JP2566060B2 - 機械加工品用の洗浄装置 - Google Patents
機械加工品用の洗浄装置Info
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- JP2566060B2 JP2566060B2 JP2331993A JP33199390A JP2566060B2 JP 2566060 B2 JP2566060 B2 JP 2566060B2 JP 2331993 A JP2331993 A JP 2331993A JP 33199390 A JP33199390 A JP 33199390A JP 2566060 B2 JP2566060 B2 JP 2566060B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主として機械加工後のクランクケースやク
ラッチハウジング等の機械加工品から切り屑を洗い落と
す機械加工品用の洗浄装置に関する。
ラッチハウジング等の機械加工品から切り屑を洗い落と
す機械加工品用の洗浄装置に関する。
以上のような機械加工品用の洗浄装置においては、一
定の速度にて一方向に送られていく被洗浄物に対して、
洗浄液を至近距離から噴射ノズルにて噴射し、切り屑を
洗い落とすように構成しているものがある。
定の速度にて一方向に送られていく被洗浄物に対して、
洗浄液を至近距離から噴射ノズルにて噴射し、切り屑を
洗い落とすように構成しているものがある。
このような洗浄装置において、その洗浄を十分に行う
目的の為に、被洗浄物を所定のストロークにて複数回往
復送り駆動する共に、噴射ノズルを被洗浄物の移動軌跡
と交差する方向に往復送り駆動するように構成すること
が提案されている。
目的の為に、被洗浄物を所定のストロークにて複数回往
復送り駆動する共に、噴射ノズルを被洗浄物の移動軌跡
と交差する方向に往復送り駆動するように構成すること
が提案されている。
以上のように被洗浄物及び噴射ノズルを往復送り駆動
すると、一つの噴射ノズルが噴射する洗浄液の噴射位置
は、例えば第5図(イ)に示すように一回の行程時に被
洗浄物(W)の一つの側面をジグザグ状に移動して行
く。この一回の行程が終了し次の行程で被洗浄物(W)
が逆方向(紙面左方)に送られる場合、被洗浄物(W)
及び噴射ノズルが一定の速度で送り駆動されていると、
洗浄液の噴射位置が再び第5図(イ)に示し軌跡上を通
っていく場合がある。
すると、一つの噴射ノズルが噴射する洗浄液の噴射位置
は、例えば第5図(イ)に示すように一回の行程時に被
洗浄物(W)の一つの側面をジグザグ状に移動して行
く。この一回の行程が終了し次の行程で被洗浄物(W)
が逆方向(紙面左方)に送られる場合、被洗浄物(W)
及び噴射ノズルが一定の速度で送り駆動されていると、
洗浄液の噴射位置が再び第5図(イ)に示し軌跡上を通
っていく場合がある。
このように、被洗浄物を何回か往復させても洗浄液の
噴射位置がいつも同じ軌跡上を通過するような状態とな
ると、特に複雑な形状の被洗浄物の場合にこの軌跡以外
の部分の洗浄が不十分になるおそれがある。
噴射位置がいつも同じ軌跡上を通過するような状態とな
ると、特に複雑な形状の被洗浄物の場合にこの軌跡以外
の部分の洗浄が不十分になるおそれがある。
本発明は被洗浄物を何回か往復させる場合に、以上の
ような洗浄の不十分な部分が極力少なくなるようにする
ことを目的としている。
ような洗浄の不十分な部分が極力少なくなるようにする
ことを目的としている。
本発明の特徴は以上のような機械加工品用の洗浄装置
において、次のように構成することにある。つまり、 被洗浄物を所定のストロークにて往復送り駆動する第
1送り機構と、被洗浄物に対して洗浄液を噴射する噴射
ノズルを、被洗浄物の移動軌跡と交差する方向に往復送
り駆動する第2送り機構とを備えると共に、被洗浄物の
1回の送り行程での第1又は第2送り機構の送り速度
を、前回の行程での送り速度よりも高速側又は低速側に
変更操作する制御手段を備えている。
において、次のように構成することにある。つまり、 被洗浄物を所定のストロークにて往復送り駆動する第
1送り機構と、被洗浄物に対して洗浄液を噴射する噴射
ノズルを、被洗浄物の移動軌跡と交差する方向に往復送
り駆動する第2送り機構とを備えると共に、被洗浄物の
1回の送り行程での第1又は第2送り機構の送り速度
を、前回の行程での送り速度よりも高速側又は低速側に
変更操作する制御手段を備えている。
以上のように構成すると、一回の行程にて洗浄液の噴
射位置が例えば第5図(ロ)の実線の軌跡(A2)上を通
過したとする。
射位置が例えば第5図(ロ)の実線の軌跡(A2)上を通
過したとする。
そして、次の行程においては被洗浄物の送り速度が高
速側又は低速側に変速操作されるか、噴射ノズルの送り
速度が高速側又は低速側に変速操作される。このような
変速操作が行われると、例えば第5図(ロ)の点線で示
すように、前回の行程で洗浄液の噴射位置が通過した軌
跡(A2)とは異なる軌跡(A3)を、次の行程にて洗浄液
の噴射位置が通過することになるのである。
速側又は低速側に変速操作されるか、噴射ノズルの送り
速度が高速側又は低速側に変速操作される。このような
変速操作が行われると、例えば第5図(ロ)の点線で示
すように、前回の行程で洗浄液の噴射位置が通過した軌
跡(A2)とは異なる軌跡(A3)を、次の行程にて洗浄液
の噴射位置が通過することになるのである。
以上のように、被洗浄物及び噴射ノズルを往復送り駆
動するように構成した機械加工品用の洗浄装置におい
て、一回の行程にて洗浄液の噴射位置が通過する軌跡と
次の行程にて洗浄液の噴射位置が通過する軌跡とが異な
るように構成することができた。
動するように構成した機械加工品用の洗浄装置におい
て、一回の行程にて洗浄液の噴射位置が通過する軌跡と
次の行程にて洗浄液の噴射位置が通過する軌跡とが異な
るように構成することができた。
これにより、一つの噴射ノズルにおいて極力広い範囲
に亘って洗浄液を噴射することができるようになり、洗
浄が不十分な部分を少なくすることができた。
に亘って洗浄液を噴射することができるようになり、洗
浄が不十分な部分を少なくすることができた。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1、2、3図は農用トラクタにおけるミッションケ
ース及びクラッチハウジング等の機械加工品用の洗浄装
置を示しており、ローラー式の第1搬送装置(1)によ
り送られてきた被洗浄物(W)は、支持台(2)に乗せ
かえられる。この支持台(2)は搬送台(3)に取り付
けられており、被洗浄物(W)が支持台(2)に乗せか
えられると、モータ(4)が作動してピニオンギヤ
(6)により搬送台(3)が洗浄装置内に素早く送り込
まれると共に、ドア(9)が閉じられる。
ース及びクラッチハウジング等の機械加工品用の洗浄装
置を示しており、ローラー式の第1搬送装置(1)によ
り送られてきた被洗浄物(W)は、支持台(2)に乗せ
かえられる。この支持台(2)は搬送台(3)に取り付
けられており、被洗浄物(W)が支持台(2)に乗せか
えられると、モータ(4)が作動してピニオンギヤ
(6)により搬送台(3)が洗浄装置内に素早く送り込
まれると共に、ドア(9)が閉じられる。
第1、2、3図に示すように、洗浄装置内には加圧洗
浄液を噴射する噴射ノズル(7)が被洗浄物(W)の上
側を第3図左右方向にスライド自在に支持され、この噴
射ノズル(7)をスライド駆動する空気シリンダ(8)
(第2送り機構に相当)が備えられている。被洗浄物
(W)の下側にも、噴射ノズル(7)が第3図左右方向
にスライド自在に支持され、この噴射ノズル(7)をス
ライド駆動する空気シリンダ(8)が備えられている。
浄液を噴射する噴射ノズル(7)が被洗浄物(W)の上
側を第3図左右方向にスライド自在に支持され、この噴
射ノズル(7)をスライド駆動する空気シリンダ(8)
(第2送り機構に相当)が備えられている。被洗浄物
(W)の下側にも、噴射ノズル(7)が第3図左右方向
にスライド自在に支持され、この噴射ノズル(7)をス
ライド駆動する空気シリンダ(8)が備えられている。
又、被洗浄物(W)の左右両側にも噴射ノズル(7)
が上下にスライド自在に支持され、左右の噴射ノズル
(7)をスライド駆動する1組の空気シリンダ(8)が
備えられている。
が上下にスライド自在に支持され、左右の噴射ノズル
(7)をスライド駆動する1組の空気シリンダ(8)が
備えられている。
被洗浄物(W)用の支持台(2)は搬送台(3)上に
て回転自在に取り付けられており、次にその構造につい
て説明する。第4図に示すように、支持台(2)は中央
が大きく開口されたリング状をしており、搬送台(3)
状にローラー(10)により回転自在に支持されており、
搬送台(3)にも支持台(2)と同様に中央が大きく開
口されている。
て回転自在に取り付けられており、次にその構造につい
て説明する。第4図に示すように、支持台(2)は中央
が大きく開口されたリング状をしており、搬送台(3)
状にローラー(10)により回転自在に支持されており、
搬送台(3)にも支持台(2)と同様に中央が大きく開
口されている。
搬送台(3)には円筒部材(11)が固定されており、
この円筒部材(11)内には磁石(12)がスライド自在に
内装されている。円筒部材(11)の外面には磁石(12)
の磁力により送り部材(13)が付いており、この送り部
材(13)が支持台(2)のピン(2a)に係合している。
これにより、円筒部材(11)内に加圧空気を送り込み磁
石(12)を左右に移動させると、送り部材(13)も磁石
(12)に連れて移動して支持台(2)を90゜回転させる
のである。
この円筒部材(11)内には磁石(12)がスライド自在に
内装されている。円筒部材(11)の外面には磁石(12)
の磁力により送り部材(13)が付いており、この送り部
材(13)が支持台(2)のピン(2a)に係合している。
これにより、円筒部材(11)内に加圧空気を送り込み磁
石(12)を左右に移動させると、送り部材(13)も磁石
(12)に連れて移動して支持台(2)を90゜回転させる
のである。
支持台(2)には一対の接当部(14)が固定されてお
り、搬送台(3)には接当部(14)が当たることで支持
台(2)を止めるクッション内蔵のストッパー(15)が
一対設けられている。
り、搬送台(3)には接当部(14)が当たることで支持
台(2)を止めるクッション内蔵のストッパー(15)が
一対設けられている。
次に、洗浄装置内での被洗浄物(W)の洗浄行程につ
いて説明する。第1図に示すように洗浄装置内には搬送
台(3)送り駆動用のモータ(5)(第1送り機構に相
当)と、このモータ(5)により駆動されて搬送台
(3)を送る一対のピニオンギヤ(16)が設けられてい
る。
いて説明する。第1図に示すように洗浄装置内には搬送
台(3)送り駆動用のモータ(5)(第1送り機構に相
当)と、このモータ(5)により駆動されて搬送台
(3)を送る一対のピニオンギヤ(16)が設けられてい
る。
第2図及び第8図に示すようにドア(9)側から洗浄
装置内に送り込まれた搬送台(3)は、ドア(9)側か
ら反対側まで所定の第1反度(V1)に送られて行く(#
1)。この間、上下左右の噴射ノズル(7)から加圧洗
浄液が被洗浄物(W)に噴射されるのであり、各噴射ノ
ズル(7)は空気シリンダ(8)により一定の速度にて
往復スライド駆動されている。これにより、被洗浄物
(W)の一つの側面において噴射ノズル(7)から噴射
される加圧洗浄液の噴射位置は、第5図(イ)の実線で
示す軌跡(A1)を描いて行く。
装置内に送り込まれた搬送台(3)は、ドア(9)側か
ら反対側まで所定の第1反度(V1)に送られて行く(#
1)。この間、上下左右の噴射ノズル(7)から加圧洗
浄液が被洗浄物(W)に噴射されるのであり、各噴射ノ
ズル(7)は空気シリンダ(8)により一定の速度にて
往復スライド駆動されている。これにより、被洗浄物
(W)の一つの側面において噴射ノズル(7)から噴射
される加圧洗浄液の噴射位置は、第5図(イ)の実線で
示す軌跡(A1)を描いて行く。
そして、被洗浄物(W)が反対側の端部に達すると、
第4図に示す搬送台(3)の円筒部材(11)に加圧空気
が送り込まれて、支持台(2)が90゜回転させられる
(#2)。そして、同じ第1速度(V1)にて搬送台
(3)が逆方向のドア(9)側まで送られて行く(#
3)。この間、前述と同様に噴射ノズル(7)が一定の
速度にて往復スライド駆動されるので、噴射される加圧
洗浄液の噴射位置は第5図(イ)の実線で示す軌跡
(A1)上を逆方向に移動して行く。又、前回の行程で加
圧洗浄液が噴射されなかった被洗浄物(W)の前後面
が、この間において洗浄されるのである。
第4図に示す搬送台(3)の円筒部材(11)に加圧空気
が送り込まれて、支持台(2)が90゜回転させられる
(#2)。そして、同じ第1速度(V1)にて搬送台
(3)が逆方向のドア(9)側まで送られて行く(#
3)。この間、前述と同様に噴射ノズル(7)が一定の
速度にて往復スライド駆動されるので、噴射される加圧
洗浄液の噴射位置は第5図(イ)の実線で示す軌跡
(A1)上を逆方向に移動して行く。又、前回の行程で加
圧洗浄液が噴射されなかった被洗浄物(W)の前後面
が、この間において洗浄されるのである。
搬送台(3)がドア(9)側の端部にまで達すると支
持台(2)が逆方向に90゜回転させられ(#4)、次は
前述の第1速度(V1)よりも高速の第2速度(V2)に
て、搬送台(3)がドア(9)側の反対側まで送られて
行く。この間、前述と同様に噴射ノズル(7)が一定の
速度にて往復スライド駆動されるので、噴射される加圧
洗浄液の噴射位置は第5図(ロ)の実線で示す軌跡
(A2)を描いて行く(#1)。
持台(2)が逆方向に90゜回転させられ(#4)、次は
前述の第1速度(V1)よりも高速の第2速度(V2)に
て、搬送台(3)がドア(9)側の反対側まで送られて
行く。この間、前述と同様に噴射ノズル(7)が一定の
速度にて往復スライド駆動されるので、噴射される加圧
洗浄液の噴射位置は第5図(ロ)の実線で示す軌跡
(A2)を描いて行く(#1)。
そして、被洗浄物(W)が反対側の端部に達すると支
持台(2)が90゜回転させられ(#2)、同じ第2速度
(V2)にて搬送台(3)が逆方向のドア(9)側まで送
られて行く(#3)。この間、前述と同様に噴射ノズル
(7)が一定の速度にて往復スライド駆動されるので、
噴射される加圧洗浄液の噴射位置は第5図(ロ)の実線
で示す軌跡(A2)上を逆方向に移動して行く。
持台(2)が90゜回転させられ(#2)、同じ第2速度
(V2)にて搬送台(3)が逆方向のドア(9)側まで送
られて行く(#3)。この間、前述と同様に噴射ノズル
(7)が一定の速度にて往復スライド駆動されるので、
噴射される加圧洗浄液の噴射位置は第5図(ロ)の実線
で示す軌跡(A2)上を逆方向に移動して行く。
搬送台(3)がドア(9)側の端部にまで達すると支
持台(2)が逆方向に90゜回転させられ(#4)、次は
前述の第2速度(V2)よりも高速の第3速度(V3)に
て、搬送台(3)がドア(9)側から反対側まで送られ
て行く。この間、前述と同様に噴射ノズル(7)が一定
の速度にて往復スライド駆動されるので、噴射される加
圧洗浄液の噴射位置は第5図(ロ)の点線で示す軌跡
(A3)を描いて行く(#1)。
持台(2)が逆方向に90゜回転させられ(#4)、次は
前述の第2速度(V2)よりも高速の第3速度(V3)に
て、搬送台(3)がドア(9)側から反対側まで送られ
て行く。この間、前述と同様に噴射ノズル(7)が一定
の速度にて往復スライド駆動されるので、噴射される加
圧洗浄液の噴射位置は第5図(ロ)の点線で示す軌跡
(A3)を描いて行く(#1)。
そして、被洗浄物(W)が反対側の端部に達すると支
持台(2)が90゜回転させられ(#2)、同じ第3速度
(V3)にて搬送台(3)が逆方向のドア(9)側まで送
られて行く(#3)。この間、前述と同様に噴射ノズル
(7)が一定の速度にて往復スライド駆動されるので、
噴射される加圧洗浄液の噴射位置は第5図(ロ)の点線
で示す軌跡(A3)上を逆方向に移動して行くのである。
持台(2)が90゜回転させられ(#2)、同じ第3速度
(V3)にて搬送台(3)が逆方向のドア(9)側まで送
られて行く(#3)。この間、前述と同様に噴射ノズル
(7)が一定の速度にて往復スライド駆動されるので、
噴射される加圧洗浄液の噴射位置は第5図(ロ)の点線
で示す軌跡(A3)上を逆方向に移動して行くのである。
以上のように3往復による洗浄が終了すると(#
5)、第7図に示す流路切換弁(17)が切り換え操作さ
れて(#7)、上下左右の4組の噴射ノズル(7)から
圧搾空気が噴射される状態となる。この状態にて、前述
の第3速度(V3)で搬送台(3)が反対側に送られ90゜
回転させられて、ドア(9)側まで戻ってくる。この間
において、噴射ノズル(7)からの圧搾空気により被洗
浄物(W)に付いている洗浄液が落とされるのである。
5)、第7図に示す流路切換弁(17)が切り換え操作さ
れて(#7)、上下左右の4組の噴射ノズル(7)から
圧搾空気が噴射される状態となる。この状態にて、前述
の第3速度(V3)で搬送台(3)が反対側に送られ90゜
回転させられて、ドア(9)側まで戻ってくる。この間
において、噴射ノズル(7)からの圧搾空気により被洗
浄物(W)に付いている洗浄液が落とされるのである。
以上の構成では一つの噴射ノズル(7)から加圧洗浄
液と圧搾空気を噴射しており、次にこの回路系について
説明する。第7図に示すようにポンプ(18)からの加圧
洗浄液が、電磁操作式の流路切換弁(17)から流路(1
9),(20)を介して上下に配置される噴射ノズル
(7)に並列的に供給されると共に、流路(21)を介し
て左右に配置される噴射ノズル(7)に並列的に供給さ
れている。
液と圧搾空気を噴射しており、次にこの回路系について
説明する。第7図に示すようにポンプ(18)からの加圧
洗浄液が、電磁操作式の流路切換弁(17)から流路(1
9),(20)を介して上下に配置される噴射ノズル
(7)に並列的に供給されると共に、流路(21)を介し
て左右に配置される噴射ノズル(7)に並列的に供給さ
れている。
そして、コンプレッサー(22)からの圧搾空気が切換
弁(23)を介してドア(9)スライド駆動用の空気シリ
ンダ(24)に、切換弁(25),(26),(27)を介して
各噴射ノズル(7)スライド駆動用の空気シリンダ
(8)に並列的に供給されれいる。又切換弁(28)を介
して支持台(2)回転駆動用の円筒部材(11)にも圧搾
空気が供給されている。
弁(23)を介してドア(9)スライド駆動用の空気シリ
ンダ(24)に、切換弁(25),(26),(27)を介して
各噴射ノズル(7)スライド駆動用の空気シリンダ
(8)に並列的に供給されれいる。又切換弁(28)を介
して支持台(2)回転駆動用の円筒部材(11)にも圧搾
空気が供給されている。
第8図の#1,#2,#3,#4の洗浄行程では第7図の切
換弁(29)は第7図に示す閉位置にあり、ポンプ(18)
からの加圧洗浄液が各噴射ノズル(7)に供給され、コ
ンプレッサー(22)からの圧搾空気が各空気シリンダ
(8)等に供給されている。
換弁(29)は第7図に示す閉位置にあり、ポンプ(18)
からの加圧洗浄液が各噴射ノズル(7)に供給され、コ
ンプレッサー(22)からの圧搾空気が各空気シリンダ
(8)等に供給されている。
そして、第8図の#6,#7に入ると切換弁(29)が連
通状態に切換操作されると共に、流路切換弁(17)がポ
ンプ(18)側を遮断しコンプレッサー(22)からの圧搾
空気を流路(19)等に流す状態に切換操作される。これ
により、コンプレッサー(22)からの圧搾空気が流路切
換弁(17)及び流路(19),(20),(21)を介して、
各噴射ノズル(7)に供給され、この圧搾空気により被
洗浄物(W)に付いている洗浄液が落とされるのであ
る。
通状態に切換操作されると共に、流路切換弁(17)がポ
ンプ(18)側を遮断しコンプレッサー(22)からの圧搾
空気を流路(19)等に流す状態に切換操作される。これ
により、コンプレッサー(22)からの圧搾空気が流路切
換弁(17)及び流路(19),(20),(21)を介して、
各噴射ノズル(7)に供給され、この圧搾空気により被
洗浄物(W)に付いている洗浄液が落とされるのであ
る。
次に、被洗浄物(W)に噴射された洗浄液の回収につ
いて説明する。第1図及び第6図に示すように、洗浄装
置の下部に設けられた案内板(30)から回収された使用
済みの洗浄液は、先ず第1回収装置(31)に送り込まれ
る。この第1回収装置(31)では第6図に示すように、
傾斜した案内板(32)の下側を複数組のマグネットロー
ラー(33)が紙面時計方向に回転駆動されており、比較
的大きな切り屑が、マグネットローラー(33)の回転作
用にて案内板(32)上に沿って持ち上げられて行き回収
される。
いて説明する。第1図及び第6図に示すように、洗浄装
置の下部に設けられた案内板(30)から回収された使用
済みの洗浄液は、先ず第1回収装置(31)に送り込まれ
る。この第1回収装置(31)では第6図に示すように、
傾斜した案内板(32)の下側を複数組のマグネットロー
ラー(33)が紙面時計方向に回転駆動されており、比較
的大きな切り屑が、マグネットローラー(33)の回転作
用にて案内板(32)上に沿って持ち上げられて行き回収
される。
第1回収装置(31)から出てきた洗浄液は、次に第2
回収装置(34)に送り込まれる。この第2回収装置(3
4)は、漏斗状部材(35)の下側に巻き式のフィルター
(36)が配置されて構成されており、洗浄液から細かい
切り屑がフィルター(36)にて回収される。浮き式のセ
ンサー(37)により漏斗状部材(35)内の液面が所定の
高さにまで達したことが検出されると、漏斗状部材(3
5)の部分のフィルター(36)に目詰まりが生じてきた
と判断されて、新しいフィルター(36)の面が漏斗状部
材(35)の部分に来るように、ローラー(38)によりフ
ィルター(36)が送り込まれる。
回収装置(34)に送り込まれる。この第2回収装置(3
4)は、漏斗状部材(35)の下側に巻き式のフィルター
(36)が配置されて構成されており、洗浄液から細かい
切り屑がフィルター(36)にて回収される。浮き式のセ
ンサー(37)により漏斗状部材(35)内の液面が所定の
高さにまで達したことが検出されると、漏斗状部材(3
5)の部分のフィルター(36)に目詰まりが生じてきた
と判断されて、新しいフィルター(36)の面が漏斗状部
材(35)の部分に来るように、ローラー(38)によりフ
ィルター(36)が送り込まれる。
そして、第2回収装置(34)から出てきた洗浄液は油
水分離装置(39)に送り込まれ、油分が分離されて回収
されるのである。
水分離装置(39)に送り込まれ、油分が分離されて回収
されるのである。
以上の実施例においては、被洗浄物(W)の送り速度
を順次高速に変速していったが、これを順次低速に変速
していってもよく、高速状態と低速状態が交互に現出す
るように構成してもよい。
を順次高速に変速していったが、これを順次低速に変速
していってもよく、高速状態と低速状態が交互に現出す
るように構成してもよい。
これに対して、被洗浄物(W)の一定の速度にて往復
送り駆動すると共に、全噴射ノズル(7)又は一部の噴
射ノズル(7)の往復送り速度を前述のように変化させ
てもよい。
送り駆動すると共に、全噴射ノズル(7)又は一部の噴
射ノズル(7)の往復送り速度を前述のように変化させ
てもよい。
尚、特許請求の範囲の項に図面との参照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
図面は本発明に係る機械加工品用の洗浄装置の実施例を
示し、第1図は洗浄装置の縦断側面図、第2図は洗浄装
置の横断平面図、第3図は洗浄装置の噴射ノズル付近の
縦断正面図、第4図は支持台の回転構造を示す搬送台の
平面図、第5図(イ),(ロ)は洗浄液の噴射位置の通
る軌跡を示す図、第6図は使用済の洗浄液の各回収装置
を示す概略図、第7図は洗浄液と圧搾空気の供給系を示
す回路図、第8図は洗浄行程を示すフローチャートであ
る。 (5)……第1送り機構、(7)……噴射ノズル、
(8)……第2送り機構、(W)……被洗浄物。
示し、第1図は洗浄装置の縦断側面図、第2図は洗浄装
置の横断平面図、第3図は洗浄装置の噴射ノズル付近の
縦断正面図、第4図は支持台の回転構造を示す搬送台の
平面図、第5図(イ),(ロ)は洗浄液の噴射位置の通
る軌跡を示す図、第6図は使用済の洗浄液の各回収装置
を示す概略図、第7図は洗浄液と圧搾空気の供給系を示
す回路図、第8図は洗浄行程を示すフローチャートであ
る。 (5)……第1送り機構、(7)……噴射ノズル、
(8)……第2送り機構、(W)……被洗浄物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永山 勇一 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ堺製造所内 (72)発明者 森鼻 雅彦 大阪府南河内郡美原町木材通4丁目15番 5号 クボタ精機株式会社内 (72)発明者 武本 章義 大阪府南河内郡美原町木材通4丁目15番 5号 クボタ精機株式会社内 (72)発明者 田中 秀典 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ堺製造所内 (72)発明者 西岡 敏明 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ堺製造所内 (56)参考文献 特開 昭64−76724(JP,A) 特開 昭55−101370(JP,A) 特開 平3−123681(JP,A) 特開 昭61−138579(JP,A) 実開 昭55−162980(JP,U) 実開 昭53−67363(JP,U) 実開 昭56−98379(JP,U) 実開 昭54−24973(JP,U) 特公 昭52−45544(JP,B2) 実公 昭48−37078(JP,Y1) 実公 昭48−36756(JP,Y1) 実公 平4−17269(JP,Y2) 実公 平2−7931(JP,Y2) 実公 昭61−27656(JP,Y2) 実公 昭50−16810(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】被洗浄物(W)を所定のストロークにて往
復送り駆動する第1送り機構(5)と、前記被洗浄物
(W)に対して洗浄液を噴射する噴射ノズル(7)を、
前記被洗浄物(W)の移動軌跡と交差する方向に往復送
り駆動する第2送り機構(8)とを備えると共に、前記
被洗浄物(W)の1回の送り行程での前記第1又は第2
送り機構(5),(8)の送り速度を、前回の行程での
送り速度よりも高速側又は低速側に変更操作する制御手
段を備えている機械加工品用の洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2331993A JP2566060B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 機械加工品用の洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2331993A JP2566060B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 機械加工品用の洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04197477A JPH04197477A (ja) | 1992-07-17 |
JP2566060B2 true JP2566060B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=18249943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2331993A Expired - Lifetime JP2566060B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 機械加工品用の洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2566060B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2733886B2 (ja) | 1992-08-28 | 1998-03-30 | 新日本製鐵株式会社 | 自動洗浄装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7022237B1 (ja) * | 2021-04-15 | 2022-02-17 | Dmg森精機株式会社 | 工作機械の切屑除去装置および切屑除去方法 |
-
1990
- 1990-11-28 JP JP2331993A patent/JP2566060B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2733886B2 (ja) | 1992-08-28 | 1998-03-30 | 新日本製鐵株式会社 | 自動洗浄装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04197477A (ja) | 1992-07-17 |
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