JP2566508Y2 - ベニヤ単板堆積装置 - Google Patents

ベニヤ単板堆積装置

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JP2566508Y2
JP2566508Y2 JP4229492U JP4229492U JP2566508Y2 JP 2566508 Y2 JP2566508 Y2 JP 2566508Y2 JP 4229492 U JP4229492 U JP 4229492U JP 4229492 U JP4229492 U JP 4229492U JP 2566508 Y2 JP2566508 Y2 JP 2566508Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ベニヤ単板(以下、
単板という)の堆積装置、詳しくは搬送方向と直交する
方向の幅が異なる夫々の単板を安定した姿勢で夫々堆積
することが可能な単板堆積装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来の単板堆積装置としては、例えば特公
昭54−42506号公報に示すように、電動モータに
連結されたスパイラル軸に、単板の搬送方向と直交する
軸線方向へ移動可能で、かつ回り止めされた左右一対の
駆動プーリと、各駆動プーリに対して単板の搬送方向長
さ以上の間隔をおいて回転可能に支持された従動軸に、
軸線方向へ移動可能で回転可能に支持された左右一対の
従動プーリと、駆動プーリと従動プーリとの間にわたっ
て張設された2本の搬送ベルトと、夫々の搬送ベルト
を、搬入された単板の搬送方向と直交する各端部を支持
する第1位置と、各端部から外側へ所定の距離をおいた
第2位置との間にて移動させる左右一対の第1および第
2シリンダーとから構成されている。
【0003】そして第1および第2シリンダーのピスト
ンロッドが縮小して夫々の搬送ベルトが第1位置に移動
した状態で、かつ所定の方向へ走行される搬送ベルト上
に単板が搬入されると、該単板はその搬送方向と直交す
る方向の各端部が搬送ベルトにより支持されながら搬送
される。そして単板の搬送方向前端が搬送方向下手側ま
で搬送されたとき、搬送ベルトを走行停止させるととも
に第1および第2シリンダーを夫々作動して夫々の搬送
ベルトを第1位置から第2位置へ移動させて単板の支持
状態を解除して堆積台上へ、自重あるいは第1および第
2シリンダーと同期作動して下方へ移動する加圧体によ
り強制的に堆積させている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た単板堆積装置により、例えば搬送直交方向幅が3尺と
4尺の単板を共用堆積する場合、搬送ベルト相互の間隔
が3尺の単板を支持可能に設定されるが、この単板堆積
装置で4尺の単板を堆積する場合、図9に示すように第
1位置に移動した状態において一方の搬送ベルト91か
ら対応する単板93の一方端部に至る間隔l1 と他方の
搬送ベルト95から対応する単板93の他方端部に至る
間隔l2 が異なるため、夫々の搬送ベルト91・95が
第1位置から第2位置へ移動する際、一方の搬送ベルト
91による単板93端部の支持解除後においても、他方
の搬送ベルト95による単板93端部の支持状態が若干
継続されることになる。
【0005】この場合、他方の搬送ベルト95には一方
の搬送ベルト91に比べて多くの単板重量が作用してい
るため、支持を解除する際、一方の搬送ベルト91に比
べて他方の搬送ベルト95と単板93との間に大きい摩
擦力が生じて該単板93を他方の搬送ベルト95側へず
らし易く、搬入された姿勢状態で単板93を堆積させる
ことができない問題を有している。また、一方の搬送ベ
ルト91による支持解除後においても、他方の搬送ベル
ト95による単板93の支持状態が若干継続されるた
め、堆積台97に対する単板93の落下姿勢が乱れる問
題を有している。。
【0006】このため、上記した単板堆積装置により、
搬送直交方向が長い単板93を堆積しようとする場合に
は、ほぼ一定の姿勢で単板93を堆積できず、後続する
単板処理の円滑化を阻害する大きな原因になっている。
【0007】本考案は、上記した従来の欠点を解決する
ために考案されたものであり、その目的とするところ
は、搬送直交方向の幅が異なる夫々の単板をほぼ一定の
姿勢で堆積することができ、単板処理の円滑化を可能に
する単板堆積装置を提供することにある。
【0008】
【問題点を解決するための手段】このため本考案は、搬
送直交方向の幅が異なる複数種類の単板を堆積する堆積
装置であって、前記単板の搬送方向と直交する方向の一
方側端縁を同一ラインに揃えて搬送する搬送コンベヤー
と、前記搬送コンベヤーの搬送方向下手側に搬送方向と
平行で、かつ搬送直交方向へ移動可能に配置された第1
の支持体および第2の支持体と、ピストンロッドが第1
の支持体に連結され、前記ピストンロッドの伸縮作動に
より前記第1の支持体を、前記ラインより前記単板側で
前記単板を支持する第1位置と、前記ラインより前記単
板と反対側の第2位置とに往復移動させる第1のシリン
ダーと、ピストンロッドが第2の支持体に連結され、前
記ピストンロッドが最長に伸長作動および最短に収縮作
動することで前記第2の支持体を、前記ラインから前記
複数種類の幅の最大幅の距離以上遠ざかった第3位置
と、前記ラインから前記複数種類の幅の最小幅の距離よ
り接近した第4位置とに移動させる第2のシリンダー
と、前記ラインから前記最小幅以上離れ、かつ前記最小
の幅より長い幅の単板の幅より短い距離の適宜位置に前
記第2の支持体が移動されたことを検知する検知器と、
前記検知器を作動状態と非作動状態とに切換える切換装
置と、作動状態の前記検知器から検知信号が発せられた
とき、第2のシリンダーのピストンロッドの作動を中断
して前記第2の支持体を第3位置と第4位置との間の適
宜位置に停止制御させる制御機構とからなることを特徴
としている。
【0009】
【考案の作用】本考案は上記のように構成されるため、
複数種類の単板の内、搬送直交方向の最大幅より短い単
板を堆積する場合、第1のシリンダーにより第1の支持
体を第1位置と第2位置との間で、また第2のシリンダ
ーにより第2の支持体を第3位置と第4位置との間で夫
々移動させることによりこれら第1および第2の支持体
による単板の支持を解除して堆積している。
【0010】また、搬送直交方向が最大幅の単板を堆積
する場合、第1のシリンダーにより第1の支持体を第1
位置と第2位置との間で、また第2のシリンダーにより
第2の支持体を第3位置と検知器から信号が出力される
位置との間で夫々移動させることによりこれら第1およ
び第2の支持体による単板の支持を解除して堆積してい
る。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に従って説明
する。
【0012】図1は単板堆積装置の概略を示す略体斜視
図である。
【0013】図2は単板堆積装置の平面図である。
【0014】図3は図1の矢示A方向からの側面図であ
る。
【0015】単板堆積装置1の搬入側には3条の搬送ベ
ルト3a〜3cを有した搬送コンベヤー3が配置され、
該搬送コンベヤー3は連結された電動モータ4(図4に
示す)により図1に示す実線矢印方向へ走行される。搬
送コンベヤー3の内の搬送ベルト3a・3bは、例えば
搬送直交方向の幅が3尺で、搬送方向が所定の長さに切
断された3尺単板5の搬送直交方向の両端から内側へ等
しい距離aをおいた下面を、また搬送ベルト3a・3c
は、例えば搬送直交方向の幅が4尺で、搬送方向が所定
の長さに切断された4尺単板7の搬送直交方向の両端か
ら内側へ等しい距離a(図5〜図8に示す)をおいた下
面を夫々支持するように配置されている。
【0016】さらに、図1に示す搬送ベルト3aの前方
には定規出しベルト9が、該搬送ベルト3aから距離a
をおいて平行に配置され、該定規出しベルト9は連結さ
れた電動モータ10(図4に示す)により搬送コンベヤ
ー3と同期して走行される。該定規出しベルト9は搬送
コンベヤー3上に移載された3尺単板5および4尺単板
7の搬送直交方向の一端に当接走行してこれら3尺単板
5および4尺単板7を図2に示す定規出しラインX−X
に揃えるように夫々定規出しする。
【0017】単板堆積装置1におけるフレーム(図示せ
ず)の搬入側には搬送直交方向に軸線を有し、第1およ
び第2の支持体の一部を構成する駆動軸11が搬送コン
ベヤー3の搬送面とほぼ一致する位置に、またフレーム
の搬送方向下手側には駆動軸11と平行な軸線を有し、
第1および第2の支持体の一部を構成する従動軸13が
駆動軸11から4尺単板7の搬送方向の長さ以上の間隔
をおいて回転可能に夫々支持され、その内の駆動軸11
には電動モータ14(図4に示す)が連結されている。
また、駆動軸11および従動軸13は外周の軸線方向へ
延出する複数の突条11a・13aが一体形成されたス
プライン軸に形成されている。
【0018】駆動軸11には第1および第2の支持体の
一部を構成する第1駆動プーリ15および第第2駆動プ
ーリ17が軸線方向へ移動可能で、かつ突条11aによ
り回り止めされた状態で支持されている。また、従動軸
13には第1および第2の支持体の一部を構成する第1
従動プーリ19および第2従動プーリ21が軸線方向へ
移動可能で、かつ突条13aにより回り止めされた状態
で支持されている。これら第1駆動プーリ15と第1従
動プーリ19および第2駆動プーリ17と第2従動プー
リ21とには第1および第2の支持体の一部を構成する
第1および第2搬送ベルト23・25が夫々張設されて
いる。
【0019】第1および第2駆動プーリ15・17と第
1および第2従動プーリ19・21とには係合ディスク
15a・17a、19a・21aが一体に設けられ、該
係合ディスク15a・17a、19a・21aの一部は
第1および第2のホルダー27・29の凹部に夫々係合
されている。
【0020】夫々の第1のホルダー27にはフレームに
取り付けられた第1のシリンダー35のピストンロッド
35aが夫々連結され、夫々の第1のシリンダー35は
そのピストンロッド35aが最小に縮小したとき、第1
駆動プーリ15と第1従動プーリ19とに張設された搬
送ベルト23が搬送ベルト3aと一致する第1位置に、
またピストンロッド35aが最大に伸長したとき、第1
搬送ベルト23が定規出しベルト9による定規出しライ
ンX−Xより外側へ距離a以上を隔てた第2位置へ夫々
移動される。
【0021】また、夫々の第2のホルダー29にはフレ
ームに取り付けられた第2のシリンダー37のピストン
ロッド37aが夫々連結され、夫々の第2のシリンダー
37はそのピストンロッド37aが、最小に縮小した位
置と、中間位置と、最大に伸長した位置の3位置とに伸
縮するように構成されている。そして各第2のシリンダ
ー37には検知器としてのストローク検出器38(図3
においては駆動軸11側のストローク検出器のみを図示
し、従動軸13側のストローク検出器の図示を省略す
る)が、シリンダーチューブの軸線方向中間部に取り付
けられている。そして該ストローク検出器38はピスト
ンロッド37aが中間位置まで伸長したとき、検出信号
を出力するように構成されている。また、各第2のシリ
ンダー37はピストンロッド37aを最大に伸長した位
置から中間位置へ戻す際に、シリンダーチューブ内の空
気の排気を制限して空気の圧縮によりピストンロッド3
7aを中間位置に停止保持させるように構成されてい
る。
【0022】そして夫々の第2のシリンダー37はその
ピストンロッド37aが最小に縮小したとき、第2駆動
プーリ17と第2従動プーリ21とに張設された第2搬
送ベルト25が搬送ベルト3bと一致する第4位置に、
またピストンロッド37aが中間位置に伸長したとき、
第2搬送ベルト25が搬送ベルト3cと一致する第5位
置に、さらにピストンロッド37aが最大に伸長したと
き、第2搬送ベルト25が搬送ベルト3cから外側へ距
離a以上を隔てた第3位置へ夫々移動される。
【0023】第1および第2搬送ベルト23・25の下
方に応じたフレームには堆積台43がパンタグラフ機構
(図示せず)により昇降動可能に設けられている。ま
た、従動軸13の搬送方向上手側に応じたフレームには
単板検出器45が取り付けられ、走行する第1および第
2搬送ベルト23・25により搬送される3尺単板5お
よび4尺単板7の搬送方向前端が通過したとき、搬送コ
ンベヤー3と第1および第2搬送ベルト23・25との
搬送駆動を夫々停止させるとともに後述する堆積動作を
実行するための単板検出信号が出力される。
【0024】図4は単板堆積装置の制御概略を示す電気
的ブロック図である。
【0025】制御装置51には切換スイッチ53が接続
され、該切換スイッチ53により搬送直交方向の幅が3
尺の3尺単板5と、搬送直交方向の幅が4尺の4尺単板
7との堆積モードを実行するためのプログラムに夫々切
換えられる。また、制御装置51にはストローク検出器
38および単板検出器45が夫々接続され、制御装置5
1は切換スイッチ53により3尺単板5の堆積モードに
切換えられたとき、単板検出器45からの信号に基づい
て、また切換スイッチ53により4尺単板7の堆積モー
ドに切換えられたとき、ストローク検出器38および単
板検出器45からの信号に基づいて夫々堆積動作を実行
する。
【0026】制御装置51にはモータ駆動回路55が接
続され、モータ駆動回路55は単板検出器45からの単
板検出信号が制御装置51に入力されたとき、電動モー
タ4、10、14を所定時間の間、駆動停止させる。
【0027】また、制御装置51には第1のバルブ制御
回路57が接続され、該第1のバルブ制御回路57は単
板検出器45から単板検出信号が制御装置51に入力さ
れたとき、夫々の第1のシリンダー35に対してピスト
ンロッド35aを最大に伸長させるように、また所定の
時間が経過したとき、夫々の第1のシリンダー35に対
してピストンロッド35aを最小に縮小させるように空
気の供給を切換え制御する。制御装置51には第2のバ
ルブ制御回路59が接続されている。該第2のバルブ制
御回路59は、切換スイッチ53により3尺単板5の堆
積モードが選択された状態で単板検出器45からの単板
検出信号が入力されたとき、夫々の第2のシリンダー3
7に空気を供給してピストンロッド37aを最小に縮小
した位置から最大に伸長した位置へ移動させるように、
また所定の時間が経過したとき、夫々の第2のシリンダ
ー37に対し、ピストンロッド37aが最大に伸長した
位置から最小に縮小した位置へ戻るように空気の供給を
切換え制御させる。また、第2のバルブ制御回路59
は、切換スイッチ53により4尺単板7の堆積モードが
選択されると、最小に縮小した状態の各第2のシリンダ
ー37に対し、ピストンロッド37aを伸長させてスト
ローク検出器38からストローク検出信号が入力される
と、該第2のシリンダー37の空気排出側を閉じて中間
位置で停止させる。そしてこの状態で単板検出器45か
ら単板検出信号が入力されると、第2のバルブ制御回路
59は夫々の第2のシリンダー37に対し、ピストンロ
ッド37aを最大に伸長した位置へ移動させた後、所定
の時間が経過したとき、夫々のピストンロッド37aを
縮小させ、ストローク検出器38からストローク検出信
号が出力されると、夫々の第2のシリンダー37の空気
排出側を閉じて中間位置で停止させるように空気の供給
および排気を切換え制御する。
【0028】次に、上記のように構成された単板堆積装
置1による3尺単板5および4尺単板7の堆積方法を説
明する。
【0029】先ず、搬送直交方向の幅が3尺の3尺単板
5を堆積する場合について説明する。
【0030】図5は3尺単板の支持状態を示す説明図で
ある。
【0031】図6は3尺単板の支持解除状態を示す説明
図である。
【0032】3尺単板5を堆積する場合、先ず、切換ス
イッチ53により3尺単板5の堆積モードへ切換える
と、制御装置51はストローク検出器38からのストロ
ーク検出信号を無視して単板検出器45からの単板検出
信号に基づいて以下の堆積動作を実行する。
【0033】また、図2に示すように初期状態において
制御装置51は夫々の第1のシリンダー35および夫々
の第2のシリンダー37を、夫々のピストンロッド35
a、37aが最小に縮小されるように作動制御させる。
これにより図5に示すように第1搬送ベルト23は搬送
ベルト3aと一致する第1位置に、また第2搬送ベルト
25は搬送ベルト3bと一致する第4位置に停止保持さ
れている。
【0034】この状態にて搬送駆動される搬送コンベヤ
ー3上に、その搬送直交方向の一端を定規出しベルト9
に押し付けた状態で3尺単板5が移載されると、該3尺
単板5は定規出しベルト9に搬送直交方向の一端を当接
させて定規出しされた状態で走行する第1および第2搬
送ベルト23・25上に移載される。そして3尺単板5
の搬送方向の前端が単板検出器45を通過して検出信号
が入力されると、制御装置51は該単板検出器45から
の信号に基づいて搬送コンベヤー3および第1および第
2搬送ベルト23・25の搬送を中断させるとともに夫
々の第1のシリンダー35および夫々の第2のシリンダ
ー37を夫々作動させる。これにより図6に示すように
夫々の第1のシリンダー35のピストンロッド35aは
最大に伸長して第1搬送ベルト23を定規出しベルト9
の定規出しラインX−Xより外側の第2位置へ、また夫
々の第2のシリンダー37のピストンロッド37aは最
大に伸長して第2搬送ベルト25を搬送ベルト3cから
外側へ距離a以上離れた第3位置へ移動させる。
【0035】上記動作により3尺単板5は各第1および
第2搬送ベルト23・25によるその支持状態が解除さ
れ、その自重により堆積台43上へ落下堆積される。そ
して上記動作後に所要の時間が経過したとき、制御装置
51は夫々の第1のシリンダー35および夫々の第2の
シリンダー37を、夫々のピストンロッド35a、37
aが最小に縮小されるように作動制御して第1搬送ベル
ト23を第1位置へ、また第2搬送ベルト25を第4位
置へ戻するとともに搬送コンベヤー3および第1および
第2搬送ベルト23・25の搬送駆動を再開し、順次搬
入される3尺単板5を堆積台43上へ堆積させる。
【0036】次に、4尺単板7を堆積する場合について
説明する。
【0037】図7は4尺単板の支持状態を示す説明図で
ある。
【0038】図8は4尺単板の支持解除状態を示す説明
図である。
【0039】4尺単板7を堆積するために切換スイッチ
53が4尺単板7の堆積モードに切り換えられると、図
7に示すように制御装置51は夫々の第2のシリンダー
37に対し、ストローク検出器38からストローク検出
信号が出力されるまで空気を供給し、そのピストンロッ
ド37aを第5位置へ移動待機させる。これにより図2
破線で示すように第2搬送ベルト25と搬送ベルト3c
とを一致させる。なお、このとき、夫々の第1のシリン
ダー35のピストンロッド35aは最小に縮小した状態
に保持されている。
【0040】上記状態にて搬送駆動される搬送コンベヤ
ー3上に、その搬送直交方向の一端を定規出しベルト9
に押し付けた状態で4尺単板7が移載されると、該4尺
単板7は定規出しベルト9により定規出しされた状態
で、搬送駆動される第1および第2搬送ベルト23・2
5上に移載される。そして4尺単板7の搬送方向前端が
単板検出器45を通過して該単板検出器45から検出信
号が入力されると、制御装置51は搬送コンベヤー3お
よび第1および第2搬送ベルト23・25の搬送を中断
した後、夫々の第1のシリンダー35のピストンロッド
35aを最大に伸長させて第1搬送ベルト23を第2位
置に、また夫々の第2のシリンダー37のピストンロッ
ド37aを最大に伸長させて第2搬送ベルト25を第5
位置から第3位置へ夫々移動させるように作動させる。
これにより図8に示すように4尺単板7は第1および第
2搬送ベルト23・25による支持が解除されて堆積台
43上へ落下堆積される。
【0041】 そして夫々の第1のシリンダー35およ
び夫々の第2のシリンダー37の作動後に所定の時間が
経過したとき、制御装置51は夫々の第1のシリンダー
35および第2のシリンダー37を夫々復動し、ピスト
ンロッド35aを縮小させることにより第2位置から第
1位置へ、またピストンロッド37aを縮小させること
により第3位置からストローク検出器38によるストロ
ーク検出信号が出力される第5位置まで戻した後、搬送
コンベヤー3および第1および第2搬送ベルト23・2
5の搬送駆動を再開し、上記動作の繰返しにより順次搬
入される4尺単板7を堆積台43上へ堆積させる。
【0042】 このように本実施例は、単板が3尺単板
5の場合には第1搬送ベルト23を第1位置と第2位置
との間で、また第2搬送ベルト25を第3位置と第4位
置との間にて夫々移動させることにより、また単板が4
尺単板7の場合には第1搬送ベルト23を第1位置と第
2位置との間で、また第2搬送ベルト25を第3位置と
第5位置との間で夫々移動するように切換え、1台の単
板堆積装置1により搬送直交方向幅が異なる2種類の3
尺および4尺単板5・7を安定した姿勢で堆積すること
ができる。
【0043】 上記説明は、第1および第2の支持体を
第1および第2搬送ベルト23・25などにより構成
し、搬入された3尺単板5および4尺単板7を直接搬送
可能としたが、これら第1および第2の支持体を自身で
は搬送不可能で夫々の単板を支持する支持部材と、該支
持部材の上方に走行可能な走行部材とから構成し、支持
部材上に支持された夫々の単板をその上面に当接する走
行部材の走行に伴って所定の位置まで搬送させるもので
あってもよい。
【0044】上記説明は単板堆積装置の内側に配置され
た第1および第2のシリンダーのピストンロッドを外側
に向かって伸長させることにより第1および第2の支持
体による単板の支持を解除させるものとしたが、単板堆
積装置の外側に第1および第2のシリンダーを設け、そ
のピストンロッドを縮小させることにより第1および第
2の支持体による単板の支持を解除させるものであって
もよい。
【0045】 更に、上記説明は搬送直交方向幅が異な
る2種類の単板を夫々堆積する場合について説明した
が、例えば3尺、3.5尺、4尺のように搬送直交方向
幅が異なる3種類の単板を堆積するものであってもよ
い。この場合、第2のシリンダーの3.5尺および4尺
に応じた位置に2種類のストローク検出器を設け、これ
らストローク検出器からの信号に基づいて第2の支持体
を夫々の位置で停止させるように構成してもよい。な
お、停止作動は夫々のストローク検出器から信号が出力
されたとき、第2のシリンダーの空気の排出を閉じるこ
とにより行う。
【0046】上記説明は、3尺単板5を堆積する際に夫
々の第2のシリンダー37を最大に伸長させて第2搬送
ベルト25を第4位置から第3位置へ移動させる構成と
したが、夫々の第2のシリンダー37を、そのピストン
ロッド37aが第4位置とストローク検出器38からス
トローク検出信号が出力される第5位置との間で伸縮す
るように作動制御する方式であってもよい。
【0047】また、夫々のピストンロッド37aの伸長
状態を中間位置に保持する構成としては、上記したシリ
ンダーチューブ内の空気の排気を規制して中間位置に停
止させる方式のほかに、夫々の第2のシリンダー37に
設けられた制動機構によりピストンロッド37aを中間
位置に停止保持させる方式、あるいは中間位置に応じた
フレームにストッパーを移動可能に取り付け、該ストッ
パーに対して第2ホルダー29を押し当てて中間位置に
停止保持させる方式であってもよい。
【0048】 更に、上記説明は第1および第2搬送ベ
ルト23・25の支持状態が解除された3尺単板5およ
び4尺単板7を自重落下させて堆積台43上に堆積する
ものとしたが、第1および第2搬送ベルト23・25の
上方に加圧体を搬送方向に亘って配置し、第2および第
2のシリンダー35・37の作動に同期して加圧体を下
方へ移動させ、該加圧体により3尺単板5および4尺単
板7の落下を案内するものであってもよい。
【0049】
【考案の効果】このため本考案は、搬送直交方向の幅が
異なる夫々の単板をほぼ一定の姿勢で堆積することがで
き、単板処理の円滑化を可能にする単板堆積装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】単板堆積装置の概略を示す略体斜視図である。
【図2】単板堆積装置の平面図である。
【図3】図1の矢示A方向からの側面図である。
【図4】単板堆積装置の制御概略を示す電気的ブロック
図である。
【図5】3尺単板の支持状態を示す説明図である。
【図6】3尺単板の支持解除状態を示す説明図である。
【図7】4尺単板の支持状態を示す説明図である。
【図8】4尺単板の支持解除状態を示す説明図である。
【図9】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 単板堆積装置 3 搬送コンベヤー 5 3尺単板 7 4尺単板 11 駆動軸 13 従動軸 15 駆動プーリ 17 駆動プーリ 19 従動プーリ 21 従動プーリ 23 第1搬送ベルト 25 第2搬送ベルト 35 第1のシリンダー 38 検知器としてのストローク検出器 37 第2のシリンダー 45 単板検出器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送直交方向の幅が異なる複数種類のベニ
    ヤ単板を堆積する堆積装置であって、前記ベニヤ単板の
    搬送方向と直交する方向の一方側端縁を同一ラインに揃
    えて搬送する搬送コンベヤーと、前記搬送コンベヤーの
    搬送方向下手側に搬送方向と平行で、かつ搬送直交方向
    へ移動可能に配置された第1の支持体および第2の支持
    体と、ピストンロッドが第1の支持体に連結され、前記
    ピストンロッドの伸縮作動により前記第1の支持体を、
    前記ラインより前記ベニヤ単板側で前記ベニヤ単板を支
    持する第1位置と、前記ラインより前記ベニヤ単板と反
    対側の第2位置とに往復移動させる第1のシリンダー
    と、ピストンロッドが第2の支持体に連結され、前記ピ
    ストンロッドが最長に伸長作動および最短に収縮作動す
    ることで前記第2の支持体を、前記ラインから前記複数
    種類の幅の最大幅の距離以上遠ざかった第3位置と、前
    記ラインから前記複数種類の幅の最小幅の距離より接近
    した第4位置とに移動させる第2のシリンダーと、前記
    ラインから前記最小幅以上離れ、かつ前記最小の幅より
    長い幅のベニヤ単板の幅より短い距離の適宜位置に前記
    第2の支持体が移動されたことを検知する検知器と、前
    記検知器を作動状態と非作動状態とに切換える切換装置
    と、作動状態の前記検知器から検知信号が発せられたと
    き、第2のシリンダーのピストンロッドの作動を中断し
    て前記第2の支持体を第3位置と第4位置との間の適宜
    位置に停止制御させる制御機構とを設けたベニヤ単板堆
    積装置。
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