンンギ
ヤ16とをそなえ、リングギヤ14がデフケース13の
内周に形成され、サンギヤ16が第2の出力軸3に取り
付けられ、プラネタリギヤ15を軸支するキャリア17
が第1の出力軸2に取り付けられている。これにより、
デフケース13に入力された駆動力は、リングギヤ14
からプラネタリギヤ15に入力されてキャリア17から
第1の出力軸2に伝達される一方で、リングギヤ14か
らプラネタリギヤ15を介してサンギヤ16に入力され
て第1の出力軸2に伝達されるようになっている。
構は、リングギヤ14とプラネタリギヤ15とサンンギ
ヤ16とをそなえ、リングギヤ14がデフケース13の
内周に形成され、サンギヤ16が第2の出力軸3に取り
付けられ、プラネタリギヤ15を軸支するキャリア17
が第1の出力軸2に取り付けられている。これにより、
デフケース13に入力された駆動力は、リングギヤ14
からプラネタリギヤ15に入力されてキャリア17から
第1の出力軸2に伝達される一方で、リングギヤ14か
らプラネタリギヤ15を介してサンギヤ16に入力され
て第1の出力軸2に伝達されるようになっている。
【0033】なお、この遊星歯車機構において、プラネ
タリギヤ15はインナピニオンとアウタピニオンとの2
つのピニオンが噛合して一体化されたダブル形式で構成
されている。これらのインナピニオン及びアウタピニオ
ンは何れもキャリア17に枢支され、アウタピニオンが
リングギヤ14に螺合し、インナピニオンがサンンギヤ
16に螺合しており、サンンギヤ16側とリングギヤ1
4側との相対的な回転方向が一致するように設定されて
いる。
タリギヤ15はインナピニオンとアウタピニオンとの2
つのピニオンが噛合して一体化されたダブル形式で構成
されている。これらのインナピニオン及びアウタピニオ
ンは何れもキャリア17に枢支され、アウタピニオンが
リングギヤ14に螺合し、インナピニオンがサンンギヤ
16に螺合しており、サンンギヤ16側とリングギヤ1
4側との相対的な回転方向が一致するように設定されて
いる。
【0034】また、この差動機構S1は、デフケース1
3内において、一対の多板クラッチ機構B,Bの間に装
備されているが、差動機構S1を遊星歯車機構で構成し
ているため軸方向にコンパクトであり、差動機構S1及
び多板クラッチ機構Bを従来用いられているデフケース
13内に共に格納している。これにより、デフケース1
3を格納するデフキャリア12も従来の部品で構成され
ている。
3内において、一対の多板クラッチ機構B,Bの間に装
備されているが、差動機構S1を遊星歯車機構で構成し
ているため軸方向にコンパクトであり、差動機構S1及
び多板クラッチ機構Bを従来用いられているデフケース
13内に共に格納している。これにより、デフケース1
3を格納するデフキャリア12も従来の部品で構成され
ている。
【0035】なお、中空円筒状のデフケース13は、そ
の両端の小径部を、ベアリング18を介しデフキャリア
12の両端における開口部に枢支されている。そして、
多板クラッチ機構Bは、前述のように、クラッチ板8A
とクラッチ板8Bとをそなえて構成されるそのクラッチ
部B1をデフケース13内に配設されるとともに、クラ
ッチ部B1を駆動するピストン部B2をデフケース13
外に配設されている。
の両端の小径部を、ベアリング18を介しデフキャリア
12の両端における開口部に枢支されている。そして、
多板クラッチ機構Bは、前述のように、クラッチ板8A
とクラッチ板8Bとをそなえて構成されるそのクラッチ
部B1をデフケース13内に配設されるとともに、クラ
ッチ部B1を駆動するピストン部B2をデフケース13
外に配設されている。
【0036】すなわち、デフキャリア12の両端開口部
には、中空円筒状に形成された変速機構Aのケーシング
11が、外方から嵌挿され、その基端小径部11Aがボ
ルト19により締めつけ固定されており、この基端小径
部11A内にはその内壁に沿い延在する摺動部20Aを
そなえたピストン20が設けられている。ピストン20
は、ケーシング11の基端小径部11Aから大径部11
Bに至る内壁に沿うように延在して、小径の摺動部20
Aと大径の摺動部20Bとをそなえた段付きの中空円筒
状に形成されている。
には、中空円筒状に形成された変速機構Aのケーシング
11が、外方から嵌挿され、その基端小径部11Aがボ
ルト19により締めつけ固定されており、この基端小径
部11A内にはその内壁に沿い延在する摺動部20Aを
そなえたピストン20が設けられている。ピストン20
は、ケーシング11の基端小径部11Aから大径部11
Bに至る内壁に沿うように延在して、小径の摺動部20
Aと大径の摺動部20Bとをそなえた段付きの中空円筒
状に形成されている。
【0037】そして、小径の摺動部20Aと大径の摺動
部20Bとの間における環状鉛直面20Cが加圧面とし
て構成され、この加圧面20Cと、ケーシング11の基
端小径部11Aから大径部11Bに至る内壁面11Cと
の間に、加圧作動室(加圧室)20Dが形成されてい
る。加圧作動室20Dには、図示しない作動油供給路が
接続されており、コントローラ等の制御信号に基づき油
圧源から所要の作動油圧が加圧作動室20Dに供給さ
れ、ピストン20が所要量変位するようになっている。
部20Bとの間における環状鉛直面20Cが加圧面とし
て構成され、この加圧面20Cと、ケーシング11の基
端小径部11Aから大径部11Bに至る内壁面11Cと
の間に、加圧作動室(加圧室)20Dが形成されてい
る。加圧作動室20Dには、図示しない作動油供給路が
接続されており、コントローラ等の制御信号に基づき油
圧源から所要の作動油圧が加圧作動室20Dに供給さ
れ、ピストン20が所要量変位するようになっている。
【0038】このようにして、多板クラッチ機構Bのピ
ストン部B2がデフケース13外のケーシング11内に
形成されているのである。ところで、ピストン部B2に
おける大径の摺動部20Bの内周には、ベアリング21
が嵌挿されており、さらにベアリング21の内周には、
鞘軸7が嵌挿され、鞘軸7はベアリング21の内輪に固
着されている。
ストン部B2がデフケース13外のケーシング11内に
形成されているのである。ところで、ピストン部B2に
おける大径の摺動部20Bの内周には、ベアリング21
が嵌挿されており、さらにベアリング21の内周には、
鞘軸7が嵌挿され、鞘軸7はベアリング21の内輪に固
着されている。
【0039】すなわち、ピストン部B2がデフケース1
3外において回転部(鞘軸7)に対しベアリング21を
介し装備されており、ピストン20が変位すると、ベア
リング21を介して鞘軸7が軸方向へ所要量駆動される
ようになっている。そして、鞘軸7は多板クラッチ機構
Bにおけるクラッチ板8Aに接続されており、上記のよ
うに鞘軸7が駆動されると、クラッチ板8Aが変位し、
多板クラッチ機構Bをクラッチ板8A,8Bが互いに離
隔した結合解除状態から、クラッチ板8A,8Bが滑り
を伴いながら適当に係合した半結合状態、更には、クラ
ッチ板8A,8Bが完全に結合した完全結合状態まで適
宜制御できるようになっている。
3外において回転部(鞘軸7)に対しベアリング21を
介し装備されており、ピストン20が変位すると、ベア
リング21を介して鞘軸7が軸方向へ所要量駆動される
ようになっている。そして、鞘軸7は多板クラッチ機構
Bにおけるクラッチ板8Aに接続されており、上記のよ
うに鞘軸7が駆動されると、クラッチ板8Aが変位し、
多板クラッチ機構Bをクラッチ板8A,8Bが互いに離
隔した結合解除状態から、クラッチ板8A,8Bが滑り
を伴いながら適当に係合した半結合状態、更には、クラ
ッチ板8A,8Bが完全に結合した完全結合状態まで適
宜制御できるようになっている。
【0040】ところで、鞘軸7は、その先端がスプライ
ン機構を介し、第2のサンギヤ4Bに連結されており、
常時、変速機構Aで変速された速度の回転を行なうが、
ピストン20は、鞘軸7との間にベアリング21が介装
されているため、回転を行なわない非回転式で構成され
ている。これは、ピストン20とケーシング11内壁と
の間に設けられたシール機構22を良好に保つためであ
って、ピストン20は全く回転しないことが望ましい。
しかしながら、ベアリング21のみでは、ピストン20
は摩擦により連れ回りしてしまうため、ピストン部B2
においてピストン20とピストンリテーナとしてのケー
シング11との相対回転を規制する規制機構Cが設けら
れている。
ン機構を介し、第2のサンギヤ4Bに連結されており、
常時、変速機構Aで変速された速度の回転を行なうが、
ピストン20は、鞘軸7との間にベアリング21が介装
されているため、回転を行なわない非回転式で構成され
ている。これは、ピストン20とケーシング11内壁と
の間に設けられたシール機構22を良好に保つためであ
って、ピストン20は全く回転しないことが望ましい。
しかしながら、ベアリング21のみでは、ピストン20
は摩擦により連れ回りしてしまうため、ピストン部B2
においてピストン20とピストンリテーナとしてのケー
シング11との相対回転を規制する規制機構Cが設けら
れている。
【0041】規制機構Cは、ケーシング11における鉛
直な内壁面11Cに、ピストン20側へ向け軸方向に延
在するように立設されたピン23と、このピン23を遊
挿されたピストン20の案内孔20Eとで構成されてお
り、ピストン20の変位に際し、ピストン20はピン2
3が案内孔20Eに案内されることにより、その回転を
規制されるようになっている。
直な内壁面11Cに、ピストン20側へ向け軸方向に延
在するように立設されたピン23と、このピン23を遊
挿されたピストン20の案内孔20Eとで構成されてお
り、ピストン20の変位に際し、ピストン20はピン2
3が案内孔20Eに案内されることにより、その回転を
規制されるようになっている。
【0042】そして、ピストン20とケーシング11と
の間に設けられたシール機構22は、次のように構成さ
れている。すなわち、潤滑油(第2の液体)を内蔵され
た潤滑作動室(作動室)24がデフキャリア12とケー
シング11と包囲されて形成されており、ケーシング1
1側の潤滑作動室24内に、ピストン20が摺動部20
A,20Bをそなえて設けられている。特に、摺動部2
0Aはケーシング11の基端小径部11A内に、摺動部
20Bはケーシング11の大径部11B内に位置してい
る。そして、摺動部20Aと摺動部20Bとの間のピス
トン20の外壁面の段部と、基端小径部11Aと大径部
11Bとの間のケーシング11の内壁面11Cの段部と
の間に、潤滑作動室24から仕切られ加圧作動油を供給
された加圧室20Dを形成されている。
の間に設けられたシール機構22は、次のように構成さ
れている。すなわち、潤滑油(第2の液体)を内蔵され
た潤滑作動室(作動室)24がデフキャリア12とケー
シング11と包囲されて形成されており、ケーシング1
1側の潤滑作動室24内に、ピストン20が摺動部20
A,20Bをそなえて設けられている。特に、摺動部2
0Aはケーシング11の基端小径部11A内に、摺動部
20Bはケーシング11の大径部11B内に位置してい
る。そして、摺動部20Aと摺動部20Bとの間のピス
トン20の外壁面の段部と、基端小径部11Aと大径部
11Bとの間のケーシング11の内壁面11Cの段部と
の間に、潤滑作動室24から仕切られ加圧作動油を供給
された加圧室20Dを形成されている。
【0043】潤滑作動室24に内蔵される潤滑油と加圧
室20Dに内蔵される作動油とは油の性質が異なるの
で、加圧室20D内の作動油に潤滑油が混入することや
潤滑作動室24内の潤滑油に作動油が混入することを防
止する必要がある。そこで、潤滑作動室24と加圧室2
0Dとの間の液密性を確保すべく、作動室24(つま
り、ケーシング11)の内壁とピストンの摺動部20
A,20Bとの間にそれぞれシール機構22が介装され
ている。
室20Dに内蔵される作動油とは油の性質が異なるの
で、加圧室20D内の作動油に潤滑油が混入することや
潤滑作動室24内の潤滑油に作動油が混入することを防
止する必要がある。そこで、潤滑作動室24と加圧室2
0Dとの間の液密性を確保すべく、作動室24(つま
り、ケーシング11)の内壁とピストンの摺動部20
A,20Bとの間にそれぞれシール機構22が介装され
ている。
【0044】このシール機構22は、潤滑作動室側(デ
フケース13側,変速機構A側)に設けられた潤滑作動
室用シール(第2の液体用シール)22A,22Dと、
加圧室20D側に設けられた加圧室用シール(加圧作動
油用シール)22B,22Cとをそなえて構成され、潤
滑作動室用シール22A,22Dと加圧室用シール22
B,22Cとがその摺動範囲を相互に干渉しないように
離隔して配設されている。
フケース13側,変速機構A側)に設けられた潤滑作動
室用シール(第2の液体用シール)22A,22Dと、
加圧室20D側に設けられた加圧室用シール(加圧作動
油用シール)22B,22Cとをそなえて構成され、潤
滑作動室用シール22A,22Dと加圧室用シール22
B,22Cとがその摺動範囲を相互に干渉しないように
離隔して配設されている。
【0045】すなわち、潤滑作動室用シール22A,2
2Dと加圧室用シール22B,22Cとの距離は、ピス
トン20のストロークの2倍以上に設定されており、そ
れぞれのシール22A,22B,22C,22Dがケー
シング11内壁上を摺動しても、内壁から掻き採った油
が異なる側の作動室内に浸入することのないように構成
されている。
2Dと加圧室用シール22B,22Cとの距離は、ピス
トン20のストロークの2倍以上に設定されており、そ
れぞれのシール22A,22B,22C,22Dがケー
シング11内壁上を摺動しても、内壁から掻き採った油
が異なる側の作動室内に浸入することのないように構成
されている。
【0046】なお、ここでは、各シール22A,22
B,22C,22Dは、ピストン20側に形成された環
状溝に摺動時に変形しにくいDリングを嵌合させて、D
リングの曲面側をケーシング11の内壁面11Cに摺接
させたものであり、ピストン20のストロークに伴うシ
−ルの自転等を防止できるようになっている。そして、
潤滑作動室用シール22A,22Dと加圧室用シール2
2B,22Cとの間に位置に対応する潤滑作動室(ケー
シング11)の内壁において、全周に亘る溝25が形成
されるとともに、潤滑作動室(ケーシング11)の内壁
下部において溝25からケーシング11の外部に至るよ
うに外気連通路26が設けられている。なお、溝25
は、潤滑作動室用シール22Aの摺動範囲と加圧室用シ
ール22Bの摺動範囲との間、及び、潤滑作動室用シー
ル22Dの摺動範囲と加圧室用シール22Cの摺動範囲
との間で、各摺動範囲に干渉しない位置に配設されてい
る。
B,22C,22Dは、ピストン20側に形成された環
状溝に摺動時に変形しにくいDリングを嵌合させて、D
リングの曲面側をケーシング11の内壁面11Cに摺接
させたものであり、ピストン20のストロークに伴うシ
−ルの自転等を防止できるようになっている。そして、
潤滑作動室用シール22A,22Dと加圧室用シール2
2B,22Cとの間に位置に対応する潤滑作動室(ケー
シング11)の内壁において、全周に亘る溝25が形成
されるとともに、潤滑作動室(ケーシング11)の内壁
下部において溝25からケーシング11の外部に至るよ
うに外気連通路26が設けられている。なお、溝25
は、潤滑作動室用シール22Aの摺動範囲と加圧室用シ
ール22Bの摺動範囲との間、及び、潤滑作動室用シー
ル22Dの摺動範囲と加圧室用シール22Cの摺動範囲
との間で、各摺動範囲に干渉しない位置に配設されてい
る。
【0047】これは、各シール22A,22B,22
C,22Dが掻き採ったオイルを溝25に滞留させて、
潤滑作動室24と加圧室20Dとのオイル干渉を防止す
るとともに、いずれかのシールが破損したとき、溝25
に滞留させた後、外気連通路26を通じて漏出したオイ
ルを外部に排出させ、シールの破損を検知できるように
するとともに、混合した油が潤滑作動室24や加圧室2
0D側へ逆流しないようにすることを期待して装備され
ている。
C,22Dが掻き採ったオイルを溝25に滞留させて、
潤滑作動室24と加圧室20Dとのオイル干渉を防止す
るとともに、いずれかのシールが破損したとき、溝25
に滞留させた後、外気連通路26を通じて漏出したオイ
ルを外部に排出させ、シールの破損を検知できるように
するとともに、混合した油が潤滑作動室24や加圧室2
0D側へ逆流しないようにすることを期待して装備され
ている。
【0048】ところで、多板クラッチ機構Bのクラッチ
部B1は、デフケース13内に設けられているが、デフ
ケース13における左右の端部13A,13Bは、クラ
ッチ部B1の加圧に際しての支持部材として構成されて
いる。すなわち、鞘軸7に連結された多板クラッチ機構
Bのクラッチハブ8Cは、クラッチ部B1がデフケース
13内に設けられているため、クラッチ部B1より中央
側に配設され、クラッチハブ8Cとデフケース13の端
部13A,13Bとの間にクラッチ部B1が挟まれるよ
うにして装備されている。
部B1は、デフケース13内に設けられているが、デフ
ケース13における左右の端部13A,13Bは、クラ
ッチ部B1の加圧に際しての支持部材として構成されて
いる。すなわち、鞘軸7に連結された多板クラッチ機構
Bのクラッチハブ8Cは、クラッチ部B1がデフケース
13内に設けられているため、クラッチ部B1より中央
側に配設され、クラッチハブ8Cとデフケース13の端
部13A,13Bとの間にクラッチ部B1が挟まれるよ
うにして装備されている。
【0049】クラッチ部B1の加圧に際しては、ピスト
ン20により加圧されるクラッチハブ8Cと、この加圧
力を支持する支持部材が必要であるが、加圧力を鞘軸7
のピストン20による引っ張り力とすることにより、デ
フケース13の端部13A,13Bが支持部材としての
機能を持つようになっている。これにより、支持部材を
装備するためのスペースが不要になり、装置の小型化が
もたらされるようになっている。
ン20により加圧されるクラッチハブ8Cと、この加圧
力を支持する支持部材が必要であるが、加圧力を鞘軸7
のピストン20による引っ張り力とすることにより、デ
フケース13の端部13A,13Bが支持部材としての
機能を持つようになっている。これにより、支持部材を
装備するためのスペースが不要になり、装置の小型化が
もたらされるようになっている。
【0050】上述のように、多板クラッチ機構Bは鞘軸
7の引っ張り作動により、その結合が行なわれるが、鞘
軸7は、組み立て上の要請から、デフケース13外にお
いて、第2の軸としてのピストン部側部材7Aと第1の
軸としてのクラッチ部側部材7Bとに分割可能に構成さ
れている。そして、ピストン部側部材7Aとクラッチ部
側部材7Bとは、連結機構Dにより組み立て時に連結さ
れるようになっている。
7の引っ張り作動により、その結合が行なわれるが、鞘
軸7は、組み立て上の要請から、デフケース13外にお
いて、第2の軸としてのピストン部側部材7Aと第1の
軸としてのクラッチ部側部材7Bとに分割可能に構成さ
れている。そして、ピストン部側部材7Aとクラッチ部
側部材7Bとは、連結機構Dにより組み立て時に連結さ
れるようになっている。
【0051】連結機構Dは、図1〜13に示すように、
ピストン部側部材7Aとクラッチ部側部材7Bと連結部
材29とから構成されており、ピストン部側部材7Aと
クラッチ部側部材7Bとの連結すべき端部に、軸方向に
延在して形成された第1の回転力係止突起27Aおよび
第2の回転力係止突起28Aが対向するようにそれぞれ
複数(ここでは、6個)、等間隔で設けられている(図
2,3及び図7,9,10参照)。
ピストン部側部材7Aとクラッチ部側部材7Bと連結部
材29とから構成されており、ピストン部側部材7Aと
クラッチ部側部材7Bとの連結すべき端部に、軸方向に
延在して形成された第1の回転力係止突起27Aおよび
第2の回転力係止突起28Aが対向するようにそれぞれ
複数(ここでは、6個)、等間隔で設けられている(図
2,3及び図7,9,10参照)。
【0052】第1の回転力係止突起27Aと第2の回転
力係止突起28Aとは、図11に示すように、相互の嵌
合により回転方向に係止され、回転力の伝達が行なわれ
るようになっている。つまり、第1の回転力係止突起2
7Aはそれぞれ第2の回転力係止突起28A間に形成さ
れた凹部内に嵌合して、第2の回転力係止突起28Aは
それぞれ第1の回転力係止突起27A間に形成された凹
部内に嵌合することで、ピストン部側部材7Aとクラッ
チ部側部材7Bとが一体に回転するようになっている。
力係止突起28Aとは、図11に示すように、相互の嵌
合により回転方向に係止され、回転力の伝達が行なわれ
るようになっている。つまり、第1の回転力係止突起2
7Aはそれぞれ第2の回転力係止突起28A間に形成さ
れた凹部内に嵌合して、第2の回転力係止突起28Aは
それぞれ第1の回転力係止突起27A間に形成された凹
部内に嵌合することで、ピストン部側部材7Aとクラッ
チ部側部材7Bとが一体に回転するようになっている。
【0053】そして、ピストン部側部材7Aとクラッチ
部側部材7Bとの軸方向係止を行なうべく、円筒状の連
結部材29が、ピストン部側部材7Aおよびクラッチ部
側部材7Bの連結端部双方に外装されている。すなわ
ち、ピストン部側部材7Aと連結部材29とが軸方向に
係止されるとともに、クラッチ部側部材7Bと連結部材
29とが軸方向に係止されるようになっており、連結部
材29を介して、ピストン部側部材7Aとクラッチ部側
部材7Bとが軸方向に連結されている。
部側部材7Bとの軸方向係止を行なうべく、円筒状の連
結部材29が、ピストン部側部材7Aおよびクラッチ部
側部材7Bの連結端部双方に外装されている。すなわ
ち、ピストン部側部材7Aと連結部材29とが軸方向に
係止されるとともに、クラッチ部側部材7Bと連結部材
29とが軸方向に係止されるようになっており、連結部
材29を介して、ピストン部側部材7Aとクラッチ部側
部材7Bとが軸方向に連結されている。
【0054】ここで、クラッチ部側部材7Bと連結部材
29との連結は、次のようにして行なわれるようになっ
ている。すなわち、図2に示すように、第1の回転力係
止突起27Aの各外周において周方向へ延在するように
軸方向係止溝27Bが形成されている。また、図4,5
に示すように、連結部材29の先端側内周に連結部材内
突起29Aが突設されており、連結部材内突起29Aを
クラッチ部側部材7Bにおける第1の回転力係止突起2
7Aに当接させないようにしながら(第1の回転力係止
突起27Aの相互間を通じて)、連結部材29をクラッ
チ部側部材7Bに挿入嵌装して、この後、連結部材29
をクラッチ部側部材7Bに対し相対回転することによ
り、軸方向係止溝27Bに連結部材内突起29Aが整合
するようになっている。
29との連結は、次のようにして行なわれるようになっ
ている。すなわち、図2に示すように、第1の回転力係
止突起27Aの各外周において周方向へ延在するように
軸方向係止溝27Bが形成されている。また、図4,5
に示すように、連結部材29の先端側内周に連結部材内
突起29Aが突設されており、連結部材内突起29Aを
クラッチ部側部材7Bにおける第1の回転力係止突起2
7Aに当接させないようにしながら(第1の回転力係止
突起27Aの相互間を通じて)、連結部材29をクラッ
チ部側部材7Bに挿入嵌装して、この後、連結部材29
をクラッチ部側部材7Bに対し相対回転することによ
り、軸方向係止溝27Bに連結部材内突起29Aが整合
するようになっている。
【0055】そして、図1に示すように、この整合によ
りクラッチ部側部材7Bと連結部材29とが軸方向にお
いて係止されるようになっている。ところで、軸方向係
止溝27Bと連結部材内突起29Aとは、次のように軸
方向係止用回転規制手段Rによって、ピストン部側部材
7Aと連結部材29との相対回転の規制に連係しながら
互いの整合状態を保持されるようになっている。
りクラッチ部側部材7Bと連結部材29とが軸方向にお
いて係止されるようになっている。ところで、軸方向係
止溝27Bと連結部材内突起29Aとは、次のように軸
方向係止用回転規制手段Rによって、ピストン部側部材
7Aと連結部材29との相対回転の規制に連係しながら
互いの整合状態を保持されるようになっている。
【0056】すなわち、連結部材29とピストン部側部
材7Aとを回転方向に係止すべく、連結部材29の基端
側とピストン部側部材7Aの中間部とを回転規制する軸
方向係止用回転規制手段Rが設けられている。軸方向係
止用回転規制手段Rは、連結部材29の基端側において
軸方向に延在して周方向等間隔に設けられた6個の回転
規制突起29B(図4,5参照)と、ピストン部側部材
7Aの中間部において半径方向に突設された6個の回転
規制突起28B(図7,9参照)とが嵌合するように構
成されており、これらの嵌合により、連結部材29とピ
ストン部側部材7Aとが相互の回転を規制されてるよう
になっている。
材7Aとを回転方向に係止すべく、連結部材29の基端
側とピストン部側部材7Aの中間部とを回転規制する軸
方向係止用回転規制手段Rが設けられている。軸方向係
止用回転規制手段Rは、連結部材29の基端側において
軸方向に延在して周方向等間隔に設けられた6個の回転
規制突起29B(図4,5参照)と、ピストン部側部材
7Aの中間部において半径方向に突設された6個の回転
規制突起28B(図7,9参照)とが嵌合するように構
成されており、これらの嵌合により、連結部材29とピ
ストン部側部材7Aとが相互の回転を規制されてるよう
になっている。
【0057】回転規制突起28Bと回転規制突起28B
とは、クラッチ部側部材7Bの第1の回転力係止突起2
7Aとピストン部側部材7Aの第2の回転力係止突起2
8Aとが嵌合する位置関係にあるとき、同時に嵌合する
ようにその周方向位置を調整して形成されている。した
がって、図1に示すように、連結部材29の連結部材内
突起29Aと、クラッチ部側部材7Bにおける軸方向係
止溝27Bとが整合した状態で、上記の軸方向係止用回
転規制手段Rにより連結部材29とピストン部側部材7
Aとが回転方向に係止されることにより、回転方向にお
いて連結部材内突起29Aと軸方向係止溝27Bとは固
定関係となり、整合状態が保持されるようになってい
る。
とは、クラッチ部側部材7Bの第1の回転力係止突起2
7Aとピストン部側部材7Aの第2の回転力係止突起2
8Aとが嵌合する位置関係にあるとき、同時に嵌合する
ようにその周方向位置を調整して形成されている。した
がって、図1に示すように、連結部材29の連結部材内
突起29Aと、クラッチ部側部材7Bにおける軸方向係
止溝27Bとが整合した状態で、上記の軸方向係止用回
転規制手段Rにより連結部材29とピストン部側部材7
Aとが回転方向に係止されることにより、回転方向にお
いて連結部材内突起29Aと軸方向係止溝27Bとは固
定関係となり、整合状態が保持されるようになってい
る。
【0058】そして、軸方向係止用回転規制手段Rを構
成する回転規制突起28B,29Bには、その外周にス
ナップリング装着用の溝28C,29Cが形成されてお
り、連結部材29とピストン部側部材7Aとの軸方向に
おける係止が、溝28C,29Cを整合させてスナップ
リング36を嵌着することにより行なわれるようになっ
ている。
成する回転規制突起28B,29Bには、その外周にス
ナップリング装着用の溝28C,29Cが形成されてお
り、連結部材29とピストン部側部材7Aとの軸方向に
おける係止が、溝28C,29Cを整合させてスナップ
リング36を嵌着することにより行なわれるようになっ
ている。
【0059】このような構成により、鞘軸7におけるピ
ストン部側部材7Aとクラッチ部側部材7Bとの連結は
つぎのようにして行なわれる。まず、クラッチ部側部材
7Bの外側端に連結部材29の先端側を挿入し、連結部
材内突起29Aを第1の回転力係止突起27Aに衝突し
ないように調整しながら連結部材29の先端がクラッチ
部側部材7Bの段部に当接するまで押し込む。
ストン部側部材7Aとクラッチ部側部材7Bとの連結は
つぎのようにして行なわれる。まず、クラッチ部側部材
7Bの外側端に連結部材29の先端側を挿入し、連結部
材内突起29Aを第1の回転力係止突起27Aに衝突し
ないように調整しながら連結部材29の先端がクラッチ
部側部材7Bの段部に当接するまで押し込む。
【0060】このあと、連結部材29を回転させ、連結
部材29の連結部材内突起29Aをクラッチ部側部材7
Bの軸方向係止溝27Bに整合させる。そして、ピスト
ン部側部材7Aの先端部を連結部材29内に挿入し、ピ
ストン部側部材7A先端の第2の回転力係止突起28A
と、クラッチ部側部材7Bの第1の回転力係止突起27
Aとを嵌合させるようにする。
部材29の連結部材内突起29Aをクラッチ部側部材7
Bの軸方向係止溝27Bに整合させる。そして、ピスト
ン部側部材7Aの先端部を連結部材29内に挿入し、ピ
ストン部側部材7A先端の第2の回転力係止突起28A
と、クラッチ部側部材7Bの第1の回転力係止突起27
Aとを嵌合させるようにする。
【0061】このとき、連結部材29の回転規制突起2
9Bとピストン部側部材7Aの回転規制突起28Bと
は、上記の嵌合と同時に整合し嵌合される。これによ
り、クラッチ部側部材7Bと連結部材29とは、連結部
材29とピストン部側部材7Aとが軸方向係止用回転規
制手段Rにより連係されることにより、回転方向におい
て係止されるようになり、これにより連結部材内突起2
9Aと軸方向係止溝27Bとの整合状態が保持されるよ
うになって、クラッチ部側部材7Bと連結部材29との
軸方向における係止状態が形成される。
9Bとピストン部側部材7Aの回転規制突起28Bと
は、上記の嵌合と同時に整合し嵌合される。これによ
り、クラッチ部側部材7Bと連結部材29とは、連結部
材29とピストン部側部材7Aとが軸方向係止用回転規
制手段Rにより連係されることにより、回転方向におい
て係止されるようになり、これにより連結部材内突起2
9Aと軸方向係止溝27Bとの整合状態が保持されるよ
うになって、クラッチ部側部材7Bと連結部材29との
軸方向における係止状態が形成される。
【0062】ついで、溝28C,29Cにスナップリン
グ36を嵌着することにより、連結部材29とピストン
部側部材7Aとが軸方向に係止されるようになり、連結
部材29を介してクラッチ部側部材7Bとピストン部側
部材7Aとが軸方向に係止されるようになる。すなわ
ち、デフキャリア12内に位置する部分でのピストン部
側部材7Aとクラッチ部側部材7Bとの軸方向係止関係
を、デフキャリア12外の連結部材29基端部における
操作により実現できるようになり、デフキャリア12を
分解することなく、クラッチ部側部材7Bとピストン部
側部材7Aとの切り離しおよび連結を行なえるようにな
って、装置の組立性および整備性が良好に保たれる。
グ36を嵌着することにより、連結部材29とピストン
部側部材7Aとが軸方向に係止されるようになり、連結
部材29を介してクラッチ部側部材7Bとピストン部側
部材7Aとが軸方向に係止されるようになる。すなわ
ち、デフキャリア12内に位置する部分でのピストン部
側部材7Aとクラッチ部側部材7Bとの軸方向係止関係
を、デフキャリア12外の連結部材29基端部における
操作により実現できるようになり、デフキャリア12を
分解することなく、クラッチ部側部材7Bとピストン部
側部材7Aとの切り離しおよび連結を行なえるようにな
って、装置の組立性および整備性が良好に保たれる。
【0063】なお、クラッチ部側部材7Bとピストン部
側部材7Aとの回転方向係止関係は、デフキャリア12
内に位置する部分における、第2の回転力係止突起28
Aの第1の回転力係止突起27Aへの軸方向挿入により
容易に実現され、従来行なわれているところであるが、
上述の軸方向係止は困難な構造であり、特別の機構が必
要となる。
側部材7Aとの回転方向係止関係は、デフキャリア12
内に位置する部分における、第2の回転力係止突起28
Aの第1の回転力係止突起27Aへの軸方向挿入により
容易に実現され、従来行なわれているところであるが、
上述の軸方向係止は困難な構造であり、特別の機構が必
要となる。
【0064】このようにして、ピストン部側部材7Aと
クラッチ部側部材7Bとの連結が完了し、相互の回転力
の伝達は、第1の回転力係止突起27Aと第2の回転力
係止突起28Aとの嵌合部を通じて行なわれる。また、
相互の軸方向の駆動力伝達は、ピストン部側部材7Aの
回転規制突起28B,溝28C,スナップリング36,
連結部材29の溝29C,回転規制突起28B,連結部
材29,連結部材内突起29A,クラッチ部側部材7B
の軸方向係止溝27Bをこの順序にそれぞれ経由して行
なわれる。
クラッチ部側部材7Bとの連結が完了し、相互の回転力
の伝達は、第1の回転力係止突起27Aと第2の回転力
係止突起28Aとの嵌合部を通じて行なわれる。また、
相互の軸方向の駆動力伝達は、ピストン部側部材7Aの
回転規制突起28B,溝28C,スナップリング36,
連結部材29の溝29C,回転規制突起28B,連結部
材29,連結部材内突起29A,クラッチ部側部材7B
の軸方向係止溝27Bをこの順序にそれぞれ経由して行
なわれる。
【0065】このように、本連結機構Dは、回転力と軸
力とを共に伝達できるようになっている。また、本連結
機構Dは、クラッチ部側部材7Bに対し連結部材29、
ピストン部側部材7Aの順に組み立て、また逆の順に分
解することができるので、メンテナンス時等において、
中央のクラッチ部を分解する必要がなく、製造およびメ
ンテナンスを行ないやすいという利点がある。
力とを共に伝達できるようになっている。また、本連結
機構Dは、クラッチ部側部材7Bに対し連結部材29、
ピストン部側部材7Aの順に組み立て、また逆の順に分
解することができるので、メンテナンス時等において、
中央のクラッチ部を分解する必要がなく、製造およびメ
ンテナンスを行ないやすいという利点がある。
【0066】そして、このようにして組み立てられた連
結機構Dが、デフケース13の軸受け部分に内設される
が、ここでは、図13に示すように、駆動力伝達補助部
材及びピストン駆動力伝達部材としての鞘軸7の連結機
構Dの部分は、ブッシュ35を介して、デフケース13
の軸受け部分に摺接されており、連結機構Dの外周面が
軸受け部分に直接摺接しないようになっている。
結機構Dが、デフケース13の軸受け部分に内設される
が、ここでは、図13に示すように、駆動力伝達補助部
材及びピストン駆動力伝達部材としての鞘軸7の連結機
構Dの部分は、ブッシュ35を介して、デフケース13
の軸受け部分に摺接されており、連結機構Dの外周面が
軸受け部分に直接摺接しないようになっている。
【0067】ところで、変速機構Aについては、その概
略を前述したが、以下に、その遊星歯車機構について詳
述する。すなわち、この遊星歯車機構では、一体に形成
された第1のプラネタリギヤ5A及び第2のプラネタリ
ギヤ5Bに、第1のサンギヤ4A及び第2のサンギヤ4
Bが螺合しており、第2のサンギヤ4Bには鞘軸7を介
しピストン20による変位力が軸方向に作用する。
略を前述したが、以下に、その遊星歯車機構について詳
述する。すなわち、この遊星歯車機構では、一体に形成
された第1のプラネタリギヤ5A及び第2のプラネタリ
ギヤ5Bに、第1のサンギヤ4A及び第2のサンギヤ4
Bが螺合しており、第2のサンギヤ4Bには鞘軸7を介
しピストン20による変位力が軸方向に作用する。
【0068】したがって、第1のプラネタリギヤ5A、
第2のプラネタリギヤ5B、第1のサンギヤ4A及び第
2のサンギヤ4Bは、その軸方向両側から支承してやる
必要があり、このため、これらは、2分割式のプラネタ
リキャリア6(61,62)によりベアリング30を介
し挟持され、軸力をキャリア6が支承するようになって
いる。
第2のプラネタリギヤ5B、第1のサンギヤ4A及び第
2のサンギヤ4Bは、その軸方向両側から支承してやる
必要があり、このため、これらは、2分割式のプラネタ
リキャリア6(61,62)によりベアリング30を介
し挟持され、軸力をキャリア6が支承するようになって
いる。
【0069】2分割式のプラネタリキャリア6(61,
62)は、ボルト31により相互に固着されている。ま
た、プラネタリキャリア6(61,62)には、ピニオ
ンシャフト6Aの両端部を嵌挿すべく、ピニオンシャフ
ト取り付け穴61A,62Aが形成されている。さら
に、ピニオンシャフト6Aとプラネタリキャリア6(6
1,62)とを固定すべく、プラネタリキャリア62の
外側面に接する所要の厚みのストッパリング32が設け
られている。このストッパリング32は、図15に示す
ような平面形状をそなえている。
62)は、ボルト31により相互に固着されている。ま
た、プラネタリキャリア6(61,62)には、ピニオ
ンシャフト6Aの両端部を嵌挿すべく、ピニオンシャフ
ト取り付け穴61A,62Aが形成されている。さら
に、ピニオンシャフト6Aとプラネタリキャリア6(6
1,62)とを固定すべく、プラネタリキャリア62の
外側面に接する所要の厚みのストッパリング32が設け
られている。このストッパリング32は、図15に示す
ような平面形状をそなえている。
【0070】そして、ピニオンシャフト6Aの先端部に
おいて所要の位置に嵌合溝33が設けられており、ピニ
オンシャフト取り付け穴61A,62Aを介しプラネタ
リキャリア61から外側へピニオンシャフト6Aの先端
部が突出した状態において、ストッパリング32の所要
部を嵌挿させうるようになっている。ストッパリング3
2には、ピニオンシャフト6Aの軸方向移動を許容する
ピニオンシャフト進入可能部32Aと、ピニオンシャフ
ト32の軸方向移動を嵌合溝33との嵌合により係止す
るピニオンシャフト係止部32Bとが設けられている。
すなわち、ストッパリング32におけるピニオンシャフ
ト進入可能部32Aは、ストッパリング32の内周を切
り欠いた凹みで構成され、ピニオンシャフト進入可能部
32A以外の部分は、ピニオンシャフト6Aの挿通を許
容しないようになっている。
おいて所要の位置に嵌合溝33が設けられており、ピニ
オンシャフト取り付け穴61A,62Aを介しプラネタ
リキャリア61から外側へピニオンシャフト6Aの先端
部が突出した状態において、ストッパリング32の所要
部を嵌挿させうるようになっている。ストッパリング3
2には、ピニオンシャフト6Aの軸方向移動を許容する
ピニオンシャフト進入可能部32Aと、ピニオンシャフ
ト32の軸方向移動を嵌合溝33との嵌合により係止す
るピニオンシャフト係止部32Bとが設けられている。
すなわち、ストッパリング32におけるピニオンシャフ
ト進入可能部32Aは、ストッパリング32の内周を切
り欠いた凹みで構成され、ピニオンシャフト進入可能部
32A以外の部分は、ピニオンシャフト6Aの挿通を許
容しないようになっている。
【0071】一方、ピニオンシャフト6Aにおける嵌合
溝33は、ピニオンシャフト6Aの先端部の半径方向外
側へ開口し、ピニオンシャフト6Aにおける直径の1/
3程度の深さで形成されている。そして、ストッパリン
グ32におけるピニオンシャフト係止部32Bは、スト
ッパリング32の内周の径をピニオンシャフト6Aにお
ける嵌合溝33の底より少し大きい状態にすることによ
り、ストッパリング32の内周部が嵌合溝33と嵌合し
てピニオンシャフト6Aを軸方向に係止するように構成
されている。
溝33は、ピニオンシャフト6Aの先端部の半径方向外
側へ開口し、ピニオンシャフト6Aにおける直径の1/
3程度の深さで形成されている。そして、ストッパリン
グ32におけるピニオンシャフト係止部32Bは、スト
ッパリング32の内周の径をピニオンシャフト6Aにお
ける嵌合溝33の底より少し大きい状態にすることによ
り、ストッパリング32の内周部が嵌合溝33と嵌合し
てピニオンシャフト6Aを軸方向に係止するように構成
されている。
【0072】さらに、ストッパリング32と嵌合溝33
との嵌合状態においてボルト31のプラネタリキャリア
6Aへの装着を許容するボルト取り付け部としてボルト
取り付け穴32Cが設けられている。これは、ストッパ
リング32を嵌合溝33と嵌合させる状態で回転させて
いくと、ボルト取り付け穴32Cを通じてプラネタリキ
ャリア6(61,62)に形成されたボルト取り付け穴
62Bが覗けるようになり、この状態で、ボルト31の
取り付けが行なわれるようになっている。
との嵌合状態においてボルト31のプラネタリキャリア
6Aへの装着を許容するボルト取り付け部としてボルト
取り付け穴32Cが設けられている。これは、ストッパ
リング32を嵌合溝33と嵌合させる状態で回転させて
いくと、ボルト取り付け穴32Cを通じてプラネタリキ
ャリア6(61,62)に形成されたボルト取り付け穴
62Bが覗けるようになり、この状態で、ボルト31の
取り付けが行なわれるようになっている。
【0073】このような構成により、ピニオンシャフト
6Aの固定作業は次のように行なわれる。まず、ピニオ
ンシャフト取り付け穴61A,62Aを通じ、ピニオン
シャフト6Aを出力軸2,3の軸端側から嵌挿する。こ
のとき、プラネタリキャリア62の外側面にストッパリ
ング32を当接させ、ピニオンシャフト進入可能部32
Aをピニオンシャフト取り付け穴61A,62Aに整合
させる。
6Aの固定作業は次のように行なわれる。まず、ピニオ
ンシャフト取り付け穴61A,62Aを通じ、ピニオン
シャフト6Aを出力軸2,3の軸端側から嵌挿する。こ
のとき、プラネタリキャリア62の外側面にストッパリ
ング32を当接させ、ピニオンシャフト進入可能部32
Aをピニオンシャフト取り付け穴61A,62Aに整合
させる。
【0074】ピニオンシャフト6Aは、ピニオンシャフ
ト取り付け穴61A,62A及びピニオンシャフト進入
可能部32Aを通じて挿通され、その先端がプラネタリ
キャリア62外側面から突出する状態となり、この状態
で、ピニオンシャフト6Aの嵌合溝33を半径方向にお
ける外方へ向かわせるようにピニオンシャフト6Aを回
転調整する。
ト取り付け穴61A,62A及びピニオンシャフト進入
可能部32Aを通じて挿通され、その先端がプラネタリ
キャリア62外側面から突出する状態となり、この状態
で、ピニオンシャフト6Aの嵌合溝33を半径方向にお
ける外方へ向かわせるようにピニオンシャフト6Aを回
転調整する。
【0075】この後、ストッパリング32を回転させ、
ボルト取り付け穴32Cからプラネタリキャリア62の
ボルト取り付け穴62Bが覗けるように調整する。これ
により、ストッパリング32の内周部で構成されるピニ
オンシャフト係止部32Bが自動的にピニオンシャフト
6Aの嵌合溝33に嵌合し、ピニオンシャフト6Aはそ
の軸方向移動を係止されるようになる。
ボルト取り付け穴32Cからプラネタリキャリア62の
ボルト取り付け穴62Bが覗けるように調整する。これ
により、ストッパリング32の内周部で構成されるピニ
オンシャフト係止部32Bが自動的にピニオンシャフト
6Aの嵌合溝33に嵌合し、ピニオンシャフト6Aはそ
の軸方向移動を係止されるようになる。
【0076】そして、ボルト取り付け穴62Bを通じボ
ルト31を締めつけることにより、プラネタリキャリア
6(61,62)が締めつけ固定され、ピニオンシャフ
ト6Aの固定が完了する。なお、ボルト31はその取り
付け時において、頭部上端がストッパリング32の外表
面から突出するように形成されており、ストッパリング
32が回転しようとしても、ボルト31の頭部がストッ
パリング32のボルト取り付け穴32C周縁を係止する
ことにより、その回転が禁止される。
ルト31を締めつけることにより、プラネタリキャリア
6(61,62)が締めつけ固定され、ピニオンシャフ
ト6Aの固定が完了する。なお、ボルト31はその取り
付け時において、頭部上端がストッパリング32の外表
面から突出するように形成されており、ストッパリング
32が回転しようとしても、ボルト31の頭部がストッ
パリング32のボルト取り付け穴32C周縁を係止する
ことにより、その回転が禁止される。
【0077】このようにして、2分割式のプラネタリキ
ャリア6(61,62)の結合に際しての整合と、ピニ
オンシャフト6A取り付けのための整合とが、同時に容
易に行なわれ、ピニオンシャフト6Aごとに固定作業を
行なうことなく、ストッパリング32取り付けのみの少
ない工数で作業が完了する。ところで、ピニオンシャフ
ト6Aと第1のプラネタリギヤ5A及び第2のプラネタ
リギヤ5Bとの潤滑機構は次のように構成されている。
ャリア6(61,62)の結合に際しての整合と、ピニ
オンシャフト6A取り付けのための整合とが、同時に容
易に行なわれ、ピニオンシャフト6Aごとに固定作業を
行なうことなく、ストッパリング32取り付けのみの少
ない工数で作業が完了する。ところで、ピニオンシャフ
ト6Aと第1のプラネタリギヤ5A及び第2のプラネタ
リギヤ5Bとの潤滑機構は次のように構成されている。
【0078】すなわち、図15に示すように、プラネタ
リキャリア62において、車載した場合の上端部にあた
る部分に、オイル溜まり41が設けられるとともに、こ
のオイル溜まり41から各ピニオンシャフト取り付け穴
62Aへ連通するオイル供給孔42が設けられている。
そして、ピニオンシャフト6Aには、その軸心部におい
て軸方向に延在するピニオンシャフト側オイル供給孔6
Bが形成されるとともに、ピニオンシャフト側オイル供
給孔6Bからピニオンシャフト6Aの外周へ連通するオ
イル導出路6Cが設けられている。
リキャリア62において、車載した場合の上端部にあた
る部分に、オイル溜まり41が設けられるとともに、こ
のオイル溜まり41から各ピニオンシャフト取り付け穴
62Aへ連通するオイル供給孔42が設けられている。
そして、ピニオンシャフト6Aには、その軸心部におい
て軸方向に延在するピニオンシャフト側オイル供給孔6
Bが形成されるとともに、ピニオンシャフト側オイル供
給孔6Bからピニオンシャフト6Aの外周へ連通するオ
イル導出路6Cが設けられている。
【0079】ピニオンシャフト側オイル供給孔6Bは、
ピニオンシャフト6Aの端部において外周へ連通してお
り、この連通口及びプラネタリキャリア62における取
り付け穴62A内周のオイル供給孔42の開口が整合さ
れて、ピニオンシャフト側オイル供給孔6Bとオイル供
給孔42とが、ピニオンシャフト6Aの端部及び取り付
け穴62Aを介し連通している。
ピニオンシャフト6Aの端部において外周へ連通してお
り、この連通口及びプラネタリキャリア62における取
り付け穴62A内周のオイル供給孔42の開口が整合さ
れて、ピニオンシャフト側オイル供給孔6Bとオイル供
給孔42とが、ピニオンシャフト6Aの端部及び取り付
け穴62Aを介し連通している。
【0080】このような構造により、装置の運転が行な
われると、第1のプラネタリギヤ5A及び第2のプラネ
タリギヤ5Bが出力軸2,3を中心とする回転を行な
い、ケーシング11内の潤滑油が掻き上げられる。これ
により、掻き上げられた潤滑油は、プラネタリキャリア
62上端のオイル溜まり41に滴下し、滞留する。こう
して、オイル溜まり41内に滞留した潤滑油は、重力の
作用によりオイル供給孔42を通じて各ピニオンシャフ
ト6Aの取り付け穴62Aに供給される。
われると、第1のプラネタリギヤ5A及び第2のプラネ
タリギヤ5Bが出力軸2,3を中心とする回転を行な
い、ケーシング11内の潤滑油が掻き上げられる。これ
により、掻き上げられた潤滑油は、プラネタリキャリア
62上端のオイル溜まり41に滴下し、滞留する。こう
して、オイル溜まり41内に滞留した潤滑油は、重力の
作用によりオイル供給孔42を通じて各ピニオンシャフ
ト6Aの取り付け穴62Aに供給される。
【0081】供給された潤滑油は、ピニオンシャフト6
A軸心部のピニオンシャフト側オイル供給孔6Bに進入
し、オイル導出路6Cを通じてピニオンシャフト6A外
周におけるプラネタリギヤ5A,5Bの枢支部に導出さ
れる。これにより、新たな加圧機構を装備することな
く、効率のよい潤滑が行なわれ、プラネタリキャリア6
(61,62)を固定式に装備するという特徴を利用し
て重力による潤滑油供給が実現する。
A軸心部のピニオンシャフト側オイル供給孔6Bに進入
し、オイル導出路6Cを通じてピニオンシャフト6A外
周におけるプラネタリギヤ5A,5Bの枢支部に導出さ
れる。これにより、新たな加圧機構を装備することな
く、効率のよい潤滑が行なわれ、プラネタリキャリア6
(61,62)を固定式に装備するという特徴を利用し
て重力による潤滑油供給が実現する。
【0082】ところで、変速機構Aにおける第1のプラ
ネタリギヤ5A及び第2のプラネタリギヤ5Bは、前述
のように同一歯数で一体のピニオン5として形成されて
いるが、これらの第1及び第2のプラネタリギヤ5A,
5Bは、一般的には、17図を参照して既に説明したよ
うな、異なる歯数で形成する。しかしながら、このよう
に異なる歯数で形成する場合は、第1のプラネタリギヤ
5Aと第2のプラネタリギヤ5Bとの間に歯切りのため
の製作用遊びを必要とする。
ネタリギヤ5A及び第2のプラネタリギヤ5Bは、前述
のように同一歯数で一体のピニオン5として形成されて
いるが、これらの第1及び第2のプラネタリギヤ5A,
5Bは、一般的には、17図を参照して既に説明したよ
うな、異なる歯数で形成する。しかしながら、このよう
に異なる歯数で形成する場合は、第1のプラネタリギヤ
5Aと第2のプラネタリギヤ5Bとの間に歯切りのため
の製作用遊びを必要とする。
【0083】したがって、変速機構Aがその幅方向に大
型化し、限られた小さなスペース内に装備すべき本装置
に対する条件を満足できなくなり、本装置の実車への装
備を行なえなくなる。そこで、本実施例では、第1のプ
ラネタリギヤ5Aと第2のプラネタリギヤ5Bとを同一
の歯数で一体に形成し、これに螺合する第1のサンギヤ
4Aと第2のサンギヤ4Bとの歯数を転位により異なる
もので構成している。
型化し、限られた小さなスペース内に装備すべき本装置
に対する条件を満足できなくなり、本装置の実車への装
備を行なえなくなる。そこで、本実施例では、第1のプ
ラネタリギヤ5Aと第2のプラネタリギヤ5Bとを同一
の歯数で一体に形成し、これに螺合する第1のサンギヤ
4Aと第2のサンギヤ4Bとの歯数を転位により異なる
もので構成している。
【0084】これにより、第1のプラネタリギヤ5Aと
第2のプラネタリギヤ5Bとの間の製作用遊びを必要と
しなくなり、幅を小さくできるようになって、変速機構
Aを幅方向に小型化し、実車への装備を可能にしてい
る。なお、図14,16において、符号11aはレベル
プラグ、11bはマグネットプラグ、11cはエアブリ
ーダ、11dは油圧供給口である。
第2のプラネタリギヤ5Bとの間の製作用遊びを必要と
しなくなり、幅を小さくできるようになって、変速機構
Aを幅方向に小型化し、実車への装備を可能にしてい
る。なお、図14,16において、符号11aはレベル
プラグ、11bはマグネットプラグ、11cはエアブリ
ーダ、11dは油圧供給口である。
【0085】本考案の一実施例としての軸連結機構及び
この軸連結機構をそなえた車両用左右駆動力配分装置
は、上述のように構成されるため、以下のように作動す
る。まず、入力軸1の駆動トルクを、第1の出力軸2に
より多く伝達したい場合には、その配分の割合に応じ
て、第2の出力軸3側の多板クラッチ機構Bに所要の流
体圧を供給する。
この軸連結機構をそなえた車両用左右駆動力配分装置
は、上述のように構成されるため、以下のように作動す
る。まず、入力軸1の駆動トルクを、第1の出力軸2に
より多く伝達したい場合には、その配分の割合に応じ
て、第2の出力軸3側の多板クラッチ機構Bに所要の流
体圧を供給する。
【0086】これにより、第2の出力軸3側の多板クラ
ッチ機構Bが所要の結合状態となり、変速機構Aにより
増速されたクラッチ板8Aから通常の回転速度であるク
ラッチ板8Bへトルク伝達が行なわれて、第2の出力軸
3へ入力された駆動トルクのうちの所要量が入力軸1へ
返送され、これに応じて、第1の出力軸2へ転送され
る。
ッチ機構Bが所要の結合状態となり、変速機構Aにより
増速されたクラッチ板8Aから通常の回転速度であるク
ラッチ板8Bへトルク伝達が行なわれて、第2の出力軸
3へ入力された駆動トルクのうちの所要量が入力軸1へ
返送され、これに応じて、第1の出力軸2へ転送され
る。
【0087】したがって、第1の出力軸2へ伝達される
駆動トルクが第2の出力軸3へ伝達される駆動トルクよ
り所要量多くなり、目標とするトルク配分が実現され
る。一方、第2の出力軸3へのトルク配分を第1の出力
軸2へ伝達される駆動トルクより大きくする場合は、上
述とは逆に、第1の出力軸2側の多板クラッチ機構Bへ
所要の流体圧を供給する。
駆動トルクが第2の出力軸3へ伝達される駆動トルクよ
り所要量多くなり、目標とするトルク配分が実現され
る。一方、第2の出力軸3へのトルク配分を第1の出力
軸2へ伝達される駆動トルクより大きくする場合は、上
述とは逆に、第1の出力軸2側の多板クラッチ機構Bへ
所要の流体圧を供給する。
【0088】これにより、上記同様にして、第2の出力
軸3への配分比が多い状態でのトルク配分が実現され
る。また、配分比の大小は、多板クラッチ機構Bへ供給
される流体圧の大小で調整され、ピストン20の変位量
の制御により多板クラッチ機構Bの結合度を調整するこ
とにより、返送されるトルク量を調整して行なわれる。
軸3への配分比が多い状態でのトルク配分が実現され
る。また、配分比の大小は、多板クラッチ機構Bへ供給
される流体圧の大小で調整され、ピストン20の変位量
の制御により多板クラッチ機構Bの結合度を調整するこ
とにより、返送されるトルク量を調整して行なわれる。
【0089】このような機構によれば、ブレーキ等のエ
ネルギーロスを用いてトルク配分を調整するのでなく、
一方のトルクの所要量を他方に転送することによりトル
ク配分が調整されるため、ほとんどトルクロスやエネル
ギロスを招来することなく、所望のトルク配分を得るこ
とができる。ところで、多板クラッチ機構Bにおけるク
ラッチ部B1の作動は、デフケース13外に配設された
ピストン部B2を駆動することにより、デフケース13
内に配設されたクラッチ部B1を加圧することで行なわ
れるが、このように、クラッチ部B1がデフケース13
内に設けられることで、車両用左右駆動力配分装置が幅
方向に小型化される。
ネルギーロスを用いてトルク配分を調整するのでなく、
一方のトルクの所要量を他方に転送することによりトル
ク配分が調整されるため、ほとんどトルクロスやエネル
ギロスを招来することなく、所望のトルク配分を得るこ
とができる。ところで、多板クラッチ機構Bにおけるク
ラッチ部B1の作動は、デフケース13外に配設された
ピストン部B2を駆動することにより、デフケース13
内に配設されたクラッチ部B1を加圧することで行なわ
れるが、このように、クラッチ部B1がデフケース13
内に設けられることで、車両用左右駆動力配分装置が幅
方向に小型化される。
【0090】また、ピストン部B2をデフケース13外
に設けることにより、ピストン20の外径をデフケース
13の外径に制限されることなく設定できるようにな
り、ピストン20の有効加圧面積を大きく確保できるよ
うになる。これにより、クラッチ部B1において必要な
結合力を、ピストン20の小さなストロークにより得ら
れるようになり、車両用左右駆動力配分装置の幅方向の
小型化が実現する。
に設けることにより、ピストン20の外径をデフケース
13の外径に制限されることなく設定できるようにな
り、ピストン20の有効加圧面積を大きく確保できるよ
うになる。これにより、クラッチ部B1において必要な
結合力を、ピストン20の小さなストロークにより得ら
れるようになり、車両用左右駆動力配分装置の幅方向の
小型化が実現する。
【0091】また、クラッチ部B1の加圧に際しては、
クラッチハブ8Cが鞘軸7を介しピストン20により引
っ張られ、クラッチ板8Aとクラッチ板8Bとが押圧さ
れることにより行なわれる。このとき、押圧はクラッチ
板8Bがデフケース13の端部13A,13Bにより支
持されることにより行なわれ、デフケース13が支持部
材となって、多板クラッチ機構Bの結合が行なわれる。
クラッチハブ8Cが鞘軸7を介しピストン20により引
っ張られ、クラッチ板8Aとクラッチ板8Bとが押圧さ
れることにより行なわれる。このとき、押圧はクラッチ
板8Bがデフケース13の端部13A,13Bにより支
持されることにより行なわれ、デフケース13が支持部
材となって、多板クラッチ機構Bの結合が行なわれる。
【0092】すなわち、通常多板クラッチ機構Bでは、
押圧力を支持する反力部材(支持部材)を必要とする
が、鞘軸7が多板クラッチ機構Bの結合時に引張部材と
して構成されていることにより、デフケース13を支持
部材とすることができるようになる。したがって、デフ
ケース13を支持部材として利用できるため、あらため
て支持部材を設ける必要がなくなり、車両用左右駆動力
配分装置が幅方向に小型化される。
押圧力を支持する反力部材(支持部材)を必要とする
が、鞘軸7が多板クラッチ機構Bの結合時に引張部材と
して構成されていることにより、デフケース13を支持
部材とすることができるようになる。したがって、デフ
ケース13を支持部材として利用できるため、あらため
て支持部材を設ける必要がなくなり、車両用左右駆動力
配分装置が幅方向に小型化される。
【0093】ところで、上述の多板クラッチ機構B結合
を行なうため、ピストン20の駆動が行なわれるが、ピ
ストン20は、規制機構Cを付設されており、そのスト
ロークに際しピン23を案内孔20Eにより案内される
とともに、ピストン20の回転を規制される。すなわ
ち、ピストン20は、鞘軸7にベアリング21を介し装
備されているため、鞘軸7の回転駆動に際し、ベアリン
グ21における摩擦により、ピストン20は回転力を受
け、ピン23及び案内孔20Eによる回転規制がない場
合には、ピストン20が回転を行なって、ピストン20
のシール機構22等が短期間のうちに消耗し易くなり、
本実施例の機構を実現し難い。しかし、規制機構Cによ
りピストン20の回転を規制されるので、シール機構2
2の性能が長期にわたり安定して確保される。
を行なうため、ピストン20の駆動が行なわれるが、ピ
ストン20は、規制機構Cを付設されており、そのスト
ロークに際しピン23を案内孔20Eにより案内される
とともに、ピストン20の回転を規制される。すなわ
ち、ピストン20は、鞘軸7にベアリング21を介し装
備されているため、鞘軸7の回転駆動に際し、ベアリン
グ21における摩擦により、ピストン20は回転力を受
け、ピン23及び案内孔20Eによる回転規制がない場
合には、ピストン20が回転を行なって、ピストン20
のシール機構22等が短期間のうちに消耗し易くなり、
本実施例の機構を実現し難い。しかし、規制機構Cによ
りピストン20の回転を規制されるので、シール機構2
2の性能が長期にわたり安定して確保される。
【0094】また、多板クラッチ機構Bのクラッチ部B
1とピストン部B2とは、鞘軸7により連結され、これ
により、クラッチ部B1をデフケース13内に装備し、
ピストン部B2をデフケース13外に装備することが可
能になっている。そして、クラッチ部B1の装備は、予
めデフケース13内に組み込んだ状態でデフキャリア1
2に取り付けることにより行なわれ、ピストン部B2の
装備も、予め変速機構Aのケーシング11内に組み込ん
だ状態で行なわれる。
1とピストン部B2とは、鞘軸7により連結され、これ
により、クラッチ部B1をデフケース13内に装備し、
ピストン部B2をデフケース13外に装備することが可
能になっている。そして、クラッチ部B1の装備は、予
めデフケース13内に組み込んだ状態でデフキャリア1
2に取り付けることにより行なわれ、ピストン部B2の
装備も、予め変速機構Aのケーシング11内に組み込ん
だ状態で行なわれる。
【0095】したがって、クラッチ部B1とピストン部
B2とを連結する鞘軸7は、デフケース13側と変速機
構A側とで分割可能に構成される必要があり、本実施例
では、ピストン部側部材7Aとクラッチ部側部材7Bと
に分割され、連結機構Dにより連結される。これによ
り、クラッチ部B1をデフケース13内に装備しなが
ら、ピストン部B2を変速機構A側に装備することがで
き、本実施例の機構が組み立て可能になる。
B2とを連結する鞘軸7は、デフケース13側と変速機
構A側とで分割可能に構成される必要があり、本実施例
では、ピストン部側部材7Aとクラッチ部側部材7Bと
に分割され、連結機構Dにより連結される。これによ
り、クラッチ部B1をデフケース13内に装備しなが
ら、ピストン部B2を変速機構A側に装備することがで
き、本実施例の機構が組み立て可能になる。
【0096】そして、連結機構Dによる鞘軸7のピスト
ン部側部材7Aとクラッチ部側部材7Bとの連結は、連
結機構Dの構成の説明とともに前述したとおり、容易に
行なわれ、変速機構Aからの回転力の伝達と、多板クラ
ッチ機構Bにおけるピストン部B2の軸方向への駆動力
伝達とが、連結機構Dの特性により確実に行なわれる。
ン部側部材7Aとクラッチ部側部材7Bとの連結は、連
結機構Dの構成の説明とともに前述したとおり、容易に
行なわれ、変速機構Aからの回転力の伝達と、多板クラ
ッチ機構Bにおけるピストン部B2の軸方向への駆動力
伝達とが、連結機構Dの特性により確実に行なわれる。
【0097】また、変速機構Aにおけるプラネタリキャ
リア6(61,62)は、第2のサンギヤ4Bに軸方向
の駆動力が作用するため、2分割式に構成する必要があ
り、本実施例では、プラネタリキャリア61とプラネタ
リキャリア62とは、前述した通りの手順で、ストッパ
リング32を用いて容易に行なわれ、作業性良く、変速
機構Aの組み立てが行なわれる。
リア6(61,62)は、第2のサンギヤ4Bに軸方向
の駆動力が作用するため、2分割式に構成する必要があ
り、本実施例では、プラネタリキャリア61とプラネタ
リキャリア62とは、前述した通りの手順で、ストッパ
リング32を用いて容易に行なわれ、作業性良く、変速
機構Aの組み立てが行なわれる。
【0098】さらに、変速機構Aにおける第1のプラネ
タリギヤ5A及び第2のプラネタリギヤ5Bとピニオン
シャフト6Aとの潤滑は、前述したとおり、オイル溜ま
り41、オイル供給孔42、ピニオンシャフト側オイル
供給孔6B及びオイル導出路6Cを通じて支障なく行な
われる。また、これらの潤滑機構により、新たな加圧機
構の装備を必要としなくなり、本実施例の機構の小型化
を実現できる。
タリギヤ5A及び第2のプラネタリギヤ5Bとピニオン
シャフト6Aとの潤滑は、前述したとおり、オイル溜ま
り41、オイル供給孔42、ピニオンシャフト側オイル
供給孔6B及びオイル導出路6Cを通じて支障なく行な
われる。また、これらの潤滑機構により、新たな加圧機
構の装備を必要としなくなり、本実施例の機構の小型化
を実現できる。
【0099】ところで、ピストン部B2におけるシール
機構22は、次のような作動を行なう。すなわち、潤滑
作動室用シール22A,22Dと加圧室用シール22
B,22Cとがその摺動範囲を相互に干渉しないように
離隔して配設されているため、潤滑油を所要量内蔵され
た潤滑作動室24としてのデフキャリア12内及びケー
シング11内と、ピストン20により仕切られ加圧作動
油を供給された加圧室20Dとが確実に液密性を確保さ
れる。
機構22は、次のような作動を行なう。すなわち、潤滑
作動室用シール22A,22Dと加圧室用シール22
B,22Cとがその摺動範囲を相互に干渉しないように
離隔して配設されているため、潤滑油を所要量内蔵され
た潤滑作動室24としてのデフキャリア12内及びケー
シング11内と、ピストン20により仕切られ加圧作動
油を供給された加圧室20Dとが確実に液密性を確保さ
れる。
【0100】したがって、ピストン20はその摺動によ
り、内壁に油膜を生成し、この油膜を掻きとることによ
り、潤滑油と加圧作動油とが相互に混入してしまう可能
性があるが、シール間の距離により、加圧室用シール2
2B,22Cが潤滑作動室24内壁の油膜を掻き入れる
ことはなく、また、潤滑作動室用シールが22A,22
Dが加圧室20D内の加圧作動油を掻き入れることはな
いため、各作動室内の動作が良好に行なわれる。
り、内壁に油膜を生成し、この油膜を掻きとることによ
り、潤滑油と加圧作動油とが相互に混入してしまう可能
性があるが、シール間の距離により、加圧室用シール2
2B,22Cが潤滑作動室24内壁の油膜を掻き入れる
ことはなく、また、潤滑作動室用シールが22A,22
Dが加圧室20D内の加圧作動油を掻き入れることはな
いため、各作動室内の動作が良好に行なわれる。
【0101】すなわち、潤滑作動室24内には、厚い油
膜を生成すべく、比較的粘度の高い油(ハイポイドギヤ
オイル等)が潤滑油として内蔵され、加圧室20Dには
ピストン20の作動応答性を良くするため、比較的粘度
の低いATF(オートマチックトランスミッションフル
ード)やパワステ油等が用いられる。したがって、これ
らの油相互の混入が発生した場合には、潤滑作動室24
で焼きつきが発生する可能性があるとともに、加圧室2
0Dでピストン20の作動応答性が悪化する可能性があ
るが、上述の作動により、これらの不具合が回避され、
本実施例の機構が長期にわたり安定して運転される。
膜を生成すべく、比較的粘度の高い油(ハイポイドギヤ
オイル等)が潤滑油として内蔵され、加圧室20Dには
ピストン20の作動応答性を良くするため、比較的粘度
の低いATF(オートマチックトランスミッションフル
ード)やパワステ油等が用いられる。したがって、これ
らの油相互の混入が発生した場合には、潤滑作動室24
で焼きつきが発生する可能性があるとともに、加圧室2
0Dでピストン20の作動応答性が悪化する可能性があ
るが、上述の作動により、これらの不具合が回避され、
本実施例の機構が長期にわたり安定して運転される。
【0102】そして、シール機構22において、潤滑作
動室用シール22A,22Dと加圧室用シール22B,
22Cとの間に位置に対応する潤滑作動室24の内壁に
は、全周に亘る溝25が形成されるとともに、潤滑作動
室24の内壁下部に形成された溝25に至る外気連通路
26が設けらているため、潤滑作動室24と加圧室20
Dから漏洩した潤滑油もしくは加圧作動油は、内壁にお
いて全周に亘る溝25に滞留し、潤滑作動室24及び加
圧室20Dには浸入しないため、各作動室内の動作が良
好に行なわれる。
動室用シール22A,22Dと加圧室用シール22B,
22Cとの間に位置に対応する潤滑作動室24の内壁に
は、全周に亘る溝25が形成されるとともに、潤滑作動
室24の内壁下部に形成された溝25に至る外気連通路
26が設けらているため、潤滑作動室24と加圧室20
Dから漏洩した潤滑油もしくは加圧作動油は、内壁にお
いて全周に亘る溝25に滞留し、潤滑作動室24及び加
圧室20Dには浸入しないため、各作動室内の動作が良
好に行なわれる。
【0103】また、シール機構22が破損した場合に
は、破損した側のオイルが外気連通路26を通じて漏出
し、その状況がすぐに発見される。なお、本軸連結機構
は、かかる車両用駆動力配分装置のみならず、軸力と回
転力との双方を伝達すべき2軸間の連結に適用できるも
のである。
は、破損した側のオイルが外気連通路26を通じて漏出
し、その状況がすぐに発見される。なお、本軸連結機構
は、かかる車両用駆動力配分装置のみならず、軸力と回
転力との双方を伝達すべき2軸間の連結に適用できるも
のである。
【0104】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案の軸連結機
構によれば、相互に駆動力を伝達すべき第1および第2
の軸の各端部を連結する軸連結機構において、上記の第
1および第2の軸の各端部に軸方向に延在して形成され
て相互の嵌合により回転方向の係止を行なう第1および
第2の回転力係止突起と、上記の第1および第2の軸の
軸方向の係止を行なうべくこれらの軸の双方に外装され
る円筒状の連結部材とをそなえ、上記第1の回転力係止
突起の外周に周方向へ延在するように形成された軸方向
係止溝と、上記連結部材の先端側内周に突設され該連結
部材の上記第1の軸に対する相対回転により上記軸方向
係止溝に整合する連結部材内突起とが設けられるととも
に、上記連結部材内突起が上記軸方向係止溝へ整合した
状態を維持するように上記連結部材を上記第1の軸に対
して回転規制する軸方向係止用回転規制手段が設けられ
るという構成で、次のような効果ないし利点が得られ
る。 整備性を確保しながら、軸力と回転力との双方を十分
に負担できるようにした、軸連結機構が得られる。 軸力と回転力との双方を十分に負担できるようにした
軸連結機構を、簡略な構造で、高精度で、信頼性高く、
低コストで実現できるようになる。 大きなトルクロスやエネルギロスを招来することな
く、自由自在なトルク配分を行なおうとする機構におい
て、多板クラッチ機構を従来のデフキャリア内に設け、
変速機構Aをデフキャリア外に設ける場合、多板クラッ
チ機構と変速機構とを連結する鞘軸は、分割する必要が
あり、組み立て時に連結することとなるが、本考案の連
結機構により、このような部分の連結が可能になる。 したがって、多板クラッチ機構を従来のデフキャリア
内に設け、変速機構をデフキャリア外に設ける配置が可
能になり、実施例の構造が実現可能になるとともに、こ
の配置を実現することにより、通常用いられているキャ
リア等の部品共用化が可能となって、自由自在の駆動力
配分を行なえる機構を、製造コストの上昇を招かないで
装備できるようになる。
構によれば、相互に駆動力を伝達すべき第1および第2
の軸の各端部を連結する軸連結機構において、上記の第
1および第2の軸の各端部に軸方向に延在して形成され
て相互の嵌合により回転方向の係止を行なう第1および
第2の回転力係止突起と、上記の第1および第2の軸の
軸方向の係止を行なうべくこれらの軸の双方に外装され
る円筒状の連結部材とをそなえ、上記第1の回転力係止
突起の外周に周方向へ延在するように形成された軸方向
係止溝と、上記連結部材の先端側内周に突設され該連結
部材の上記第1の軸に対する相対回転により上記軸方向
係止溝に整合する連結部材内突起とが設けられるととも
に、上記連結部材内突起が上記軸方向係止溝へ整合した
状態を維持するように上記連結部材を上記第1の軸に対
して回転規制する軸方向係止用回転規制手段が設けられ
るという構成で、次のような効果ないし利点が得られ
る。 整備性を確保しながら、軸力と回転力との双方を十分
に負担できるようにした、軸連結機構が得られる。 軸力と回転力との双方を十分に負担できるようにした
軸連結機構を、簡略な構造で、高精度で、信頼性高く、
低コストで実現できるようになる。 大きなトルクロスやエネルギロスを招来することな
く、自由自在なトルク配分を行なおうとする機構におい
て、多板クラッチ機構を従来のデフキャリア内に設け、
変速機構Aをデフキャリア外に設ける場合、多板クラッ
チ機構と変速機構とを連結する鞘軸は、分割する必要が
あり、組み立て時に連結することとなるが、本考案の連
結機構により、このような部分の連結が可能になる。 したがって、多板クラッチ機構を従来のデフキャリア
内に設け、変速機構をデフキャリア外に設ける配置が可
能になり、実施例の構造が実現可能になるとともに、こ
の配置を実現することにより、通常用いられているキャ
リア等の部品共用化が可能となって、自由自在の駆動力
配分を行なえる機構を、製造コストの上昇を招かないで
装備できるようになる。
【図1】本考案の一実施例としての軸連結機構を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図2】本考案の一実施例としての軸連結機構の第1の
軸を示す縦断面図である。
軸を示す縦断面図である。
【図3】本考案の一実施例としての軸連結機構の第1の
軸を示す左側面図である。
軸を示す左側面図である。
【図4】本考案の一実施例としての軸連結機構の連結部
材を示す縦断面図である。
材を示す縦断面図である。
【図5】本考案の一実施例としての軸連結機構の連結部
材を示す左側面図である。
材を示す左側面図である。
【図6】本考案の一実施例としての軸連結機構の連結部
材を示す右側面図である。
材を示す右側面図である。
【図7】本考案の一実施例としての軸連結機構の第2の
軸を示す縦断面図である。
軸を示す縦断面図である。
【図8】本考案の一実施例としての軸連結機構図の第2
の軸を示す左側面図である。
の軸を示す左側面図である。
【図9】本考案の一実施例としての軸連結機構の第2の
軸を示す右側面図である。
軸を示す右側面図である。
【図10】本考案の一実施例としての軸連結機構の第2
の軸の右端部を示す縦断面図である。
の軸の右端部を示す縦断面図である。
【図11】本考案の一実施例としての軸連結機構の要部
構成を示す断面図(図1のE−E矢視断面図)である。
構成を示す断面図(図1のE−E矢視断面図)である。
【図12】本考案の一実施例としての軸連結機構の要部
構成を示す断面図(図1のF−F矢視断面図)である。
構成を示す断面図(図1のF−F矢視断面図)である。
【図13】本考案の一実施例としての軸連結機構をそな
えた車両用左右駆動力配分装置の要部構成について下半
部を回転断面で示す横断面図である。
えた車両用左右駆動力配分装置の要部構成について下半
部を回転断面で示す横断面図である。
【図14】本考案の一実施例としての軸連結機構をそな
えた車両用左右駆動力配分装置の要部構成を示す断面図
(図13のA−A矢視断面図)である。
えた車両用左右駆動力配分装置の要部構成を示す断面図
(図13のA−A矢視断面図)である。
【図15】本考案の一実施例としての軸連結機構をそな
えた車両用左右駆動力配分装置の要部構成を示す断面図
(図13のB−B矢視断面図)である。
えた車両用左右駆動力配分装置の要部構成を示す断面図
(図13のB−B矢視断面図)である。
【図16】本考案の一実施例としての軸連結機構をそな
えた車両用左右駆動力配分装置の要部構成を示す断面図
(図13のC−C矢視断面図)である。
えた車両用左右駆動力配分装置の要部構成を示す断面図
(図13のC−C矢視断面図)である。
【図17】本考案の案出過程で提案された車両用左右駆
動力配分装置の原理を示す摸式図である。
動力配分装置の原理を示す摸式図である。
【図18】従来のデファレンシャル装置の概略構成を示
す摸式的断面図である。
す摸式的断面図である。
1 入力軸 2 第1の出力軸 3 第2の出力軸 4A 第1のサンギヤ 4B 第2のサンギヤ 5 一体のピニオン 5A 第1のプラネタリギヤ 5B 第2のプラネタリギヤ 6 プラネタリキャリア 6A ピニオンシャフト 6B ピニオンシャフト側オイル供給孔 6C オイル導出路 7 駆動力伝達補助部材及びピストン駆動力伝達部材と
しての鞘軸 7A 第2の軸としてのピストン部側部材 7B 第1の軸としてのクラッチ部側部材 8A クラッチ板 8B クラッチ板 8C クラッチハブ 9 ディファレンシャル 9A ベベルギヤ(リングギヤ) 9B ベベルギヤ(ドライブピニオン) 10 サークリップ 11 ケーシング 11A 基端小径部 11B 大径部 11C 内壁面 12 デフキャリア 12A クラッチプレ−ト側部材 12B 軸側部材 13 デフケース 13a 突起 13A 端部 13B 端部 14 リングギヤ 15 プラネタリギヤ 16 サンンギヤ 17 キャリア 18 ベアリング 19 ボルト 20 ピストン 20A 摺動部 20B 摺動部 20C 環状鉛直面 20D 加圧作動室(加圧室) 20E 案内孔 21 ベアリング 22 シール機構 22A,22D 潤滑作動室用シール(第2の液体用シ
ール) 22B,22C 加圧室用シール(加圧作動油用シー
ル) 23 ピン 24 潤滑作動室(作動室) 25 溝 26 外気連通路 27A 第1の回転力係止突起 27B 軸方向係止溝 28A 第2の回転力係止突起 28B 回転規制突起 28C スナップリング装着用溝 29 連結部材 29A 連結部材内突起 29B 回転規制突起 29C スナップリング装着用溝 30 ベアリング 31 ボルト 32 ストッパリング 32A ピニオンシャフト進入可能部 32B ピニオンシャフト係止部 32C ボルト取り付け穴 33 嵌合溝 35 ブッシュ 36 スナップリング 41 オイル溜まり 42 オイル供給孔 61 プラネタリキャリア 61A ピニオンシャフト取り付け穴 62 プラネタリキャリア 62A ピニオンシャフト取り付け穴 62B ボルト取り付け穴 A 変速機構 B 多板クラッチ機構 B1 クラッチ部 B2 ピストン部 C 規制機構 D 連結機構 R 軸方向係止用回転規制手段 S 駆動力伝達制御機構 S1 差動機構
しての鞘軸 7A 第2の軸としてのピストン部側部材 7B 第1の軸としてのクラッチ部側部材 8A クラッチ板 8B クラッチ板 8C クラッチハブ 9 ディファレンシャル 9A ベベルギヤ(リングギヤ) 9B ベベルギヤ(ドライブピニオン) 10 サークリップ 11 ケーシング 11A 基端小径部 11B 大径部 11C 内壁面 12 デフキャリア 12A クラッチプレ−ト側部材 12B 軸側部材 13 デフケース 13a 突起 13A 端部 13B 端部 14 リングギヤ 15 プラネタリギヤ 16 サンンギヤ 17 キャリア 18 ベアリング 19 ボルト 20 ピストン 20A 摺動部 20B 摺動部 20C 環状鉛直面 20D 加圧作動室(加圧室) 20E 案内孔 21 ベアリング 22 シール機構 22A,22D 潤滑作動室用シール(第2の液体用シ
ール) 22B,22C 加圧室用シール(加圧作動油用シー
ル) 23 ピン 24 潤滑作動室(作動室) 25 溝 26 外気連通路 27A 第1の回転力係止突起 27B 軸方向係止溝 28A 第2の回転力係止突起 28B 回転規制突起 28C スナップリング装着用溝 29 連結部材 29A 連結部材内突起 29B 回転規制突起 29C スナップリング装着用溝 30 ベアリング 31 ボルト 32 ストッパリング 32A ピニオンシャフト進入可能部 32B ピニオンシャフト係止部 32C ボルト取り付け穴 33 嵌合溝 35 ブッシュ 36 スナップリング 41 オイル溜まり 42 オイル供給孔 61 プラネタリキャリア 61A ピニオンシャフト取り付け穴 62 プラネタリキャリア 62A ピニオンシャフト取り付け穴 62B ボルト取り付け穴 A 変速機構 B 多板クラッチ機構 B1 クラッチ部 B2 ピストン部 C 規制機構 D 連結機構 R 軸方向係止用回転規制手段 S 駆動力伝達制御機構 S1 差動機構
Claims (1)
- 【請求項1】 相互に駆動力を伝達すべき第1および第
2の軸の各端部を連結する軸連結機構において、上記の
第1および第2の軸の各端部に軸方向に延在して形成さ
れて相互の嵌合により回転方向の係止を行なう第1およ
び第2の回転力係止突起と、上記の第1および第2の軸
の軸方向の係止を行なうべくこれらの軸の双方に外装さ
れる円筒状の連結部材とをそなえ、上記第1の回転力係
止突起の外周に周方向へ延在するように形成された軸方
向係止溝と、上記連結部材の先端側内周に突設され該連
結部材の上記第1の軸に対する相対回転により上記軸方
向係止溝に整合する連結部材内突起とが設けられるとと
もに、上記連結部材内突起が上記軸方向係止溝へ整合し
た状態を維持するように上記連結部材を上記第1の軸に
対して回転規制する軸方向係止用回転規制手段が設けら
れていることを特徴とする、軸連結機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4286792U JP2571237Y2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 軸連結機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4286792U JP2571237Y2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 軸連結機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH061851U JPH061851U (ja) | 1994-01-14 |
| JP2571237Y2 true JP2571237Y2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=12647991
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4286792U Expired - Fee Related JP2571237Y2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 軸連結機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2571237Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114483809B (zh) * | 2022-02-09 | 2022-11-22 | 宁波市利鼎电子有限公司 | 离合器自锁棘轮及其加工装置 |
-
1992
- 1992-06-22 JP JP4286792U patent/JP2571237Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH061851U (ja) | 1994-01-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980113 |
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