JP2568504Y2 - アウタガイド装置 - Google Patents

アウタガイド装置

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JP2568504Y2
JP2568504Y2 JP1991037770U JP3777091U JP2568504Y2 JP 2568504 Y2 JP2568504 Y2 JP 2568504Y2 JP 1991037770 U JP1991037770 U JP 1991037770U JP 3777091 U JP3777091 U JP 3777091U JP 2568504 Y2 JP2568504 Y2 JP 2568504Y2
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outer guide
insertion hole
elastic deformation
cable
diameter
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JP1991037770U
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勲 真野
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Maruyama Manufacturing Co Inc
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Maruyama Manufacturing Co Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば背負動力散布
機等において、スロットルレバーの変位をスロットル弁
へ伝達するために使用されるスロットルケーブル等のケ
ーブルのアウタガイド装置に係り、詳しくは構造を簡単
化されかつアウタガイド本体におけるケーブルのアウタ
の固定作業を簡単化できる、アウタガイオド装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図3及び図4は従来のアウタガイド装置
40の縦断面図及びアウタガイド装置40をアウタ24
の挿通側から見た図である。後述の実施例と同一の部分
は説明を省略し、主要点についてのみ説明する。このア
ウタガイド装置40は、背負動力散布値のスロットルレ
バーの変位を、気化器のスロットルバルブへ伝達するス
ロットルケーブル22のアウタ24を固定するものであ
り、アウタガイド本体42とボルト44とを含む。アウ
タガイド本体42は、スロットルバルブ側のねじ部46
において、ステー18及びロックナット20に螺合して
いる。挿通孔49は、アウタガイド本体42の中心線に
沿って貫通し、反ステー18及びステー18側でそれぞ
れアウタ用挿通部50及びインナ用挿通部52を有して
いる。アウタ用挿通部50及びインナ用挿通部52はス
ロットルケーブル22のアウタ24及びインナ26の径
に対応した径となっており、段部54が、アウタ用挿通
部50とインナ用挿通部52との境界部に形成され、ア
ウタ24の端と当接する。すり割り48は、アウタ用挿
通部50側のアウタガイド本体42の端部に形成され、
アウタガイド本体42の周部からアウタ用挿通部50に
達している。ボルト44は、すり割り48を介して相互
に対峙するアウタガイド本体42の部分に螺合され、す
り割り48の幅を縮小する方向へ締め付けて、アウタ用
挿通部50におけるアウタ24を締め付け、固定する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のアウタガイド装
置40には、すり割り48をアウタガイド本体42に形
成する必要があり、アウタガイド本体42の構造が複雑
化している。また、アウタガイド本体42は、気化器に
近接した位置にあるため、一般ユーザーが、スロットル
ケーブル22をアウタガイド本体42に取り付ける場合
に、ボルト44の締め回しが難しくなっている。
【0004】この考案の目的は、アウタガイド本体の構
造を簡単化するとともに、アウタガイド本体からのケー
ブルのアウタの抜け防止のための煩雑なボルトの締め回
し作業を省略できるアウタガイド装置を提供することで
ある。この考案の他の目的は、弾性変形リングによる挿
通孔からのアウタの抜け防止機能を高めるアウタガイド
装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案を、実施例に対
応する図面の符号を使用して説明する。この考案のアウ
タガイド装置(10)では、アウタガイド本体(12)
は、ケーブル(22)のアウタ(24)及びこのアウタ
(24)から露出して延び出しているインナ(26)を
挿通される挿通孔(27)を有している。線断面が楕円
形である弾性変形リング(14)は、インナ(26)の
方へつぼまるようなテーパ状になっており、前記弾性変
形リング(14)の外径a1と、前記挿通孔(27)の
前記アウタ(24)が収容される拡径部(32)の内径
b1と、前記弾性変形リング(14)の内径a2及び外
径b2との間に、a2<1<b1<b2の関係があるよ
うにして、前記アウタ(24)の周部と前記挿通孔(2
7)との間へ放射方向の挟圧状態で嵌挿されている。
【0006】
【作用】弾性変形リング(14)は、アウタ(24)の
周部と挿通孔(27)との間へ放射方向の挟圧状態で嵌
挿されていることにより、アウタ(24)の周部及び挿
通孔(27)との間に摩擦力を発生する。ケーブル(2
2)のアウタ(24)は、この摩擦力によりアウタガイ
ド本体(12)に固定され、アウタガイド本体(12)
からの抜けを阻止される。
【0007】弾性変形リング(14)は、インナ(2
6)の方へつぼまるテーパ状で挟圧状態になっている。
したがって、ケーブル(22)に対してこのケーブル
(22)を挿通孔(27)から引き抜く方向へ力が作用
すると、この力は、弾性変形リング(14)の内径及び
外径をそれぞれ縮小及び拡大させるように、弾性変形リ
ング(14)に作用し、弾性変形リング(14)の内外
周とアウタ(24)及び挿通孔(27)との間の摩擦力
を一層増大させる。これにより、挿通孔(27)からの
アウタ(24)の抜く力に対する抵抗力が増大する。
【0008】
【実施例】以下、この考案を図1及び図2の実施例につ
いて説明する。図1はアウタガイド装置10の縦断面図
である。このスロットルケーブル22は、背負動力散布
機においてスロットルレバー(図示せず)の変位を気化
器のスロットルバルブ(図示せず)へ伝達する役目をも
つ。アウタガイド装置10はアウタガイド本体12と弾
性変形リング14とを含み、アウタガイド本体12は一
端部にねじ部16を有している。ステー18は、スロッ
トルバルブ近傍において気化器に固定され、ねじ部16
を螺合されている。ロックナット20は、ねじ部16に
螺合するとともに、ステー18に当接して、ねじ部16
がステー18に対して相対回転するのを阻止する。スロ
ットルケーブル22は、アウタ24と、アウタ24によ
り被覆されアウタ24の端部から露出して延び出るイン
ナ26とを有し、インナ26の先端は、スロットルバル
ブと一体的に揺動するスロットルアーム(図示せず)に
係止される。挿通孔27は、アウタガイド本体12の中
心線に沿って貫通し、反ステー18側及びステー18側
にそれぞれアウタ用挿通部28及びインナ用挿通部30
を有している。アウタ用挿通部28及びインナ用挿通部
30はそれぞれスロットルケーブル22のアウタ24及
びインナ26の径に対応した径を有し、アウタ用挿通部
28はアウタガイド本体12の端側において拡径部32
を有している。段部34はアウタ用挿通部28とインナ
用挿通部30との境界部に形成されている。アウタ24
及びインナ26の露出部分はそれぞれアウタ用挿通部2
8及びインナ用挿通部30に挿通され、アウタ24の端
は段部34に当接している。図1において、a1及びb
1はそれぞれアウタ24及び拡径部32の外径及び内径
の寸法を示している。
【0009】図2は自由状態の弾性変形リング14の縦
断面図である。弾性変形リング14の線断面は楕円形で
あり、テーパ状になっている。弾性変形リング14は、
樹脂、金属、又はゴム等から成り、弾性変形可能であ
る。図2において、a2及びb2は弾性変形リング14
の内径及び外径であり、これらと前記アウタ24の外径
a1及び拡径部32の内径b1との間には、a2<a1
<b1<b2の関係がある。
【0010】図1及び図2において、弾性変形リング1
4は、拡径部32においてアウタ24との間へ嵌挿され
た状態では、奥側へつぼまるようなテーパ状となってお
り、放射方向の内外がアウタ24及び拡径部32により
狭圧されている。アウタガイド本体12への弾性変形リ
ング14及びスロットルケーブル22の組付けは、アウ
タ24に弾性変形リング14を嵌装してから、スロット
ルケーブル22を拡径部32側よりアウタガイド本体1
2内のアウタ用挿通部28及びインナ用挿通部30へ挿
通し、それに伴って、弾性変形リング14を拡径部32
内へ嵌入させるか、又は、弾性変形リング14を拡径部
32内へ嵌入してから、スロットルケーブル22を拡径
部32側より挿通孔27へ挿通し、それに伴って、弾性
変形リング14へアウタ24を嵌挿する。
【0011】実施例の作用について説明する。弾性変形
リング14は、アウタ24の周部と拡径部32との間へ
放射方向の挟圧状態で嵌挿されていることにより、アウ
タ24の周部及び拡径部32との間に摩擦力を発生す
る。スロットルケーブル22のアウタ24は、この摩擦
力によりアウタガイド本体12に固定され、アウタガイ
ド本体12からの抜けを阻止される。
【0012】弾性変形リング14は、挿通孔27の奥の
方へつぼまるテーパ状で挟圧状態になっている。したが
って、力がスロットルケーブル22に挿通孔27から抜
く方向へ作用すると、この力は、弾性変形リング14の
内径及び外径をそれぞれ縮小及び拡大させるように、弾
性変形リング14に作用し、弾性変形リング14の内外
周とアウタ24及び拡径部32との間の摩擦力を一層増
大させる。これにより、拡径部32からのアウタ24の
抜く力に対する抵抗力が増大する。他方、力がスロット
ルケーブル22にアウタ24を挿通孔27へ押し込む方
向へ作用すると、この力は、弾性変形リング14の内径
及び外径をそれぞれ拡大及び縮小させるように、弾性変
形リング14に作用し、弾性変形リング14の内外周と
アウタ24及び拡径部32との間の摩擦力が低下し、こ
れにより、挿通孔27のアウタ用挿通部28へのアウタ
24の押し込みに要する力は減少する。
【0013】弾性変形リング14は、図2のように、自
由状態においてすでにテーパ状となっているが、挿通孔
27内へ嵌入された状態で奥側へつぼまるテーパ状にな
っていれば、自由状態では、平板状であってもよい。
【0014】
【考案の効果】この考案では、弾性変形リングが放射方
向の挟圧状態でアウタガイド本体の挿通孔とケーブルの
アウタとの間に嵌挿され、これに伴うアウタ及び挿通孔
と弾性変形リングとの間の摩擦力により挿通孔からのア
ウタの抜けが防止される。したがって、アウタガイド本
体からすり割りを省略することができ、アウタガイド本
体の構造を簡単化することができるとともに、狭い場所
において特に煩雑となるボルトの締付け作業も省略する
ことができる。
【0015】この考案では、線断面が楕円形である弾性
変形リングが、アウタガイド本体の挿通孔内においてケ
ーブルのインナの方へつぼまるようなテーパ状態となっ
ているので、挿通孔からアウタを抜く力に対しては、弾
性変形リングは内外径を縮小及び増大するように変形さ
れるので、弾性変形リングとケーブルのアウタ及び挿通
孔との間の摩擦力が一層増大し、挿通孔からのアウタの
抜け防止における弾性変形リングの機能を一層高めるこ
とができる。
【0016】図示の実施例ではスロットルケーブル22
について説明したが、この考案のアウタガイド装置10
は、スロットルケーブル22に限定されることなく、他
のケーブルにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】アウタガイド装置の縦断面図である。
【図2】自由状態の弾性変形リングの縦断面図である。
【図3】従来のアウタガイド装置の縦断面図ある。
【図4】従来のアウタガイド装置をスロットルケーブル
のアウタの挿通側から見た図である。
【符号の説明】
10 アウタガイド装置 12 アウタガイド本体 14 弾性変形リング 22 スロットルケーブル(ケーブル) 24 アウタ 26 インナ 27 挿通孔 32 拡径部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウタガイド本体(12)が、ケーブル
    (22)のアウタ(24)及びこのアウタ(24)から
    露出して延び出しているインナ(26)を挿通される挿
    通孔(27)を有し、線断面が楕円形である弾性変形リ
    ング(14)が、前記インナ(26)の方へつぼまるよ
    うなテーパ状になっており、前記アウタ(24)の外径
    a1と前記挿通孔(27)の前記弾性変形リング(1
    4)が収容される拡径部(32)の内径b1と、前記弾
    性変形リング(14)の内径a2及び外径b2との間に
    a2<a1<b1<b2の関係があるようにして、前記
    弾性変形リング(14)が前記アウタ(24)の周部と
    前記挿通孔(27)との間へ放射方向の挟圧状態で嵌挿
    されていることを特徴とするアウタガイド装置。
JP1991037770U 1991-04-25 1991-04-25 アウタガイド装置 Expired - Lifetime JP2568504Y2 (ja)

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JPH04124320U JPH04124320U (ja) 1992-11-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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