JP2569547B2 - カラ−ビデオカメラの白バランス自動追尾回路 - Google Patents

カラ−ビデオカメラの白バランス自動追尾回路

Info

Publication number
JP2569547B2
JP2569547B2 JP62097064A JP9706487A JP2569547B2 JP 2569547 B2 JP2569547 B2 JP 2569547B2 JP 62097064 A JP62097064 A JP 62097064A JP 9706487 A JP9706487 A JP 9706487A JP 2569547 B2 JP2569547 B2 JP 2569547B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
circuits
color
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62097064A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63262984A (ja
Inventor
善郎 稗田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP62097064A priority Critical patent/JP2569547B2/ja
Publication of JPS63262984A publication Critical patent/JPS63262984A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2569547B2 publication Critical patent/JP2569547B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は映像信号より得られた色差信号を利用して、
特に蛍光燈による照明下の被写体撮影、または被写体全
体の色が緑色およびマゼンタ色の傾向の撮影でも効果の
あるカラービデオカメラの白バランス自動追尾回路に関
する。
(従来の技術) カラービデオカメラは撮影しようとする光源に応じて
白バランスを調整する必要があり、その方法にはカラー
フィルタを使用するもの、色温度センサを利用するも
の、撮像信号を利用するもの等がある。
これらの中で撮像信号を利用するものは撮像レンズを
介しているため被写体を照射している光源の色温度が得
られ、構造が簡単である特長を有する。
第3図はこのような撮像信号を利用した、従来のカラ
ービデオカメラの白バランス自動追尾回路のブロック系
統図である。
同図において、入力端子40には撮像信号より得られた
青色の原色信号Bが供給され、この信号は外部よりその
利得が制御される利得制御回路41を介してマトリックス
回路42に供給され、このマトリックス回路42で色差信号
(B−YL)を生成する。ここで、YLは輝度信号を0.8MHz
のローパスフィルタを通して得られた低域輝度信号であ
る。
この色差信号(B−YL)はオートホワイト回路43で基
準レベルと比較されて、その差に対応した制御信号が得
られる。この制御信号により利得制御回路41の利得が制
御される。
一方、入力端子44に供給された撮像信号より得られた
赤色の原色信号は利得制御回路45を介してマトリックス
回路46に供給され、ここで色差信号(R−YL)が得ら
れ、この色差信号(R−YL)はオートホワイト回路47で
基準レベル信号と比較されて、その差に対応した制御信
号が得られる。この制御信号により利得制御回路45の利
得が制御される。
撮像信号はマトリックス回路42および46の出力信号を
出力端子48および49を介して図示しない変調回路等の信
号処理をしてビデオカメラ外に取り出されるようになっ
ている。
このような構成の従来のカラービデオカメラの白バラ
ンス自動追尾回路は、通常、一画面全体の色の積分値は
ほぼ白色になることを利用したものであり、撮像信号の
一画面全体の積分値が設定の白レベルよりずれた場合
は、撮影の光源の色温度が変化したものとして、色温度
の補正をするものである。
第2図は説明用の図であり、縦軸は色差信号(R−Y
L)、横軸は色差信号(B−YL)であり、第2図中の第I
I象限、第IV象限および、軸の交点を通る曲線Pは、色
温度軸(黒体放射軸)である。この色温度軸Pは、色温
度の違いを色差信号(B−YL)および(R−YL)を制御
することにより色温度軸P上で色温度を制御できること
を示している。
ここで、白バランスが取れている状態で撮影時の色温
度が高くなったとすると、この時の色温度は第2図の色
温度軸P上の第IV象限に位置し、撮影信号中の色差信号
(B−YL)が増大し、色差信号(R−YL)が減少してい
ることが理解できる。
そこで、オートホワイト回路43は色差信号(B−YL)
が設定した白レベルより増大したことを検出し、増大量
に対応して利得制御回路41を制御して青色の原色信号B
の利得を減少させて白バランスを制御する。
一方、赤色の原色信号Rについても、同様の論理によ
り、利得制御回路45の利得を増大させることにより白バ
ランスを調整する。
逆に、撮影時に色温度が低くなったとすると、この時
の色温度は、第2図の色温度軸P上の第II象限に位置
し、色温度が高くなった場合と同様な論理により、利得
制御回路41の利得は増大し、利得制御回路45の利得は減
少するように動作する。
このように、画面の積分値が白色になる被写体であれ
ば色温度変化に対応できる。しかし、白バランスが取れ
ている状態で画面全体が、例えば芝生のように緑一色の
被写体になった場合、緑色は第2図の第III象限のGに
位置するため、撮影信号による色差信号(R−YL)およ
び(B−YL)は共に減少する。
従って、オートホワイト回路43,47はこれを検知し、
白バランスが合っているにもかかわらず、利得制御回路
41および45の利得を増大するように動作するため、白バ
ランスがマゼンタ側に寄ってしまうので白バランスガ崩
れて、緑色が白色となり白色がマゼンタ色となって撮影
されることになる。
同様に、蛍光燈の照明下の被写体を撮影すると、同様
に白バランスガ崩れてしまう。
逆に、画面全体がマゼンタ色のものは白バランスが崩
れて白が緑色となり、マゼンタ色が白になってしまう動
作をする。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のように、従来のカラービデオカメラの白バラン
ス自動追尾回路は、白バランスが合っているにもかかわ
らず、蛍光燈の照明下の被写体を撮影したり、または画
面全体が緑色に近い色およびマゼンタ色に近い色である
被写体を撮影すると、白バランスが反転してそれぞれマ
ゼンタ色および緑色に近い色にずれてしまう問題点があ
った。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記問題点を解決するために、第1および第
2の原色信号がそれぞれ供給されて外部より利得が制御
可能な第1の利得制御回路および第1の利得制御回路と
は制御特性が逆の第2の利得制御回路と、この第1およ
び第2の利得制御回路のそれぞれの出力信号と低域輝度
信号との色差信号を生成する第1のマトリックス回路お
よび第2のマトリックス回路と、この第1および第2の
マトリックス回路のそれぞれの出力信号を積分する第1
の積分回路および第2の積分回路と、この第1および第
2の積分回路のそれぞれの出力信号と基準レベル信号と
を比較する第1の比較回路および第1の比較回路とは出
力特性が逆の第2の比較回路と、この第1および第2の
比較回路のそれぞれの出力信号により第1および第2の
利得制御回路の利得を制御するための電圧を生成する第
1の電圧生成回路および第2の電圧生成回路と、前記第
1および第2の積分回路のそれぞれの出力信号が前記基
準レベル信号と比較して大小傾向が同一か否かを検出し
て制御信号を発生する第1の制御信号発生回路と、前記
第1および第2の電圧生成回路の出力電圧が所定電圧範
囲内であるか否かを検出して制御信号を発生する第2の
制御信号発生回路と、前記第1の制御信号発生回路が前
記第1および第2の積分回路のそれぞれの出力信号が前
記基準レベル信号と比較して大小傾向が同一と検出し、
かつ前記第2の制御信号発生回路が前記第1および第2
の電圧生成回路の出力電圧が所定電圧範囲外であると検
出した時に、前記第1および第2の電圧生成回路の出力
電圧をその直前の電圧に固定する回路とを備えたことを
特徴とするカラービデオカメラの白バランス自動追尾回
路を提供する。
(実施例) 第1図は本発明のカラービデオカメラの白バランス自
動追尾回路の一実施例を示すブロック系統図である。同
図において、大区分のブロックより説明すると、1は赤
色の原色信号Rおよび青色の原色信号Bが供給される入
力端子であり、この入力端子1に供給された信号はプロ
セス回路aを介してオートホワイト回路bに供給され、
このオートホワイト回路bの出力信号は加算回路dを介
して、プロセス回路aにフィードバックを掛けてプロセ
ス回路a中の利得を制御するようにしている。
更に、オートホワイト回路b中でレベルがクランプさ
れてローパスフィルタを介した信号が制御信号発生回路
cを介してオートホワイト回路bを制御している。
更に、オートホワイト回路bの出力信号は制御信号発
生回路eを介してオートホワイト回路bを制御してい
る。
次に、上記プロセス回路a、オートホワイト回路b、
制御信号発生回路c、制御信号発生回路eのより具体的
な構成を説明する。
入力端子1に供給された信号はプロセス回路aの利得
制御回路2、マトリックス回路3をそれぞれシリアルに
介してスイッチ回路4の一方の入力端子に供給され、こ
のスイッチ回路4の一方の出力信号はオートホワイト回
路bのクランプ回路5、ローパスフィルタ6をそれぞれ
シリアルに介してコンパレータ7の負の端子に供給され
ている。
このコンパレータ7の出力信号はアップダウン制御回
路8、カウンタ9、A/Dコンバータ10をそれぞれシリア
ルに介して加算回路dの一方の入力端子に供給されてい
る。
更に、入力端子1よりの信号は、利得制御回路11、マ
トリックス回路12をそれぞれシリアルに介してスイッチ
回路4のもう一方の入力端子に供給されている。このス
イッチ回路4のもう一方の出力信号はオートホワイト回
路bのクランプ回路13、ローパスフィルタ14をそれぞれ
シリアルに介してコンパレータ15の負の入力端子に供給
されている。
このコンパレータ15の出力信号はアップダウン制御回
路16、カウンタ17、A/Dコンバータ18をそれぞれシリア
ルに介して加算回路dの他方の入力端子に供給されてい
る。
上記加算回路dの出力信号は利得制御回路2,11のそれ
ぞれの制御端子に供給されている。
更に、上記コンパーレータ7,15のそれぞれの正の入力
端子には入力端子がコンデンサCを介して接地されたク
ランプ回路19の出力信号がローパスフィルタ20を介して
供給されている。
このフィルタ20の出力信号は制御信号発生回路cのコ
ンパレータ21および22のそれぞれの正の入力端子に供給
されており、このコンパレータ21および22の負の入力端
子にはフィルタ6およびフィルタ14の出力信号がそれぞ
れ供給されている。
そして、コンパレータ21,22の出力信号はEx−OR(排
他的論理和)回路23およびAND回路27をそれぞれ介して
オートホワイト回路b中のスタートストップ制御回路24
に供給されている。このスタートストップ制御回路24の
出力信号はアップダウン制御回路8,16およびカウンタ9,
17にそれぞれ供給されている。
制御信号発生回路eはコンパレータ28〜31、AND回路3
2,33、NAND回路34、基準電圧E1,E2よりなり、D/Aコン
バータ10の出力信号はコンパレータ28の正入力端子とコ
ンパレータ29の負入力端子とにそれぞれ供給され、D/A
コンバータ18の出力信号はコンパレータ30の正入力端子
とコンパレータ31の負入力端子とにそれぞれ供給されて
いる。
コンパレータ28,30のそれぞれの負入力端子には基準
電圧E1が、コンパレータ29,31のそれぞれの正入力端子
には基準電圧E2がそれぞれ供給されている。
上記コンパレータ28,29の出力信号はAND回路32に、コ
ンパレータ30,31の出力信号はAND回路33にそれぞれ供給
され、AND回路32,33のそれぞれの出力信号はNAND回路34
に供給され、このNAND回路34の出力信号はAND回路27の
他方入力端子に供給されている。
なお、スイッチ回路4の出力信号は出力端子25,26に
より撮影信号が取り出されて、図示しない変調回路等を
介してビデオカメラ外に送出されるようになっている。
上記構成の本発明のカラービデオカメラの白バランス
自動追尾回路の一実施例の動作を説明する。
入力端子1には、図示しない固体撮像素子、信号処理
回路、バンドパスフィルタ等より得られた赤色の原色信
号Rと青色の原色信号Bとが交互に供給されており、こ
の信号は利得制御回路2および11に同時に供給され、D/
Aコンバータ10および18の出力信号により利得が制御さ
れるが、これについては、以下に説明をする。
マトリックス回路3および12はそれぞれ、色差信号
(B−YL)および(R−YL)を生成する。ここで、YLは
輝度信号を0.8MHzのローパスフィルタを通して得られた
低域輝度信号である。
スイッチ回路4は、交互に供給される色差信号(B−
YL)および(R−YL)の内、一方を1水平同期期間だけ
遅延させて、色差信号(B−YL)および(R−YL)を同
時にそれぞれの出力端子より送出するものである。
色差信号(B−YL)はクランプ回路5でクランプされ
た後、ローパスフィルタ6により一画面分の色信号が積
分される。コンパレータ7は積分された色差信号(B−
YL)とフィルタ20よりの基準レベル信号とを比較し、色
差信号(B−YL)が基準レベル信号より大きい場合は論
理Lを、逆の場合は論理Hの信号をそれぞれ送出する。
コンパレータ7の出力信号が論理Lの信号を送出する
と、アップダウン制御回路8はこれを受けてカウンタ9
の計数を減少させる。このカウンタ9の計数はD/Aコン
バータ10によりアナログ値に変換されて、利得制御回路
2の利得を減少させて、青色の原色信号Bのレベルを減
少させる。逆に、コンパレータ7の出力信号が論理Hの
場合は、青色の原色信号Bのレベルは増大するように作
用する。
次に、スイッチ回路4よりの色差信号(R−YL)は、
色差信号(B−YL)の場合と同様にクランプされた後、
一画面分の信号が積分されてコンパレータ15で基準レベ
ル信号と比較され、色差信号(R−YL)が基準レベル信
号より大きい場合は、コンパレータ7とは逆で論理Hの
信号を、逆の場合は論理Lの信号をそれぞれ送出する。
コンパレータの15の出力信号はコンパレータ7の場合
と同様に、D/Aコンバータ18よりアナログ信号に変換さ
れて利得制御回路11を制御するが、利得制御回路11は利
得制御回路2とは逆の特性である。即ち、D/Aコンバー
タ18の出力信号が大きくなると利得制御回路11の利得は
小さくなり、D/Aコンバータ18の出力信号が小さくなる
と利得は大きくなる。
上記説明はいずれも加算回路dは考慮しておらず、ま
たスタートストップ制御回路24はスタート状態、即ちア
ップダウン制御回路8,16が動作可能であることを前提と
している。
制御信号発生回路cおよび制御信号発生回路eの動作
について説明する。
まず、制御信号発生回路cは照明の色温度変化か、被
写体の色変化かを検出して制御信号を発生する回路であ
り、色温度が変化した時は、制御信号発生回路cのコン
パレータ21および22のそれぞれの出力端子の出力信号
は、一方が論理Hの時は他方は論理L、一方が論理Lの
時は他方は論理HであるのでEx−OR回路23の出力信号は
論理Lとなる。
一方、制御信号発生回路eは被写体が蛍光燈で照射さ
れているか否か検出して制御信号を発生する回路であ
り、蛍光燈の色は第2図の第III象限のFに位置する。
制御信号発生回路eのコンパレータ28,29およびAND回
路32はD/Aコンバータ10の出力信号がE1〜E2(ここで
は、2.2v〜3.5V)の範囲に有るか否か検出するもので、
出力信号がE1〜E2の範囲に有る時は、AND回路32は論理
Hを送出する。同様に、D/Aコンバータ18の出力信号がE
1〜E2の範囲に有る時は、AND回路33は論理Hを送出す
る。
従って、D/Aコンバータ10,18の両出力信号がE1〜E2
範囲に有る時のみ、被写体が蛍光燈で照射されていると
して、NAND回路34は論理Lを送出する。
ここで、白バランスが合っている状態で、撮影時の色
温度が高くなったとすると、この時の撮影信号による色
差信号(B−YL)および(R−YL)は第2図の色温度軸
P上の第IV象限に位置しており、撮影信号の色差信号
(B−YL)が基準レベル信号より増大し、色差信号(R
−YL)が同じく減少していることが理解できる。
従って、先に説明したように、コンパレータ7,15はい
ずれも論理Lの信号を送出するので、アップダウン制御
回路8,16はいずれも減少し、このアップダウン制御回路
8,16の動作に対応した制御電圧が、D/Aコンバータ10,18
より得られ、この制御電圧は加算回路dで加算平均され
る。
従って、利得制御回路2,11はそれぞれ同一制御電圧が
供給されるが、利得制御回路2は利得が減少し、青色の
原色信号Bのレベルが減少し、利得制御回路11の利得が
増大し、赤色の原色信号Rのレベルが増大することによ
り、白バランスの補正が出来る。
今度は、被写体の撮影時の色温度が低くなったとする
と、この時の撮像信号は第2図の色温度軸P上の第II象
限に位置し、色差信号(B−YL)が基準レベル信号より
減少し、色差信号(R−YL)が基準レベル信号より増大
している。そこで色温度が高い場合とは全く逆であるの
で、利得制御回路2の利得を大きくし、色差信号(B−
YL)のレベルを増大させるようにすると共に、利得制御
回路11の利得を小さくし、色差信号(R−YL)のレベル
を減少させることにより、白バランスの補正が出来る。
上記のように、検出した制御電圧を加算回路dで加算
平均してるが、色温度軸Pは(B−YL)軸および(R−
YL)軸に対して、ほぼ45度の傾斜であるので、色温度変
化に対して同一制御電圧で利得制御回路2,11を制御して
もよい。
なお、上記色温度が高くなった場合も低くなった場合
も、Ex−OR回路23およびNAND回路34は共に論理Lを送出
し、スタートストップ制御回路24はアップダウン制御回
路8,16およびカウンタ9,17を動作可能状態にしている。
ここで、白バランスが合っている状態で一画面全体
が、例えば芝生による緑一色になった場合、緑色は第2
図の第III象限のGに位置し、撮像信号による色差信号
(R−YL)および(B−YL)は共に減少する。
従って、そのままでは利得制御回路2および11の利得
が増大するように作用してしまい、白バランスが崩れて
しまうので、これを防止するために、制御信号発生回路
cが動作するようになっている。
即ち、コンパレータ21および22は基準レベル信号に対
して色差信号(B−YL)および(R−YL)が小さいので
共に論理Hの信号を送出し、Ex−OR回路23は論理Hの信
号を送出する。そして、制御信号発生回路eが論理Lの
時、即ち、蛍光燈の照明下である時以外はAND回路27は
論理Hの信号を送出し、この論理Hの信号によりスター
トストップ制御回路24はアップダウン制御回路8,16およ
びカウンタ9,17をそれぞれ停止させてその時の値を保持
させる。
従って、蛍光燈の照明下の時のみ白バランスが調整さ
れ、その他は得制御回路2および11は、画面全体が緑一
色になる直前の利得に保持され、白バランスを崩すこと
なく撮影が出来るようになっている。
次に、白バランスが合っている状態で、先とは逆に画
面全体がマゼンタ一色の被写体を撮影した場合、マゼン
タ色は第2図の第I象限のMgに位置するため、撮像信号
による色差信号(B−Y)および(R−Y)が増大する
のでコンパレータ21および22は共に論理Hの信号を送出
し、緑色と同様にEx−OR回路23は論理Hの信号を送出
し、蛍光燈の照明下である時以外は、スタートストップ
制御回路22はアップダウン制御回路8,16およびカウンタ
9,17をそれぞれ停止させてその時の値を保持させる。
従って、蛍光燈の照明下の時のみ白バランスが調整さ
れ、その他は利得制御回路2および11は画面全体がマゼ
ンタ一色になる直前の利得に保持され、白バランスを崩
すことなく撮影が出来るようになっている。
一画面全体の積分値が第2図に示す色温度軸P上の近
傍でなく、例えば赤色(第2図の第II象限のR)また
は、シアン色(第2図の第IV象限のCY)になった場合を
説明する。
撮影しようとする画面全体がほぼ赤色であったとする
と、赤色の位置は第2図に示す原色温度軸Pより離れて
色差軸(R−YL)に近く、色差軸(B−YL)より離れた
Rにあるが、加算回路dが設けてあるので、D/Aコンバ
ータ10と18との出力信号が加算してあるため、平均化さ
れて、色温度軸P上に位置することになる。
このように色温度軸P上に位置すれば、色温度軸Pを
離れて調整されるよりも色に対する影響が小さく、画面
が切換わった時に、白バランスの制御が早く出来るよう
になる。
上記のように、画面全体がほぼ赤色の場合で、加算回
路dがなかったとすると、色差信号(B−YL)の方が色
差信号(R−YL)より設定した白レベルに対して近い。
従って、色差信号(B−YL)の方が設定値に早く収れん
する。これは、アップダウン制御回路8,16およびカウン
タ9,17がクロック信号に対応して白レベルに1ステップ
ずつ収れんしていくものであるかである。
このように色差信号(B−YL)が早く設定値に収れん
すると、コンパレータ7の2つの入力信号のレベルはほ
ぼ同一となり、コンパレータ21の出力信号は論理Lまた
はHしか有り得ないため、臨界点での出力信号は論理L
またはHに不安定な状態となる。この時、コンパレータ
22への入力信号である色差信号(R−YL)はまだ設定し
た白レベルに合っていないので、コンパレータ22の出力
信号は論理Lとなるので、もしコンパレータ22の出力信
号が論理Lになると、まだ色差信号(R−YL)は白レベ
ルに収れんしていないにもかかわらず、Ex−OR回路23の
出力信号は論理Lとなり、利得制御回路2,11の利得を保
持してしまう。そして、再度コンパレータ21の出力信号
が論理Hになれば利得制御回路11の動作が再開し、白レ
ベルに収れんするが、時間遅れまたは途中で白レベルに
ならない場合が生ずることがある。
なお、第1図に記載されたリセット回路27は、本発明
のカラービデオカメラの白バランス自動追尾回路に電源
が投入された時に白バランスを色温度の制御範囲の中間
の約4300°Kにするように、D/Aコンバータ10,18の出力
信号を設定するものである。
(発明の効果) 本発明によれば、蛍光燈の照明下の被写体であって
も、正しい色の撮影が出来、更に、画面全体の色の積分
値が緑色およびマゼンタ色およびこれらの近傍の色より
なる被写体であっても、その直前の白バランスを保持す
ることにより、白バランスが色温度軸(黒体放射軸)よ
りずれるのを防止し、適正な白バランスで撮影を可能と
し、正しい色の撮影が出来る特長を有する。
また、これに加えて画面全体の積分値が赤色およびシ
アンおよびこれらの近傍の色よりなる被写体であって
も、色のバランスが崩れた箇所でロックされることなく
色温度軸(黒体放射軸)に近い箇所の色温度に補正され
るため、色ずれの少ない撮影が出来ると共に、次の画面
に対する白バランスの追尾がスムースに出来る特長があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のカラービデオカメラの白バランス自動
追尾回路の一実施例のブロック系統図、第2図は説明の
ための図、第3図は従来のカラービデオカメラの白バラ
ンス自動追尾回路のブロック系統図である。 1……入力端子、2……第1の利得制御回路、3……第
1のマトリックス回路、5,13,19……クランプ回路、6
……ローパスフィルタ(第1の積分回路)、7……コン
パレータ(第1の比較回路)、8,16……アップダウン制
御回路、9,17……カウンタ、10,18……D/Aコンバータ、
11……第2の利得制御回路、12……第2のマトリックス
回路、14……ローパスフィルタ(第2の積分回路)、15
……コンパレータ(第2の比較回路)、20……ローパス
フィルタ(基準レベル信号を送出する積分回路)、21,2
2,28,29,30,31……コンパレータ、23……Ex−OR回路
(排他的論理和回路)、27,32,33……AND回路、34……N
AND回路、a……プロセス回路、b……オートホワイト
回路、c,e……第1および第2の制御信号発生回路、d
……加算回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1および第2の原色信号がそれぞれ供給
    されて外部より利得が制御可能な第1の利得制御回路お
    よび第1の利得制御回路とは制御特性が逆の第2の利得
    制御回路と、この第1および第2の利得制御回路のそれ
    ぞれの出力信号と低域輝度信号との色差信号を生成する
    第1のマトリックス回路および第2のマトリックス回路
    と、この第1および第2のマトリックス回路のそれぞれ
    の出力信号を積分する第1の積分回路および第2の積分
    回路と、この第1および第2の積分回路のそれぞれの出
    力信号と基準レベル信号とを比較する第1の比較回路お
    よび第1の比較回路とは出力特性が逆の第2の比較回路
    と、この第1および第2の比較回路のそれぞれの出力信
    号により第1および第2の利得制御回路の利得を制御す
    るための電圧を生成する第1の電圧生成回路および第2
    の電圧生成回路と、前記第1および第2の積分回路のそ
    れぞれの出力信号が前記基準レベル信号と比較して大小
    傾向が同一か否かを検出して制御信号を発生する第1の
    制御信号発生回路と、前記第1および第2の電圧生成回
    路の出力電圧が所定電圧範囲内であるか否かを検出して
    制御信号を発生する第2の制御信号発生回路と、前記第
    1の制御信号発生回路が前記第1および第2の積分回路
    のそれぞれの出力信号が前記基準レベル信号と比較して
    大小傾向が同一と検出し、かつ前記第2の制御信号発生
    回路が前記第1および第2の電圧生成回路の出力電圧が
    所定電圧範囲外であると検出した時に、前記第1および
    第2の電圧生成回路の出力電圧をその直前の電圧に固定
    する回路とを備えたことを特徴とするカラービデオカメ
    ラの白バランス自動追尾回路。
JP62097064A 1987-04-20 1987-04-20 カラ−ビデオカメラの白バランス自動追尾回路 Expired - Lifetime JP2569547B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62097064A JP2569547B2 (ja) 1987-04-20 1987-04-20 カラ−ビデオカメラの白バランス自動追尾回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62097064A JP2569547B2 (ja) 1987-04-20 1987-04-20 カラ−ビデオカメラの白バランス自動追尾回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63262984A JPS63262984A (ja) 1988-10-31
JP2569547B2 true JP2569547B2 (ja) 1997-01-08

Family

ID=14182216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62097064A Expired - Lifetime JP2569547B2 (ja) 1987-04-20 1987-04-20 カラ−ビデオカメラの白バランス自動追尾回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2569547B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63262984A (ja) 1988-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4736241A (en) White balance adjusting device of color video camera
JPS5981992A (ja) カラ−撮像装置
JP4042432B2 (ja) 撮像装置
JPS60141095A (ja) カラ−撮像装置
US5479204A (en) Negative-image signal processing apparatus
JP2751297B2 (ja) オートホワイトバランス回路
JP2569504B2 (ja) カラ−ビデオカメラの白バランス自動追尾回路
JP3142603B2 (ja) 画像撮影装置のホワイトバランス装置
JP2569547B2 (ja) カラ−ビデオカメラの白バランス自動追尾回路
JP3609138B2 (ja) ビデオカメラ
JPH04179388A (ja) 白バランス制御回路
JPH0332145Y2 (ja)
JP3055985B2 (ja) ホワイトバランス調整装置
JPH07143509A (ja) ビデオカメラのクロマノイズ抑制方法
JP2517170B2 (ja) 螢光灯検出装置
JPS63105591A (ja) ビデオカメラ
JP3434086B2 (ja) オートホワイトバランス補正装置及び補正方法
JP2558400B2 (ja) オートホワイトバランス補正装置
JPH11127449A (ja) ホワイトバランス調整装置
JP2613823B2 (ja) ホワイトバランス回路の白色検出方法
JPS61199390A (ja) ホワイトバランス装置
JPS61150488A (ja) カラ−ビデオカメラ
JPH084344B2 (ja) オ−トホワイトバランス回路
JP2584358B2 (ja) 白バランス調整装置
JP2007235995A (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071024

Year of fee payment: 11