JPH0295344A - 磁気共鳴断層撮像装置のｒｆコイル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は２ｇのリング部が複数のエレメントで接続され
、被検体を収容するために分割される構造の磁気共鳴断
層撮像装置のＲＦコイルに関する。

（従来の技′！＃） 原子核を静！ｉ場中におくと、原子核は磁界の強さと原
子核の種類によって異なる定数に比例した角速度で歳差
運動をする。この静磁場に垂直な軸に前記の周波数の高
周波回転磁場を印加すると磁気共鳴が起こり、前記の定
数を有する特定の原子核の集団は共鳴条件を満足する高
周波ｌａｓによって単位間の遷移を生じ、エネルギー単
位の高い方の単位に遷移する。共鳴後高い単位へ励起さ
れた原子核は低い単位へ戻ってエネルギーの放射を行う
。磁気共鳴断層撮像装置（以下ＭＲＩという）は、この
特定の原子核による核磁気共鳴（以下ＮＭＲという）現
象を観察して被検体の断層像を撮像する装置である。

このＭＲＩにおいて、被検体に高周波回転Ｍｌ場をかけ
るためにその中に被検体を収容して高周波電流を流すＲ
Ｆコイルにバードケージ形と呼ばれる形状のものがある
。従来バードケージコイルを位相が直交する２つの高周
波電流をＲＦコイルの直交する給電点から供給して回転
磁界を発生させ、又、ＮＭＲ信号を直交する給電点から
受信するクオドレイチャ（Ｑ　ｕａｄｒａｔｕｒｅ）で
使用する場合、被検体へのＶ７ｅ肴を容易にするために
ＲＦコイルを分割しているが、その分罰点には接点を用
いていた。

従来のバードケージ形ＲＦコイルの一例を第５図に示す
。図において、１は導電ループを形成し、略円形をなす
リング部で、２個のリング部１は平行に配置されている
。２は前記の２個のリング部１をその各々の周縁に沿っ
て隔たった点でリング部１の面に直交して接続している
エレメント、３はリング部１のエレメント２の接続点間
にリング部１に直列に挿入されているコンデンサである
。

４はＲＦコイルを被検体に装着するのを容易にするため
に分割しているが、その分割点に用いている接点である
。

（発明が解決しようとする課題） このＲＦコイルにおいて、前記のように被検体を収容す
る必要上からＲＦコイルを分離するために接点４を用い
ているが、このようにして接点４を用いると、接点の接
触抵抗及び耐久性が問題となる。即ち、接触抵抗が十分
小さくなるように設計され、且つ、経時変化による劣化
がないこと、又、機械的な信頼性を有することが要求さ
れる。

更に被検体に対する安全性を考慮する必要がある。

即ち、接点に電圧が掛かるときに被検体が接点に触れて
高周波火傷を生じないように配慮しなければならない。

以上述べたように接点を用いる方式には多くの問題があ
る。

本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的は
ＲＦコイルを分割する部分に電気的接触のための接点を
使用しないＭＲＩ用バードケージ形ＲＦコイルを実現す
ることにある。

（課題を解決するための手段） 前記の課題を解決する本発明は、２個のリング部が複数
のエレメントで接続され、被検体を収容するために分割
される構造の磁気共鳴断層銀像装置のＲＦコイルにおい
て、任意のエレメントの位置でリング部を切断し、分割
部の端部にエレメントを設けて分割部を誘導結合により
無接点で接続したことを特徴とするものである。

（作用） リング部をエレメントの位置で切断し、切断部の端部に
エレメントを設けて分割されたＲＦコイルを誘導結合に
より無接点で接続しコンデンサの容量を加減してインダ
クタンスのアンバランスを調整する。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
。

第１図は本発明の一実施例のバイパス形ＲＦコイルの模
式図である。図において、第２図と同等な部分には同一
の符号を付しである。５は任意のエレメント２の部分で
リング部１を切断し、その端部にエレメント２を２本近
接して設けた分割部である。分割部５の構造の詳細を第
２図に示す。

図において、第１図と同等の部分に同一の符号を付しで
ある。（イ）図は従来のＲＦコイルのリング部１の一部
の図で、（ロ）図は本発明の実施例の分割部５を含んだ
リング部１の一部の図である。

図に示すように分割は任意のエレメント２の部分で行う
。分割したいエレメント２が接するリング部１を分断し
、分断した両端にそれぞれエレメント２を取り付ける。

２本のエレメント２は平行であって近接している。機械
的な接続は誘電体を挟んで行う。

次に上記のように構成されたＲＦコイルの動作を説明す
る。従来バードケージ形コイルにおいて、ある時刻にお
ける各エレメント２に流れる電流は第３図（イ）のよう
に正弦波状に離散的に分布している。この場合、θは（
ロ）図に示すリング部１の中心からエレメント２を見た
Ｘ軸とのなす角度である。

ところで、第１図のＲＦコイルのように無接点分割形の
構成にすることにより分割部分のエレメント２の２本は
誘導結合で結合している。従って他のエレメント２のイ
ンダクタンスをＬとした場合、分割部５のインダクタン
スは第４図のようになる。（イ）図は本実施例のＲＦコ
イルにおいて、分割部５ｊＸ外の部分のインダクタンス
の図である。

分割部５ではリング部１が切断され、平行におかれた２
本のエレメント２により誘導結合しているので、その結
合状態は（ロ）図のようになっている。Ｌはエレメント
２のインダクタンス、Ｍはその結合による相互インダク
タンスで、等価回路は（ハ）図のようになる。従って、
回路のインダクタンスの結合状態が分割部５と他の部分
とは異なっているので、電流分布は第３図に示す正弦波
状から乱れることになる。分割部のインダクタンスは、
分割部５の２本のエレメント２の間隔によって決定され
るので、間隔が決定されれば、リング部１のコンデンサ
３の容量を適当に調整することにより、各エレメントに
流れる電流分布を正弦波状にすることが可能であり、従
来のバードケージ形コイルと同様の動作をさせることが
できる。又、コンデンサ３の容量でなく、エレメント２
のインダクタンスを適当に調整して他の部分のしに等価
的に等しくなるように調整しても良い。

本発明は上記実施例に限定されるものではない。

実施例のＲＦコイルはバイパス形について示したが、第
６図に示すようにローパス形ＲＦコイルについても同様
にエレメントを分割することができる。図において、第
１図と同等な部分には同一の符号を付しである。

又、分割部５は実施例に示したように１８０゜の位置関
係でなくても差し支えない。

（発明の効果） バードケージ形ＲＦコイルを分割形とする場合に接点を
全く使用しない形式としたため、接点の性能及び信頼性
にかかわる問題及び被検体に対する安全性の問題も解決
でき、実用上の効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のＲＦコイルの図、第２図は
分割部の情造の説明図、第３図はリング部１における電
流波形、第４図は分割部の等価回路、１５図は従来のＲ
「コイルの図、第６図は本発明の他の実施例のＲＦコイ
ルの図である。 １・・・リング部　　　　２・・・エレメント３・・・
コンデンサ　　　４・・・接点５・・・分割部 特許出願人　ａ河メディカルシステム株式会社第１区 第３　図 （イ） （ロ） （イ） （ロ） （ハ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ２個のリング部が複数のエレメントで接続され、被検体
   を収容するために分割される構造の磁気共鳴断層撮像装
   置のＲＦコイルにおいて、任意のエレメントの位置でリ
   ング部を切断し、分割部の端部にエレメントを設けて分
   割部を誘導結合により無接点で接続したことを特徴とす
   る磁気共鳴断層画像装置のＲＦコイル。