JP2567429Y2 - 多連式材料試験機 - Google Patents

多連式材料試験機

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JP2567429Y2
JP2567429Y2 JP1991024417U JP2441791U JP2567429Y2 JP 2567429 Y2 JP2567429 Y2 JP 2567429Y2 JP 1991024417 U JP1991024417 U JP 1991024417U JP 2441791 U JP2441791 U JP 2441791U JP 2567429 Y2 JP2567429 Y2 JP 2567429Y2
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JP1991024417U
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登 若林
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Shimadzu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、試験片を装填したマガ
ジンをターンテーブル上に複数設置し、マガジンを回転
割出ししつつマガジン内の試験片に対して順次に試験を
行う多連式材料試験機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から知られている多連式材料試験機
は、複数の試験片を直線的に移動させ、試験片を一つ一
つ負荷ロッドと対向させて順次に試験を行うものであ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そのため、たとえば限
られた空間しかない高温槽内で複数の試験片に対して順
次に高温試験を行う材料試験機には適用が難しかった。
【0004】本考案の目的は、高温槽などの狭い空間内
でも多数の試験片を順次に一手順で試験できる多連式材
料試験機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施例である図1,
2,3に対応づけて本考案を説明すると、本考案は、互
いに対向して離接する一対の負荷ロッド3,4と、この
負荷ロッド3,4の軸心から偏心した軸心回りに一対の
負荷ロッド3,4の間で回転するターンテーブル9と、
このターンテーブル9が回転割出しされる位置で、負荷
ロッド3,4と同軸状態となるようにターンテーブル9
に着脱可能に装着され、試験片TPを保持する複数のマ
ガジン10A〜10Fとを具備し、マガジン10A〜1
0Fに保持されている試験片TPを一対の負荷ロッド
3,4により負荷するものである。そして、複数のマガ
ジン10A〜10Fには、一対の負荷ロッド3,4の一
方向動作(実施例では互いに接近する方向の動作)によ
り試験片TPに圧縮荷重を作用させるマガジンまたは曲
げ荷重を作用させるマガジン(例えば図4の22または
12)の少なくとも一方と、一対の負荷ロッド3,4の
前記一方向動作により試験片TPに引張荷重を作用させ
るマガジン(例えば図4の32)と、が含まれている。
【0006】
【作用】ターンテーブル9を回転して複数のマガジン1
0A〜10Fを順次に負荷ロッド3,4と同軸に割出
し、前記負荷ロッド3,4の一方向動作により、複数の
マガジン10A〜10Fの全ての試験片TPを負荷す
る。したがって、狭い空間内でも多数の試験片を一手順
で試験することが可能となる。しかも、異種のマガジン
によって異種の荷重が連続的に試験片TPに負荷される
ので、ターンテーブル9に装着したマガジンを交換する
ことなく、一対の負荷ロッド3,4の一方向動作より圧
縮試験または曲げ試験の少なくとも一方と、引張試験と
を連続的に実施できる。
【0007】
【実施例】図1〜図5により本考案の一実施例を説明す
る。図2,3において、1は不図示の支柱に支持された
クロスヨーク、2はクロスヨーク1に対して離接するよ
うに昇降するクロスヘッドであり、クロスヨーク1には
不図示のロードセルを介して上負荷ロッド3が接続さ
れ、クロスヘッド2には下負荷ロッド4が接続されてい
る。5は基台6上に設置されている高温槽であり、上下
の負荷ロッド3,4は高温槽5内に貫入している。高温
槽5内には、パルスモータ7の回転力を減速機構8を介
して伝達されて回転するターンテーブル9が設けられて
いる。5aは高温槽5の扉である。
【0008】ターンテーブル9は、図1にも示すよう
に、上下の負荷ロッド3,4の軸心(負荷軸と呼ぶ)か
ら偏心した回転軸9aを有し、この回転軸9aが減速機
構8と接続されている。ターンテーブル9上には60度
間隔で6つのマガジン10A〜10Fが着脱可能に装着
され、ターンテーブル9を回転させることにより各マガ
ジン10A〜10Fのそれぞれを負荷軸と同軸状態に割
出すことができる。
【0009】図4(a)〜(c)はマガジンの構造を説
明する図であり、(a)は3点曲げ試験用、(b)は圧
縮試験用、(c)は引っ張り試験用のマガジンである。
3点曲げ試験用マガジン10は、図4(a)に示すよう
に、ほぼ円筒状のマガジン本体11を有し、このマガジ
ン本体11の内部にはマガジン本体11内で摺動可能な
3点曲げ試験用負荷治具12が嵌合されている。この負
荷治具12は試験片TPを2点保持する保持治具12A
と、試験片を押圧するポンチ12Bとからなる。マガジ
ン本体11の底部には位置決め用ボス13が突設され、
このボス13をターンテーブル9の位置決め孔9aに嵌
合してマガジン10がターンテーブル9上に装着され
る。ボス13の底部には、下負荷ロッド4に設けた位置
決め用ボス4aが嵌合する位置決め孔13aが設けられ
ている。ポンチ12Bの上面にはボール14が設けられ
ている。
【0010】圧縮試験用マガジン10は、図4(b)に
示すように、3点曲げ試験用マガジンと同様なマガジン
本体11を有し、その内部には、上下圧盤22Aと22
Bとで構成される圧縮試験用負荷治具22が摺動可能に
嵌合され、上下圧盤22A,22Bの間に試験片TPが
狭持されている。上圧盤22Bの上面にはボール24が
設けられている。
【0011】引っ張り試験用マガジン10は、図4
(c)に示すように、3点曲げ試験用マガジンと同様な
マガジン本体11を有し、その内部には、上下つかみ具
321,322からなる引っ張り試験用負荷治具32が
摺動可能に嵌合され、上下つかみ具321,322に試
験片TPが把持されている。下つかみ具321の上面に
はボール34が設けられている。
【0012】上下つかみ具321,322は、図5に示
すように、それぞれ断面矩形のリング状を呈し、上つか
み具322の上梁322aには、試験片TPの上掴み部
を矢印A1方向に挿入して嵌合する溝322bが形成さ
れている。下つかみ具321の下梁321aはボルト3
23(図4(c)参照)で着脱可能に構成され、試験片
TPの下掴み部を図5の矢印A2方向に挿入して嵌合す
る溝321bが形成されている。
【0013】引っ張り試験用マガジン10の上下つかみ
具321,322に試験片TPを把持する手順は次の通
りである。まず、ボルト323を外して下つかみ具32
1の下梁321aを分解し、この下梁321aの溝32
1bに試験片TPの下掴み部を嵌合する。この状態で試
験片TPの上掴み部を上つかみ具322の上梁322a
に設けた溝322bに嵌合する。しかる後に、図示のよ
うに上つかみ具322と下つかみ具321とを互にくぐ
らせ、ボルト323で下梁321aを取り付ける。この
ような手順により、図5に示すように、試験片TPを上
下つかみ具321,322に把持することができる。
【0014】ここで、たとえば図1のマガジン10Aと
10Bを3点曲げ試験用、10Cと10Dを圧縮試験
用、10Eと10Fを引っ張り試験用とする場合につい
て説明する。まず、ターンテーブル9を回転させてマガ
ジン10Aが負荷軸と同軸となるように割出す。この割
出しはパルスモータ7の回転角を制御して容易に行うこ
とができる。割出し後、クロスヘッド2を上昇させ下負
荷ロッド4をターンテーブル9の孔9aに挿入する。負
荷ロッド4のボス4aをマガジン10Aの位置決め孔1
3aに挿入し、下負荷ロッド4によりマガジン10Aを
上昇させる。マガジン10Aのボール14が上負荷ロッ
ド3に当設するとポンチ12Bを介して試験片TPに3
点曲げ荷重が働く。
【0015】マガジン10A内の試験片TPに対する3
点曲げ試験片終了後、クロスヘッド2を下降し、下負荷
ロッド4を下げてターンテーブル9から抜き、ターンテ
ーブル9を回転してマガジン10Bが負荷軸と同軸とな
るように割出す。その後、上述と同様にして3点曲げ試
験が行われる。
【0016】さらに、ターンテーブル9を回転してマガ
ジン10Cを割出し、同様にして下負荷ロッド4を上昇
させて試験片TPを圧縮試験する。マガジン10D内の
試験片TPも同様にして圧縮試験される。さらにまた、
マガジン10Eを割出し、下負荷ロッド4を上昇させる
と、引っ張り試験用の下つかみ具321は下方に移動
し、上つかみ具322は上方に移動し、これにより、試
験片TPに引っ張り力が働く。マガジン10F内の試験
片TPも同様にして引っ張り試験される。
【0017】すなわち、図4に示すような3種類のマガ
ジン10をターンテーブル9に装着して試験することに
より、負荷ロッド3,4の接近動作により、1種類の材
質の試験片に対して3点曲げ、圧縮、引っ張りの3種類
の試験を一度に、つまり、高温槽5をその都度開閉する
ことなく行うことができる。その結果、試験効率が著し
く向上する。すなわち、異なる試験を行う度に扉5aを
開閉する必要がなく、高温槽5内の温度を制御する時間
が短縮でき、しかも、高温槽5の外で各種試験片をマガ
ジンにセットし、そのマガジンをターンテーブル9に載
せるだけでよく、操作性もきわめてよい。
【0018】なお、ターンテーブル9を円板にしたが多
角形状のターンテーブルでもよい。
【0019】また、マガジンの構造,数や各種負荷治具
の構造も実施例に限定されない。たとえば、一対の負荷
ロッドが接近する動作で試験をするようにしたが、離れ
る動作で試験するように負荷治具やマガジンを構成して
もよい。さらに、ターンテーブルを手動で駆動するよう
にしてもよく、さらには、高温槽以外の各種の槽内で試
験する材料試験機、あるいは槽を用いない材料試験機に
も本考を適用できる。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、負
荷ロッドと同軸状態になるように割出される複数のマガ
ジンをターンテーブルに装着し、回転割出しされたマガ
ジン内の試験片を負荷するようにし、かつ圧縮荷重や曲
げ荷重を作用させるときと同じ方向に一対の負荷ロッド
を駆動することで引張荷重も負荷できるようにしたの
で、とくに高温槽などのように狭い空間内でも複数の試
験片に対し、負荷ロッドの一方向動作で試験が実施で
き、試験効率と操作性が向上し、しかも、ターンテ−ブ
ルに装着したマガジンを交換することなく引張試験と、
圧縮試験或いは曲げ試験の少なくとも一方とを、連続的
に実施できるので、異なる試験を行う場合も試験を中断
する必要がなく、高温試験などのように試験環境を整え
るまでに時間を要する場合の試験効率が著しく向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ターンテーブルの一実施例の斜視図
【図2】本考案に係る多連式材料試験機の要部を示す正
面断面図
【図3】図2の右側面図
【図4】マガジンの断面図であり、(a)が3点曲げ試
験用、(b)が圧縮試験用、(c)が引っ張り試験用で
ある。
【図5】引っ張り試験用上つかみ具と下つかみ具の斜視
【符号の説明】
1 クロスヨーク 2 クロスヘッド 3 上負荷ロッド 4 下負荷ロッド 5 高温槽 7 パルスモータ 8 減速機構 9 ターンテーブル 10 マガジン 11 マガジン本体 12 3点曲げ試験用負荷治具 14,24,34 ボール 22 圧縮試験用負荷治具 32 引っ張り試験用負荷治具 TP 試験片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互い対向して離接する一対の負荷ロッド
    と、この負荷ロッドの軸心から偏心した軸心回りに前記
    一対の負荷ロッドの間で回転するターンテーブルと、こ
    のターンテーブルが回転割出しされる位置で、前記負荷
    ロッドと同軸状態となるように前記ターンテーブルに着
    脱可能に装着され、試験片を保持する複数のマガジンと
    を具備し、前記複数のマガジンには、前記一対の負荷ロ
    ッドの一方向動作により試験片に圧縮荷重を作用させる
    マガジンまたは曲げ荷重を作用させるマガジンの少なく
    とも一方と、前記一対の負荷ロッドの前記一方向動作に
    より試験片に引張荷重を作用させるマガジンとを備え、
    前記一方向動作により圧縮試験または曲げ試験と引張試
    験とを行うことができることを特徴とする多連式材料試
    験機。
JP1991024417U 1991-03-19 1991-03-19 多連式材料試験機 Expired - Lifetime JP2567429Y2 (ja)

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JPH04113054U JPH04113054U (ja) 1992-10-01
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