JP2570564B2 - Mri装置のrfコイル - Google Patents

Mri装置のrfコイル

Info

Publication number
JP2570564B2
JP2570564B2 JP5034171A JP3417193A JP2570564B2 JP 2570564 B2 JP2570564 B2 JP 2570564B2 JP 5034171 A JP5034171 A JP 5034171A JP 3417193 A JP3417193 A JP 3417193A JP 2570564 B2 JP2570564 B2 JP 2570564B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitors
conductors
conductor
coil
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5034171A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06225862A (ja
Inventor
雅已 杉江
浩文 朝子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP5034171A priority Critical patent/JP2570564B2/ja
Priority to US08/187,540 priority patent/US5445153A/en
Priority to EP94101399A priority patent/EP0609810B1/en
Priority to SG1996002203A priority patent/SG47485A1/en
Priority to DE69424889T priority patent/DE69424889T2/de
Publication of JPH06225862A publication Critical patent/JPH06225862A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2570564B2 publication Critical patent/JP2570564B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、MRI装置に関し、
とくに被検体を励起したりNMR信号を検出したりする
のに用いられるRFコイルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】円筒型のRFコイルとして、従来より、
いわゆるバードケージコイルや分散型コサインコイルな
どが知られている。これらの円筒型RFコイルは、円筒
の軸方向に平行な多数本の直線導体を備えたもので、共
振状態でそれぞれの直線導体にその各空間位置θに対応
したcosθの電流を流すことにより、均一性に優れた
高周波磁界を発生することができる(バードケージコイ
ルについては特公平3−50541号公報を、分散型コ
サインコイルについてはL. Bolinger et al., J.Magnet
ic Resonance,81,162,1988を参照)。
【0003】前者のバードケージコイルとして8本の直
線導体を持つものを例示すると図4のようである。この
図4では、8本の直線導体11〜18の両端が2つのリ
ング型導体81、82に接続されており、共振状態で、
これら8本の直線導体11〜18に図5に示すような電
流分布が形成されるとき高均一磁界が発生する。
【0004】後者の分散型コサインコイルでは、図6に
示すように、直線導体11〜30の一端(上端)はリン
グ型導体81に接続されているが、他端(下端)側では
複数本(図では4本)ずつが接続された上でコンデンサ
51〜54を経てリング型導体82に接続されている。
この図で点線は直交型としたときの構成を示す(実線の
部分と直線の部分とでは互いに90°直交した磁界を発
生する)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
RFコイルでは、周波数調整すると発生磁界の均一性が
崩れたり、磁界の均一性を保つための調整が難しいなど
の問題がある。
【0006】すなわち、MRI装置で用いるためにはR
Fコイルの共振周波数をNMR共鳴周波数に一致させる
必要があり、同調用コンデンサを調整しなければならな
い。図4の例ではコンデンサ31〜38の容量を同じに
保ちつつこれらを調整して共振周波数を調整することに
なる。磁界の高均一性を保つためには、このように直線
導体の数だけ設けられたコンデンサの容量を等しく保ち
ながら変化させなければならないので、その調整作業は
非常に困難なものとなる。調整を簡略化するために特定
のコンデンサのみを変化させて周波数調整を行なう場合
は、直線導体を流れる電流の分布は図5に示すようなも
のとならず、磁界の均一性は保たれない。
【0007】図6に示した分散型コサインコイルでは、
電流分布は各直線導体のインダクタンスによってのみ決
まるため、理想的な電流分布は得られにくいし、形状が
決まった後では電流分布を調整することはできない。す
なわち、たとえば直線導体11、12、13に流れる電
流は、コンデンサ51の一端71より導体11、12、
13をそれぞれ通って点72、73、74に至るまでの
線路長で決まるので、磁界の均一性をより高めるための
調整などはできない。また、直線導体11〜15等とリ
ング型導体81とにより直流的な閉ループが作られ、こ
の閉ループがMR撮像の際の傾斜磁界のパルス状印加に
より誘導され、再構成画像に悪影響を与える渦電流が発
生するので、問題である。
【0008】この発明は、上記に鑑み、周波数調整して
も容易に磁界の均一性を保つことができるように改善し
たMRI装置のRFコイルを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるMRI装置のRFコイルでは、4n
本の直線導体の一端をn本ずつ直接接続し、他端はそれ
ぞれ第1のコンデンサを介して第1のリング型導体に接
続し、上記の直線導体の一端のn本ずつの接続点は第2
の4個のコンデンサをそれぞれ介して第2のリング型導
体に90°ごとの間隔で接続し、この第2の4個のコン
デンサの向かい合う2個ずつを対として各対ごとに直線
導体と第2のリング型導体との間に給電を行なうことが
特徴となっている。
【0010】
【作用】4n本の直線導体の各々での電流分布は第1の
コンデンサにより決まるため、これらを変化させること
により電流分布を定めて、発生磁界の均一性を生じさせ
ることができる。そして、この磁界の均一性とは別個
に、第2のコンデンサを変化させることにより、周波数
の調整ができる。このように磁界の均一性調整と周波数
調整とが別個に行なえるので、磁界の均一性を保ちなが
ら周波数調整することが容易になる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照しながら詳細に説明する。図1に示すように、この発
明の一実施例にかかるRFコイルは12本の直線導体1
1〜22を有し、これらが円筒の軸に平行な方向とさ
れ、円筒の周方向に均等に配置されている。つまり、各
直線導体11〜22は円筒の周方向に30°の角度ごと
に配置されている。そして、各直線導体11〜22の上
端はそれぞれコンデンサ31〜42を介して一方のリン
グ型導体81に接続されており、下端は3本ずつ直接接
続された上でそれぞれコンデンサ51〜54を経て他方
のリング型導体82に90°の間隔で接続される。上側
及び下側のリング型導体81、82には、直線導体の3
本ずつの組と組の間の位置においてコンデンサ61〜6
8が挿入されている。これらのコンデンサ61〜68
は、リング型導体81、82に傾斜磁場により誘導され
る電流をカットするためのもので共振容量に対して十分
大きいものとする。
【0012】このRFコイルでは、均一な磁界を発生す
るために、共振状態で、12本の直線導体11〜22の
それぞれに、その円周方向の各配置角度に応じて、図2
で示すような電流分布を生じさせる必要がある。この図
2では、図1の下から上方向に流れる電流を正としてい
る。共振状態ではコンデンサ51〜54の一端から直線
導体11〜22の3本ずつの各組に供給される電流はそ
の位置に応じて90°ずつ位相がずれたものとなる。
【0013】そこで、下端が相互に接続された3本ずつ
の組の中で、直線導体の空間位置の角度に応じた電流強
度が得られればよい。直線導体11、12、13につい
て考えると、これらのそれぞれに流れる電流は、それ自
身とその各々に接続されたコンデンサとによるインピー
ダンスによって決まる。つまり、導体11とコンデンサ
31とによるインピーダンス、導体12とコンデンサ3
2とによるインピーダンス、導体13とコンデンサ33
とによるインピーダンスによって決まる。そして、通常
用いられるようなサイズのRFコイルでは、弧の部分の
長さは直線導体11、12、13の長さに比較してきわ
めて短いので、中央の直線導体12のインピーダンスと
その両側の直線導体11、13のインピーダンスとはほ
ぼ等しいと見ることができる。そのため、これら3本の
直線導体11〜13の電流は、コンデンサ31〜33に
よってのみ決定でき、中央の直線導体12に流れる電流
の大きさに対してcos30°の大きさの電流が両側の
直線導体11、13に流れるようにコンデンサ31〜3
3を調整すればよい。
【0014】このことは他の3本ずつの組でも同様であ
るから、コンデンサ31、34、37、40を互いに等
しく、コンデンサ32、35、38、41を互いに等し
く、またコンデンサ33、36、39、42を互いに等
しくできる。12本の直線導体11〜22は上記のよう
に円筒の周方向に互いに30°の角度をなすように等間
隔に配置されており、これは磁界の均一性を最も高める
ための配置であるが、このように等間隔に並べられてい
るなら、コンデンサ31、34、37、40、33、3
6、39、42を互いに等しくすることができる。
【0015】このようにコンデンサ31〜42を調整す
ることによって電流分布の調整ができ、その結果均一な
磁界を発生させることができるので、周波数調整は、磁
界の均一性を崩すことなく、コンデンサ51〜54の調
整によって行なうことができる。
【0016】コンデンサ51、53の対と、52、54
の対とで、90°位相の異なるRF電流を、直線導体と
リング型導体82との間に給電するが、この実施例で
は、図3に示すように、給電点76に接続されたコンデ
ンサ71、72、73とインダクタンス74、75によ
り形成されるブリッジ回路を介して、コンデンサ51側
とコンデンサ53側とに強制的に180°反転した給電
を行なっている(コンデンサ52、54の側については
図では省略しているが同様である)。このような給電回
路を用いる場合、ブリッジ回路の中央に接続されたコン
デンサ71を調整することにより、RFコイルの周波数
調整ができる。このように1つのコンデンサ71の調整
のみでよいということは、周波数調整のためコンデンサ
51、53を変化させたときそのバランスをとるように
しなければならない手間が省けることになる。つまりコ
ンデンサ51、53はいったんバランスさせておけばよ
く、後はコンデンサ71のみを変化させるだけである。
【0017】なお、製作誤差などにより直線導体11〜
22の配置位置等が正確でなくて非対称性が生じ、RF
磁界の直交性が良くない場合は、リング型導体81に挿
入されたコンデンサ61〜64を調整することにより容
易に直線性を得ることができるが、この場合、コンデン
サ51〜54等の調整によって周波数を調整すると直交
性が保たれなくなることもあり、また磁界の均一性も理
想的なものではなくなる。
【0018】上記では、直線導体の数や位置関係は例示
であり、これに限定される趣旨ではないことはもちろん
である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のMRI
装置のRFコイルによれば、何らの特別な素子を用いる
ことなく、RF磁界の直交性及び均一性を成立させるこ
とができ、かつこの状態を保ったまま周波数を変化させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の模式図。
【図2】同実施例における電流分布図。
【図3】同実施例における給電回路を示す回路図。
【図4】従来例の模式図。
【図5】従来例における電流分布図。
【図6】他の従来例の模式図。
【符号の説明】
11〜30
直線導体 31〜42、51〜54、61〜68、71〜73
コンデンサ 74、75
インダクタンス 76
給電点 81、82
リング型導体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 nを2以上の整数とするとき4n本の、
    円筒の周方向に配列された、該円筒の軸に平行な、一端
    ではn本ずつが直接接続されている、直線導体と、これ
    らに直線導体の他端がそれぞれ第1のコンデンサを介し
    て接続される第1のリング型導体と、90°ごとの間隔
    で第2の4個のコンデンサの一端が接続されており、上
    記の直線導体の一端のn本ずつの接続点がこの第2の4
    個のコンデンサをそれぞれ介して接続されている第2の
    リング型導体と、この第2の4個のコンデンサの向かい
    合う2個ずつを対として各対ごとに直線導体と第2のリ
    ング型導体との間に給電を行なう給電回路とを備えるこ
    とを特徴とするMRI装置のRFコイル。
JP5034171A 1993-01-31 1993-01-31 Mri装置のrfコイル Expired - Lifetime JP2570564B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5034171A JP2570564B2 (ja) 1993-01-31 1993-01-31 Mri装置のrfコイル
US08/187,540 US5445153A (en) 1993-01-31 1994-01-28 Orthogonal RF coil for MRI apparatus
EP94101399A EP0609810B1 (en) 1993-01-31 1994-01-31 Orthogonal RF coil for MRI apparatus
SG1996002203A SG47485A1 (en) 1993-01-31 1994-01-31 Orthogonal rf coil for mri apparatus
DE69424889T DE69424889T2 (de) 1993-01-31 1994-01-31 Orthogonale RF-Spule für Apparat zur Bilderzeugung mittels NMR

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5034171A JP2570564B2 (ja) 1993-01-31 1993-01-31 Mri装置のrfコイル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06225862A JPH06225862A (ja) 1994-08-16
JP2570564B2 true JP2570564B2 (ja) 1997-01-08

Family

ID=12406768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5034171A Expired - Lifetime JP2570564B2 (ja) 1993-01-31 1993-01-31 Mri装置のrfコイル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2570564B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10211567C1 (de) * 2002-03-15 2003-10-23 Siemens Ag Hochfrequenzantenne für eine Magnetresonanzanlage

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06225862A (ja) 1994-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6396271B1 (en) Tunable birdcage transmitter coil
FI88080C (fi) Radiofrekvent faetlindning foer kaernmagnetisk resonans
US4737718A (en) Magnetic resonance imaging apparatus including a bird-cage r.f. coil
KR880001528B1 (ko) 핵자기 공명용 rf코일
US4638253A (en) Mutual inductance NMR RF coil matching device
CA2255825C (en) Quadrature elliptical birdcage coil for nmr
EP0609810B1 (en) Orthogonal RF coil for MRI apparatus
EP1612576B1 (en) NMR shim coils
EP0152554B1 (en) Intentionally non-orthogonal correction coils for high-homogeneity magnets
JP2000157512A (ja) 磁気共鳴映像法のための直角位相rf面コイル
JPH0277236A (ja) Mr検査装置
JP2011500193A (ja) 改善された均一性及び減少したsarを備えるバードケージコイル
US8358132B2 (en) Irradiating coil and magnetic resonance imaging apparatus using the same
JP4155605B2 (ja) Nmrプローブ用サドル形多重巻きrfコイル
JP2570564B2 (ja) Mri装置のrfコイル
JP3519818B2 (ja) Mri用平面型コイル
US6130537A (en) HR MAS NMR coils with magic angle capacitors
JP2638419B2 (ja) Mri装置の直交型rfコイル
JP2638420B2 (ja) Mri装置のクワドラチャコイル
JP3872684B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置用平面型バードケージ照射コイル
JPS61176841A (ja) Nmrプロ−ブ用コイル
JP2001245869A (ja) 磁気共鳴撮像装置
JPH08229022A (ja) Mri装置のアンテナ装置
JPH0295344A (ja) 磁気共鳴断層撮像装置のrfコイル