JP2569207B2 - 排出コンベヤ上への汚泥切出装置 - Google Patents

排出コンベヤ上への汚泥切出装置

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JP2569207B2 JP2158278A JP15827890A JP2569207B2 JP 2569207 B2 JP2569207 B2 JP 2569207B2 JP 2158278 A JP2158278 A JP 2158278A JP 15827890 A JP15827890 A JP 15827890A JP 2569207 B2 JP2569207 B2 JP 2569207B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、下水汚泥脱水ケーキのような汚泥を排出コ
ンベヤ上へ一定量ずつ均一に供給するための排出コンベ
ヤ上への汚泥切出装置に関するものである。
(従来の技術) 例えば下水処理場等においては、下水汚泥脱水ケーキ
のような汚泥を均一量ずつコンポスト造粒機、焼却炉等
へ投入するために、汚泥ホッパーから排出コンベヤ上へ
均一な厚さで連続的に汚泥を切り出すことが望まれてい
る。
これに類するものとして、第4図に示されるように下
部が絞られた無底のホッパー(11)を排出コンベヤ(1
2)の上部に設け、前側に切出し口(14)を設けた切出
装置がセメント等の粉体の切出しに既に使用されている
のであるが、汚泥への適用については次の通りの問題が
あることが判明した。
即ち、排出コンベヤ(12)の横幅は現実的には最大1.
5m程度であり、ホッパー(11)の下部のしぼり角度は30
゜以下とする必要があるためにホッパー(11)の横幅は
あまり拡げることはできない。そこで排出コンベヤ(1
2)の長手方向のホッパー(11)の縦幅Dを大きくして
ホッパー容量を拡大することが考えられるが、縦幅Dは
4〜5mが限界となる。これは第5図に示すように排出コ
ンベヤ(12)とホッパー(11)内の汚泥との摩擦力、即
ち排出するための引出力により切出しゲート近い部分の
汚泥の圧密による汚泥粒子間の摩擦力の方が増大し、縦
幅Dが4〜5mを越えると静圧により汚泥の流出が妨げら
れ、連続的な排出が不可能となるためである。(第5図
において、排出コンベヤによる排出力をF1、排出抵抗力
をF2とすると、排出可能な条件はF1>F2となる。ここ
で、 F1=μ・3P・K3lW F2=μ′・3P・K3lW×f μ:排出コンベヤと汚泥との摩擦係数、 μ′:圧密による粒子間の摩擦係数、 3P:切出しゲートに近い部分の土圧、 K:係数、 3lW:接触面積、 f:側壁面摩擦抵抗力) この結果、下水処理場で発生する大量の汚泥を扱うた
めにはホッパー(11)の高さを非常に大きくしなければ
ならず、非経済的となる欠点があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記したような従来の問題を解決して、汚泥
の連続的な流出を妨げることなく排出コンベヤの長手方
向に沿ったホッパーの縦幅Dを大きくでき、これにより
ホッパーの高さを高くしなくてもホッパーの容量を拡大
することができる排出コンベヤ上への汚泥切出装置を提
供するために完成されたものである。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するための本発明は、排出コンベヤ
の上部に設けられた無底の汚泥ホッパー内に、下面を排
出コンベヤの上面に密着させて貯蔵されている汚泥を切
出すための装置であって、排出コンベヤの進行方向に沿
って複数個の汚泥ホッパーを垂直壁を挟んで相互に密接
して直列に設け、各汚泥ホッパーの前側の垂直壁には排
出コンベヤの進行方向にそれぞれ切出し口を設け、かつ
前側の汚泥ホッパーの切出し口を後側の汚泥ホッパーの
切出し口よりも高く、また横幅も広いものとしたことを
特徴とするものである。
以下に本発明を図示の実施例により更に詳細に説明す
る。
(実施例) 第1図は本発明の第1の実施例を示すもので、(1)
は矢印方向へ連続的に走行する排出コンベヤであって、
この排出コンベヤ(1)の上方には複数個の汚泥ホッパ
ー(2)が排出コンベヤ(1)の進行方向に沿って直列
に、かつ垂直壁を挟んで相互に密接されて配置されてい
る。そしてこれらの汚泥ホッパー(2)内に、汚泥がそ
の下面を排出コンベヤ(2)の上面に密着させた状態で
貯蔵されている。
各汚泥ホッパー(2)はその下端に排出コンベヤ
(1)に接する切出し口(3)を備えたものである。各
切出し口(3)には切出し高さを制御するためのスライ
ド式あるいはバタフライ式の切出しゲート(図示せず)
を設けることができる。本発明においては、各汚泥ホッ
パー(2)の切出し口(3)の高さH1、H2、H3を図示の
ようにH1>H2>H3とし、かつ幅W1、W2、W3は図示のよう
に、W1>W2>W3としてある。
第2図に示す第2の実施例においても、前側の汚泥ホ
ッパー(2)の切出し口(3)の高さH1を後側の汚泥ホ
ッパー(2)の切出し口(3)の高さH2、H3よりも高
く、かつ前側の汚泥ホッパー(2)の切出し口(3)の
幅W1を、後側の汚泥ホッパー(2)の切出し口(3)の
幅W2、W3りも広く形成してあるが、各汚泥ホッパー
(2)の下端部の平面形状が排出コンベヤ(1)の進行
方向に向かって斜めに開いた形状となっている。このた
めに本実施例では、第1の実施例のように隣接する汚泥
ホッパー(2)間に横幅方向の段差が形成されることが
ない。また進行方向に開いている形状のため側面板と汚
泥の摩擦抵抗をなくすることができる。
これらの実施例では、各汚泥ホッパー(2)の内部は
単なる空洞となっているが、第3図のように汚泥ホッパ
ー(2)の内部の汚泥を排出コンベヤ(1)に向かって
中心側に寄せ集める機能を持つスクリューフィーダー
(4)を設けることもできる。このようにすれば、各汚
泥ホッパー(2)の幅を排出コンベヤ(1)の幅よりも
かなり大きくし、その容量を増加することが可能とな
り、また各汚泥ホッパー(2)の幅を従来とは逆に下側
ほど大きい形状とすることもできる。
(作用) このように構成された本発明の汚泥切出装置は、各汚
泥ホッパー(2)の内部に例えば水分が5〜50%程度の
汚泥を収納しておき、排出コンベヤ(1)の走行による
摩擦力により汚泥ホッパー(2)の下端の切出し口
(3)から汚泥を排出コンベヤ(1)上に連続的に引出
し、次工程のコンポスト造粒機、焼却炉等へ送るもので
あることは従来の汚泥切出装置と同様である。
しかし本発明においては、汚泥ホッパー(2)を排出
コンベヤ(1)の進行方向に沿って相互に密着させて複
数個直列に配置してあるので、排出コンベヤ(1)の走
行に連れて摩擦力により汚泥が各汚泥ホッパー(2)の
内部で前方へ移動して切出し口側壁面近くの汚泥レベル
が盛り上がり内部の汚泥の静圧が上昇しても、汚泥の移
動および圧力の伝播は各汚泥ホッパー(2)の内部でほ
とんど独立して行われるから、静圧の上昇は1槽分のみ
に止まる。このために1槽分の汚泥ホッパー(2)の縦
幅Dを前述のように4〜5mとすると、トータルの縦幅D
を4〜5m×ホッパー個数nとすることができ、しかも静
圧の上昇により第6図に示すように切出しゲート近くの
圧密による汚泥粒子間の摩擦係数μ′の増大が少ないた
め汚泥の流出が途切れることはなく、安定した切出しが
可能となる。
(第6図において、排出コンベヤによる排出力をF1、排
出抵抗力をF2とすると、 F1=(μ・P・KlW)n F2=(μ′・P・K3lW)n×f ここで、 μ:排出コンベヤと汚泥との摩擦係数、 μ′:圧密による粒子間の摩擦係数、 P:切出しゲートに近い部分の土圧、 K:係数、 lW:接触面積、 f:側壁面摩擦抵抗力) このために本発明によれば汚泥ホッパー(2)の全体
の縦幅Dを(4〜5m×ホッパー個数n)と十分に大きく
することができ、ホッパーの高さを高くしなくても大量
の汚泥を収納して連続的な切出しを行わせることが可能
となる。
また、各汚泥ホッパー(2)の下端の切出し口(3)
の寸法を全て同じとした場合には、まず最後端の汚泥ホ
ッパー(2)から汚泥の排出が開始し、これが空に近づ
いたときに2番目の汚泥ホッパー(2)からの汚泥の排
出が始まる。これは後側の汚泥ホッパー(2)から切り
出された汚泥の静圧が前側の汚泥ホッパー(2)に伝播
してその内部の汚泥の静圧を僅かながら高め、前側の汚
泥ホッパー(2)からの汚泥の流出を妨げるためと考え
られる。
しかし本発明においては、前述したように前側の汚泥
ホッパー(2)の切出し口(3)の高さと幅を後側の汚
泥ホッパー(2)の切出し口(3)の幅よりも大きくし
てあるので、まず3番目の汚泥ホッパー(2)からW3
幅で汚泥が切り出され、その両側に2番目の汚泥ホッパ
ー(2)からW2の幅で汚泥が切り出され、さらにその両
側に1番目の汚泥ホッパー(2)からW1の幅で汚泥が切
り出される。また高さ方向についても同様である。この
ように本発明によれば全部の汚泥ホッパー(2)から同
時に汚泥を切り出すことができ、各汚泥ホッパー(2)
内のレベルをほぼ同一に保つことができる。また各汚泥
ホッパー(2)内の汚泥の種類を変えておき、縦の層状
に汚泥の切出しを行わせることもできる。
(発明の効果) 以上に説明したように、本発明の排出コンベヤ上への
汚泥切出装置によれば、汚泥の連続的な流出を妨げるこ
となく排出コンベヤの長手方向に沿ったホッパーの縦幅
Dを大きくすることができるので、ホッパーの高さを大
きくしなくても大量の汚泥の安定した切出しが可能とな
る。また本発明によれば、前側の汚泥ホッパーの切出し
口の高さ及び幅を後側の汚泥ホッパーの切出し口の幅よ
りも大きくしたので、全部の汚泥ホッパーから同時に汚
泥を層状に切り出すことができ、各汚泥ホッパー内のレ
ベルをほぼ同一に保つこともできる。
よって本発明は従来の問題点を一掃した排出コンベヤ
上への汚泥切出装置として、産業の発展に寄与するとこ
ろはきわめて大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す斜視図、第2図は
本発明の第2の実施例を示す斜視図、第3図は本発明の
第3の実施例を示す平面図、第4図は先行技術を説明す
る中央縦断面図、第5図と第6図は従来および本発明の
装置において切出し中の汚泥に作用する力を説明する斜
視図である。 (1):排出コンベヤ、(2):汚泥ホッパー、
(3):切出し口

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排出コンベヤの上部に設けられた無底の汚
    泥ホッパー内に、下面を排出コンベヤの上面に密着させ
    て貯蔵されている汚泥を切出すための装置であって、排
    出コンベヤの進行方向に沿って複数個の汚泥ホッパーを
    垂直壁を挟んで相互に密接して直列に設け、各汚泥ホッ
    パーの前側の垂直壁には排出コンベヤの進行方向にそれ
    ぞれ切出し口を設け、かつ前側の汚泥ホッパーの切出し
    口を後側の汚泥ホッパーの切出し口よりも高く、また横
    幅も広いものとしたことを特徴とする排出コンベヤ上へ
    の汚泥切出装置。
  2. 【請求項2】汚泥ホッパーの内部に汚泥を排出コンベヤ
    上に掻き寄せるスクリューフィーダーを設けた請求項1
    記載の排出コンベヤ上への汚泥切出装置。
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