JP2567618B2 - 冷菓製造装置の冷菓抽出方法 - Google Patents

冷菓製造装置の冷菓抽出方法

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JP2567618B2
JP2567618B2 JP62197311A JP19731187A JP2567618B2 JP 2567618 B2 JP2567618 B2 JP 2567618B2 JP 62197311 A JP62197311 A JP 62197311A JP 19731187 A JP19731187 A JP 19731187A JP 2567618 B2 JP2567618 B2 JP 2567618B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、ソフトアイスクリームやアイスクリームシ
ェーク等の冷菓を製造する装置において、特に製造され
た冷菓を販売容器に一定量抽出するに好適な冷菓製造装
置の冷菓抽出方法に関する。
(ロ)従来の技術 この種の冷菓製造装置においては、紙コップなどの販
売容器に常に一定量の冷菓を抽出する必要があるが、従
来の抽出量の制御は、例えば米国特許第3,335,807号明
細書に見られるように、容器載置台上に置かれた容器の
重量も含めて総重量を一定に制御する方法であった。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 このため、容器の重量が変ったり、容器載置台に冷菓
が付着したりすると、中味の冷菓も変化し、一定量の冷
菓が販売できなくなる問題点があった。
そこで本発明は、上記従来装置の問題点を解決し、容
器の重量の如何によらず、常に一定量の冷菓が抽出でき
る冷菓製造装置の冷菓抽出方法を提供することを目的と
する。
(ニ)問題点を解決する手段 本発明は、供給される冷菓原料を撹拌冷却して冷菓に
仕上げる冷却シリンダから、抽出スイッチの操作信号に
基づいて冷菓を抽出する冷菓製造装置の冷菓抽出方法に
おいて、上記冷却シリンダから抽出された冷菓を収容す
るための容器と、上記容器を載置するための容器台と、
上記容器台の重量を検出する重量検出手段を備え、抽出
スイッチの操作信号が出力されると、その時点での上記
重量検出手段の検出値を入力してその入力値を初期値と
して設定し、上記冷却シリンダから抽出された冷菓が上
記容器に収容されているときの上記重量検出手段の検出
値が、あらかじめ設定されている設定値と上記初期値と
の加算値に一致すると、上記冷却シリンダからの冷菓の
抽出を停止する一方、上記初期値が、あらかじめ設定さ
れた値よりも小さいときには、上記冷却シリンダからの
冷菓の抽出を禁止するようにしたものである。
(ホ)作用 したがって、抽出スイッチが操作された直後の容器台
の重量を初期値として設定するとともに、容器台の重量
が初期値と、容器に収容する冷菓の設定重量との加算値
に一致した時点で、冷菓の抽出を停止するようにしてい
るので、容器の重量または容器台に付着した材料の重さ
に無関係に、常に一定の冷菓を容器に収容することがで
きる。また、設定した初期値の値が所定の値よりも小さ
い場合には、冷菓の抽出を禁止しているので、例えば、
抽出スイッチが操作された時点で容器台に容器が載置さ
れていない場合には、冷菓抽出が禁止され、無駄な冷菓
の消費を抑制できる。
(ヘ)実施例 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図(a)は、本発明の一実施例に係るアイスクリ
ームシェーク製造装置の要部機器配置構成側面図、同図
(b)は、そのアイスクリームシェーク製造装置の正面
図を示したもので、装置後部には冷蔵庫1が配置されて
いる。その冷蔵庫1の上部にはコンプレッサ2およびコ
ンデンサ3が配置され、冷媒を圧縮、膨張させることに
より発生する冷気を庫内に送り込むように構成されてい
る。その庫内は上下2段に分かれ、上段には種類の異な
る4つのフレーバ(シロップ)タンク4、下段にはアイ
スクリームシェークの主要原料を収容するミックスタン
ク5がそれぞれ扉6、7を開閉して取り出し自在に収容
されている。
第2図を参照して判るように、そのミックスタンク5
内のミックス液は、ミックスポンプ8を介して装置前方
に設置される冷却シリンダ9内に後部より供給されて冷
却攪拌されアイスクリームとなる。一方、フレーバ(シ
ロップ)タンク4内のフレーバー液はフレーバポンプ10
を介して冷却シリンダ9前部に設けられるフリーザード
ア11に供給される。そこで、攪拌されたアイスクリーム
にフレーバ液が添加され、シェイクされて紙コップに抽
出される。なお、この冷却シリンダ9は装置内に2本並
設されるが図ではそのうちの1本のみ示している。
その冷却シリンダ9は、第3図を参照して判るように
前部は前コンプレッサ12、前コンデンサ13により冷却さ
れる一方、後部は後コンプレッサ14、後コンデンサ15に
より冷却される。
即ち、第3図に示すように、冷却シリンダの前部外周
面には、前コンプレッサ12、前コンデンサ13からデハイ
ドレータ16、冷却電磁弁17、キャピラリ18を経てヘッダ
19に接続する冷媒配管20が巻回されている。一方、冷却
シリンダの後部外周面には、後コンプレッサ14から四方
弁21、逆止弁22、後コンデンサ15、ドライコア23、膨張
弁24を経て再び四方弁21、後コンプレッサ14に接続する
2重の冷媒配管25が並列に巻回されている。また、各冷
却系のコンデンサ13、15にはコンプレッサ12、14の吐出
量で開度調節される節水弁26、27を介して冷却水が供給
される。
なお、冷却シリンダ9の後部は内部殺菌処理のため、
四方弁により冷媒の流れを切替えて冷却シリンダ9を加
熱するため、膨張弁24と並列に逆止弁28、逆止弁22と並
列にキャピラリ29が配設されている。また、冷却シリン
ダ9の前方には冷却時の温度を測定する前温度センサ3
0、殺菌時の温度を測定する殺菌温度センサ31、冷却シ
リンダ9の後方には冷却時の温度を測定する後温度セン
サ32が配設されている。
第1図において、冷却シリンダ9の内部には注入され
たミックス液を冷却攪拌し、空気を混入するためのビー
タ(図示省略)が封入される。その回転時40はギャボッ
クス41、プーリ42、エンドレスベルト43、プーリ44を介
してビータモータ45の回転軸に接続されている。
上記回転軸40の軸シール部46を加熱殺菌処理時に加熱
するため、水を貯えるシスターン47、そこから供給され
る水を加熱する電気湯沸器48が設けられる。即ち、第2
図に示すように、水はボールタップ49によりレベル調節
されるシスターン47に貯えられ、そこから供給電磁弁50
を経て電気湯沸器48に供給され加熱される。加熱された
湯は水量調節器51を介してビータを回転する回転軸40の
軸シール部46に供給される。
冷却シリンダ9の前部に設けられるフリーザドア11は
その詳細を第4図に示すように、冷却シリンダ内部を閉
塞するブロック61に、冷却シリンダ9内部に封入される
ビータ60の回転により押し出されるアイスクリームを抽
出するためのミックス通路62が形成されてなる。そのミ
ックス通路62は直角に形成され、冷却シリンダ9内部に
つながる水平路には、スプリング63により押圧されて通
路を閉塞するドアバルブ64が配設されている。そのドア
バルブ64の先端部にはプッシュピン65の先端部が係合さ
れ、その後端部は、レバー66の一端部に形成されたバカ
穴67に、ピン68にて係合されている。レバー66は閉塞ブ
ロック61に植立されたピン69を枢軸として回動自在に保
持され、その他端部はソレノイド70の可動鉄心であるロ
ッド71の先端に係合されている。ソレノイド70がOFF状
態にあるとき、バネ72の力によりロッド71は先端突出部
が最小長さになるように引込まれている。従ってこの状
態では、ドアバルブ64はスプリング63により押し出され
ミックス通路62を閉塞している。一方、ソレノイド70が
ON状態になると、ロッド71はバネ72の力に抗して突出さ
れ、これによりレバー66は他端部が開度調節ネジ73の先
端に当接するまで、ピン69を支点として回動する。この
レバー66の回動により、プッシュピン65がドアバルブ64
をスプリング63の力に抗して押し下げ、ミックス通路62
が開放される。
一方、ミックス通路62の垂直路には、スピナーモータ
74の回転軸に取付けられたスピナーシャフト75がスピナ
ー軸受76を介して嵌挿されている。
前述したように、冷却シリンダ9は2本配置されてお
り、従って、フリーザードア11も2つあり、フレーバ
(シロップ)タンク4からの4種類のフレーバ液は、第
5図に示すように、2種類ずつフレーバチューブ77を介
してミックス通路62の垂直路に供給される。勿論、この
ミックス通路62の垂直路には、フレーバチューブ77が4
本取付可能になっており、一方の冷却シリンダ9を休止
させた場合は、第6図に示すように、4本のフレーバチ
ューブ77が1つのフリーザドア11に取り付けられる。
第1図および第4図に示すように、フリーザドア11下
部にはカップテーブル80が設けられ、その上に、ミック
ス通路62から抽出されるアイスクリームにフレーバが添
加されてなるアイスクリームシェークを受ける紙コップ
81が載置される。この紙コップ81は装置前方上部に設け
られるカップディスペンサ82に取り出し自在に多数収納
されている。
カップテーブル80は、重量検知器83の一端部に着脱自
在に係止されている。その重量検知器83は第4図に示す
如くアルミ合金などの金属ブロックからAに示す部分が
打ち抜かれて肉厚の薄い部分が形成され、そこにひずみ
センサ84a〜84dが貼付される一方、そのブロックの他端
部が装置に固着されてなる。各ひずみセンサ84a〜84dは
第7図に示すようにブリッジ接続されて、その出力は差
動増幅器85を介して重量検出信号として取り出される。
この場合、差動増幅器85からは重量変化に対しリニアに
変化する出力電圧が得られる。
更に、第1図(a)に示すように装置前部には温度コ
ントロールボックス90、重量コントロールボックス91、
内部冷却ファン92、ユニット冷却ファン93、電装ボック
ス94、ドレン収納ボックス95等が設けられている。
また、第1図(b)に示すように装置前面の紙コップ
81を収納しているカップディスペンサ82の下部には操作
パネル100、101、102が配置されている。
前述したように本実施例の装置には2本の冷却シリン
ダ9が配置されている。このため操作パネル100は第8
図に示すように、モニタ表示器110、キャンセルスイッ
チ111を中心として左右に同機能のスイッチ、表示器類
が2組配置されている。そのモニタ表示器110の表示部1
10aは冷蔵庫1の内部温度が10℃以上で60分経過した場
合点灯する。表示部110bはミックスが残り少なくなった
とき点灯する。表示部110cはミックスが無くなったとき
点灯する。
自動スイッチ112を押すと、4つのフレーバのシェー
ク量がが自動計量されて押出される。手動スイッチ113
を押している間、各フレーバのシェーク量が抽出され
る。フリーザランプ114は冷却中(前コンプレッサ12、
後コンプレッサ14が運転中)は点滅状態、待機中は点灯
状態となる。ステリランプ115は熱湯洗浄殺菌中のとき
点灯する。モニタ表示器116のうち、表示部116aはビー
タモータ、サーマルが作動したとき点灯し、冷却シリン
ダ9の冷却は停止し、アイスクリームの抽出も不可能に
なる。表示部116bは熱湯洗浄殺菌工程に不具合があった
とき点灯する。表示部116cは停電があった場合に点滅す
る。表示部116dは冷却ユニットの高圧スイッチが作動し
たとき点灯し、冷却は停止する。表示部116eはミックス
ポンプに異常が生じたとき点灯し、抽出は停止する。
同様に操作パネル101も、第9図に示すように、リセ
ットスイッチ120を中心として左右に同機能のスイッ
チ、表示器類が2組配置されている。このリセットスイ
ッチ120は電子回路による警報ランプおよびブザーを解
除するスイッチである。このスイッチ120の左右に配置
されるスイッチは、それぞれ第1フレーバライン洗浄ス
イッチ121、第2フレーバライン洗浄スイッチ122、第1
ミックスライン洗浄スイッチ123、第2ミックスライン
洗浄スイッチ124、ミックスを冷却シリンダ9へプリチ
ャージするミックスフィードスイッチ125、冷却シリン
ダ9の冷却は開始するフリーザスイッチ126、アイスク
リームシェーク重量の初期設定とフレーバ量の検定に使
うキャリ(キャリブレーション)スイッチ127、冷却シ
リンダ9内のアイスクリームを解凍し、自動排出する第
1ステリスイッチ128、熱湯殺菌洗浄を行なう第2ステ
リスイッチ129である。
操作パネル102には、第10図に示すように、電源スイ
ッチ130、アイスクリームシェークの温度を設定するボ
リウム131、操作パネル100の自動スイッチ112操作によ
るアイスクリームシェーク自動抽出時その全重量を調節
するボリウム132、前述第4図で説明したドアバルブ64
の開度を調節することによって、アイスクリームシェー
ク抽出スピードを調整する調節ネジ73、アイスクリーム
シェーク自動抽出時、最後にフリーザドア11のミックス
通路62の洗浄のためアイスクリームのみをすこし出す
が、そのドット量を調節するボリウム133、同じく手動
抽出時のドット量を調節するボリウム134、フレーバ添
加量を調節するボリウム135、冷却シリンダ9を2本使
用するか左右のどちらを使用するか選択するシリンダー
選択スイッチ136が配置されている。
第11図は、本実施例のアイスクリームシェーク製造装
置に搭載されるシステム制御装置の構成図を示したもの
で、このシステム制御装置はアイスクリームシェーク製
造装置正面から見て左右に配置される冷却シリンダ9に
対応してそれぞれ1つずつ計2つ存在するが、図では、
そのうちの1つ右システムの制御装置についてのみ示
し、他は図示省略している。また、この1つの制御装置
は、更に、2つの制御ブロック140A(A基板ともい
う)、制御ブロック140B(B基板ともいう)から構成さ
れる。これら各制御ブロック140A、140Bは、操作パネル
102などからの信号を増幅する増幅回路141と、この増幅
回路141の出力信号をA−D変換するA−D変換器142
と、その変換したディジタル信号に応じた処理を実行
し、機器駆動停止指令、表示信号等を出力するCPU(中
央処理演算装置)143と、その機器駆動停止指令に応じ
て実際に各ポンプ等を制御するリレー回路144と、各種
テストキー145、表示器146等を備えている。
次に、以上のように構成されるアイスクリームシェー
ク製造装置の動作を以下に説明する。
この装置に搭載される2本の冷却シリンダ9は、第5
図に示したように、それぞれにフレーバチューブ77を2
本宛接続して、第10図に示した操作パネル102上のシリ
ンダー選択スイッチ136をDualにセットし、操作パネル1
00〜102上の各スイッチを操作すれば、第11図に示した
左右のシステム制御装置の制御の下に、そのスイッチ操
作に対応して2本の冷却シリンダ9に関連する制御動作
が行なわれる。また、左右どちらかの冷却シリンダ9の
みを運転したい場合は、フレーバチューブ77をその運転
したい冷却シリンダ9に接続して、シリンダー選択スイ
ッチ136を右あるいは左に切り換えた上、上記同様操作
パネル100〜102上のスイッチを操作することにより、選
択した冷却シリンダ9に対する所望の制御動作が行なわ
れる。
従って、アイスクリームシェークの販売量に応じて販
売量の多い夏場には両方の冷却シリンダ9を運転し、販
売量の少ない冬場にはどちらか一方の冷却シリンダ9を
運転することにより、アイスクリームシェークの販売量
に柔軟に対応した装置の稼動が可能となる。
また、一方の冷却シリンダー系統の機器上のトラブル
あるいはシステム制御装置の故障に対しても、本実施例
の装置のように冷却シリンダー系統を2系統設けること
により、正常な系統に切り換えてアイスクリームシェー
クの販売を続けることができ、装置を有効稼動させるこ
とができるようになる。
ところで、この装置の動作は、大きく分けて開店前、
開店中、閉店後の3つの動作に分けられる。開店前の動
作は、装置正面に配置される操作パネル101の左右シリ
ンダに対する操作スイッチ121〜127を順番に操作するこ
とによって行なわれる。一方、開店中のアイスクリーム
シェーク販売動作は、操作パネル100の4つのフレーバ
の自動スイッチ112あるいは手動スイッチ113は適宜選択
操作することにより行なわれる。また、閉店後の操作パ
ネル101の操作スイッチ128、129を順番に操作すること
により行なわれる。これらの動作を以下、順番に説明し
ていく。
先ず、開店前4つのフレーバ(シロップ)タンク4に
殺菌洗浄剤を用意し、第1フレーバライン洗浄スイッチ
121を押す。このスイッチが押されると、タイマー2が
動作し一定時間フレーバポンプ10が運転し、フレーバタ
ンク4に用意された殺菌洗浄剤によりフレーバラインを
殺菌洗浄する。タイマー2が終了すると、タイマー1が
動作し、フレーバポンプ10を停止し、一定時間保持し殺
菌洗浄液をフレーバラインに接液させ殺菌する。この殺
菌洗浄終了後、60℃のお湯を用意しフレーバポンプ10の
吸込側にセットして第2フレーバライン洗浄スイッチ12
2を押す。このスイッチを押すと、タイマー2が動作
し、一定時間フレーバポンプを運転し、用意したお湯で
フレーバラインをリンスする。
以上の動作は、第11図の制御ブロック140Aの制御の下
に実行され、その処理の詳細は第12図のフローチャート
および第13図のタイムチャートに示すごとく行なわれ
る。
まず、次亜塩素酸を入れた40℃のお湯をフレーバーポ
ンプの吸込側にセットして第1フレーバライン洗浄スイ
ッチ121を押すと、ミックスフィード中にセットされる
フラグを見てミックスフィード中かどうかを判断し(20
1)、NOならば冷却中にセットされるフラグを見て冷却
中かどうかを判断し(202)、NOならば同様にキャリ
ー、次にステリ中を判断する(203,204)。これらがNO
ならば第2フレーバライン洗浄中にセットされるフラグ
を見て(205)NOならば第1フレーバライン洗浄のスイ
ッチ121が押されたか否かを判断し(206)、押されてい
なければ第1フレーバレイン洗浄中であるか否かを判断
し、押されたならば、そのスイッチ121が2回目か否か
を判断し(207)、YESならば第1フレーバライン洗浄を
中止するために第1フレーバライン洗浄のLEDを消灯
し、(208)フレーバラインポンプ1〜4をOFFする(20
9)。NOならば第1フレーバライン洗浄の動作を行なう
(210)。まず、第1フレーバライン洗浄のLEDを点灯
し、ミックス、フィード、冷却及び殺菌1、2の点滅し
ているLEDを消灯して、第1フレーバライン洗浄の動作
が開始したことを知らせる(211)。次に、2分タイマ
ーのカウントを開始し、2分経過していない場合は(21
2のN)、シリンダー切換SW(R−dual−L)を見て該S
WがDualでコントローラが右側ならば(213のY)フレー
バポンプ1と2をOFFし、3と4をONする(214)。SWが
Dualでコントローラが左側ならば(215のY)フレーバ
ポンプ1と2をONし、3と4をOFFする(216)。SWがDu
alでない場合はフレーバポンプ1〜4をONする(21
7)。2分経過し(212のY)、7分経過しない場合は
(218)、フレーバポンプ1〜4をOFFする(209)。即
ち、この差の時間5分はフレーバラインに殺菌液を保持
しておくために必要な時間である。7分経過すると(21
8のY)、第1フレーバライン洗浄のLEDが点滅して(21
9)、第1フレーバラインの洗浄殺菌が終了したことを
知らせ、第2フレーバライン洗浄の作業を促す。ここで
フレーバライン中の次亜塩素酸を洗い流すために、60℃
のお湯を準備し、フレーバポンプの吸込側にセットし
て、第2フレーバライン洗浄スイッチ122を押す。する
と第2フレーバライン洗浄スイッチ122がONであること
を判断し(220)、ONでなければ第2フレーバライン洗
浄中であるか否かを判断し、ONならば次にそのスイッチ
が2回押されたかどうかを判断し(221)、2回目なら
ば第2フレーバライン洗浄の動作を中止するために第2
フレーバライン洗浄のLEDを消灯して(222)フレーバポ
ンプ1〜4をOFFする(223)。NOならば第2フレーバラ
イン洗浄の動作を行なう。まず第2フレーバーライン洗
浄のLEDを点灯し(224)、続いて第1フレーバライン洗
浄の実行中であるか否かを判断し(225)、YESならば終
了するのを待ち、NOならば2分タイマーのカウントを開
始し(226)、NOならば点滅している第1フレーバライ
ン洗浄のLEDを消灯し(227)、シリンダー切換SW(R−
dual−L)を見て該SWがDualでコントローラが右側なら
ば(228)フレーバポンプ1と2をOFF、3と4をONる
(229)。SW136がDualでコントローラが左側ならば(23
0)、フレーバポンプ1と2をONし、3と4をOFFし(23
1)、SW136がDualでない場合はフレーバポンプ1〜4を
ONする(232)。2分経過したならば(226のY)、第2
フレーバライン洗浄のLEDを点滅させ(233)、フレーバ
ポンプ1〜4をOFFする(223)。
このようにしてフレーバライン洗浄後は、今度はミッ
クスタンク5に同様にして殺菌洗浄剤を用意した上、操
作パネル101の第1ミックスライン洗浄スイッチ123を押
す。このスイッチを押すとミックスポンプ8が動作する
と共に、第2図に示すようにニードル弁150を介してエ
アーを取り入れるための、エアー電磁弁155が動作し、
ミックスタンク5内へ用意さえた殺菌洗浄剤を冷却シリ
ンダー9へ供給する。そのときに冷却シリンダー9の手
前に設置された圧力スイッチ160(第2図参照)により
冷却シリンダー9内の圧力を検知し、所定の圧力に達す
ると、ミックスポンプ8、エアー電磁弁155を停止す
る。それと同時にタイマー1が動作し、ビーターモータ
45を一定時間運転する。これにより、ミックスライン及
び冷却シリンダー9内を殺菌液で一定時間接液し殺菌を
行なう。タイマー1が終了するとタイマー2が動作し、
ソレノイド70を動作させレバー66を介してフリーザード
ア11内のバルブ64を開き中の殺菌洗浄液を排出する。
このミックスライン殺菌洗浄後、リンス液をミックス
タンク5に用意した上、操作パネル101のミックスライ
ン2洗浄スイッチ124を押す。このスイッチを押すと、
ミックスポンプ8、エアー電磁弁155が動作しミックス
タンク5内へ用意されたリンス液を冷却シリンダー9へ
供給する。圧力スイッチ160によりミックスポンプ8、
エアー電磁弁155を停止する。それと同時にタイマー2
が動作し、ビーターモーター45、ソレノイド70を動作さ
せ、冷却シリンダー9内の液を攪拌しながら排出する。
この供給、排出の動作を合計3回行ない、最後(3回
目)の排出のときに圧力スイッチ160がONになったとこ
ろで、ミックスポンプ8、エアー電磁弁155を動作さ
せ、冷却シリンダー9内のリンス液を完全に排出する。
タイマー2終了でソレノイド70、ビーターモーター45が
停止した後ミックスポンプ8、エアー電磁弁155は圧力
スイッチ160がOFFになるまで運転し、冷却シリンダー9
内にエアーを入れて圧力を高める。これは、冷却シリン
ダー9の底に残った液をフリーザードア11のドレンバル
ブ64を開放したときに抜け易くするためである。
以上の処理手順を示したのが第14図、第15図のフロー
チャートであり、それぞれは第11図の制御ブロック140A
および140Bで実行される。また、そのとき関連機器の動
作タイミングは第16図に示す通りである。
まず、次亜塩素酸を入れた40℃のお湯を準備し、ミッ
クスポンプ吸込側にセットする。この状態で制御ブロッ
ク140Aは第14図に示すように処理301を実行する。処理3
01が1回目なので処理303、304と実行し、制御ブロック
140Bへ「(第1ミックスライン洗浄)許可信号」を送出
する。制御ブロック140Bはこの信号を受けると第15図に
示すように処理333から実行を開始する。そして処理33
4、335を実行し、処理335においてシリンダ内の圧力は
「L」であるため処理346、347、348を実行する。
一方、制御ブロック140Aは処理304を実行した後、処
理305、306、307、308と順次実行するが、処理308で
は、制御ブロック140Bから「2分WAIT情報」を受信して
いないので、処理310を実行し、処理315に移行する。
制御ブロック140Bによる処理346の実行によりシリン
ダ内にお湯が供給され、その圧力が所定に上昇すると処
理335から処理336、337、338へと移行する。処理339に
おいて最初はENDへ移行するが5分経過すると、処理34
0、341からENDへ移行する。処理340の実行によって制御
ブロック140Aは、処理308、309を実行して処理315に移
行する。制御ブロック140Bでは処理341において、2分
経過すると、処理342、343、334、345からENDへ移行す
る。処理345においては制御ブロック140Aへ「2分WAIT
情報」の出力を停止するので、制御ブロック140Aでは処
理308から処理310、311、312、313を実行して処理315へ
移行する。なお処理303においてミックス1SWの2回目押
しを判断したら、処理314、312、313を実行する。処理3
13の実行により処理333、処理349、処理342〜345を実行
しENDとなり第1ミックスライン洗浄の実行を中止す
る。
以上により第1ミックスライン洗浄の動作を終了し、
続いて60℃のお湯を準備しミックスポンプの吸込側にセ
ットする。ここで、上述の311における処理345の実行に
よって処理349は解除されるため、処理349はNOのみの実
行となり、処理350、379、ENDへ移行する。
ここで、制御ブロック140Aは処理315を実行すると処
理317、318を実行する。処理318を実行すると、制御ブ
ロック140Bは処理350、351、352を実行し、処理352にお
いてシリンダ内の圧力は「L」であるため処理375から
処理378を実行する。一方、制御ブロック140Aは処理318
を実行した後、処理319〜322を実行する。処理322にお
いて、このとき制御ブロック140B側で未だ処理358が実
行されていないので処理324のNからENDへ移行する。制
御ブロック140Bは処理352において、圧力が所定値に上
昇したとき、処理353から359を実行し、ENDに移行す
る。
制御ブロック140Bが処理358を実行すると、制御ブロ
ック140Aは処理322、323を実行する。制御ブロック140B
では処理359において2分経過すると、処理360を実行す
る。制御ブロック140Bで処理360が実行されると、制御
ブロック140Aは処理322のNから処理324、325、326を実
行しENDに移行する。
制御ブロック140Aが以上の処理317〜322までの動作を
2回繰り返すことにより、制御ブロック140Bは処理353
のYから処理361〜367、ENDを実行する。制御ブロック1
40Bが処理364を実行しても、制御ブロック140Aは処理32
2において制御ブロック140B側の処理366が優先されるの
で処理323を実行しENDとなる。
制御ブロック140Bから処理367、368を実行すると、制
御ブロック140Aは処理322、324から処理326、327を実行
し、制御ブロック140B側の処理364により処理326、32
7、328、ENDに移行する。制御ブロック140Bは処理361に
おいてシリンダ内の圧力が所定値に上昇すると、処理36
9〜372を実行する。制御ブロック140Bが処理372を実行
すると制御ブロック140Aは処理328、329、330を実行
し、ENDとなる。制御ブロック140Aが処理330を実行する
と、制御ブロック140Bは処理350から処理379〜384を実
行する。制御ブロック140Bは処理384において、処理379
をクリアするので、次回からは処理333、349、350、37
9、ENDとなり、ミックスラインルーチンに入らない。
このようにしてミックスライン洗浄終了後は、ドレン
バルブ79およびブロウバルブ78を開き、冷却シリンダー
9内の残存する洗浄水を全て排水する。一方、ミックス
タンク5にはミックスを入れてミックスポンプ8の吸込
側にセットする。
次いで、冷却運転に入る前に冷却シリンダー9にミッ
クスを供給するため、操作パネル101のミックスフィー
ドスイッチ125を押す。このスイッチを押すと、圧力ス
イッチ1600Nの条件の下でミックスポンプ8が動作し、
ミックスタンク5内の計量されたミックスを冷却シリン
ダー9内へ供給する。圧力スイッチ1600FFで終了する。
この動作を実行させるための処理手順を示したのが第
17図(a),(b)に示すフローチャートで、それぞれ
第11図の制御ブロック140A、140Bで実行される。また、
このときの関連機器の動作タイミングは第18図に示す通
りである。
まず、ドレンバルブ79及びBLOWバルブ78を開き、シリ
ンダ内の残存する洗浄水を全て排水する。また、ミック
スタンク5にミックスを入れてミックスポンプの吸込側
にセットする。次いで、制御ブロック140Aは、処理401
〜404においては夫々の動作の実行中であるか否かを判
断し、YESであればENDとなる。処理401〜404が全てNO
で、フィードスイッチ125が押されていなければ処理40
5、406を実行し、フィードを実行中の場合は処理408に
移行し、実行中でない場合はENDとなる。フィードスイ
ッチ125が押されると処理405〜411を実行する。
制御ブロック140Aが処理408を実行すると、制御ブロ
ック140Bは処理417、418を実行し、最初はシリンダ9内
の圧力が「L」なので処理419、420、ENDを実行する。
制御ブロック140Bが処理420を実行すると、制御ブロ
ック140Aは処理411、412、ENDを実行する。シリンダ9
の内圧が所定値に上昇すると、処理418、422〜424、END
を実行する。また、制御ブロック140Bが処理423を実行
すると、制御ブロック140Aは処理412〜415を実行する。
処理415を実行すると、制御ブロック140Bは処理417、42
1、ENDと移行する。なお、制御ブロック140A側は、処理
405、407を実行した場合で、2回目のフィードスイッチ
125の押しがあったときは処理407、416、415、ENDを実
行する。
このとき、処理415を実行すると、制御ブロック140B
側は処理417、421〜424、ENDを実行し、この処理424を
実行すると、処理421はリセットされNOのみとなり、次
回からは処理417、421、ENDとなって、ミックスフィー
ドルーチンに入れない。
このようにして冷却シリンター9にミークスを供給
後、ミックスポンプ8が停止したことを確認し、ミック
スタンク5には新たにミックスを補給しておく。次いで
ミックス冷却運転に入るため操作パネル101のフリーザ
スイッチ126を押す。
このミックス冷却運転は、初期冷却時と、サイクル運
転(無販売)時と、販売時とでそれぞれ運転モードが多
少異なり、制御ブロック140A、140Bの制御の下に第19図
に示す態様で実行される。
この冷却シリンダー9の冷却は前述したように、前コ
ンプレッサ12、前コンデンサ13による前冷却ユニット
と、後コンプレッサ14、後コンデンサ15による後冷却ユ
ニットにて行なわれる。この場合、前冷却ユニットは前
センサ30が−2.9℃以上でON、−3.0℃以下でOFFし、後
冷却ユニットは後センサ32が−1.4℃以上でON、初期冷
却時は−1.7℃以下でOFFする一方、サイクル運転(無販
売)及び販売時は−1.5℃でOFFするように設定されてい
る。
初期冷却時、冷却シリンダー内にはミックスタンク5
からミックスポンプ8を介して供給されたミックスが収
容されており、その温度は4℃前後である。従って、操
作パネル101のフリーザスイッチ126が押されると、後冷
却ユニットが直ちにONし、後コンプレッサ14、ビータモ
ータ45が動作する。しかし、このとき前冷却ユニットは
ONさせない。この後冷却ユニットがONすることにより、
後温度センサ32の温度は第19図の実線に示す如く急速に
低下し、大きな氷粒のアイスクリスタルが生成する。や
がて後温度センサ32の温度が第1設定温度である−1.7
℃に達すると、後冷却ユニットがOFFすると共に、前冷
却ユニットがONする。この結果、第19図の破線に示すご
とく、今度は前温度センサ30の温度が急速に低下する。
そしてこの前温度センサ30の温度が−3.0℃に達する
と、前冷却ユニットをOFFする。
以後、無販売のサイクル運転に入って、前温度センサ
30の温度は冷却シリンダー9の自然放熱と前冷却ユニッ
トのON,OFF動作による−2.9℃と−3.0℃の間の周期的変
動を繰り返す。このとき後温度センサ32の温度は前温度
センサ30温度の影響を受けて−1.7℃以下でゆるやかに
変動に繰り返す。
ところで、前温度センサ30、後温度センサ32にはヒー
タが一体的に組み込まれておりアイスクリームシェーク
販売に入り、ミックスの抽出が行なわれると、その分ミ
ックスの供給に伴う温度上昇を考慮して早めに冷却ユニ
ットをONさせるため、温度センサに組み込まれているヒ
ータを短時間ONする。これにより後温度センサ32の温度
は、前温度センサ30の温度によらず上昇し設定温度−1.
4℃を越え、後冷却ユニットが再びONする。この後冷却
ユニットONにより後温度センサ32の温度は低下するが、
このときには前温度センサ30の温度が既に規定の温度範
囲にあり、ミックスの冷し過ぎによる硬化を防止するた
め、後冷却ユニットは、後温度センサ32の温度が第2設
定温度−1.5℃に達したときOFFする。
このように、初期冷却時にはより低い温度まで後冷却
ユニットを動作させる一方、販売時には、それよりも少
し高い温度で後冷却ユニットの動作を停止させ、後温度
センサ32の温度を上述第19図に示したように制御するこ
とにより、初期冷却でアイスクリスタルが生成でき、以
後の販売時にはその状態を維持した上で所望の固さのア
イスクリームシェークが抽出できるようになる。
操作パネル101のフリーザスイッチ126を押すことによ
りミックスの冷却を行なったのちは、キャリスイッチ12
7を押すことによりミックスに添加するフレーバ量を調
節する。即ち、第5図に示したようにフレーザドア11の
ミックス通路62から各フレーバ毎にフレーバチューブ77
を1本宛引き抜いて先端をメスシリンダに入れる。次い
で、キャリスイッチ127を押し、操作パネル100のキャン
セルスイッチ111を押すことにより重量検知の初期設定
を行なう。次に、自動スイッチ112を押すと、その押さ
れたところのフレーバポンプ10が一定時間動作し、メス
シリンダにフレーバが抽出される。このフレーバ量を計
ることにより適量か否か判断できる。もし、適量でなけ
れば、自動のときはボリウム135を調節し、フレーバポ
ンプ10の回転数を調節することにより、フレーバ量を適
量に設定することができる。
このようにして、操作パネル101の各シリンダについ
て、操作パネル101に設けられる操作スイッチ121〜127
を順番に押していくことにより、開店前におけるアイス
クリームシェーク製造装置の準備操作が全て終了する。
次いで、開店中のアイスクリームシェークの販売動作
は、紙コップ81をカップテーブル80の上に置き操作パネ
ル100上の自動スイッチ112あるいは手動スイッチ113を
押すことにより行なわれる。即ち、自動スイッチ112を
押すと、ソレノイド70、スピナーモーター74、フレーバ
ポンプ10、ビータモータ45が同時に動作する。ソレノイ
ド70によりレバー66を介してフリーザードア11内のバル
ブ64を開けミックスを出し、同時にそこへフレーバポン
プ10によって供給されたフレーバを混入し、それをスピ
ナーモーター74を回すことにより混合する。混合された
ミックスはカップ81の中へ落ち、その重量を、重量検知
器83により検知し、一定量で信号を出し、ソレノイド7
0、スピナーモーター74、フレーバポンプ10、ビーター
モーター45を停止する。この時に、フリーザードア11通
路内のフレーバの混ったミックスを排出する為に、ソレ
ノイド70はフレーバポンプ10より遅らせて停止させる。
これは次に違うフレーバを抽出したときに、そこに前の
フレーバがはいらないようにするためである。
このアイスクリームシェーク自動抽出動作において、
紙コップ81の重さに違いがあったり、カップテーブル80
にミックス等が付着して重さが変ったりすると、紙コッ
プ81内のミックス重量が変化してしまう。これを防止し
て常に規定量のアイスクリームシェークを抽出するため
に、本実施例ではカップテーブル80上に紙コップ81を載
置して自動スイッチ112を押したとき、第11図の制御ブ
ロック140Aがカップテーブル80と紙コップ81の和の重量
を0として抽出制御を開始するようにしている。
即ち、制御ブロック140Aは、先ず、紙コップ81に抽出
すべきアイスクリームシェークの総重量をW2、また、抽
出終了間際で先ずフレーバの抽出を止めミックス通路62
に残っているフレーバを取り除くために抽出するミック
ス量(以下、ドット調整量という)を総重量W2から差引
いた分をフレーバ停止重量W1としてこれらを記憶する。
次に、制御ブロック140Aはフレーバポンプ10、ビータ6
0、ソレノイド70、スピナーモータ74等をONしてアイス
クリームシェークの抽出制御を開始する。即ち、重量検
知器83の作動増幅器85から得られる信号を基に抽出重量
を監視し、先ずフレーバ停止重量W1に達したとき、フレ
ーバポンプ10を停止してミックス通路62へのフレーバの
供給を停止する。次に、抽出重量が総重量W2に達したと
き、ソレノイド70、スピナーモータ74をOFFしてアイス
クリームシェークの抽出を終了する。これにより、紙コ
ップ81には常に規定量のアイスクリームシェークが抽出
されることとなる。
ところで、カップテーブル80上に紙コップ81が載置さ
れていない状態で自動スイッチ112が押された場合、ア
イスクリームシェークの抽出動作は回避しなければなら
ない。このため、カップテーブル80上に紙コップ81が有
るかないか判断する必要があり、本実施例では、この判
定を、抽出重量測定と同じ重量検知器83からの信号を基
に行なっている。即ち、自動スイッチ112が押される以
前、カップテーブル80上に紙コップ81が載置されていな
い状態でキャリスイッチ127を押し、操作パネル100のキ
ャンセルスイッチ111を押すことにより、制御ブロック1
40Aはこのときの重量を0と記憶する。一方、紙コップ8
1の重量は凡そ10g前後であるので、紙コップ81が無い場
合を6g以下と定義し、6g以下であると抽出不可能にす
る。また、カップ重量が180g以上(既にカップの中にミ
ックスが入っている状態)であると抽出不可能にする。
即ち、制御ブロック140Aは予めこれらカップ重量6gと18
0gを記憶しておき、自動スイッチ112が押されたとき、
重量検知器83からの検出重量が6gと180gの間に有るか否
かを判定し、有ればカップテーブル80上に紙コップ81が
セットされたものとしてその検出重量を0にリセットし
た上で前述した抽出制御を開始する。しかし、無ければ
紙コップ81がセットされていないものとみなし抽出制御
を開始させないようにしている。
このように、本実施例では個別にセンサを設けること
なく、アイスクリームシェーク抽出重量の検出と、紙コ
ップ81の所望の検知を唯一の重量検知器83で行なってい
る。
以上述べたミックス冷却運転、フレーバ量の調節、ア
イスクリームシェーク自動抽出動作のフローチャートを
第20図、第21図、第22図に示す。
第20図は冷却、フレーバ調節、抽出のフロー、第21図
は自動抽出のフローであり、これらは第11図の制御ブロ
ック140Aで実行される。一方、第22図は冷却および抽出
のルーチンで、第11図の制御ブロック140Bで実行され
る。また、このときの冷却動作のタイミングを第23図
に、フレーバ調節の動作タイミングを第24図に示す。
これらの図において、BLOWバルブ78は引続きOPENして
おき、ミックスポンプ8が停止したことを確認し、この
時点でミックス容器に新たにミックスを補給する。この
後、BLOWバルブ78を閉じる。(タイミング的にはこの後
上述したミックスフィードルーチンにおいて処理418か
ら422へ移行する。)なお本ルーチンに入る前にミック
スポンプ8の停止を確認する。
まず、制御ブロック139A側では、処理501〜504におい
て、夫々の動作が実行中であるか否かを判断する。冷却
スイッチ126が押されると、処理505、506と実行し、処
理506においてそれが1回目であれば処理507〜510を実
行する。制御ブロック140A側で処理507が実行される
と、制御ブロック140Bは処理573、574を実行する。制御
ブロック140Aは、処理510では処理585か591又は603か60
9の実行により処理511か512を実行し、処理516に移行す
る。また、処理505、513と移行した場合、冷却が実行中
でなければ処理516に移行する。処理516でキャリブレー
ションスイッチ127が押されていれば処理517に移行し、
そのスイッチ127が1回目の押しであれば、処理518を実
行し、2回目の押しであれば処理520を実行する。一
方、スイッチ127が押されていなければ処理519を実行す
る。処理519ではキャリブレーションランプが点灯して
いれば実行中とみなす。処理521においてキャンセルス
イッチが押されていれば処理522を実行し、処理522にお
いてキャリブレーションランプが点灯していれば、処理
523を実行する。処理523では、はかりの基本重量(カッ
プ置台をセットした状態の重量)を記憶する。処理525
において、シリンダ切換SW(R−Dual−L)136を見て
該SW136がDualでコントローラが右(R)でないならば
処理527を実行し、それ以外ならば処理567を実行する。
処理527、528において、他のフレーバー2、3、4が抽
出を行なっているか否かを判定し、抽出中ならば処理56
2を実行し、そうでないならば処理529〜531を実行し、
処理531、532又は処理531、534にてフレーバのキャリブ
レーションを行なう。処理530において、キャリブレー
ションを行なっていないならば、処理535〜539におい
て、夫々の動作中であるか否かの判定を行ない、NOなら
ば処理540を実行し、YESならば処理562を実行する。処
理540において、W1、W2が計算されてないならば処理541
〜543を実行し、処理543においてカップ有無を判定し、
カップが無であれば処理549を実行してエラーを知ら
せ、一方カップが有であれば処理544を実行し、重量オ
ーバか否かを判定する。ここでもオーバであれば処理54
9を実行する。処理544においてYESならば処理545〜548
までを実行する。処理540においてW1、W2が計算されて
いれば処理550〜556を実行する。処理550においてキャ
ンセルスイッチ111が押されると処理560、561を実行
し、抽出を中止する。処理553において、抽出中にカッ
プが取り除かれると処理549、560、561を実行し、抽出
を中止する。処理555において、計測重量がW1を超える
と、処理557、558、559を実行する。処理558において、
計測重量がW2を超えると、処理560、561を実行し、抽出
を終了する。処理562、563は上述の処理527、528と同様
である。処理564は、上述の処理529から561までのフレ
ーバ1自動抽出ルーチンと同様である。処理565、566に
おいて、シリンダーがシングルであれば処理567へ移行
する。処理567、568は上述の処理527、528と同様であ
る。処理569は上述の処理529から561までのフレーバ1
自動抽出ルーチンと同様である。
一方、制御ブロック140Aが上述の処理527を実行する
ことによって制御ブロック140Bは処理573から574と実行
するが、このとき、冷却スイッチ126が押されたときは
当然ミックス温度が高いので処理574、575、576、588、
590、605と移行し、シリンダー内圧が「H」であれば、
処理610、611を実行し、「L」であれば処理606、607を
実行する。なお処理607、611におけるAIR Mg VALVEはミ
ックス中に適度の空気を混入させるために開閉されるバ
ルブである。
制御ブロック140Bは、処理576において、ミックス温
度がアイスクリスタルを生成するための第1設定温度
(−1・7℃)まで低下すると処理577、578を実行し、
この時点では処理578から589を実行する。処理578にお
いて、ミックス温度が設定温度に下がると処理579を実
行し、プルダウン終了となり、処理574はこの時点からY
ESのみ実行となる。プルダウン終了後は、3分WAITして
いないので処理599、612と実行し、3分経過すると処理
599、600を実行する。この直後は30秒経過していないの
で処理600、608を実行し、30秒経過すると処理600、60
1、602を実行する。処理602は処理601の結果により処理
603、604又は処理609を実行する。処理580では、制御ブ
ロック140A側で処理548が実行されたとき、処理582、58
3、584を実行し、処理584では前後のコンプレッサの状
態により処理585又は591を実行する。そして引続き処理
586、587を実行する。なお、処理582から586を実行し、
処理586においてNOの方向へ移行しているとき、処理560
が実行されると、処理580、581と実行するが、処理587
が実行されない限り、処理582から586までの実行が保証
される。処理587が実行された直後に、3分WAITしてい
ないので処理599、612と実行し、3分経過すると処理59
9、600を実行する。この直後は30秒経過していないので
処理600、608を実行し、30秒経過すると処理600、601、
602を実行する。処理602は処理601の結果により処理60
3、604又は処理609を実行する。
以上はアイスクリームシェーク製造装置の開店中にお
ける動作について述べたが、閉店後は冷却シリンダー9
内のミックスを回収し、フレーバライン、ミックスライ
ンの殺菌洗浄を行なう必要がある。以下、この自動洗浄
熱湯殺菌方法について述べる。
先ず、冷却シリンダー9内のミックスを溶解、排出す
るため、操作パネル101のステリスイッチ128を押す。こ
のスイッチを押すと、ビータモータ45、四方弁21、後コ
ンプレッサ14が動作し、第3図に示したように熱媒が破
線で示す経路を順環するヒートポンプ作用により、冷媒
配管25より冷却シリンダー9を加熱して内部のミックス
を解かす。前センサー30が5℃でミックスが解けたと判
断し、後コンプレッサー14、四方弁21を停止し、同時に
タイマー2を動作し、ミックスポンプ8、エアー電磁弁
155、ソレノイド70を一定時間動作させ、冷却シリンダ
ー9内のミックスを排出する。
続いて第2ステリスイッチ129を押すと、ミックスポ
ンプ8、エアー電磁弁155が動作し、ミックスタンク5
内に用意されたリンス液を冷却シリンダー9内へ供給す
る。圧力スイッチ160のOFFにより、ミックスポンプ8、
エアー電磁弁155が停止し、同時にタイマー2が動作
し、ビータモーター45、ソレノイド70を一定時間動作さ
せる。これにより、冷却シリンダー9内のリンス液を排
出する。ここまでの動作を合計3回行ない、4回目に冷
却シリンダー9内へ供給されたリンス液は、後コンプレ
ッサー14、四方弁21の動作により、ヒートポンプ運転が
始められ、昇温される。その後殺菌監視タイマーによる
一定時間所定温度に保持されたのち、リンス液を排出し
て終了となる。
以上に述べた自動洗浄、熱湯殺菌処理の手順を第25図
(a),(b)、第26図(a)〜(d)に示す。このう
ち、第25図に示す処理は制御ブロック140Aにより、又、
第26図に示す処理は制御ブロック140Bにより実行され
る。更に第25図及び第26図の処理を実行する際の主な機
器の動作タイミングを第27図と第28図に示す。
第25図に示すように、制御ブロック140Aは処理701〜7
04を実行してフレーバライン洗浄、ミックスライン洗
浄、冷却キャリブレーション、ミックスフィードが実行
中でないことを条件に第1ステリスイッチ128が押され
たか否か判断する(705)。この第1ステリスイッチは
トグルスイッチになっているため、最初に押されたとき
は(706のN)、制御ブロック140Bへ「ステリ1許可信
号」を送信する(707)。次いでステリ1ランプを点灯
し、ステリ2、フレーバライン洗浄、ミックスライン洗
浄、冷却キャリブレーション、ミックスフィードなど他
の点滅しているLEDがあればそれらを全部消灯する(70
8、709)。そして制御ブロック140Bより「2分WAIT情
報」信号を取り込み(710)。その有無を判断する(71
1)。
このときには、制御ブロック140Bから「2分WAIT情
報」は出力されていないので、処理711をNで通過す
る。また、抽出ソレノイド70もOFFのため、処理712をN
で通過し、更に、ステリ2スイッチはOFFのため処理71
3、714をNで通過してENDとなる。
一方、制御ブロック140Aから「ステリ1許可信号」を
受信する制御ブロック140Bは、第26図に示すように「ス
テリ1許可信号」有を検知して(715のY)、ステリ1
処理中であることを示すフラグをセットする(716)。
処理717はNで通過し、ビーターモータ45をONする(71
8)。このとき、冷却シリンダー9内温度は低く処理719
をNで通過し、後コンプレッサ14、四方弁21をONして
(720、721)、冷却シリンダー9をヒートポンプ作用に
より加熱する。その後、冷却シリンダー9内温度を測定
し(722)、昇温済か否か判断するが(723)、このとき
には未だ昇温されてないため、処理723をNで通過す
る。また、このときミックスポンプ8もエアー電磁弁15
5もOFFになっているため、処理724、725では何もせずに
ENDとなる。
制御ブロック140Bはこの処理も繰り返し実行し、再び
STARTからこのルーチンに入って、冷却シリンダー9の
加熱処理を実行し、内部のミックスを解凍する。この結
果、冷却シリンダー内部の温度が上り、5℃位になる
と、処理723がYとなって昇温済フラグをセットして(7
26)、処理724、725を通過しENDとなる。
次に再びSTARTからこのルーチンに入ったときには、
処理719がYで、後コンプレッサ14、四方弁21をOFFし
(727、728)、冷却シリンダー9の加熱を終了する。こ
のときは未だ2分経過してないため(729のN)、140A
に「2分WAIT中情報」を出力すると共に、その時間を計
測するため、タイマカウントを開始する(731)。この
とき冷却シリンダー9内圧力は「H」で(732のY)、
ミックスポンプ8もエアー電磁弁155もそのままで何も
せず(733、734)、ENDになる。
一方、制御ブロック140Aでは、第25図に示す通り、こ
の「2分WAIT情報」を受けると、処理711をYで通り、1
5秒間はその状態を保持し、15秒経過後に(735のY)、
冷却シリンダー9内のミックスを排出するため、ソレノ
イド70をONする(736)。
制御ブロック140Bでは、処理715〜719のY、727〜734
を繰り返して2分経過をタイマカウンタで監視するが、
その間ミックスの排出に伴い、冷却シリンダー9内の圧
力が低下すれば(732のN)ミックスポンプ8をON(73
7)、エア電磁弁155をONして(738)、冷却シリンダー
9内にエアーを送り込み、ミックスを排出し易くする。
やがて2分経過すると(729のY)、ステリ1を終了と
してフラグをセットするなどの終了処理を実行し(73
9)、改めて後コンプレッサ14、四方弁21のOFFを確認し
て(740、741)、A基板へ出力していた「2分WAIT中情
報」を出力停止する(742)。
制御ブロック140Aでは、この「2分WATI中情報」が無
くなる結果、処理711をN、処理712をYで通過してステ
リ1が終了したことを知らせるため、ステリ1ランプを
点滅に変え(743)、140Bへの「ステリ1許可信号」の
送信を停止する(744)。また、ソレノイド70をOFFする
(745)。
作業者は、ステリ1ランプの点滅により処理終了を知
り、確認を入力するため再び第1ステリスイッチ128を
押すか又はステリ1実行中に第1ステリスイッチ128を
押すと、制御ブロック140Aは処理706をYで通過し、ス
テリ1ランプを消灯する(746)。
このようにして、冷却シリンダー9内のミックスを溶
かし、排出するステリ1の処理を終了した後、作業者
は、冷却シリンダー9内を洗浄するためリンス液をミッ
クスタンク5に用意したのち、第2ステリスイッチ129
を押す。
すると、制御ブロック140Aでは、処理705、処理747を
Nで通過し、処理713のY、処理748のNを経て、140Bへ
「ステリ2許可信号」を送信する(749)。次いで、140
Bより「殺菌異常情報」を入力するが(750)、このとき
には殺菌異常にはなっていないので、処理751をNで通
過し、ステリ2の開始を知らせるステリ2ランプを点灯
する(753)。また、制御ブロック140Bより「2分WAIT
中情報」を入力するが(754)、このときには「2分WAI
T情報」の入力はなく(755のN)、また、抽出ソレノイ
ド70はOFF(756のN)であるので、抽出ソレノイドのO
N、OFF回数をカウントするカウンタのカウント値もまだ
0のため、処理757をNで経てENDに入る。
一方、制御ブロック140Bでは、制御ブロック140Aより
「ステリ2許可信号」を受信すると、処理715のNから7
58−1のN、758−2のYと移行し、ステリ2処理中フ
ラグをセットする(759)、次いで、ステリ2終了でな
く(760のN)、冷却シリンダー9内には未だ何も入っ
てにいないため、圧力は低で(761のN)、ミックスポ
ンプ8をON(762)、エア電磁弁155をOFF(763)、ビー
タモータ45をONする(764)。その後、湯電磁弁50をOFF
(765)、湯ヒータ48をOFF(766)、後コンプレッサ14
をOFF(767)、四方弁21をOFF(768)してENDに至る。
この一連の処理によって、冷却シリンダー9内にミッ
クスタンク5からリンス液を供給し、内圧が上昇し
「H」になると、処理761をYで抜け処理769のNを経て
洗浄カウンタに+1カウントする(770)。また、ミッ
クスポンプ8をOFF(771)、エアー電磁弁155をOFF(77
2)して冷却シリンダー9へのリンス液の供給を止め
る。処理773のNからビータモータ45をON(774)し、制
御ブロック140Aに「2分WAIT中情報」を出力する(77
5)。
これにより、制御ブロック140Aでは、処理755をYで
通過し、15秒経過後に(776のY)、抽出ソレノイド70
をONする(777)。
冷却シリンダー9にリンス液を供給して2分経過する
と、制御ブロック140Bでは処理773をYで通り、次回の
洗浄の準備に必要な処理を行なう(778)と共に、制御
ブロック140Aに出力していた「2分WAIT中情報」の出力
を停止する(779)。
この「2分WAIT中情報」の出力停止により、制御ブロ
ック140Aでは、処理755をNで通り、このとき抽出ソレ
ノイド70はONになっているので、処理756をYで通り、
そのソレノイド70をOFFする(780)。次いで、このリン
ス回数即ちソレノイド70をONする回数をカウントするた
めカウンタの値を+1し(781)、処理757のNからEND
に至る。これにより第1回目のミックスラインの洗浄を
終了する。
制御ブロック140Aでは、処理701〜705のN、747の
N、713のN、714のY、749〜757のループを繰り返し実
行することにより、制御ブロック140Bからの「2分WAIT
中情報」の入力を待つ。
一方、制御ブロック140Bでは、処理715のN、758−1
のN、758−2のY、759〜768のループを実行すること
によって、再び冷却シリンダー内にミックスタンク5よ
りリンス液を供給し、第2回目のミックスラインの洗浄
を実行開始する。
このようなミックスラインの洗浄処理を3回繰り返
し、4回目に入って、冷却シリンダー9にリンス液を供
給し内圧が「H」となったとき、制御ブロック140Bは処
理761のYから処理769のYを通過してビータモータ45を
ONする(782)。
このとき加熱殺菌処理は始まったばかりであり、シリ
ンダ内は未昇温であることから処理783、784、785をN
で通過し、処理786、787は何もせず、処理788でシリン
ダー内温度を測定するが、未だ昇温していないため処理
789をNで通り、処理790で、冷却シリンダー9内の温度
が80℃になるように後コンプレッサー14、四方弁21をヒ
ートポンプとして働かせ、それらをON,OFF制御する。次
いで処理791、792は何もせず、ENDとなる。
このように、制御ブロック140Bは処理715が758−1、
758−2、759〜761、769、782〜792の処理ルーチンを繰
り返し実行することにより、冷却シリンダー内のリンス
液を80℃に加熱昇温する。
これにより、装置が正常状態にあれば、先ずシリンダ
ー内の昇温が完了し(789のY)、シリンダー内昇温フ
ラグをセットする(793)。次いで、処理784を実行する
際、シリンダー内昇温済みとなっているため、Yで通過
して処理794に移行し、時間カウントを開始する。ま
た、湯電磁弁50をONし(795)、電気湯沸機48をON,OFF
制御して軸シール部に供給するお湯の温度が所定の温度
になるように冷却シリンダー9の軸シール部46を加熱制
御する(796)。
また、制御ブロック140Bは、後コンプレッサ14、四方
弁21をヒートポンプとして働かせ、そのON,OFF加熱制御
により、冷却シリンダー内の温度が78℃以上となってい
る時間を累積する(797)。
装置正常時は、その累積時間が30分経過したとき(79
8のY)、温度は75℃以上となって(799のN)、殺菌処
理を終了する(800)。
しかし、後コンプレッサ14、四方弁21のON,OFF加熱制
御を開始して30分経過しても昇温しなかった場合は、処
理784のNから処理785のYを経て、殺菌処理異常として
ステリ2の終了処理をすると共に(801)、制御ブロッ
ク140Aに「殺菌処理異常情報」を出力する(802)。ま
た、加熱制御により冷却シリンダー内が80℃に昇温して
も、78℃以上の累積時間が30分とならないうちに40分経
過した場合(794のY)も殺菌異常処理801、802を実行
する。更に、加熱制御により冷却シリンダー内温度が80
℃に昇温し、40分経過する前に78℃以上の累積時間が30
分経過したが、その経過後の温度が75℃以下であった場
合も殺菌異常処理801、802を行なう。
このような殺菌処理異常が生じた場合、制御ブロック
140A側では、処理751をYで通り、ステリ2ランプを消
灯し(803)、制御ブロック140Bへ出力していたステリ
2許可信号の送信を停止する(804)。
一方、殺菌処理が正常に終了した場合は、制御ブロッ
ク140Bは処理783をYで通り、処理805のNを経てミック
スポンプをON(806)、エアー電磁弁をON(807)して冷
却シリンダー内に空気を入れる。また、制御ブロック14
0Aに「2分WAIT中情報」を出力し(808)。湯電磁弁50
をOFF(809)、電気湯沸器48のヒータをOFF(810)、後
コンプレッサ14をOFF(811)、四方弁21をOFF(812)し
てENDに至る。
制御ブロック140Aでは、この「2分WAIT中情報」を受
けて処理755をYで通過し、それから15秒経過後に(776
のY)、ソレノイド70をONする(777)。
そして2分経過すると、制御ブロック140Bでは、処理
805をYで通り、制御ブロック140Aへの「2分WAIT情
報」の送信を停止し(813)、ステリ2終了フラグをセ
ットするなどのステリ2終了処理を行ない(814)、ビ
ータモータ45をOFFし(815)、ミックスポンプをOFFし
(816)、エアー電磁弁をOFFする(817)。
制御ブロック140Aでは、「2分WAIT情報」の受信が無
くなり、処理755のNから処理756のYを経てソレノイド
70をOFFし(780)、+1カウントを行なって(781)、
そのカウント値が4になることにより、処理757をYで
通過して、ステリ2ランプ消灯(803)、制御ブロック1
40Bへの「ステリ2許可信号」送信停止(804)を行な
う。
この結果、それ以降制御ブロック140Aでは、処理701
〜705、747、713、714をNで通過するルーチンを順環す
る。一方、制御ブロック140Bでは、処理715、758−1、
758−2、818をNで通過するルーチンを順環して待機状
態となる。
(ト)発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、抽出スイッチ
が操作された直後の容器台の重量を初期値として設定す
るとともに、容器台の重量が初期値と、容器に収容する
冷菓の設定重量との加算値に一致した時点で、冷菓の抽
出を停止するようにしているので、容器の重量または容
器台に付着した材料の重さに無関係に、常に一定の冷菓
を容器に収容することができるという効果を得る。ま
た、設定した初期値の値が所定の値よりも小さい場合に
は、冷菓の抽出を禁止しているので、例えば、抽出スイ
ッチが操作された時点で容器台に容器が載置されていな
い場合には、冷菓抽出が禁止され、無駄な冷菓の消費を
抑制できるという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すアイスクリームシェー
ク製造装置の説明で、同図(a)はその要部機器の配置
構成を示す側面図、同図(b)はその正面図、第2図は
第1図の冷却シリンダへ供給するミックス、フレーバお
よび熱湯の配管接続構成説明図、第3図はその冷却シリ
ンダを冷却、加熱する熱媒配管経路構成説明図、第4図
はその冷却シリンダのアイスクリーム抽出口および重量
計測部の構成を示す断面図、第5図および第6図はその
冷却シリンダのアイスクリーム抽出口に接続するフレー
バチューブの接続状態説明図、第7図は重量計測信号を
取り出す検出器の回路構成図、第8図、第9図および第
10図は第1図のアイスクリームシェーク製造装置正面に
配設される表示操作パネルの説明図、第11図は第1図の
アイスクリームシェーク製造装置の制御部の右システム
部分の回路構成図、第12図はその制御部によるフレーバ
ライン洗浄の処理動作を示すフローチャート、第13図は
そのフレーバライン洗浄処理動作のタイムチャート、第
14図および第15図はミックスライン洗浄の処理動作を示
すフローチャート、第16図はそのミックスライン洗浄処
理動作のタイムチャート、第17図(a),(b)はミッ
クスフィードの処理動作を示すフローチャート、第18図
はそのミックスフィード処理動作のタイムチャート、第
19図は冷却シリンダ前部および後部の冷却動作を示す温
度特性図、第20図、第21図および第22図はミックス冷
却、フレーバ計測および自動抽出処理動作を示すフロー
チャート、第23図はミックス冷却動作のタイムチャー
ト、第24図はフレーバ計測動作のタイムチャート、第25
図(a),(b)および第26図(a)〜(d)は自動洗
浄、熱湯殺菌処理動作を示すフローチャート、第27図お
よび第28図はその自動洗浄熱湯殺菌処理動作のタイムチ
ャートである。 9……冷却シリンダ、11……フリーザードア、62……ミ
ックス通路、64……ドアバルブ、80……カップテーブ
ル、81……紙コップ、83……重量検知器、100〜102……
操作パネル、112……自動スイッチ、140A,140B……制御
ブロック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 健 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 佐藤 重夫 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−100161(JP,A) 特開 昭61−74547(JP,A) 特開 昭58−43273(JP,A) 実開 昭58−172836(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給される冷菓原料を撹拌冷却して冷菓に
    仕上げる冷却シリンダから、抽出スイッチの操作信号に
    基づいて冷菓を抽出する冷菓製造装置の冷菓抽出方法に
    おいて、 上記冷却シリンダから抽出された冷菓を収容するための
    容器と、 上記容器を載置するための容器台と、 上記容器台の重量を検出する重量検出手段を備え、 抽出スイッチの操作信号が出力されると、その時点での
    上記重量検出手段の検出値を入力してその入力値を初期
    値として設定し、上記冷却シリンダから抽出された冷菓
    が上記容器に収容されているときの上記重量検出手段の
    検出値が、あらかじめ設定されている設定値と上記初期
    値との加算値に一致すると、上記冷却シリンダからの冷
    菓の抽出を停止する一方、 上記初期値が、あらかじめ設定された値よりも小さいと
    きには、上記冷却シリンダからの冷菓の抽出を禁止する
    ことを特徴とする冷菓製造装置の冷菓抽出方法。
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JPS5843273A (ja) * 1981-09-08 1983-03-12 株式会社マキ製作所 電子秤を用いた選別方法
JPS58172836U (ja) * 1982-05-12 1983-11-18 大和製衡株式会社 定量供給装置
JPS6174547A (ja) * 1984-09-19 1986-04-16 Sanyo Electric Co Ltd 冷菓製造装置
JPS61100161A (ja) * 1984-10-23 1986-05-19 Sanyo Electric Co Ltd 冷菓抽出装置の自動抽出停止装置

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