JP2569359B2 - 発電機 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本発明は、発電機に関し、特に、出力電圧が入力速度
や負荷変動に対して迅速な自動調整が容易であり、且
つ、小型軽量で高速性に富み、航空宇宙機器、無人飛翔
体及び無人海中航走体に好適な構成を得るための新規な
改良に関する。
や負荷変動に対して迅速な自動調整が容易であり、且
つ、小型軽量で高速性に富み、航空宇宙機器、無人飛翔
体及び無人海中航走体に好適な構成を得るための新規な
改良に関する。
b. 従来の技術 従来、前述の用途に使用される発電機としては種々あ
るが、その中で代表的な構成について述べると、1987年
発行の神鋼電機技報114号(Vol.32.No−3)の第112頁
から第117頁に開示されている構成を挙げることができ
る。
るが、その中で代表的な構成について述べると、1987年
発行の神鋼電機技報114号(Vol.32.No−3)の第112頁
から第117頁に開示されている構成を挙げることができ
る。
すなわち、第6図から第10図に示される構成は従来の
発電機を示すものである。
発電機を示すものである。
まず、第6図に示す第1従来例のブラシレスAC発電機
+整流回路方式の場合、永久磁石ロータ1、EX回転電機
子2、回転整流器3、主発電機電機子4、永久磁石電機
子5、EX界磁6、主発電機回転界磁7及び整流器8から
なる発電部9と、この発電部9に接続された電圧調整器
10とから構成され、永久磁石ロータ1が回転すると、永
久磁石電機子5に三相交流が発生する。
+整流回路方式の場合、永久磁石ロータ1、EX回転電機
子2、回転整流器3、主発電機電機子4、永久磁石電機
子5、EX界磁6、主発電機回転界磁7及び整流器8から
なる発電部9と、この発電部9に接続された電圧調整器
10とから構成され、永久磁石ロータ1が回転すると、永
久磁石電機子5に三相交流が発生する。
この三相交流を電圧調整器10内の整流回路11にて直流
に変換し、EX界磁6の直流励磁を行う。この直流励磁の
大小に比例して、EX回転電機子2に三相交流電力が発生
し、この電力を回転子に内蔵した整流器8にて直流変換
し、主発電機回転界磁7を励磁する。この直流励磁に比
例した三相交流電力が主発電機電機子4に発生し、これ
を整流して直流出力を得る。
に変換し、EX界磁6の直流励磁を行う。この直流励磁の
大小に比例して、EX回転電機子2に三相交流電力が発生
し、この電力を回転子に内蔵した整流器8にて直流変換
し、主発電機回転界磁7を励磁する。この直流励磁に比
例した三相交流電力が主発電機電機子4に発生し、これ
を整流して直流出力を得る。
又、第7図で示す第2従来例の永久磁石+サイリスタ
移送制御整流方式の場合、永久磁石ロータ1、電機子5
及びサイリスタ12とからなる発電機9と、位相角制御1
3、電圧検出回路14及びフィルタ部15とからなる電圧調
整器10とから構成され、発電機9からの交流出力をサイ
リスタ12にて点弧角の位相制御を行って整流し、これに
フィルタ部15を通して電圧制御された直流出力を得る。
移送制御整流方式の場合、永久磁石ロータ1、電機子5
及びサイリスタ12とからなる発電機9と、位相角制御1
3、電圧検出回路14及びフィルタ部15とからなる電圧調
整器10とから構成され、発電機9からの交流出力をサイ
リスタ12にて点弧角の位相制御を行って整流し、これに
フィルタ部15を通して電圧制御された直流出力を得る。
又、第8図から第10図で示す第3従来例のランドル型
AC発電機+整流回路方式の場合、ランドルロータ1A、界
磁巻線16、電機子巻線5及び整流器8とからなる発電機
9と電圧調整器10とから構成されている。
AC発電機+整流回路方式の場合、ランドルロータ1A、界
磁巻線16、電機子巻線5及び整流器8とからなる発電機
9と電圧調整器10とから構成されている。
前述ランドル型AC発電機は、第9図及び第10図に示す
ように構成されており、ケーシング20に軸受21を介して
回転軸22が回転自在に設けられ、この回転軸22にランド
ルロータ1Aが取付けられている。
ように構成されており、ケーシング20に軸受21を介して
回転軸22が回転自在に設けられ、この回転軸22にランド
ルロータ1Aが取付けられている。
前記ケーシング20には、電機子巻線5のステータ23及
び固定界磁鉄芯24に設けられた固定界磁巻線16が設けら
れ、このランドルロータ1AはロータA、ロータB及び接
合リング26とから構成されている。
び固定界磁鉄芯24に設けられた固定界磁巻線16が設けら
れ、このランドルロータ1AはロータA、ロータB及び接
合リング26とから構成されている。
従って、固定界磁巻線16にて作られた磁束は、ギャッ
プ→ロータA(N極側)→ギャップ→ステータ23→ギャ
ップ→ロータB(S極側)→固定界磁鉄心24→ギャップ
を流れる。
プ→ロータA(N極側)→ギャップ→ステータ23→ギャ
ップ→ロータB(S極側)→固定界磁鉄心24→ギャップ
を流れる。
このステータ23の電機子側よりみたランドルロータ1A
の表面には、通常の同期発電機と同様に回転界磁極がで
きていることとなる。
の表面には、通常の同期発電機と同様に回転界磁極がで
きていることとなる。
又、この電圧制御は固定界磁巻線電流を制御すること
により容易にできる。
により容易にできる。
c. 発明が解決しようとする課題 従来の発電機は以上のように構成されていたため、次
のような課題を有していた。
のような課題を有していた。
まず、第1従来例の場合、ブラシを有していないが、
全体構成が極めて複雑であり、製作が容易ではなかっ
た。
全体構成が極めて複雑であり、製作が容易ではなかっ
た。
又、第2従来例の場合、発電機としては単純な構成で
あるが、速度変動に伴う位相制御された出力波形は悪
く、フィルタ部を介しても出力電圧の特性は良好ではな
く、急激な負荷変動に対する出力補償が困難であった。
あるが、速度変動に伴う位相制御された出力波形は悪
く、フィルタ部を介しても出力電圧の特性は良好ではな
く、急激な負荷変動に対する出力補償が困難であった。
又、第3従来例の構成の場合、ほぼ特性を満たすもの
として現用されているが、最大の欠点は、初期外部電源
等により界磁電流を得る必要があり、自立起動が不可能
であった。
として現用されているが、最大の欠点は、初期外部電源
等により界磁電流を得る必要があり、自立起動が不可能
であった。
又、マグネットが回転するものに比べて界磁電流損失
が有り、重量が重くなっていた。
が有り、重量が重くなっていた。
さらに、速度や負荷変動に対し固定界磁巻線を大巾に
制御する必要があり、界磁コントローラも大形化してい
た。
制御する必要があり、界磁コントローラも大形化してい
た。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされ
たもので、特に、出力電圧が入力速度や負荷変動に対し
て迅速な自動調整が容易であり、且つ、小型軽量で高速
性にに富み、航空宇宙機器、無人飛翔体及び無人海中航
走体に好適な発電機を提供することを目的とする。
たもので、特に、出力電圧が入力速度や負荷変動に対し
て迅速な自動調整が容易であり、且つ、小型軽量で高速
性にに富み、航空宇宙機器、無人飛翔体及び無人海中航
走体に好適な発電機を提供することを目的とする。
d. 課題を解決するための手段 本発明による発電機は、ケーシングに回転自在に設け
られた永久磁石ロータと、前記永久磁石ロータと共に回
転するように設けられたランドルロータと、前記永久磁
石ロータ及びランドルロータに対応して設けられた電機
子コイルと、前記ランドルロータに対応して設けられた
ランドル界磁コイルとを備えた構成である。
られた永久磁石ロータと、前記永久磁石ロータと共に回
転するように設けられたランドルロータと、前記永久磁
石ロータ及びランドルロータに対応して設けられた電機
子コイルと、前記ランドルロータに対応して設けられた
ランドル界磁コイルとを備えた構成である。
e. 作用 本発明による発電機においては、永久磁石ロータとラ
ンドルロータにより発生した発電出力を合成することに
より、効率のより永久磁石型発電部と制御性の良いラン
ドル型発電部の出力を合成することができ、低速側では
ランドル型発電部の出力を永久磁石型発電部の出力に加
算して安定出力レベルとし、又、高速側ではランドル型
発電部の出力を下げて安定出力レベルを維持するように
していると共に、急激な負荷時には、シリーズ界磁コイ
ルによって直ちにランドル型発電部を制御している。
ンドルロータにより発生した発電出力を合成することに
より、効率のより永久磁石型発電部と制御性の良いラン
ドル型発電部の出力を合成することができ、低速側では
ランドル型発電部の出力を永久磁石型発電部の出力に加
算して安定出力レベルとし、又、高速側ではランドル型
発電部の出力を下げて安定出力レベルを維持するように
していると共に、急激な負荷時には、シリーズ界磁コイ
ルによって直ちにランドル型発電部を制御している。
又、ランドル型発電部のランドルロータに対する励磁
は、永久磁石型発電部から得られた出力を制御用コイル
とシリーズコイルからなるランドル界磁コイルに印加す
ることにより得られる。
は、永久磁石型発電部から得られた出力を制御用コイル
とシリーズコイルからなるランドル界磁コイルに印加す
ることにより得られる。
f. 実施例 以下、図面と共に本発明による発電機の好適な実施例
について詳細に説明する。
について詳細に説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して
説明する。
説明する。
第1図から第5図は本発明による発電機を示すための
もので、第1図は全体構成を示す断面図、第2図は第1
図の他の実施例を示す断面図、第3図は第2図の要部を
具体的に示す拡大断面図、第4図は出力特性図、第5図
は発電システムを示す制御系統図である。
もので、第1図は全体構成を示す断面図、第2図は第1
図の他の実施例を示す断面図、第3図は第2図の要部を
具体的に示す拡大断面図、第4図は出力特性図、第5図
は発電システムを示す制御系統図である。
まず、第1図において符号20で示されるケーシングに
は、軸受21を介して回転体22が回転自在に設けられ、こ
の回転体22上には、その軸方向において希土類マグネッ
トからなる永久磁石ロータ1及び前述の第10図で示した
構成と同様の構成からなるランドルロータ1Aが互いに直
列状に配設されている。
は、軸受21を介して回転体22が回転自在に設けられ、こ
の回転体22上には、その軸方向において希土類マグネッ
トからなる永久磁石ロータ1及び前述の第10図で示した
構成と同様の構成からなるランドルロータ1Aが互いに直
列状に配設されている。
前記ケーシング20の内壁には、永久磁石用ステータ23
及びランドル用ステータ23Aが空隙等からなる非磁性体3
0を介して互いに干渉ループを作ることのないように分
離して設けられており、これらの各ステータ23及び23A
には出力コイルとしての電機子巻線5が、各ステータ23
及び23Aに共用となるように一体構成として設けられて
いる。
及びランドル用ステータ23Aが空隙等からなる非磁性体3
0を介して互いに干渉ループを作ることのないように分
離して設けられており、これらの各ステータ23及び23A
には出力コイルとしての電機子巻線5が、各ステータ23
及び23Aに共用となるように一体構成として設けられて
いる。
前記ケーシング20の側壁20aに設けられ軸方向に突出
して配設された突出保持部31の先端には軸受32が設けら
れ、この軸受32によって前記回転軸22の中空部22aのほ
ぼ中央位置が回転自在に支持されており、回転体22の回
転支持強度を向上させる構成となっている。
して配設された突出保持部31の先端には軸受32が設けら
れ、この軸受32によって前記回転軸22の中空部22aのほ
ぼ中央位置が回転自在に支持されており、回転体22の回
転支持強度を向上させる構成となっている。
前記突出保持部31の外周には、第5図で示す制御用コ
イル16a及びシリーズコイル16bとからなるランドル界磁
コイル16が巻回して設けられている。
イル16a及びシリーズコイル16bとからなるランドル界磁
コイル16が巻回して設けられている。
又、第2図は第1図の他の実施例を示すもので、同一
部分には同一符号を付し、その説明は省略するが、第1
図と異なる部分は、軸受32の位置が回転体22の中央位置
から端部分位置に変更されていると共にランドル界磁コ
イル16が磁性ボビン24に保持されており、他の構成はほ
ぼ同一であって、ケーシング20に取付けられたカバー33
から発電出力を外部接続するためのコネクタ34が設けら
れている。
部分には同一符号を付し、その説明は省略するが、第1
図と異なる部分は、軸受32の位置が回転体22の中央位置
から端部分位置に変更されていると共にランドル界磁コ
イル16が磁性ボビン24に保持されており、他の構成はほ
ぼ同一であって、ケーシング20に取付けられたカバー33
から発電出力を外部接続するためのコネクタ34が設けら
れている。
さらに、第3図で示す構成は、第2図の構成の要部を
拡大して示すと共に、永久磁石型発電部40及びランドル
型発電部41における磁束の流れを示しており、第2図と
同一部分には同一符号を付し、その説明は省略してい
る。
拡大して示すと共に、永久磁石型発電部40及びランドル
型発電部41における磁束の流れを示しており、第2図と
同一部分には同一符号を付し、その説明は省略してい
る。
第5図は発電システムとしての制御系を示しており、
電機子巻線5から得られた三相交流電圧は、AC出力42と
して直接取り出されると共に、整流回路43を介してDC出
力44を取り出している。
電機子巻線5から得られた三相交流電圧は、AC出力42と
して直接取り出されると共に、整流回路43を介してDC出
力44を取り出している。
前記AC出力42及びDC出力44の一部は、検出回路45、比
較器46及び波形変調増幅回路47とからなる界磁コントロ
ーラ48を介して固定側としての制御用介磁コイル16aに
供給されていると共に、前記DC出力44の一部は負荷側と
してのシリーズ界磁コイル16bに供給されている。
較器46及び波形変調増幅回路47とからなる界磁コントロ
ーラ48を介して固定側としての制御用介磁コイル16aに
供給されていると共に、前記DC出力44の一部は負荷側と
してのシリーズ界磁コイル16bに供給されている。
本発明による発電機は前述したように構成されてお
り、以下に、その動作について説明する。
り、以下に、その動作について説明する。
まず、回転体22が回転し永久磁石ロータ1が回転し始
めると、電機子巻線5には永久磁石ロータ1による発電
を開始し、第4図の永久磁石型発電部40の出力特性に沿
って回転速度の上昇に伴うAC出力42が発生する。
めると、電機子巻線5には永久磁石ロータ1による発電
を開始し、第4図の永久磁石型発電部40の出力特性に沿
って回転速度の上昇に伴うAC出力42が発生する。
このAC出力42は整流回路43で全波整流され、界磁コン
トローラ48用の電源(+40V2A)となる。
トローラ48用の電源(+40V2A)となる。
このAC出力42の入力により、界磁コントローラ48が作
動を開始し、検出回路45で発電されている電圧を検出す
ると共に、要求された安定出力レベル以下の場合(回転
速度N2以下)、ランドルロータ1Aの制御用界磁コイル16
aによって永久磁石ロータ1が作る磁束Φ1と加算され
る向きに磁束Φ2ができることにより、第4図の制御領
域Aで示されるように安定出力レベルとすることができ
る。
動を開始し、検出回路45で発電されている電圧を検出す
ると共に、要求された安定出力レベル以下の場合(回転
速度N2以下)、ランドルロータ1Aの制御用界磁コイル16
aによって永久磁石ロータ1が作る磁束Φ1と加算され
る向きに磁束Φ2ができることにより、第4図の制御領
域Aで示されるように安定出力レベルとすることができ
る。
さらに、回転体22の回転速度が増加し、永久磁石型発
電部40の出力が安定出力レベルを超える場合には、前述
の磁束Φ1と減算される向きに磁束Φ2ができるように
制御用界磁コイル16aが制御され、制御領域Bで示され
るように安定出力レベルとすることができる。
電部40の出力が安定出力レベルを超える場合には、前述
の磁束Φ1と減算される向きに磁束Φ2ができるように
制御用界磁コイル16aが制御され、制御領域Bで示され
るように安定出力レベルとすることができる。
又、負荷変動が発生した場合には、負荷側と直列に接
続されたシリーズ界磁コイル16bに対して同時に大きい
電流が流れるため、界磁コントローラ48を通ることなく
且つ何らのタイムラグを伴うことなく、直接にランドル
型発電部41で補償を行うことができる。
続されたシリーズ界磁コイル16bに対して同時に大きい
電流が流れるため、界磁コントローラ48を通ることなく
且つ何らのタイムラグを伴うことなく、直接にランドル
型発電部41で補償を行うことができる。
従って、速度変動及び負荷変動に対し、自起動型に構
成されたランドル型発電部41の制御用界磁コイル16aと
シリーズ界磁コイル16bの両方の制御作用によって、回
転速度及び負荷変動に対して速やかに安定出力レベルを
保つことができるように構成されている。
成されたランドル型発電部41の制御用界磁コイル16aと
シリーズ界磁コイル16bの両方の制御作用によって、回
転速度及び負荷変動に対して速やかに安定出力レベルを
保つことができるように構成されている。
尚、本実施例においては、永久磁石型発電部40とラン
ドル型発電部41とを軸方向に直列に配設した場合につい
て述べたが、この実施例に限ることなく、たとえば、径
方向に配設した場合、又、ランドル型発電部41における
ランドルロータ1Aとランドル用ステータ23Aを径方向に
配設することなく軸方向に互いに対向してアキシャルギ
ャップ形すなわちデイスク形とした場合も同様の作用効
果を得ることができる。
ドル型発電部41とを軸方向に直列に配設した場合につい
て述べたが、この実施例に限ることなく、たとえば、径
方向に配設した場合、又、ランドル型発電部41における
ランドルロータ1Aとランドル用ステータ23Aを径方向に
配設することなく軸方向に互いに対向してアキシャルギ
ャップ形すなわちデイスク形とした場合も同様の作用効
果を得ることができる。
g. 発明の効果 本発明による発電機は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を得ることができる。
ため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、発電効率のよい永久磁石ロータによる永久
磁石型発電部と制御性のよいランドルロータによるラン
ドル型発電部とを1個の発電機の中に同時回転できるよ
うに構成し、出力コイルである電機子巻線を共有化して
いるため、回転速度の変動に応じてランドル型発電部を
制御することにより迅速に安定出力レベルを得ることが
できる。
磁石型発電部と制御性のよいランドルロータによるラン
ドル型発電部とを1個の発電機の中に同時回転できるよ
うに構成し、出力コイルである電機子巻線を共有化して
いるため、回転速度の変動に応じてランドル型発電部を
制御することにより迅速に安定出力レベルを得ることが
できる。
又、負荷の大きい変動に対しては、負荷側に直結され
たシリーズ界磁コイルによって、何らのタイムラグを伴
うことなくランドル型発電部の制御を行うことができ、
界磁コントローラに大きい電流負担を与えることなく迅
速に安定出力レベルを得ることができる。
たシリーズ界磁コイルによって、何らのタイムラグを伴
うことなくランドル型発電部の制御を行うことができ、
界磁コントローラに大きい電流負担を与えることなく迅
速に安定出力レベルを得ることができる。
従って、永久磁石型発電部又はランドル型発電部のみ
では到底得ることができない回転速度及び負荷変動に対
する迅速な安定出力レベルの制御を容易且つ確実に得る
ことができ、航空宇宙機器、無人飛翔体、無人海中航走
体及び車輛等に最適な発電機を提供することができる。
では到底得ることができない回転速度及び負荷変動に対
する迅速な安定出力レベルの制御を容易且つ確実に得る
ことができ、航空宇宙機器、無人飛翔体、無人海中航走
体及び車輛等に最適な発電機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図から第5図は本発明による発電機を示すためのも
ので、第1図は全体構成を示す断面図、第2図は第1図
の他の実施例を示す断面図、第3図は第2図の要部を具
体的に示す拡大断面図、第4図は出力特性図、第5図は
発電システムを示す制御系統図、第6図から第10図は従
来の発電機を示すもので、第6図から第8図は発電シス
テムとしての制御系統図、第9図は断面図、第10図は第
9図の要部の部分拡大平面図である。 1は永久磁石ロータ、1Aはランドルロータ、5は電機子
コイル、16はランドル界磁コイル、16aは制御用界磁コ
イル、16bはシリーズ界磁コイル、20はケーシング、23
は永久磁石用ステータ、23Aはランドル用ステータ、30
は非磁性体である。
ので、第1図は全体構成を示す断面図、第2図は第1図
の他の実施例を示す断面図、第3図は第2図の要部を具
体的に示す拡大断面図、第4図は出力特性図、第5図は
発電システムを示す制御系統図、第6図から第10図は従
来の発電機を示すもので、第6図から第8図は発電シス
テムとしての制御系統図、第9図は断面図、第10図は第
9図の要部の部分拡大平面図である。 1は永久磁石ロータ、1Aはランドルロータ、5は電機子
コイル、16はランドル界磁コイル、16aは制御用界磁コ
イル、16bはシリーズ界磁コイル、20はケーシング、23
は永久磁石用ステータ、23Aはランドル用ステータ、30
は非磁性体である。
Claims (6)
- 【請求項1】ケーシング(20)に回転自在に設けられた
永久磁石ロータ(1)と、前記永久磁石ロータ(1)と
共に回転するように設けられたランドルロータ(1A)
と、前記永久磁石ロータ(1)及びランドルロータ(1
A)に対応して設けられた電機子コイル(5)と、前記
ランドルロータ(1A)に対応して設けられたランドル界
磁コイル(16)とを備え、前記永久磁石ロータ(1)及
びランドルロータ(1A)により発生する発電出力を前記
電機子コイル(5)から得るようにしたことを特徴とす
る発電機。 - 【請求項2】前記永久磁石ロータ(1)及びランドルロ
ータ(1A)は、軸方向に直列状に配設されていることを
特徴とする請求項1記載の発電機。 - 【請求項3】前記電機子コイル(5)は、前記永久磁石
ロータ(1)とランドルロータ(1A)に共用であること
を特徴とする請求項1または2記載の発電機。 - 【請求項4】前記ランドル界磁コイル(16)は、制御用
界磁コイル(16a)とシリーズ界磁コイル(16b)とから
なることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の
発電機。 - 【請求項5】前記電機子コイル(5)のステータコア
は、非磁性体(30)によって永久磁石用ステータ(23)
及びランドル用ステータ(23A)とに二分されているこ
とを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の発電
機。 - 【請求項6】前記永久磁石ロータ(1)及びランドルロ
ータ(1A)は、同軸状に径が異なる状態で配設されてい
ることを特徴とする請求項1記載の発電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63295992A JP2569359B2 (ja) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | 発電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63295992A JP2569359B2 (ja) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | 発電機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02146947A JPH02146947A (ja) | 1990-06-06 |
JP2569359B2 true JP2569359B2 (ja) | 1997-01-08 |
Family
ID=17827734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63295992A Expired - Fee Related JP2569359B2 (ja) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | 発電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2569359B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7222341B2 (ja) * | 2019-11-11 | 2023-02-15 | トヨタ自動車株式会社 | 回転電機 |
-
1988
- 1988-11-25 JP JP63295992A patent/JP2569359B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH02146947A (ja) | 1990-06-06 |
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