JP2568595B2 - フィラメントコイルの成形方法 - Google Patents

フィラメントコイルの成形方法

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JP2568595B2
JP2568595B2 JP62300835A JP30083587A JP2568595B2 JP 2568595 B2 JP2568595 B2 JP 2568595B2 JP 62300835 A JP62300835 A JP 62300835A JP 30083587 A JP30083587 A JP 30083587A JP 2568595 B2 JP2568595 B2 JP 2568595B2
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coil
filament coil
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忍 古田
奈津男 小梶
康高 浅田
守央 浜畑
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松下電子工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はU字形のフィラメントコイルの成形方法に関
するものである。
従来の技術 従来から、このようなU字形フィラメントコイルはバ
ラストレス水銀灯の始動コイルとして使用されている。
このU字形フィラメントコイルは芯線上にタングステン
線を連続巻きしたコイルを熱処理した後、所定の長さに
切断する。次に、第4図に示す成形治具を用いて、コイ
ル位置合せ溝12に置いた芯線付コイル13の中央部を押出
し治具14にて矢印方向へ押圧すると、押出し治具14とロ
ーラ15の溝16とで挟まれた芯線付コイル13がローラ15の
回転によりU字形に成形される。押出し治具14の先端部
は半円形または楕円形になっている。
このようにして成形されたコイルは再度熱処理した
後、芯線を溶解除去してU字形のフィラメントコイルを
得ている。
発明が解決しようとする問題点 ところが、このようにして得られたフィラメントコイ
ルは、成形治具での位置ずれや、その両端部の角度のば
らつき、コイルの損傷が発生しやすい。そのために、ラ
ンプ組立時に同コイルの両端部にタングステン棒または
モリブデン棒を挿入し固定するときに形状が悪化して変
形を起こし、所定の始動特性が得られないことがある。
また、フィラメントコイルの歩留りも低下する等の不具
合がある。
問題点を解決するための手段 本発明はこのような問題点を除去するためになされた
もので、所定の間隔をおいて配置された一対の電極に保
持部をそれぞれ設け、前記保持部に一重巻きコイルの両
端部を保持することにより、このコイルを逆U字形に保
ち、前記コイルを逆U字形に保持しながら不活性ガス雰
囲気中で前記コイルに通電してこのコイルを加熱するこ
とにより、U字形のフィラメントコイルを得るフィラメ
ントコイルの成形方法を特徴とするものである。
作用 かかる構成により、U字形のフィラメントコイル全体
の形状を安定させることが可能となり、またフィラメン
トコイルの損傷もなくすことができる。
実施例 第1図は本発明の方法を実施するための装置の一例を
示している。第1図に示すように、ケース1の下側には
絶縁材料からなる電極支持台2が配置され、この電極支
持台2上に所定の間隔をおいて銀とタングステンとの合
金からなる一対の電極3,4が固定されている。電極3,4の
うち電極4は電極3との距離を変えられるよう可動でき
るようになっている。電極3には複数の穴5が設けら
れ、また電極4には複数の溝6が設けられている。な
お、電極3の穴の代りに溝6と同様の溝を設けてもよ
い。ケース1の上側には多数の噴出口を持つノズル7が
設けられており、ケース1内にその噴出口から不活性ガ
スが導入されるようになっている。
次に、かかる装置の動作について説明する。
あらかじめ、第2図Aに示すように、芯線8にタング
ステン線9を連続巻きし加熱炉にて熱処理し、所定の長
さlに切断した後、第2図Bに示すように、芯線8を溶
解除去して得た一重巻きのコイル10の両端部を電極3,4
の穴5および溝6に挿入保持する。これによって、コイ
ル10は逆U字形に保たれる。このような形状,寸法は電
極3,4の間隔や高さを変えることにより変更が可能とな
る。
次に、ノズル7から不活性ガスをケース1内に導入し
つつ電極3,4間に電圧を印加することによりコイル10に1
300〜2000℃の温度で2〜5秒間通電加熱すると、第3
図に示すようなU字形のフィラメントコイル11が得られ
る。
このような本発明実施例のフィラメントコイルの成形
方法は、従来の成形方法と異なり、不活性ガス雰囲気中
でコイルに通電するので、コイルの形状,寸法のばらつ
きが小さく、また損傷もなく、さらに通電時のコイル両
端部の温度は中央部のそれより低いため、その両端部は
機械的強度が大であり、したがって、次工程での加工、
すなわちその両端部にタングステン棒またはモリブデン
棒を挿入し溶接する作業を支障なく行うことができる。
このような本発明実施例の方法と従来の方法との成形
処理条件およびその結果を下表に示す。
上表から明らかなように、本発明の方法によると、従
来の方法に比べてコイルの寸法,形状のばらつきを小さ
くすることができ、またコイルの損傷もなくすことがで
きることがわかる。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、フィラメント
コイルの寸法,形状のばらつきを小さくすることがで
き、またフィラメントコイルの損傷のないものが得られ
るため、これを用いてランプとした場合、始動特性等の
ランプ諸特性のばらつきが小さくなり、しかも量産性に
すぐれたフィラメントコイルの成形方法を提供すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施するための装置の一例を示
す一部切欠斜視図、第2図A,Bは一重巻きコイルを得る
方法を説明するための図、第3図は本発明の方法によっ
て得られたU字形フィラメントコイルの一例を示す正面
図、第4図は従来の方法を説明するための図である。 1……ケース、3,4……電極、5……電極3の穴、6…
…電極4の溝、7……ノズル、10……コイル。
フロントページの続き (72)発明者 浜畑 守央 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 子工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−154726(JP,A) 特開 昭63−150852(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の間隔をおいて配置された一対の電極
    に保持部をそれぞれ設け、前記保持部に一重巻きコイル
    の両端部を保持することにより、このコイルを逆U字形
    に保ち、前記コイルを逆U字形に保持しながら不活性ガ
    ス雰囲気中において前記コイルに通電してこのコイルを
    加熱することにより、U字形のフィラメントコイルを得
    ることを特徴とするフィラメントコイルの成形方法。
JP62300835A 1987-11-27 1987-11-27 フィラメントコイルの成形方法 Expired - Lifetime JP2568595B2 (ja)

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