JP2566762Y2 - 受光装置 - Google Patents
受光装置Info
- Publication number
- JP2566762Y2 JP2566762Y2 JP2290092U JP2290092U JP2566762Y2 JP 2566762 Y2 JP2566762 Y2 JP 2566762Y2 JP 2290092 U JP2290092 U JP 2290092U JP 2290092 U JP2290092 U JP 2290092U JP 2566762 Y2 JP2566762 Y2 JP 2566762Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light receiving
- optical fiber
- moving
- light
- holding plate
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- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、光ファイバの任意の
中間地点に設置される受光装置に関するものである。
中間地点に設置される受光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ中を伝搬する光は、その一部
が所定の径に撓曲した略U字形の曲げ径の先端部分から
所定の角度で洩出する、という物理現象を利用して光フ
ァイバ中の伝搬光を途中で取出すことができる、つまり
ローカルディテクションが可能な光ファイバ通話装置の
受光装置が各種提案されている。一方、伝搬光の強度が
曲げ径に対して非線形特性を示すことが知られており、
受光装置内に配設した光ファイバの曲げ径の大きさに応
じて変調度が微妙に変化している。従って、例えば良好
で安定した通話を実現するためには、曲げ径を変化させ
て伝搬光に対して最大変調点を見出すことと、曲げ径の
変化に伴う受光素子の位置調整が必要となっているが、
従来この調整作業は、通常、例えば手作業で光ファイバ
の曲げ径部分の曲率を変更すると共にその曲げ径近傍に
設けた受光素子を微妙に移動させ、この曲げ径の変化や
受光素子の位置の変化及びレベルメータの測定値を目視
で確認して行っている。
が所定の径に撓曲した略U字形の曲げ径の先端部分から
所定の角度で洩出する、という物理現象を利用して光フ
ァイバ中の伝搬光を途中で取出すことができる、つまり
ローカルディテクションが可能な光ファイバ通話装置の
受光装置が各種提案されている。一方、伝搬光の強度が
曲げ径に対して非線形特性を示すことが知られており、
受光装置内に配設した光ファイバの曲げ径の大きさに応
じて変調度が微妙に変化している。従って、例えば良好
で安定した通話を実現するためには、曲げ径を変化させ
て伝搬光に対して最大変調点を見出すことと、曲げ径の
変化に伴う受光素子の位置調整が必要となっているが、
従来この調整作業は、通常、例えば手作業で光ファイバ
の曲げ径部分の曲率を変更すると共にその曲げ径近傍に
設けた受光素子を微妙に移動させ、この曲げ径の変化や
受光素子の位置の変化及びレベルメータの測定値を目視
で確認して行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、その調整作
業は、非常に細かいデリケートなものなので、作業者の
勘や経験に頼る場合が多く、しかも手作業のため困難を
伴っている。さらに、このような調整作業は、一般に現
場で行うため過酷な条件下で行う場合も考えられ、その
作業が一層困難なものになっている。そこで、この考案
は、上記した従来の欠点に鑑み、最大変調度に応じて光
ファイバの曲げ径を変動させても安定したローカルディ
テクションを維持することができ、変調度の調整作業を
誰でも簡単に、かつ確実に行うことができる受光装置を
提供することを目的とするものである。
業は、非常に細かいデリケートなものなので、作業者の
勘や経験に頼る場合が多く、しかも手作業のため困難を
伴っている。さらに、このような調整作業は、一般に現
場で行うため過酷な条件下で行う場合も考えられ、その
作業が一層困難なものになっている。そこで、この考案
は、上記した従来の欠点に鑑み、最大変調度に応じて光
ファイバの曲げ径を変動させても安定したローカルディ
テクションを維持することができ、変調度の調整作業を
誰でも簡単に、かつ確実に行うことができる受光装置を
提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、この考案の受光装
置は、所定の平面内において一定曲げ径でU字形に光フ
ァイバを撓曲・保持するために互いに一対平行に設けら
れ、少なくとも一方が前記平行状態を保持する方向に移
動可能な保持板と、この移動可能な保持板を適宜平行移
動して光変調度の調整を行う移動機構と、前記光ファイ
バの撓曲部分近傍の良好なローカルディテクション位置
に移動可能に配置し、その光ファイバの撓曲部分から洩
出する光ファイバ中の伝搬光の一部を入射する受光素子
と、前記移動機構の動作に連動して作動し、曲げ径の変
動に伴い良好なローカルディテクション位置へ前記受光
素子を移動する連動機構とを備えたものである。
置は、所定の平面内において一定曲げ径でU字形に光フ
ァイバを撓曲・保持するために互いに一対平行に設けら
れ、少なくとも一方が前記平行状態を保持する方向に移
動可能な保持板と、この移動可能な保持板を適宜平行移
動して光変調度の調整を行う移動機構と、前記光ファイ
バの撓曲部分近傍の良好なローカルディテクション位置
に移動可能に配置し、その光ファイバの撓曲部分から洩
出する光ファイバ中の伝搬光の一部を入射する受光素子
と、前記移動機構の動作に連動して作動し、曲げ径の変
動に伴い良好なローカルディテクション位置へ前記受光
素子を移動する連動機構とを備えたものである。
【0005】
【作用】この考案に係る受光装置は、移動機構によって
光ファイバの曲げ径を機械的に変更し、この曲げ径の変
更に伴う光変調度の変化を受光素子を介して物理的に確
認することができる。また、この考案に係る受光装置
は、光ファイバの曲げ径を変更する移動機構の移動動作
と共に連動機構が作動し、保持板の曲げ径方向の移動量
に対応した所定の移動量だけ受光素子が移動して常時適
正なローカルディテクションが得られるので、最適な変
調度(最大変調点)を容易に見出すことができると共に
良好な通話を行うことができる。
光ファイバの曲げ径を機械的に変更し、この曲げ径の変
更に伴う光変調度の変化を受光素子を介して物理的に確
認することができる。また、この考案に係る受光装置
は、光ファイバの曲げ径を変更する移動機構の移動動作
と共に連動機構が作動し、保持板の曲げ径方向の移動量
に対応した所定の移動量だけ受光素子が移動して常時適
正なローカルディテクションが得られるので、最適な変
調度(最大変調点)を容易に見出すことができると共に
良好な通話を行うことができる。
【0006】
【実施例】以下、この考案の実施例について添付図面を
参照しながら説明する。図1はこの考案に係る第1実施
例の受光装置を示すものであり、この受光装置は、一対
の保持板1,2と、一方の保持板1を移動して曲げ径を
変化させる移動機構3(図2参照)と、受光素子4と、
この受光素子4を移動させる連動機構5(図2参照)と
から構成されている。なお、図中符号6はU字形に撓曲
した光ファイバ、7は信号電流に基づき振動板を構成す
る保持板2をZ方向に振動し、光ファイバ6の曲げ径を
微妙に変化させて伝搬光を変調する加振手段を示すもの
である。保持板1は、光ファイバ6の曲げ径部分を挟ん
だ両側を、互いに平行に配置した他方の保持板2(振動
板として機能する)と共に保持するものであり、変調度
調整の際には移動機構3によりZ方向に平行移動させて
曲げ径の大きさを自由に変更することができるようにな
っている。
参照しながら説明する。図1はこの考案に係る第1実施
例の受光装置を示すものであり、この受光装置は、一対
の保持板1,2と、一方の保持板1を移動して曲げ径を
変化させる移動機構3(図2参照)と、受光素子4と、
この受光素子4を移動させる連動機構5(図2参照)と
から構成されている。なお、図中符号6はU字形に撓曲
した光ファイバ、7は信号電流に基づき振動板を構成す
る保持板2をZ方向に振動し、光ファイバ6の曲げ径を
微妙に変化させて伝搬光を変調する加振手段を示すもの
である。保持板1は、光ファイバ6の曲げ径部分を挟ん
だ両側を、互いに平行に配置した他方の保持板2(振動
板として機能する)と共に保持するものであり、変調度
調整の際には移動機構3によりZ方向に平行移動させて
曲げ径の大きさを自由に変更することができるようにな
っている。
【0007】移動機構3は、光ファイバ6中の伝搬光に
対し変調度が最良状態、すなわち最大変調点に設定され
るよう光ファイバ6の曲げ径の大きさを変更させて変調
度の調整を行うものであり、この実施例ではギア及びス
ライド機構を組合せた機械的な構成のものが用いられて
いる。即ち、この実施例の移動機構3は、図2に示すよ
うに、つまみ30を回転して操作するものであり、つま
み30と一体に回転する第1傘歯車31と、この第1傘
歯車31を一体に固着し、保持板1に形成したねじ孔
(図略)に螺合するボールねじ32と、保持板1の移動
方向を一定(Z方向)に案内するガイドシャフト33と
から構成されている。受光素子4は、フォトセンサが使
用され光ファイバ6の曲げ径部分から洩出する伝搬光を
入射するようになっており、曲げ径の大きさに応じて洩
出光の洩出方向が変動するのに伴い、連動機構5によっ
てその位置が最適位置へ変動するようになっている。即
ち、この受光素子4は、移動機構3により保持板1が図
2において左方(−Z方向)へDだけ移動すると、光フ
ァイバ6の曲げ径RもDだけ小さくなるが、これに連動
して受光素子4を逆に右方(+Z方向)へ0.5Dだけ
移動させると共に上方(+X方向)へ0.3Dだけ移動
させる、つまりZ方向を基準として右斜め下方へ角度θ
( tanθ=3/5)だけ移動させるように構成されてい
る。
対し変調度が最良状態、すなわち最大変調点に設定され
るよう光ファイバ6の曲げ径の大きさを変更させて変調
度の調整を行うものであり、この実施例ではギア及びス
ライド機構を組合せた機械的な構成のものが用いられて
いる。即ち、この実施例の移動機構3は、図2に示すよ
うに、つまみ30を回転して操作するものであり、つま
み30と一体に回転する第1傘歯車31と、この第1傘
歯車31を一体に固着し、保持板1に形成したねじ孔
(図略)に螺合するボールねじ32と、保持板1の移動
方向を一定(Z方向)に案内するガイドシャフト33と
から構成されている。受光素子4は、フォトセンサが使
用され光ファイバ6の曲げ径部分から洩出する伝搬光を
入射するようになっており、曲げ径の大きさに応じて洩
出光の洩出方向が変動するのに伴い、連動機構5によっ
てその位置が最適位置へ変動するようになっている。即
ち、この受光素子4は、移動機構3により保持板1が図
2において左方(−Z方向)へDだけ移動すると、光フ
ァイバ6の曲げ径RもDだけ小さくなるが、これに連動
して受光素子4を逆に右方(+Z方向)へ0.5Dだけ
移動させると共に上方(+X方向)へ0.3Dだけ移動
させる、つまりZ方向を基準として右斜め下方へ角度θ
( tanθ=3/5)だけ移動させるように構成されてい
る。
【0008】連動機構5は、光ファイバ6の曲げ径の変
更に拘わらず常時良好で安定したローカルディテクショ
ンが得られるよう、具体的にこの実施例では、受光素子
4に対し保持板1の移動方向(Z方向)と直交する方向
(X方向)に保持板1の移動量Dの0.2〜0.4倍前
後移動させると共に、保持板1の移動方向とは逆方向
(例えば−Z方向に保持板1が移動する場合には+Z方
向)に0.5倍前後移動させるものである。この実施例
の連動機構5は、図2に示すようにつまみ30の回転操
作によって移動機構3と連動して作動するようになって
おり、第1傘歯車31に噛車する第2傘歯車50と、こ
の第2傘歯車50を固着したシャフト50Aとクラッチ
手段8を介して連結したボールねじ51と、このボール
ねじ51に螺合するめねじが形成され、ガイドシャフト
52に規制されながらZ軸方向に対して角度θ(この実
施例では tanθ=3/5)傾斜した方向に移動するスラ
イダ53とから構成されている。そしてこのスライダ5
3の下面53A、つまり図2においてY−Z平面に平行
な方向に形成された面には受光素子4が取付けられてい
る。ボールねじ51は、スライダ53の移動動作を保持
板1とは常に逆方向にするため、この実施例では移動機
構3側のボールねじ32と同じ向きに切ったねじが使用
されている。
更に拘わらず常時良好で安定したローカルディテクショ
ンが得られるよう、具体的にこの実施例では、受光素子
4に対し保持板1の移動方向(Z方向)と直交する方向
(X方向)に保持板1の移動量Dの0.2〜0.4倍前
後移動させると共に、保持板1の移動方向とは逆方向
(例えば−Z方向に保持板1が移動する場合には+Z方
向)に0.5倍前後移動させるものである。この実施例
の連動機構5は、図2に示すようにつまみ30の回転操
作によって移動機構3と連動して作動するようになって
おり、第1傘歯車31に噛車する第2傘歯車50と、こ
の第2傘歯車50を固着したシャフト50Aとクラッチ
手段8を介して連結したボールねじ51と、このボール
ねじ51に螺合するめねじが形成され、ガイドシャフト
52に規制されながらZ軸方向に対して角度θ(この実
施例では tanθ=3/5)傾斜した方向に移動するスラ
イダ53とから構成されている。そしてこのスライダ5
3の下面53A、つまり図2においてY−Z平面に平行
な方向に形成された面には受光素子4が取付けられてい
る。ボールねじ51は、スライダ53の移動動作を保持
板1とは常に逆方向にするため、この実施例では移動機
構3側のボールねじ32と同じ向きに切ったねじが使用
されている。
【0009】なお、このスライダ53の移動速度につい
ては、第1,第2傘歯車のギア比を適正に設定すること
によって調整されている。また、クラッチ手段8は、必
要に応じて保持板1のみを単独に調節する(或は受光素
子4のみを図示外の適宜手段で単独に調整する)場合に
使用するものであり、止めねじ80によって双方のシャ
フトが一体に固定されるようになっている。また、この
実施例では、連動機構を機械的に構成したが特にこれに
限定されるものではなく、振動板の位置変化を位置検出
器で検出し、それに応じた量をマイクロプロセッサ等で
制御して、フォトセンサを変化させてもよい。従って、
この第1実施例によれば、移動機構3を作動させると、
保持板1の移動に伴って光ファイバ6の曲げ径が変化す
るが、同時に連動機構が作動してスライダ53が移動
し、その曲げ径の大きさに応じた最良の位置に受光素子
4が移動されるので、常時最良の状態でのローカルディ
テクションが達成できる。
ては、第1,第2傘歯車のギア比を適正に設定すること
によって調整されている。また、クラッチ手段8は、必
要に応じて保持板1のみを単独に調節する(或は受光素
子4のみを図示外の適宜手段で単独に調整する)場合に
使用するものであり、止めねじ80によって双方のシャ
フトが一体に固定されるようになっている。また、この
実施例では、連動機構を機械的に構成したが特にこれに
限定されるものではなく、振動板の位置変化を位置検出
器で検出し、それに応じた量をマイクロプロセッサ等で
制御して、フォトセンサを変化させてもよい。従って、
この第1実施例によれば、移動機構3を作動させると、
保持板1の移動に伴って光ファイバ6の曲げ径が変化す
るが、同時に連動機構が作動してスライダ53が移動
し、その曲げ径の大きさに応じた最良の位置に受光素子
4が移動されるので、常時最良の状態でのローカルディ
テクションが達成できる。
【0010】次にこの考案の他の実施例について説明す
る。なお、この実施例において先の第1実施例と同一部
分には同一符号を付して重複説明を避ける。図3はこの
考案に係る第2実施例の受光装置を示すものであり、こ
の受光装置は、保持板1′を移動させるねじ12と、受
光素子4を有し固定したベース台13の斜面13Aに載
置したスライド部材14と、付勢する弾性力を利用し斜
面13A上でこのスライド部材14を保持板1′の折曲
部1A′端面に当接する引張りばね15とから構成され
ている。ねじ12は、支持体16に取付けられており、
つまみ12Aを操作することによって保持板1′をZ方
向に平行移動させて折曲させて曲げ径の大きさを自由に
変更できるようになっている。ベース台13は、受光素
子4の移動方向と一致した角度、つまりX成分,Z成分
の移動量比によって決定される角度θ(例えばこの実施
例では tanθ=3/5)を有する斜面13Aが形成され
ている。スライド部材14は、保持板1′の移動動作と
連動するようになっており、この実施例では保持板1′
による押出力或はこれに拮抗する引張りばね15の弾性
力によって斜面13A上を離れることなく移動するよう
になっている。引張りばね15は、一端がベース台13
に固着されていると共に他端がスライド部材14の好ま
しくは中間部分に固着されている。なお、この引張りば
ねの一端の取付け先としては、特にこのベース台13に
限らず、他の固定された部材、例えば支持体16等であ
ってもよい。従って、この第2実施例によれば、極めて
簡易な構成となっているので、製造コストの低減を図る
ことができる。なお、上記の第1,第2実施例では、保
持板の片側のみを移動させて光ファイバの曲げ径を変更
させる構成を示しているが、例えば図4に示すように、
保持板9,10を同時に移動させて曲げ径を変更させる
ような構成のものにも勿論適用可能である。また、曲げ
径の変化に対して受光素子の移動点の軌跡が直線ではな
く、任意の曲線をたどるような構成としてもよい。
る。なお、この実施例において先の第1実施例と同一部
分には同一符号を付して重複説明を避ける。図3はこの
考案に係る第2実施例の受光装置を示すものであり、こ
の受光装置は、保持板1′を移動させるねじ12と、受
光素子4を有し固定したベース台13の斜面13Aに載
置したスライド部材14と、付勢する弾性力を利用し斜
面13A上でこのスライド部材14を保持板1′の折曲
部1A′端面に当接する引張りばね15とから構成され
ている。ねじ12は、支持体16に取付けられており、
つまみ12Aを操作することによって保持板1′をZ方
向に平行移動させて折曲させて曲げ径の大きさを自由に
変更できるようになっている。ベース台13は、受光素
子4の移動方向と一致した角度、つまりX成分,Z成分
の移動量比によって決定される角度θ(例えばこの実施
例では tanθ=3/5)を有する斜面13Aが形成され
ている。スライド部材14は、保持板1′の移動動作と
連動するようになっており、この実施例では保持板1′
による押出力或はこれに拮抗する引張りばね15の弾性
力によって斜面13A上を離れることなく移動するよう
になっている。引張りばね15は、一端がベース台13
に固着されていると共に他端がスライド部材14の好ま
しくは中間部分に固着されている。なお、この引張りば
ねの一端の取付け先としては、特にこのベース台13に
限らず、他の固定された部材、例えば支持体16等であ
ってもよい。従って、この第2実施例によれば、極めて
簡易な構成となっているので、製造コストの低減を図る
ことができる。なお、上記の第1,第2実施例では、保
持板の片側のみを移動させて光ファイバの曲げ径を変更
させる構成を示しているが、例えば図4に示すように、
保持板9,10を同時に移動させて曲げ径を変更させる
ような構成のものにも勿論適用可能である。また、曲げ
径の変化に対して受光素子の移動点の軌跡が直線ではな
く、任意の曲線をたどるような構成としてもよい。
【0011】
【考案の効果】以上説明してきたように、この考案に係
る受光装置によれば、移動機構によって光ファイバの曲
げ径を機械的に変更し変調度調整を行う際に、移動機構
と同時に作動する連動機構が曲げ径の変更に拘わらず最
良のローカルディテクションを維持する最適位置へ受光
素子を移動させるので、光変調度の調整作業を誰でも簡
単に、しかも確実に行うことができる。
る受光装置によれば、移動機構によって光ファイバの曲
げ径を機械的に変更し変調度調整を行う際に、移動機構
と同時に作動する連動機構が曲げ径の変更に拘わらず最
良のローカルディテクションを維持する最適位置へ受光
素子を移動させるので、光変調度の調整作業を誰でも簡
単に、しかも確実に行うことができる。
【図1】この考案に係る第1実施例の受光装置を示す概
略構成図。
略構成図。
【図2】図1に示す受光装置における移動機構及び連動
機構を示す構成図。
機構を示す構成図。
【図3】この考案に係る第2実施例の受光装置を示す概
略構成図。
略構成図。
【図4】この考案に係る受光装置の他の実施例を示す概
略構成図。
略構成図。
1,1′,2 保持板 3 移動機構 4 受光素子 5 連動機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 桜井 浩一 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株 式会社佐倉工場内 (72)考案者 桑木 伸夫 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)考案者 湯本 源明 東京都江東区牡丹3丁目24番7号 株式 会社スズキ技研内
Claims (1)
- 【請求項1】 所定の平面内において光ファイバを一定
曲げ径をもってU字形に撓曲・保持するために互いに平
行に設けられ、少なくとも一方が前記平行状態を保持す
る方向に移動可能な1対の保持板と、 この移動可能な保持板を適宜平行移動して光変調度の調
整を行う移動機構と、 前記光ファイバの撓曲部分近傍の良好なローカルディテ
クション位置に移動可能に配置し、その光ファイバの撓
曲部分から洩出する光ファイバ中の伝搬光の一部を入射
する受光素子と、 前記移動機構の動作に連動して作動し、曲げ径の変動に
伴い良好なローカルディテクション位置へ前記受光素子
を移動させる連動機構とを有することを特徴とする受光
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2290092U JP2566762Y2 (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 受光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2290092U JP2566762Y2 (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 受光装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0575713U JPH0575713U (ja) | 1993-10-15 |
JP2566762Y2 true JP2566762Y2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=12095527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2290092U Expired - Lifetime JP2566762Y2 (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 受光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2566762Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10108303A1 (de) * | 2001-02-21 | 2002-08-22 | Deutsche Telekom Ag | Anordnung und Verfahren zum Detektieren eines optischen Signals an der Längsseite einer Glasfaser |
-
1992
- 1992-03-18 JP JP2290092U patent/JP2566762Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0575713U (ja) | 1993-10-15 |
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