JP2569158Y2 - タービン羽根の保護装置 - Google Patents

タービン羽根の保護装置

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JP2569158Y2
JP2569158Y2 JP1994007495U JP749594U JP2569158Y2 JP 2569158 Y2 JP2569158 Y2 JP 2569158Y2 JP 1994007495 U JP1994007495 U JP 1994007495U JP 749594 U JP749594 U JP 749594U JP 2569158 Y2 JP2569158 Y2 JP 2569158Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本考案は、回転可能なタービン羽
根に関し、特に、タービン羽根をロータに取り付けたり
ロータから取り外したりする際に生ずるかじりの問題を
最小とする自立型タービン羽根の保護装置に関するもの
である。 【0002】 【従来の技術】蒸気タービンでは、回転羽根列は、羽根
に一体的に形成されたほぞを介して該羽根に通常リベッ
ト止めされるシュラウドリングによって、先端で一緒に
接合される。ほぞは、羽根の断面が急激に変化する部分
であるため、シュラウドリングから曲げモーメントを受
けるだけでなく、応力き裂を生じ易い。また、ほぞは、
腐食生成物が蓄積し易い割れ目も形成し、しばしば腐食
割れをする。しかし、シュラウドリングは、羽根の根部
の支承面での羽根の振動即ちフレッチングもしくは微動
を相当に減少させる。 【0003】回転羽根をそれ等の先端部において互いに
接合する必要性を除く別の構成として、自立型タービン
羽根も使用されている。この構成によれば、タービン羽
根は、タービンロータの外周の回りに形成された鋸歯状
切込みに挿入され、適切なシム材との組み合わせによっ
て所定位置に楔作用で止められる。キッカーシム法と呼
ばれている自立型タービン羽根を取り付ける従来の方法
には、タービン羽根の根部に取着されるロック装置とタ
ービンロータに形成された鋸歯状切込みの底部との間の
隙間を埋めるために1つ以上の異なった寸法のシムを選
定することが含まれる。選定された埋込みシムは、最初
に、鋸歯状切込みの底部に取り付けられ、タービン羽根
は、それに組み合わされたロック装置と共に、シムの上
方に手で再取り付けされる。もっと多くの又は少ない埋
込みシムが必要とされる場合には、鋸歯状切込み内の所
定距離にタービン羽根及びロック装置を取り付けできる
ようになるまで調節を行なう。次に、鋸歯状切込みの長
さの一部分のみをカバーするキッカーシムを、他の全部
のシムの下方に取り付け、ハンマーで羽根を所定位置に
打ち込む。 【0004】上述したキッカーシム法においてしばしば
起こる重大な問題の1つは、取付中にタービン羽根の根
部がかじりもしくはガウジング(えぐり)を受けること
である。かじりは、埋込みシムを締めた後にハンマーで
羽根を叩く必要によって通常発生する。更に、使用され
るシム材は、タービン羽根を横切って流れる間に蒸気か
ら沈降する付着物によって、鋸歯状切込みの内部で動き
がとれなくなり、保守中にタービン羽根を除去すること
を困難にする。 【0005】従って、羽根のかじりを最小としフレッチ
ングを防止する、自立型タービン羽根をタービンロータ
に取り付ける装置の採用が要望されている。 【0006】 【考案の概要】本考案の目的は、タービン羽根の根部の
表面のかじりもしくはガウジングを最小とする自立型タ
ービン羽根の保護装置を提供することにある。 【0007】本考案の別の目的は、タービン羽根の根部
のフレッチングを防止する自立型タービン羽根の保護装
置を提供することにある。 【0008】本考案の更に別の目的は、組み立てに要す
るコストを最小にすると共に、保守又は交換のために容
易に取り外しできるような態様でタービン羽根を取り付
けるための保護装置を提供することにある。 【0009】簡略に述べると、本考案のこれ等の目的及
び他の目的は、テーパ付きシムを用いて自立型タービン
羽根をロータに取り付ける保護装置によって達成され
る。本考案によると、タービンロータに形成され出口側
を有する鋸歯状切込み内に取り付けられた自立型タービ
ン羽根における根部のガウジング及びフレッチングを防
止する保護装置は、前記根部及び前記鋸歯状切込みの間
に組み合うロック装置と、前記鋸歯状切込みの前記出口
側で前記ロック装置の下方に挿入され、前記ロック装置
と前記鋸歯状切込みとの間で楔作用を受けて前記タービ
ン羽根を固定するテーパ付きシムとを備え、前記ロック
装置は、凸状の円弧面及び凹状の円弧面を有し一端がほ
ぼ直角に湾曲した第1ストリップと、凸状の円弧面及び
凹状の円弧面を有し一端がほぼ直角に湾曲した第2スト
リップとを含み、該第1及び第2ストリップの前記湾曲
部分は、一緒に合わさって突部を形成し、該突部は、前
記根部における溝内に延入する。タービンロータ面に形
成された鋸歯状切込みの底部に嵌合する形状の通常のロ
ック装置は、タービン羽根の根部の底部に装着され、こ
のタービン羽根・ロック装置の組立体は、ロータの鋸歯
状切込み中に、その入口側から組み付けられる。ロック
装置の長さはタービン羽根よりも長いため、タービン羽
根とロータとが適切に整列されると、過剰部分が入口側
と出口側とに残る。このような整列は、羽根の根部の入
口面をロータの鋸歯状切込みの入口面と面一にした時に
起こる。かかる整列になると、ロータの頂部にある接線
方向の半円形の溝が羽根のプラットホーム部の底部にあ
る半円形の溝と整列し、従つて、保持ピンを通常のよう
に内部に挿入することの可能な丸孔を形成する。 【0010】本考案の1つの重要な特徴によれば、その
後出口側の鋸歯状切込みの底部とロック装置との間にテ
ーパ付きシムが手で取り付けられる。テーパ付きシム
は、タービン羽根の先端を手で接線方向に揺らした時に
根部の動きが検出されなくなるまでハンマーで打ち込ま
れる。テーパ付きシムの過剰部分は、次に、ロック装置
の端と同じ高さまで切除され、その両方がロータの側面
に向かって曲げられる。同様に、入口側から突出してい
るロック装置の過剰部分は、ロータに向かって曲げられ
る。各羽根は、最終羽根即ちピンのない羽根が取り付け
られるまで同様の仕方で次々に固定される。最終羽根
は、通常のように、プラットホーム部の後端縁に穿設さ
れるパイロット孔を含み、このパイロット孔を用いて、
止めねじを挿入するための孔を穿設してタップ立てを行
い、このようにして最終羽根を所定位置にロックする。 【0011】本考案のその他の目的、利点及び新規な特
徴は、好適な実施例に関する以下の詳細な説明を添付図
面と共に考慮することによって一層明らかとなるであろ
う。 【0012】 【実施例】同一部材又は対応部材を同一の参照数字によ
って表わす図面を参照すると、第1図には、タービンロ
ータ3の一部分に設けられた回転自在な自立型タービン
羽根1の円形配列の一部が図示されている。 【0013】各タービン羽根1は、図2、図3及び図4
に最も良く示すように、クリスマスツリー形の根部5を
備えており、根部5は、タービン羽根1をタービンロー
タ3に締着するために、タービンロータ3の同様の形状
の溝即ち鋸歯状切込み7と整合している。タービン羽根
1の軸方向の運動を防止するために、ピン(図示せず)
が、タービン羽根1にある接線方向の半円形の溝19と
整合するようロータ3に設けられた接線方向の半円形の
溝9によって形成される丸孔中に嵌合している。 【0014】根部5から半径方向外方に延びているの
は、翼形の羽根部分11であって、これは、プラットホ
ーム部17から立ち上がっている先端縁13と後端縁1
5とを備えている。根部5は、図2及び図4に最も良く
示すように、凸状の円弧面と凹状の円弧面とによって総
括的に描いたように湾曲していて、先端縁13に対応し
た入口側5aと、後端縁15に対応した出口側5bと、
接線方向の直交溝21が形成された底部5cとを備えて
いる。 【0015】図5及び図6を参照すると、ロック装置2
3が図示されている。該ロック装置23は、第1部分
(第1ストリップ)23aと第2部分(第2ストリッ
プ)23bとを有し、第1部分23a及び第2部分23
bの各々は、その一端において直角に曲げられて突部2
3cを形成し、これ等の突部23cは、一緒に合わさっ
た時に、タービン羽根1の底部5cの溝21内に嵌合す
る形に作られており、ロック装置23がタービン羽根1
と一緒に鋸歯状切込み7内に挿入された際に、ロック装
置23の“滑り”を防止する。第1部分23aと第2部
分23bとは、タングステン不活性ガストーチのような
適宜の手段を用いて、符号23dで示すように第2部分
23bの表面から約0.25mm(10ミル)を除去し
て溶着することにより一緒に結合しうる。即ち、図6に
示すように、第2部分23bは、テーパ付きシム25
(図7及び図8)が本考案に従ってタービン羽根1を鋸
歯状切込み7内に固定するために使用されうるように、
符号23dの領域の近傍において、小量だけ盛り上がっ
ている。このロック装置23は、いわゆるキッカーシム
法において用いられた従来技術によるタービン羽根のロ
ック装置とは相違している。即ち、従来技術によるロッ
ク装置は、タービン羽根の根部と鋸歯状切込みとの製造
公差が実質的に変動する場合にも確実なロックを可能と
する盛り上げ領域23dを備えていない。 【0016】図5から明らかであるように、ロック装置
23は、タービン羽根1と同様の凸状の円弧面及び凹状
の円弧面を備えているため、鋸歯状切込み7内に挿入さ
れた時に、タービン羽根1の底部5cとの間に嵌合しう
る。尚、図5及び図6に示したロック装置23は、左勝
手のロック装置として使用するようになっている。同様
に構成される右勝手のロック装置は、図示の左勝手のロ
ック装置とは互換性をもたない。これ等のロック装置の
どちらかを使用するかは、タービンの発電機側とガバナ
ー側のどちらにロック装置を使用するかによって定めら
れる。 【0017】図7及び図8を参照すると、タービン羽根
1を本考案に従ってそれぞれの鋸歯状切込み7中に固定
するために使用するテーパ付きシム25が図示されてい
る。テーパ付きシム25は、米国鉄鋼研究所(AISI
=American Iron and Steel
Institute)の合金鋼規格におけるAISI4
30クロム系ステンレス鋼のような耐久性のある金属か
ら製作することが好ましく、ロック装置23の全長の約
60%の全長Loaと、ロック装置23の下方で鋸歯状
切込み7中に嵌合するように適合した幅Wとを有するよ
うに形成される。この全長Loaは、図8により明瞭に
示したように、長さの比が約4:1の非テーパ長さLe
とテーパ長さLtとからなる。即ち、テーパ付きシム2
5は、非テーパ長さLeの部分に沿つて厚みtを有し、
この厚みは、テーパ長さLtに沿ってテーパ率Tで徐々
に減少している。厚みt及びテーパ率Tは、鋸歯状切込
み7の加工上の差を吸収するように、テーパ率Tを1イ
ンチ当たり約0.5゜から1.0゜の範囲として適宜調
整しうる。 【0018】図9の(a)、(b)及び(c)を参照す
ると、本考案に従って自立型タービン羽根1の円形配列
を取り付けるために、プラットホーム部17の凹面側の
下方に形成された半円形の溝19がタービンロータ3の
表面に円周方向に形成された補完形状の半円形の溝9と
整合するように、タービン羽根1とその対応のロック装
置23とを鋸歯状切込み7内に次々に挿入する。保持ピ
ン(図示せず)を溝9、19によって形成された丸孔中
に挿入し、次の羽根1をその対応のロック装置23と共
に、後続する切込み7中に、以前に取り付けた保持ピン
を覆うように取り付ける。各タービン羽根1を取り付け
る際に、全部の円形配列を取り付けた後又はその取り付
けの間に、取り付けた各タービン羽根1を、その対応の
ロック装置23と鋸歯状切込み7との間に挿入されるテ
ーパ付きシム25によって固定する。次にテーパ付きシ
ム25を所定位置に打ち込む。この打ち込みは、タービ
ン羽根1の先端を接線方向に手で揺らした時に根部の動
きが検知されなくなるまで行なう。その後、ロック装置
23とそれに組み合わされたテーパ付きシム25とを、
入口側5aから突出しているロック装置23の過剰部分
と共に、ロータ3の側面に対して曲げ戻す。 【0019】前述したキッカーシム法のような先行技術
の方法に関連したタービン羽根のフレッチング及びその
根部のかじり又はガウジング(えぐり)等の問題なし
に、自立型のタービン羽根1をタービンロータ3上に取
り付ける方法について、以下にいっそう詳細に説明す
る。図9の(a)に示すように、タービン羽根1がター
ビンの調速機側にあるか発電機側にあるかに従って選択
されたロック装置23は、底部5cに形成された溝21
に突部23cを挿入することによって、羽根根部5の底
部5cに先ず結合される。ロック装置23はタービン羽
根1の根部5よりも長いので、入口側5aと出口側5b
との両方において過剰部分が羽根根部5の下方から突出
する。周知のように、タービン羽根1の円形列は、番号
が徐々に減る順序で配設され、ロータ3への取着前に検
査される。鋸歯状切込み7を清浄にした後に、特にその
入口側7a及び出口側7bのコーナーのバリについて、
例えば非破壊試験によって鋸歯状切込み7の検査を行な
う。鋸歯状切込み7の底部7cのコーナーは、テーパ付
きシム25を打ち込む場合には特に重要となる。粗面の
個所は、シム25を羽根に食い込ませ、タービン羽根1
をその対応の鋸歯状切込み7中に締め付けない。滑らか
な着座面を得るためには、バリ取りのような是正措置を
取る必要がある。 【0020】ロック装置23をその対応の羽根に一旦組
み合わせた後、タービン羽根1とロック装置23との組
立体を、溝9及び19が整合し丸孔が形成されるまで、
矢印Aの方向に鋸歯状切込み7に挿入する。タービン羽
根1はそのロック装置23によって鋸歯状切込み7内に
自由に滑り込む。番号の最も大きな羽根から番号の最も
小さな羽根即ち最後の羽根までタービンロータ3にター
ビン羽根1を数字の大きい順序で組み立てる。 【0021】図9の(b)には、鋸歯状切込み7に挿入
されたタービン羽根・ロック装置の組立体が示されてい
る。各タービン羽根1を組み立てる際に、羽根1の根部
5の入口側5aを鋸歯状切込み7の入口側7aと面一に
整列させる。これが適切になされると、タービン羽根1
にある半円形の溝19とロータ3にある補完形状の溝9
とは、互いに整列され、保持ピン(図示せず)が挿入さ
れる丸孔を形成する。保持ピンが取り付けられると、テ
ーパ付きのシム25は、ロック装置23と鋸歯状切込み
7の底部との間に出口側7bから挿入される。タービン
羽根1の先端を手で接線方向に揺らした時に根部5の動
きが検出されなくなるまで、小形のハンマーを用いてテ
ーパ付きシム25を所定位置に打ち込み、それによりタ
ービン羽根1を鋸歯状切込み7中に楔作用によって固定
する。テーパ付きのシム25は、真直ぐに打ち込むよう
に注意すべきであり、さもないとタービン羽根1を固定
する前にシム25が曲がってしまう。このように曲がっ
た場合は、損傷したシム25を取り除いて新しいシム2
5をその代わりに挿入しなければならなくなる。 【0022】次に図9の(c)を参照すると、テーパ付
きシム25は、出口側から突出したロック装置23の先
端と同じ高さに切除され、ロック装置23とテーパ付き
シム25とはどちらもタービンロータ3の側面に向かっ
て一緒に曲げ戻されている。入口側7aから突出してい
るロック装置23の部分も図示のように曲げ返されてい
る。この時点で、タービン羽根1の先端を接線方向に振
り、根部5が依然として固定されていることを確保す
る。 【0023】最終羽根即ちピンのない羽根(通常は番号
“1”の羽根)は、プラットホーム部17の後端縁15
にパイロット孔を含めることによって通常のように変更
される。タービン羽根1の全配列を取り付けた後、パイ
ロット孔を穿孔してタップを立て、その中に止めねじを
挿入することによって、最終羽根即ちピンのない羽根を
所定位置にロックする。次に止めねじの先端をピーニン
グして後戻りすることを防ぎ、最終羽根を所定位置にロ
ックする。 【0024】 【考案の効果】上述した本考案から明らかであるよう
に、タービン羽根自身の打ち込みを必要としないので、
羽根の根部のかじりもしくはガウジング及び羽根の損傷
が最小となる。また、自立型タービン羽根をテーパ付き
シムで確実に取り付けることによって、羽根のフレッチ
ングが防止される。本考案によれば、テーパ付きシムは
出口側から取り付けられ、また、蒸気が流れている間の
主要な力は入口側から作用するので、本考案に従って取
り付けられる羽根は、蒸気流の典型的な力の下にテーパ
付きシムに対して更に上向きに楔作用を受ける。本考案
に従って取り付けられた羽根の取り外しも、取り外すべ
き羽根を出口側から叩いてテーパ付きシムの楔作用を解
除することによって容易に行なわれる。 【0025】本考案をその特定の実施例及び変形態様に
ついて以上に説明したが、本考案の範囲に入るその他の
実施例及び変形態様も当業者が適宜考え付くであろう。
【図面の簡単な説明】 【図1】 タービンロータに設けられた自立型タービン
羽根の円形配列を示す部分断面図である。 【図2】 図1の自立型タービン羽根の平面図である。 【図3】 図2の自立型タービン羽根を3ー3線に沿っ
て示す立面断面図である。 【図4】 図2の自立型タービン羽根を4−4線に沿っ
て示す側面図である。 【図5】 本考案に使用されるロック装置の平面図であ
る。 【図6】 図5に示したロック装置の側面図である。 【図7】 本考案に使用されるテーパ付きシムの平面図
である。 【図8】 図7に示したテーパ付きシムの側面図であ
る。 【図9】 (a)、(b)及び(c)は、本考案を実施
する際の自立型タービン羽根を組み立てる諸ステップを
示す説明図である。 【符号の説明】 1…タービン羽根、 3…タービンロータ、 5…根
部、7…鋸歯状切込み、 7a…入口側、 7b…出口
側、 7c…底部、 21…溝、 23…ロック装置、
23a…第1部分(第1ストリップ)、 23b…
2部分(第2ストリップ)、 23c…突部、 25…
テーパ付きシム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−119904(JP,A) 特公 昭46−23526(JP,B1) 特公 昭61−39484(JP,B2) 特公 昭60−10197(JP,B2) 実公 昭30−16602(JP,Y1) 実公 昭33−6203(JP,Y1) 米国特許3784320(US,A)

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 1.タービンロータに形成され出口側を有する鋸歯状切
    込み内に取り付けられた自立型タービン羽根における根
    部のガウジング及びフレッチングを防止する保護装置で
    あって、 前記根部及び前記鋸歯状切込みの間に組み合うロック装
    置と、 前記鋸歯状切込みの前記出口側で前記ロック装置の下方
    に挿入され、前記ロック装置と前記鋸歯状切込みとの間
    で楔作用を受けて前記タービン羽根を固定するテーパ付
    きシムとを備え、 前記ロック装置は、凸状の円弧面及び凹状の円弧面を有
    し一端がほぼ直角に湾曲した第1ストリップと、凸状の
    円弧面及び凹状の円弧面を有し一端がほぼ直角に湾曲し
    た第2ストリップとを含み、該第1及び第2ストリップ
    の前記湾曲部分は、一緒に合わさって突部を形成し、該
    突部は、前記根部における溝内に延入する、 タービン羽根の保護装置。
JP1994007495U 1986-09-29 1994-06-24 タービン羽根の保護装置 Expired - Lifetime JP2569158Y2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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US06/912,872 US4711007A (en) 1986-09-29 1986-09-29 Method and apparatus for installing free standing turbine blades
US912872 1986-09-29

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Publication Number Publication Date
JPH0687603U JPH0687603U (ja) 1994-12-22
JP2569158Y2 true JP2569158Y2 (ja) 1998-04-22

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ID=25432595

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JP62242881A Pending JPS63170504A (ja) 1986-09-29 1987-09-29 タービン羽根の取付方法及び保護装置
JP1994007495U Expired - Lifetime JP2569158Y2 (ja) 1986-09-29 1994-06-24 タービン羽根の保護装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104551560A (zh) * 2014-12-10 2015-04-29 哈尔滨汽轮机厂有限责任公司 一种叶根量具的加工及检验方法

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