JP2568089Y2 - 前腕トレーニング具 - Google Patents

前腕トレーニング具

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JP2568089Y2
JP2568089Y2 JP8712092U JP8712092U JP2568089Y2 JP 2568089 Y2 JP2568089 Y2 JP 2568089Y2 JP 8712092 U JP8712092 U JP 8712092U JP 8712092 U JP8712092 U JP 8712092U JP 2568089 Y2 JP2568089 Y2 JP 2568089Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は前腕トレーニング具に関
し、特に安全で、運動の出力量調整が簡便な前腕トレー
ニング具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のリストなどの前腕トレーニング具
にはいろいろな種類があるが、つまるところ、その主な
目的は腕部及び前腕をトレーニングしてより強化するに
外ならず、現在よく見受けられる前碗トレーニング具
は、大まかに区別して二種類あって、そのうちの一種、
台湾新型専利公告146257号は、図10、図11、
図12、図13に示す如く、一対の捩りばね22,32
に両リンク23,33及び両連結板14,41を配設し
て、両リンク22,33と両連結板14,41の作動に
より一対の捩りばね22,32を捩り変形させて、その
弾性復帰力から相対する抵抗力を生じさせて、手首の反
復屈伸に適当な荷重を持たせると同時に、上リンク23
に当接した調整ボルト46の進退により、一端をボルト
35によって下リンク33底面に固定された一方の捩り
ばね32の他端を両端の開き角度の適宜な位置で当接制
止して、前碗トレーニングに与える荷重を調整できるよ
うにしたものであるが、この種前碗トレーニング具は、
構造が複雑過ぎて組立るにすこぶる不便である。
【0003】もう一種のUSP第4589655号にお
ける前碗トレーニング具は、図14、図15、図16に
示すように、そのクランク運動に対する抵抗力は、張力
アセンブリ16のコイルばね66が受ける引張りによっ
て生じるもので、コイルばね66は一端を伸縮可能な管
状調節部材58先端のプラグ74に連結し、プラグ74
は調整部材58の一端側に嵌接して、コイルばね66他
端を牽引棒70端部に連結する。そして、一般のコイル
ばね66がそれぞれ端部に適当な長さの連結部を湾曲形
成して他の部材との連結用にしていることと、通常の応
力解析によれば部材の湾曲箇所連結部に容易に応力が集
中することから、コイルばね66両端の連結部aに応力
が集中し易く、したがって、この前碗トレーニング具で
トレーニングすると、その連結部aが容易に破断して、
プラグ74が弾性解放から弾き出し、例えば、人に当る
…などの意外な傷害が発生する。
【0004】また、図10、図11、図14ないし図1
6から分かるように、一般に前碗トレーニング具の握り
柄は、ほとんどが適当な間隔を隔てて多数の係着部を両
脇に備えたグリップ部に調整可能に固装するタイプのも
のが使われ、主として、ボルトにより握り柄をグリップ
部の両側フレームに螺締し、適当に位置替えする必要が
ある時、または使用者の前碗にマッチさせる時は、両端
側のボルトを完全に緩めてから握り柄を適当な位置に移
して螺着再固定することができ、使用上、はなはだ不便
である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の前碗トレー
ニング器具における問題点に鑑み、本考案は、構造が簡
単で容易に組立られ、かつ運動荷重の調整が便利で荷重
ばね破断による危険を解消し、使用上安全な前碗トレー
ニング器具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の前腕トレーニング具は、円弧状の板材から
なる上枠と下枠(11,12)を接合してリング状腕環
(10)を形成し、上記上枠(11)の前端の両側に枢
支継手(111)を延設し、この枢支継手(111)に
よってグリップ部(20)を枢支すると共に、上記グリ
ップ部(20)の中央部分と上記上枠(11)とを軸ロ
ッド(211)によって連結し、上記グリップ部(2
0)の中央部分の両側に中央部分からほぼ直角に湾曲延
伸する側面板(23)を形成し、この両側面板(23)
の間を横切るように握り柄(22)を螺着し;上記グリ
ップ部(20)に近接した側の上記上枠(1)の一端の
中央部上方に、前端面に割溝(144)を備えたチュー
ブ状の前スリーブ(14)と、上記前スリーブ(14)
の後端に同心的に設けられた後端面密閉のチューブ状の
後スリーブ(16)とを軸方向に設けて、上記前スリー
ブ(14)の後端開口と上記後スリーブ(16)の前端
開口との間に内周面にねじ山を備えた回転リング(3
5)を介設し;上記後スリーブ(16)の内部後端に当
接体(31)を設け、この当接体(31)をコイルばね
(33)の一端に当接保持させ、上記前スリーブ(1
4)および後スリーブ(16)内に、上記回転リング
(35)に螺合して前端および後端が上記前スリーブ
(14)および後スリーブ(16)内で移動自在に遊嵌
するねじプラグ(34)を設け、このねじプラグ(3
4)の後端をガイドリング(36)を介して上記コイル
ばね(33)の他端に当接保持させ、上記コイルばね
(33)とねじプラグ(34)と前スリーブ(14)と
を貫通する強靭性のロープ(32)を設け、このロープ
(32)の一端を上記当接体(31)に固定し、他端を
上記軸ロッド(211)前端に取付けられた軸ヘッド
(50)に連結固定して構成される。
【0007】そして、上記グリップ部の両側面板の互い
に相対する位置に水平のスロットを開設して、それぞれ
のスロットに等間隔に複数の係着部を設け、かつ各係着
部縁部を球面凹みに形成し;または、上記上枠上面の適
当な位置に、運動量を表示する計数器を取付け;或い
は、上記回転リングを上記前スリーブ前端面に被せるよ
う回転可能に嵌着させて、回転リング中央部より適当な
長さのボルトを前スリーブ内に嵌挿させ、かつボルトに
上記コイルばね前端を当接保持する当接ナットを螺合し
て、回転リングを回動することにより当接ナットを前後
に移動させてコイルばねに対する圧縮力を調整できるよ
うにすれば一層好ましい。
【0008】
【作用】上記のように構成された、本考案は、その腕環
中空内部に前碗を貫挿して、グリップ部の内側空間の下
から上に通して手のひらで握り柄を掴み、しかる後、手
首を屈伸させるように前腕の力によりグリップ部を下向
きに引き、次に手を緩めて元来の状態に回復させて、こ
のようにグリップ部を上から下向きに反復引張り屈伸す
ると、ロープ及びロープ一端の当接体が連動されてコイ
ルばねを反復圧縮し、従って、コイルばねを反復圧縮す
ることにより腕部をトレーニングすることができる。ま
た、例えば、コイルばねの圧縮力をもっと強くしてトレ
ーニングの荷重を大きくしたい場合は、回転リングを回
転してねじプラグによりコイルばねをより圧縮すれば、
コイルばねはより圧縮されてより大きい力で引っ張らな
ければ当接体が作動しなくなり、使用者が反復引張り屈
伸するに要する荷重が大きくなってこのようにして運動
量を適当に大きくし又は小さく設定することができる。
或いは、後スリーブを下方にして、腕環に腕を貫挿し、
グリップ部の内側の空間の下から上に通して手のひらで
握り柄を握り、そして、手首を下から上向きに屈伸して
引っ張り、次に力を抜いて原状に回復させるよう反復作
動して腕部をトレーニングすることもできる。
【0009】そして、上記グリップ部の両側面板の互い
に相対する位置に水平向きスロットを開設して、それぞ
れスロットに等間隔に複数の係着部を設け、かつ各係着
部縁部を球面凹みに形成すると、握り柄両端を牢固に係
着部に係合して固定することができ、かつ使用者の体付
きに応じて人体力学的にマッチして握り柄をやや傾斜さ
せて固定することができる。または、上記上枠上面の適
当な位置に、運動荷重を表示する計数器を取付けると、
使用者の運動荷重を設定する指標となり、同時に運動荷
重を加減する際の参考データを提供することができる。
或いは、上記回転リングを上記前スリーブ前端面に被せ
るよう回転可能に嵌着させて、回転リング中央部より適
当な長さのボルトを前スリーブ内に伸出貫挿させ、かつ
ボルトに上記コイルばね前端を当接保持する当接ナット
を螺合して、回転リングを回動することにより当接ナッ
トを前後に移動させてコイルばねに対する圧縮力を調整
できるようにしても、上記回転リングによりガイドリン
グを介してコイルばねを圧縮調整する場合と同じ効果を
得られる。
【0010】この考案の上記またはその他の目的、特徴
および利点は、図面を参照しての以下の実施例の詳細な
説明から一層あきらかとなろう。
【0011】
【実施例】先ず、図1に示す如く、本考案の前碗トレー
ニング具は、腕環10、グリップ部20、弾力調整手段
30、及び計数器40などによって構成され、そのう
ち;腕環10は、その頂端と底端をそれぞれ円弧状の板
からなる上枠11と下枠12を接合して形成されたリン
グ体で、使用者がグリップ部20を掴むときに前碗を貫
挿して保持させるものであり、その上枠11前端両側に
それぞれ枢支継手111を延設して上記グリップ部20
と連設し、並びに上枠11前端中央部に一体に上向きの
第1の凸起ブロック13を凸設して、第1の凸起ブロッ
ク13の上側端縁に沿って水平にチューブ状の前スリー
ブ14を一体成型し、かつ前スリーブ14の中空内部周
壁に沿って軸方向にガイド凸条142を設けるととも
に、前スリーブ14の前端面143中央部に直径方向の
割溝144を開設し、さらに第1の凸起ブロック13後
端にある上枠11の適当な部位に一対の螺接孔112を
穿って、同様に形成された第2の凸起ブロック15を上
枠11に螺着固定し、第2の凸起ブロック15頂端に軸
方向に延伸しかつ第1の凸起ブロック13のチューブ状
前スリーブ14と同一軸心に対応する後スリーブ16を
設けて、後スリーブ16の中空内部後端面162を密封
状にするとともに、後スリーブ16前端面開口を前スリ
ーブ14後端開口に対応させて、後スリーブ16と前ス
リーブ14との間に適当な間隔hを保留する。そして、
後スリーブ16開口周縁の上端に軸方向に延伸するガイ
ド溝163を穿設して、ガイド溝163側縁に弾力表示
目盛り164を設け、並びに上枠と下枠11,12のそ
れぞれ内周壁にスポンジ製クッションシート17を貼り
付けて、腕環10に貫挿した使用者の前腕を支持保護で
きるようにする。
【0012】グリップ部20は、ほぼU字形状をなす腕
金21と握り柄22によって形成され、図7および図8
に示す如く、腕金21中央部は軸ロッド211によって
腕環10の上枠11と連結しており、さらに両脇を横か
ら下向きに延伸して上枠11両側の枢支継手111先端
と枢接する枢着片212を形成する共に、腕金21両端
縁にそれぞれ側面板23を延設して、側面板23に横向
きスロット231を開設し、並びにスロット231に等
間隔に配列して四つの係着部232を形成して、係着部
232の内側と外側にそれぞれ球面凹みを設ける(図9
に示すように)。そして、握り柄22両端部は側面板2
3内側面の係着部232の球面凹みに対応する所定弧度
の円弧凸起221に形成され、かつ軸向きにそれぞれ締
着孔22aを設けてボルト24によりスロット231を
介して握り柄22を側面板23に固定し、また、ボルト
24の上記係着部232との接触面にも所定弧度の円弧
凸起241を設ける。ここで注意すべきことは、握り柄
22は各使用者の前碗の長さ及び前碗トレーニング具の
把持姿勢に応じて、スロット231沿いの適当な係着部
232を通してボルト24により締着孔22aに螺締調
整することができ、かつその外周面にスポンジ製クッシ
ョンシート25を周設して掌で握るに快適であるように
する。
【0013】弾力調整手段30は、図2に示すように、
当接体31、ロープ32、コイルばね33、ねじプラグ
34、及び回転リング35によって形成され、当接体3
1は円柱体を呈して、その軸方向中心に沿って嵌着孔3
11を備え、並びにその一端に比較的外径が大きい止着
部312を形成して当接体31によりコイルばね33の
後端部に当接保持する。ロープ32は、その一端を比較
的外径が大きいヘッド部321に設けられて、上記嵌着
孔311を挿通して当接体31に牢固に固定され、他端
はコイルばね33を通ってねじプラグ34及び上記前ス
リーブ14の割溝144を挿通して、グリップ部20の
軸ロッド211前端に備えた軸ヘッド50に連結固定さ
れる。そして、外周面にねじ山を備えたねじプラッグ3
4は移動自在に前スリーブ14の中空内部に内装され、
その周面軸方向に上記前スリーブ14内のガイド凸条1
42に係合するほぞ溝341を設けて、ねじプラグ34
が前スリーブ14内で平滑に移動できるようにし、かつ
ねじプラグ34後端縁にガイドリング36を外嵌して、
ガイドリング36を当接体31のコイルばね33に当接
する前端面332に相対させ、かつガイドリング36の
周縁上方に上記後スリーブ16のガイド溝163に係合
するガイド片361を設けて、ねじプラグ34を正しく
ガイド移動させるとともに、ねじプラグ34の移動位置
を上記弾力表示目盛り164により正確に表示させる。
回転リング35は、上記前スリーブ14と後スリーブ1
6との間に保留した間隔hに装着され、その内周面にね
じ山351を螺刻してねじプラグ34と螺合できるよう
にすると共に、回転リング35を回転することによりね
じプラグ34を移動してコイルばね33に対する圧縮力
を適当に調整加減して(図4に示す如く)、前碗トレー
ニング時の必要な抵抗力を適当に調整するのである。ま
た、ねじプラグ34と回転リング35に適当に位置換え
ても、同等な使用効果をもたらすことができ、図3に示
すように、回転リング35aの中央部から適当な長さに
伸出するボルト351aを設けて前スリーブ14a内に
貫挿させ(この実施例では、前スリーブ14a後端を直
接上記後スリーブ16aに嵌合連結して、後スリーブ1
6aとの間に間隔をhを保留せずに、その連結箇所頂端
縁にガイド溝142aを設ける)、回転リング35a他
方端縁に嵌合ナット36aを蓋状に螺着して回転リング
35aを前スリーブ14aに固接させて、コイルばね3
3の弾力によって弾き出されるのを防止し、さらにボル
ト351a外周に当接ナット34aを螺着して、当接ナ
ット34aの一端面でコイルばね33一端を当接すると
共に、当接ナット34aに上記ガイド溝142aに係合
するガイド凸起341aを設ける。それ故、回転リング
35aを回転すると、ボルト351aも連動回転されて
当接ナット34aがガイド溝12aに規制されて前,後
に移動するとなって、コイルばね33に対する圧縮力を
適宜に改変して、運動荷重を適当に調整することができ
る。
【0014】計数器40は、一般に使用されている従来
構造のものであり、主として、上記上枠10の第1の凸
起ブロック13側壁に螺着され、上記グリップ部20の
往復揺動により計数して、これにより使用者の運動荷重
を設定する指標とし、かつ運動荷重を増加する際の参考
データを提供するのである。
【0015】そして、本考案の前碗トレーニング具を組
立る時は、図1と図2と図4に示す如く、まず、腕環1
0及びグリップ部20を一体に枢接して組立て、しかる
後、弾力調整手段30を組合せるのであり、即ち、ロー
プ32を当接体31に挿通して、その一端のヘッド部3
21を当接体31に固着し、次に、ねじプラグ34を前
スリーブ14の中空内部の所定位置に装入し、並びに回
転リング35をねじプラグ34に螺着させて、しかる
後、コイルばね33一端を当接体31に当接保持させ、
かつロープ32他端をコイルばね33に通して、ねじプ
ラグ34及び前スリーブ14の前端面143の割溝14
4を貫挿させたあと、ロープ32端部に上記当接体31
に固定したヘッド部321と同様なヘッド部(図示せ
ず)を設けて、上記グリップ部20の軸ロッド211先
端に備えた軸ヘッド50に固定する。この際、コイルば
ね33の前端と後端はそれぞれ当接体31とねじプラグ
34のガイドリング36に当接するとなり、最後に、後
スリーブ16の中空内部に当接体31やコイルばね33
などを装入して、第2の凸起ブロック15を上枠11上
面に固定し、並びに後スリーブ16のガイド溝163を
ガイドリング36のガイド片361に係合させ、そし
て、握り柄22両端をグリップ部20の両側面板23に
螺締して、握り柄23表面や上枠と下枠11,12内壁
面にスポンジ製クッションシート25,17を貼付けて
全体の組立作業を完了する。
【0016】その使用方法は、一般に二つの態様があっ
て; 第1の使用方法は、図5に示す如く、前,後スリーブ1
4,16を上面に位置させて、前碗を腕環10の中空内
部に通してスポンジ製クッションシート17に接触さ
せ、並びにグリップ部20の内側の空間の下から上に通
して手のひらで握り柄22を握り、しかる後、手のひら
及び前碗を支点として、前腕の力によりグリップ部20
を下向きに引張り、次に手を緩めて元来の状態に回復さ
せ、このようにグリップ部20を上から下向きに反復引
張り屈伸して、ロープ32及びロープ32一端の当接体
31を連動してコイルばね33を反復圧縮する。従っ
て、コイルばね33が圧縮されて反作用の抵抗を生じる
ことから、前碗トレーニングに適当な運動荷重を提供す
ることができる。また、トレーニングの過程で使用者の
体力に応じて異なるコイルばね圧縮量を設定する時は、
例えば、もっと強いコイルばねの圧縮力をトレーニング
の荷重とする場合は、回転リング35を回転してねじプ
ラグ34によりコイルばね33をより圧縮するようにす
れば(図4に示す如く)、コイルばね33はより圧縮さ
れてより大きい力で引っ張らなければ作動しなくなり、
使用者が反復引張り作動するに要する出力がより大きく
なって、このようにして運動荷重を適当に加減して設定
することができる。そして、一般に前碗トレーニングの
荷重を設定する場合は、まず使用者が自分の腕力の負担
できる程度を考慮してから設定して、手腕に不当な出力
をさせて運動傷害が生じるのを防ぐべきである。
【0017】第2の使用方法は、図6に示す如く、その
操作は上記第1の使用方法と同じであるが、後スリーブ
16を下側に位置付かせている(即ち、前碗トレーニン
グ具を反対向きにして使用する)点で異なり、グリップ
部20空間の下から上に通して手のひらで握り柄22を
握り、そして、手を下から上向きに引上げ、次に力を抜
いて原状に回復させるようにして、反復出力屈伸して手
首や腕力をトレーニングするのである。
【0018】更に、ここで特記すべきことは、それぞれ
使用者の手腕や掌の構造が全く同じではなく、一般の人
は拳を握ると腕部がやや外向きに傾くので、従来の普通
の前碗トレーニング具を使って運動している時に、往々
にして握り柄22を握った掌と握り柄22との間にいく
らかの間隙が介在し、使用者がトレーニングを行うとき
に握り柄22に応じて腕部を湾曲しなければならないこ
とがあって、全体としてトレーニングの動作がぎちぎち
になって応用し難くなる。これに対して、本考案はグリ
ップ部20を完全に人体工学に適応できるようにするた
め、図7に示す如く、グリップ部20の握り柄22を組
立る場合は、図8に示す如く、握り柄22を調整可能に
適当な傾斜をもたせてグリップ部20の両側面板23に
固定し、これにより大部分の使用者が握り柄22を握れ
ば腕部がごく自然にやや湾曲して、腕部と握り柄22が
より密接にマッチしてトレーニング作動をスムースに進
行できるようにすると共に、従来技術のようにボルトを
完全に外す必要がなく、ボルトを緩めれば握り柄22両
端を上記横向きスロット231沿いに滑り移動させて適
当な位置にある係着部231に固定することができ、握
り柄22の位置調整がより便利になる。そして、図9に
示すように、グリップ部20の側面板23に設けられた
横向きスロット231は、握り柄22を移動調整するに
便利なばかりでなく、かつスロット232沿いに設けら
れた係着部232表面は球面凹み状に形成いるので、握
り柄22両端の円弧凸起221と密接に一致係合するこ
とができ、握り柄22をやや傾斜をもたせて両側面板2
3に取付けるに何等かの支障も生じないのである。
【0019】また、もう一つ重要なことは、本考案に採
用されるコイルばね33は圧縮ばねに属し、したがっ
て、使用上容易に破断せず、トレーニングにおける安全
性は従来の前碗トレーニング具に比べて一層より確保さ
れ得る。
【0020】
【考案の効果】上記のように構成された、本考案は、そ
の腕環に前碗を貫挿して、グリップ部の下方より上方に
通して手のひら握り柄を握り、手首を反復屈伸させて前
碗トレーニングすることができると共に、その回転リン
グを適当に回転すれば前碗トレーニング器具に適宜な運
動荷重を備えさせるよう調整することができる。また、
一般の人が拳を握ると腕部がやや外向きに傾くことに対
応して、その握り柄を調整可能に適当な傾斜をもたせて
グリップ部の両側面板に固定することができ、これによ
り大部分の使用者が握り柄を握れば腕部がごく自然にや
や湾曲して、腕部と握り柄がより密接にマッチしてトレ
ーニング動作をスムースに行うことができ、かつ従来技
術のようにボルトを完全に外す必要がなく、ボルトを緩
めれば握り柄両端を上記横向きスロット沿いに滑り移動
させて適当な係着部に固定することができ、握り柄の位
置調整が極めて方便になる。そして、圧縮ばねをコイル
ばねに採用しているので、使用上容易に破断ぜす、トレ
ーニングにおける安全性は従来の前碗トレーニング具に
比べて一層より確保され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の前腕トレーニング具を分解
して示した斜視図。
【図2】本考案の一実施例の前腕トレーニング具の弾力
調整手段の断面図。
【図3】本考案の一実施例の前腕トレーニング具の他の
態様の弾力調整手段の断面図。
【図4】図2の弾力調整手段の弾力を調整した状態を示
した断面図。
【図5】本考案による前腕トレーニング具の使用状態を
示した図。
【図6】本考案による前腕トレーニング具の他の使用状
態を示した図。
【図7】本考案による前腕トレーニング具の握り柄の固
定位置を調整した状態を示した図。
【図8】本考案による前腕トレーニング具の握り柄の固
定位置を調整した状態を示した図。
【図9】図7に示す線A−Aにおける握り柄の断面図。
【図10】従来の前腕トレーニング具を示した斜視図。
【図11】従来の前腕トレーニング具を分解して示した
斜視図。
【図12】従来の前腕トレーニング具の作動状態を示し
た図。
【図13】従来の前腕トレーニング具の弾力調整手段の
作動を説明する図。
【図14】従来の前腕トレーニング具の使用状態を示し
た図。
【図15】従来の前腕トレーニング具の一部を切断して
示した断面図。
【図16】従来の前腕トレーニング具のコイルばねを引
き伸ばした状態を示した断面図。
【符号の説明】
10 腕環 11 上枠 12 下枠 14 前スリーブ 16 後スリーブ 20 グリップ部 22 握り柄 23 側面板 31 当接体 32 ロープ 33 コイルばね 34 ねじプラグ 35 回転リング 40 計数器 50 軸ロッド 111 枢支継手 144 割溝 211 軸ロッド 231 スロット 232 係着部

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円弧状の板材からなる上枠と下枠(11,
    12)を接合してリング状腕環(10)を形成し、上記
    上枠(11)の前端の両側に枢支継手(111)を延設
    し、この枢支継手(111)によってグリップ部(2
    0)を枢支すると共に、上記グリップ部(20)の中央
    部分と上記上枠(11)とを軸ロッド(211)によっ
    て連結し、上記グリップ部(20)の中央部分の両側に
    中央部分からほぼ直角に湾曲延伸する側面板(23)を
    形成し、この両側面板(23)の間を横切るように握り
    柄(22)を螺着し;上記グリップ部(20)に近接し
    た側の上記上枠(1)の一端の中央部上方に、前端面に
    割溝(144)を備えたチューブ状の前スリーブ(1
    4)と、上記前スリーブ(14)の後端に同心的に設け
    られた後端面密閉のチューブ状の後スリーブ(16)と
    を軸方向に設けて、上記前スリーブ(14)の後端開口
    と上記後スリーブ(16)の前端開口との間に内周面に
    ねじ山を備えた回転リング(35)を介設し;上記後ス
    リーブ(16)の内部後端に当接体(31)を設け、こ
    の当接体(31)をコイルばね(33)の一端に当接保
    持させ、上記前スリーブ(14)および後スリーブ(1
    6)内に、上記回転リング(35)に螺合して前端およ
    び後端が上記前スリーブ(14)および後スリーブ(1
    6)内で移動自在に遊嵌するねじプラグ(34)を設
    け、このねじプラグ(34)の後端をガイドリング(3
    6)を介して上記コイルばね(33)の他端に当接保持
    させ、上記コイルばね(33)とねじプラグ(34)と
    前スリーブ(14)とを貫通する強靭性のロープ(3
    2)を設け、このロープ(32)の一端を上記当接体
    (31)に固定し、他端を上記軸ロッド(211)前端
    に取付けられた軸ヘッド(50)に連結固定したことを
    特徴とする前腕トレーニング具。
  2. 【請求項2】上記グリップ部(20)の両側面板(2
    3)の互いに相対する位置に水平方向のスロット(23
    1)を開設して、それぞれスロット(231)に等間隔
    に複数の係着部(232)を設け、かつ各係着部(23
    2)の縁部を球面凹みに形成したことを特徴とする請求
    項1記載の前腕トレーニング具。
  3. 【請求項3】上記上枠(11)上面の適当な位置に、運
    動量を表示する計数器(40)を取付けてたことを特徴
    とする請求項1記載の前腕トレーニング具。
  4. 【請求項4】円弧状の板材からなる上枠と下枠(11,
    12)を接合してリング状腕環(10)を形成し、上記
    上枠(11)の前端の両側に枢支継手(111)を延設
    し、この枢支継手(111)によってグリップ部(2
    0)を枢支すると共に、上記グリップ部(20)の中央
    部分と上記上枠(11)とを軸ロッド(211)によっ
    て連結し、上記グリップ部(20)の中央部分の両側に
    中央部分からほぼ直角に湾曲延伸する側面板(23)を
    形成し、この両側面板(23)の間を横切るように握り
    柄(22)を螺着し;上記グリップ部(20)に近接し
    た側の上記上枠(1)の一端の中央部上方に、前端面に
    割溝(144)を備えたチューブ状の前スリーブ(1
    4)と、上記前スリーブ(14)の後端に同心的に設け
    られた後端面密閉のチューブ状の後スリーブ(16)と
    を軸方向に設け、この前スリーブ(14a)の前端面に
    回転リング(35a)を回転可能に嵌着させて、この回
    転リング(35a)の中央部に適当な長さのボルト(3
    51a)を前スリーブ(14a)内に貫挿させ、このボ
    ルト(351a)に当接ナット(34a)を螺合し;上
    記後スリーブ(16)の内部後端に当接体(31)を設
    け、この当接体(31)をコイルばね(33)の一端に
    当接保持させ、上記当接ナット(34a)の後端を上記
    コイルばね(33)の他端に当接保持させ、上記コイル
    ばね(33)と前スリーブ(14)と当接ナット(34
    a)とを貫通する強靭性のロープ(32)を設け、この
    ロープ(32)の一端を上記当接体(31)に固定し、
    他端を上記軸ロッド(211)前端に取付けられた軸ヘ
    ッド(50)に連結固定し;上記回転リング(35a)
    を回動することによって上記当接ナット(34a)を前
    後に移動させて上記コイルばね(33)に対する圧縮力
    を調整できるようにしたことを特徴とする前腕トレーニ
    ング具。
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