JP2567289B2 - 相手応答検知装置 - Google Patents

相手応答検知装置

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JP2567289B2
JP2567289B2 JP2038413A JP3841390A JP2567289B2 JP 2567289 B2 JP2567289 B2 JP 2567289B2 JP 2038413 A JP2038413 A JP 2038413A JP 3841390 A JP3841390 A JP 3841390A JP 2567289 B2 JP2567289 B2 JP 2567289B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q1/00Details of selecting apparatus or arrangements
    • H04Q1/18Electrical details
    • H04Q1/30Signalling arrangements; Manipulation of signalling currents
    • H04Q1/50Conversion between different kinds of signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M11/00Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Prepayment Telephone Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、相手応答を示す信号が到来しない電話回線
へ接続される端末機器の相手応答検知装置に関するもの
である。
[従来の技術] 従来のこの種の端末機器の相手応答検知装置は、電話
回線から到来する各種の信号音に含まれる固有の各周波
数成分をそれぞれ検出し、さらにこの各検出出力の継続
時間を監視して、特定周波数の所定時間継続によりこの
条件と対応する信号音を判断し、いずれの周波数成分も
各種信号音と判断できない場合は、相手応答による相手
の音声と判断している。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の方式は、電話回線か
ら到来する各種信号音データをリアルタイムで入力し、
この入力した各種信号音データと一定のON/OFF信号長の
パターンとの比較により各種信号音の認識を行っている
ために、電話回線にノイズが到来した場合には、各種信
号音が不安定となり、直ちに認識パターンがくずれて識
別がつかなくなり、従って各種信号音の認識ができず、
正確に相手応答を検知できないという問題があった。
[課題を解決するための手段] このような課題を解決するために本発明は、入力側に
共通に接続されかつ電話回線から到来する複数の信号音
に含まれる固有の周波数成分をそれぞれ検出する複数の
フィルタ装置と、これらフィルタ装置の各出力の有無を
基本周期毎にチェックして予め設定されている周波数と
信号音との関係を示す出力パターンに基づいて信号種別
を判定する判定手段と、判定手段の一定時間における信
号種別出力の発生頻度に基づいて各種信号音および相手
応答を解析する解析手段とを備えたものである。
また、解析手段は、上記一定時間を分割した複数の単
位時間毎の部分解析により仮信号種別を決定する部分解
析手段と、部分解析手段の各仮信号種別出力に基づいて
代表信号種別を決定する総合解析手段とから構成される
ものである。
また、部分解析手段は判定手段からの各信号種別出力
の最大カウント値のものを仮信号種別と決定するもので
ある。
また、総合解析手段は部分解析手段の各仮信号種別出
力の多数決により代表信号種別を決定するものである。
また、総合解析手段は部分解析手段の各仮信号種別出
力の発生パターンにより代表信号種別を決定するもので
ある。
また、総合解析手段は部分解析手段の各仮信号種別出
力の多数決結果及び発生パターンと信号音に含まれる特
定周波数の発生頻度のうち少なくとも2つ以上に基づい
て総合的な代表信号種別を決定するものである。
また、各フィルタ装置の論理和出力が所定時間連続し
たことを検出して解析手段の一定時間の解析動作を許容
する連続信号検出手段を備えたものである。
また、部分解析手段は最大カウト値が一定値以下のと
きにノイズと仮判定するようにしたものである。
また、部分解析手段は最大カウント値の信号種別が無
音でかつ特定信号種別のカウント値が一定値以上のとき
には特定信号種別を仮信号種別と決定するようにしたも
のである。
また、総合解析手段は多数決が同数のときは組み合わ
せ毎の予めの約束に基づいて一方を代表信号種別と決定
するようにしたものである。
また、解析手段により各種信号音の1つを決定後、当
該信号種別に応じたチェックを行うチェック手段を備え
たものである。
また、チェック手段は当該信号種別毎の特殊データパ
ターンを有し、この特殊データパターンとチェック時の
発生パターンとが一致したときに無条件に当該信号種別
の処理を継続するようにしたものである。
[作用] 電話回線から到来する複数の信号音に含まれる固有の
周波数成分は、基本周期ごとにチェックされて予めの出
力パターンに基づいて信号種別が判定され、一定時間に
おける信号種別出力の発生頻度により各種信号音および
相手応答が解析される。また、この一定時間を分割した
複数の部分解析により仮信号種別が決定され、この各仮
信号種別出力に基づいて代表信号種別が決定される。
[実施例] 次に、本発明について図面を参照して説明する。
第2図は、本発明の相手応答検知装置を適用した公衆
電話機の概略を示す構成図であり、交換機からの電話回
線が接続される線路端子L1,L2に対し、フックスイッチH
S1、受信回路(以下、BEC)1、ダイオードブリッジ
(以下、CB)2、電源回路(以下、PS)3、および強制
切断回路(以下、CB)を介し、通話ループの形成を行う
とともに、送話増幅器および受話増幅器を有する通話回
路(以下、TKC)5が接続されており、これには、ハン
ドセット6の送話器Tおよび受話器Rが接続されてい
る。
また、マイクロプロセッサ等のプロセッサ(以下、CP
U)等からなる制御部(以下、CNT)7が設けてあり、周
波数検出回路(以下、FDT8、硬貨の選別及び収納等を行
う硬貨処理部(以下、SPS)9、ダイヤルキー(以下、D
K)10、フックスイッチHS2等の各出力に応じて制御上の
判断を行い、CPS9,表示部(以下、DP)12、音声複合周
波(以下、MF)信号を発生するMF信号発生器(以下、MF
G)13、TKC5、およびCB4等の制御を行うものとなってい
る。
なお、MFG13は、DK10の出力およびCKT7の制御に応動
し、CNT7から許可信号OKが与えられたときにのみ、DK10
の操作にしたがうMF信号を発生し、かつ、TKC5へ制御信
号CSを与え、TKC5を介してMF信号をダイヤル信号として
送信するとともに、監視情報を保守センター等へ送信す
る際には、MFG13がCNT7の制御にしたがい、保守センタ
ー等の特定の宛先へ上記したと同様にダイヤル発信を行
ってから、MF信号により監視情報を同一の経路を介して
送信するものとなっている。
一方、PS3は、オフフックによるフックスイッチHS1の
オンにより、TKC5を介して直流ループが閉結され、DB2
により一定極性となったループ電流が通ずるのに従い、
これによりコンデンサを充電し、コンデンサの電圧Vと
して各部へ供給するものとなっている。
従って、先ループ方式であれば、オフフックを行うと
直流ループが閉結されるとともに、硬貨の投入によるCP
S9の出力に応じてCNT7が許可信号OKを送出するため、DK
10によるダイヤル発信が可能となり、相手側の応答によ
り通話が自在となる。
但し、相手側が応答しても、この電話回線では転極パ
ルス等の課金信号が到来せず、相手応答の検知を行うた
め、変成器等を用いたREC1を介して与えられる電話回線
からの到来信号をFDT8により各周波数成分毎に検出する
ものとなっており、この検出出力が所定時間継続するか
否かをCNT7において監視し、この結果に応じてCNT7が各
種信号音と相手側の音声とを判断のうえ、相手側音声の
判断によって相手応答を検知し、これに従ってCPS9を制
御し、硬貨の収納を行うとともに、TKC5に対するミュー
ト信号MUTを消滅させ、送話器Tの不動作状態を解除す
る一方、投入されて待機中の硬貨が不足すれば、CB4を
制御して直流ループを一定時間解放し、交換機を復旧さ
せて通話を強制的に切断する。
なお、DP12によっては、CNT7が硬貨の投入蓄積状況を
表示する一方、CNT7は自己診断機能を有し、オフフック
に応ずるフックスイッチHS2の出力に従って自己診断を
行い、CPS9中の収納金庫満杯、硬貨づまり、ハンドセッ
ト6の盗難による切断等を検出し、これに応じてDP12に
より使用不可の表示を行うものとなっている。
また、FDT8は、各周波数成分の最低検出レベルが制御
信号CLにより可変自在となっており、CNT7が条件に応じ
てFDT8を制御し、最低検出レベルを逐次所望の値に設定
している。
この他、局部的に話中音を発生する話中音発生器(以
下、BTG)14が設けてあり、CNT7の制御に応じてBTG14が
局部話中音を送出し、変成器Tを介してハンドセット6
の受話器Rへ与え、利用者に通話の不能を報知するもの
となっている。
第1図は本発明に係る相手応答検知装置を適用した公
衆電話機の詳細なブロック図である。同図において、第
2図と同等部分は同一符号を付してその説明を省略す
る。第1図において、16は入力増幅部、17は選択増幅
部、20はメモリ、21〜24はアナログスイッチ(以下、AS
W)、DT1はピックアップトランスである。そして、入力
増幅部16は次のように構成されている。すなわち、31は
入力信号増幅器(以下、AMP)、32は5dBパッド(以下、
PAD)、33は入力信号のレベルを各10,20,30dBごとに可
変する可変減衰器(以下、ATT)、34は信号増幅器(以
下、AMP)である。また、選択増幅検出部17は次のよう
に構成されている。すなわち、B.P.F.1〜B.P.F.8はバッ
ドパスフィルタ(以下、B.P.F.)、ST1〜ST8はシュミッ
ト・トリガ回路、41〜48は整流増幅器(以下、AD)であ
る。
そして、電話回線から到来する信号は、ピックアップ
トランスDT1で増幅され、ハイブリッドIC(HIC)で構成
されたAMP31に送出され、ここでさらに増幅され、PAD3
2,ATT33で適正レベルまで減衰される。ここで、適正レ
ベルまでの可変はCPU1からの制御信号CL1〜CL4により行
われる。
この可変レベルは第1表に示すとおり−20dBm〜55dBm
まで5dBm段階で切換可能である。例えば、入力信号レベ
ルが−30dBmの場合は、制御信号CL2のみがオン、その他
はオフにしておくことにより適正レベル信号が増幅器AM
P2に送出され、一定レベルの信号が次段のバンドパスフ
ィルタB.P.Fに送られる。
バンドパスフィルタB.P.Fは、中心周波数の異なる8
種類のフィルタからなり、各フィルタで検知された場
合、次段のシュミットトリガ回路ST1〜ST8およびAD41〜
AD48を介してCNT7に送出される。
すなわち、350Hzと420Hzとが同時に検出された場合
は、端子DET1および端子DET2のみに送出される。
次に、第3図は、選択信号(ダイヤル信号)送出後、
交換機から公衆電話機に送出される各種信号の送出順序
を説明する説明図である。
ここで、RBTはリングバックトーン,INTはインターセ
プトトーン,BTはビジートーン、2nd.DTはセカンドダイ
ヤルトーン,VOICEは音声信号を示している。そしてこの
中で、硬貨収納、すなわち有料通話の場合は必ずRBTが
送出されるので、このRBTを検出後に相手応答を検知す
るものとなっている。但し、RBTを受信した場合には、
その直後にINTとVOICEとを識別しなければならないこと
がある。これは、前者が無料通話,後者が有料通話のた
めである。
次に、第2表は、電話回線から到来する各種信号音の
周波数,レベル,送出周期を示し、また第3表は各種信
号音とB.P.Fとの組み合わせを示したものである。
このように、この相手応答検知装置は、電話回線から
到来する上表で示される各周波数成分を各送出レベルお
よび送出周期に応じて検知し各種の信号音を音声信号と
を識別するものである。
また、上記したように、入力信号のレベルを5dBごと
に可変できるように構成したため、第4表および第4図
に示されるように各周波数のQ特性により中心周波数
(f0)より3db以内の周波数が2つ同時に到来しても双
方の信号の受信が可能となる。すなわち、Q値を低く設
定することにより、検知可能範囲を広げるとともに、こ
れに付随する回路が削減され、この結果低消費電力化も
可能となっている。
また、この第4表によれば、第2表に示した各種信号
音に対して中心周波数(f0)が一致しているものは、35
0Hzと1800Hzのみであり、他の信号音の周波数は、B.P.F
の中心周波数とは異なって設定されている。この理由と
して以下の4点が挙げられる。
まず、第1点としては、B.P.Fの中心周波数420Hzにつ
いては、第2表に示したRBTのうち400〜440Hzをフォロ
ーするようにしたためである。同様に、B.P.Fの中心周
波数490Hzは、480〜500Hzをフォローするようにしたた
めである。次に、第2点としては、B.P.Fの中心周波数6
20Hzについては、600〜620Hzの周波数を検知するための
ものであるが、BTは480Hz+620Hzの組み合わせが多いた
め、600Hzと620Hzとの中間値は採用せずに、620Hzのみ
設定するようにしている。また、第3点としては、B.P.
Fの中心周波数1150Hzおよび1566Hzは、MF信号および他
の伝送用信号等のクロストークの影響を受けないように
するために、あえてINTの周波数よりずらして設定して
いることである。また、第4点としては、音声周波数は
個人差が大きくどの周波数が音声用B.P.Fと断定できな
い。すなわち、各種信号音は一定の周波数と一定のタイ
ミングで到来するのに対して音声信号は不特定の周波数
がランダムに出現するので、あえて特定の中心周波数B.
P.Fを設定しないようにしている。以上の4点がB.P.Fの
中心周波数を上記のように設定した主な理由である。
次に、第5図〜第10図は、この利用応答検知装置の動
作を説明するフローチャートである。まず、第5図の基
本フローチャートに基づいてこの装置の詳細な動作を説
明する。なお、このフローチャートは、オフフックして
相手相手番号を送出後に起動されるものである。また、
この公衆電話機は、局電源のみで動作する必要上から低
消費電力を図るために、CNT7を5ms毎に起動するように
構成し、CNT7はこの5ms間で約1ms程度の時間に処理を行
い、残りの4ms間はスリープ状態となっている。
まず、ステップ100において、入力検出レベルを最高
の“7"に設定する。そして、ステップ101で電話回線か
らのある周波数成分を有する信号の論理和を入力してこ
の信号の入力有りを判断し、これが「Y」となって入力
があれば、ステップ102で入力検出レベルを下げて最適
初期値に設定し、ステップ103で入力検出レベルが“7"
以上かの判断を行い、「Y」のときはステップ100に戻
るが、「N」となって“7"より小さくなれば、ステップ
104で後述する種別カウンタをクリアしてステップ105で
再び入力有りの判断を行う。この種別カウンタは、INT,
RBT,BTの各種トーンおよびTONE OFF、すなわち無音状
態の各カウンタから構成され、以降5ms毎にある周波数
成分の信号の入力があったときに、これが予め設定され
た出力パターン、すなわち第3表の周波数と信号音との
関係に基づいて判定されて(判定手段)、それぞれ対応
する種別カウンタがカウントアップされる。
そして、ステップ105が入力が無く「N」となった場
合は、ステップ106で入力検出レベルを1段階上昇させ
てステップ103で再び入力検出レベルが“7"以上かの判
断を行い、ステップ105で入力があって「Y」となれ
ば、入力検出レベルが最適レベルに設定されたというこ
とで、以降このレベルに基づいて入力検出を行う。そし
て、ステップ106で各周波数に対応する入力データを5ms
毎にメモリ20に記憶し、ステップ107でこの入力データ
を判別して、これに対応する各種別カウンタをカウント
アップする。そして、ステップ108で100msデータ連続入
力(連続信号検出手段)の完を判断する。ここで、この
プログラムは5ms毎に起動されるので100ms間ということ
は、20回起動され、この間全てデータの入力があったと
いうことになる。
そして、ステップ108で「N」の場合はステップ105に
戻るが、100ms連続入力があって「Y」になれば、ステ
ップ109で後述する100ms中のデータ解析処理(部分解析
手段)を行い、続いてステップ110で500msデータ入力
完、すなわち上記した100ms連続のデータ入力が引き続
いて5回入力されたかの判断を行い、これが「N」のと
きはステップ111で更に100ms連続データ入力を行ってス
テップ109に戻り、ステップ109で「Y」のとき、すなわ
ち500ms間のデータ入力が終了すれば、ステップ112で後
述する500msの間に受信したデータの解析処理(総合解
析手段)を行う。
そして、ステップ113以降の処理で受信したデータの
判断を行う(チェック手段)。すなわち、入力データ解
析の結果、TONE OFFデータまたはノイズと判断されれ
ば、ステップ113,114で「Y」となり、この結果再度入
力のやり直しということでステップ100に戻り、共に
「N」の場合は、次にステップ115でINTデータ有りの判
断を行い、この結果「Y」になればステップ116で後述
するINT処理を行う。また、ステップ115で「N」の場合
は、次にステップRBTデータおよびBTデータ有りの判断
をステップ117およびステップ118で行い、この結果、共
に該当するデータが無く「N」となった場合は、ステッ
プ119でRBTフラグの設定有りの判断を行う。なお、この
RBTフラグの設定は、後述するRBT処理の中で設定され
る。
そして、ステップ119でRBTフラグが設定されているこ
とが判断されて「Y」となると、ステップ120でMUTE O
FF、すなわちミュート信号MUTをTKC5に送出して送話器
Tの短絡を解除し通話を開始させるとともに、硬貨の収
納を開始する。また、ステップ119で「N」のときは、
そのまま終了する。
また、ステップ117またはステップ118で「Y」となっ
て、RBTデータまたはBTデータが存在すれば、さらにト
ーンデータを引き続いて入力する。すなわち、ステップ
121で次の500msデータの入力完の判断を行い、これが
「N」のときはさらに入力を継続するが、入力完となっ
て「Y」になると、ステップ122で500msデータ解析処理
行い、この結果、ステップ123でINTデータ有りと判断さ
れればステップ120でMUTE OFF処理を行って通話が開始
される。また、ステップ123で「N」の場合は、ステッ
プ124で2秒間に入力したデータの解析終了を判断し、
これが「N」のときはステップ121に戻るが、データ解
析が終了して「Y」となれば、ステップ125で最初の500
ms間に入力したデータはRBTデータかの判断を行い、こ
れが「Y」のときはステップ126でRBT処理を実行し、
「N」の場合はステップ127でBT処理を実行して終了す
る。
次に、第6図は、上記した100ms間に入力したデータ
の解析の動作を説明するフローチャートである。まず、
ステップ200において、各種別カウンタの値の中から最
大カウント値をチェックし、これに応じたフラグ(仮信
号種別)を設定する。次に、ステップ201において最大
カウント値は10カウント以上かの判断を行う。
ここで、データを入力した結果、1つの種別カウンタ
だけがカウントアップされれば、この種別カウンタの値
は、最大20カウントとなる筈であるが、ステップ201で1
0カウントに満たなく「N」となった場合は、ノイズを
入力したということでステップ202でノイズフラグを設
定して終了する。
また、ステップ201でカウント値が10カウント以上で
あって「Y」となれば、次にステップ203でこの各種の
カウント値の中でTONE OFFカウンタの値が最大である
かの判断を行い、これが「N」のときは、上記で設定さ
れたフラグをそのまま変更することなく終了し、ステッ
プ202でTONE OFFカウンタの値が最大値となって「Y」
のとなるときは、ステップ204でTONE OFFフラグを設定
し、続いてステップ205でINTカウンタの値が8以上(10
0ms間で40ms、すなわち40%以上)かの判断を行い、8
以上であればステップ208でINTフラグに設定変更してス
テップ207の処理を実行する。そして、このときステッ
プ207でTONE OFFフラグをクリアする。また、ステップ
205で「N」の場合は、ステップ208でRBTカウンタの値
が8以上かの判断を行い、8以上であればステップ209
でRBTフラグに設定変更する。またステップ208で「N」
の場合は、ステップ210でBTカウンタの値が8以上かの
判断を行い、これが「N」であればそのまま終了し、8
以上であって「Y」となればステップ211でBTフラグに
設定変更しステップ207の処理を実行して終了する。
次に、第7図は500ms間に入力したデータの解析処理
を説明するフローチャートである。
まず、ステップ300において多数決解析処理を行う。
これは、上記した100msデータ解析処理の中で各個に設
定されたフラグを分類してこの中で最も頻度の多いフラ
グに対応する信号音(代表信号種別)を決定するもので
ある。なお、同一の頻度であれば、予めの組み合わせの
約束に基づいて信号音を決定するものとなっている。続
いて、ステップ301で入力したデータのON/OFFパター
ン、すなわち例えばBTの場合は、0.5秒間BTデータが存
在し、0.5秒間無音データが存在するというようなトー
ンパターンの解析処理を行う。そして、ステップ302で
多数決解析処理およびトーンパターン解析処理の結果、
得られたトーンの特定周波数の発生頻度、すなわち5ms
毎にメモリ20に記憶されたこの特定周波数の頻度情報を
計数し、以上の処理結果に基づいてステップ303で総合
解析処理を行って500ms間に入力されたデータがどのデ
ータであるか(RBTデータ,BTデータ等ののデータの中で
1つの代表信号種別)を決定する。なお、ステップ303
における総合解析処理では、多数決結果、トーンパター
ン解析結果およびメモリ20に記憶された内容のうち少な
くとも2つ以上に基づいて解析処理される。
次に、第8図は、INT処理を説明するフローチャート
である。なお、この処理は、500ms間のデータを入力解
析後に実行されるものである。まず、ステップ400にお
いてさらに200ms間データを入力する。そして、ステッ
プ401でこの200ms間に入力したデータの中に周波数1KHz
以上のデータが175ms間存在していたかの判断を行い、
これが「Y」のときはステップ402でINT検知が行われ
る。また、ステップ401で「N」の場合は、ステップ403
でRBTフラグが設定されているかの判断を行い、このフ
ラグが設定されて「Y」となっているときは、相手応答
ということで、ステップ404でMUTE OFFして相互通話が
行われる。また、ステップ403で「N」の場合はそのま
ま終了する。なお、本実施例においては、通話が開始さ
れる場合は、必ずRBT送出後に行われるものと想定し、
このためにRBTフラグの設定有りを判断してからMUTE O
FFするようにしている。
次に、第9図は、RBT処理を説明するフローチャート
である。まず、ステップ500で上述の500ms毎のデータ解
析により2秒間に1秒以上のRBTが存在するかの判断を
行い、これが「Y」のときには、RBTを検出したという
ことで、RBTフラグを設定し、続いてステップ502でMUTE
OFF状態になっているかの判断を行い、MUTE OFF状態
となって「Y」のときにはステップ503で再MUTE、すな
わち送話器Tを短絡して通話をさせないようにして終了
し、MUTE OFF状態になっていなければそのまま終了す
る。
また、ステップ500で2秒間に1秒以上のRBTがなけれ
ば、ステップ510で予め登録された特殊のRBTパターンと
一致するデータかの判断を行い、これが一致して「Y」
のときは、ステップ501に移行してRBTフラグを設定する
が、特殊RBTパターンと不一致となり「N」のときは、
ステップ511でRBTフラグの設定有りを判断し、これが設
定されて「Y」のときは、相手応答と判断して、ステッ
プ512でMUTE OFFして相手と相互通話させ硬貨の収納を
開始する。
次に、第10図は、BT処理を説明するフローチャートで
ある。まず、ステップ600で上述の500ms毎のデータ解析
により2秒間に1秒以上のRBTが存在するかの判断を行
い、これが「Y」のときには、RBTを検出したというこ
とで、上記したRBT処理に移行する。またステップ600で
「N」のときには、ステップ601で500ms毎のデータ解析
により2秒間に1秒以上のBTが存在するかの判断を行
い、これが「Y」となればBTを検知したということで、
ステップ602でBT検知の終了を判断し、これが「N」の
ときにはステップ603でBT検知を続行し、「Y」のとき
はそのまま終了する。
また、ステップ601で2秒間に1秒以上のBTがなけれ
ば、ステップ610で予め登録された特殊のBTパターンと
一致するデータかの判断を行い、これが一致して「Y」
のときは、ステップ602に移行してBT検知の判断を行う
が、特殊RBTパターンと不一致となり「N」のときは、
ステップ611でRBTフラグの設定有りを判断し、これが設
定されて「Y」のときは、相手応答と判断して、ステッ
プ612でMUTE OFFして相手と相互通話させ硬貨の収納を
開始する。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係る相手応答検知装置
は、電話回線から到来する複数の信号音に含まれる固有
の周波数成分を、基本周期ごとにチェックして予めの出
力パターンに基づき信号種別を判定し、一定時間を分割
した複数の部分解析により、仮信号種別を決定し、この
各仮信号種別出力に基づき代表信号種別を決定して各種
信号音および相手応答を解析するように構成したので、
各種信号音と相手応答との識別が正確に行え、従って正
確な相手応答の検知ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る相手応答検知装置を適用した公衆
電話機の一実施例を示すブロック図、第2図はこの公衆
電話機の概略の構成図、第3図は所定のダイヤル信号を
送出後に交換機から到来する各種信号音の送出順序を説
明する説明図、第4図はバンドパスフィルタの特性を示
すグラフ、第5図〜第10図はこの装置の動作を説明する
フローチャートである。 1……受信回路、4……強制切断回路、5……通話回
路、7……制御部、8……周波数検出回路、9……硬貨
処理部、16……入力増幅部、17……選択増幅部、20……
メモリ、21〜24……アナログスイッチ、31……入力信号
増幅器、32……5dBパッド、33……可変減衰器、34……
信号増幅器、41〜48……整流増幅器、B.P.F.1〜B.P.F.8
……バンドパスフィルタ、ST1〜ST8……シュミット・ト
リガ回路、HS1,HS2……フックスイッチ、DT1……ピック
アップトランス、L1,L2……電話回線端子。

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相手応答を示す信号が到来しない電話回線
    に接続される端末機器の相手応答検知装置において、 入力側に共通に接続されかつ電話回線から到来する複数
    の信号音に含まれる固有の周波数成分をそれぞれ検出す
    る複数のフィルタ装置と、 これらフィルタ装置の各出力の有無を基本周期毎にチェ
    ックして予め設定されている周波数と信号音との関係を
    示す出力パターンに基づいて信号種別を判定する判定手
    段と、 この判定手段の一定時間における信号種別出力の発生頻
    度に基づいて各種信号音および相手応答を解析する解析
    手段と を備えたことを特徴とする相手応答検知装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 解析手段は、 前記一定時間を分割した複数の単位時間毎の部分解析に
    より仮信号種別を決定する部分解析手段と、 この部分解析手段の各仮信号種別出力に基づいて代表信
    号種別を決定する総合解析手段と からなることを特徴とする相手応答検知装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、 部分解析手段は判定手段からの各信号種別出力の最大カ
    ウント値のものを仮信号種別と決定するようにした相手
    応答検知装置。
  4. 【請求項4】請求項2において、 総合解析手段は部分解析手段の各仮信号種別出力の多数
    決により代表信号種別を決定するようにした相手応答検
    知装置。
  5. 【請求項5】請求項2において、 総合解析手段は部分解析手段の各仮信号種別出力の発生
    パターンにより代表信号種別を決定するようにした相手
    応答検知装置。
  6. 【請求項6】請求項2において、 総合解析手段は部分解析手段の各仮信号種別出力の多数
    決結果及び発生パターンと前記信号音に含まれる特定周
    波数の発生頻度のうち少なくとも2つ以上に基づいて総
    合的な代表信号種別を決定するようにした相手応答検知
    装置。
  7. 【請求項7】請求項1において、 各フィルタ装置の論理和出力が所定時間連続したことを
    検出して解析手段の一定時間の解析動作を許容する連続
    信号検出手段を備えてなる相手応答検知装置。
  8. 【請求項8】請求項3において、 部分解析手段は最大カウント値が一定値以下のときにノ
    イズと仮判定するようにした相手応答検知装置。
  9. 【請求項9】請求項3において、 部分解析手段は最大カウント値の信号種別が無音でかつ
    特定信号種別のカウント値が一定値以上のときには前記
    特定信号種別を仮信号種別と決定するようにした相手応
    答検知装置。
  10. 【請求項10】請求項4において、 総合解析手段は多数決が同数のときには組み合わせ毎の
    予めの約束に基づいて一方を代表信号種別と決定するよ
    うにした相手応答検知装置。
  11. 【請求項11】請求項1において、 解析手段により各種信号音の1つを決定後、当該信号種
    別に応じたチェックを行うチェック手段を備えてなる相
    手応答検知装置。
  12. 【請求項12】請求項11において、 チェック手段は当該信号種別毎の特殊データパターンを
    有し、この特殊データパターンとチェック時の発生パタ
    ーンとが一致したときに無条件に当該信号種別の処理を
    継続するようにした相手応答検知装置。
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