JP2566468B2 - 湿度発信器における周囲温度補正方法 - Google Patents

湿度発信器における周囲温度補正方法

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JP2566468B2
JP2566468B2 JP1281833A JP28183389A JP2566468B2 JP 2566468 B2 JP2566468 B2 JP 2566468B2 JP 1281833 A JP1281833 A JP 1281833A JP 28183389 A JP28183389 A JP 28183389A JP 2566468 B2 JP2566468 B2 JP 2566468B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、湿度に応じてその静電容量値が変化する感
湿素子CHを備え、この感湿素子CHの検出湿度に応じたデ
ューティ比のパルス状信号を発生する湿度発信器におけ
る周囲温度補正方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、この種の湿度発信器においては、第3図に
その主要回路構成を断片的に示すように、感湿素子CH
対して抵抗R11およびサーミスタTHを直列に接続する一
方、感湿素子CHの0%湿度に対応する静電容量C0に対し
抵抗RK,可変抵抗VR2および抵抗R8を直列に接続し、抵抗
R11にはダイオードD1を、抵抗RKと可変抵抗VR2との直列
回路にはダイオードD2を、逆並列に接続するものとして
いた。
この湿度発信器では、サーミスタTH,抵抗R11の経路
での感湿素子CHへの充電々流とダイオードD1,サーミス
タTHの経路での感湿素子CHからの放電々流との作る第1
の充放電々圧波形と、抵抗R8,可変抵抗VR2,抵抗RKの
経路での静電容量C0への充電々流とダイオードD2,抵抗
R8の経路での静電容量C0からの放電々流との作る第2の
充放電々圧波形とから、その第1および第2の充放電々
圧波形における充電々圧が所定値に達するまでの充電時
間T1およびT2を得るものとし、感湿素子CHの検出湿度に
応じたデューティ比Dのパルス状信号として、D=T2
(T1+T2)とするパルス状信号を生成するものとしてい
る。なお、この湿度発信器では、静電容量C0の値がばら
つくので、そのばらつきを可変抵抗VR2の値を調整する
ことにより吸収している。
このような回路構成においては、感湿素子CHの静電容
量値C(pf)と相対湿度RH(%RH)との関係は第4図に
示すように略直線であり、感湿素子CHの70%湿度に対応
する静電容量C70の値と30%湿度に対応する静電容量C30
の値とで表される感度(C70/C30)が略一定であるにも
拘わらず、周囲温度によってその静電容量値Cと相対湿
度RHとの関係が変動する。このため、サーミスタTHを設
け、静電容量値Cと相対湿度RHとの関係を温度変動に対
し実質的に一定として得るようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した従来の周囲温度補正方法によ
ると、その補正温度範囲が狭く、室温程度の範囲に限ら
れていた。また、そのばらつきの大きいC50(C50±15
%)に実質的に合わせるものとして、可変抵抗VR2の値
を調整するものとしているため、その可変抵抗VR2の値
が大きく変化するものとなり、CR時定数が大きくばらつ
くものとなって、動作点が安定しないという問題が生じ
ていた。また、周囲温度補正に対するC50,C0,サーミ
スタTH,R11の影響度が大きいという難点もあった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような課題を解決するためになされたも
ので、感湿素子CHに対し直列に可変抵抗VR1を接続する
と共に、感湿素子CHの0%湿度に対応する静電容量C0
対し直列に基準温度抵抗がR0である正温度係数抵抗RT、
および抵抗RK,R8を接続し、正温度係数抵抗RTおよび感
湿素子CHの温度係数をαおよびβとし、定数MをM=R0
/(R8+RK+R0)とおいて、温度係数αおよびβを既知
として定数Mがα・M=βを満たすように、抵抗RK,
R8、および正温度係数抵抗RTの基準温度抵抗R0の各値を
適切に定めたうえ、所定温度,所定湿度において発生す
るパルス状信号のデューティ比を規定のデューティ比に
合致させるように可変抵抗VR1の値を調整するようにし
たものである。
〔作用〕
したがってこの発明によれば、可変抵抗VR1の値を調
整することにより、その値の小さな変化にて、広い温度
範囲での補正を行うことが可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明に係る湿度発信器における周囲温度補正
方法を詳細に説明する。
第1図はこの周囲温度補正方法の適用された湿度発信
器の主要回路構成を断片的に示す回路構成図である。同
図において第3図と同一符合は同一構成要素を示しその
説明は省略する。この湿度発信器においては、感湿素子
CHに対し抵抗Rc,可変抵抗VR1および抵抗R15を直列に接
続するものとし、抵抗Rcと可変抵抗VR1との直列接続回
路を抵抗R11として、この抵抗R11に対してダイオードD1
を逆並列に接続するものとしている。また、静電容量C0
に対し直列に抵抗RK,正温度係数抵抗RTおよび抵抗R8
接続するものとして、抵抗RKと正温度係数抵抗RTとの直
列接続回路にダイオードD2を逆並列に接続するものとし
ている。
このように構成された回路において、端子1-1および1
-2に生ずる電圧信号e1およびe2は、次式で示される。
但し、上記式において、Eは回路電圧、Tは周期,tは
E2の「H」レベル期間、T−tはE1の「H」レベル期間
を示す。
したがって、Dはパルス状電圧信号E2(E2=E)のデ
ューティ比、(1−D)はパルス状電圧信号E1(E1=
E)のデューティ比を示し、 e1+e2=E ・・・(3) となる。
そして、上述の電圧信号e1およびe2を第2図に示す回
路のオペアンプOP1およびOP2の非反転入力端へ与えるも
のとすると、その端子1-3および1-4に生ずる電圧信号e3
およびe0は、次式で示される。
e3=(1+R3/R2)・e2 =(1+R3/R2)・E・D ・・・(4) e0=−(R5/R4)・(e3−e1)+e1 =−(R5/R4)・〔(1+R3/R2)・E・D−E・
(1−D)〕+E・(1−D) =(1+R2/R3)・E・(1−2D) ・・・(5) 但し、第2図において、R5/R4=R2/R3とする。
今、相対湿度RH=0(%)のとき、e0=0Vとすると、
D=0.5(Eは任意)となる。一方、例えば、相対湿度R
H=100(%)のとき、e0=3Vとすれば、E=4.4V,R2=1
00kΩ,R3=10kΩのとき、D=0.4690となる。
一方、第1図において、図示左側の回路構成の時定数
τ1として、その回路の過渡状態における回路電圧が0
(V)からスレッショルド電圧ETH1(V)に立ち上がる
所要時間をT1とし、また図示右側の回路構成の時定数を
τ2とし、その回路構成の過渡状態における回路電圧が
0(V)からスレッショルド電圧ETH2(V)に立ち上が
る所要時間をT2とすれば、T1,T2は次式で示される。
T1=−τ1In(1−ETH1/E) =−(R15+R11)・CHIn(1−ETH1/E)・・・(6) T2=−τ2In(1−ETH2/E) =−(R8+RK+RT)・COIn(1−ETH2/E) ・・・
(7) ここで、デューティ比Dは、原理式により、 として得られ、上記(6)および(7)式において、E
TH1=ETH2とすると、 として表される。そして、この(9)式において、RTお
よびCHは、R0:RTの基準温度抵抗値、α:RTの温度係数、
θ:現在の周囲温度,a,b:定数、H:現在の湿度、β:CH
の温度係数とした場合、下記(10),(11)式の如く表
されるので、 RT=R0・〔1+α・(θ−25)〕 ・・・(10) CH=C50・〔1+a・(H−50)+b・(H−50)2〕×
〔1+β(θ−25)〕 ≒C50・〔1+a・(H−50)〕×〔1+β・(θ−2
5)〕 ・・・(11) 現在の湿度H=50(%)として、1/Dを求めると、 として得られる。
ここで、 とおくと、 として表される。
今、θ=25℃、H=50%RHにおいて、規定のデューテ
ィ比D=D50(=0.4845)とするために、VR1の値を調整
して、すなわち抵抗R11の値を調整して、K=K50とすれ
ば、 として表される。
よって、 ここで、Dをθで微分すると、 δD/δθ=0 ・・・(18) よって、(18)式の分子=0であるから、 α・M・〔1+C50・K50〕+α・M・(α・M+C50・K
50・β)・(θ−25)−〔1+α・M・(θ−25)〕・
(α・M+C50・K50・β)=0 …(19) となり、 α・M・〔1+C50・K50〕 =α・M+C50・K50・β・・・(20) となって、 α・M=β ・・・(21) なる関係式が得られる。そして、 として表される。
したがって、正温度係数抵抗RTの温度係数αおよび感
湿素子CHの温度係数βを既知として定数M(M=R0
(R8+RK+R0))がα・M=βを満たすように、抵抗R
K,R8、および正温度係数抵抗RTの基準温度抵抗R0の各値
を適切に定めたうえ、θ=25℃,H=50%RHにおいて、規
定のデューティ比D=D50(=0.4845)とするように可
変抵抗VR1の値を調整することにより、その値の小さな
変化にて、ダクト温度のような広い温度範囲での補正を
行うことが可能となる。すなわち、そのばらつきの小さ
いC0(C0±5%)に実質的に合わせるものとして、可変
抵抗VR1の調整を行うことにより、結果的にその可変抵
抗VR1の値が小さく変化するものとなり、その調整が容
易となるばかりでなく、CR時定数が小さくばらつくもの
となって、動作点が安定する。また、周囲温度補正に対
するC50,C0,R15,R11の影響度も小さいものとなる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明による湿度発信器における
周囲温度補正方法によると、感湿素子CHに対し直列に可
変抵抗VR1を接続すると共に、感湿素子CHの0%湿度に
対応する静電容量C0に対し直列に基準温度抵抗がR0であ
る正温度係数抵抗RT、および抵抗RK,R8を接続し、正温
度係数抵抗RTおよび感湿素子CHの温度係数をαおよびβ
とし定数MをM=R0/(R8+RK+R0)とおいて、温度係
数αおよびβを既知として定数Mがα・M=βを満たす
ように、抵抗RK,R8、および正温度係数抵抗RTの基準温
度抵抗R0の各値を適切に定めたうえ、所定温度,所定湿
度において発生するパルス状信号のデューティ比を規定
のデューティ比に合致させるように可変抵抗VR1の値を
調整するようにしたので、可変抵抗VR1の値を調整する
ことにより、その値の小さな変化にて、広い温度範囲で
の補正を行うことが可能となり、CR時定数が小さくばら
つくものとなって、動作点の安定化を図ることが可能と
なる等、数多くの優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る周囲温度補正方法の適用された湿
度発信器の主要回路構成を断片的に示す回路構成図、第
2図は第1図において得られる電圧信号e1およびe2を入
力とする処理回路を示す回路構成図、第3図は従来の周
囲温度補正方法の適用された湿度発信器の主要回路構成
を断片的に示す回路構成図、第4図は感湿素子CHの静電
容量値Cと相対湿度RHとの関係を示す特性図である。 CH……感湿素子、VR1……可変抵抗、C0……CHの0%湿
度に対応する静電容量、RT……正温度係数抵抗、R8,RK
……抵抗。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】湿度に応じてその静電容量値が変化する感
    湿素子CHを備え、この感湿素子CHの検出湿度に応じたデ
    ューティ比のパルス状信号を発生する湿度発信器におい
    て、 前記感湿素子CHに対し直列に可変抵抗VR1を接続すると
    共に、前記感湿素子CHの0%湿度に対応する静電容量C0
    に対し直列に基準温度抵抗がR0である正温度係数抵抗R
    T、および抵抗RK,R8を接続し、 前記正温度係数抵抗RTおよび前記感湿素子CHの温度係数
    をαおよびβとし、定数MをM=R0/(R8+RK+R0)と
    おいて、温度係数αおよびβを既知として定数Mがα・
    M=βを満たすように、前記抵抗RK,R8、および前記正
    温度係数抵抗RTの基準温度抵抗R0の各値を適切に定めた
    うえ、 所定温度,所定湿度において発生する前記パルス状信号
    のデューティ比を規定のデューティ比に合致させるよう
    に前記可変抵抗VR1の値を調整するようにした ことを特徴とする湿度発信器における周囲温度補正方
    法。
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